JP2017130560A - 基板保持装置 - Google Patents

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【課題】基板の平坦度のさらなる向上を図り得る基板保持装置を提供する。
【解決手段】第i部分空間Si(i=1,2,‥)に対応して配置された通気孔21を通じた通気経路22の流体抵抗Riおよび第1部分空間の体積Viの積Ri×Viが、第i+1部分空間Si+1の当該積Ri+1×Vi+1よりも小さくなるように、通気経路22が構成され、かつ、複数の凸部11の配置態様が調節されるように設計されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハなどの基板を基体に吸着保持する基板保持装置に関する。
基体の上面に、基板の外縁部を支持する環状の第1支持部と、第1支持部により囲まれた領域内に配置された複数の突起状の第2支持部と、当該領域内に配置された基板を吸着しない領域を形成する筒状部と、が形成され、基板と基体とによって形成される第1支持部の内側の空間の空気吸引が、筒状部に近い吸引口から開始されるように構成されている基板保持装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。これにより、基板の皺が非吸着部分へ集中する現象の発生が回避されるので、基板の全体的な平坦度の向上が図られている。
特許第4348734号公報
しかし、精細な回路パターンを製造するために半導体露光装置の光源の線幅の微細化が進んでおり、ナノメーターサイズの線幅が主流となりつつあるため、基板の平坦度に対する要求基準が高くなっている。
そこで、本発明は、基板の平坦度のさらなる向上を図り得る基板保持装置を提供することを目的とする。
本発明は、上面に開口している複数の通気孔および前記複数の通気孔のそれぞれに連通する通気経路が形成されている平板状の基体と、前記基体の上面から突出して形成されている複数の凸部と、前記基体の上面から突出して前記複数の通気孔および前記複数の凸部を囲うように形成されている環状凸部と、を備えている基板保持装置に関する。
本発明の基板保持装置は、前記基体の上面、前記環状凸部の内周面および基板の下面により画定されている空間において順に隣接する第1〜第Nの部分空間(N≧3)を区画する隔壁部が前記基体の上面から突出して形成され、前記第1〜第Nの部分空間のうち第iの部分空間(i=1,2,‥N−1)に対応して配置された通気孔を通じた前記通気経路の流体抵抗および当該第iの部分空間の体積の積が、前記第iの部分空間に隣接する第i+1の部分空間に対応して配置された通気孔を通じた前記通気経路の流体抵抗および当該他の部分空間の体積の積よりも小さくなるように、前記通気経路が構成され、かつ、前記複数の凸部が形成されていることを特徴とする。
本発明の基板保持装置によれば、基体に形成された通気経路および通気孔を通じて、基体の上面、環状凸部の内周面および基板の下面により画定された閉空間が減圧されて負圧領域が形成される。この際、閉空間において第iの部分空間(i=1,2,‥N−1)のほうが、隔壁部を介してこれに隣接する第i+1の部分空間よりもごく短時間ではあるものの先に負圧領域が形成される。これは、一の部分空間に対応して配置された通気孔を通じた通気経路の流体抵抗および当該一の部分空間の体積の積が、他の部分空間の当該積よりも小さくなるように通気経路が構成され、かつ、複数の凸部が形成されているためである。
たとえば、通気孔の数が多く設計され、通気孔の開口面積が大きく設計され、通気経路の断面積が小さく設計され、または通気経路の負圧形成始端位置から通気孔までの距離が長く設計されることで、通気経路の流体抵抗を高くすることができる。そのほか、通気経路の途中に通気性のある多孔質体または局所的に断面積が大きくなる空間が配置されることによっても通気経路の流体抵抗が高くすることができる。また、複数の凸部の配置個数が多く設計され、または凸部のサイズが大きく設計されることにより、該当する部分空間の体積を小さくすることができる。
よって、基板は第1の部分空間に対応する第1の領域で平坦性が確保され、その後わずかな時間差をもって第1の部分空間に隣接する第2の部分空間に対応する第2の領域で平坦性が確保される。さらにその後わずかな時間差をもって第2の部分空間に隣接する第3の部分空間に対応する第3の領域で平坦性が確保される。このように基板の平坦性がわずかな時間差をもって逐次的に確保されていくことで、当該基板の全体的な平坦性の向上が図られる。
本発明の一態様の基板保持装置において、前記隔壁部の少なくとも一部が、前記環状凸部と比較して上端面が低くまたは同じ高さに形成されている。
本発明の一態様の基板保持装置において、
前記複数の凸部のうち少なくとも一部が、前記環状凸部または前記隔壁部と比較して上端面が高くまたは同じ高さに形成されている。
本発明の一実施形態としての基板保持装置の構成説明図。
(構成)
図1に示されている本発明の一実施形態としての基板保持装置は、セラミックス焼結体からなる略円板状の基体1を備えている。基体1には、上面に開口している複数の通気孔21および当該複数の通気孔21のそれぞれに連通する通気経路22が形成されている。基体1には、その上面から突出する複数の凸部11と、上面から突出して複数の通気孔21および複数の凸部11を囲う環状凸部12と、環状の第1隔壁部31と、環状の第2隔壁部32と、が形成されている。本実施形態では、凸部11および環状凸部12が、それぞれの高さが一致するように形成されている。
複数の凸部11のそれぞれは上端面が同じ高さ(高さ方向の位置が同じ)に形成され、かつ、環状凸部12、第1隔壁部31および第2隔壁部32のそれぞれと比較して上端面が同じ高さに形成されている。第1隔壁部31および第2隔壁部32のそれぞれは、環状凸部12と比較して上端面が同じ高さに形成されている。
通気経路22は、基体1の下面に延在する溝として形成されている。基体1の下面が基台(図示略)の上面に接合されることで、当該溝が真空吸引経路として機能する。少なくとも一方の表面に溝が形成された一対のセラミックス焼結体が当該溝を挟むように接合されることにより、通気経路22が内部に形成された基体1が作製されてもよい。基台に当該真空吸引経路を構成する経路が形成されていてもよい。
通気経路22は、円環状の第1周方向経路221、第1周方向経路221よりも外側にある当該円環と中心を同じくする小径円弧形状の第2周方向経路223および第2周方向経路223よりも外側にある当該円環と中心を同じくする大径円弧形状の第3周方向経路225のほか、基体1の径方向に延在して第1周方向経路221および第2周方向経路223を接続する第1径方向経路222および基体1の径方向に延在して第2周方向経路223および第3周方向経路225を接続する第3径方向経路224により構成されている。第2周方向経路223および第3周方向経路225のそれぞれは、基体1の中心軸線を基準とした回転対称性(たとえば3回転対称性)を有するように形成されている。小径円弧形状の第2周方向経路223および大径円弧形状の第3周方向経路225のそれぞれの中心角はたとえばπ/2[rad]に設計されている。第1周方向経路221から径方向外側に延在する単一の始端側経路226が基体1に形成されている。
通気孔21は、第1周方向経路221、第2周方向経路223および第3周方向経路225のそれぞれに対応する位置に形成されている。たとえば、第1周方向経路221にはその周方向に等間隔に20個の通気孔21が形成され、第2周方向経路223にはその両端に2個の通気孔21が形成され、第3周方向経路225にはその両端および中間位置に3個の通気孔21が形成されている。
基体1の上面側に基板(図示略)が載置された場合、基体1の上面、環状凸部12の内周面および基板の下面により閉空間(正確には通気孔21を通じて通気経路22に連通している。)が画定される。閉空間は、第1隔壁部31により画定されている略円形状の第1部分空間S1、第1隔壁部31および第2隔壁部32により画定されている略円環状の第2部分空間S2、および第2隔壁部32および環状凸部12により画定されている略円環状の第3部分空間S3に区別されている。
第1部分空間S1の体積V1<第2部分空間S2の体積V2<第3部分空間S3の体積V3、という大小関係が成り立つように、複数の凸部11の疎密または相互間隔を含む配置態様が調節されている。たとえば、基体1の上面を基準とした環状凸部12の高さH、第1部分空間S1を画定する円の半径q1、凸部11の体積v(平均体積)および第1部分空間S1に存在する凸部11の個数N1を用いて、第1部分空間S1の体積V1は(q1)2πH−vN1と表わされる。第2部分空間S2の体積V2は{(q2)2−(q1)2}πH−vN2(q2:第2部分空間S2を画定する外側の円の半径 N2:第2部分空間S2に存在する凸部11の個数)と表わされる。同様に、第3部分空間S3の体積V3は{(q3)2−(q3)2}πH−vN3(q3:第3部分空間S3を画定する外側の円の半径 N3:第3部分空間S3に存在する凸部11の個数)と表わされる。q1>q2−q1>q3−q2という大小関係が成り立つ場合など、q1、q2およびq3の大小関係がさまざまに変更されても、各部分空間S1〜S3の体積V1〜V3の大小関係はV1=V2=V3、V2<V3<V1、V3=V1<V2など任意に変更されうる。
第1部分空間S1は、第1周方向経路221に対応して配置されている通気孔21を介して通気経路22に連通している。第2部分空間S2は、第2周方向経路223に対応して配置されている通気孔21を介して通気経路22に連通している。第3部分空間S3は、第3周方向経路225に対応して配置されている通気孔21を介して通気経路22に連通している。
始端側経路226の外側端部位置(負圧形成始端位置)を通じて通気経路22が真空吸引装置(図示略)に対して接続されている。すなわち、通気経路22を構成する当該経路221〜225のうち、第1周方向経路221が負圧形成始端位置に最も近くなるように、通気経路22が真空吸引装置に対して接続されている。通気経路22の断面積が一様である場合、その流体抵抗は真空吸引装置からの経路が長くなるほど大きくなる。また、第1部分空間S1〜S3のそれぞれに対応する通気孔21の個数は、「20」「6」「9」である。これにより、第1部分空間S1に対応して配置された通気孔21を通じた通気経路22の流体抵抗R1<第2部分空間S2に対応して配置された通気孔21を通じた通気経路22の流体抵抗R2<第3部分空間S3に対応して配置された通気孔21を通じた通気経路22の流体抵抗R3という大小関係が成り立つように設計されている。
(機能)
本発明の基板保持装置によれば、基体1に形成された通気経路22および通気孔21を通じて、基体1の上面、環状凸部12の内周面および基板の下面により画定された閉空間が減圧されて負圧領域が形成される。この際、第1部分空間S1のほうが、第2部分空間S2よりもごく短時間ではあるものの先に負圧領域が形成される。これは、第1部分空間S1に対応して配置された通気孔21を通じた通気経路22の流体抵抗R1および第1部分空間S1の体積V1の積R1×V1が、第2部分空間の当該積R2×V2よりも小さくなるように通気経路22が構成され、かつ、複数の凸部11の配置態様が調節されて形成されているためである。同様の理由により、第2部分空間S2のほうが、第3部分空間S3よりもごく短時間ではあるものの先に負圧領域が形成される。
よって、基板は第1部分空間S1に対応する第1領域で平坦性がまず確保され、その後でわずかな時間差をもって第2部分空間S2に対応する第2領域で平坦性が確保され、さらにわずかな時間差をもって第3部分空間S3に対応する第3領域で平坦性が確保される。このように基板の平坦性がわずかな時間差をもって逐次的に確保されていくことで、当該基板の全体的な平坦性の向上が図られる。
(本発明の他の実施形態)
前記実施形態では、外側が内側を順次囲むように形成された環状の第1隔壁部31、環状の第2隔壁部32および環状凸部12により、外側が内側を順次囲むような3つの部分空間S1〜S3に区分されたが、他の実施形態として閉空間が単一の環状の隔壁部およびこれを囲む環状凸部12により2つの部分空間に区分されてもよく、外側が内側を順次囲むように形成された3つ以上の環状の隔壁部および環状凸部12により4つ以上の部分空間に区分されてもよい。部分空間は、基体1の径方向(中心から外側に向かう方向)に順次配置されるように区分されるほか、代替的または付加的に、基体1の周方向(中心囲むように回る方向)に順次配置されるように区分されてもよい。
通気経路22の延在態様はさまざまに変更されてもよい。たとえば、基体1の径方向外側に向かって少なくとも一部が周方向に折り返しを伴って(蛇行して)延在するように通気経路22が形成されてもよい。通気経路22の負圧領域始端位置は、基体1の中心に近い内側領域にある必要はなく、基体1の外周縁に近い外側領域にあってもよい。
複数の凸部11のうち少なくとも一部が、環状凸部12、第1隔壁部31および第2隔壁部32のうち少なくとも1つと比較して上端面が高く形成されていてもよい。第1隔壁部31の少なくとも一部が、環状凸部12と比較して上端面が低く形成されていてもよい。同様に、第2隔壁部32の少なくとも一部が、環状凸部12と比較して上端面が低く形成されていてもよい。隔壁部31、32の上部に周方向に延在する一の切欠きまたは周方向に配置された複数の切欠きが形成されることで、隔壁部31、32の一部が、環状凸部12と比較して上端面が低く形成される。
(実施例)
(実施例1)
炭化ケイ素焼結体からなる径φ300[mm]、厚さt2[mm]の略円板状の基体1が作製された。径500[μm]、高さ200[μm]の略円柱状の複数の凸部11が基体1の上面に形成され、基体1の中心を基準として中心径297[mm]、幅0.3[mm]、高さ200[μm]の略円環状の環状凸部12が基体1の上面に形成された。複数の凸部11は、基体1の上面の全体にわたり均一密度となるように間隔3.5[mm]の三角格子状に配置された。基体1の中心を基準として中心径145[mm]、幅0.1[mm]、高さ200[μm]の略円環状の第1隔壁部31が基体1の上面に形成された。基体1の中心を基準として中心径230[mm]、幅0.1[mm]、高さ200[μm]の略円環状の第2隔壁部32が基体1の上面に形成された。通気孔21および通気経路22が図1に示されている実施形態にしたがって基体1に形成された。これにより、部分空間S1〜S3のそれぞれの体積V1〜V3は表1に示されているように設計された。
第1周方向経路221、第2周方向経路223および第3周方向経路225のそれぞれの(中心位置の)基体1の中心を基準とした径方向位置は100[mm]、200[mm]、280[mm]に設計された。経路221〜225は幅0.8[mm]、深さ0.6[mm]の断面略矩形状に形成された。これにより、部分空間S1〜S3のそれぞれに対応する通気経路22の流体抵抗R1〜R3は表1に示されているように設計された。ここでは、負圧領域始端位置から通気経路22に沿った距離xについて通気経路22(および通気孔21)の断面積a(x)の逆数1/a(x)が各通気孔21まで積分され、当該積分値の該当部分空間S1〜S3における平均値が流体抵抗R1〜R3として表1に示されているように設計された。これにより、実施例1の基板保持装置が構成された。
(実施例2)
第1部分空間S1における基体1の上面が、他の部分空間S2、S3における基体1の上面よりも50[μm]だけ低くなるように基体1が形成され、かつ、第1部分空間S1に配置された複数の凸部11の高さが250[μm]に設計されたほかは、実施例1と同様に構成された実施例2の基板保持装置が作製された。
(実施例3)
第2部分空間S2における基体1の上面が、他の部分空間S1、S3における基体1の上面よりも50[μm]だけ低くなるように基体1が形成され、かつ、第2部分空間S2に配置された複数の凸部11の高さが250[μm]に設計されたほかは、実施例1と同様に構成された実施例3の基板保持装置が作製された。
(実施例4)
第3部分空間S3における基体1の上面が、他の部分空間S1、S2における基体1の上面よりも50[μm]だけ低くなるように基体1が形成され、かつ、第3部分空間S3に配置された複数の凸部11の高さが250[μm]に設計されたほかは、実施例1と同様に構成された実施例4の基板保持装置が作製された。
(実施例5)
第1隔壁部31が基体1の中心を基準として中心径120.0[mm]の位置に形成されたほかは、実施例1と同様に構成された実施例5の基板保持装置が作製された。
(実施例6)
第2隔壁部32が基体1の中心を基準として中心径205.0[mm]の位置に形成されたほかは、実施例5と同様に構成された実施例6の基板保持装置が作製された。
(実施例7)
本実施例の基体1の第1隔壁部31、第2隔壁部32および環状凸部12のそれぞれの高さが196[μm]に設計されたほかは、実施例1と同様に構成された実施例7の基板保持装置が作製された。
(実施例8)
本実施例の基体1の第1隔壁部31および第2隔壁部32のそれぞれの高さが196[μm]に設計されたほかは、実施例1と同様に構成された実施例8の基板保持装置が作製された。
(評価方法)
各実施例の基板保持装置を用いて径φ300[mm]、厚さt0.7[mm]の略円板状の基板が吸着保持された際の平坦度がレーザー干渉計を用いて評価された。当該測定結果が表1に示されている。
(比較例1)
始端側経路226において、始端から基体1の上面まで連通するように開口された位置が、第2部分空間S2までを70[mm]、および第3部分空間S3までを30[mm]となるよう設計されたほかは、実施例1と同様に構成された基板保持装置が作製され、R1×V1>R2×V2>R3×V3に設計された。比較例1の基板保持装置を用いて径φ300[mm]、厚さt0.7[mm]の略円板状の基板が吸着保持された際の平坦度がレーザー干渉計を用いて評価された。当該測定結果が表2に示されている。
(比較例2)
第1部分空間S1に配置された複数の凸部11の高さが400[μm]に設計され、第2部分空間S2に配置された複数の凸部11の高さが110[μm]に設計され、第3部分空間S3に配置された複数の凸部11の高さが80[μm]に設計されたほかは、実施例1と同様に構成された基板保持装置が作製され、R1×V1>R2×V2>R3×V3に設計された。比較例2の基板保持装置を用いて径φ300[mm]、厚さt0.7[mm]の略円板状の基板が吸着保持された際の平坦度がレーザー干渉計を用いて評価された。当該測定結果が表2に示されている。
表1および表2から、各実施例の基板保持装置のほうが、各比較例の基板保持装置よりも吸着保持された基板の平坦度が高いことがわかる。
1‥基体、11‥凸部、12‥環状凸部、21‥通気孔、22‥通気経路、31‥第1隔壁部、32‥第2隔壁部、S1‥第1部分空間、S2‥第2部分空間、S3‥第3部分空間。

Claims (3)

  1. 上面に開口している複数の通気孔および前記複数の通気孔のそれぞれに連通する通気経路が形成されている平板状の基体と、前記基体の上面から突出して形成されている複数の凸部と、前記基体の上面から突出して前記複数の通気孔および前記複数の凸部を囲うように形成されている環状凸部と、を備えている基板保持装置であって、
    前記基体の上面、前記環状凸部の内周面および基板の下面により画定されている空間において順に隣接する第1〜第Nの部分空間(N≧3)を区画する隔壁部が前記基体の上面から突出して形成され、前記第1〜第Nの部分空間のうち第iの部分空間(i=1,2,‥N−1)に対応して配置された通気孔を通じた前記通気経路の流体抵抗および当該第iの部分空間の体積の積が、前記第iの部分空間に隣接する第i+1の部分空間に対応して配置された通気孔を通じた前記通気経路の流体抵抗および当該他の部分空間の体積の積よりも小さくなるように、前記通気経路が構成され、かつ、前記複数の凸部が形成されていることを特徴とする基板保持装置。
  2. 請求項1記載の基板保持装置において、
    前記隔壁部の少なくとも一部が、前記環状凸部と比較して上端面が低くまたは同じ高さに形成されていることを特徴とする基板保持装置。
  3. 請求項1または2記載の基板保持装置において、
    前記複数の凸部のうち少なくとも一部が、前記環状凸部または前記隔壁部と比較して上端面が高くまたは同じ高さに形成されていることを特徴とする基板保持装置。
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