JP2017132479A - シュリンクフィルム付カートン、シュリンクフィルム付台紙、製造方法 - Google Patents

シュリンクフィルム付カートン、シュリンクフィルム付台紙、製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】箱型包装とシュリンクフィルム包装とを同時に可能とする。【解決手段】枚葉の台紙12から組み立てられた箱部14と、箱部に貼り付けられた筒状のシュリンクフィルム11により被包装物100が保持されるシュリンクフィルム付カートンとなるシュリンクフィルム付台紙10であって、台紙には、少なくとも二つ折りにされた状態で前記シュリンクフィルムが貼り付けられるとともに、台紙は、少なくとも台紙が折り曲げられた複数のシートを有し、シートの一部がサック貼りされて二つ折りにされた状態から箱部を組み立て可能とされている。【選択図】図1

Description

本発明はシュリンクフィルム付カートン、シュリンクフィルム付台紙、製造方法に用いて好適な技術に関する。
複数の物品を個別に収納する包装体として、特許文献1のように複数の箱体が接続されたものが知られている。
さらに、内容物が見える包装として、特許文献2のようなものが知られている。特許文献2には、台紙に塗布した粘着剤により熱収縮性チューブ(筒状のシュリンクフィルム)を接着させてシュリンクフィルム付台紙とし、被包装物を収納した状態で、シュリンクフィルムを熱収縮させて、被包装物を台紙に取り付けた包装体が記載されている。
さらに、表示やデザインを印刷した台紙とともに、商品となる被包装物を見えるように収納するものとして、熱成形したプラスチックシートに被包装物を収納して台紙で塞ぐブリスターパックや、これに代えたシュリンクフィルム付台紙として、吊り下げ陳列と、商品棚等に自立させた陳列との両方が可能な形態も幾つか提案されている(特許文献3,4)。
また、ブリスターパックに代えて、筒状のシュリンクフィルムを筒状にするとともに、この筒をつぶすように折って台紙に取り付けたシュリンクフィルム付台紙として、吊り下げ陳列と、商品棚等に自立させた陳列との両方が可能な形態も提案されている(特許文献5)。
さらに、複数の物品を個別に収納しつつ内容物が見える包装として、特許文献6のようなものが知られている。
特開2004−136905号公報 特開昭49−3796号公報 特開2012ー020762号公報 特開2012ー025483号公報 特開2012−121590号公報 特開2015−140208号公報
しかし、上記の技術では、シュリンクフィルムによる包装と箱による包装とが同時におこなわれていない。これは、シュリンクフィルムを紙体に貼り付けるには、メルト溶着が適用されているが、箱として組み立てられた台紙にシュリンクフィルムをメルト溶着する際には、貼り付け面を冷却・固定するために押圧する必要があり、この工程で箱がつぶれてしまうなどの変形を来す可能性が高いため量産実用化できていないという問題があった。
さらに、シュリンクフィルム付台紙においては、略筒状とされた被包装物はシュリンクフィルムにより包装することができるが、凹凸を有するような外形形状が複雑なもの、あるいは、複雑な外形形状を有するとともにシュリンク時に破損しやすいものは包装することができず、このようなものは箱等に収容したいという要求があった。
このように、伸縮性やクッション性を有する粘着テープのように被包装物が柔らかい場合や、シュリンクフィルムのシュリンク時に変形・破損しやすい物品を包装する場合には、シュリンクフィルムにより被包装物の外形が歪んだり、被包装物が変形・破損する場合があり、美観を損ねる可能性がある。特許文献2,5の技術では、台紙にシュリンクフィルムを筒状に貼り付けた状態で、被包装物をシュリンクフィルムの筒状の空間に配置してシュリンクフィルムを熱収縮させているため、粘着テープのシートを前面に配置するには、シュリンクフィルムの筒形状の軸線に対して、粘着テープの巻き芯が直交する方向に配置する必要があり、配置が限定されてしまうという問題があった。
また、箱型の包装においては開封後に取り出した被包装物を再度包装内に保管することができるが、シュリンクフィルム付台紙では一度開封してしまうと、包装部分であるシュリンクフィルム付台紙に被包装物を再保管することができない。また、箱型の包装において再保管することは可能となっているが、商品となる被包装物を見えるように収納することができず、これを両立したいという要求があった。
特に、台紙に印刷等により表示する表示情報を長期間にわたって被包装物とともに保管して再確認することが好ましい被包装物、特に、商品説明、使用法、注意喚起などを表示するとともに再確認することが必要な製薬剤や薬品などの包装においては、開封後に被包装物を台紙に再保管可能なようにしたいという要求が強かった。
また、商品となる被包装物を見えるように収納するシュリンクフィルム付台紙では、このシュリンクフィルム付台紙を自立させて展示したいという要求があるが、シュリンクフィルム付台紙を自立させる際、特許文献3,4の技術であると、直立した状態でしか自立できないが、商品陳列に際してその視認性を向上させるために、商品等を傾けた状態で自立させたいという要求があった。また、特許文献3,4の技術であると、自立させるために台紙の強度を持たせるため、台紙の厚さを一定以上にしなくてはならないが、これをなるべく小さくして、かつ、安定して自立させたいという要求があった。
また、これらのシュリンクフィルム付台紙においては、収容する被包装物が重いと、店頭で吊り下げ陳列する際に台紙の強度が不足して、台紙がしなるなど外観を損ねる可能性があった。さらに、店頭で吊り下げ陳列する際、気候の変化(湿気や乾燥)が原因となって、台紙がしなる、変形が著しい場合には台紙がカールして外観を損ねる場合が問題となっていた。
さらに、箱型の包装においては6面分の表示面積を利用して商品説明、使用法、注意喚起などを表示することが可能であるのに対し、シュリンクフィルム付台紙においては、枚葉の台紙であるため、その表裏分しか表示領域として使用できないため、表示できる内容が少なくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以下の目的を達成しようとするものである。
1.箱型包装とシュリンクフィルム包装とを同時に可能とすること。
2.開封後に被包装物を再保管可能とすること。
3.被包装物の良好なディスプレイ性発現と包装簡易性とを両立すること。
4.被包装物の安定した自立を可能にすること。
5.重量が大きい被包装物や寸法の縦横比が大きい被包装物であっても、視認性を確保しながら安定して包装可能とすること。
6.商品説明、使用法、注意喚起などの表示情報とともに被包装物を再保管可能とすること。
7.シュリンクフィルム付台紙に対して表示領域の増大を図ること。
8.台紙の変形防止を図ること。
9.包装する被包装物のみを再保管可能とし、他の容器などと混同の可能性を排除して再保管可能とすること。
10.複雑な外形形状を有するもの、あるいは、シュリンク時に破損しやすいものと、筒状の被包装物とを同時に包装可能とすること。
本発明のシュリンクフィルム付台紙は、枚葉の台紙から組み立てられた箱部と、前記箱部に貼り付けられた筒状のシュリンクフィルムにより被包装物が保持されるシュリンクフィルム付カートンとなるシュリンクフィルム付台紙であって、
前記台紙には、少なくとも二つ折りにされた状態で前記シュリンクフィルムが貼り付けられるとともに、
前記台紙は、少なくとも前記台紙が折り曲げられた複数のシートを有し、
前記シートの一部がサック貼りされて前記二つ折りにされた状態から前記箱部を組み立て可能とされていることにより上記課題を解決した。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、前記箱部の底部となる領域が設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、前記箱部の蓋部となる領域が設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、前記箱部の外側位置に延設された延設部となる領域が設けられ、前記延設部に前記シュリンクフィルムが貼り付けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、罫線と貼り付け部とが設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記罫線と前記貼り付け部とが略平行位置に設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記罫線が複数略平行位置に設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記罫線と前記シュリンクフィルムの軸線とが略平行位置に設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記台紙には、情報を表示する表示領域が設けられることができる。
本発明のシュリンクフィルム付カートンは、上記のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙において、前記箱部を組み立ててなることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の製造方法は、上記のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙の製造方法であって、
罫線から二つ折りにされて貼り合わせ部によって貼り合わせられた前記台紙に前記シュリンクフィルムを貼り付ける工程を有することができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙は、枚葉の台紙から組み立てられた箱部と、前記箱部に貼り付けられた筒状のシュリンクフィルムにより被包装物が保持されるシュリンクフィルム付カートンとなるシュリンクフィルム付台紙であって、
前記台紙には、少なくとも二つ折りにされた状態で前記シュリンクフィルムが貼り付けられるとともに、
前記台紙は、少なくとも前記台紙が折り曲げられた複数のシートを有し、
前記シートの一部がサック貼りされて前記二つ折りにされた状態から前記箱部を組み立て可能とされていることにより、台紙を折り曲げることで台紙主面から台紙の厚さ方向に立設された箱部の内部に収納用の空間を形成して、箱部とシュリンクフィルムとに被包装物および/または被収納物を同時にまたは別々に収納することが可能となるとともに、箱部に被包装物の再保管可能あるいは他の物品を収納可能として、同時に、箱部がつぶれるあるいは変形することなしに、箱部表面に表示情報を表示する表示領域を設けることか、良好なディスプレイ性を顕示することか、箱部を被包装物の自立補助部として安定な商品展示を可能とすることか、箱部によって台紙の強度を増強して台紙の変形防止を図ること、が可能となる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、前記箱部の底部となる領域が設けられることにより、箱部および底部によって箱部の内部に収納用の空間を形成して、箱部に被包装物の再保管可能あるいは他の物品を収納可能とすることか、箱部および底部表面に表示情報を表示する表示領域を設けることか、良好なディスプレイ性を顕示することか、底部によって箱部の強度を向上して箱部を被包装物の自立補助部としてより安定な商品展示を可能とすることか、箱部および底部によって台紙の強度を増強して台紙の変形防止を図ることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、前記箱部の蓋部となる領域が設けられることにより、箱部および蓋部によって箱部の内部に収納用の空間を形成して、箱部に被包装物の再保管可能あるいは他の物品を収納可能とすることか、箱部および蓋部表面に表示情報を表示する表示領域を設けることか、良好なディスプレイ性を顕示することか、蓋部によって箱部の強度を向上して箱部を被包装物の自立補助部としてより安定な商品展示を可能とすることか、箱部および蓋部によって台紙の強度を増強して台紙の変形防止を図ることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、前記箱部の外側位置に延設された延設部となる領域が設けられ、前記延設部に前記シュリンクフィルムが貼り付けられることにより、延設部により箱部以外に表示領域を設けて表示領域を拡大し、ディスプレイ性を向上し、立設時の安定性を向上し、箱部の強度を向上することができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記シートには、罫線と貼り付け部とが設けられることにより、二つ折りにされた台紙を容易に変形して箱部を組み立てることが可能となる。また、二つ折りにされた台紙に対してシュリンクフィルムを貼り付ける際に箱部がつぶれることなく箱部形成をおこなうことが可能となり、また、輸送時の省スペース化を図ることが可能となる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記罫線と前記貼り付け部とが略平行位置に設けられることにより、シュリンクフィルムの軸線方向視して断面形状が矩形、三角等の多角形、円形、または、円弧の組み合わせなどとされる任意の形状を有する箱部を容易に形成することが可能となる。これにより、被包装物、あるいは、他の収納物品に対応した形状とされた箱部を被包装物の収納後に容易に形成することが可能となる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記罫線が複数略平行位置に設けられることにより、台紙を罫線に沿って折り曲げてサック貼りをすることで、シュリンクフィルムの軸線方向視して断面形状が矩形、三角等の多角形、円形、または、円弧の組み合わせなどとされる任意の断面形状を有する立体の箱部を容易に形成することが可能となる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記罫線と前記シュリンクフィルムの軸線とが略平行位置に設けられることにより、シュリンクフィルムの軸線方向視して断面形状が矩形、三角等の多角形、円形、または、円弧の組み合わせなどとされる任意の断面形状を有する立体の箱部を容易に形成して、被包装物と被収納物を収納あるいは包装することが可能となる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の前記台紙には、情報を表示する表示領域が設けられることにより、箱部を含む台紙表面の任意の領域に表示情報を表示する表示領域を設けることができ、良好なディスプレイ性を顕示することができる。
本発明のシュリンクフィルム付カートンは、上記のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙において、前記箱部を組み立ててなることにより、台紙を折り曲げることで台紙主面から台紙の厚さ方向に立設された箱部の内部に収納用の空間を形成して、箱部とシュリンクフィルムとに被包装物および/または被収納物を同時にまたは別々に収納することが可能とし、箱部に被包装物の再保管可能あるいは他の物品を収納可能とし、箱部がつぶれるあるいは変形することなしに、箱部を含む台紙表面に表示情報を表示する表示領域を設けて視認性を向上し、表示領域を拡大して良好なディスプレイ性を顕示し、箱部を被包装物の自立補助部として安定な商品展示を可能とし、被包装物あるいは被収納物に対応した形状とされた箱部を被包装物の収納後に容易に形成し、箱部によって台紙の強度を増強して台紙の変形防止を図ることができる。
本発明のシュリンクフィルム付台紙の製造方法は、上記のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙の製造方法であって、
罫線から二つ折りにされて貼り合わせ部によって貼り合わせられた前記台紙に前記シュリンクフィルムを貼り付ける工程を有することにより、二つ折りにされた台紙にシュリンクフィルムを貼り付けるため、箱部をつぶしたり変形してしまうことなしにシュリンクフィルムの貼り付けられた箱部形成可能な台紙を製造し、シュリンクフィルム付カートンを提供することが可能となる。
本発明によれば、収納用の空間としての箱部を形成して、この箱部に被包装物の再保管可能あるいは他の被収納物を収納可能とすることか、箱部表面に表示情報を表示する表示領域を増大して設けることか、良好なディスプレイ性を顕示することか、箱部を被包装物の自立補助部として安定な商品展示を可能とすることか、箱部によって台紙の強度を増強して台紙の変形防止を図ることができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態における組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態における台紙の表面を示す展開平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態におけるシュリンクフィルムの筒状形成状態を示す斜視図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態を製造する製造装置を示す模式図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態における製造工程を示すフローチャートである。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第2実施形態における組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第2実施形態における台紙の表面を示す展開平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第2実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第3実施形態における組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第3実施形態における台紙の表面を示す展開平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第3実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第4実施形態における組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第4実施形態における台紙の表面を示す展開平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第4実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第5実施形態における組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第5実施形態における台紙の表面を示す展開平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第5実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第6実施形態における台紙の表面を示す展開平面図である。 本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第6実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図であり、図2は、本実施形態における台紙の表面を示す展開平面図であり、図3は、本実施形態におけるシュリンクフィルムの筒状形成状態を示す斜視図であり、図4は、本実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図であり、図5は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の製造装置を示す模式図であり、図6は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の製造工程を示すフローチャートであり、図において、符号10は、シュリンクフィルム付台紙である。
本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙10は、図1に示すように、被包装物を包装するシュリンクフィルム(熱収縮性フィルム)11と、シュリンクフィルム11が接着部13によって表面に貼着された台紙12とから構成され、組み立てて箱部14を有するシュリンクフィルム付カートンとすることができる。
本実施形態においては、シュリンクフィルム11を台紙12に貼り付ける接着部13が、箱部14に設けられており、箱部14のY方向面が台紙12の商品展示面である主面とされている。なお、図においては、シート12Aの表面が正面になるように示している。
シュリンクフィルム11は筒状とされ、図3に示すように、平らなシュリンクフィルムを両側縁11a,11bが重なるようにし、筒状に丸めて重なり合った側縁11a,11b同士を接着して封筒貼りにすることでシール部11cを形成し、図4に示すように、筒状のシュリンクフィルム11としたものである。筒状のシュリンクフィルム11は、筒をつぶすように折られており、シール部11cが台紙12側の幅方向位置として吊り下げ孔12aの下側付近にくるようにされている。
シュリンクフィルム11の材質としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、或いは、ポリエステル系の樹脂が好ましく用いられる。ポリエステル系の樹脂として、農産物由来の持続可能な素材である、ポリ乳酸を用いることも可能であり、環境に対応した包装として好ましく用いることができる。
シュリンクフィルム11は、熱で収縮するフィルムであればよく、また、筒としての周方向の収縮が、軸方向の収縮より大きいフィルムが、シュリンク包装を行う際の収縮時に被包装物100がシュリンクフィルム11から外れることがないので、本用途には適している。
筒状のシュリンクフィルム11は、図3に示すように、筒をつぶすように折られて矩形とされており、台紙12の中心線と一致するシュリンクフィルム11の中心線に対して、シール部11cの幅方向の中心が一致するように、シュリンクフィルム11の幅方向中央位置にシール部11cが設けられている。シュリンクフィルム11に関しても、貼り着け位置は他の状態とすることも可能である。
シール部11cの幅方向寸法は、接着部13の幅方向寸法より小さく設定され、シール部11cと接着部13とがX方向において互いに重なる位置とされ、シュリンクフィルム11の周方向すなわちX方向において、シール部11cと接着部13が2本のミシン目線11m,11nの間に位置する。シール部11cと接着部13とは、X方向において互いに重なっていればよく、シール部11cの幅方向中心と接着部13の幅方向中心とが一致する必要はない。
台紙12は、図1,図2,図4に示すように、二つ折りに折り畳まれた枚葉材からなり、筒状のシュリンクフィルム11の軸線が台紙12の吊り下げ孔12aの下側位置に設けられた矩形状の接着部13により箱部14となる台紙12の前面位置に貼着されている。この際、シュリンクフィルム11を筒状としたシール部(貼り合わせ部分)11cが接着部13と一致するように貼着する。
シュリンクフィルム11貼着位置および吊り下げ孔12aの位置は、被包装物100および箱部14の形状か収納される重量、商品形状、デザイン等の要因、あるいは、吊り下げ孔12aの位置や、シュリンクフィルム11と箱部14との相対位置により左右どちらかに偏って貼着することもできる。また、シュリンクフィルム11はその下端が台紙12の輪郭下端と略一致するように設けられているが、これも任意のZ方向位置に貼着することもできる。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10に用いる台紙12には、紙、プラスチックシート、或いは金属板などの板状のものが使用できる。紙としては、厚紙で腰のあるものであれば、特に限定されない。また表面にアルミ蒸着層のあるアルミ蒸着紙なども使用できる。
台紙12は、図1,図2,図4に示すように、Z方向に延在する罫線(折り線)12bから二つ折りにされた複数面(2面)のシート12Aおよびシート12Bがその主面どうしを互いに重ね合わせて形成され、それぞれのシート12A,12Bには、それぞれのシート12A,12Bを互いに対向するように重なり合う位置で貼り合わせる貼り合わせ部12cと、それぞれのシート12A,12BのX方向で罫線(折り線)12b側に延設されるとともに、それぞれのシート12A,12Bが二つ折りにされた状態で、これらの裏面が互いに接触可能状態に折り畳まれた非貼り合わせ部とされて箱部14の側面を形成するための折り畳み部14A〜14Dと、が設けられている。
台紙12において、図2に示すように、シート12Aおよびシート12Bは、主面部が縦長の略矩形とされる略同一の輪郭形状とされて、これらの互いに対向する裏面が貼り合わせ部12cとされている。
台紙12において、図2に示すように、シート12A,12Bおよび折り畳み部14A〜14Dは、罫線(折り線)12b,12d,14g,14h,14jを介して折り畳み可能に接続されている。罫線(折り線)12b,12d,14g,14h,14jは、いずれもZ方向に延在して互いに平行な直線状態とされ、シート12A,12Bおよび折り畳み部14A〜14Dは、X方向に並んでいる。なお、罫線(折り線)12b,12dは、ミシン目あるいは、ハーフカットとされて、罫線(折り線)14g,14h,14jに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
具体的には、図2に示すように、シート12Aと折り畳み部14Aとが罫線(折り線)12dを介して接続され、折り畳み部14Aと折り畳み部14Bとが罫線(折り線)14jを介して接続され、折り畳み部14Bと折り畳み部14Cとが罫線(折り線)12bを介して接続され、折り畳み部14Cと折り畳み部14Dとが罫線(折り線)14hを介して接続され、折り畳み部14Dとシート12Bとが罫線(折り線)14gを介して接続されている。
台紙12において、シート12Aおよびシート12Bの表面および折り畳み部14A〜14Dの表面には表示領域12eが設けられ、被包装物100である商品に関する説明等、所定のデザインが印刷等により形成される。なお、台紙12の表面では、シュリンクフィルム11と重なる位置であっても表示領域12eを設けることができる。
また、台紙12のZ方向上端部近傍でX方向(幅方向)の中央部には、吊り下げ孔12aが設けられる。この吊り下げ孔12aは、店舗などで商品展示台に設けられたフックなどを通して店頭で吊下げ展示できるようになっている。吊り下げ孔12aのX方向における位置は、被包装物100および箱部14の形状や収納される重量、商品形状、デザイン等の要因、あるいは、シュリンクフィルム11貼着位置により左右どちらかに偏って設けることもできる。
折り畳み部14A〜14Dは、図2に示すように、箱部14を形成するように縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、それぞれ折り畳み部14Aと折り畳み部14Cとが対向する略同一形状、および、折り畳み部14Bと折り畳み部14Dとが対向する略同一形状とされている。箱部14が直方体として形成されない場合には、それぞれ対応した側面形状となるように、折り畳み部14A〜14Dおよび罫線(折り線)12b,12d,14g,14h,14jの形状を設定することができる。
折り畳み部14A〜14Dには、図2に示すように、箱部14のZ方向(上下方向)を閉塞するように底部14Eおよび蓋部14Fが設けられている。底部14Eおよび蓋部14Fは、箱部14のX方向断面形状と略同一の輪郭形状を有する。
具体的には、図2に示すように、折り畳み部14Dの下側位置に、罫線(折り線)14kを介して底部14Eが延設され、折り畳み部14Bの上側位置に、罫線(折り線)14qを介して蓋部14Fが延設されている。折り畳み部14Dと、罫線(折り線)14kと、底部14EとのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Bと、罫線(折り線)14qと、蓋部14FとのX方向寸法は等しくなるように設定されている。
また、これら底部14Eおよび蓋部14Fを所定位置で閉塞可能および開放可能とするために、折り部14a〜14fが設けられている。
具体的には、図2に示すように、底部14Eの下側位置に、罫線(折り線)14mを介して折り部14aが延設され、蓋部14Fの上側位置に、罫線(折り線)14rを介して折り部14bが延設され、折り畳み部14Cの上側位置に、罫線(折り線)14nを介して折り部14cが延設され、折り畳み部14Cの下側位置に、罫線(折り線)14pを介して折り部14dが延設され、折り畳み部14Aの上側位置に、罫線(折り線)14sを介して折り部14eが延設され、折り畳み部14Aの下側位置に、罫線(折り線)14tを介して折り部14fが延設されている。
また、底部14Eと、罫線(折り線)14mと、折り部14aとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、蓋部14Fと、罫線(折り線)14rと、折り部14bとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Cと、罫線(折り線)14nと、折り部14cとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Cと、罫線(折り線)14pと、折り部14dとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14sと、折り部14eとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14tと、折り部14fとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定されている。
さらに、折り部14a〜14fは、いずれも、接続側である基端側よりも先端側の幅寸法が小さくなるように形成されている。
なお、罫線(折り線)14m,14rは、その両端に切り込みが設けられて、罫線(折り線)14k,14q,14n,14p,14s,14tに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
台紙12においては、図2に示すように、シート12A,12Bおよび折り畳み部14A〜14Dが、罫線12bに対して対称な形状となるように形成されている。本実施形態においては、折り畳み部14A〜14Dがいずれも等しいZ方向寸法となるように設定されているとともに、折り畳み部14A〜14Dがシート12A,12Bに比べてZ方向に小さな寸法となるように形状設定されているが、任意の状態に形成して、視認性を向上すること、あるいは、運搬時の省スペース性を向上するなどの多様なデザインを採用することが可能である。
また、折り畳み部14A〜14Dによって形成される箱部14の形状としては、被包装物100を再保管することを意図した場合には、被包装物100に対応した寸法および形状とされることが好ましく、また、他のノベルティ物品等を就農する場合には、それらの形状に対応して、箱部14の寸法および形状が決定される。
折り畳み部14A〜14Dによって形成される箱部14に対して、シート12A,12Bが延設部となるように構成されている。
罫線12bのZ方向寸法は、図2,図4に示すように、折り畳み部14A〜14DのZ方向全長に設けることが強度的に見て好ましいが、デザイン的に矩形でない輪郭形状を有するシート12A,12Bや直方体でない形状の箱部14とされた場合など、罫線12bを断続的に、あるいは、罫線12を折り畳み部14A〜14DのZ方向全長に対して部分的に設けることもできる。
また、罫線12bは、図2,図4に示すように、シート12A,12Bと折り畳み部14A〜14Dとの配置状態および、箱部14が台紙12のどの位置に設けられるかに応じて、台紙12に対してその配置を設定することができる。
貼り合わせ部12cは、図2,図4に示すように、シート12A,12Bの全面とされるが、シート12A,12BのX方向両端部においてZ方向に延在するように設けられることもできる。この場合、罫線12dと略平行として、この罫線12dとX方向反対側の端部付近に位置するよう設けられることができる。貼り合わせ部12cは、シート12A,12Bの輪郭における罫線12dの延在する辺およびこの辺と対向する辺に沿って設けられている。この場合、X方向において、シート12A,12BのX方向両端部の貼り合わせ部12cと貼り合わせ部12cとによって挟まれた部分は、非貼り合わせ部とされている。折り畳み部14A〜14Dおよび底部14E,蓋部14F、折り部14a〜14fは、非貼り合わせ部とされている。
箱部14となる折り畳み部14A〜14DのZ方向寸法は、台紙12のZ方向全長に設けることが強度的に見て好ましいが、本実施形態において、図1,図2,図4に示すように、折り畳み部14A〜14Dを台紙12のZ方向全長に対して部分的に設けることもできる。
さらに、箱部14がZ方向に分割され、台紙12のZ方向に離間して複数配置されている構成も可能である。
接着部13は、図2,図4に示すように、Z方向に細長い略矩形とされて筒状のシュリンクフィルム11よりも所定長さだけ短いZ方向長さ寸法とされて、その全長に亘って均一な所定の幅方向(X方向)寸法に設定される。
接着部13は、Z方向の中心線がシュリンクフィルム11の中心とX方向に一致する位置に設けられるが、他の位置として設定することも可能である。
接着部13に用いる接着剤には、特許文献2のように粘着剤を用いてもよい。また、ホットメルト接着剤を用いてもよい。特に日の当たる店頭などで、高温に曝されることを考慮すると反応型ホットメルト接着剤が好ましく用いることができる。従来のホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂を成分として、固形のホットメルト接着剤を加熱、融解して塗布し、冷却することにより固化・接着するものであり、耐熱性の点では限界がある。
反応型ホットメルト接着剤は、最初は固形であって、これを加熱溶融させて用いることは、従来の可塑性樹脂のホットメルト接着剤と同じであるが、塗布、冷却後に、反応が進み硬化して、耐熱性などの物性の高い接着性が得られる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、加熱溶融により生成されたウレタンプレポリマーが、冷却されると末端イソシアネート基を残した状態で固化し、冷却された後も、空気中や被着材に含まれる水分と末端イソシアネート基が反応し、高分子化が進み、より耐熱性の高い接着性を得ることができる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、塗布後に特に硬化を進めるための処理を必要としないので、好ましく用いることができる。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10の製造方法について説明する。
図5は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙を製造する製造装置を示す模式図であり、図6は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の製造工程を示すフローチャートである。
本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙を製造するには、図6に示すように、筒状シュリンクフィルム11と台紙12とを準備する準備工程S1と、台紙12を罫線12bから二つ折りに折り畳むとともに、貼り合わせ部12cによって、シート12Aとシート12Bとを貼り合わせる二つ折り工程S2と、二つ折りにされた台紙12に接着剤を塗布して接着部13とする接着剤塗布工程S3と、接着部13が形成された台紙12に、シュリンクフィルム11を貼着する貼着工程S4と、を備えるものとされる。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙を製造するラインの一例は、図5に示すように、所定の台紙用紙から、台紙12を切り離す型抜き装置f2と、型抜き装置f2から供給された台紙12を搬送する台紙搬送装置f3と、1枚ずつ切り離された台紙12を罫線12bから二つ折りに折り込んで貼り合わせ部12cで貼り合わせる二つ折り装置f4と、二つ折り装置f4から供給された台紙12を台紙供給装置f6に搬送する台紙搬送装置f5と、複数枚重ねられた状態の二つ折りに貼り付けられた台紙12を供給する台紙供給装置f6と、台紙供給装置f6から供給された台紙12を搬送する台紙搬送装置f7と、台紙搬送装置f7により搬送されてきた台紙12に接着部13となる反応型ホットメルト接着剤を溶融して塗布するホットメルトアプリケーター装置f8と、ホットメルトアプリケーター装置f8から供給された反応型ホットメルト接着剤が塗布された台紙12を搬送する工程間搬送装置f9と、工程間搬送装置f9で搬送されてきた、反応型ホットメルト接着剤が塗布された台紙12に、筒状のシュリンクフィルム11を接着させるシュリンクフィルム装着装置f10と、シュリンクフィルム装着装置f10から供給された台紙12に反応型ホットメルト接着剤で接着されたシュリンクフィルム11を、押圧しつつ冷却する押圧冷却装置f11と、以上によって、製造されたシュリンクフィルム付台紙を排出させる排出装置f12とからなっている。
図6に示す準備工程S1において、シュリンクフィルム11は、幅広で長尺のシュリンクフィルムに必要に応じて印刷を施し、スリットして、図3に示すように、幅方向の両端を重ね合わせて、封筒貼りしてシール部11cを設け、決められた折径になるように筒状にし、筒をつぶすように折って長尺のまま紙管に巻き取っておく。
台紙12も、型抜き装置f2において、必要に応じて印刷を施した多面付けの台紙用紙から、断裁や、筋付け加工、抜き工程によって、図2に示すように、吊り下げ孔12a、罫線12b、12d、折り畳み部14A〜14Dおよびシート12A,12Bを有し1枚ずつ切り離された台紙12とする。このとき吊下げ孔12aの抜き工程と同時に、表示領域12eの印刷工程とを同時におこなうことができる。この状態の台紙12は、工程間搬送装置f3によって、二つ折り装置f4に送られる。
その後、二つ折り装置f4において、図6に示す二つ折り工程S2として、貼り合わせ部12cとして接着材等を塗布した後、図4に示すように、罫線12bから二つ折りに折り込んでシート12Aとシート12Bとをサック貼りsい(貼り合わせ)ておく。貼り合わせ部12cとしての接着材等を塗布する工程を、表示領域12eの印刷工程と同時におこなうことも可能である。また、貼り合わせ部12cとしての接着材等の塗布は、シート12Aまたはシート12Bのうち片方の全面、あるいは、シート12Aとシート12Bとの両方の全面、または、所定の領域とされたシート12Aまたはシート12Bのうち片方の領域、あるいは、シート12Aとシート12Bとの両方の領域とすることができる。この状態で、二つ折りの台紙12は、工程間搬送装置f5によって台紙供給装置f6に送られて、台紙供給装置f6のストッカに複数枚重ねて積載される。
台紙供給装置f6は、1枚ずつに切り離され重ねられた複数枚の台紙12を積載し、この台紙供給装置f6により、上から1枚ずつ、台紙12を、吸盤等の吸着手段で持ち上げ、反応型ホットメルト接着剤を塗布する面を上に向けて、台紙搬送装置f7に供給する。
台紙搬送装置f7により台紙12は、反応型ホットメルト接着剤を塗布するホットメルト
アプリケーター装置f8に送られる。
図6に示す接着剤塗布工程S3において、ホットメルトアプリケーター装置f8では、反応型ホットメルト接着剤を溶融させて、吐出ノズルから吐出して接着部13となる台紙12の所定の位置に塗布する。塗布は搬送しながら行い必要部分にのみ、反応型ホットメルト接着剤を吐出させて接着部13を形成する。
このときホットメルトアプリケーター装置f8の反応型ホットメルト接着剤を吐出する吐出ノズルの温度は、100から120℃の範囲にして吐出させる。これにより、台紙1
2に付着したときの反応型ホットメルト接着剤の温度は、およそ60から80℃の範囲となる。反応型ホットメルト接着剤が塗布された台紙12は、工程間搬送装置f9によって、シュリンクフィルム装着装置f10に送られる。
図6に示す貼着工程S4において、シュリンクフィルム装着装置f10では、紙管に巻き取られた、筒状長尺のシュリンクフィルム11を巻き出して、断裁装置によって、被包装物100に対応する長さに断裁する。その断裁されたシュリンクフィルム11を、吸盤によって、持ち上げ、移動させて、台紙12表面の接着部13に対応した所定の位置に取り付ける。
そのシュリンクフィルム11を、反応型ホットメルト接着剤で接着させた台紙12は、次に、押圧冷却装置f11に送られて、冷却ロールで押圧して、シュリンクフィルム11と接着部13における反応型ホットメルト接着剤の密着性を高めると同時に、シュリンクフィルム11と接着部13における反応型ホットメルト接着剤を冷却する。
本実施形態では、押圧冷却装置f11に、冷却ロールを用いたが、冷却板をボックス運動させて、シュリンクフィルム11が反応型ホットメルト接着剤で接着された台紙12の搬送と、冷却板のボックス運動を同調させて、冷却板を押し当て、押圧と冷却を行ってもよい。シュリンクフィルム11を冷却することによって、シュリンクフィルム11が、反応型ホットメルト接着剤の熱によって収縮するのを防ぐ。また、反応型ホットメルト接着剤を冷却することによって、粘性を低下させ、初期接着強度を高める。
以上のようにして、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙10が製造され、排出装置f12で排出される。このシュリンクフィルム付台紙10は、二つ折り状態の台紙12にシュリンクフィルム11をメルト溶着することができるので、箱部14がつぶれてしまうことがない。また、反応型ホットメルト接着剤に対する冷却・圧縮の工程を容易におこなうことが可能となる。
シュリンクフィルム付台紙10は、被包装物100を包装するまで、通常の室内雰囲気で、あるいは、高湿の雰囲気で保管することによって、反応型ホットメルト接着剤が、湿気により硬化が進み、耐熱性の高い接着膜となる。
なお、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10は、上述したようにインラインとして製造することもできるが、この方法に限られるものではない。
このシュリンクフィルム付台紙10を用いて、被包装物100を包装するには、包装工程として、罫線12bから二つ折りにされた台紙12のままで、シュリンクフィルム11の筒状の中に被包装物100を上下の開口部より挿入し位置決めする。
シュリンクフィルム11の筒状の中に被包装物100が挿入されたシュリンクフィルム付台紙10は、シュリンクトンネルなどで、180℃近辺あるいは、55〜60℃程度で加熱して、シュリンクフィルム11を収縮させるシュリンク包装を行うことで、シュリンクフィルム11を被包装物100に密着させて、被包装物100がシュリンクフィルム付台紙10で包装される。なお、このときには、反応型ホットメルト接着剤の硬化は進んでいるので、熱によって接着部13の接着強度が落ちることがない。したがって、シュリンクフィルム11を、被包装物を挿入するために引張しても台紙12からの剥がれが発生したり、シュリンクフィルム11の台紙12に対する貼着位置がずれることがない。
さらに、このシュリンクフィルム付台紙10を用いて箱部14を組み立てて、シュリンクフィルム付カートンとする場合、箱部14の中に収納物を収納する場合、あるいは、箱部14を自立支援部または台紙強度補強部とする場合において、箱部14を立体的に組み立てるには、罫線(折り線)12dからシート12Aと折り畳み部14Aとを谷折りとし、また、罫線12b,14h,14jから折り畳み部14A〜14Dを互いに離間するように拡げて山折りとして、箱部14をシート12A,12BからY方向前側に突出する状態として立体的に形成する。このとき、折り畳み部14Dとシート12A,12Bとは、面一となっている。
また、罫線(折り線)14pから折り畳み部14Cと折り部14dとを山折りとし、罫線(折り線)14tから折り畳み部14Aと折り部14fとを山折りとし、その後、罫線(折り線)14kから底部14Eと折り畳み部14Dとを山折りとし、罫線(折り線)14mから底部14Eと折り部14aとを山折りとして、折り部14aを差し込むことで、箱部14の下側を閉塞する。
この状態で、必要であれば、箱部14内部に被収容物を収納する。
その後、罫線(折り線)14nから折り畳み部14Cと折り部14cとを山折りとし、罫線(折り線)14sから折り畳み部14Aと折り部14eとを山折りとし、その後、罫線(折り線)14qから蓋部14Fと折り畳み部14Bとを山折りとし、罫線(折り線)14rから蓋部14Fと折り部14bとを山折りとして、折り部14bを差し込むことで、箱部14の上側を閉塞する。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンを開封する際においては、シュリンクフィルム11に包まれた被包装物100を、台紙12面と直交するY方向に引張する。これにより、シュリンクフィルム11の上端が周方向に引張されて、シュリンクフィルム11が破断することで、シュリンクフィルム11が開封される。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンを開封する際においては、箱部14に差し込んであった折り部14aを抜き出すことで、蓋部14Fを開放して、被収容物を取り出すことができる。
上記のように、本実施形態においては、シュリンクフィルム付台紙10、またはシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいて、被包装物100をシュリンクフィルムにより包装し箱部14を立体的に組み立てることが可能となるので、被包装物100をシュリンクフィルムにより包装することと、箱部14に被収納物を収納することとを同時に実現することが可能となる。また、開封後に被包装物100を箱部14に再保管して台紙12に表示領域12eとして印刷等により表示された表示情報を長期間にわたって被包装物100とともに保管して再確認することができる。
また、シュリンクフィルム付台紙10またはシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンを自立させる際、箱部14によって台紙12を自立させて商品陳列に際してその視認性を向上させて、シュリンクフィルム11により被包装物100の外形が歪むことを防止して美観を損ねることを防止できる。店頭で吊り下げ陳列する際に台紙12の強度が不足することがなく、台紙12がしなるなど外観を損ねることがない。同時に、箱部14により台紙12の強度を向上することができる。被包装物100の見せたい面を前面に配置して台紙12に貼り付けることができる。また、シュリンクフィルム包装にはむかない被収納物を箱部14に収納してシュリンク包装した被包装物100を同包することができる。さらに、このような箱部14を設けた場合でも、シュリンクフィルム11を台紙12に強固に取り付けることが可能となる。また、箱部14のみならず、箱部14から延設された枚葉の表裏面となっているシート12A,12Bの表面にも表示領域12eを設けて、表示面積を増大することができる。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図7は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図であり、図8は、本実施形態における台紙の表面を示す展開平面図であり、図9は、本実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。
本実施形態において上述した第1実施形態と異なるのは接着部13が箱部14側面ではなくシート12Aに貼り付けられた点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、シュリンクフィルム11を台紙12に貼り付ける接着部13が、シート12Aに設けられており、シート12Aの主面が台紙12の商品展示面である正面側(前側)とされている。
折り畳み部14A〜14Dによって形成される箱部14に対して、シート12A,12Bが延設部となるように構成されている。
これにより、シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、箱部14が台紙12におけるシュリンクフィルム11の貼り付け位置と異なる位置として前向きに突出することで、シート12AのX方向(幅方向)に被包装物100と箱部14とを両方とも同じ前向きに突出して同時に包装・展示することが可能となる。
なお、この場合、箱部14に図示しない窓部を設けて開口とするかあるいは透明フィルムを貼り付けることで、被包装物100と箱部14内の被収納物とを同時に視認可能とすることもできる。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第3実施形態を、図面に基づいて説明する。
図10は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図であり、図11は、本実施形態における台紙の表面を示す展開平面図であり、図12は、本実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。
本実施形態において上述した第2実施形態と異なるのは箱部14の突出方向に関する点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、シュリンクフィルム11を台紙12に貼り付ける接着部13が、シート12Bに設けられており、シート12Bが台紙12の商品展示面である正面側(前側)とされている。
シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、折り畳み部14A〜14Dによって形成される箱部14に対して、シート12A,12Bが延設部となるように構成されている。
これにより、箱部14が台紙12におけるシュリンクフィルム11の貼り付け面と逆側に突出することで、シート12BのX方向(幅方向)中央に被包装物100を包装することが可能となる。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第4実施形態を、図面に基づいて説明する。
図13は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図であり、図14は、本実施形態における台紙の表面を示す展開平面図であり、図15は、本実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。
本実施形態において上述した第1から第3実施形態と異なるのはシート12A,12Bが箱部14の一面と一体とされて上側に突出する点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、台紙12の主面となるシート12Cが略直方体とされる箱部14の側面を形成しており、シート12Cと箱部14とが一体とされて、シート12Cが箱部14よりもZ方向上向きおよびX方向横側に突出して延在する状態とされている。
台紙12は、図13,図14,図15に示すように、Z方向に延在する罫線(折り線)12bから二つ折りに折り畳まれた枚葉材からなり、シュリンクフィルム11が接着部13により台紙12の主面となる前面のシート12Cに貼着されている。
台紙12は、図13,図14,図15に示すように、シート12Cと、シート12CのX方向側に延設された裏面が互いに接触可能状態に折り畳まれた非貼り合わせ部とされて箱部14の側面を形成するための折り畳み部14A〜14Dと、が設けられている。
台紙12において、図14に示すように、シート12Cは、主面部が縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、その裏面には貼り合わせ部12cが貼り付けられている。シュリンクフィルム11を台紙12に貼り付ける接着部13が、シート12Cの前面に設けられており、シート12Cの表面が台紙12の商品展示面である正面側(前側)とされている。
台紙12において、図14に示すように、シート12Cおよび折り畳み部14A〜14Dは、罫線(折り線)12b,12d,14g,14hを介して折り畳み可能に接続されている。罫線(折り線)12b,12d,14g,14hは、いずれもZ方向に延在して互いに平行な直線状態とされ、シート12Cおよび折り畳み部14A〜14Dは、X方向に並んでいる。なお、罫線(折り線)12b,12dは、ミシン目あるいは、ハーフカットとされて、罫線(折り線)14g,14hに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
具体的には、図14に示すように、シート12Cと折り畳み部14Aとが罫線(折り線)14gを介して接続され、折り畳み部14Aと折り畳み部14Bとが罫線(折り線)12bを介して接続され、折り畳み部14Bと折り畳み部14Cとが罫線(折り線)14hを介して接続され、折り畳み部14Cと折り畳み部14Dとが罫線(折り線)12dを介して接続されている。
台紙12において、シート12Cの表面および折り畳み部14A〜14Cの表面には表示領域12eが設けられ、被包装物100である商品に関する説明等、所定のデザインが印刷等により形成されることができる。なお、台紙12の表面では、シュリンクフィルム11と重なる位置であっても表示領域12eを設けることができる。
また、台紙12のZ方向上端部近傍でX方向(幅方向)の中央部には、吊り下げ孔12aが設けられる。この吊り下げ孔12aは、店舗などで商品展示台に設けられたフックなどを通して店頭で吊下げ展示できるようになっている。吊り下げ孔12aのX方向における位置は、被包装物100および箱部14の形状や収納される重量、商品形状、デザイン等の要因、あるいは、シュリンクフィルム11貼着位置により左右どちらかに偏って設けることもできる。
折り畳み部14A〜14Cは、図14に示すように、箱部14を形成するように縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、それぞれ折り畳み部14Aと折り畳み部14Cとが対向する略同一形状とされ、また、折り畳み部14Bが箱部14の幅寸法と等しい幅寸法を有する。また折り畳み部14Dは、シート12Cの裏面に貼り付けて箱部14を形成するための貼り合わせ部12cとされている。
なお、本実施形態においては、折り畳み部14BのX方向(幅方向)寸法よりもシート12CのX方向(幅方向)寸法が大きくなるように設定されている。箱部14の形状に対応して、折り畳み部14A〜14Dおよび罫線(折り線)12b,12d,14g,14hの形状は任意に設定することができる。
折り畳み部14A〜14Dには、図14に示すように、箱部14のZ方向(上下方向)を閉塞するように底部14Eおよび蓋部14Fが設けられている。底部14Eおよび蓋部14Fは、箱部14のX方向断面形状と略同一の輪郭形状を有する。
具体的には、折り畳み部14Bの下側位置に、罫線(折り線)14pを介して底部14Eが延設され、折り畳み部14Bの上側位置に、罫線(折り線)14qを介して蓋部14Fが延設されている。折り畳み部14Dと、罫線(折り線)14pと、底部14EとのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Bと、罫線(折り線)14qと、蓋部14FとのX方向寸法は等しくなるように設定されている。
また、これら底部14Eおよび蓋部14Fを所定位置で閉塞可能および開放可能とするために、折り部14a〜14fが設けられている。
具体的には、図14に示すように、底部14Eの下側位置に、罫線(折り線)14mを介して折り部14aが延設され、蓋部14Fの上側位置に、罫線(折り線)14rを介して折り部14bが延設され、折り畳み部14Cの上側位置に、罫線(折り線)14nを介して折り部14cが延設され、折り畳み部14Cの下側位置に、罫線(折り線)14kを介して折り部14dが延設され、折り畳み部14Aの上側位置に、罫線(折り線)14sを介して折り部14eが延設され、折り畳み部14Aの下側位置に、罫線(折り線)14tを介して折り部14fが延設されている。
また、底部14Eと、罫線(折り線)14mと、折り部14aとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、蓋部14Fと、罫線(折り線)14rと、折り部14bとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Cと、罫線(折り線)14nと、折り部14cとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Cと、罫線(折り線)14kと、折り部14dとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14sと、折り部14eとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14tと、折り部14fとの接続部分におけるX方向寸法が等しく設定されている。
さらに、折り部14a〜14fは、いずれも、接続側である基端側よりも先端側の幅寸法が小さくなるように形成されている。
なお、罫線(折り線)14m,14rは、その両端に切り込みが設けられて、罫線(折り線)14k,14q,14n,14p,14s,14tに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
台紙12においては、図14に示すように、シート12Cおよび折り畳み部14A〜14Dが、罫線12bに対して非対称な形状となるように形成されている。本実施形態においては、折り畳み部14A〜14Dがシート12Cに比べてZ方向に小さな寸法となるように形状設定されており、折り畳み部14A〜14DがいずれもZ方向に等しい寸法として設定されている。また、折り畳み部14A,14Cが折り畳み部14Bに比べてX方向に小さな寸法とされ、箱部14がX方向の幅寸法に対してY方向の厚さ寸法が小さくなるように設定されて、扁平な物品を収納する際に好適な形状とされている。折り畳み部14DのX方向寸法は、折り畳み部14Bに比べて小さく設定されて、貼り合わせ部12cとしての機能を果たすのに充分な寸法とされている。
罫線12bのZ方向寸法は、図14に示すように、折り畳み部14A〜14DのZ方向寸法と等しく設定することが好ましい。
貼り合わせ部12cは、図14に示すように、シート12Cに折り畳み部14CのZ方向全長を固定できるように折り畳み部14Dの全面に設定されるが、罫線14gに沿った領域付近に位置するよう設けられることができる。貼り合わせ部12cは、罫線(折り線)14gから折り畳み部14Cと折り畳み部14Dとを山折りとして、折り畳み部14Dをシート12C裏面に貼り付けてもよいし、罫線(折り線)14gから折り畳み部14Cと折り畳み部14Dとを谷折りとして、折り畳み部14Dをシート12C裏面に貼り付けてもよい。その場合、折り畳み部14Dがシート12CのX方向端部からはみ出さないX方向寸法とすることが好ましい。
箱部14となる折り畳み部14A〜14DのZ方向寸法は、シート12CのZ方向寸法の全長に対して7割から9割程度にして、シート12CのZ方向において貼り合わせ部12cの貼り付けられていない部分の寸法を小さくすることが強度的に見て好ましく、吊り下げ孔12aとともに吊り下げ展示に必要な領域をなるべく小さくすることが好ましい。
接着部13は、図14に示すように、Z方向に細長い略矩形とされて筒状のシュリンクフィルム11よりも所定長さだけ短いZ方向長さ寸法とされて、その全長に亘って均一な所定の幅方向(X方向)寸法に設定される。
接着部13は、Z方向の中心線が吊り下げ孔12aの中心とX方向に一致する位置に設けられるが、他の位置として設定することも可能である。
本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙10は、図15に示すように、罫線12bから二つ折りに折り込んで貼り合わせ部12cが貼り付けられた状態の台紙12にシュリンクフィルム11が貼り付けられている。
本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンは、折り畳み部14A〜14Dおよびシート12Cによって形成される箱部14に対して、シート12Cのはみ出した部分が延設部となるように構成されている。
このシュリンクフィルム付台紙10を用いて、被包装物100を包装するには、包装工程として、罫線12bから二つ折りにされた台紙12のままで、シュリンクフィルム11の中に被包装物100を挿入しシュリンクフィルム11を収縮させてシュリンク包装をおこなう。
さらに、このシュリンクフィルム付台紙10を用いて箱部14を組み立てて、シュリンクフィルム付カートンとする場合、箱部14の中に収納物を収納する場合、あるいは、箱部14を自立支援部または台紙強度補強部とする場合において、箱部14を立体的に組み立てるには、罫線(折り線)14gからシート12Cと折り畳み部14Aとを谷折りとし、また、罫線12b,12d,14hから山折りとして、折り畳み部14Bがシート12Cより離間するように拡げ、箱部14をシート12CからY方向後側に突出する状態として立体的に形成する。
また、罫線(折り線)14kから折り畳み部14Cと折り部14dとを山折りとし、罫線(折り線)14tから折り畳み部14Aと折り部14fとを山折りとし、その後、罫線(折り線)14pから底部14Eと折り畳み部14Bとを山折りとし、罫線(折り線)14mから底部14Eと折り部14aとを山折りとして、折り部14aを差し込むことで、箱部14の下側を閉塞する。
この状態で、必要であれば、箱部14内部に被収容物を収納する。
その後、罫線(折り線)14nから折り畳み部14Cと折り部14cとを山折りとし、罫線(折り線)14sから折り畳み部14Aと折り部14eとを山折りとし、その後、罫線(折り線)14qから蓋部14Fと折り畳み部14Bとを山折りとし、罫線(折り線)14rから蓋部14Fと折り部14bとを山折りとして、折り部14bを差し込むことで、箱部14の上側を閉塞する。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンを開封する際においては箱部14に差し込んであった折り部14aを抜き出すことで、蓋部14Fを開放して、被収容物を取り出すことができる。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10、または、シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、前述の第1から第3実施形態と同等の効果を奏することが可能となる。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第5実施形態を、図面に基づいて説明する。
図16は、本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙の組み立て状態のシュリンクフィルム付カートンを示す斜視図であり、図17は、本実施形態における台紙の表面を示す展開平面図であり、図18は、本実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。
本実施形態において上述した第1から第4実施形態と異なるのは台紙12が箱部14そのものとされている点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10、またはシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、台紙12の主面となる部分が略直方体とされる箱部14の前面そのものとされており、箱部14の前面にシュリンクフィルム11が貼り付けられた状態とされている。
台紙12は、図16,図17,図18に示すように、Z方向に延在する罫線(折り線)12bから二つ折りに折り畳まれた枚葉材からなり、シュリンクフィルム11が接着部13により台紙12の主面となる前面の折り畳み部14Bに貼着されている。
台紙12は、図16,図17,図18に示すように、X方向側に延設された裏面が互いに接触可能状態に折り畳まれた非貼り合わせ部とされて箱部14の側面を形成するための折り畳み部14A〜14Dと、貼り合わせ部12cとされた折り畳み部14Gが設けられている。
台紙12において、図17に示すように、折り畳み部14Bは、主面部が縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、その裏面には貼り合わせ部12cとされた折り畳み部14Gが貼り付けられている。シュリンクフィルム11を台紙12に貼り付ける接着部13が、折り畳み部14Bの前面に設けられており、折り畳み部14Bの表面が台紙12の商品展示面である正面側(前側)とされている。
台紙12において、図17に示すように、折り畳み部14A〜14D,14Gは、罫線(折り線)12b,12d,14g,14hを介して折り畳み可能に接続されている。罫線(折り線)12b,12d,14g,14hは、いずれもZ方向に延在して互いに平行な直線状態とされ、折り畳み部14A〜14D,14Gは、X方向に並んでいる。なお、罫線(折り線)12b,12dは、ミシン目あるいは、ハーフカットとされて、罫線(折り線)14g,14hに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
具体的には、図17に示すように、折り畳み部14Aと折り畳み部14Bとが罫線(折り線)12dを介して接続され、折り畳み部14Bと折り畳み部14Cとが罫線(折り線)14hを介して接続され、折り畳み部14Cと折り畳み部14DZ層とが罫線(折り線)12bを介して接続され、折り畳み部14Dと折り畳み部14Gとが罫線(折り線)14gを介して接続されている。
台紙12において、折り畳み部14A〜14Cの表面には表示領域12eが設けられ、被包装物100である商品に関する説明等、所定のデザインが印刷等により形成されることができる。なお、台紙12の表面では、シュリンクフィルム11と重なる位置であっても表示領域12eを設けることができる。
折り畳み部14A〜14Dは、図17に示すように、箱部14を形成するように縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、それぞれ折り畳み部14Aと折り畳み部14Cとが対向する略同一形状とされ、折り畳み部14Bと折り畳み部14Dとが対向する略同一形状とされ、また、折り畳み部14Bが箱部14の幅寸法と等しい幅寸法を有する。また折り畳み部14Gは、折り畳み部14Aの裏面に貼り付けて箱部14を形成するための貼り合わせ部12cとされている。
なお、本実施形態においては、折り畳み部14BのX方向(幅方向)寸法が箱部14の形状に対応して、折り畳み部14A〜14Dおよび罫線(折り線)12b,12d,14g,14hの形状は任意に設定することができる。
折り畳み部14A〜14Dには、図17に示すように、箱部14のZ方向(上下方向)を閉塞するように底部14E1〜14E4および蓋部14Fが設けられている。底部14E1〜14E4および蓋部14Fは、箱部14のX方向断面形状と略同一の輪郭形状を有する。
具体的には、折り畳み部14Dの下側位置に、罫線(折り線)14hを介して底部14E1が延設され、折り畳み部14Bの下側位置に、罫線(折り線)14pを介して底部14E2が延設され、折り畳み部14Cの下側位置に、罫線(折り線)14kを介して底部14E3が延設され、折り畳み部14Aの下側位置に、罫線(折り線)14tを介して底部14E4が延設され、折り畳み部14Bの上側位置に、罫線(折り線)14qを介して蓋部14Fが延設されている。
折り畳み部14Dと、罫線(折り線)14hと、底部14E1とのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Bと、罫線(折り線)14pと、底部14E2とのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Bと、罫線(折り線)14qと、蓋部14FとのX方向寸法は等しくなるように設定されている。また、折り畳み部14Cと、罫線(折り線)14kと、底部14E3とのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14tと、底部14E4とのX方向寸法は等しくなるように設定されている。
底部14E1において、罫線14jが、罫線14hと罫線12bとの交点付近から下側方向に向けて罫線14g側に傾斜して配置され、底部14E2において、罫線14mが、罫線14pと罫線12dとの交点付近から下側方向に向けて罫線14h側に傾斜して配置されている。底部14E1と底部14E2とのX方向中央位置が上側に切り欠かれて凹部14uが形成されている。
底部14E1には、罫線14jより外側(下側)位置に貼り合わせ部14aが設けられ、底部14E2には、罫線14mより外側(下側)位置に貼り合わせ部14dが設けられている。
底部14E1において、底部14E1と貼り合わせ部14aとが罫線14jから谷折りとされ、貼り合わせ部14aと底部14E3とが互いに貼り合わされている。
底部14E2において、底部14E2と貼り合わせ部14dとが罫線14mから谷折りとされ、貼り合わせ部14dと底部14E4とが互いに貼り合わされている。
この状態で、底部14E1の凹部14uと底部14E2の凹部14uとが互いに組み合わされて、これらが箱部14の下側を閉塞するようになっている。
蓋部14Fを所定位置で閉塞可能および開放可能とするために、折り部14b,14c,14eが設けられている。
具体的には、図17に示すように、蓋部14Fの上側位置に、罫線(折り線)14rを介して折り部14bが延設され、折り畳み部14Cの上側位置に、罫線(折り線)14nを介して折り部14cが延設され、折り畳み部14Aの上側位置に、罫線(折り線)14sを介して折り部14eが延設されている。
さらに、折り部14b,14c,14eは、いずれも、接続側である基端側よりも先端側の幅寸法が小さくなるように形成されている。
なお、罫線(折り線)14rは、その両端に切り込みが設けられて、他の罫線(折り線)14k,14q,14n,14p,14s,14tに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
台紙12においては、図17示すように、折り畳み部14Gおよび折り畳み部14A〜14Dが、罫線12bに対して非対称な形状となるように形成されている。本実施形態においては、折り畳み部14A〜14Dと折り畳み部14GとがZ方向に等しい寸法となるように形状設定されている。また、折り畳み部14A,14Cが折り畳み部14B,14Dに比べてX方向に小さな寸法とされ、箱部14がX方向の幅寸法に対してY方向の厚さ寸法が小さくなるように設定されている。折り畳み部14GのX方向寸法は、折り畳み部14Bに比べて小さく設定されて、貼り合わせ部12cとしての機能を果たすのに充分な寸法とされている。
罫線12b,12d,14g,14hのZ方向寸法は互いに等しく、図17に示すように、折り畳み部14A〜14DのZ方向寸法と等しく設定することが好ましい。
貼り合わせ部12cは、図17に示すように、折り畳み部14Aに折り畳み部14DのZ方向全長を固定できるように折り畳み部14Gの全面に設定されるが、罫線14gに沿った領域付近に位置するよう設けられることができる。貼り合わせ部12cは、罫線(折り線)14gから折り畳み部14Dと折り畳み部14Gとを山折りとして、折り畳み部14Dを折り畳み部14Aの裏面に貼り付けている。
接着部13は、図17に示すように、Z方向に細長い略矩形とされて筒状のシュリンクフィルム11よりも所定長さだけ短いZ方向長さ寸法とされて、その全長に亘って均一な所定の幅方向(X方向)寸法に設定される。
接着部13は、Z方向の中心線が折り畳み部14Bの中心とX方向に一致する位置に設けられるが、他の位置として設定することも可能である。
本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙10は、図17に示すように、罫線12bから二つ折りに折り込んで貼り合わせ部12cが貼り付けられた状態の台紙12にシュリンクフィルム11が貼り付けられている。
このとき、罫線(折り線)14hから折り畳み部14Dと底部14E1とを山折りとし、罫線(折り線)14kから折り畳み部14Cと底部14E3とを山折りとし、罫線(折り線)14pから折り畳み部14Bと底部14E2とを山折りとし、罫線(折り線)14tから折り畳み部14Aと底部14E4とを山折りとした状態で、これら底部14E1〜14E4は箱部14の内部に折り畳まれている。
同時に、底部14E1および底部14E3が、罫線14jから底部14E1と貼り合わせ部14aに貼り付けられた底部14E3とが谷折りとされ、底部14E2および底部14E4が、罫線14mから底部14E2と貼り合わせ部14dに貼り付けられた底部14E4とが谷折りとされている。
このシュリンクフィルム付台紙10を用いて、被包装物100を包装するには、包装工程として、罫線12bから二つ折りにされた台紙12のままで、シュリンクフィルム11の中に被包装物100を挿入しシュリンクフィルム11を収縮させてシュリンク包装をおこなう。
さらに、このシュリンクフィルム付台紙10を用いて箱部14を組み立てて、シュリンクフィルム付カートンとする場合、箱部14の中に収納物を収納する場合、あるいは、箱部14を自立支援部または台紙強度補強部とする場合において、箱部14を立体的に組み立てるには、罫線(折り線)14gから折り畳み部14Gと折り畳み部14Dとを山折りとし、また、罫線12bから折り畳み部14Dと折り畳み部14Cとを山折りとし、罫線14hから折り畳み部14Cと折り畳み部14Bとを山折りとし、罫線12dから折り畳み部14Bと折り畳み部14Aとを山折りとして、折り畳み部14Bが折り畳み部14Dより離間するように拡げ、箱部14をY方向に突出する状態として立体的に形成する。
同時に、折り畳まれていた底部14E1および底部14E3において、罫線14jから谷折りされた底部14E1と貼り合わせ部14aに貼り付けられた底部14E3とを伸張させ、折り畳まれていた底部14E2および底部14E4において、罫線14mから谷折りされていた底部14E2と貼り合わせ部14dに貼り付けられた底部14E4とを伸張させ、底部14E1の凹部14uと底部14E2の凹部14uとを互いにその端部が当接するように組み合わせた状態として、これらにより箱部14の下側を閉塞する。
この状態で、必要であれば、箱部14内部に被収容物を収納する。
その後、罫線(折り線)14nから折り畳み部14Cと折り部14cとを山折りとし、罫線(折り線)14sから折り畳み部14Aと折り部14eとを山折りとし、その後、罫線(折り線)14qから蓋部14Fと折り畳み部14Bとを山折りとし、罫線(折り線)14rから蓋部14Fと折り部14bとを山折りとして、折り部14bを差し込むことで、箱部14の上側を閉塞する。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンを開封する際においては箱部14に差し込んであった折り部14aを抜き出すことで、蓋部14Fを開放して、被収容物を取り出すことができる。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10、または、シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、前述の第1から第4実施形態と同等の効果を奏することが可能となる。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の第6実施形態を、図面に基づいて説明する。
図19は、本実施形態における台紙の表面を示す展開平面図であり、図20は、本実施形態におけるシュリンクフィルムを貼り付けた台紙を示す平面図である。
本実施形態において上述した第5実施形態と異なるのは箱部14の形状に関する点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10、または、シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、台紙12の主面となる部分が略直方体とされる箱部14において、その前面にシュリンクフィルム11が貼り付けられた状態とされている。また、箱部が、被包装物100を再保管するものとされる。
台紙12は、図19,図20に示すように、Z方向に延在する罫線(折り線)12bから二つ折りに折り畳まれた枚葉材からなり、シュリンクフィルム11が接着部13により台紙12の主面となる前面の折り畳み部14Bに貼着されている。
台紙12は、図19,図20に示すように、X方向側に延設された裏面が互いに接触可能状態に折り畳まれた非貼り合わせ部とされて箱部14の側面を形成するための折り畳み部14A〜14Dと、貼り合わせ部12cとされた折り畳み部14Gが設けられている。
台紙12において、図19に示すように、折り畳み部14Cは、主面部が縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、その裏面には貼り合わせ部12cとされた折り畳み部14Gが貼り付けられた折り畳み部14Aが位置している。シュリンクフィルム11を台紙12に貼り付ける接着部13が、折り畳み部14Cの前面に設けられており、折り畳み部14Cの表面が台紙12の商品展示面である正面側(前側)とされている。
台紙12において、図19に示すように、折り畳み部14A〜14D,14Gは、罫線(折り線)12b,12d,14g,14hを介して折り畳み可能に接続されている。罫線(折り線)12b,12d,14g,14hは、いずれもZ方向に延在して互いに平行な直線状態とされ、折り畳み部14A〜14D,14Gは、X方向に並んでいる。なお、罫線(折り線)12b,12dは、ミシン目あるいは、ハーフカットとされて、罫線(折り線)14g,14hに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
具体的には、図19に示すように、折り畳み部14Aと折り畳み部14Bとが罫線(折り線)14hを介して接続され、折り畳み部14Bと折り畳み部14Cとが罫線(折り線)12dを介して接続され、折り畳み部14Cと折り畳み部14DZ層とが罫線(折り線)14gを介して接続され、折り畳み部14Dと折り畳み部14Gとが罫線(折り線)12bを介して接続されている。
台紙12において、折り畳み部14A〜14Cの表面には表示領域12eが設けられ、被包装物100である商品に関する説明等、所定のデザインが印刷等により形成されることができる。なお、台紙12の表面では、シュリンクフィルム11と重なる位置であっても表示領域12eを設けることができる。
折り畳み部14A〜14Dは、図19に示すように、箱部14を形成するように縦長の略矩形とされる輪郭形状とされて、それぞれ折り畳み部14Bと折り畳み部14Dとが対向する略同一形状とされ、折り畳み部14Aと折り畳み部14Cとが対向する略同一幅寸法を有し、折り畳み部14Cが箱部14の幅寸法と等しい幅寸法とされる。折り畳み部14B〜14Cは、いずれも等しいZ方向寸法を有するものとされ、また、折り畳み部14AのZ方向寸法はこれら折り畳み部14B〜14CのZ方向寸法よりも小さく設定されている。折り畳み部14Gは、折り畳み部14Aの裏面に貼り付けて箱部14を形成するための貼り合わせ部12cとされている。
折り畳み部14A〜14Dには、図19に示すように、箱部14のZ方向(上下方向)を閉塞するように底部14E1,14E2および蓋部14Fが設けられている。底部14E1,14E2および蓋部14Fは、箱部14のX方向断面形状と略同一の輪郭形状を有する。
具体的には、折り畳み部14Cの下側位置に、罫線(折り線)14kを介して底部14E1が延設され、折り畳み部14Aの下側位置に、罫線(折り線)14tを介して底部14E2が延設され、折り畳み部14Aの上側位置に、罫線(折り線)14qを介して蓋部14Fが延設されている。
底部14E1,14E2および蓋部14Fを所定位置で閉塞可能および開放可能とするために、折り部14b,14c,14d,14eが設けられている。
具体的には、図19に示すように、蓋部14Fの上側位置に、罫線(折り線)14sを介して折り部14bが延設され、折り部14bの上側位置に、罫線(折り線)14rを介して折り部14cが延設されている。また、折り畳み部14Bの下側位置に、罫線(折り線)14tを介して折り部14eが延設され、折り畳み部14Dの下側位置に、罫線(折り線)14pを介して折り部14dが延設されている。
折り畳み部14Cと、罫線(折り線)14kと、底部14E1とのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14mと、底部14E2とのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Aと、罫線(折り線)14qと、蓋部14Fと、罫線(折り線)14sと、折り部14cと、罫線(折り線)14rと、折り部14cのX方向寸法は等しくなるように設定されている。また、折り畳み部14Bと、罫線(折り線)14tと、折り部14eとのX方向寸法は等しくなるように設定され、折り畳み部14Dと、罫線(折り線)14pと、折り部14dとのX方向寸法は等しくなるように設定されている。
底部14E1において、その先端側X方向中央位置には基端側に向けて切り欠かれた切欠部14vが形成され、底部14E2において、その先端側X方向中央位置には先端側に向けて突出した凸部14wが形成されている。
折り畳み部14Aと折り畳み部14Cとが対向した組み立て状態において、底部14E1と底部14E2とがそれぞれ罫線14kおよび罫線14mから山折りに折り返されて、底部14E1と底部14E2とが対向した状態で、凸部14wが切欠部14vに差し込まれた際、箱部14の下端を閉塞可能とされる。このように凸部14wが切欠部14vに差し込まれた底部14E1と底部14E2とのZ方向寸法および凸部14wと切欠部14vとの形状も、箱部14の下端を閉塞可能なものであれば、その詳細は限定されるものではない。
さらに、折り部14b,14c,14d,14eは、いずれも、接続側である基端側から先端側までの幅寸法が略等しくなるように形成されている。
なお、罫線(折り線)12b,12dは、その両端に切り込みが設けられて、他の罫線(折り線)14p,14k,14t,14m,14q,14s,14rに比べて折り加工しやすくなるようにされている。
蓋部14Fにおいて、箱部14上側を閉塞するためには、罫線(折り線)14qから蓋部14Fと折り畳み部14Aとを山折りにする。このとき、罫線(折り線)14sから折り部14bと蓋部14Fとを山折りにするとともに、罫線(折り線)14rから折り部14cと折り部14bとを谷折りにして、折り部14bが蓋部14FよりもZ方向上側に突出した状態で、折り畳み部14B〜14Dで3方が囲まれるように形成された箱部14側面の内側に、互いに接触した折り部14cと折り部14bとを挿入する。これにより、折り部14cの折り畳み部14Cに対する面接触によって、蓋部14Fが折り畳み部14Cに対して交差する位置に停止することができる。これにより、箱部14の上端側を閉塞可能とすることができる。
台紙12においては、図19示すように、折り畳み部14Gおよび折り畳み部14A〜14Dが、罫線12bに対して非対称な形状となるように形成されている。本実施形態においては、折り畳み部14B〜14DがZ方向に等しい寸法となるように形状設定されている。また、折り畳み部14A,14Gが、Z方向に略等しい寸法となるように形状設定されるとともに、折り畳み部14B〜14Dに比べてX方向に小さな寸法とされて、折り畳み部14B〜14Dが箱部14の収納部分よりもZ方向上側に突出するように設定されている。折り畳み部14GのX方向寸法は、折り畳み部14B,14Dに比べて小さく設定されて、貼り合わせ部12cとしての機能を果たすのに充分な寸法とされている。
罫線14gと罫線12dとのZ方向寸法は互いに等しく、図19に示すように、折り畳み部14B〜14DのZ方向寸法と等しく設定される。また、罫線14hと罫線12bとのZ方向寸法は互いに等しく、折り畳み部14A,14GのZ方向寸法と略しく設定されることが好ましい。
貼り合わせ部12cは、図19に示すように、折り畳み部14Aに折り畳み部14Dを固定できるように折り畳み部14Gの罫線14gに沿った全面に設定されることができる。貼り合わせ部12cは、罫線(折り線)14gから折り畳み部14Dと折り畳み部14Gとを山折りとして、折り畳み部14Gを折り畳み部14Aの裏面に貼り付けている。
接着部13は、図19に示すように、Z方向に細長い略矩形とされて筒状のシュリンクフィルム11よりも所定長さだけ短いZ方向長さ寸法とされて、その全長に亘って均一な所定の幅方向(X方向)寸法に設定される。
接着部13は、Z方向の中心線が折り畳み部14Cの中心とX方向に一致する位置に設けられるが、他の位置として設定することも可能である。
本実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙10は、図20に示すように、罫線12bから二つ折りに折り込んで貼り合わせ部12cが貼り付けられた状態の台紙12にシュリンクフィルム11が貼り付けられている。
本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10、または、シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンは、折り畳み部14A〜14Dによって形成される箱部14に対して、折り畳み部14B〜14Dが上側にはみ出した部分が延設部となるように構成されている。
このシュリンクフィルム付台紙10を用いて、被包装物100を包装するには、包装工程として、罫線12bから二つ折りにされた台紙12のままで、シュリンクフィルム11の中に被包装物100を挿入しシュリンクフィルム11を収縮させてシュリンク包装をおこなう。
さらに、このシュリンクフィルム付台紙10を用いて箱部14を組み立てて、シュリンクフィルム付カートンとする場合、箱部14の中に被収容物や被包装物100を収納する場合、あるいは、箱部14を自立支援部または台紙強度補強部とする場合において、箱部14を立体的に組み立てるには、罫線(折り線)14gから折り畳み部14Dと折り畳み部14Cとを山折りとし、また、罫線12bから折り畳み部14Dと折り畳み部14Aとが離間するように山折り状態とし、罫線12dから折り畳み部14Bと折り畳み部14Cとが離間するように山折り状態とし、罫線14hから折り畳み部14Aと折り畳み部14Bとを山折りとし折り畳み部14Bが折り畳み部14Dより離間するように拡げ、箱部14をY方向に突出する状態として立体的に形成する。
また、罫線(折り線)14pから折り畳み部14Dと折り部14dとを山折りとし、罫線(折り線)14tから折り畳み部14Bと折り部14eとを山折りとし、その後、罫線(折り線)14kから底部14E1と折り畳み部14Bとを山折りとし、罫線(折り線)14mから折り畳み部14Aと底部14E2とを山折りとして、この底部14E1と底部14E2とが対向した状態で、凸部14wを切欠部14vに差し込み、箱部14の下側を閉塞する。
この状態で、必要であれば、箱部14内部に被収容物を収納するか、または、被包装物100を再収納する。
その後、罫線(折り線)14sから折り部14bと蓋部14Fとを山折りにするとともに、罫線(折り線)14rから折り部14cと折り部14bとを谷折りにして、折り部14cと折り部14bとが接触し、蓋部14Fと折り部14cとが直交している状態とする。
この状態で、罫線(折り線)14qから蓋部14Fと折り畳み部14Aとを山折りにして、折り畳み部14B〜14Dで3方が囲まれるように形成された箱部14側面の内側に、互いに接触した折り部14cと折り部14bとを挿入する。これにより、折り部14cの折り畳み部14Cに対する面接触によって、折り部14cが折り畳み部14B〜14Dの上端よりもZ方向上側に突出した状態で、蓋部14Fを折り畳み部14Cに対して交差する位置に停止させることができる。これにより、箱部14の上端側を閉塞することができる。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンを開封する際においては箱部14に差し込んであった折り部14cを抜き出すことで、蓋部14Fを開放して、被収容物や被包装物100を取り出すことができる。
また、本実施形態のシュリンクフィルム付台紙10、または、シュリンクフィルム付台紙10から組み立てられたシュリンクフィルム付カートンにおいては、前述の第1から第5実施形態と同等の効果を奏することが可能となる。
なお、上述した各実施形態においては、箱部14を組み立てずに台紙12を枚葉状態としたままで、シュリンクフィルム11に被包装物100を収納してシュリンクした状態で商品展示(流通・販売)をおこない、これを入手した購買者(入手者)が被包装物100を取り出した後、箱部14を組み立てて、この箱部14に被包装物100を収納することも可能である。
この場合、一見、台紙12には立体的に組み立てる収納可能な部分がないように見えるにもかかわらず、箱部14を組み立てて、被包装物100の収納に供することができる。
10…シュリンクフィルム付台紙
11…シュリンクフィルム
11c…シール部
11m,11n…ミシン目線
12…台紙
12A,12B…シート(主面)
12C,12D…シート
12a…吊り下げ孔
12b,12d…罫線(折り線)
12c…貼り合わせ部
12e…表示領域
13…接着部
14…箱部
14A〜14D,14G…折り畳み部
14E,14E1,14E2…底部
14F…蓋部
14a〜14f…折り部
14g〜14t…罫線(折り線)
14u…凹部
14v…切欠部
14w…凸部

Claims (11)

  1. 枚葉の台紙から組み立てられた箱部と、前記箱部に貼り付けられた筒状のシュリンクフィルムにより被包装物が保持されるシュリンクフィルム付カートンとなるシュリンクフィルム付台紙であって、
    前記台紙には、少なくとも二つ折りにされた状態で前記シュリンクフィルムが貼り付けられるとともに、
    前記台紙は、少なくとも前記台紙が折り曲げられた複数のシートを有し、
    前記シートの一部がサック貼りされて前記二つ折りにされた状態から前記箱部を組み立て可能とされている
    ことを特徴とするシュリンクフィルム付台紙。
  2. 前記シートには、前記箱部の底部となる領域が設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載のシュリンクフィルム付台紙。
  3. 前記シートには、前記箱部の蓋部となる領域が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のシュリンクフィルム付台紙。
  4. 前記シートには、前記箱部の外側位置に延設された延設部となる領域が設けられ、前記延設部に前記シュリンクフィルムが貼り付けられる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙。
  5. 前記シートには、罫線と貼り付け部とが設けられる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙。
  6. 前記罫線と前記貼り付け部とが略平行位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項5記載のシュリンクフィルム付台紙。
  7. 前記罫線が複数略平行位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項5または6記載のシュリンクフィルム付台紙。
  8. 前記罫線と前記シュリンクフィルムの軸線とが略平行位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項5記載のシュリンクフィルム付台紙。
  9. 前記台紙には、情報を表示する表示領域が設けられることを特徴とする請求項1から8のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙。
  10. 請求項1から9のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙において、前記箱部を組み立ててなることを特徴とするシュリンクフィルム付カートン。
  11. 請求項1から9のいずれか記載のシュリンクフィルム付台紙の製造方法であって、
    罫線から二つ折りにされて貼り合わせ部によって貼り合わせられた前記台紙に前記シュリンクフィルムを貼り付ける工程を有することを特徴とするシュリンクフィルム付台紙の製造方法。
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