JP2017128971A - Bracket and beam connection structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、防護柵を構成する支柱とビームを互いに連結するブラケット及びビーム連結構造に関する。 The present invention relates to a bracket and a beam connecting structure for connecting a column and a beam constituting a protective fence to each other.
歩道と車道の境界、道路の中央分離帯又は川や水路の脇等には、人や自転車の路外への転落や道路の横断を防ぐための防護柵が知られている。防護柵は、例えば、筒状の管部材として形成されているパイプ(ビーム)が支柱の側面に取り付けられている。 Protective fences are known at the borders of sidewalks and roadways, at median strips of roads, alongside rivers and waterways, etc., to prevent people or bicycles from falling off the road or crossing the road. In the protective fence, for example, a pipe (beam) formed as a tubular tube member is attached to the side surface of the support column.
このような防護柵の支柱の前面側には、ビームを支柱に連結する横桟支持具(ブラケット)がボルトにより支柱に固定されている。ブラケットには横長形状のボルト孔が形成されている。このブラケットには、中央部に横長形状のボルト孔を有するインナスリーブ(内側ビーム)が挿入されていて、ブラケット及び内側ビームのボルト孔にボルトを挿通することにより、内側ビームがブラケットに取り付けられている。さらに内側ビームの両端部に外側ビームが外嵌されて、ボルトによって互いに連結されている(例えば、特許文献1)。 On the front side of the column of such a protective fence, a horizontal beam support (bracket) for connecting the beam to the column is fixed to the column with bolts. The bracket has a horizontally long bolt hole. An inner sleeve (inner beam) having a horizontally long bolt hole is inserted into the bracket, and the inner beam is attached to the bracket by inserting a bolt into the bolt hole of the bracket and the inner beam. Yes. Further, the outer beam is fitted on both ends of the inner beam and connected to each other by bolts (for example, Patent Document 1).
図7に示すように、内側ビーム230及びブラケット250は、互いに対向配置された平面視円形状のボルト孔231,251にボルト260を挿通し、ボルト260の軸部の先端の雄ネジ部にナット270を螺合させることにより互いに固定されている。しかし、特許文献1に記載したような横長形状のボルト孔や、図7に示すような平面視円形状のボルト孔251にボルト260を挿入した場合、ボルト260の頭部261の一部が、ブラケット250の表面と接触しているだけである。この場合、ボルト260は、軸部の雄ネジ部にナット270を取り付ける際に、ボルト260の軸線を中心に回転してしまう。したがって、ナット270をボルト260に取り付ける際には、ボルト260の回転を防止するために、所定の工具でボルト260の頭部261を押さえる必要があり、作業負担が大きかった。
As shown in FIG. 7, the
また、防護柵を、例えば道路に設置した後、道路を走行する車両に起因する振動に共振して、ボルト260がナット270に対して相対的に回転し、ボルト260に対するナット270の締付けが緩むおそれがあった。そのため、ボルト260に対してナット270が緩んだ場合、ナット270を再度締め付ける必要があった。
さらに、ボルト260の頭部261は、ボルト孔251の直径よりも大きいため、ブラケット250の表面に全体的に乗っかり、頭部261がボルト孔251から飛び出した状態となり防護柵としての美観が損なわれることがあった。
Further, after the protective fence is installed on the road, for example, the
Further, since the
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、内側ビームをブラケットにおいて保持するために挿入されたボルトが、その軸線を中心として回転することを防ぐと共に、防護柵としての美観が損なわれることを抑制したブラケット及びビーム連結構造を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and the bolt inserted to hold the inner beam in the bracket is prevented from rotating around its axis, and has an aesthetic appearance as a protective fence. An object of the present invention is to provide a bracket and a beam connecting structure that are prevented from being damaged.
上記目的を達成するために、本発明は、防護柵を構成する支柱とビームとを互いに連結する筒状部材からなるブラケットであって、前記ビームを保持する締結具の軸部が挿通される挿通用孔を有し、前記挿通用孔は、前記締結具の頭部の外径よりも小さい外径を持つ1つの小径孔部と、前記締結具の頭部と接触する外径を持つ1つの大径孔部とが互いに部分的な重なりを持って結合された形状を有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a bracket made of a cylindrical member that connects a column and a beam constituting a protective fence to each other, and is inserted through a shaft portion of a fastener that holds the beam. The insertion hole has one small-diameter hole portion having an outer diameter smaller than the outer diameter of the fastener head, and one outer diameter in contact with the fastener head. The large-diameter hole portion has a shape joined with a partial overlap with each other.
また、前記ブラケットは、前記挿通用孔と対向する位置に形成された前記締結具の軸部を固定するための固定用孔を有し、前記固定用孔の軸心が前記大径孔部の軸心に対して前記小径孔部の方に偏心していることが好ましい。 Further, the bracket has a fixing hole for fixing the shaft portion of the fastener formed at a position facing the insertion hole, and the shaft center of the fixing hole is the large-diameter hole portion. It is preferable that the small-diameter hole is eccentric with respect to the shaft center.
また、前記締結具の頭部は、前記大径孔部を形成している前記ブラケットの内壁と接触することが好ましい。 Moreover, it is preferable that the head part of the said fastener contacts the inner wall of the said bracket which has formed the said large diameter hole part.
また、前記締結具の頭部は、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ移行部と接触することが好ましい。 Moreover, it is preferable that the head part of the said fastener contacts the transition part which connects the said small diameter hole part and the said large diameter hole part.
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、ビーム連結構造であって、防護柵を構成する支柱とビームとを互いに連結すると共に、前記ビームを支持する筒状部材からなるブラケットと、前記ブラケットに前記ビームを保持する締結具と、を備え、前記ブラケットは、前記締結具の頭部の外径よりも小さい外径を持つ1つの小径孔部と、前記締結具の頭部と接触する外径を持つ1つの大径孔部とが互いに部分的な重なりを持って結合された形状を有し、前記締結具の軸部が挿通された挿通用孔を有することを特徴とする。 Furthermore, in order to achieve the above object, the present invention provides a beam connecting structure, which connects a column and a beam constituting a guard fence to each other, and includes a bracket made of a cylindrical member that supports the beam, A fastener for holding the beam on the bracket, and the bracket contacts one small-diameter hole having an outer diameter smaller than the outer diameter of the head of the fastener and the head of the fastener. One large-diameter hole portion having an outer diameter has a shape joined to each other with a partial overlap, and has an insertion hole through which the shaft portion of the fastener is inserted.
本発明によれば、内側ビームをブラケットに固定保持するボルトの、その軸線を中心とした回転を防いで、ボルト及びナットの締付け及び保守作業の負担を減じると共に、防護柵としての美観を向上させることができる。 According to the present invention, the bolt that fixes and holds the inner beam to the bracket is prevented from rotating about its axis, and the burden of bolt and nut tightening and maintenance work is reduced, and the appearance as a protective fence is improved. be able to.
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとりうる。 A preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, embodiment shown below is one illustration and can take a various form in the scope of the present invention.
図1は、防護柵100の部分的な斜視図である。図2は、防護柵100の支柱1に取り付けられたブラケット5への、内側ビーム3の固定保持を説明するための概略図である。図3は、内側ビーム3と外側ビーム4とを連結した状態を示す部分断面図である。図4は、ブラケット5の平面図及び断面図である。図5は、ボルト6及びナット7によってブラケット5に内側ビーム3を固定保持した状態を説明する図である。図6は、ボルト6を示す図であり、(A)はボルト6の正面図であり、(B)はボルト6の側面図である。
FIG. 1 is a partial perspective view of the
<防護柵の構成>
防護柵100は、人や自転車の路外への転落や道路の横断を防ぐために、例えば歩道と車道の境界に設置されており、図1に示すように、所定の間隔をおいて地盤に立設されている支柱1(1つのみ図示)と、隣合う支柱(図示略)間で、支柱1の上、中、下段部に架け渡して設けられているビーム2と、支柱1に取り付けられてビーム2を支柱1に連結するブラケット5と、ビーム2をブラケット5において保持する、及び内側ビーム3と外側ビーム4とを連結するボルト(締結具)6と、ボルト6に螺合されるナット7とを備えている。
<Configuration of protective fence>
The
(支柱)
支柱1は、円筒状に形成された鋼管である。支柱1の周面には支柱1の軸線に沿って、ブラケット5を取り付ける位置に孔(図示略)が形成されている。孔は支柱1の径方向に対向して2つ形成されている。ボルトB(図2参照)が挿入側の孔から挿入され、挿入側とは反対側の締結側の孔から飛び出したボルトBの先端のネジ山部を、ナット(図示略)で締め付けることによって、ブラケット5が支柱1に締結されている。
(Support)
The
(ビーム)
ビーム2は、図1に示すように、ブラケット5を介して支柱1に連結されている。
ビーム2は、図2に示すように、ブラケット5に支持されている内側ビーム3と、内側ビーム3の両端部に外嵌されている外側ビーム4とを有する。内側ビーム3は、長手方向に一端から他端までスリットSが形成された、鋼製の円筒状の部材である。また、外側ビーム4は鋼管であり、支柱1の上、中、下段部に架け渡されている。ここで、ビーム2は、支柱1にその軸線方向において3つ取り付けられているが、その数量は自由に変更可能である。
(beam)
As shown in FIG. 1, the
As shown in FIG. 2, the
[内側ビーム]
内側ビーム3はいわゆるインナースリーブであり、図2に示すように、ブラケット5に挿通されて、ブラケット5にボルト6及びナット7によって固定保持されている。また、内側ビーム3の、ブラケット5の両端から内側ビーム3の両端部が突出している部分に、外側ビーム4が外嵌される。
内側ビーム3は複数の孔31を有する。具体的には、ブラケット5に形成されている挿通用孔53に対応する、内側ビーム3の中央部に形成されている孔31と、外側ビーム4を連結する、内側ビーム3の両端部に形成されている孔31である。内側ビーム3の両端部の孔31は、ボルト6を挿通する外側ビーム4の孔41に対応する。内側ビーム3の孔31は、内側ビーム3の径方向に対向した位置に対をなして形成されている。内側ビーム3の孔31の形状は、ここでは平面視長円形状であるが、特に限定されない。
内側ビーム3は、ブラケット5に挿通された状態で、中央部の孔31とブラケット5の挿通用孔53とを対応させてボルト6を挿通し、挿入側とは反対側でボルト6にナット7を螺合させることでブラケット5に固定保持される。
[Inner beam]
The
The
The
[外側ビーム]
外側ビーム4は、内側ビーム3の両端部に外嵌した状態で支持され、各支柱1間に架橋されている。内側ビーム3に外嵌される外側ビーム4の部分には、図2及び図3に示すように、内側ビーム3の両端部の孔31と対応する孔41が形成されている。外側ビーム4の孔41は、外側ビーム4の径方向に対向した位置に対をなして形成されている。外側ビーム4の孔41の形状は、ここでは平面視円形状であるが、特に限定されない。
外側ビーム4は、内側ビーム3の各端部に外嵌された状態で、図3に示すように、それぞれの孔31,41を対応させてボルト6を挿通し、挿入側とは反対側でナット7を螺合させることで、内側ビーム3と連結される。
[Outside beam]
The outer beam 4 is supported in a state of being fitted on both ends of the
As shown in FIG. 3, the outer beam 4 is fitted on each end of the
(ブラケット)
図1に示すように、ブラケット5は、支柱1にその軸線方向において複数取り付けられて、ビーム2(内側ビーム3)を支持する。
(bracket)
As shown in FIG. 1, a plurality of
ブラケット5は、防護柵100を構成する支柱1とビーム2とを互いに連結するものであり、図4及び図5に示すように、略筒状に形成された鋼製の部材である。ブラケット5は、支柱1への取り付けを可能にする支柱取付部51と、支柱取付部51に連なり、内側ビーム3を上下方向から支持する互いに対向配置された一対のビーム支持部52,54と、を有する。具体的にビーム支持部52,54はそれぞれ、支柱取付部51の上下端から、支柱1と離間する方向に延在している。なお、ここで、ビーム支持部52、54は互いに連続しておらず、両者の間にはスリットS1が形成されているが、連続した形状であってもよい。
The
[支柱取付部]
支柱取付部51は、図2に示すように、支柱1に取り付けられる部分である。
支柱取付部51には、図4及び図5に示すように、ブラケット5を支柱1に取り付けるためのボルトBが挿入される孔51aが形成されている。
[Prop mounting part]
The
As shown in FIGS. 4 and 5, a
[ビーム支持部]
ビーム支持部52,54は、図5に示すように、ビーム2の内側ビーム3を支柱1の軸線方向に沿って上側及び下側から支持する部分である。
ビーム支持部52,54は、支柱取付部51に対して直角に折り曲げられて互いに平行に延在し、その先端部が、支柱取付部51から離れた位置において互いに湾曲して接近した形状を有している。
[Beam support part]
As shown in FIG. 5, the
The
ビーム支持部52は、ブラケット5が支柱1に取り付けられた状態において、内側ビーム3を支柱1の軸線において上側から支持する部分である。ビーム支持部52は、その中央部にボルト6の軸部62が挿通される挿通用孔53を有する。
The
挿通用孔53は、図5に示すように、ボルト6の頭部61の外径(二点鎖線で示す)よりも小さい外径を持つ1つの小径孔部53aと、ボルト6の頭部61と接触可能な外径を持つ1つの大径孔部53bとを有し、小径孔部53aと大径孔部53bとが互いに部分的な重なりを持って結合された形状を有する。
小径孔部53aは、小径孔部53aがなす仮想円の半円以上の弧が延在する部分であり、大径孔部53bよりもビーム支持部52の先端側に位置する。小径孔部53aの一部は、ビーム支持部52の湾曲した部分に含まれている。
大径孔部53bは、大径孔部53bがなす仮想円の半円より小さい弧が延在する部分であり、小径孔部53aよりも支柱1側、つまり支柱取付部51側に位置する。大径孔部53b全体は、ビーム支持部52の平坦部に位置する。ボルト6が挿通用孔53に挿入された状態において、ボルト6の頭部61の外周側の端面(以下、「周端面」ともいう。)が、大径孔部53bを形成するブラケット5の内壁と面接触する。
なお、小径孔部53a及び大径孔部53bがなす仮想円の中心は、同心であっても互いに偏心していてもよい。
As shown in FIG. 5, the
The small-
The large-
Note that the centers of virtual circles formed by the small-
挿通用孔53は、小径孔部53aの弧の端点と、大径孔部53bの弧の端点とをそれぞれ直線状に結ぶ移行部53cを有する。ボルト6が挿通用孔53に挿入された状態において、ボルト6の頭部61の軸部62側の面(以下、これを「裏面」ともいう。)が、移行部53cの縁部と接触する。
なお、移行部53cの延在は直線状に限定されず、湾曲形状及び屈曲形状であってもよく、ボルト6の頭部61の裏面との接触を確保できれば、適宜設定可能である。
The
Note that the extension of the
ビーム支持部54は、ブラケット5が支柱1に取り付けられた状態において、内側ビーム3を支柱1の軸線において下側から支持する部分である。図4に示すように、ビーム支持部54は、その中央部に、挿通用孔53と対向する位置に形成されたボルト6の軸部61を固定するための固定用孔55を有する。固定用孔55は平面視円形の孔である。
The
固定用孔55は、ビーム支持部52の挿通用孔53の、特に小径孔部53aがなす仮想円よりも小さく、かつボルト6の軸部62と接触可能で、軸部62のがたつきがない程度の直径に形成されている。固定用孔55の軸心は大径孔部53bの(仮想円の)軸心に対して小径孔部53aの方に偏心している。したがって、挿通用孔53及び固定用孔55にボルト6が挿通された際、図5に示すように、ボルト6の軸線が、挿通用孔53側から固定用孔55に向かってわずかに傾くことになる。つまり、固定用孔55は、挿通用孔53に挿通されてきたボルト6が固定用孔55を挿通した際に、その頭部61が大径孔部53b側に傾くようにボルト6の軸部62を案内する位置に存在する。その結果、ボルト6の軸部62は、固定用孔55に挿入された状態において、固定用孔55の支柱取付部51側の縁、又は固定用孔55を形成しているブラケット5の内壁と接触することになる。なお、ボルト6の軸部62は、小径孔部53a側で固定用孔55の周縁に対して離間している。
これにより、ボルト6の頭部61の、周端面における大径孔部53bを形成している挿通用孔53の内壁との面接触、及び裏面における小径孔部53a側でのブラケット5の表面との接触が形成されている。
The fixing
Thereby, the surface contact of the
(ボルト及びナット)
ボルト(締結具)6は、図1に示すように、ブラケット5における内側ビーム3の保持、及び内側ビーム3と外側ビーム4との連結に用いられる。ボルト6は、例えば図5に示すように、ブラケット5のビーム支持部52の挿通用孔53、次いで、内側ビーム3の孔31に挿通されて、ビーム支持部54の固定用孔55側で、ナット7が締結されて、内側ビーム3をブラケット5に固定保持する。また、ボルト6は、例えば図3に示すように、外側ビーム4の上側の孔41、次いで、内側ビーム3の孔31に挿通されて、外側ビーム4の下側の孔41で、ナット7が締結されて、内側ビーム3及び外側ビーム4を連結する。
(Bolts and nuts)
As shown in FIG. 1, the bolt (fastener) 6 is used to hold the
ボルト6は、図6に示すように、平板状の平面視円形状の頭部61及び円柱状の軸部62を有する。ボルト6の頭部61の直径は、軸部62の直径よりも大きく形成されている。
As shown in FIG. 6, the
ボルト6の頭部61は、断面形状が平坦にかつ湾曲して形成されている。具体的には、図6(A)に示すように、ボルト6がブラケット5の挿通用孔53に、固定用孔55を介して固定保持された状態において、ボルト6を防護柵100の正面側から見た場合、ボルト6の頭部61は、ブラケット5の表面に沿って平坦に形成されている。また、図6(B)に示すように、ボルト6を、ビーム2の延在方向、つまり、ブラケット5の側方から見た場合、ボルト6の頭部61は湾曲形状をもって形成されている。
したがって、ボルト6が取り付けられた状態では、挿通用孔53の全体が頭部61によって覆われており、ブラケット5を側面から見た場合、挿通用孔53とボルト6の頭部61との間に隙間はほぼ形成されない(図5参照)。
ボルト6の軸心は傾いているので、その頭部61が、ビーム支持部52の挿通用孔53の大径孔部53bに沿うようにして、頭部61の一部が入り込む。具体的には、図5に示すように、ボルト6の頭部61の一方の側端が、ビーム支持部52の丸みを帯びた部分に載着されて小径孔部53aを覆ってブラケット5の表面に、その形状に沿って接触している。また、ボルト6の頭部61の他方の側端が一部、大径孔部53bを形成している端面と接触した状態で大径孔部53bに埋没する。より具体的には、ボルト6の頭部61の周端面が、大径孔部53bを形成するブラケット5の内壁と面接触している。
The
Therefore, when the
Since the axial center of the
ナット7は、ボルト6の、固定用孔55から突き出たネジ山部62a及び外側ビーム4の挿通側とは反対側の孔41から突き出たネジ山部62aに螺合されるものである。ナット7は、例えば図5に示すように、ボルト6のネジ山部62aに螺合されて、ビーム支持部52,54が互いに締め付けられて、ブラケット5に内側ビーム3が固定保持される。また、ナット7は、例えば図3に示すように、ボルト6のネジ山62aに螺合されて、内側ビーム3及び外側ビーム4が互いに締め付けられて連結される。
The
[ビーム連結構造]
防護柵100は、図5に示すように、ブラケット5、ボルト6及びナット7を介して、ビーム2、特に内側ビーム3を支柱1に連結するビーム連結構造10を備えている。内側ビーム3は、ブラケット5を介して支柱1に取り付けられている。具体的には、内側ビーム3は、支柱1に予め固定されているブラケット5内で、互いに対応させた内側ビーム3の孔31、ブラケット5のビーム支持部52の挿通用孔53及びビーム支持部54の固定用孔55にボルト6を挿通して保持される。次いで、ナット7をボルト6のネジ山部62aに螺合させることで、ビーム支持部52,54は互いに締め付けられて、ブラケット5に内側ビーム3が固定保持されている。
[Beam connection structure]
As shown in FIG. 5, the
ブラケット5に挿通された状態において、挿通用孔53の大径孔部53bの軸心と、固定用孔55の軸心とは偏心しているので、ボルト6の軸線は鉛直方向に対して、例えば2°傾いている。具体的には、ボルト6が挿通用孔53及び固定用孔55に挿通された状態において、ボルト6の軸線が、鉛直方向に対して、ボルト6の頭部61側で、支柱取付部51側、つまり、大径孔部53b側に傾いて、ボルト6の頭部61が部分的に挿通用孔53に埋没して、その周端面がブラケット5の内壁と接触している。
また、ボルト6の頭部61は、その湾曲形状に沿って、一端側でビーム支持部52の挿通用孔53の小径孔部53aを覆い、ブラケット5の表面と、頭部61の裏面とが接触している。
この状態において、ボルト6が回転しようとしても、頭部61の周端面が、大径孔部53bを形成しているブラケット5の内壁と部分的に面接触しているので、頭部61の周端面とブラケット5の内壁との間に、ボルト6の回動を抑制する適度な摩擦抵抗が形成される。また、ボルト6の頭部61の裏面は、移行部53cの縁部とも接触しているので、ボルト6の回動はさらに抑制される。
In the state of being inserted through the
Further, the
In this state, even if the
<作用、効果>
以上のような防護柵100用のブラケット5によれば、ボルト6が、ブラケット5の挿通用孔53及び固定用孔55に挿通された場合、ボルト6の頭部61が、大径孔部53bにおいて挿通用孔53に埋没するとともに、大径孔部53bに、特に大径孔部53bを形成しているブラケット5の内壁と、ボルト6の頭部61の周端面とが接触する。これにより、ボルト6の頭部61の挿通用孔53からの飛び出しが抑制されて防護柵100の美観を損なうことがなく、さらに、ボルト6のナット7に対する相対的な回動を抑制することができる。その結果、防護柵100が、例えば道路沿いに設置されて、車両等の走行に起因する振動にボルト6が共振して回動しようとしても、ボルト6の回転は効果的に抑制されており、ボルト6及びナット7との締結の緩みは抑制され、防護柵100の保守点検作業の負担も減じられる。
また、ボルト6の頭部61の裏面は、移行部53cの縁部と接触しているので、ボルト6の回動をさらに効果的に防ぐことができる。さらに、ボルト6の頭部61の裏面が、小径孔部53a側で、ブラケット5の表面にも接触しているので、ボルト6の回動をより一層抑制することができる。
<Action, effect>
According to the
Moreover, since the back surface of the
また、ビーム支持部54の固定用孔55の軸心が、大径孔部53bの軸心に対して小径孔部53aの方に偏心しているので、ボルト6を、ブラケット5において大径孔部53b側に傾くように容易に案内することができるようになる。
Further, since the shaft center of the fixing
<その他>
なお、内側ビーム3は、外側ビーム4のように鋼管として形成されていてもよい。
また、外側ビーム4が有する孔41の、少なくともボルト6を挿入する側の形状は、挿通用孔53の形状と同じであってもよい。
また、挿通用孔53の形状は、例えば2つの半径の大小異なる大きさの円を重ね合わせた、移行部53cが形成されない形状であってもよい。この場合、ボルト6の頭部61の裏面は、2つの円が交わる交点付近において挿通用孔53と接触している。
また、ボルト6の軸部62は、固定用孔55と係合して、内側ビーム3をブラケット5に固定保持するように構成されていてもよい。この場合、例えば軸部62に雄ネジ山部、固定用孔55を形成するブラケット5の内壁に雌ネジ山部が形成されている構成が考えられる。
<Others>
The
The shape of the
In addition, the shape of the
Further, the
1 支柱
2 ビーム
3 内側ビーム
4 外側ビーム
5 ブラケット
6 締結具(ボルト)
7 ナット
10 連結構造
51 支柱取付部
52,54 ビーム支持部
53 孔
53a 小径孔部
53b 大径孔部
53c 移行部
55 固定用孔
100 防護柵
7
Claims (5)
前記ビームを保持する締結具の軸部が挿通される挿通用孔を有し、
前記挿通用孔は、前記締結具の頭部の外径よりも小さい外径を持つ1つの小径孔部と、前記締結具の頭部と接触する外径を持つ1つの大径孔部とが互いに部分的な重なりを持って結合された形状を有する
ことを特徴とするブラケット。 It is a bracket made of a cylindrical member that connects a support post and a beam constituting the protective fence to each other,
An insertion hole through which the shaft portion of the fastener holding the beam is inserted;
The insertion hole has one small diameter hole portion having an outer diameter smaller than the outer diameter of the head portion of the fastener, and one large diameter hole portion having an outer diameter in contact with the head portion of the fastener. A bracket characterized by having a combined shape with partial overlap with each other.
前記ブラケットに前記ビームを保持する締結具と、
を備え、
前記ブラケットは、前記締結具の頭部の外径よりも小さい外径を持つ1つの小径孔部と、前記締結具の頭部と接触する外径を持つ1つの大径孔部とが互いに部分的な重なりを持って結合された形状を有し、前記締結具の軸部が挿通された挿通用孔を有する
ことを特徴とする、ビーム連結構造。 A strut and a beam that constitute a protective fence are connected to each other, and a bracket made of a cylindrical member that supports the beam;
A fastener for holding the beam on the bracket;
With
In the bracket, one small-diameter hole portion having an outer diameter smaller than the outer diameter of the head portion of the fastener and one large-diameter hole portion having an outer diameter in contact with the head portion of the fastener are mutually part. A beam coupling structure, characterized in that the beam coupling structure has a shape coupled with a common overlap, and has an insertion hole through which the shaft portion of the fastener is inserted.
Priority Applications (1)
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2016
- 2016-01-22 JP JP2016010281A patent/JP2017128971A/en active Pending
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