JP2017133802A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 扉に大形の表示装置を備えた場合であっても、表示装置やその基板を十分に冷却可能で、かつ扉内部を保護可能な冷蔵庫を提供する。【解決手段】 筐体と、筐体に開閉自在に取り付けられ扉と、記扉に設置された表示装置と、扉の側面カバー部10に設けられた通気口20と、を備え、通気口20の下側に液体を貯留可能な貯留部24を有する冷蔵庫を提供する。【選択図】図7

Description

本発明は、表示装置を備えた冷蔵庫に関する。
扉に表示装置を備えた冷蔵庫が知られている。その中には、表示装置やその基板からの発熱に対処するため、表示装置やその基板からの熱を吸収する部材を扉の中に備えた冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−206318号公報
扉に備えられる表示装置の大きさが大きくなるにつれて、表示装置やその基板からの発熱量も増える。よって、表示装置が大きくなると、特許文献1に記載の熱を吸収する部材では、冷蔵庫の扉内部の温度を十分に抑えることができない可能性がある。一方、冷却強化のため、仮に、扉の内部に外気を取り入れる開口を設けたとすると、この開口を介して、水やダスト等が扉の内部に侵入して、扉の内部を劣化させたり損傷させたりする可能性がある。
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、扉に大形の表示装置を備えた場合であっても、表示装置やその基板を十分に冷却可能で、かつ扉内部を保護可能な冷蔵庫を提供することにある。
本発明は、筐体と、
前記筐体に開閉自在に取り付けられ扉と、
前記扉に設置された表示装置と、
前記扉の側面カバー部に設けられた通気口と、
を備え、
前記通気口の下側に液体を貯留可能な貯留部を有することを特徴とする。
本発明によれば、扉の側面カバー部に設けられた通気口により、扉の内部と外部との間で空気が流動できるので、大形の表示装置であっても、表示装置やその基板からの熱を十分に外部へ放熱することができる。通気口は、1つだけ設けられている場合も、複数設けられている場合もあり得る。
一方、通気口が設けられていると、空気だけでなく、水をはじめとする様々な液体が扉の内部に侵入する可能性がある。基本的に、水等の液体は空気よりも比重が大きいので、通気口の下側に流入する。本発明では、通気口の下側に液体を貯留可能な貯留部を有するので、この貯留部により液体が扉の内部に流入するのを防ぐことができる。また、この貯留部は、液体だけでなく、ダストをはじめとする空気よりも比重が大きい固体が、扉の内部に侵入するのを防ぐこともできる。
空気は、通気口の全領域から流入可能であり、通気口の下側に流入した空気も気流にのって上側へ流動することができる。よって、貯留部があっても、空気は通気口を介して、扉の外部から内部へ流入することができる。同様に、貯留部があっても、空気は通気口を介して、扉の内部から外部へ流出することができる。この場合であっても、貯留部により、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、通気口の下側に貯留部を有することにより、扉に大形の表示装置を備えた場合であっても、表示装置やその基板を十分に冷却可能で、かつ扉内部を保護可能な冷蔵庫を提供することができる。
また本発明は、前記通気口が、
前記側面カバー部の外面に設けられた第1の開口部と、
前記貯留部の上方に設けられた第2の開口部と、
を更に有し、
前記貯留部が、前記第1の開口部から流入した所定量の液体を貯留可能なことを特徴とする。
本発明によれば、貯留部により、第1の開口部から流入した液体を所定量貯留できるので、貯留部の貯留量を適切に選ぶことにより、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。一方、空気は、貯留部の上方に設けられた第2の開口を通って、扉の内部に流入することができる。同様に、空気は通気口を介して、扉の内部から外部へ流出することができる。この場合でも、貯留部により、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、貯留部及びその上部の第2の開口により、扉の内外における通気を実現するとともに、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
また本発明は、前記貯留部が、前記第1の開口から前記扉の内側に伸びて、前記第1の開口の下端から所定の高さまでの領域を覆う面部を有し、前記面部が存在しない上側の領域に前記第2の開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明では、貯留部が、第1の開口の下端から所定の高さまでの領域を覆う面部を有しているので、所定の高さを適切に選択することにより、扉の内外における通気を実現するとともに、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
また本発明は、前記扉の内部に冷却ファンを備え、前記冷却ファンの吸入側及び吐出側に、それぞれ前記通気口が設けられていることを特徴とする。
本発明では、冷却ファンの吸入側及び吐出側に、それぞれ通気口が設けられているので、効果的に表示装置やその基板からの熱を放熱するとともに、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
また本発明は、前記扉の底面カバー部に、前記扉の内部及び外部の間を気体が流動可能な開口を有することを特徴とする。
扉の底面カバー部の開口は下向きに開口しているので、液体の貯留部を有していなくても、基本的に、液体やダスト等が扉の中に入る可能性は低い。本発明では、扉の側面カバー部の通気口に加えて、底面カバー部の開口を介して、扉の内外での空気の流動が可能なので、表示装置やその基板からの熱を更に効果的に放熱することができる。
以上のように、本発明においては、扉に大形の表示装置を備えた場合であっても、表示装置やその基板を十分に冷却可能で、かつ扉内部を保護可能な冷蔵庫を提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫の外形を示す斜視図である。 本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫の扉の外形を示す斜視図である。 図2に示す扉の内部構造を示す分解斜視図である。 図3に示す扉の第1の側面カバー部の下側部分、特に複数の通気口を有する構造を拡大して示す斜視図である。 図3に示す扉の底面カバー部、特に複数の開口を有する構造示す斜視図である。 図4に示す本発明の1つの実施形態に係る通気口の構造を模式的に示す側面断面図である。 図6に示す通気口を含む、扉内部の冷却機構を模式的に示す扉の側面断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る通気口の構造を模式的に示す側面断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る通気口の構造を模式的に示す側面断面図である。
次に、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫の説明)
図1は、本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫の外形を示す斜視図である。はじめに、図1を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫2の概要を説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫2は、筐体4、及び筐体4に開閉自在に取り付けられた上下2つの扉6を備える。2つの扉6に、それぞれ表示装置8が取り付けられている。表示装置8は、その表示面が扉6の前面側に位置し、表示面の更に前面側にガラスカバーを配置することもできる。表示装置8の背面側には、表示装置8を制御するための基板が配置されている。上下の扉6のヒンジ側の側面に、第1の側面カバー部10が配置されている。
図2は、本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫2の扉部分6の外形を示す斜視図である。図2を参照しながら、扉6の外形を詳細に説明する。上下の扉は基本的に同様な構造を有するが、ここでは、上側の扉6を例にとって説明する。
扉6は、冷蔵室または冷凍室側に内パネル6aを備え、内パネル6aの四辺に4つの側面カバー部が連結されている。具体的には、扉6のヒンジ孔38側の側面に第1の側面カバー部10が設置される。下の側面に底面カバー部12が設置される。取手側の側面に第2の側面カバー部14が設置される。上の側面に上面カバー部16が設置される。後述するように、第1の側面カバー部10には、表示装置8やその基板50を冷却するため、複数の通気口20が設けられている。
図3は、図2に示す扉6の内部構造を示す分解斜視図である。次に、図3を参照しながら、扉6の内部構造を説明する。図3では、表示装置8が取り除かれて、表示装置8の背面側に配置された表示装置の基板50が視認可能な状態になっている。
扉6の内パネル6a及び中板6bが、所定の間隔を隔てて互いに対向するように配置されている。内パネル6a及び中板6bの間であって、四方を第1の側面カバー部10,底面カバー部12,第2の側面カバー部14及び上面カバー部16で囲まれた空間に断熱材が充填されている。
一方、中板6bよりも前側の底面カバー部12,第2の側面カバー部14及び上面カバー部16で囲まれた空間には、フレーム32で支持された表示装置8及び基板50が配置される。図3では、表示装置8が取り除かれた状態なので、フレーム32及び基板50が視認可能になっている。また、白抜き矢印で示すように、第1の側面カバー部10及び底面カバー部12が取り外された状態を示す。
基板50は発熱量が大きいので、扉6内部の冷却機構は、基板50を効果的に冷却できるようになっている。第1の側面カバー部10に複数の通気口20が備えられ、扉6の内外における空気の流動が可能になっている。同様に、底面側カバー部12にも、複数の開口30が備えられ、扉6の内外における空気の流動が可能になっている。フレーム32の側面の通気口20に対応する位置に複数の貫通穴36が設けられている。これら貫通穴36の内側に隣接して、上下に2個ずつ計4個の冷却ファン40が設置されている。基板50を効率よく冷却するため、冷却ファン40及び基板50の間を繋ぐように、整流板34が設置されている。この冷却機構については、図7を参照しながら、追って詳細に説明する。
図4は、図3に示す扉6の第1の側面カバー部10の下側部分、特に複数の通気口20を有する構造を拡大して示す斜視図である。図4(a)は、図3の矢印Aから見た第1の側面カバー部10の下側部分を外側から見た形状を示し、図4(a)は、図3の矢印Bから見た第1の側面カバー部10の下側部分を内側から見た形状を示す。
図4(a)に示すように、第1の側面カバー部10の表示装置8が配置される空間に対応するほぼ全領域に、複数の菱形の凹部を有する。複数の菱形の凹部のうちの一部の凹部は、扉6の内部と空気の流動を可能にする通気口20を構成する。図4(b)に示すように、複数の通気口20が円形に配置された領域が2箇所設けられている。同様に、第1の側面カバー部10の上側部分にも、複数の通気口20が円形に配置された領域が2箇所設けられている。これらの通気口20が円形に配置された領域のそれぞれに対応して、冷却ファン40が配置されている。図6を用いて追って詳細に説明するように、通気口20は、液体やダスト等が扉6の中に侵入するのを防ぐ構造を有する。
図5は、図3に示す扉6の底面カバー部12、特に複数の開口30を有する構造示す斜視図である。図5に示すように、底面カバー部12の表示装置8が配置される空間に対応するほぼ全領域に複数の開口30が設けられている。これらの開口30は下向きに開口しているので、基本的に、開口30を介して、液体やダスト等が扉6の内部に侵入する可能性は低い。詳細については、図7を用いて追って説明する。
(本発明の1つの実施形態に係る通気口の説明)
図6は、図4に示す本発明の1つの実施形態に係る通気口20の構造を模式的に示す側面断面図である。次に、図6を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る通気口20の構造について、詳細に説明する。扉6の第1の側面カバー部10に複数の通気口20が設けられている。各々の通気口20は、基本的に同様な構造を有している。
通気口20の下側に液体を貯留可能な貯留部24を有する。通気口20は、第1の側面カバー部10の外面に設けられた第1の開口部22と、貯留部24の上方に設けられた第2の開口部26とを有する。そして、貯留部24が、第1の開口部22から流入した所定量の液体を貯留可能になっている。
貯留部24は、第1の開口部22から扉6の内側に伸びて、第1の開口部22の下端から所定の高さHまでの領域を覆う面部28を有する。面部28が存在しない上側の領域に第2の開口部26が形成されている。特に、図6に示す1つの実施形態では、貯留部24の面部28が、第1の開口部22の下端から略水平方向に伸びる下面部28aと、下面部28aから略垂直上方に伸びた側面部28bとで構成されている。
本実施形態によれば、扉6の第1の側面カバー部10に設けられた複数の通気口20により、扉6の内部と外部との間で空気が流動できる。扉6の内部と外部との間の空気の流動により、後述するように、扉6の中に設置された表示装置8及び基板50を効率良く冷却することができる。
しかし、通気口20が設けられていると、空気だけでなく、水をはじめとする様々な液体が扉6の内部に侵入する可能性がある。基本的に、水等の液体は空気よりも比重が大きいので、図6の太い実線の矢印に示すように、通気口20の下側に流入し、液滴60が通気口20の下側にたまる。本実施形態では、通気口20の下側に液体を貯留可能な貯留部24を有するので、この貯留部24により液滴60が扉6の内部に流入するのを防ぐことができる。また、この貯留部24は、液体だけでなく、ダストをはじめとする空気よりも比重が大きい固体が、扉6の内部に侵入するのを防ぐこともできる。
一方、空気は、通気口20の全領域から流入可能であり、通気口20の下側に流入した空気も、図6の点線の矢印に示すように、気流にのって下側から上側へ流動することができる。よって、貯留部24があっても、空気は通気口20を介して、扉6の外部から内部へ流入することができる。同様に、貯留部24があっても、空気は通気口20を介して、扉6の内部から外部へ流出することができる。この場合でも、貯留部24により、液体やダスト等が扉6の内部に侵入するのを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によれば、通気口20の下側に貯留部24を有することにより、扉6に大形の表示装置8を備えた場合であっても、表示装置8やその基板50を十分に冷却可能で、かつ扉6の内部を保護可能な冷蔵庫2を提供することができる。
また、本実施形態によれば、貯留部24により、第1の開口部22から流入した液体を所定量貯留できるので、貯留部24の貯留量を適切に選ぶことにより、液体やダスト等が扉6の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。一方、空気は、貯留部24の上方に設けられた第2の開口部26を通って、扉6の内部に流入することができる。同様に、空気は通気口20を介して、扉6の内部から外部へ流出することができるとともに、貯留部24により、液体やダスト等が扉6の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、貯留部24及びその上部の第2の開口部26により、扉6の内外における通気を実現するとともに、液体やダスト等が扉6の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
更に、貯留部24が、第1の開口部22の下端から所定の高さHまでの領域を覆う面部28を有しているので、所定の高さHを適切に選択することにより、扉6の内外における通気を実現するとともに、液体やダスト等が扉6の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
ここで、高さHの適切な値として、第1の開口部22の上端から下端までの高さをHTとすると、HがHTの50〜80%となるように設定することを例示できる。図6の点線の矢印に示すように、第1の開口部22の貯留部24が存在しない上側の領域では、空気が水平方向に流れて、扉6の内外を流動できるので、効率的な空気の流れ、延いては効率的な表示装置8や基板50の冷却が実現できる。また、樹脂成形で第1の側面カバー部10を製造する場合、比較的容易に成形することができる。
(扉内部の冷却機構の説明)
図7(a)は、図6に示す通気口20を含む扉6内部の冷却機構を模式的に示す扉の側面断面図である。また、図7(b)は、底面カバー部12のその他の実施形態を模式的に示す側面断面図である。
図7(a)でも、表示装置8は取り除かれて、その基板50のみが示されている。ただし、通気口20から流入した空気は、図6に図示されていない表示装置8の背面に沿って流れるので、基板50だけでなく、表示装置8も冷却される。更に、通気口20から流入した空気の流路に配置されたその他の電子部品も冷却される。次に、図7(a)を参照しながら、上述の本発明の1つの実施形態に係る通気口20を含む、扉6内部の冷却機構について詳細に説明する。
図7(a)では、第1の側面カバー部10の下側に配置された複数の通気口20を介して、空気が扉6の外部から内部へ流入し、第1の側面カバー部10の上側に配置された複数の通気口20を介して、空気が扉6の内部から外部へ流出する場合を示す。ただし、これに限られるものではなく、逆に、第1の側面カバー部10の上側に配置された複数の通気口20を介して、空気が扉6の外部から内部へ流入し、第1の側面カバー部10の下側に配置された複数の通気口20を介して、空気が扉6の内部から外部へ流出する場合もあり得る。
第1の側面カバー部10の下側に配置された複数の通気口20の近傍に、2つの冷却ファン40が配置され、第1の側面カバー部10の上側に配置された複数の通気口20の近傍に、2つの冷却ファン40が配置されている。下側の冷却ファン40の吸込力により、扉6の外部の空気が、通気口20及びフレーム32に設けられた貫通穴36を通って、冷却ファン40の吸込口へ流入する。冷却ファン40から吐出された空気は、整流板34に沿って図面左上側へ流れ、表示装置の基板50へ達する。空気は、整流板34に沿って、進行方向を逆向きに変えながら基板50を通過するときに、基板50から発する熱を奪う。同様に表示装置8の背面側を空気が流れるので、表示装置8から発する熱も奪うことができる。
基板50を通過した空気は、上側の冷却ファン40の吸込力により、整流板34に沿って図面右上側に流れ、冷却ファン40の吸込口へ流入する。冷却ファン40から吐出された空気は、フレーム32の貫通穴36及び通気口20を通って、扉6の外部へ流出する。これにより、表示装置の基板50や表示装置8から奪った熱を外部へ放出することができる。常に、第1の側面カバー部10の下側の通気口20から、十分に温度の低い空気が扉6の内部に流入して、上述の冷却サイクルを繰り返すので、扉6に大形の表示装置8を備えた場合であっても、表示装置8やその基板50を十分に冷却することができる。
本実施形態では、第1の側面カバー部10の上側及び下側に配置された通気口20の両方の近傍に冷却ファン40が配置されているが、これに限られるものではなく、上側及び下側の一方にだけ冷却ファン40が配置されている場合もあり得る。本実施形態では、上側及び下側にそれぞれ2つの冷却ファン40が配置されているが、それぞれ1つの冷却ファン40が配置される場合もあり得るし、それぞれ3つ以上の冷却ファン40が配置される場合もあり得る。
何れの場合においても、冷却ファン40の吸入側及び吐出側に、それぞれ通気口20が設けられているので、表示装置8やその基板50からの熱を効果的に放熱するとともに、液体やダスト等が扉の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
図7(a)に示すように、底面カバー部12に複数の開口30が設けられている。底面カバー部12は下向きに開口しているので、第1の側面カバー部のような貯留部24を備える必要はない。冷却ファン40の吸込力や吐出力により、複数の開口30を介して、扉6の内外での空気の流動が生じる。図7(a)では、開口30を介して、空気が扉6の内部に流入するように記載してあるが、扉6の内部の気圧によって、空気が扉6の外部へ流出する場合もあり得る。
以上のように、扉6の第1の側面カバー部10の通気口20に加えて、底面カバー部12の開口30を介して扉6の内外での空気の流動が可能なので、表示装置8や基板50からの熱を更に効果的に放熱することができる。
ただし、底面カバー部12に設けられた開口30は、図7(a)に示す場合だけでない。例えば、図7(b)に示すように、第1の側面カバー部10の場合と同様な液体の貯留部24を有する通気口20を用いることもできる。
上述の実施形態では、第1の側面カバー部10に、複数の通気口20が設けられているが、これに限られるものではない。取っ手側の第2の側面カバー部14に、複数の通気口20が設けられている場合もあり得る。更に、第1の側面カバー部10及び第2の側面カバー部14の両方に複数の通気口20が設けられ、一方の側面カバー部から扉の6の内部に空気を取り入れて、他方の側面カバー部から空気を排出することもできる。
また、複数の通気口20の代わりに、例えば、水平方向に伸びた横長の1つの通気口20を採用することもできる。
(本発明のその他の実施形態に係る通気口の説明)
図8及び図9は、本発明のその他の実施形態に係る通気口20の構造を模式的に示す側面断面図である。はじめに図8に示す実施形態の説明を行う。
図8に示す実施形態では、通気口20の貯留部24が、下面部及び側面部のような平面ではなく、概ね曲面からなる面部28で構成されている。図8(a)では、貯留部24の上端より、第1の開口部22の上端が高くなっている。よって、図6に示す通気口20と同様に、第1の開口部22の貯留部24が存在しない上側の領域では、空気が水平方向に流れて、扉6の内外を流動できるので、効率的な空気の流れを実現できる。また、樹脂成形で第1の側面カバー部10wお製造する場合、比較的容易に成形することができる。
図8(b)では、貯留部24の上端と、第1の開口部22の上端とが同じ高さになっている。図8(c)では、貯留部24の上端より、第1の開口部22の上端が低くなっている。第1の開口部22の上側の領域で、空気が水平方向に流れて扉6の内部に流入することはできないが、扉6の内部に液体やダスト等が侵入することを、より効果的に防ぐことができる。
図9に示す実施形態では、第1の開口部22が所定のピッチで配置された前側板状部材10aと、第2の開口部26が所定のピッチで配置された後ろ側板状部材10bとが互いに対向するように配置されている。また、第1の開口部22のピッチと、第2の開口部26のピッチとが互いにずれて、所謂千鳥に配置されている。
前側板状部材10aの第1の開口部22の下端から略水平方向に下面部28aが伸びて、後ろ側板状部材10bに繋がっている。これにより、後ろ側板状部材10bの第2の開口部26が設けられていな部分が、下面部28aから略垂直上方に伸びた側面部28bになっている。本実施形態では、シンプルな構造で大きな容量の貯留部24を得ることができる。
上述の何れの実施形態に係る通気口20においても、貯留部24が、第1の開口部22の下端から所定の高さまでの領域を覆う面部28を有しているので、所定の高さを適切に選択することにより、扉6の内外における通気を実現するとともに、液体やダスト等が扉6の内部に侵入するのを確実に防ぐことができる。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 冷蔵庫
4 筐体
6 扉
6a 内パネル
6b 中板
8 表示装置
10 第1の側面カバー部
10a 前側板状部材
10b 後ろ側板状部材
12 底面カバー部
14 第2の側面カバー部
16 上面カバー部
20 通気口
22 第1の開口部
24 貯留部
26 第2の開口部
28 面部
28a 下面部
28b 側面部
30 開口
32 フレーム
34 整流板
36 貫通穴
38 ヒンジ孔
40 冷却ファン
50 基板
60 液滴

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体に開閉自在に取り付けられ扉と、
    前記扉に設置された表示装置と、
    前記扉の側面カバー部に設けられた通気口と、
    を備え、
    前記通気口の下側に液体を貯留可能な貯留部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記通気口が、
    前記側面カバー部の外面に設けられた第1の開口部と、
    前記貯留部の上方に設けられた第2の開口部と、
    を更に有し、
    前記貯留部が、前記第1の開口部から流入した所定量の液体を貯留可能なことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記貯留部が、前記第1の開口から前記扉の内側に伸びて、前記第1の開口の下端から所定の高さまでの領域を覆う面部を有し、前記面部が存在しない上側の領域に前記第2の開口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記扉の内部に冷却ファンを備え、前記冷却ファンの吸入側及び吐出側に、それぞれ前記通気口が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記扉の底面カバー部に、前記扉の内部及び外部の間を気体が流動可能な開口を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
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