JP2017132435A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP2017132435A JP2016016307A JP2016016307A JP2017132435A JP 2017132435 A JP2017132435 A JP 2017132435A JP 2016016307 A JP2016016307 A JP 2016016307A JP 2016016307 A JP2016016307 A JP 2016016307A JP 2017132435 A JP2017132435 A JP 2017132435A
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Yukikazu Goda
幸和 郷田
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    • B62J1/28Other additional equipment, e.g. back-rests for children
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62K2202/00Motorised scooters

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】鞍乗型車両において、タンデムライダーの快適性を向上させると共に、製造コストの増大とメンテナンス性の低下を抑える。【解決手段】第1左サイドカバーは、第1左サイドカバーの上縁から下方に凹んだ左切り欠き部を含む。第1右サイドカバーは、第1右サイドカバーの上縁から下方に凹んだ右切り欠き部を含む。左取付部は、左切り欠き部に配置されている。右取付部は、右切り欠き部に配置されている。車両平面視において、第2左サイドカバーの少なくとも一部は、左切り欠き部と重なっている。車両平面視において、第2右サイドカバーの少なくとも一部は、右切り欠き部と重なっている。車両側面視において、第2左サイドカバーの少なくとも一部は、左前把持部の上方に配置されている。車両側面視において、第2右サイドカバーの少なくとも一部は、右前把持部の上方に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両には、タンデムライダーが掴むためのグラブバーを備えるものがある。一般的に、グラブバーは、タンデムライダーの体を支える必要があるため、タンデムライダーが握り易い位置に配置されている。また、グラブバーは、シートの下方に配置されたシートフレームに固定される。
例えば、特許文献1の鞍乗型車両では、グラブバーをシートフレームに取り付けるための取付部が、シートとサイドカバーとの間を通るように配置されている。また、特許文献2の自動二輪車では、サイドカバーに孔が設けられており、グラブバーの取付部は、この孔を通るように配置されている。
特開2014−166803号公報 特開2009−161013号公報
特許文献1の鞍乗型車両では、グラブバーの前把持部は、車両側面視において、シートの下縁よりも上方に配置されている。そのため、タンデムライダーの脚が前把持部に当たり易くなり、快適性を損なうという問題がある。
そこで、本願の発明者は、前把持部の機能としては、握るための部分であることよりも、車体に取り付けるための部分であることが重要であることに着目し、車両側面視で前把持部をシートよりも下方に配置することを考えた。
前把持部をシートよりも下方に配置するためには、特許文献2のように、グラブバーの取付部をサイドカバーの孔を通るように配置し、サイドカバーの孔の位置を低くすることが考えられる。しかし、その場合、サイドカバーへの穴あけ加工が必要となり、製造コストが増大するという問題がある。また、サイドカバーを取り外すときに、グラブバーをサイドカバーと一体的に取り外す必要があるため、メンテナンス性が低くなるという問題もある。
本発明の課題は、鞍乗型車両において、タンデムライダーの快適性を向上させると共に、製造コストの増大とメンテナンス性の低下を抑えることにある。
本態様に係る鞍乗型車両は、シートフレームと、シートと、グラブバーと、左サイドカバー組立体と、右サイドカバー組立体と、を備える。シートは、シートフレームの上方に配置され、シートフレームに支持される。グラブバーは、タンデムライダーが握るための部材である。左サイドカバー組立体は、シートフレームの左方に配置されている。右サイドカバー組立体は、シートフレームの右方に配置されている。
グラブバーは、左取付部と、左前把持部と、右取付部と、右前把持部と、を含む。左取付部は、シートフレームに取り付けられる。左前把持部は、車両側面視においてシートの後端よりも前方に位置する。右取付部は、シートフレームに取り付けられる。右前把持部は、車両側面視においてシートの後端よりも前方に位置する。
左サイドカバー組立体は、第1左サイドカバーと第2左サイドカバーとを含む。第2左サイドカバーは、第1左サイドカバーと別体である。第2左サイドカバーは、第1左サイドカバーの前方に配置され、第1左サイドカバーに接続される。右サイドカバー組立体は、第1右サイドカバーと第2右サイドカバーとを含む。第2右サイドカバーは、第1右サイドカバーと別体である。第2右サイドカバーは、第1右サイドカバーの前方に配置され、第1右サイドカバーに接続される。
第1左サイドカバーは、第1左サイドカバーの上縁から下方に凹んだ左切り欠き部を含む。第1右サイドカバーは、第1右サイドカバーの上縁から下方に凹んだ右切り欠き部を含む。左取付部は、左切り欠き部に配置されている。右取付部は、右切り欠き部に配置されている。車両平面視において、第2左サイドカバーの少なくとも一部は、左切り欠き部と重なっている。車両平面視において、第2右サイドカバーの少なくとも一部は、右切り欠き部と重なっている。車両側面視において、第2左サイドカバーの少なくとも一部は、左前把持部の上方に配置されている。車両側面視において、第2右サイドカバーの少なくとも一部は、右前把持部の上方に配置されている。
本態様に係る鞍乗型車両によれば、グラブバーの左取付部は左切り欠き部に配置され、右取付部は右切り欠き部に配置される。そのため、切り欠き部が設けられない場合と比べて、グラブバーの左前把持部と右前把持部とを低く配置することができる。それにより、タンデムライダーの脚が左前把持部と右前把持部とに当たり難くなり、タンデムライダーの快適性を向上させることができる。
また、サイドカバーに孔を設ける場合と比べて、製造コストの増大を抑えることができる。さらに、グラブバーとは別に左右のサイドカバーを取り外すことができるため、メンテナンス性の低下を抑えることができる。
ここで、本願の発明者は、左前把持部と右前把持部との位置を低くするために、左切り欠き部と右切り欠き部とを下方に大きく凹んだ形状とすると、シートとサイドカバーとの間に隙間ができ、車体内への異物の侵入、或いは、盗難が容易となる問題が生じることを見出した。
そこで、本態様に係る鞍乗型車両では、第2左サイドカバーが上記のように配置されることで、左切り欠き部によって生じる隙間の少なくとも一部を、第2左サイドカバーによって覆うことができる。また、第2右サイドカバーが上記のように配置されることで、右切り欠き部によって生じる隙間の少なくとも一部を、第2右サイドカバーによって覆うことができる。これにより、車体内への異物の侵入、或いは、盗難の問題を解消することができる。
さらに、第2左サイドカバーが左前把持部の上方に配置されるので、第2左サイドカバーによってタンデムライダーの脚が左前把持部にさらに当たり難くなる。同様に、第2右サイドカバーが右前把持部の上方に配置されるので、第2右サイドカバーによってタンデムライダーの脚が右前把持部にさらに当たり難くなる。これにより、タンデムライダーの快適性をさらに向上させることができる。
車両側面視において、左前把持部の少なくとも一部は、左切り欠き部と重なっていてもよい。車両側面視において、右前把持部の少なくとも一部は、右切り欠き部と重なっていてもよい。この場合、左切り欠き部によって生じる隙間を第2左サイドカバーと左前把持部とによって覆うことができる。また、右切り欠き部によって生じる隙間を第2右サイドカバーと右前把持部とによって覆うことができる。
左前把持部の前端は、第2左サイドカバーの後端よりも前方に位置してもよい。右前把持部の前端は、第2右サイドカバーの後端よりも前方に位置してもよい。この場合、左切り欠き部によって生じる隙間を第2左サイドカバーと左前把持部とによって覆うことができる。また、右切り欠き部によって生じる隙間を第2右サイドカバーと右前把持部とによって覆うことができる。
車両側面視において、第2左サイドカバーの後端は、シートと左前把持部との間に位置してもよい。車両側面視において、第2右サイドカバーの後端は、シートと右前把持部との間に位置してもよい。この場合、シートと左前把持部との間の隙間を第2左サイドカバーの後端によって覆うことができる。また、シートと右前把持部との間の隙間を第2右サイドカバーの後端によって覆うことができる。
左前把持部と右前把持部とは、前斜め下方に向かって延びていてもよい。左切り欠き部の底部と、右切り欠き部の底部とは、前方且つ下方に傾斜していてもよい。この場合、左前把持部と左切り欠き部とが概ね同じ方向に延びているので、左切り欠き部によって生じる隙間を左前把持部によって覆い易くなる。また、右前把持部と右切り欠き部とが概ね同じ方向に延びているので、右切り欠き部によって生じる隙間を右前把持部によって覆い易くなる。
左取付部は、第1左サイドカバーの上縁よりも下方に位置してもよい。右取付部は、第1右サイドカバーの上縁よりも下方に位置してもよい。この場合、左右の取付部が上記のように低い位置に配置されても、左右の切り欠き部が設けられることで、左右の取付部が長くなることを抑えることができる。
鞍乗型車両は、シートロック係合部とシートロック受け部とをさらに備えてもよい。シートロック係合部は、シートに取り付けられていてもよい。シートロック受け部は、シートフレームに取り付けられており、シートロック係合部と係合可能に設けられてもよい。左切り欠き部の下端と、右切り欠き部の下端とは、シートロック係合部とシートロック受け部との係合位置よりも下方に位置してもよい。
この場合、左右の切り欠き部を下方に大きく凹んだ形状とすることで、左右の前把持部の位置を低くすることができ、タンデムライダーの快適性を向上させることができる。また、シートロック係合部及びシートロック受け部へのアクセスを、左右の第2サイドカバーによって防ぐことができる。
車両側面視において、シートロック係合部の少なくとも一部は、左切り欠き部と重なっていてもよい。車両側面視において、シートロック係合部の少なくとも一部は、右切り欠き部と重なっていてもよい。この場合、左右の切り欠き部を下方に大きく凹んだ形状とすることで、左右の前把持部の位置を低くすることができ、タンデムライダーの快適性を向上させることができる。また、シートロック係合部及びシートロック受け部へのアクセスを、左右の第2サイドカバーによって防ぐことができる。
車両側面視において、左前把持部の前縁は、前方且つ下方に傾斜していてもよい。車両側面視において、第2左サイドカバーの後縁は、左前把持部の前縁と対向し、前方且つ下方に傾斜していてもよい。車両側面視において、右前把持部の前縁は、前方且つ下方に傾斜していてもよい。車両側面視において、第2右サイドカバーの後縁は、右前把持部の前縁と対向し、前方且つ下方に傾斜していてもよい。
この場合、第2左サイドカバーの後縁が、左前把持部の前縁と対向し、且つ、概ね同じ方向に傾斜していることで、第2左サイドカバーと左前把持部とを滑らかに連なるように配置することができる。それにより、タンデムライダーの脚を左前把持部に当たり難くすることができる。第2右サイドカバーの後縁が、右前把持部の前縁と対向し、且つ、概ね同じ方向に傾斜していることで、第2右サイドカバーと右前把持部とを滑らかに連なるように配置することができる。それにより、タンデムライダーの脚を右前把持部に当たり難くすることができる。
本発明によれば、鞍乗型車両において、タンデムライダーの快適性を向上させると共に、製造コストの増大とメンテナンス性の低下を抑えることができる。
鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の上面図である。 鞍乗型車両の後部を示す左側面図である。 鞍乗型車両の後部を示す右側面図である。 シートが取り外された状態の鞍乗型車両の後部を示す上面図である。 シートが省略された状態の鞍乗型車両の後部を示す斜視図である。 グラブバーが省略された状態の鞍乗型車両の後部を示す上面図である。 グラブバーの斜視図である。 グラブバーの上面図である。 グラブバーの左側面図である。 左サイドカバー組立体の側面図である。 図3におけるXII−XII断面図である。 シートが省略されており、且つ、インナーカバーが取り付けられた状態の鞍乗型車両の後部を示す上面図である。 グラブバーが省略された状態の鞍乗型車両の後部を示す左側面図である。
以下、実施形態に係る鞍乗型車両について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。図2は、鞍乗型車両1の上面図である。本実施形態に係る鞍乗型車両1は、スクータ型車両である。図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、ステアリング装置3と、車体カバー4と、前輪5と、シート6と、後輪7と、駆動ユニット8と、を含む。
なお、本明細書において、鞍乗型車両1の前後方向、鞍乗型車両1の上下方向、鞍乗型車両1の左右方向とは、鞍乗型車両1のライダーから見た前後、左右、上下の方向である。また、前後方向は、鞍乗型車両1の前後方向と平行な方向だけを示すものでなく、鞍乗型車両1の前後方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、左右方向および上下方向よりも前後方向に近い方向は、前後方向に含まれる。
同様に、上下方向とは、鞍乗型車両1の上下方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると前後方向および左右方向よりも上下方向に近い方向は、上下方向に含まれる。
さらに、左右方向とは、鞍乗型車両1の左右方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、前後方向および上下方向よりも左右方向に近い方向は、左右方向に含まれる。
本実施形態において、「車幅方向における内方」とは、車幅方向において、車幅方向における中心を通り前後方向に延びる軸線に近づく方向を意味する。また、「車幅方向における外方」とは、車幅方向において、車幅方向における内方と反対の方向を意味する。すなわち、「車幅方向における外方」とは、車幅方向における中心を通り前後方向に延びる軸線から遠ざかる方向を意味する。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、シートフレーム14とを含む。ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から下方に延びている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部に接続されている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部から後方に延びている。シートフレーム14は、ロアフレーム13に接続されている。シートフレーム14は、ダウンフレーム12の後部から、後方且つ上方に延びている。
ステアリング装置3は、ステアリングシャフト15と、ブラケット16と、左右のサスペンション17とを有する。ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ11に挿入されている。ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ11に左右に回動可能に支持される。ステアリングシャフト15の下部は、ブラケット16を介して左右のサスペンション17に接続されている。サスペンション17は、前輪5を回転可能に支持している。ステアリングシャフト15の上部は、ハンドル18に接続されている。ハンドル18は、ステアリングシャフト15の上端部に支持されている。
車体カバー4は、ハンドルカバー21と、フロントカバー22と、リアカバー23と、ロアカバー24とを有する。ハンドルカバー21は、ハンドル18の前方及び後方を覆う。ハンドルカバー21の上面には、メーターパネル25が取り付けられる。メーターパネル25は、例えば速度計を含む。フロントカバー22は、ハンドルカバー21より下方に配置される。フロントカバー22は、ヘッドパイプ11及びダウンフレーム12の周囲を覆う。
リアカバー23は、シートフレーム14の周囲を覆う。図2に示すように、リアカバー23は、左サイドカバー組立体26Lと右サイドカバー組立体26Rとを含む。図1に示すように、左サイドカバー組立体26Lは、シートフレーム14の左方に配置されている。車両側面視において、左サイドカバー組立体26Lは、シート6の下方に配置されている。左サイドカバー組立体26Lと同様に、右サイドカバー組立体26Rは、シートフレーム14の右方に配置されている。車両側面視において、右サイドカバー組立体26Rは、シート6の下方に配置されている。
シート6は、ヘッドパイプ11より後方に配置されている。シート6は、シートフレーム14の上方に配置されている。シート6は、シートフレーム14に支持されている。シート6は、図示しないステー及び後述する収納部37を介してシートフレーム14に支持されている。或いは、シート6は、シートフレーム14に直接的に支持されてもよい。
ロアカバー24は、フロントカバー22とリアカバー23との間に配置される。ロアカバー24は、ロアフレーム13の周囲を覆う。ロアカバー24の上面は、フートボード28を含む。フートボード28は、シート6より下方且つ前方に配置されている。フートボード28は、ロアフレーム13の上方に配置される。フートボード28は、ライダーが足を置くように設けられる。フートボード28は、平坦な形状を有する。なお、フートボード28は、平坦な形状に限られない。例えば、フートボード28は、車幅方向における中央部が上方に凸に突出した形状であってもよい。
駆動ユニット8は、シート6の下方に配置されている。駆動ユニット8は、車体フレーム2に揺動可能に支持される。駆動ユニット8は、例えばエンジンとトランスミッションとを含む。駆動ユニット8は、後輪7を回転可能に支持している。後輪7は、リアサスペンション27を介して車体フレーム2に支持されている。
図3は、鞍乗型車両1の後部を示す左側面図である。図4は、鞍乗型車両1の後部を示す右側面図である。図3に示すように、左サイドカバー組立体26Lは、第1左サイドカバー31Lと第2左サイドカバー32Lとを含む。
車両側面視において、第1左サイドカバー31Lは、後輪7の上方に位置している。第1左サイドカバー31Lには、テールライト33が取り付けられている。車両側面視において、第1左サイドカバー31Lの後端311Lは、シート6の後端601よりも後方に位置している。第1左サイドカバー31Lの下方には、左リアフラッシャ35Lが配置されている。第1左サイドカバー31Lの下方には、リアフェンダ36が配置されている。
第2左サイドカバー32Lは、第1左サイドカバー31Lと別体である。第2左サイドカバー32Lは、第1左サイドカバー31Lの前方に配置されており、第1左サイドカバー31Lに接続されている。第2左サイドカバー32Lの後縁321Lは、前方且つ下方に傾斜している。
第2左サイドカバー32Lの下方には、左タンデムステップ34Lが配置されている。左タンデムステップ34Lは、タンデムライダーが脚を置くための部分である。左タンデムステップ34Lは、展開状態と収納状態とに変更可能に設けられている。図3では、左タンデムステップ34Lは、収納状態である。図示を省略するが、左タンデムステップ34Lは、展開状態では、左右に突出するように配置される。
車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの後縁321Lの延長線L1は、少なくとも収納状態の左タンデムステップ34Lと交差する。車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの後縁321Lの延長線L1は、展開状態の左タンデムステップ34Lと交差してもよい。
第2左サイドカバー32Lの前縁322Lは、後縁321Lと同様に、前方且つ下方に傾斜している。第2左サイドカバー32Lの前縁322Lは、後縁321Lよりも前方且つ下方の位置まで延びている。第2左サイドカバー32Lの下縁323Lは、上方に向かって屈曲した形状を有する。第2左サイドカバー32Lの下縁323Lは、左タンデムステップ34Lの上方に位置している。第2左サイドカバー32Lの上縁324Lは、前方且つ下方に傾斜している。第2左サイドカバー32Lの上縁324Lは、シート6の下縁に沿って配置されている。
図4に示すように、右サイドカバー組立体26Rは、第1右サイドカバー31Rと第2右サイドカバー32Rとを含む。第2右サイドカバー32Rは、第1右サイドカバー31Rと別体である。第2右サイドカバー32Rは、第1右サイドカバー31Rの前方に配置され、第1右サイドカバー31Rに接続される。第1右サイドカバー31Rの下方には、右リアフラッシャ35Rが配置されている。第2右サイドカバー32Rの下方には、右タンデムステップ34Rが配置されている。
右サイドカバー組立体26Rは、左サイドカバー組立体26Lと左右対称に設けられているため、詳細な説明を省略する。なお、図4においては、右サイドカバー組立体26Rの各部分には、対応する左サイドカバー組立体26Lの各部分と同じ数字を含む符号を付している。
図5は、シート6が省略された状態の鞍乗型車両1の後部を示す上面図である。図6は、シート6が省略された状態の鞍乗型車両1の後部を示す斜視図である。図5及び図6に示すように、シート6の下方には、収納部37が配置されている。図5に示すように、車両平面視において、収納部37の後方には、燃料タンク19が配置されている。なお、図5及び図6においては後述するインナーカバー20が省略されている。
図7は、シート6及びグラブバー41が省略された状態の車両の後部を示す上面図である。図7に示すように、第1左サイドカバー31Lと第1右サイドカバー31Rとの間には、テールライトカバー40が配置されている。テールライトカバー40は、テールライト33の上方に配置される。
テールライトカバー40は、第1左サイドカバー31L及び第1右サイドカバー31Rと別体である。テールライトカバー40は、第1左サイドカバー31Lと第1右サイドカバー31Rとに接続されている。或いは、テールライトカバー40は、第1左サイドカバー31L及び第1右サイドカバー31Rと一体であってもよい。
図3から図6に示すように、鞍乗型車両1は、グラブバー41を備える。グラブバー41は、タンデムライダーが握るための部材である。グラブバー41の少なくとも一部は、シート6の後端601よりも後方に位置している。
図8は、グラブバー41の斜視図である。図9は、グラブバー41の上面図である。図10は、グラブバー41の左側面図である。図8から図10に示すように、グラブバー41は、左把持部42Lと、右把持部42Rと、中央把持部43とを含む。
図3に示すように、左把持部42Lの少なくとも一部は、第1左サイドカバー31Lの左側方に配置されている。車両側面視において、左把持部42Lの少なくとも一部は、第1左サイドカバー31Lに重なっている。車両側面視において、左把持部42Lは、後斜め上方に向かって延びている。左把持部42Lの前端421Lは、シート6の後端601よりも前方に位置する。左把持部42Lの前端421Lは、シート6よりも下方に位置する。左把持部42Lの後端422Lは、シート6の後端601よりも後方に位置する。左把持部42Lの後端422Lは、シート6よりも上方に位置する。
車両側面視において、左把持部42Lの前縁423Lは、前方且つ下方に向かって傾斜している。車両側面視において、左把持部42Lの上縁424Lは、前方且つ下方に向かって傾斜している。車両側面視において、左把持部42Lの下縁425Lは、前方且つ下方に向かって傾斜している。車両側面視において、左把持部42Lは、前縁423Lと上縁424Lと下縁425Lとに囲まれた概ね三角形の形状を有している。
図4に示すように、右把持部42Rの少なくとも一部は、第1右サイドカバー31Rの右側方に配置されている。車両側面視において、右把持部42Rの少なくとも一部は、第1右サイドカバー31Rに重なっている。車両側面視において、右把持部42Rは、後斜め上方に向かって延びている。右把持部42Rの前端421Rは、シート6の後端601よりも前方に位置する。右把持部42Rの前端421Rは、シート6よりも下方に位置する。右把持部42Rの後端422Rは、シート6の後端601よりも後方に位置する。右把持部42Rの後端422Rは、シート6よりも上方に位置する。
右把持部42Rは、左把持部42Lと左右対称である。従って、右把持部42Rの前縁423Rと上縁424Rと下縁425Rとは、左把持部42Lの前縁423Lと上縁424Lと下縁425Lと同様の形状である。
図5に示すように、車両平面視において、左把持部42Lは、後方、且つ、車幅方向における内方に向かって斜めに延びている。車両平面視において、左把持部42Lの外面は湾曲しており、第2左サイドカバー32Lの湾曲した外面と滑らかに連なっている。車両平面視において、右把持部42Rは、後方、且つ、車幅方向における内方に向かって斜めに延びている。車両平面視において、右把持部42Rの外面は湾曲しており、第2右サイドカバー32Rの湾曲した外面と滑らかに連なっている。
中央把持部43は、車幅方向において左把持部42Lと右把持部42Rとの間に位置している。中央把持部43は、左把持部42Lと右把持部42Rとを連結している。車両平面視において、中央把持部43は、シート6の後方に配置されている。車両平面視において、中央把持部43は、左把持部42Lの後端422L及び右把持部42Rの後端422Rよりも前方に位置している。図3に示すように、中央把持部43の少なくとも一部は、シート6よりも上方に位置している。
グラブバー41は、左取付部44Lと右取付部44Rとを含む。左取付部44Lと右取付部44Rとは、シートフレーム14に取り付けられている。詳細には、図5に示すように、シートフレーム14は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとを含む。左取付部44Lは、左シートフレーム14Lに取り付けられている。右取付部44Rは、右シートフレーム14Rに取り付けられている。
左取付部44Lは、図7に示す左ブラケット38Lを介して左シートフレーム14Lに取り付けられている。右取付部44Rは、右ブラケット38Rを介して右シートフレーム14Rに取り付けられている。
図6に示すように、右ブラケット38Rは、右シートフレーム14R上に配置されている。右ブラケット38Rは、右シートフレーム14Rから上方に延びている。右取付部44Rは、右シートフレーム14Rよりも上方において右ブラケット38Rに取り付けられている。
右ブラケット38Rと同様に、左ブラケット38Lは、左シートフレーム14L上に配置されている。左ブラケット38Lは、左シートフレーム14Lから上方に延びている。左取付部44Lは、左シートフレーム14Lよりも上方において左ブラケット38Lに取り付けられている。
図8から図10に示すように、左取付部44Lは、左フランジ部45Lと左連結部46Lとを含む。左フランジ部45Lは孔451Lを有する。左連結部46Lは、左フランジ部45Lと左把持部42Lとを連結している。右取付部44Rは、右フランジ部45Rと右連結部46Rとを含む。右フランジ部45Rは孔451Rを有する。右連結部46Rは、右フランジ部45Rと右把持部42Rとを連結している。
図7に示すように、左ブラケット38Lの上面には、左フランジ部45Lの孔451Lと対応する位置に孔381Lが設けられている。右ブラケット38Rの上面には、右フランジ部45Rの孔451Rと対応する位置に孔381Rが設けられている。左フランジ部45Lの孔451Lと左ブラケット38Lの孔381Lとに、図5に示すボルト39Lが通されることによって、左取付部44Lが左ブラケット38Lに固定される。右フランジ部45Rの孔451Rと右ブラケット38Rの孔381Rとに、図5に示すボルト39Rが通されることによって、右取付部44Rが右ブラケット38Rに固定される。
図11は、左サイドカバー組立体26Lの側面図である。図11に示すように、第1左サイドカバー31Lは、第1左サイドカバー31Lの上縁312Lから下方に凹んだ左切り欠き部313Lを含む。左切り欠き部313Lの底部は、前方且つ下方に傾斜している。車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの後端325Lは、左切り欠き部313Lの上方に配置されている。第2左サイドカバー32Lの後端325Lは、左切り欠き部313Lの前端よりも後方に位置している。
上述した左フランジ部45Lは、第1左サイドカバー31Lの上縁312Lよりも下方に配置される。左フランジ部45Lは、左切り欠き部313Lよりも下方に配置される。
図5に示すように、車両平面視において、第2左サイドカバー32Lの少なくとも一部は、左取付部44Lと重なっている。詳細には、車両平面視において、第2左サイドカバー32Lの後端325Lは、左取付部44Lの一部と重なっている。車両平面視において、第2左サイドカバー32Lの後端325Lは、左連結部46Lの一部と重なっている。
図7に示すように、車両平面視において、第2左サイドカバー32Lの少なくとも一部は、左切り欠き部313Lと重なっている。詳細には、車両平面視において、第2左サイドカバー32Lの後端325Lは、左切り欠き部313Lの一部と重なっている。
図3に示すように、左把持部42Lは、左前把持部47Lを含む。左前把持部47Lは、左把持部42Lのうち、車両側面視においてシート6の後端601よりも前方に位置する部分である。左前把持部47Lは、前斜め下方に向かって延びている。
車両側面視において、左前把持部47Lの前縁423Lは、前方且つ下方に傾斜している。左前把持部47Lの前縁423Lは、上述した左把持部42Lの前縁423Lに相当する。車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの後縁321Lは、左前把持部47Lの前縁423Lと対向し、前方且つ下方に傾斜している。
車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの後縁321Lは、左前把持部47Lの前縁423Lよりも前方且つ下方の位置まで延びている。車両側面視において、左前把持部47Lの前縁423Lの延長線L1は、少なくとも収納状態の左タンデムステップ34Lと交差する。車両側面視において、左前把持部47Lの前縁423Lの延長線L1は、展開状態の左タンデムステップ34Lと交差してもよい。
図3に示すように、車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの後端325Lは、シート6と左前把持部47Lとの間に位置している。左前把持部47Lの前端421Lは、第2左サイドカバー32Lの後端325Lよりも前方に位置している。車両側面視において、左前把持部47Lの少なくとも一部は、左切り欠き部313Lと重なっている。詳細には、左前把持部47Lにおいて上述した左連結部46Lと連結されている部分は、左切り欠き部313Lと重なっている。
左前把持部47Lは、左切り欠き部313Lよりも前方の位置まで延びている。左前把持部47Lの前端421Lは、左切り欠き部313Lよりも下方に位置している。
左取付部44Lは、左切り欠き部313Lに配置されている。詳細には、左フランジ部45Lは、左切り欠き部313Lの底部よりも下方に位置しており、左連結部46Lは、左切り欠き部313Lを通るように配置されている。車両側面視において、左連結部46Lは、左前把持部47Lと第1左サイドカバー31Lとに重なっている。
図12は、図3におけるXII−IXI断面図である。図12に示すように、左前把持部47Lは、第1左サイドカバー31Lの左側方に配置されている。左前把持部47Lは、第1左サイドカバー31Lに対して隙間をおいて配置されている。なお、図12に示すように、第1左サイドカバー31Lと第1右サイドカバー31Rとの間には、燃料タンク19が配置されている。燃料タンク19の上方には、インナーカバー20が配置されている。燃料タンク19及びインナーカバー20は、シート6の下方に配置されている。
図13は、シート6が省略されており、且つ、インナーカバー20が取り付けられた状態の鞍乗型車両1の後部を示す上面図である。車両平面視において、インナーカバー20は、収納部37の後方に配置されている。車両平面視において、インナーカバー20は、テールライトカバー40の前方に配置されている。車両平面視において、インナーカバー20は、左前把持部47Lと右前把持部47Rとの間に配置されている。車両平面視において、インナーカバー20は、第2左サイドカバー32Lと第2右サイドカバー32Rとの間に配置されている。
図14は、グラブバー41が省略された状態の鞍乗型車両1の後部を示す左側面図である。図12に示すように、左右のサイドカバー組立体26L,26R内には、シートロック係合部51と、シートロック受け部52とが配置されている。シートロック係合部51は、シート6の底面に取り付けられている。
シートロック受け部52は、シートフレーム14に取り付けられている。シートロック受け部52は、シートロック係合部51と係合可能に設けられている。詳細には、図5に示すように、左右のシートフレーム14にはクロスメンバー29が取り付けられている。クロスメンバー29にはブラケット30が取り付けられている。シートロック受け部52は、ブラケット30及びクロスメンバー29を介して左右のシートフレーム14に取り付けられている。
図14に示すように、左切り欠き部313Lの下端は、シートロック係合部51とシートロック受け部52との係合位置よりも下方に位置している。車両側面視において、シートロック係合部51の少なくとも一部は、左切り欠き部313Lと重なっている。車両側面視において、シートロック受け部52の少なくとも一部は、左切り欠き部313Lと重なっている。従って、車両側面視において、シートロック係合部51の少なくとも一部は、左前把持部47Lと重なっている。車両側面視において、シートロック受け部52の少なくとも一部は、左前把持部47Lと重なっている。車両側面視において、シート6と左前把持部47Lと第2左サイドカバー32Lとの間の隙間の少なくとも一部は、インナーカバー20の左右の側壁から突出する左フランジ部201Lと右フランジ部201R(図13参照)とによって閉じられる。
図4に示すように、右把持部42Rは、車両側面視においてシート6の後端601よりも前方に位置する右前把持部47Rを含む。図7に示すように、第1右サイドカバー31Rは、第1右サイドカバー31Rの上縁から下方に凹んだ右切り欠き部313Rを含む。グラブバー41の左把持部42Lと右把持部42Rとは左右対称に設けられている。また、左サイドカバー組立体26Lと右サイドカバー組立体26Rとは左右対称に設けられている。
従って、右前把持部47Rと、第1右サイドカバー31Rと、第2右サイドカバー32Rと、右切り欠き部313Rと、右取付部44Rとの形状及び配置は、上述した左前把持部47Lと、第1左サイドカバー31Lと、第2左サイドカバー32Lと、左切り欠き部313Lと、左取付部44Lとの形状及び配置と左右対称であることを除いて同様である。また、右切り欠き部313Rと、右前把持部47Rと、シートロック係合部51と、シートロック受け部52との形状及び配置は、上述した左切り欠き部313Lと、左前把持部47Lと、シートロック係合部51と、シートロック受け部52との形状及び配置と左右対称であることを除いて同様である。
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1によれば、グラブバー41の左取付部44Lは左切り欠き部313Lに配置され、右取付部44Rは右切り欠き部313Rに配置される。そのため、切り欠き部313L,313Rが設けられない場合と比べて、グラブバー41の左前把持部47Lと右前把持部47Rとを低く配置することができる。それにより、タンデムライダーの脚が左前把持部47Lと右前把持部47Rとに当たり難くなり、タンデムライダーの快適性を向上させることができる。
また、グラブバー41を取り付けるための孔を第1左サイドカバー31Lと第1右サイドカバー31Rとに設ける場合と比べて、製造コストの増大を抑えることができる。さらに、グラブバー41とは別に第1左サイドカバー31Lと第1右サイドカバー31Rとを車両から取り外すことができるため、メンテナンス性の低下を抑えることができる。
本実施形態に係る鞍乗型車両1では、左切り欠き部313Lによって生じる隙間の少なくとも一部を、第2左サイドカバー32Lによって覆うことができる。同様に、右切り欠き部313Rによって生じる隙間の少なくとも一部を、第2右サイドカバー32Rによって覆うことができる。これにより、車体内への異物の侵入を抑えることができる。また、シートロック係合部51とシートロック受け部52へのアクセスが困難になるので、防犯性を向上させることができる。
さらに、第2左サイドカバー32Lが左前把持部47Lの上方に配置されるので、第2左サイドカバー32Lによってタンデムライダーの脚が左前把持部47Lにさらに当たり難くなる。同様に、第2右サイドカバー32Rが右前把持部47Rの上方に配置されるので、第2右サイドカバー32Rによってタンデムライダーの脚が右前把持部47Rにさらに当たり難くなる。これにより、タンデムライダーの快適性をさらに向上させることができる。
車両側面視において、左前把持部47Lの少なくとも一部は、左切り欠き部313Lと重なっている。車両側面視において、右前把持部47Rの少なくとも一部は、右切り欠き部313Rと重なっている。そのため、左切り欠き部313Lによって生じる隙間を第2左サイドカバー32Lと左前把持部47Lとによって覆うことができる。また、右切り欠き部313Rによって生じる隙間を第2右サイドカバー32Rと右前把持部47Rとによって覆うことができる。
左前把持部47Lと右前把持部47Rとは、前斜め下方に向かって延びている。左切り欠き部313Lの底部と、右切り欠き部313Rの底部とは、前方且つ下方に傾斜している。すなわち、左前把持部47Lと左切り欠き部313Lとが概ね同じ方向に延びている。そのため、左切り欠き部313Lによって生じる隙間を左前把持部47Lによって覆い易い。また、右前把持部47Rと右切り欠き部313Rとが概ね同じ方向に延びているので、右切り欠き部313Rによって生じる隙間を右前把持部47Rによって覆い易い。
左取付部44Lは、第1左サイドカバー31Lの上縁312Lよりも下方に位置している。右取付部44Rは、第1右サイドカバー31Rの上縁よりも下方に位置している。この場合、左右の取付部44L,44Rが上記のように低い位置に配置されても、左右の切り欠き部313L,313Rが設けられることで、左右の取付部44L,44Rが長くなることを抑えることができる。
第2左サイドカバー32Lの後縁321Lが、左前把持部47Lの前縁423Lと対向し、且つ、概ね同じ方向に傾斜していることで、第2左サイドカバー32Lと左前把持部47Lとを滑らかに連なるように配置することができる。それにより、タンデムライダーの脚を左前把持部47Lに当たり難くすることができる。また、第2右サイドカバー32Rの後縁が、右前把持部47Rの前縁と対向し、且つ、概ね同じ方向に傾斜していることで、第2右サイドカバー32Rと右前把持部47Rとを滑らかに連なるように配置することができる。それにより、タンデムライダーの脚を右前把持部47Rに当たり難くすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両には、モーターサイクル、不整地走行用車両(ALL-TERRAIN VEHICLE)、スノーモービルが含まれる。モーターサイクルには、上記の実施形態に係るスクータ型車両に限らず、モペットなどの他の種類の車両が含まれてもよい。
左右のサイドカバー組立体26L,26Rの構成が変更されてもよい。例えば、左右の第1サイドカバー31L、31Rの形状、或いは配置が変更されてもよい。左右の第2サイドカバー32L、32Rの形状、或いは配置が変更されてもよい。左右の切り欠き部313L,313Rの形状、或いは配置が変更されてもよい。
グラブバー41の構成が変更されてもよい。例えば、左右の把持部42L,42Rの形状、或いは配置が変更されてもよい。中央把持部43が省略されてもよい。シートロック係合部51、或いはシートロック受け部52の形状、或いは配置が変更されてもよい。
車両平面視において、第2左サイドカバー32Lの全体が、左切り欠き部313Lと重なっていてもよい。車両平面視において、第2右サイドカバー32Rの全体が、右切り欠き部313Rと重なっていてもよい。車両側面視において、第2左サイドカバー32Lの全体が、左前把持部47Lの上方に配置されてもよい。車両側面視において、第2右サイドカバー32Rの全体が、右前把持部47Rの上方に配置されてもよい。
車両側面視において、左前把持部47Lの全体が、左切り欠き部313Lと重なってもよい。車両側面視において、右前把持部47Rの全体が、右切り欠き部313Rと重なってもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
本発明によれば、鞍乗型車両において、タンデムライダーの快適性を向上させると共に、製造コストの増大とメンテナンス性の低下を抑えることができる。
14 シートフレーム
6 シート
41 グラブバー
26L 左サイドカバー組立体
26R 右サイドカバー組立体
44L 左取付部
47L 左前把持部
44R 右取付部
47R 右前把持部
31L 第1左サイドカバー
32L 第2左サイドカバー
31R 第1右サイドカバー
32R 第2右サイドカバー
313L 左切り欠き部
313R 右切り欠き部
51 シートロック係合部
52 シートロック受け部

Claims (9)

  1. シートフレームと、
    前記シートフレームの上方に配置され、前記シートフレームに支持されるシートと、
    タンデムライダーが握るためのグラブバーと、
    前記シートフレームの左方に配置されている左サイドカバー組立体と、
    前記シートフレームの右方に配置されている右サイドカバー組立体と、
    を備え、
    前記グラブバーは、
    前記シートフレームに取り付けられる左取付部と、
    車両側面視において前記シートの後端よりも前方に位置する左前把持部と、
    前記シートフレームに取り付けられる右取付部と、
    車両側面視において前記シートの後端よりも前方に位置する右前把持部と、
    を含み、
    前記左サイドカバー組立体は、
    第1左サイドカバーと、
    前記第1左サイドカバーと別体であって、前記第1左サイドカバーの前方に配置され、前記第1左サイドカバーに接続される第2左サイドカバーと、
    を含み、
    前記右サイドカバー組立体は、
    第1右サイドカバーと、
    前記第1右サイドカバーと別体であって、前記第1右サイドカバーの前方に配置され、前記第1右サイドカバーに接続される第2右サイドカバーと、
    を含み、
    前記第1左サイドカバーは、前記第1左サイドカバーの上縁から下方に凹んだ左切り欠き部を含み、
    前記第1右サイドカバーは、前記第1右サイドカバーの上縁から下方に凹んだ右切り欠き部を含み、
    前記左取付部は、前記左切り欠き部に配置され、
    前記右取付部は、前記右切り欠き部に配置され、
    車両平面視において、前記第2左サイドカバーの少なくとも一部は、前記左切り欠き部と重なり、
    車両平面視において、前記第2右サイドカバーの少なくとも一部は、前記右切り欠き部と重なり、
    車両側面視において、前記第2左サイドカバーの少なくとも一部は、前記左前把持部の上方に配置され、
    車両側面視において、前記第2右サイドカバーの少なくとも一部は、前記右前把持部の上方に配置されている、
    鞍乗型車両。
  2. 車両側面視において、前記左前把持部の少なくとも一部は、前記左切り欠き部と重なり、
    車両側面視において、前記右前把持部の少なくとも一部は、前記右切り欠き部と重なる、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記左前把持部の前端は、前記第2左サイドカバーの後端よりも前方に位置し、
    前記右前把持部の前端は、前記第2右サイドカバーの後端よりも前方に位置する、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 車両側面視において、前記第2左サイドカバーの後端は、前記シートと前記左前把持部との間に位置し、
    車両側面視において、前記第2右サイドカバーの後端は、前記シートと前記右前把持部との間に位置している、
    請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記左前把持部と前記右前把持部とは、前斜め下方に向かって延びており、
    前記左切り欠き部の底部と、前記右切り欠き部の底部とは、前方且つ下方に傾斜している、
    請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記左取付部は、前記第1左サイドカバーの上縁よりも下方に位置し、
    前記右取付部は、前記第1右サイドカバーの上縁よりも下方に位置している、
    請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記シートに取り付けられているシートロック係合部と、
    前記シートフレームに取り付けられており、前記シートロック係合部と係合可能に設けられるシートロック受け部と、
    をさらに備え、
    前記左切り欠き部の下端と、前記右切り欠き部の下端とは、前記シートロック係合部とシートロック受け部との係合位置よりも下方に位置している、
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 前記シートに取り付けられているシートロック係合部と、
    前記シートフレームに取り付けられており、前記シートロック係合部と係合可能に設けられるシートロック受け部と、
    をさらに備え、
    車両側面視において、前記シートロック係合部の少なくとも一部は、前記左切り欠き部と重なり、
    車両側面視において、前記シートロック係合部の少なくとも一部は、前記右切り欠き部と重なっている、
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 車両側面視において、前記左前把持部の前縁は、前方且つ下方に傾斜しており、
    車両側面視において、前記第2左サイドカバーの後縁は、前記左前把持部の前縁と対向し、前方且つ下方に傾斜しており、
    車両側面視において、前記右前把持部の前縁は、前方且つ下方に傾斜しており、
    車両側面視において、前記第2右サイドカバーの後縁は、前記右前把持部の前縁と対向し、前方且つ下方に傾斜している、
    請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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