JP2017126439A - Led電球 - Google Patents

Led電球 Download PDF

Info

Publication number
JP2017126439A
JP2017126439A JP2016004018A JP2016004018A JP2017126439A JP 2017126439 A JP2017126439 A JP 2017126439A JP 2016004018 A JP2016004018 A JP 2016004018A JP 2016004018 A JP2016004018 A JP 2016004018A JP 2017126439 A JP2017126439 A JP 2017126439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
circuit board
capacitor
light source
globe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016004018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017126439A5 (ja
JP6568481B2 (ja
Inventor
圭亮 堺
Yoshiaki Sakai
圭亮 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2016004018A priority Critical patent/JP6568481B2/ja
Publication of JP2017126439A publication Critical patent/JP2017126439A/ja
Publication of JP2017126439A5 publication Critical patent/JP2017126439A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6568481B2 publication Critical patent/JP6568481B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】発光部内の空間に大型のコンデンサを配置しても発光特性の劣化を防止しながら組み立て性を確保できるLED電球を提供する。【解決手段】LED電球10は、回路基板16の上面において、周辺部に複数のLED光源12、中央に一のコンデンサ13、それ以外の部分にIC15等の電子部品が実装されている。コンデンサ13は円筒形で直立し、電子部品は背の低い表面実装型である。これらLED光源12及び電子部品ごと回路基板16の上面をグローブ17が覆っている。LED光源12を発した光の一部はコンデンサ13にけられないようにしてグローブ17の頂部に達するとともに、光の他の一部は背の低い電子部品にけられないようにしてコンデンサ13の側面で反射してグローブ17に到達する。【選択図】図1

Description

本発明は、LEDを光源とするLED電球に関する。
LEDを光源とするLED電球が上市されている。このLED電球は、白熱電球やハロゲンランプなど従来の電球から簡単に置き換えられるよう、従来の白熱電球に対し口金を共通にし、全体的な形状を似させることが多い。またLED電球のなかで、商用交流電源に接続し、ここから得られる交流電圧でLEDを点灯させるものがある。そのLED電球のなかで、多数のLEDを直列接続したLED列を備え、このLED列に交流電圧を整流しただけの電圧波形(全波整流波形)を印加してLEDを点灯させるものがある(いわゆるAC駆動と呼ばれる)。このAC駆動を採用したLED電球は、平滑回路がないため、LEDに比べ寿命が短くサイズが大きい電解コンデンサを使用しなくて良いという特徴がある。
しかしながらAC駆動を採用したLED電球は、LED列が閾値特性を持つため、全波整流波形が閾値に達しない期間、LEDが点灯しない。すなわちLEDの点灯する期間と点灯しない期間が繰り返されることによりフリッカが生じる。このフリッカは、商用交流電源の周波数が50〜60Hzであれば、その周波数は2倍の100〜120Hzとなる。この周波数は、多くの場合感知されないが、高速で動く物体がとびとびになって見えたり(モーションブレーク)、一部の人に健康被害を発生させたりする。
そこで最近ではAC駆動を採用するLED電球でもフリッカ対策としてLED列と並列に大型のコンデンサをとりつけることが要請されるようになってきた。AC駆動を採用しないLED電球では、通常、光源となるLEDはグローブ内に配置され、LED以外の電子部品はグローブと口金の間に設けられたケース内に収納されることが多い。ところが、もともと大型コンデンサを使うことを前提としない、AC駆動を採用したLED電球では、外形を維持しようとすると、口金やケースの中に大型コンデンサを収納する場所がない、といった事態になる場合がある。そこでLED電球の外形を変更しないで済ませられるように、大型の電解コンデンサをグローブ内の空間に配置することが考えられた。
LED電球において、グローブや光源用のLEDを構成要素とする部分を発光部としたとき、その発光部の内部空間に大型の電子部品を配置することは以前から知られている(例えば特許文献1)。そこで特許文献1の図1を図7に再掲示しその構造を説明する。図7は従来のLED電球(照明装置)の構成を示す概略要部断面図である。なお()には特許文献1で使われている用語を示す(以下同様)。また図7では、特許文献1の図1における符号を変更している。
図7に示すLED電球70は、光源部77、絶縁基板83、外側反射部材80、透光部100及び点灯回路部73からなる発光部78と、ケース90(放熱部)と、口金部87からなる。
発光部78において、光源部77は複数の白色LED75と環状のLED基板76からなり、白色LED75はLED基板77に実装されている。絶縁基板83は、光源部77が搭載されるとともに、周辺部において下端(他端82)が接するようにして円筒状の外側反射部材80が搭載され、中央部に点灯回路部73が配置されている。透光部100は、外側反射部材80の上端(一端81)に取り付けられ,上面が光出射面101となっている。点灯回路部73は、各種回路部品71が回路基板72に実装され、各種回路部品7
1と回路基板72がドーム状の内側鏡面部材74で覆われている。ここで外側反射部材80の内面及び内側反射部材74の外面はそれぞれ鏡面80a及び鏡面74aとなっている。
放熱部90は、一端91が絶縁板83に接し、他端92が絶縁筒96を介して口金部87と接続している。また放熱部90は、中央に貫通孔111が穿たれ、貫通孔111中にリード線84が配されている。口金部87は一極端子85と他端子86を備えている。
LED電球70では、白色LED75から発し、外側反射部材80及び内側反射部材74の鏡面80a及び鏡面74aで反射した光が外部に放射され、良好な発光特性が得られる。
特開2009−21082号公報 (図1)
しかしながら図7に示したLED電球70は、発光部78を組み立てるのに、放熱部90上に、絶縁板83、光源部77、各種回路部品71が実装された回路基板72、内部反射部材74、外部反射部材80及び透光部100を積層しなければならない。すなわち図7に示したLED電球70は、発光部78を組立てる際の部品が多いため構造が複雑になり組立てづらくなる。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、発光部内の空間に大型のコンデンサを配置しても発光特性の劣化を防止しながら組み立て性を確保できるLED電球を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のLED電球は、LEDを光源とし、上部にグローブを有するLED電球において、上面に電極パターンを有する回路基板を備え、前記回路基板の上面に、複数のLED光源と、円筒形で唯一のコンデンサと、表面実装型の電子部品を実装し、前記電子部品の前記回路基板からの高さと、前記LED光源の前記回路基板からの高さの差は、2mm以内であって、前記LED光源は、前記回路基板の周辺部に配置され、前記コンデンサは、前記回路基板の中央で直立し、前記グローブは、前記回路基板を覆い、前記LED光源を発した光の一部は、直接的に前記グローブの頂部に達し、前記光の他の一部は、前記コンデンサで反射して前記グローブの側面に達することを特徴とする。
本発明のLED電球は、回路基板の上面において、周辺部に複数のLED光源、中央に一のコンデンサ、それ以外の部分に電子部品が実装されている。ここでコンデンサは円筒形で直立している。電子部品は背の低い表面実装型である。これらのLED光源、コンデンサ及び電子部品ごと回路基板の上面をグローブが覆っている。LED光源を発した光の一部はコンデンサにけられないようにして球状のグローブの頂部に達する。またLED光源を発した光の他の一部は、背の低い電子部品にけられないようにしてコンデンサに当たり、そこで反射してグローブに到達する。
前記LED光源に含まれるLED素子が直列接続したLED列のカソードが一のダイオードを介して前記コンデンサの一端に接続し、さらに前記一端が他のダイオードを介して前記LED列のアノードに接続していても良い。
上記課題を解決するため本発明のLED電球は、LEDを光源とし、上部にグローブを有するLED電球において、上面に電極パターンを有する回路基板を備え、前記回路基板の上面に、複数のLED光源と、円筒形で同一サイズの複数のコンデンサと、表面実装型の電子部品を実装し、前記電子部品の前記回路基板からの高さと、前記LED光源の前記回路基板からの高さの差は、2mm以内であって、前記LED光源は、前記回路基板の周辺部に配置され、前記コンデンサは、前記回路基板の中央で直立し、前記回路基板の中心軸の周りに均等配置され、前記グローブは、前記回路基板を覆い、前記LED光源を発した光の一部は、直接的に前記グローブの頂部に達し、前記光の他の一部は、前記コンデンサで反射し前記グローブの側面に達することを特徴とする。
前記コンデンサの側面は、反射部材を備えていても良い。
以上のように本発明のLED電球は、LED光源を発した光が、他の構成部品によって影を作る「けられ」なしに頂部を含むグローブ全体に達する。さらに本発明のLED電球は、回路基板にLED光源、コンデンサ及び電子部品が一体化している。この結果、本発明のLED電球は、グローブで外郭が決まる発光部内の空間に大型のコンデンサを配置しても発光特性の劣化を防止しながら組み立て性を確保できる。
本発明の第1実施形態として示すLED電球の斜視図である。 図1に示したLED電球に含まれる回路基板の平面図と正面図である。 図1に示したLED電球の回路図である。 本発明の第2実施形態として示すLED電球の回路図である。 本発明の第3実施形態として示すLED電球に含まれる回路基板の斜視図である。 本発明の第3実施形態として示すLED電球の回路図である。 従来例として示すLED電球の構成を示す概略要部断面図である。
以下、添付図1〜6を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。()には特許請求の範囲に記載した発明特定事項を示す。
(第1実施形態)
図1により本発明の第1実施形態として示すLED電球10の概観を説明する。図1はLED電球10の斜視図である。図1に示すように、LED電球10は、グローブ17やLED光源12を構成要素とする発光部11、ケース18及び口金19からなる。なお図1ではグローブ17の内部が分かるようにグローブ17の一部分を切断している。LED電球10では、ケース18の上部に発光部11が取り付けられている一方、ケース18の下部に口金19が取り付けられている。発光部11は、グローブ17以外に、LED光源12、コンデンサ13、ダイオードブリッジ14(電子部品)、IC15(電子部品)及び回路基板16を含む。回路基板16はケース18の上端に取り付けられている。
次に図2により、LED光源12、コンデンサ13、ダイオードブリッジ14(電子部品)及びIC15(電子部品)の配置並びにサイズの関係を説明する。図2(a)はLED電球10に含まれる回路基板16の平面図であり、図2(b)は回路基板16の正面図である。図2(a)及び(b)はLED光源12等の部品が実装された状態を示している。
図2(a)及び(b)に示されるように、LED光源12、コンデンサ13、ダイオードブリッジ14及びIC15は回路基板16の上面に実装されている。LED光源12は回路基板16の周辺部に配置されている。コンデンサ13は回路基板16の上面の中央に直立して実装されている。ダイオードブリッジ14及びIC15は回路基板16の上面であってLED光源12又はコンデンサ13の実装されている部分でない部分に実装される。
LED光源12は、平面サイズが3mm×3mm程度で高さが1mm程度である。LED光源12では、サブマウント基板(インターポーザともいう)上に複数のLED素子が実装され、各LED素子は直列接続しているとともに蛍光樹脂で被覆されている。ダイオードブリッジ14及びIC15は、背の低い表面実装型であり、LED光源12より平面サイズ大きく、高さが数ミリ(2〜3mm)程度である。これに対しコンデンサ13は、電解コンデンサであり、耐圧が400V、直径が10mm程度、高さが12mm程度である。コンデンサ13も表面実装型であり、底面に接続用の電極がある。
なお回路基板16は上面にのみ配線電極(図示せず)を有する。また回路基板16の上面に半田付される給電用のリードも図示していない。回路基板16は反射率と熱伝導性の良いAl基板(基板上面に透明絶縁層が形成されている)や白色のセラミックを使用すると良い。熱伝導性の良い窒化アルミを使う場合は上面に反射材を塗布する。
図3によりLED電球10の回路を説明する。図3はLED電球10の回路図である。なお説明の便宜のため商用交流電源19aを描き加えている。図3に示すように商用交流電源19aはヒューズ19bを介して4個のダイオード14a、14b、14c、14dからなるダイオードブリッジ14の入力端子に接続している。ダイオードブリッジ14の電流出力端子(カソード側)は、複数のLED素子12bが直列接続したLED列12aのアノードと接続している。なおLED素子12bは、LED光源12(図1、図2参照)に含まれ、LED光源12内で直列接続し、さらにLED光源12同士も直列接続しているので、回路基板16(図1、図2参照)上全体で一のLED列12aを形成する。コンデンサ13及び抵抗15eはLED列12aと並列接続している。電流制限回路15fは、抵抗15a、トランジスタ15b、FET15c及び抵抗15dからなる。この電流制限回路15fは、FET15cのドレインが電流入力端子であり、抵抗15dの下端が電流出力端子である。電流入力端子と電流出力端子は、それぞれLED列12aのカソードと、ダイオードブリッジ14の電流が戻る端子(アノード側)に接続している。なお、IC15(図1、図2参照)は、抵抗15eや電流制限回路15fを含み、さらに図示していない温度補償回路や過電圧防止回路が盛り込まれている。
図3においてノードA、Bは口金19(図1参照)に相当する。ヒューズ19bは安全回路として回路基板16(図1、図2参照)とは別の基板(図示せず)に実装されるものである。この別の基板にはサージ保護回路を追加しても良い。ノードC、Dは図1及び図2で図示しなかった回路基板16の電力供給端子である。
図3に示したLED電球10の回路では、LED列12aの閾値は概ね商用交流電源19aの実効値程度にする。すなわちLED列12aは、実効値が100Vの場合、順方向ドロップが3VのLED素子12bが33段程度直列接続している。図3に示した回路では、商用交流電源19aの出力する電圧(電圧は絶対値である。以下、商用交流電源19aの出力する電圧は絶対値で示す。)がLED列12aの閾値よりも高い期間ではダイオードブリッジ14からLED列12aに電流が流れる。このとき電流値の上限は電流制限回路15fで制限され、コンデンサ13は充電される。商用交流電源19aの出力する電圧がLED列12aの閾値よりも低い期間では、コンデンサ13が放電し、LED列12
aに電流が流れ、LED素子12bが点灯する。このようにしてLED電球10は不点灯期間がなくなりフリッカ等が低減する。
なおLED電球10ではコンデンサの容量を10μFとした。抵抗15eはLED電球10が消灯するときにコンデンサ13に電荷が残らないようにするためのものである。電流制限回路15fは抵抗15dの両端間電圧が0.6Vを維持するようにして上限電流を制限する。
図1及び図2に示したようにLED電球10では、回路基板16の上面において、周辺部に複数のLED光源12、中央にコンデンサ13、それ以外の部分にダイオードブリッジ14及びIC15が実装されている。ここでコンデンサ13は、唯一の背の高い円筒形の部品であり、回路基板16の中央で直立している。ダイオードブリッジ14及びIC15は背の低い表面実装型であり、その高さはLED光源12より2mm程度大きい。グローブ17は、球状で、LED光源12、コンデンサ13、ダイオードブリッジ14及びIC15ごと回路基板16の上面を覆っている。
ダイオードブリッジ14及びIC15のような電子部品は、金属製のリード上にシリコンチップを実装し、リードの一部が露出するようにして樹脂でモールドする。この結果、これらの部品は背の高さを3mm以下程度に抑えられる。LED光源12は、ふつう背の高さを1mm程度にすることが多く、配光特性が上方に指向性を持つ。このため入手容易なLED光源12と、入手容易でLED光源12に対し背の高さの差が2mm以内の電子部品(ダイオードブリッジ14及びIC15)を回路基板16上で配列させれば、電子部品はLED光源12の配光特性に大きな影響を与えない。電子部品の回路基板からの高さとLED光源の回路基板からの高さの差が、2mmを超えてしまうと、電子部品の作る影が無視できないものとなる。
LED光源12を発した光の一部はコンデンサ13にけられないようにして球状のグローブ17の頂部に達する。すなわちLED電球10では、コンデンサ13の上端とグローブの頂部に十分な隙間を確保しておき、LED光源12を発した光の一部が直接的にグローブ17の頂部に到達するようにしている。また前述したように、LED光源12を発した光の他の一部は、指向性を有するため、LED光源12の側部に配置され、LED光源12より僅か(2mm)に厚い低背型のダイオードブリッジ14及びIC15にけられることなくコンデンサ13に当たり、そこで反射してグローブ17の側面に到達する。なおLED光源12は上方に指向性を有するため、LED電球10においてダイオードブリッジ14やIC15に当たる光の影響は無視できる。
以上のようにLED電球10は、LED光源12を発した光が、回路基板16上の構成部品によって影を作るような、いわゆる「けられ」なしにグローブ17の全体に達する。さらにLED電球10では、回路基板16にLED光源12、コンデンサ13等の電子部品が一体化している。すなわちLED電球10の発光部11を組み立てるとき、ケース18に回路基板16とグローブ17を取り付けるだけで良い。この結果、LED電球10は、グローブ17で外郭が決まる発光部11内の空間に大型のコンデンサ13を配置しても発光特性の劣化を防止しながら組み立て性を確保できる。
(第2実施形態)
図1〜3に示したLED電球10では、前述の通りLED列12a(図3参照)の閾値を商用交流電源19aの実効値電圧程度にしていた。このようにすると直列接続しなければならないLED素子12bの数が大きくなったり、コンデンサ13の耐圧が高くなったりする。そこで図4により本発明の第2実施形態として、直列接続させるLED素子の数及びコンデンサの耐圧を半減できるLED電球20を説明する。
図4はLED電球20の回路図である。なお説明の便宜のため商用交流電源19aを描き加えている。図4に示すように商用交流電源19aはヒューズ19bを介して4個のダイオード14a、14b、14c、14dからなるダイオードブリッジ14の入力端子に接続している。ダイオードブリッジ14の電流出力端子(カソード側)は、LED素子22bが直列接続したLED列22aのアノードと接続している。なおLED光源22(図示せず)、LED素子22b及びLED列22aの関係は図3で説明したLED電球10のLED光源12、LED素子12b及びLED列22aの関係と等しいが、LED素子22bの直列段数とLED素子12bの直列段数が異なる。
LED列22aのカソードは、抵抗24a、トランジスタ24b、FET24c及び抵抗24dからなる電流制限回路24fの電流入力端子と接続するとともに、ダイオード26(一のダイオード)を介してコンデンサ23の左端子と接続する。コンデンサ23の左端子はダイオード27(他のダイオード)を介してLED列22aのアノードに接続している。コンデンサ23の右端子は、抵抗25a、トランジスタ25b、FET25c及び抵抗25dからなる電流制限回路25fの電流入力端子と接続している。電流制限回路24fの電流出力端子はダイオードブリッジ14の電流が戻る端子(アノード側)に接続するとともに、ダイオード28を介してコンデンサ23の右端子に接続している。電流制限回路25fの電流出力端子は電流制限回路24fに含まれる抵抗24dの上端子に接続している。
なお、LED電球20の概観は図1に示すLED電球10と実質的に等しいので図示していない。すなわちLED電球20も、回路基板26(図示せず)の上面において、周辺部に複数のLED光源22、中央に一のコンデンサ23、それ以外の部分にダイオードブリッジ14及びダイオード26〜28や電流制限回路24f、25fを含むIC25(電子部品、図示せず)が実装されている。ここでコンデンサ23は円筒形で直立している。IC25は背の低い表面実装型である。グローブ17(図1参照)は、これらのLED光源22、コンデンサ23、ダイオードブリッジ14及びIC25ごと回路基板26の上面を覆っている。またノードA、Bは口金19(図1参照)に相当し、ヒューズ19bは安全回路として回路基板26とは別の基板(図示せず)に実装される。ノードC、Dは回路基板26の電力供給端子(図示せず)である。
図4に示したLED電球20の回路では、LED列22aの閾値は概ね商用交流電源19aの実効値の半分よりやや大きい程度にする。すなわちLED列22aは、実効値が100Vの場合、順方向ドロップが3VのLED素子22bを20段程度直列接続する。また定常的な状態ではコンデンサ23の左端子の電圧は、LED列22aの閾値以上で、且つ閾値に近い値で変動する。
図4に示した回路は、商用交流電源19aの出力する電圧がLED列22aの閾値よりも高く、閾値の2倍よりも低い期間において、ダイオードブリッジ14からLED列22a及び電流制限回路24fに電流が流れる。このとき電流値の上限は電流制限回路24fで制限され、コンデンサ23の左端子はフローティング状態となっている。
商用交流電源19aの出力する電圧がLED列22aの閾値の2倍よりも高い期間では、ダイオードブリッジ14からLED列22a、ダイオード26、コンデンサ23、電流制限回路25f及び抵抗24dを経てダイオードブリッジ14に戻る電流が流れる。このとき電流値の上限は電流制限回路25fで制限され、コンデンサ23は充電される。また、このとき電流制限回路24f中のFET24cはカットオフする。
商用交流電源19aの出力する電圧がLED列22aの閾値よりも低い期間では、コン
デンサ23の左端子からダイオード27、LED列22a、電流制限回路24f及びダイオード28を経てコンデンサ23の右端子に戻る電流が流れる。すなわち商用交流電源19aの出力する電圧がLED列22aの閾値よりも低い期間でもLED電球20は点灯するため、不点灯期間がなくなりフリッカが低減する。
以上のように、LED電球20は、LED電球10に比べLED素子22bの直列段数及びコンデンサ23の耐圧を半減させることが可能となる。この結果、LED電球20は、発光特性の劣化を防止しながら組み立て性を確保できるとともに、コストダウンや小型化を達成できる。
(第3実施形態)
図1〜4に示したLED電球10、20では回路基板16、26(図示せず)の上面の中央に大型で唯一のコンデンサ13、23が直立して配置されていた。しかしながらコンデンサを複数に分散し、コンデンサ13、23よりも小ぶりなコンデンサを使用しても良い。そこで図5、6により本発明の第3実施形態として3個のコンデンサが回路基板の上面の中央に直立配置されたLED電球30を説明する。
図5はLED電球30に含まれる回路基板36aの斜視図である。図5に示すように回路基板36aの上面には、周辺部に6個のLED光源32(1個はコンデンサ33bの背面側にあるため、図5に現れない)が実装されるとともに、中央部に3個のコンデンサ33a、33b、33cが直立した状態で均等配置されるように実装され、LED光源32又はコンデンサ33a、33b、33cの実装されている部分でない部分にダイオードブリッジ14(電子部品)及びIC35a(電子部品)が実装されている。
なお、LED電球30の概観は図1に示すLED電球10と実質的に等しいので図示していない。すなわちLED電球10の回路基板16を回路基板36aに交換するとLED電球30ができあがる。
回路基板36aは上面にのみ電極パターンを有する。LED光源32は、複数のLED素子をサブマウント基板上に実装し、これをパッケージ化したものである。なお複数のLED素子は直列接続している。コンデンサ33a、33b、33cは、底面に電極を有し、側面が反射し、円筒形で同一サイズである。ダイオードブリッジ14及びIC35aは、高さの差がLED光源32の高さ(1mm程度)から2mm以内の背の低い表面実装型の電子部品である。
図6はLED電球30の回路図である。図3、図4に示したLED電球10、20と同様に商用交流電源19aの出力をダイオードブリッジ14で整流して電力を得ている。LED電球30はLED列が3つの部分LED列32a、32b、32cに分割され、各部分LED列32a、32b、32cのアノードにダイオード34、35、36、カソードに電流制限回路37f、38f、39fが接続している。また各部分LED列32a、32b、32cと並列にコンデンサ33a、33b、33cが接続している。
部分LED列32a、32b、32cは、LED光源32(図5参照)に含まれるLED素子32d、32e、32fが直列接続したものである。ダイオード34〜36はコンデンサ33a、33b、33cの放電電流がそれぞれ部分LED列32a、32b、32cだけに流れるようにするものである。電流制限回路37f、38f、39fはそれぞれデプレッション型のFET37a、38a、39aと、電流を検出しながらFET37a、38a、39aのドレイン電流を制御する抵抗37b、38b、39bからなっている。
ダイオードブリッジ14は、出力(全波整流波形)が部分LED列32aの閾値電圧未満の期間では部分LED列32aに電力を供給しない。全波整流波形の電圧が上昇し、その電圧が部分LED列32aの閾値電圧以上で部分LED列32aの閾値電圧と部分LED列32bの閾値電圧の和よりも小さい期間では、ダイオードブリッジ14から部分LED列32aと電流制限回路37fを経てダイオードブリッジ14に戻る電流が流れる。
さらに全波整流波形の電圧が上昇し、その電圧が部分LED列32aの閾値電圧と部分LED列32bの閾値電圧の和以上で、部分LED列32aの閾値電圧と部分LED列32bの閾値電圧と部分LED列32cの閾値電圧の和よりも小さい期間では、ダイオードブリッジ14から部分LED列32a、32bと電流制限回路38fを経てダイオードブリッジ14に戻る電流が流れる。このとき電流制限回路37fに含まれるFET37aはカットオフしている。
さらに全波整流波形の電圧が上昇し、その電圧が部分LED列32aの閾値電圧と部分LED列32bの閾値電圧と部分LED列32cの閾値電圧の和以上となる期間では、ダイオードブリッジ14から部分LED列32a、32b、32cと電流制限回路39fを経てダイオードブリッジ14に戻る電流が流れる。このとき電流制限回路37f、38fに含まれるFET37a、38aはカットオフしている。
なお、全波整流波形の電圧が下降する期間では逆の過程を辿る。
部分LED列32a、32b、32cにダイオードブリッジ14から電流が流れこんでいる期間はコンデンサ33a、33b、33cは充電される。部分LED列32a、32b、32cにダイオードブリッジ14から電流が流れ込まなくなると、コンデンサ33a、33b、33cは放電を開始し、この放電電流で部分LED列32a、32b、32cが点灯する。
コンデンサ33a、33b、33cには部分LED列32a、32b、32cの閾値電圧程度の電圧しか印加されないので、コンデンサ33a、33b、33cの耐圧を低くできる。このためコンデンサ33a、33b、33cは、図1に示したLED電球10に含まれるコンデンサ13に比べ小型化できる。この結果、LED電球30は、発光特性の劣化を防止しながら組み立て性を確保できるとともに、グローブ17(図1参照)の頂部を低くできる。
10、20、30…LED電球、
11…発光部、
12、22、32…LED光源、
12a、22a、32a、32b、32c…LED列、
12b、22b、32d、32e、32f…LED素子、
13、23、33a、33b、33c…コンデンサ、
14…ダイオードブリッジ(電子部品)、
14a、14b、14c、14d、26〜28、34〜36…ダイオード、
15、25、35a…IC(電子部品)、
15a、15b、15e、24a、24d、25a、25d、
37b、38b、39b…抵抗、
15b、24b、25b…トランジスタ、
15c、24c、25c、37a、38a、39a…FET、
15f、24f、25f、37f、38f、39f…電流制限回路、
16、26、36a…回路基板、
17…グローブ、
18…ケース、
19…口金、
19a…商用交流電源、
19b…ヒューズ。

Claims (4)

  1. LEDを光源とし、上部にグローブを有するLED電球において、
    上面に電極パターンを有する回路基板を備え、
    前記回路基板の上面に、複数のLED光源と、円筒形で唯一のコンデンサと、表面実装型の電子部品を実装し、
    前記電子部品の前記回路基板からの高さと、前記LED光源の前記回路基板からの高さの差は、2mm以内であって、
    前記LED光源は、前記回路基板の周辺部に配置され、
    前記コンデンサは、前記回路基板の中央で直立し、
    前記グローブは、前記回路基板の上面を覆い、
    前記LED光源を発した光の一部は、直接的に前記グローブの頂部に達し、前記光の他の一部は、前記コンデンサで反射して前記グローブの側面に達する
    ことを特徴とするLED電球。
  2. 前記LED光源に含まれるLED素子が直列接続したLED列のカソードが一のダイオードを介して前記コンデンサの一端に接続し、さらに前記一端が他のダイオードを介して前記LED列のアノードに接続していることを特徴とする請求項1に記載のLED電球。
  3. LEDを光源とし、上部にグローブを有するLED電球において、
    上面に電極パターンを有する回路基板を備え、
    前記回路基板の上面に、複数のLED光源と、円筒形で同一サイズの複数のコンデンサと、表面実装型の電子部品を実装し、
    前記電子部品の前記回路基板からの高さと、前記LED光源の前記回路基板からの高さの差は、2mm以内であって、前記LED光源は、前記回路基板の周辺部に配置され、
    前記コンデンサは、前記回路基板の上面の中央で直立し、前記回路基板の中心軸の周りに均等配置され、
    前記グローブは、前記回路基板を覆い、
    前記LED光源を発した光の一部は、直接的に前記グローブの頂部に達し、前記光の他の一部は、前記コンデンサで反射し前記グローブの側面に達する
    ことを特徴とするLED電球。
  4. 前記コンデンサの側面は、反射部材を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のLED電球。
JP2016004018A 2016-01-13 2016-01-13 Led電球 Expired - Fee Related JP6568481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016004018A JP6568481B2 (ja) 2016-01-13 2016-01-13 Led電球

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016004018A JP6568481B2 (ja) 2016-01-13 2016-01-13 Led電球

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017126439A true JP2017126439A (ja) 2017-07-20
JP2017126439A5 JP2017126439A5 (ja) 2019-03-14
JP6568481B2 JP6568481B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=59364363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016004018A Expired - Fee Related JP6568481B2 (ja) 2016-01-13 2016-01-13 Led電球

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6568481B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119278A (ja) * 2011-03-07 2011-06-16 Panasonic Electric Works Co Ltd Led点灯装置
JP2012142316A (ja) * 2012-04-27 2012-07-26 Sharp Corp Led電球
JP2012230912A (ja) * 2012-07-24 2012-11-22 Panasonic Corp ランプ
JP2013054820A (ja) * 2010-05-31 2013-03-21 Panasonic Corp 固体発光素子を光源とするランプ、及び照明装置
JP2013069692A (ja) * 2010-06-02 2013-04-18 Panasonic Corp ランプ及び照明装置
JP2013097899A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Taiyo Yuden Co Ltd Led照明装置
CN103423617A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 元宏国际股份有限公司 发光二极管模块
US20150252955A1 (en) * 2014-03-07 2015-09-10 International Marketing Corporation Multi-led light bulb

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013054820A (ja) * 2010-05-31 2013-03-21 Panasonic Corp 固体発光素子を光源とするランプ、及び照明装置
JP2013069692A (ja) * 2010-06-02 2013-04-18 Panasonic Corp ランプ及び照明装置
JP2011119278A (ja) * 2011-03-07 2011-06-16 Panasonic Electric Works Co Ltd Led点灯装置
JP2013097899A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Taiyo Yuden Co Ltd Led照明装置
JP2012142316A (ja) * 2012-04-27 2012-07-26 Sharp Corp Led電球
CN103423617A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 元宏国际股份有限公司 发光二极管模块
JP2012230912A (ja) * 2012-07-24 2012-11-22 Panasonic Corp ランプ
US20150252955A1 (en) * 2014-03-07 2015-09-10 International Marketing Corporation Multi-led light bulb

Also Published As

Publication number Publication date
JP6568481B2 (ja) 2019-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8242531B2 (en) Light emitting diode package
JP5145146B2 (ja) 照明システム
JP5266075B2 (ja) 電球形照明装置
JP2010009972A (ja) 発光モジュール及び発光装置
JP6047769B2 (ja) 照明装置
US20130235592A1 (en) Light bulb shaped lamp and lighting apparatus
US7264381B2 (en) Light emitting diode assembly using alternating current as the power source
JP2007227882A (ja) 発光ダイオードパッケージとその製造方法
US8337048B2 (en) Light source package having a six sided light emitting die supported by electrodes
JPWO2005104249A1 (ja) 発光素子駆動用半導体チップ、発光装置、及び照明装置
JPWO2005104248A1 (ja) 発光素子駆動用半導体チップ、発光装置及び照明装置
JP2009080966A (ja) 照明装置
JP4866975B2 (ja) Ledランプおよび照明器具
JP2010080844A (ja) Led点灯装置および照明器具
US9370063B2 (en) LED driving device and lighting device
JP6489523B2 (ja) 固体発光素子モジュールおよび照明セット
JP5516956B2 (ja) 発光装置及び照明装置
JP2003151306A (ja) 電球用口金に発光ダイオードを組み込んだ電球
US20050205889A1 (en) Light emitting diode package with high power
JP5946311B2 (ja) Ledモジュール
JP6568481B2 (ja) Led電球
US6797984B1 (en) Light-emitting diode packaging structure having rectification circuit
JP6532006B2 (ja) 光源ユニットおよびそれを用いた照明器具
JP2003016805A (ja) ライト及びライトの製造方法
JP6880507B2 (ja) 車両用照明装置、および車両用灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6568481

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees