JP2017135166A - 接合システム - Google Patents

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田村 武
Takeshi Tamura
武 田村
昭徳 宮原
Akinori Miyahara
昭徳 宮原
義広 川口
Yoshihiro Kawaguchi
義広 川口
殖也 北山
Masunari Kitayama
殖也 北山
克宏 飯野
Katsuhiro Iino
克宏 飯野
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Abstract

【課題】接着テープを介した被処理基板と支持基板の接合処理を効率よく行い、当該接合処理のスループットを向上させる。【解決手段】接合システム1は、被処理基板W、支持基板S及び重合基板Tに所定の処理を行う処理ステーション3と、被処理基板W、支持基板S又は重合基板Tをそれぞれ複数保有可能で、且つ被処理基板W、支持基板S又は重合基板Tを処理ステーション3に対して搬入出する搬入出ステーション2と、を有する。支持基板Sは紫外線を透過する材料からなる。処理ステーション3は、接着テープを介して被処理基板Wと支持基板Sを接合する接合装置40と、重合基板Tの表裏面を反転させる反転装置41と、重合基板Tに紫外線を照射する紫外線処理装置42と、被処理基板W、支持基板S又は重合基板Tを搬送する第2の基板搬送装置61が設けられた第2の基板搬送装置60と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、接着テープを介して被処理基板と支持基板を接合する接合システムに関する。
近年、例えば半導体デバイスの製造工程において、シリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体基板の大口径化及び薄化が進んでいる。このような大口径で薄い半導体基板(以下、被処理基板という。)は、搬送時や研磨処理時に反りや割れが生じるおそれがある。このため、被処理基板に支持基板を貼り合わせることによって、被処理基板を補強することが行われている。
例えば特許文献1には、接着テープを介して被処理基板(ウェハ)と支持基板(ガラス板)を接合することが開示されている。そして、このように被処理基板と支持基板を接合した後、支持基板側から接着テープに向けて紫外線を照射し、接着テープの接着性を向上させている。
特開2015−149433号公報
しかしながら、特許文献1に記載された基板の接合と、接着テープへの紫外線の照射は、別個の装置で行う必要があるが、特許文献1では、かかる一連の接合処理を効率よく行うことは全く考慮されていなかった。このため、接合処理のスループットに改善の余地があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、接着テープを介した被処理基板と支持基板の接合処理を効率よく行い、当該接合処理のスループットを向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、接着テープを介して被処理基板と支持基板を接合する接合システムであって、前記被処理基板、前記支持基板、及び前記被処理基板と前記支持基板が接合された重合基板に所定の処理を行う処理ステーションと、前記被処理基板、前記支持基板又は前記重合基板をそれぞれ複数保有可能で、且つ前記被処理基板、前記支持基板又は前記重合基板を前記処理ステーションに対して搬入出する搬入出ステーションと、を有し、前記支持基板は紫外線を透過する材料からなり、前記処理ステーションは、前記接着テープを介して前記被処理基板と前記支持基板を接合する接合装置と、前記重合基板の表裏面を反転させる反転装置と、前記重合基板に対し、前記支持基板側から前記接着テープに向けて紫外線を照射する紫外線処理装置と、前記接合装置、前記反転装置及び前記紫外線処理装置に対して、前記被処理基板、前記支持基板又は前記重合基板を搬送する搬送装置が設けられた搬送領域と、を有することを特徴としている。
本発明の接合システムによれば、例えば接合前の支持基板に接着テープが貼り付けられている場合、接合装置において支持基板を被処理基板の下方に配置した状態で、被処理基板と支持基板が接合される。その後、反転装置にて重合基板の表裏面が反転され、すなわち支持基板を被処理基板の上方に配置し、さらに紫外線処理装置において重合基板の支持基板側から接着テープに向けて紫外線が照射される。
一方、例えば接合前の被処理基板に接着テープが貼り付けられている場合、接合装置において被処理基板を支持基板の下方に配置した状態で、被処理基板と支持基板が接合される。その後、紫外線処理装置において重合基板の支持基板側から接着テープに向けて紫外線が照射される。すなわち、反転装置における重合基板の反転が省略される。
いずれの場合でも、本発明によれば、一の接合システム内で、被処理基板と支持基板の接合から重合基板の紫外線処理までの一連の接合処理を効率よく行うことができる。また、接合装置において被処理基板と支持基板を接合する間に、紫外線処理装置において別の重合基板に紫外線処理を行うこともできる。したがって、被処理基板と支持基板の接合処理を効率よく行い、接合処理のスループットを向上させることができる。
また、搬入出ステーションは複数の被処理基板、複数の支持基板又は複数の重合基板を保有可能であるので、搬入出ステーションから処理ステーションに被処理基板と支持基板を連続的に搬送して当該処理ステーションで連続的な処理を行うことができる。したがって、接合処理のスループットをさらに向上させることができる。
前記反転装置は、前記紫外線処理装置で紫外線処理が行われる前の前記重合基板の表裏面を反転させる第1の反転装置と、前記紫外線処理装置で紫外線処理が行われた後の前記重合基板の表裏面を反転させる第2の反転装置と、を含んでいてもよい。
前記接合装置内の圧力、前記反転装置内の圧力及び前記紫外線処理装置内の圧力は、それぞれ前記搬送領域内の圧力に対して陰圧であってもよい。
本発明によれば、接着テープを介した被処理基板と支持基板の接合処理を効率よく行い、当該接合処理のスループットを向上させることができる。
本実施形態にかかる接合システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施形態にかかる接合システムの内部構成の概略を示す側面図である。 被処理基板と支持基板の側面図である。 接合システム内に生じる気流の説明図である。 接合処理の主な工程を示すフローチャートである。 他の実施形態にかかる接合システムの構成の概略を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.接合システムの構成>
先ず、本実施形態に係る接合システムの構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、接合システムの構成の概略を示す平面図である。図2は、接合システムの内部構成の概略を示す側面図である。図3は、被処理基板と支持基板の側面図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
以下では、図3に示すように、被処理基板Wの板面のうち、接着テープPを介して支持基板Sと接合される側の板面を「接合面Wj」といい、接合面Wjとは反対側の板面を「非接合面Wn」という。また、支持基板Sの板面のうち、接着テープPを介して被処理基板Wと接合される側の板面を「接合面Sj」といい、接合面Sjとは反対側の板面を「非接合面Sn」という。
被処理基板Wは、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体基板に複数の電子回路(デバイス)が形成された基板であり、電子回路が形成される側の板面を接合面Wjとしている。かかる被処理基板Wは、支持基板Sとの接合後、非接合面Wnが研磨処理されることによって薄化される。なお、本実施形態において、被処理基板Wの直径は例えば300mmである。
支持基板Sは、被処理基板Wと略同径の基板であり、被処理基板Wを支持する。支持基板Sとしては、例えばガラス基板などを用いることができる。なお、支持基板Sは、紫外線を透過する材料からなるものであれば特に限定されず、例えば石英板やサファイヤ板などを用いてもよい、
接着テープPは、その表面と裏面の両面に接着剤が付着したテープであり、被処理基板Wと支持基板Sを接着して接合する。なお、上記接着剤には、紫外線によって硬化する材料が用いられる。
接合システム1は、図1に示すように例えば外部との間で複数の被処理基板W、複数の支持基板S、複数の重合基板Tをそれぞれ収容可能なカセットCw、Cs、Ctが搬入出される搬入出ステーション2と、被処理基板W、支持基板S、重合基板Tに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば5つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、Y軸方向(図1中の上下方向)に一列に並べて配置されている。これらのカセット載置板11には、接合システム1の外部に対してカセットCw、Cs、Ctを搬入出する際に、カセットCw、Cs、Ctを載置することができる。このように搬入出ステーション2は、複数の被処理基板W、複数の支持基板S、複数の重合基板Tを保有可能に構成されている。
なお、カセット載置板11の個数は、本実施形態に限定されず、任意に設定することができる。また、カセットの1つを不具合基板の回収用として用いてもよい。すなわち、種々の要因で被処理基板Wと支持基板Sとの接合に不具合が生じた基板を、他の正常な重合基板Tと分離することができるカセットである。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10に隣接して第1の基板搬送領域20が設けられている。第1の基板搬送領域20には、Y軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在な第1の基板搬送装置22が設けられている。第1の基板搬送装置22は、鉛直方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板11上のカセットCw、Cs、Ctと、後述する処理ステーション3の第3の処理ブロックG3のトランジション装置50、51との間で被処理基板W、支持基板S、重合基板Tを搬送できる。なお、第1の基板搬送領域20の内部には、ダウンフローと呼ばれる鉛直下方向に向かう気流を発生させている。そして、第1の基板搬送領域20の内部の雰囲気は、排気口(図示せず)から排気される。したがって、第1の基板搬送領域20内の圧力は大気圧以上であり、当該第1の基板搬送領域20において、被処理基板W、支持基板S、重合基板Tのいわゆる大気系の搬送が行われる。
処理ステーション3には、各種処理装置を備えた複数例えば3つの処理ブロックG1、G2、G3が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1中のY軸負方向側)には、第1の処理ブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1中のY軸正方向側)には、第2の処理ブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3の搬入出ステーション2側(図1中のX軸負方向側)には、第3の処理ブロックG3が設けられている。
例えば第1の処理ブロックG1には、支持基板Sに接着テープPを貼り付ける貼付装置30と、支持基板Sに接着テープPが適切に貼り付けられているか否かを検査する検査装置31とが、搬入出ステーション2側からこの順でX軸正方向に並べて配置されている。なお、貼付装置30と検査装置31には、それぞれ一般的な装置を用いることができる。また、これら貼付装置30と検査装置31は一体に形成されていてもよい。
例えば第2の処理ブロックG2には、図2に示すように接着テープPを介して被処理基板Wと支持基板Sを接合する接合装置40と、重合基板Tの表裏面を反転させる反転装置41と、重合基板Tに紫外線を照射する紫外線処理装置42とが、配置されている。反転装置41と紫外線処理装置42は下からこの順で2段に設けられ、さらにこれら反転装置41と紫外線処理装置42よりX軸正方向側に接合装置40が配置されている。
接合装置40では、真空雰囲気において、接着テープPが貼り付けられた支持基板Sを被処理基板Wの下方に配置した状態で、被処理基板Wと支持基板Sを押圧して接合する。また、接合装置40では接合前に、被処理基板Wと支持基板Sの水平方向の向きを調整し、さらに被処理基板Wの表裏面を反転させる。
紫外線処理装置42では、複数のLED(発光ダイオード)から、例えば100mW/cmの高出力で例えば405nm波長帯の紫外線を重合基板Tに照射する。より具体的には、支持基板S側から接着テープPに向けて紫外線を照射して、接着テープPの接着剤を硬化させ、当該接着テープPの接着性を向上させる。なお、405nm波長帯の紫外線とは、例えば380nm〜440nmの範囲の波長であってピーク波長が405nmである紫外線をいう。
例えば第3の処理ブロックG3には、被処理基板W、支持基板S、重合基板Tのトランジション装置50、51が下からこの順で2段に設けられている。なお、第3の処理ブロックG3には他に、接合前の被処理基板W、支持基板Sの識別番号を読み取って、被処理基板W、支持基板Sを識別する基板識別装置(図示せず)や、被処理基板W、支持基板S、重合基板Tのバッファ装置(図示せず)が設けられていてもよい。
図1に示すように第1の処理ブロックG1〜第3の処理ブロックG3に囲まれた領域には、第2の基板搬送領域60が形成されている。第2の基板搬送領域60には、例えば第2の基板搬送装置61が配置されている。なお、第2の基板搬送領域60の内部には、ダウンフローと呼ばれる鉛直下方向に向かう気流を発生させている。そして、第2の基板搬送領域60の内部の雰囲気は、排気口(図示せず)から排気される。したがって、第2の基板搬送領域60内の圧力は大気圧以上であり、当該第2の基板搬送領域60において、被処理基板W、支持基板S、重合基板Tのいわゆる大気系の搬送が行われる。
第2の基板搬送装置61は、例えば鉛直方向、水平方向(X軸方向、Y軸方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。第2の基板搬送装置61は、第2の基板搬送領域60内を移動し、周囲の第1の処理ブロックG1、第2の処理ブロックG2及び第3の処理ブロックG3内の所定の装置に被処理基板W、支持基板S、重合基板Tを搬送できる。
以上の接合システム1には、図1に示すように制御部70が設けられている。制御部70は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、接合システム1における被処理基板W、支持基板S、重合基板Tの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、接合システム1における後述の接合処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部70にインストールされたものであってもよい。
<2.接合システム内の気流>
次に、以上のように構成された接合システム1において被処理基板Wと支持基板Sの接合処理を行う際、当該接合システム1内に生じる気流について図4に基づいて説明する。なお、図4中の矢印は気流の方向を示している。
接合システム1では、搬入出ステーション2の第1の基板搬送領域20内の圧力の内部、処理ステーション3の処理ブロックG1〜G3の各装置内の圧力、第2の基板搬送領域60内の圧力は、それぞれ接合システム1の外部の大気圧より陽圧になっている。
また、これら第1の基板搬送領域20、処理ブロックG1〜G3の各装置、第2の基板搬送領域60内の雰囲気は外部に排気されるようになっており、接合システム1内の雰囲気はすべて外部に排気される。したがって、接合システム1内の雰囲気中にパーティクルが存在するのを抑制することができる。
さらに、処理ステーション3では、第2の基板搬送領域60内の圧力が最も高圧になる。すなわち、貼付装置30内の圧力、検査装置31内の圧力、接合装置40内の圧力、反転装置41内の圧力、紫外線処理装置42内の圧力は、それぞれ第2の基板搬送領域60内の圧力に対して陰圧になっている。したがって、各装置30、31、40、41、42の開閉シャッタ(図示せず)を開けると、第2の基板搬送領域60から当該各装置30、31、40、41、42に向かう気流が生じる。
かかる場合、各装置30、31、40、41、42で発生するパーティクルなどが、第2の基板搬送領域60に流入しない。したがって、第2の基板搬送領域60内で搬送されている被処理基板W、支持基板S、重合基板Tにパーティクルが付着するのを抑制できる。特に処理ステーションにおけるすべての処理が終了した重合基板Tにパーティクルが付着するのを抑制できるので、製品での歩留まりを向上させることができる。
<3.接合システムの動作>
次に、以上のように構成された接合システム1を用いて行われる被処理基板Wと支持基板Sの接合処理方法について説明する。図5は、かかる接合処理の主な工程の例を示すフローチャートである。
先ず、複数枚の被処理基板Wを収容したカセットCw、複数枚の支持基板Sを収容したカセットCs、及び空のカセットCtが、搬入出ステーション2の所定のカセット載置板11に載置される。その後、第1の基板搬送装置22によりカセットCs内の支持基板Sが取り出され、処理ステーション3の第3の処理ブロックG3のトランジション装置50に搬送される。このとき、支持基板Sは、その接合面Sjが上方を向いた状態で搬送される。
次に支持基板Sは、第2の基板搬送装置61によって貼付装置30に搬送される。貼付装置30では、支持基板Sに対し、非接合面Snが保持された状態で、接合面Sjに接着テープPが貼り付けられる(図5の工程A1)。
次に支持基板Sは、第2の基板搬送装置61によって検査装置31に搬送される。検査装置31では、支持基板Sに接着テープPが適切に貼り付けられているか否かが検査される(図5の工程A2)。具体的には、支持基板Sの端部における接着テープPの状態が検査される。
工程A2において接着テープPが貼り付けられていないと判断された場合、支持基板Sは、第2の基板搬送装置61によってトランジション装置51に搬送され、さらに第1の基板搬送装置22によって所定のカセット載置板11のカセットCsに搬送される。そして、重合基板Tは搬入出ステーション2から外部に搬出されて回収される。一方、工程A2において接着テープPが貼り付けられていると判断された場合、支持基板Sは、第2の基板搬送装置61によって接合装置40に搬送される。
接合装置40では、支持基板Sのノッチ部の位置を調整して、当該支持基板Sの水平方向の向きが調整される。そして支持基板Sは、接合面Sjが上方を向いた状態、すなわち接着テープPが上方を向いた状態で待機する。
支持基板Sに上述した工程A1〜A2の処理が行われている間、当該支持基板Sに続いて被処理基板Wの処理が行われる。被処理基板Wは、第1の基板搬送装置22によって搬入出ステーション2のカセットCwからトランジション装置50に搬送され、さらに第2の基板搬送装置61によって接合装置40に搬送される。このとき、被処理基板Wは、その接合面Wjが上方を向いた状態で搬送される。
接合装置40では、被処理基板Wのノッチ部の位置を調整して、当該被処理基板Wの水平方向の向きが調整される。水平方向の向きが調整された被処理基板Wは、その表裏面が反転される(図5の工程A3)。そして被処理基板Wは、接合面Wjが下方を向いた状態で待機する。
その後、接合装置40では、上方に配置された被処理基板Wと下方に配置された支持基板Sとの水平方向の相対位置を調整した後、処理雰囲気を真空引きする。そして、真空雰囲気において、被処理基板Wと支持基板Sを押圧して接合する(図5の工程A4)。なお、真空雰囲気に維持されているため、被処理基板Wと支持基板Sを当接させても、当該被処理基板Wと支持基板Sとの間におけるボイドの発生を抑制することができる。また、被処理基板Wと支持基板Sを押圧する圧力は、接着テープPの種類や被処理基板W上のデバイスの種類等に応じて設定される。
次に被処理基板Wと支持基板Sが接合された重合基板Tは、第2の基板搬送装置61によって反転装置41に搬送される。反転装置41では、重合基板Tの表裏面が反転され、重合基板Tのうち支持基板Sが上方に向けられる(図5の工程A5)。
次に重合基板Tは、第2の基板搬送装置61によって紫外線処理装置42に搬送される。紫外線処理装置42では、重合基板Tの上方に設けられた複数のLEDから例えば405nm波長帯の紫外線を重合基板Tに照射する(図5の工程A6)。紫外線は支持基板Sを透過して接着テープPに照射され、当該接着テープPの接着剤が硬化する。こうして、接着テープPの接着性が向上する。
次に重合基板Tは、第2の基板搬送装置61によってトランジション装置51に搬送され、その後搬入出ステーション2の第1の基板搬送装置22によって所定のカセット載置板11のカセットCtに搬送される。こうして、一連の被処理基板Wと支持基板Sの接合処理が終了する。
以上の実施形態によれば、一の接合システム1の内部で、工程A1〜A6が行われ、すなわち支持基板Sへの接着テープPの貼り付けから、被処理基板Wと支持基板Sの接合、重合基板Tの紫外線処理までの一連の接合処理を効率よく行うことができる。また、貼付装置30における支持基板Sへの接着テープPの貼り付け、接合装置40における被処理基板Wと支持基板Sの接合、紫外線処理装置における重合基板Tの紫外線処理を、異なる基板に対して並行して行うことができる。したがって、被処理基板Wと支持基板Sの接合処理を効率よく行い、接合処理のスループットを向上させることができる。
また、搬入出ステーション2は複数の被処理基板W、複数の支持基板S又は複数の重合基板Tを保有可能であるので、搬入出ステーション2から処理ステーション3に被処理基板Wと支持基板Sを連続的に搬送して当該処理ステーション3で連続的な処理を行うことができる。このため、接合処理のスループットをさらに向上させることができる。
なお、以上の実施形態では、接合前の支持基板Sに接着テープPを貼り付ける場合について説明したが、接合前の被処理基板Wに接着テープPを貼り付けてもよい。かかる場合、被処理基板Wに対して工程A1〜A2が行われ、支持基板Sに対して工程A3が行われる。その後、工程A4では、接合装置40において被処理基板Wを支持基板Sの下方に配置した状態で、被処理基板Wと支持基板Sが接合される。その後、工程A6において、紫外線処理装置42で重合基板Tの支持基板S側から接着テープPに向けて紫外線が照射される。このように被処理基板Wに接着テープPを貼り付ける場合は、工程A5の反転装置における重合基板Tの反転が省略される。
<4.他の実施形態>
次に、本発明の他の実施形態について説明する。以上の接合システム1において、処理ステーション3の各装置の配置や数は任意に設定することができる。
例えば接合システム1において、貼付装置30と検査装置31を省略してもよい。かかる場合、上述した工程A1〜A2は接合システム1の外部で行われ、接合システム1に搬送される支持基板Sには、予め接着テープPが貼り付けられる。そして、上述した工程A3〜A6が行われる。
このように貼付装置30と検査装置31を省略しても、上記実施形態の効果と同様の効果を享受することができる。すなわち、一の接合システム1の内部で、被処理基板Wと支持基板Sの接合から重合基板Tの紫外線処理までの一連の接合処理を効率よく行うことができる。また、接合装置40において被処理基板Wと支持基板Sを接合する間に、紫外線処理装置42において別の重合基板Tに紫外線処理を行うこともできる。したがって、被処理基板Wと支持基板Sの接合処理を効率よく行い、接合処理のスループットを向上させることができる。
また、例えば図6に示すように接合システム1には、接合装置40が2つ設けられていてもよい。2つの接合装置40、40は、例えば第2の処理ブロックG2の反転装置41と紫外線処理装置42よりX軸正方向側において、X軸方向に並べて配置される。かかる場合、2つの接合装置40において、工程A4における被処理基板Wと支持基板Sの接合を並行して行うことができるので、接合処理のスループットをさらに向上させることができる。
また、例えば図6に示すように接合システム1には、紫外線処理が行われた後の重合基板Tの表裏面を反転させる反転装置80がさらに設けられていてもよい。反転装置80は、例えば第1の処理ブロックG1において、貼付装置30よりX軸負方向側に配置される。なお、反転装置41が本発明の第1の反転装置を構成し、反転装置80が本発明の第2の反転装置を構成する。
かかる場合、上述した工程A6で紫外線処理が行われた重合基板Tは、第2の基板搬送装置61によって反転装置80に搬送される。反転装置80では、重合基板Tの表裏面が反転され、重合基板Tのうち被処理基板Wが上方に向けられる。この状態で重合基板Tは、搬入出ステーション2の所定のカセット載置板11のカセットCtに搬送される。
接合システム1から搬出される重合基板Tの表裏面の向きは、その後の重合基板Tの搬送や重合基板Tに行われる後続の処理などに応じて設定される。上述したように2つの反転装置41、80を設けることで、重合基板Tの表裏面の向きを自在に調整することができ、接合処理の自由度が向上する。しかも、反転装置41では紫外線処理前の重合基板Tの表裏面を反転させ、反転装置80では紫外線処理後の重合基板Tの表裏面を反転させており、このように反転装置41、80で行われる処理を分けているので、接合処理のスループットをさらに向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 接合システム
2 搬入出ステーション
3 処理ステーション
30 貼付装置
31 検査装置
40 接合装置
41 反転装置
42 紫外線処理装置
60 第2の基板搬送領域
61 第2の基板搬送装置
70 制御部
80 反転装置
P 接着テープ
S 支持基板
T 重合基板
W 被処理基板

Claims (3)

  1. 接着テープを介して被処理基板と支持基板を接合する接合システムであって、
    前記被処理基板、前記支持基板、及び前記被処理基板と前記支持基板が接合された重合基板に所定の処理を行う処理ステーションと、
    前記被処理基板、前記支持基板又は前記重合基板をそれぞれ複数保有可能で、且つ前記被処理基板、前記支持基板又は前記重合基板を前記処理ステーションに対して搬入出する搬入出ステーションと、を有し、
    前記支持基板は紫外線を透過する材料からなり、
    前記処理ステーションは、
    前記接着テープを介して前記被処理基板と前記支持基板を接合する接合装置と、
    前記重合基板の表裏面を反転させる反転装置と、
    前記重合基板に対し、前記支持基板側から前記接着テープに向けて紫外線を照射する紫外線処理装置と、
    前記接合装置、前記反転装置及び前記紫外線処理装置に対して、前記被処理基板、前記支持基板又は前記重合基板を搬送する搬送装置が設けられた搬送領域と、を有することを特徴とする、接合システム。
  2. 前記反転装置は、
    前記紫外線処理装置で紫外線処理が行われる前の前記重合基板の表裏面を反転させる第1の反転装置と、
    前記紫外線処理装置で紫外線処理が行われた後の前記重合基板の表裏面を反転させる第2の反転装置と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の接合システム。
  3. 前記接合装置内の圧力、前記反転装置内の圧力及び前記紫外線処理装置内の圧力は、それぞれ前記搬送領域内の圧力に対して陰圧であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接合システム。
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