JP2017118659A - 駆動装置、輸送機器及び制御方法 - Google Patents

駆動装置、輸送機器及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放電部に対する放電制御の信頼性を向上可能な駆動装置を提供すること。
【解決手段】駆動装置は、第1蓄電器と、第1蓄電器を制御する第1制御部と、第1蓄電器に比べて、出力重量密度が優れ、かつ、エネルギー重量密度が劣る第2蓄電器と、第2蓄電器を制御する第2制御部と、第1蓄電器及び第2蓄電器の少なくとも一方から供給される電力によって駆動する駆動部と、第1蓄電器及び第2蓄電器の少なくとも一方から得られ駆動部に供給する電力を変換する変換部と、変換部によって変換される前の電圧を平滑化するコンデンサと、第1制御部又は第2制御部からの制御信号に基づき、コンデンサに蓄積された電力の放電を実行する放電部と、を備える。第1制御部及び第2制御部は、放電部による放電を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の蓄電器を備えた駆動装置、輸送機器及び制御方法に関する。
特許文献1には、異常事態が生じたときには、モータに三相交流を供給するインバータに設けられた平滑用のコンデンサから電荷を放電させる放電回路(ADC, Active Discharge Circuit)を備えた電源装置が記載されている。この電源装置は、モータを駆動するインバータと、第1バッテリからインバータに与えられる出力電圧を安定化する平滑用のコンデンサと、コンデンサと並列に接続される放電回路とを備える。放電回路は、スイッチング素子であるトランジスタをオンとすることにより、コンデンサを含む閉回路を形成し、コンデンサを放電する。
特開2014−192957号公報
上記説明した特許文献1に記載の電源装置では、電子制御ユニットが放電回路のトランジスタへのスイッチング制御信号を出力するが、当該トランジスタをオンにすべきときに電子制御ユニットが故障してトランジスタがオフされないと、コンデンサは放電されない。または、例え電子制御ユニットが正常でも、電子制御ユニットから放電回路のトランジスタへの制御信号線が断線してしまうと、同様の理由でコンデンサは放電されない。このように、電子制御ユニットまたは制御信号線の故障状態によっては、放電回路がコンデンサを放電できない場合が生じ得る。
この様な放電制御は、周囲への安全を図るため、異常事態の発生から放電完了までの所要時間が、法規等によって定められている。上述した放電回路を備えることで、充分に周囲への安全を図れるが、この様な異常事態の発生時におけるフェール・セーフ手段は多いほど、またフェール・セーフ手段の故障耐性は高いほど、好ましい。
本発明の目的は、放電部に対する放電制御の信頼性を向上可能な駆動装置、輸送機器及び制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
第1蓄電器(例えば、後述の実施形態での高容量型バッテリES−E)と、
前記第1蓄電器を制御する第1制御部(例えば、後述の実施形態でのBATECU121e)と、
前記第1蓄電器に比べて、出力重量密度が優れ、かつ、エネルギー重量密度が劣る第2蓄電器(例えば、後述の実施形態での高出力型バッテリES−P)と、
前記第2蓄電器を制御する第2制御部(例えば、後述の実施形態でのBATECU121p)と、
前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から供給される電力によって駆動する駆動部(例えば、後述の実施形態でのモータジェネレータ101)と、
前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から得られ前記駆動部に供給する電力を変換する変換部(例えば、後述の実施形態でのPDU111)と、
前記変換部によって変換される前の電圧を平滑化するコンデンサ(例えば、後述の実施形態での平滑コンデンサC)と、
前記第1制御部又は前記第2制御部からの制御信号に基づき、前記コンデンサに蓄積された電力の放電を実行する放電部(例えば、後述の実施形態での放電部113)と、を備え、
前記第1制御部及び前記第2制御部は、前記放電部による前記放電を制御する、駆動装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれを用いても前記放電部による前記放電の制御ができる場合、予め設定された前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれか一方からの信号に応じて、前記放電部が制御される。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、
前記第1制御部と前記第2制御部は、前記第1蓄電器の充放電の頻度が、前記第2蓄電器の充放電の頻度より高くなるように、前記第1蓄電器と前記第2蓄電器を制御し、
前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれを用いても前記放電部による前記放電の制御ができる場合、前記第2制御部からの信号に応じて、前記放電部が制御される。
請求項4に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、
前記第1制御部と前記第2制御部は、前記第2蓄電器の充放電の変動が、前記第1蓄電器の充放電の変動より大きくなるように、前記第1蓄電器と前記第2蓄電器を制御し、
前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれを用いても前記放電部による前記放電の制御ができる場合、前記第1制御部からの信号に応じて、前記放電部が制御される。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、
前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれか一方を用いた前記放電部による前記放電の制御ができない場合、前記第1制御部及び前記第2制御部の他方からの信号に応じて、前記放電部が制御される。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1蓄電器及び前記第1制御部はユニット化されて第1蓄電ユニットを形成し、
前記第2蓄電器及び前記第2制御部はユニット化されて第2蓄電ユニットを形成し、
前記駆動装置は輸送機器に搭載され、
前記輸送機器における前記第2蓄電ユニットの搭載位置は、前記輸送機器における前記第1蓄電ユニットの搭載位置より下方である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1蓄電器及び前記第1制御部はユニット化されて第1蓄電ユニットを形成し、
前記第2蓄電器及び前記第2制御部はユニット化されて第2蓄電ユニットを形成し、
前記駆動装置は輸送機器に搭載され、
前記輸送機器における前記第1蓄電ユニットの搭載位置は、前記輸送機器における前記第2蓄電ユニットの搭載位置から前記輸送機器の前後方向に離隔している。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の発明において、
前記輸送機器における前記第2制御部から前記放電部までの距離は、前記輸送機器における前記第1制御部から前記放電部までの距離よりも短い。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の発明において、
前記第1制御部及び前記第2制御部は前記輸送機器の外装面よりも内側に位置し、前記第2制御部は、前記第1制御部よりもさらに内側に位置する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載の駆動装置を有する、輸送機器である。
請求項11に記載の発明は、
第1蓄電器(例えば、後述の実施形態での高容量型バッテリES−E)と、
前記第1蓄電器を制御する第1制御部(例えば、後述の実施形態でのBATECU121e)と、
前記第1蓄電器に比べて、出力重量密度が優れ、かつ、エネルギー重量密度が劣る第2蓄電器(例えば、後述の実施形態での高出力型バッテリES−P)と、
前記第2蓄電器を制御する第2制御部(例えば、後述の実施形態でのBATECU121p)と、
前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から供給される電力によって駆動する駆動部(例えば、後述の実施形態でのモータジェネレータ101)と、
前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から得られ前記駆動部に供給する電力を変換する変換部(例えば、後述の実施形態でのPDU111)と、
前記変換部によって変換される前の電圧を平滑化するコンデンサ(例えば、後述の実施形態での平滑コンデンサC)と、
前記コンデンサに蓄積された電力の放電を実行する放電部(例えば、後述の実施形態での放電部113)と、を備えた駆動装置の制御方法であって、
前記第1制御部及び前記第2制御部は、前記放電部による前記放電を制御する、制御方法である。
請求項1、請求項10及び請求項11の発明によれば、放電部によるコンデンサの放電を制御可能な手段としては、それぞれ別体の構成要素として設けられた第1制御部と第2制御部の2つが用意されているため、いずれか一方の制御部または制御信号線が故障又は破損しても、もう一方の制御部が正常に放電部へ制御信号を送れれば、当該もう一方の制御部によって放電部による放電を制御できる。このため、コンデンサに蓄積された電力の放電を放電部が開始する場面において、放電制御を正常に実施できる可能性を高めることができる。
また、第1蓄電器及び第2蓄電器は、出力重量密度及びエネルギー重量密度がそれぞれ異なる特性の異なる蓄電器であり、蓄電器の特性を活かした制御を行えば、一種類の蓄電器を備えた駆動装置と比較して、蓄電器の搭載量を減らすことができ、駆動装置としてのシステムをコンパクト化できる。また、第1制御部及び第2制御部はそれぞれ対応する蓄電器を制御するため、一種類の蓄電器を備えた駆動装置と比較して、各制御部の使用頻度を減らすことができ、各制御部の故障リスクを低減できる。
このように、特性の異なる2つの蓄電器を設け、各蓄電器の制御を行う制御部を2つ設けることによって、放電部に対する放電制御の信頼性を向上できる。
請求項2の発明によれば、第1制御部及び第2制御部のいずれによっても放電部の放電制御が可能な場合には、予め設定された制御部からの制御信号に応じて放電部が制御されることによって、制御の競合を回避できる。すなわち、1つの放電部に対する2つの制御部からの制御信号に応じた各制御が存在することによる競合を回避できる。
請求項3の発明によれば、第2蓄電器は、第1蓄電器と比して充放電の頻度が低いため、第2蓄電器を制御する第2制御部の故障リスクも、第1制御部と比して低い。従って、第1制御部及び第2制御部のいずれによっても放電部の放電制御が可能な場合には、第1制御部及び第2制御部のうち故障リスクが低いと見込まれた第2制御部からの信号に応じて放電部が制御されることによって、放電部に対する放電制御の信頼性をさらに向上できる。
請求項4の発明によれば、第1蓄電器は、第2蓄電器と比して充放電の変動が低いため、第1蓄電器を制御する第1制御部の故障リスクも、第2制御部と比して低い。従って、第1制御部及び第2制御部のいずれによっても放電部の放電制御が可能な場合には、第1制御部及び第2制御部のうち故障リスクが低いと見込まれた第1制御部からの信号に応じて放電部が制御されることによって、放電部に対する放電制御の信頼性をさらに向上できる。
請求項5の発明によれば、第1制御部及び第2制御部のいずれか一方による放電部の放電制御ができない場合は、他方の制御部からの制御信号に応じて放電部が制御されるため、一方の制御部の故障若しくは破損、又は、一方の制御部から放電部への制御信号の不達が発生しても、他方の制御部からの制御信号によって放電部を確実に動作させることができる。
請求項6の発明によれば、第1制御部及び第2制御部のうち故障リスクが低いと見込まれた第2制御部を有する第2蓄電ユニットが、外力を受けやすい上方に配置された第1蓄電ユニットよりも下方に配置されているため、第2蓄電ユニットは外力によって破損する可能性が小さい。したがって、第1蓄電ユニットの第1制御部による放電部の放電制御ができない場合であっても、故障リスクが少なくかつ破損の可能性が小さい第2制御部からの制御信号によって放電部を確実に動作させることができる。
請求項7の発明によれば、各蓄電ユニットが輸送機器の前後方向に離間して配置されているため、輸送機器の前部又は後部への衝突等による外力の影響は、一方の蓄電ユニットに対しては大きいが、他方の蓄電ユニットに対しては小さい。したがって、一方の蓄電ユニットの制御部による放電部の放電制御ができない場合であっても、他方の蓄電ユニットの制御部からの制御信号によって放電部を確実に動作させることができる。
請求項8の発明によれば、放電部までの距離は第1制御部と第2制御部とで異なるため、各制御部から放電部までの配線の長さも異なる。配線の長短は外力等によって断線する可能性を左右するため、第2制御部から放電部への配線の方が断線する可能性は低い。このため、断線する可能性の高い方の第1制御部から放電部への配線が断線したことによって第1制御部による放電部の放電制御ができない場合であっても、第2制御部からの制御信号によって放電部を確実に動作させることができる。
請求項9の発明によれば、第2制御部は、第1制御部よりも輸送機器の外装面のさらに内側に位置するため、輸送機器への衝突等による外力の影響は第1制御部よりも第2制御部の方が小さい。このため、第1制御部による放電部の放電制御ができない場合であっても、第2制御部からの制御信号によって放電部を確実に動作させることができる。
本発明に係る一実施形態の駆動装置を示す電気回路図である。 一実施形態の駆動装置を搭載する電動車両の概略側面図である。 一実施形態の駆動装置を搭載する電動車両の底面図である。 駆動装置を搭載する他の形態の電動車両の概略側面図である。 駆動装置を搭載する他の形態の電動車両の概略側面図である。 他の実施形態の駆動装置を示す電気回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の駆動装置を示す電気回路図である。図1に示す駆動装置は、電動車両に搭載され、モータジェネレータ(MG)101と、PCU(Power Control Unit)103と、2つのIPU(Intelligent Power Unit)105e,105pとを備える。PCU103は、PDU(Power Drive Unit)111と、平滑コンデンサCと、放電部113と、VCU(Voltage Control Unit)115と、MOTECU(Motor Electronic Control Unit)117とを含んでユニット化されている。IPU105eは、高容量型バッテリES−Eと、BATECU(Battery Electronic Control Unit)121eと、コンタクタMCeとを含んでユニット化されている。IPU105pは、高出力型バッテリES−Pと、BATECU(Battery Electronic Control Unit)121pと、コンタクタMCpとを含んでユニット化されている。
ここで、上述した「ユニット化」の用語を定義する。「ユニット化」とは、複数の構成品を、例えば1つの筐体に収められていることで、まとまった1つの部品として扱える状態にすることを指す。
モータジェネレータ101は、高容量型バッテリES−E及び高出力型バッテリES−Pの少なくともいずれか一方から得られる電力によって駆動して、電動車両が走行するための動力を発生する。モータジェネレータ101で発生したトルクは、変速段又は固定段を含むギヤボックス及びデファレンシャル・ギアを介して駆動輪に伝達される。また、モータジェネレータ101は、電動車両の減速時には発電機として動作して、電動車両の制動力を出力する。なお、モータジェネレータ101を発電機として動作させることで生じた回生電力は、高容量型バッテリES−Eと高出力型バッテリES−Pの少なくともいずれか一方に蓄えられる。
以下、PCU103に含まれる各構成要素について説明する。
PDU111は、直流電圧を交流電圧に変換して3相電流をモータジェネレータ101に供給する。また、PDU111は、モータジェネレータ101の回生動作時に入力される交流電圧を直流電圧に変換する。
平滑コンデンサCは、PDU111と並列に接続され、PDU111によって変換される前の直流電圧を平滑化することによって、PDU111への印加電圧を安定させる。
放電部113は、平滑コンデンサCと並列に接続され、平滑コンデンサCに蓄積された電力の放電を実行する。図1に示すように、放電部113は、放電抵抗Rと、放電抵抗Rに対して直列に接続されたスイッチング素子Trとを有する。スイッチング素子Trは、MOTECU117が出力した制御信号に応じて、平滑コンデンサC及び放電抵抗Rを含む回路を開閉する。スイッチング素子Trが当該回路を閉じることによって放電部113は駆動し、平滑コンデンサCに蓄積された電力は放電され放電抵抗Rによって熱に変換される。
VCU115は、IPU105pに含まれる高出力型バッテリES−Pの出力電圧を入力電圧として2つのスイッチング素子をオンオフ切換動作することによって、高出力型バッテリES−Pの出力電圧を直流のまま昇圧する。また、VCU115は、電動車両の減速時にモータジェネレータ101が発電して直流に変換された電力を降圧する。さらに、VCU115は、IPU105eに含まれる高容量型バッテリES−Eの出力電圧を直流のまま降圧する。VCU115によって降圧された電力は、高出力型バッテリES−Pに充電される。
MOTECU117は、PDU111及びVCU115の制御、並びに、放電部113のスイッチング素子Trへの制御信号の出力を行う。なお、スイッチング素子Trへの制御信号の出力は、MOTECU117に入力されたBATECU121e又はBATECU121pからの放電部113を駆動するための放電信号に応じて行われる。
また、MOTECU117は、後述する高容量型バッテリES−Eと高出力型バッテリES−Pの各々の特性を活かすよう、VCU115を用いた電力分配制御を行う。この電力分配制御を行えば、高容量型バッテリES−Eは、電動車両の走行時に一定の電力をモータジェネレータ101に電力を供給するよう用いられ、高出力型バッテリES−Pは、電動車両の走行のために大きな駆動力が必要なときに、モータジェネレータ101に電力を供給するよう用いられる。
以下、IPU105e,105pに含まれる各構成要素について説明する。
IPU105eに含まれる高容量型バッテリES−Eは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等といった複数の蓄電セルを有し、モータジェネレータ101に高電圧の電力を供給する。また、IPU105pに含まれる高出力型バッテリES−Pも、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等といった複数の蓄電セルを有し、VCU115を介してモータジェネレータ101に高電圧の電力を供給する。高出力型バッテリES−Pは、VCU115を介して、PDU111に対して高容量型バッテリES−Eと並列に接続されている。また、一般的に高出力型バッテリES−Pの電圧は、高容量型バッテリES−Eの電圧よりも低い。したがって、高出力型バッテリES−Pの電力は、VCU115によって高容量型バッテリES−Eの電圧と同レベルまで昇圧された後、PDU111を介してモータジェネレータ101に供給される。
なお、高容量型バッテリES−Eや高出力型バッテリES−Pは、前述したニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池や、電池外部より活物質の供給を必要とする燃料電池や空気電池に限定される訳ではない。例えば、蓄電容量が少ないものの、短時間に大量の電力を充放電可能なコンデンサやキャパシタを高出力型バッテリES−Pとして用いても構わない。
また、高容量型バッテリES−Eの特性と高出力型バッテリES−Pの特性は互いに異なる。高容量型バッテリES−Eは、高出力型バッテリES−Pよりも、出力重量密度は低いが、エネルギー重量密度は高い。一方、高出力型バッテリES−Pは、高容量型バッテリES−Eよりも、エネルギー重量密度は低いが、出力重量密度は高い。このように、高容量型バッテリES−Eは、エネルギー重量密度の点で相対的に優れ、高出力型バッテリES−Pは、出力重量密度の点で相対的に優れる。なお、エネルギー重量密度とは、単位重量あたりの電力量(Wh/kg)であり、出力重量密度とは、単位重量あたりの電力(W/kg)である。したがって、エネルギー重量密度が優れている高容量型バッテリES−Eは、高容量を主目的とした蓄電器であり、出力重量密度が優れている高出力型バッテリES−Pは、高出力を主目的とした蓄電器である。
このような高容量型バッテリES−Eと高出力型バッテリES−Pの特性の違いは、例えば電極や活物質、電解質/液といった電池の構成要素の構造や材質等により定まる種々のパラメータに起因するものである。例えば、充放電可能な電気の総量を示すパラメータである蓄電可能容量は、高出力型バッテリES−Pより高容量型バッテリES−Eの方が優れる。一方、充放電に対する蓄電可能容量の劣化耐性を示すパラメータであるCレート特性や充放電に対する電気抵抗値を示すパラメータである内部抵抗(インピーダンス)は、高容量型バッテリES−Eより高出力型バッテリES−Pの方が優れる。
IPU105eに含まれるコンタクタMCeは、高容量型バッテリES−EからPDU111又はVCU115までの電流経路を断接する。また、IPU105pに含まれるコンタクタMCpは、高出力型バッテリES−PからVCU115までの電流経路を断接する。
IPU105eに含まれるBATECU121eは、残容量、電圧、電流に関する情報の管理などを行うことで高容量型バッテリES−Eを制御し、かつ、電動車両の衝突時等に受ける過大な外力が検出された際に、PCU103に含まれる放電部113を駆動するための放電信号を配線123eを介してMOTECU117に送出する。同様に、IPU105pに含まれるBATECU121pは、高出力型バッテリES−Pを制御し、かつ、電動車両の衝突時等に受ける過大な外力が検出された際に、PCU103に含まれる放電部113を駆動するための放電信号を配線123pを介してMOTECU117に送出する。なお、電動車両が受ける外力は、図示しない加速度センサ等によって検出される。また、BATECU121e,121pとMOTECU117とは、CAN(登録商標)(Controller Area Network)通信が可能な配線(バス)123e,123pによって接続されている。
以下、PCU103に含まれるMOTECU117にBATECU121e,121pからの放電信号が入力される場合の、MOTECU117の動作について説明する。
上述したように、MOTECU117は、BATECU121e,121pから入力された放電部113を駆動するための放電信号に応じて放電部113を駆動する。このため、BATECU121e及びBATECU121pの双方が正常に動作すれば、衝突等によって電動車両に過大な外力が加わった際、MOTECU117には、ほぼ同じタイミングで、BATECU121eからも放電信号が入力され、BATECU121pからも放電信号が入力される。しかし、これら2つの放電信号の各々に応じてMOTECU117が動作すると、MOTECU117内において制御の競合が生じる。このため、本実施形態のMOTECU117は、BATECU121e及びBATECU121pのいずれか一方を予めマスターに設定し、BATECU121eからもBATECU121pからも放電信号が入力される場合には、マスターに設定されたBATECUから入力された放電信号に応じて放電部113を駆動する。
一例として、MOTECU117は、BATECU121pをマスターに設定する。BATECU121pは、高出力型バッテリES−Pを含むIPU105pに含まれている。また、上述したように、高容量型バッテリES−Eは、電動車両の走行時に一定の電力をモータジェネレータ101に電力を供給するよう用いられる一方、高出力型バッテリES−Pは、電動車両の走行のために大きな駆動力が必要なときに、モータジェネレータ101に電力を供給するよう用いられる。このため、高出力型バッテリES−Pの状態を管理するBATECU121pの使用頻度は、BATECU121eよりも低い。また、高容量型バッテリES−Eは高容量を主目的とした蓄電器であり、高出力型バッテリES−Pは高出力を主目的とした蓄電器であるため、高出力型バッテリES−Pの方が容量は小さく、IPU105pとしてのシステムもIPU105eと比べて小さい。このため、BATECU121pの方がBATECU121eよりも故障リスクは低い。したがって、故障リスクが低い方のBATECU121pをマスターに設定することによって、放電部113に対する放電制御の信頼性の向上が見込まれる。
但し、他の例として、MOTECU117は、BATECU121eをマスターに設定しても良い。上述したように、高容量型バッテリES−Eは、電動車両の走行時に一定の電力をモータジェネレータ101に電力を供給するよう用いられるため、一定の電力を継続的に出力する高容量型バッテリES−Eを管理するBATECU121eの故障リスクは低いと考える場合には、BATECU121eがマスターに設定される。
電動車両の衝突時等に受ける過大な外力が検出された際、マスターに設定されたBATECU(以下「マスターBATECU」という。)が正常に動作し、マスターBATECUとMOTECU117との間の配線(配線123e又は配線123p)が断線していなければ、MOTECU117にはマスターBATECUからの放電信号が入力される。しかし、マスターBATECUが故障又は破損していたり、マスターBATECUとMOTECU117との間の配線が断線していると、MOTECU117にはマスターBATECUからの放電信号は入力されないが、マスターに設定されていないもう一方のBATECUからの放電信号がMOTECU117に入力されれば、MOTECU117は、当該入力された放電信号に応じて制御信号を出力し、放電部113はこの制御信号によって駆動する。
次に、電動車両におけるIPU105e,105pの搭載位置について説明する。図2は、本実施形態の駆動装置を搭載する電動車両の概略側面図である。また、図3は、本実施形態の駆動装置を搭載する電動車両の底面図である。図2及び図3に示す例の電動車両では、駆動装置が備えるIPU105e,105pは、ケース4内に収容されて、車室2の床面を形成するフロアパネル3の下方に配置される。また、IPU105eは電動車両の後部座席5の下方に配置されており、IPU105pは前部座席6の下方に配置されているため、IPU105eとIPU105pは電動車両の前後方向において離隔している。また、IPU105e,105pは電動車両の外装面7よりも内側に位置し、IPU105eはIPU105pよりもさらに内側に位置している。さらに、PCU103は、IPU105pを挟んで電動車両の前部に配置されている。したがって、IPU105pに含まれるBATECU121pとPCU103に含まれるMOTECU117とを接続する配線123pの長さは、IPU105eに含まれるBATECU121eとMOTECU117とを接続する配線123eの長さよりも短い。
なお、IPU105e,105pの搭載位置は、図2及び図3に示した例に限らず、図4に示すように、IPU105eを車体外に、IPU105pを車室内後部に配置しても良い。また、図5に示すように、IPU105e,105pを共に車室内後部に搭載し、IPU105pをIPU105eの下方に配置しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、放電部113による平滑コンデンサCの放電を制御可能な手段としては、それぞれ別体の構成要素として設けられたBATECU121eとBATECU121pの2つが用意されているため、いずれか一方のBATECU又は当該BATECUからMOTECU117に延びる配線が故障又は破損しても、もう一方のBATECUが正常にMOTECU117へ放電信号を送れれば、当該もう一方のBATECUによって放電部113による放電を制御できる。このため、平滑コンデンサCに蓄積された電力の放電を放電部113が開始する場面において、放電制御を正常に実施できる可能性を高めることができる。
また、高容量型バッテリES−E及び高出力型バッテリES−Pは、出力重量密度及びエネルギー重量密度がそれぞれ異なる特性の異なる蓄電器であり、蓄電器の特性を活かした電力分配制御を行えば、一種類の蓄電器を備えた駆動装置と比較して、蓄電器の搭載量を減らすことができ、駆動装置としてのシステムをコンパクト化できる。また、BATECU121e,121pはそれぞれ対応する蓄電器を制御するため、一種類の蓄電器を備えた駆動装置と比較して、各BATECUの使用頻度を減らすことができ、各BATECUの故障リスクを低減できる。
このように、高容量型バッテリES−E及び高出力型バッテリES−Pといった特性の異なる2つの蓄電器を設け、各蓄電器の制御を行うBATECUを2つ設けることによって、放電部113に対する放電制御の信頼性を向上できる。
また、BATECU121e及BATECU121pのいずれによっても放電部113の放電制御が可能な場合には、予め設定されたBATECUからの放電信号に応じて放電部113が制御されることによって、制御の競合を回避できる。すなわち、1つの放電部113に対する2つのBATECUからの放電信号に応じた各制御が存在することによる競合を回避できる。
また、高出力型バッテリES−Pは、高容量型バッテリES−Eと比して充放電の頻度が低いため、高出力型バッテリES−Pを制御するBATECU121pの故障リスクも、BATECU121eと比して低い。一方、高容量型バッテリES−Eは、高出力型バッテリES−Pと比して充放電の変動が低いため、高容量型バッテリES−Eを制御するBATECU121eの故障リスクも、BATECU121pと比して低い。従って、BATECU121e及BATECU121pのいずれによっても放電部113の放電制御が可能な場合には、BATECU121e及BATECU121pのうち故障リスクが低いと見込まれたBATECUからの信号に応じて放電部113が制御されることによって、放電部113に対する放電制御の信頼性をさらに向上できる。
また、BATECU121e及BATECU121pのいずれか一方による放電部113の放電制御ができない場合は、他方のBATECUからの信号に応じて放電部113が制御されるため、一方のBATECUの故障又は破損、並びに、一方のBATECUから放電部113への放電信号の不達が発生しても、他方のBATECUからの信号に応じて放電部113を確実に動作させることができる。
また、各IPUが電動車両の前後方向に離間して配置されているため、電動車両の前部又は後部への衝突等による外力の影響は、一方のIPUに対しては大きいが、他方のIPUに対しては小さい。したがって、一方のIPUのBATECUによる放電部113の放電制御ができない場合であっても、他方のIPUのBATECUからの放電信号によって放電部113を確実に動作させることができる。
また、PCU103までの距離はIPU105eとIPU105pとで異なるため、各BATECUから放電部113までの配線の長さも異なる。配線の長短は外力等によって断線する可能性を左右するため、図2及び図3に示した例によれば、BATECU121pから放電部113への配線の方が断線する可能性は低い。このため、断線する可能性の高い方のBATECU121eから放電部113への配線が断線したことによってBATECU121eによる放電部113の放電制御ができない場合であっても、BATECU121pからの放電信号によって放電部113を確実に動作させることができる。
また、図3に示すように、IPU105pは、IPU105eよりも電動車両の外装面7のさらに内側に位置するため、電動車両への衝突等による外力の影響はIPU105eよりもIPU105pの方が小さい。このため、BATECU121eによる放電部113の放電制御ができない場合であっても、BATECU121pからの放電信号によって放電部113を確実に動作させることができる。
さらに、図5に示した例では、故障リスクが低いと見込まれたBATECU121pを有するIPU105pが、外力を受けやすい上方に配置されたIPU105eよりも下方に配置されているため、IPU105pは外力によって破損する可能性が小さい。したがって、IPU105eのBATECU121eによる放電部113の放電制御ができない場合であっても、故障リスクが少なくかつ破損の可能性が小さいBATECU121pからの放電信号によって放電部113を確実に動作させることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、上記説明した電動車両は、1MOT型のEV(Electrical Vehicle)であるが、複数のモータジェネレータを搭載したEVであっても、少なくとも1つのモータジェネレータと共に内燃機関を搭載したHEV(Hybrid Electrical Vehicle)やPHEV(Plug-in Hybrid Electrical Vehicle)であっても、FCV(Fuel Cell Vehicle)であっても良い。
また、本実施形態のVCU115は、高出力型バッテリES−Pの出力電圧を昇圧するが、高容量型バッテリES−Eの出力電圧が高出力型バッテリES−Pの出力電圧よりも低い場合、高出力型バッテリES−Pの出力電圧を降圧するVCUが用いられる。また、双方向に昇降圧が可能なVCUを用いても良い。また、図6に示すように、高容量型バッテリES−E側にもVCU215を設けても良い。2つのVCUを設けることで、モータジェネレータ101及びPDU111に印加される電圧が高容量型バッテリES−Eに束縛されないため、効率が向上する。
101 モータジェネレータ(MG)
103 PCU
105e,105p IPU
111 PDU
113 放電部
115 VCU
117 MOTECU
121e,121p BATECU
123e,123p 配線
C 平滑コンデンサ
ES−E 高容量型バッテリ
ES−P 高出力型バッテリ
MCe,MCp コンタクタ
R 放電抵抗
Tr スイッチング素子

Claims (11)

  1. 第1蓄電器と、
    前記第1蓄電器を制御する第1制御部と、
    前記第1蓄電器に比べて、出力重量密度が優れ、かつ、エネルギー重量密度が劣る第2蓄電器と、
    前記第2蓄電器を制御する第2制御部と、
    前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から供給される電力によって駆動する駆動部と、
    前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から得られ前記駆動部に供給する電力を変換する変換部と、
    前記変換部によって変換される前の電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記第1制御部又は前記第2制御部からの制御信号に基づき、前記コンデンサに蓄積された電力の放電を実行する放電部と、を備え、
    前記第1制御部及び前記第2制御部は、前記放電部による前記放電を制御する、駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれを用いても前記放電部による前記放電の制御ができる場合、予め設定された前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれか一方からの信号に応じて、前記放電部が制御される、駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動装置であって、
    前記第1制御部と前記第2制御部は、前記第1蓄電器の充放電の頻度が、前記第2蓄電器の充放電の頻度より高くなるように、前記第1蓄電器と前記第2蓄電器を制御し、
    前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれを用いても前記放電部による前記放電の制御ができる場合、前記第2制御部からの信号に応じて、前記放電部が制御される、駆動装置。
  4. 請求項1又は2に記載の駆動装置であって、
    前記第1制御部と前記第2制御部は、前記第2蓄電器の充放電の変動が、前記第1蓄電器の充放電の変動より大きくなるように、前記第1蓄電器と前記第2蓄電器を制御し、
    前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれを用いても前記放電部による前記放電の制御ができる場合、前記第1制御部からの信号に応じて、前記放電部が制御される、駆動装置。
  5. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれか一方を用いた前記放電部による前記放電の制御ができない場合、前記第1制御部及び前記第2制御部の他方からの信号に応じて、前記放電部が制御される、駆動装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の駆動装置であって、
    前記第1蓄電器及び前記第1制御部はユニット化されて第1蓄電ユニットを形成し、
    前記第2蓄電器及び前記第2制御部はユニット化されて第2蓄電ユニットを形成し、
    前記駆動装置は輸送機器に搭載され、
    前記輸送機器における前記第2蓄電ユニットの搭載位置は、前記輸送機器における前記第1蓄電ユニットの搭載位置より下方である、駆動装置。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の駆動装置であって、
    前記第1蓄電器及び前記第1制御部はユニット化されて第1蓄電ユニットを形成し、
    前記第2蓄電器及び前記第2制御部はユニット化されて第2蓄電ユニットを形成し、
    前記駆動装置は輸送機器に搭載され、
    前記輸送機器における前記第1蓄電ユニットの搭載位置は、前記輸送機器における前記第2蓄電ユニットの搭載位置から前記輸送機器の前後方向に離隔している、駆動装置。
  8. 請求項7に記載の駆動装置であって、
    前記輸送機器における前記第2制御部から前記放電部までの距離は、前記輸送機器における前記第1制御部から前記放電部までの距離よりも短い、駆動装置。
  9. 請求項8に記載の駆動装置であって、
    前記第1制御部及び前記第2制御部は前記輸送機器の外装面よりも内側に位置し、前記第2制御部は、前記第1制御部よりもさらに内側に位置する、駆動装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の駆動装置を有する、輸送機器。
  11. 第1蓄電器と、
    前記第1蓄電器を制御する第1制御部と、
    前記第1蓄電器に比べて、出力重量密度が優れ、かつ、エネルギー重量密度が劣る第2蓄電器と、
    前記第2蓄電器を制御する第2制御部と、
    前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から供給される電力によって駆動する駆動部と、
    前記第1蓄電器及び前記第2蓄電器の少なくとも一方から得られ前記駆動部に供給する電力を変換する変換部と、
    前記変換部によって変換される前の電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記第1制御部又は前記第2制御部からの制御信号に基づき、前記コンデンサに蓄積された電力の放電を実行する放電部と、を備えた駆動装置の制御方法であって、
    前記第1制御部及び前記第2制御部は、前記放電部による前記放電を制御する、制御方法。
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