JP2017116441A - 案内システム、案内方法、及び案内プログラム - Google Patents

案内システム、案内方法、及び案内プログラム Download PDF

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大介 谷▲崎▼
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元裕 中村
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和紀 渡邉
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Abstract

【課題】案内領域の案内を確実に行いつつ、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることが可能になる、案内システム、案内方法、及び案内プログラムを提供すること。【解決手段】センター装置2と車載装置1とを備える案内システム100であって、通信不可区間を検出する検出部171と、検出部171が通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、通信不可区間対応領域、又は、通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定部172と、決定部172が決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得する取得部173と、取得部173が取得した一時配信情報に基づいて案内を行う案内部174と、を備え、取得部173は、車載装置1が通信不可区間に至る前に、決定部172が決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、案内システム、案内方法、及び案内プログラムに関する。
従来、車両が走行するルートである走行ルートを案内する技術として、地図情報を配信する地図配信サーバをセンター側に設けて、当該地図配信サーバと車両の車載端末との間の無線通信にて、走行ルートに対応する地図情報を当該地図配信サーバから車載端末に配信することにより、車載端末において走行ルートを案内する技術(例えば、特許文献1参照)が知られていた。
特開2005−10060号公報
しかしながら、このシステムにおいて走行ルートを案内する場合、例えば、トンネルの如き無線通信を行うことができない区間(以下、無線通信不可区間)に車両が位置している場合には、走行ルートを案内することができなくなってしまう可能性があった。そこで、本願の発明者は、走行ルートにおける無線通信不可区間を含む区間(例えば、無線通信不可区間から走行ルートの目的地に至る全区間)に対応する地図情報を、地図配信サーバから車載端末に事前に配信し、事前に配信した地図配信に基づいて走行ルートを案内する技術に想到した。
ところが、無線通信不可区間を含む区間として比較的長い区間が設定された場合、地図情報の配信後に車両の走行ルートの変更が発生した場合に、配信された当該地図情報が無駄になってしまい、地図配信サーバと車載端末との間の無線通信の通信量が無駄に増大してしまう可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、案内領域の案内を確実に行いつつ、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることが可能になる、案内システム、案内方法、及び案内プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る案内システムは、地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムであって、前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、前記案内システムは、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段と、前記検出手段が前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出手段が検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内手段と、を備え、前記取得手段は、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
また、本発明に係る案内方法は、地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムを用いて案内する案内方法であって、前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、検出手段が、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出ステップと、決定手段が、前記検出ステップにおいて前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出ステップにおいて検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出ステップにおいて検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定ステップと、取得手段が、前記決定ステップにおいて決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得ステップと、案内手段が、前記取得ステップにおいて取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内ステップと、を含み、前記取得ステップにおいて、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定ステップにおいて決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
また、本発明に係る案内プログラムは、地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムを用いて案内する案内プログラムであって、前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、コンピュータを、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段と、前記検出手段が前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出手段が検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内手段と、として機能させる案内プログラムであり、前記取得手段は、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
本発明に係る案内システム、案内方法、及び案内プログラムによれば、案内端末が通信不可区間に至る前に、決定手段が決定した取得領域に対応する案内情報を取得することから、例えば、通信不可区間を考慮した適切な領域の案内情報を取得することができるので、案内領域の案内を確実に行いつつ、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることできる。
本発明の実施の形態1に係る案内システムを例示するブロック図である。 案内処理のフローチャートである。 センター装置が生成した移動ルートを例示する図である。 図3において自車両が進行方向前方側に移動した状態を例示する図である。 本発明の実施の形態2に係る案内システムを例示するブロック図である。 案内処理のフローチャートである。 センター装置が生成した移動ルートを例示する図である。 センター装置が生成した移動ルートであって、図7のものとは異なる移動ルートを例示する図である。
以下、本発明に係る案内システム、案内方法、及び案内プログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
本発明に係る案内システムは、案内領域の案内を行うシステムであり、具体的には、通信不可区間を検出した場合に、取得領域を決定し、決定した取得領域に対応する案内情報を取得し、取得した案内情報に基づいて案内領域の案内を行うシステムであって、配信装置と案内端末とを備えるシステムである。
ここで、「配信装置」とは、案内情報を配信する配信手段であり、具体的には、案内端末との間で無線通信を行う装置であり、例えば、センター側に設けられているセンター装置が挙げられる。また、「案内端末」とは、案内を行う案内手段であり、具体的には、配信装置との間で無線通信を行う装置であって、移動する装置であり、例えば、車載装置又は端末装置が挙げられる。ここで、「車載装置」とは、車両に搭載される装置であり、具体的には、車載用ナビゲーション装置を含む概念ある。また、「端末装置」とは、所定のコンピュータを搭載した装置であり、具体的には、スマートフォンや携帯用ナビゲーション装置を含む概念である。
また、「案内情報」とは、案内に用いられる情報であり、具体的には、案内領域に対応する情報であり、例えば、一時配信情報が挙げられる。ここで、「一時配信情報」とは、案内のために一時的に用いられる情報であり、具体的には、配信装置から案内端末に配信される情報である。また、「案内領域」とは、案内を行う対象の領域であり、具体的には、現在案内端末が位置している地図上の領域、又は、案内端末を基準にして当該案内端末の進行方向前方側に位置する地図上の領域であり、例えば、所定の案内単位距離に応じて定められる領域であって、メッシュを基準に定められる領域である。ここで、「メッシュ」とは、地図情報が特定する地図についての基準単位であり、例えば、地図上の数キロメートル(一例として、2.5(km)、10(km)、又は40(km)等)四方の範囲に対応している。また、「案内単位距離」とは、案内領域を定めるための距離であり、具体的には、案内の単位となる距離であり、例えば、案内端末に表示される地図の縮尺に応じて定められる距離(例えば、メッシュの1辺に対応する2.5(km)、10(km)、又は40(km)等)、分岐点に関する案内を行うために定められている距離であって案内端末の位置を基準にした距離(例えば、5(km)等)、又は、渋滞に関する案内を行うために定められている距離であって案内端末の位置を基準にした距離(例えば、10(km)等)等が挙げられる。
また、「通信不可区間」とは、案内端末の進行方向前方側の区間であって、配信装置と案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間(例えば、トンネル等)であり、具体的には、所定の通信不可区間設定手法によって設定される区間である。ここで、「所定の通信不可区間設定手法」とは、通信不可区間を設定するための手法であり、例えば、電気通信事業者からの事前連絡に基づいて設定する手法、配信装置と複数の案内端末との間の実際の通信実績に基づいて設定する手法、又は、地形や建造物から推定して設定する手法等が挙げられる。また、「取得領域」とは、案内端末が通信不可区間に至る前に案内情報を取得するべき地図上の領域であり、具体的には、通信不可区間を検出した場合に決定される領域である。
そして、通信不可区間の検出については、1つのみの通信不可区間を検出することを想定する場合と、複数の通信不可区間を検出することを想定する場合とが挙げられるが、1つのみの通信不可区間を検出することを想定する場合を、実施の形態1において説明し、複数の通信不可区間を検出することを想定する場合を実施の形態2において説明する。また、案内システムについては、案内端末が移動するべきルートである移動ルートを生成し、生成した移動ルートに関する案内領域を案内する場合と、当該移動ルートの生成を行わずに、前述の移動ルートに関わらず案内領域を案内する場合とが想定されるが、生成した移動ルートに関する案内領域を案内する場合を、実施の形態1及び2において説明し、移動ルートに関わらず案内領域を案内する場合を、変形例において説明する。また、実施の形態1及び2においては、「配信装置」が「センター装置」であり、「案内端末」が「車載装置」であり、「案内情報」が「一時配信情報」であり、「案内単位距離」が「分岐点に関する案内を行うために定められている距離であって案内端末の位置を基準にした距離(例えば、5(km)等)」である場合について説明する。また、「案内領域」としては、実際には、案内端末の移動ルート上における、案内端末の進行方向前方側に案内単位距離以内の区間から、案内単位距離以内の範囲を含んでいるメッシュ(つまり、例えば、移動ルートを含んでいるメッシュ、及び移動ルートを含んでいないが、当該移動ルートを含んでいるメッシュの周囲に設けられているメッシュ)に対応するが、実施の形態1及び2においては、「メッシュ」が「地図上の2.5(km)四方の領域」であり、「案内領域」が、案内端末の現在位置を含んでいるメッシュ(以下、現在位置メッシュ)と、当該現在位置メッシュに隣接するメッシュであって移動ルートにおける案内端末の進行方向前方側の区間を含んでいるメッシュ(以下、第1隣接メッシュ)と、当該第1隣接メッシュに隣接するメッシュであって、移動ルートにおける、第1隣接メッシュに含まれている区間よりも更に案内端末の進行方向前方側の区間を含んでいるメッシュ(以下、第2隣接メッシュ)とである場合について説明する。なお、以下では、車載装置を搭載した車両(車載装置を操作する者が搭乗する車両)を「自車両」と称して説明する。また、「自車両」とは、例えば、四輪自動車、二輪自動車、及び自転車等を含む概念であるが、以下では、自車両が四輪自動車である場合について説明する。
(実施の形態1)
初めに、実施の形態1について説明する。この実施の形態においては、1つのみの通信不可区間を検出するのを想定する場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る案内システム100について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る案内システムを例示するブロック図である。この案内システム100は、車載装置1、及びセンター装置2を備えている。なお、案内システム100には、実際には、車載装置1以外にも、この車載装置1と同様な構成の他の車載装置が複数含まれているが、以下では、案内システム100に含まれている車載装置の全体を称する場合には、「案内システム100の車載装置」と総称して説明する。
(構成−車載装置)
最初に、車載装置1の構成について説明する。図1に示すように、車載装置1は、概略的に、通信部11、タッチパッド12、ディスプレイ13、スピーカ14、現在位置検出部15、記録部16、及び制御部17を備えている。
(構成−車載装置−通信部)
通信部11は、センター装置2との間でネットワークを介した無線通信を行う通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段を用いることができる。
(構成−車載装置−タッチパッド)
タッチパッド12は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド12は、透明又は半透明状に形成され、ディスプレイ13の前面において当該ディスプレイ13の表示面と重畳するように設けられてタッチパネルとして形成されている。このタッチパッド12としては、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパッドを用いることができる。
(構成−車載装置−ディスプレイ)
ディスプレイ13は、後述する制御部17の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段であり、特に、後述する地図情報データベース161(以下、データベースを「DB」と称する)に格納された地図情報に基づいて地図を表示する表示手段である。このディスプレイ13の具体的な構成は任意であり、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。
(構成−車載装置−スピーカ)
スピーカ14は、後述する制御部17の制御に基づいて情報を音声にて出力する音声出力手段である。このスピーカ14から出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
(構成−車載装置−現在位置検出部)
現在位置検出部15は、車載装置1の現在位置(現在地)を検出する現在位置検出手段である。この現在位置検出部15は、GPS又は地磁気センサ(いずれも図示省略)を有し、現在の車載装置1の位置(座標)及び方位等を公知の方法にて検出する。
(構成−車載装置−記録部)
記録部16は、車載装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。(後述する各装置の記録部も同様とする)。
また、この記録部16は、地図情報DB161を備えている。
地図情報DB161は、地図情報を格納する地図情報格納手段である。ここで、「地図情報」とは、案内に用いられる情報であり、また、前述のメッシュ単位にて区画される情報であり、道路、道路の交差点、道路構造物、施設等を含む各種の位置の特定に必要な情報であって、例えば、道路上に設定された各ノードに関するノードデータ(例えばノードID、座標等)や、道路上に設定された各リンクに関するリンクデータ(例えばリンクID、リンク名、接続ノードID、道路座標、道路種別(例えば、有料道路、一般道路、高架道路等)、車線数等)、地物データ(例えば信号機、道路標識、ガードレール、施設等)、地形データ等を含んで構成されている。
(構成−車載装置−制御部)
制御部17は、車載装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る案内プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して車載装置1にインストールされることで、制御部17の各部を実質的に構成する(後述する各装置の制御部も同様とする)。
また、この制御部17は、機能概念的に、検出部171、決定部172、取得部173、及び案内部174を備えている。
検出部171は、車載装置1の進行方向前方側の区間であって、センター装置2と車載装置1との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段である。また、決定部172は、検出部171が通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、通信不可区間対応領域、又は、通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段である。ここで、「通信不可区間対応領域」とは、検出部171が検出した通信不可区間に対応する地図上の領域であり、具体的には、通信不可区間を含んでいるメッシュである。また、「通信不可区間前方領域」とは、検出部171が検出した通信不可区間に車載装置1が位置している場合の案内領域に含まれる領域であって、検出部171が検出した通信不可区間よりも車載装置1の進行方向前方側の領域であり、具体的には、通信不可区間を含んでいないメッシュであって、通信不可区間よりも更に車載装置1の進行方向前方側の区間を含んでいるメッシュである。また、取得部173は、決定部172が決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得する取得手段であり、車載装置1が通信不可区間に至る前に、決定部172が決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得するものである。また、案内部174は、取得部173が取得した一時配信情報に基づいて、案内領域の案内を車載装置1にて行う案内手段である。なお、これら制御部17の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−センター装置)
次に、センター装置2の構成について説明する。図1に示すように、センター装置2は、「案内システム100の車載装置」に対して情報を配信する装置であり、概略的に、通信部21、記録部26、及び制御部27を備えている。
(構成−センター装置−通信部)
通信部21は、「案内システム100の車載装置」との間でネットワークを介した無線通信を行う通信手段であり、具体的な構成については、通信部11の構成と同様である。
(構成−センター装置−記録部)
記録部26は、地図情報DB261を備えている。
地図情報DB261は、地図情報を格納する地図情報格納手段である。ここで、この地図情報DB261に格納されている「地図情報」とは、案内に用いられる情報であり、また、前述の車載装置1の地図情報DB161における地図情報と同様な単位(つまり、メッシュ単位)にて区画される情報であり、「案内システム100の車載装置」に格納されている地図情報に含まれている情報(例えば、ノードデータ、リンクデータ、地物データ、及び地形データ等)に対応する情報、及び通信特定情報が含まれている情報である。ここで、「通信特定情報」とは、センター装置2と「案内システム100の車載装置」との間の通信の可否を特定する情報であり、具体的には、リンクデータに対応する道路の各区間が、前述の通信不可区間であるか又は通信可能区間であるかを特定する情報である。ここで、「通信可能区間」とは、案内端末の進行方向前方側の区間であって、配信装置と案内端末との間における無線通信を行える地図上の区間であり、具体的には、通信不可区間以外の区間である。そして、地図情報DB261には、地図に関する最新の情報(例えば、道路の撤廃又は新設の情報、「通信特定情報」についての、電気通信事業者からの情報又はセンター装置2と「案内システム100の車載装置」との間の通信実績の情報等)に基づいて所定期間(例えば、1日、1週間、1か月等)毎に生成された地図情報が、通信部21又は不図示の入力手段を介して、順次提供されて蓄積されている。つまり、この地図情報DB261には、地図上の各領域について、最新バージョンの地図情報と共に、過去の各バージョンの地図情報も格納されている。ここでは、例えば、地図情報の「バージョン」については、「バージョン1」〜「バージョン4」が設けられており、「バージョン1」が最も古く、「バージョン2」が「バージョン1」の次に古く、「バージョン3」が「バージョン2」の次に古く、「バージョン4」が最新であるものとして、前述の地図情報DB161に「バージョン3」の地図情報が格納されており、この地図情報DB261に、「バージョン1」〜「バージョン4」の地図情報が格納されているものとして、以下説明する。
(構成−センター装置−制御部)
制御部27は、センター装置2を制御する制御手段であり、この制御部27により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される案内システム100によって実行される、案内処理について説明する。図2は、案内処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「案内処理」とは、案内を行う処理であり、具体的には、生成された移動ルートに関する案内領域の案内を行う処理である。この案内処理を実行するタイミングは、移動ルートを生成した後である限りにおいて任意のタイミングであるが、例えば、以下に示すようにして移動ルートを生成し、移動ルートの生成の後に起動されて実行するものとし、当該処理が起動したところから説明する。
移動ルートの生成手法について具体的には、任意の手法を用いることができるが、ここでは、例えば、図1の「案内システム100の車載装置」からの要求に応じて、センター装置2が生成する手法を用いるものとする。移動ルートの生成手法について、より具体的には、車載装置1については、記録部16に車載装置1を一意に識別するための識別情報である装置ID(具体的には、車載装置1の装置IDである「ID1」)が記録されているものとし、車載装置1の制御部17は、「自己の装置ID」、「目的地」及び「出発地」を含む移動ルート生成要求を生成し、生成した移動ルート生成要求を、通信部11を介してセンター装置2に送信する。ここで、「出発地」とは、自車両が移動を開始する地点であり、例えば、タッチパッド12を介してユーザの所定操作が受け付けられることで設定されたり、現在位置検出部15によって検出された現在位置が設定されたりする。また、「目的地」とは、自車両の移動の目的となる地点であり、例えば、タッチパッド12を介してユーザの所定操作が受け付けられることで設定される。一方、センター装置2の制御部27は、車載装置1が送信した移動ルート生成要求を、通信部21を介して受信し、受信した移動ルート生成要求から「出発地」及び「目的地」を取得し、取得した「出発地」から取得した「目的地」に至る移動ルートを、地図情報DB261の最新バージョンの地図情報に基づいて生成し、生成した移動ルートの各区間が通信不可区間であるか通信可能区間であるかを、地図情報DB261の最新バージョンの地図情報の「通信特定情報」に基づいて特定する。次に、センター装置2の制御部27は、生成した移動ルート、「生成した移動ルートの各区間が通信不可区間であるか通信可能区間であるか」の特定結果(以下、通信可不可特定結果)、及び前述の受信した移動ルート生成要求に含まれている装置IDを含む移動ルート生成応答を生成し、生成した移動ルート生成応答を、通信部21を介して車載装置1に送信する。一方、車載装置1の制御部17は、センター装置2が送信した移動ルート生成応答を、通信部11を介して受信し、受信した移動ルート生成応答から装置IDを取得し、取得した装置IDと記録部16の装置IDとを比較してこれらが一致しているか否かを判定し、取得した装置IDと記録部16の装置IDとが一致しているものと判定した場合に、前述の移動ルート生成応答に含まれている移動ルート及び通信可不可特定結果を取得する。このようにして、車載装置1が、センター装置2から送信された移動ルート生成応答を受信して、移動ルート及び通信可不可特定結果を取得した場合に、案内処理が起動されて実行されるものとする。
図3は、センター装置が生成した移動ルートを例示する図である。図1のセンター装置2が生成する移動ルートとしては、実際には、例えば折れ曲がったルート又は湾曲したルート等の、真っ直ぐなルート以外のルートを含む移動ルートを生成する場合もあるが、ここでは、例えば、センター装置2が、図3に示すように、真っ直ぐな移動ルートを生成し、この図3に示す移動ルート及び通信可不可特定結果を含む移動ルート生成応答を送信し、車載装置1が当該送信された移動ルート生成応答を受信して、図3に示す移動ルート及び通信可不可特定結果を取得して、案内処理が起動されて実行された場合について説明する。なお、この図3においては、移動ルートにおいて斜線にて強調されて明示されている区間が通信不可区間であり、通信不可区間以外の区間が通信可能区間であり、メッシュM1〜M10が、移動ルートを含んでいるメッシュであり、メッシュM1が出発地を含んでいるメッシュであり、メッシュM10がメッシュM1〜M10のうちで最も目的地側に位置するメッシュであり、メッシュM1〜M3、及びメッシュM7〜M10が、通信可能区間のみを含んでいるメッシュであり、メッシュM4〜M6が、通信不可区間のみを含んでいるメッシュであるものとする。なお、メッシュM1〜M10について、これらのメッシュを一意に識別するためのメッシュ識別情報(以下、メッシュID)が「MID1」〜「MID10」であるものとして、以下説明する。そして前述したように、移動ルート生成応答に含まれている移動ルート及び通信可不可特定結果を車載装置1が取得しているので、図3のこれらの事項(つまり、移動ルート自体、移動ルート上の通信可能区間の位置及び通信不可区間の位置等)については、車載装置1側において把握することが可能となっている。
まず、図2に示すように、SA1において車載装置1の取得部173は、一時配信情報を取得する。具体的には、図1の現在位置検出部15の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、前述のようにしてセンター装置2から受信した移動ルートにおいて、自車両の現在位置を特定し、特定した自車両の現在位置に基づいて、前述の「現在位置メッシュ」、前述の「第1隣接メッシュ」、及び前述の「第2隣接メッシュ」を案内領域として特定し、特定した各メッシュの一時配信情報をセンター装置2に要求して取得し、取得した一時配信情報を記録部16に記録する。一時配信情報の要求及び取得についてより具体的には、車載装置1の取得部173は、「自己の装置ID」、及び「案内領域として特定した各メッシュのメッシュID」を含む一時配信情報送信要求を生成し、生成した一時配信情報送信要求を、通信部11を介してセンター装置2に送信する。一方、センター装置2の制御部27は、車載装置1が送信した一時配信情報送信要求を、通信部21を介して受信し、受信した一時配信情報送信要求からメッシュIDを取得し、取得したメッシュIDに対応する地図上の領域の一時配信情報であって、地図情報DB261の最新バージョンの地図情報における各情報(例えば、ノードデータ、リンクデータ、地物データ、地形データ、及び通信特定情報等)と同様な情報を含む一時配信情報を、地図情報DB261の地図情報を参照して生成する。そして、センター装置2の制御部27は、生成した一時配信情報及び前述の受信した一時配信情報送信要求に含まれている装置IDを含む一時配信情報送信応答を生成し、生成した一時配信情報送信応答を、通信部21を介して車載装置1に送信する。一方、車載装置1の取得部173は、センター装置2が送信した一時配信情報送信応答を、通信部11を介して受信し、受信した一時配信情報送信応答から装置IDを取得し、取得した装置IDと記録部16の装置IDとを比較してこれらが一致しているか否かを判定し、取得した装置IDと記録部16の装置IDとが一致しているものと判定した場合に、前述の一時配信情報送信応答に含まれている一時配信情報を、案内領域に対応する一時配信情報として取得する。
ここでは、例えば、図3に示す場合、車載装置1の取得部173は、図1の現在位置検出部15の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、図3の移動ルートにおいて、自車両の現在位置を特定し、メッシュM1〜M3を案内領域として特定し、「装置ID」=「ID1」及び「メッシュID」=「MID1」〜「MID3」を含む一時配信情報送信要求を生成してセンター装置2に送信する。一方、センター装置2の制御部27は、車載装置1が送信した一時配信情報送信要求を受信し、受信した一時配信情報送信要求から「メッシュID」=「MID1」〜「MID3」を取得し、取得した「メッシュID」=「MID1」〜「MID3」に対応する地図上の領域の一時配信情報であって、地図情報DB261の「バージョン4」の地図情報における各情報(例えば、ノードデータ、リンクデータ、地物データ、地形データ、通信特定情報等)と同様な情報を含む一時配信情報を、地図情報DB261の地図情報を参照して生成する。そして、センター装置2の制御部27は、生成した「メッシュID」=「MID1」〜「MID3」に対応する地図上の領域の一時配信情報及び前述の受信した一時配信情報送信要求に含まれている「装置ID」=「ID1」を含む一時配信情報送信応答を生成して車載装置1に送信する。一方、車載装置1の取得部173は、センター装置2が送信した一時配信情報送信応答を受信し、受信した一時配信情報送信応答から「装置ID」=「ID1」を取得し、「装置ID」=「ID1」と記録部16の「装置ID」=「ID1」と、を比較してこれらが一致しているか否かを判定し、取得した装置IDと記録部16の装置IDとが一致しているので、前述の一時配信情報送信応答に含まれている「メッシュID」=「MID1」〜「MID3」に対応する地図上の領域の一時配信情報を、案内領域に対応する一時配信情報として取得し、取得した一時配信情報を記録部16に記録する。
図2に戻って、SA2において車載装置1の検出部171は、通信不可区間が存在するか否かを判定する(つまり、通信不可区間の検出を行う)。具体的には、案内処理を起動する場合に取得した移動ルート及び通信可不可特定結果、及び地図情報DB161を参照して、SA1の処理で案内領域として特定したメッシュ中の移動ルートに、通信不可区間が含まれているか否かを判定する。そして、SA1の処理で案内領域として特定したメッシュ中の移動ルートに通信不可区間が含まれていない場合(つまり、通信不可区間を検出しない場合)、通信不可区間が存在しないものと判定し(SA2のNO)、SA6に移行する。また、SA1の処理で案内領域として特定したメッシュ中の移動ルートに通信不可区間が含まれている場合(つまり、通信不可区間を検出した場合)、通信不可区間が存在するものと判定し(SA2のYES)、SA3に移行する。ここでは、例えば、図3に示す場合、SA1においてメッシュM1〜M3を案内領域として特定したので、通信不可区間が存在しないものと判定しSA6に移行する。
図2に戻って、SA6において車載装置1の案内部174は、案内を行う。具体的には、SA1の場合と同様にして案内領域としてのメッシュを特定し、特定したメッシュについて、SA1で取得して記録した一時配信情報に基づいて、ディスプレイ13に案内画像を表示したりスピーカ14から案内メッセージを音声にて出力したりすることにより、案内を行う。ここで、「案内画像」とは、案内のための画像であり、例えば、進行方向前方側の分岐点での移動方向を案内するテキスト画像又はイメージ画像等である。また、「案内メッセージ」とは、案内のためのメッセージであり、例えば、進行方向前方側の分岐点での移動方向を案内するメッセージ(例えば、「1(km)先の分岐点で右折してください」等のメッセージ)等である。ここでは、例えば、図3に示す場合、メッシュM1〜M3を案内領域として特定し、特定したメッシュM1〜M3について、図2のSA1で取得して記録した一時配信情報に基づいて、案内を行う。
次に、SA7において車載装置1の制御部17は、自車両が目的地に到着したか否かを判定する。具体的には、図1の現在位置検出部15によって検出された現在位置が目的地に対応する位置となっているか否かを判定する。そして、目的地に到着していないと判定した場合(SA7のNO)、目的地に到着したと判定するまで、SA1〜SA7の処理を繰り返し実行する。また、目的地に到着したと判定した場合(SA7のYES)、案内処理を終了する。
図4は、図3において自車両が進行方向前方側に移動した状態を例示する図である。図2の「SA7のNO」の後に繰り返し行われるSA1〜SA7中に、自車両が図4の実線の三角印にて示すように、メッシュM2に位置している場合、まず、図5のSA1において、図4のメッシュM2〜M4に対応する地図上の領域の一時配信情報を取得し、図2のSA2において、通信不可区間が存在するものと判定し(つまり、通信不可区間を検出し)、SA3に移行する。このSA3において車載装置1の決定部172は、取得領域を決定する。具体的には、少なくとも、前述の「通信不可区間対応領域」又は前述の「通信不可区間前方領域」のうちの少なくとも一方を含む領域を、取得領域として決定する。より具体的には、案内処理を起動する場合に取得した移動ルート及び通信可不可特定結果、及び図1の地図情報DB161を参照して、SA2において検出した通信不可区間の直前の通信可能区間に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュよりも、移動ルートにおいて更に進行方向前方側のメッシュであって、SA2において検出した通信不可区間の全区間夫々に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ全てを取得領域として決定する。ここでは、例えば、図4に示す場合、「SA2において検出した通信不可区間の直前の通信可能区間に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ」=「メッシュM3〜M5」よりも、移動ルートにおいて更に進行方向前方側のメッシュであって、「SA2において検出した通信不可区間の全区間夫々に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ全て」=「メッシュM6〜M8」を取得領域として決定する。
図2に戻って、SA4において車載装置1の取得部173は、一時配信情報を取得する。具体的には、SA3において取得領域として決定したメッシュの一時配信情報をセンター装置2に要求して取得する。ここでの、一時配信情報の取得手法については、SA2において検出した通信不可区間に自車両が至る前に、一時配信情報を取得する限りにおいて、任意の手法を用いることができるが、ここでは、例えば、SA1の場合と同様な手法を用いるものとする。そして、一時配信情報の取得について具体的には、SA2において検出した通信不可区間に自車両が至る前に、SA1の場合と同様にして、SA3において取得領域として決定したメッシュの一時配信情報を取得する。ここでは、例えば、図4に示す場合、メッシュM6〜M8に対応する地図上の領域の一時配信情報を取得する。
次に、SA5において車載装置1の取得部173は、一時配信情報を記録する。具体的には、SA4において取得した一時配信情報を、記録部16に記録する。ここでは、例えば、図4に示す場合、メッシュM6〜M8に対応する地図上の領域の一時配信情報を、図1の記録部16に記録する。なお、この場合において、図4のメッシュM5に対応する地図上の領域の一時配信情報については、図1の記録部16に未だ記録されていないが、自車両が図4のメッシュM3に移動した場合の図2のSA1の処理において記録されることになる。
図2に戻って、前述したように、SA6において車載装置1の案内部174は、案内を行う。具体的には、SA1の場合と同様にして案内領域としてのメッシュを特定し、特定したメッシュについて、SA1で取得して記録した一時配信情報に基づいて、ディスプレイ13に案内画像を表示したりスピーカ14から案内メッセージを音声にて出力したりすることにより、案内を行う。なお、必要である場合には、SA5で記録した一時配信情報を取得し、取得した一時配信情報に基づいて、ディスプレイ13に案内画像を表示したりスピーカ14から案内メッセージを音声にて出力したりすることにより、案内を行う。ここで、「必要である場合」とは、SA5で記録した一時配信情報に基づいて案内を行うのが必要な場合であり、具体的には、自車両が通信不可区間に位置しているために、SA1において一時配信情報を取得できなかった場合等であり、より具体的には、SA5で記録した一時配信情報に対応するメッシュがSA6での案内領域として特定された場合等である。ここでは、例えば、図4に示す場合、メッシュM2〜M4を案内領域として特定し、特定したメッシュM2〜M4について、図2のSA1で取得して記録した一時配信情報に基づいて、案内を行う。
この後、「SA7のNO」の後に繰り返し行われるSA1〜SA7中に、自車両が図4の破線の三角印にて示すように、メッシュM6に位置している場合、自車両が通信不可区間に位置しており、図1の車載装置1とセンター装置2との間の無線通信を行うことができないので、図2のSA1〜SA5を行わずに、SA6に移行する。このSA6において、事前に行ったSA5で図1の記録部16に記録したメッシュM6〜M8に対応する地図上の領域の一時配信情報を、当該記録部16から取得し、取得した一時配信情報にも基づいて、案内領域であるメッシュM6〜M8について、案内を行う。このようにして、図2のSA1〜SA7を繰り返し行った後、目的地に到着したと判定した場合(SA7のYES)、案内処理を終了する。
(実施の形態1の効果)
このように本実施の形態によれば、自車両が通信不可区間に至る前に、決定部172が決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得することから、例えば、通信不可区間を考慮した適切な領域の一時配信情報を取得することができるので、案内領域の案内を確実に行いつつ、車載装置1とセンター装置2との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることできる。
また、所定の案内単位距離に応じて取得領域を決定することから、例えば、案内単位距離に応じた適切な範囲の一時配信情報を事前に取得することができ、通信不可区間に対応する地図上の領域について適切に案内することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2においては、複数の通信不可区間を検出するのを想定する場合について説明する。実施の形態2の構成(文言の定義も含む)は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る案内システム100Bについて説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る案内システムを例示するブロック図である。この案内システム100Bは、車載装置1B、及びセンター装置2を備えている。なお、案内システム100Bには、実際には、車載装置1B以外にも、この車載装置1Bと同様な構成の他の車載装置が複数含まれているが、以下では、案内システム100Bに含まれている車載装置の全体を称する場合には、「案内システム100Bの車載装置」と総称して説明する。
(構成−車載装置)
最初に、車載装置1Bの構成について説明する。図5に示すように、車載装置1Bは、概略的に、通信部11、タッチパッド12、ディスプレイ13、スピーカ14、現在位置検出部15、記録部16、及び制御部17Bを備えている。
(構成−車載装置−制御部)
制御部17Bは、機能概念的に、検出部171B、決定部172B、取得部173B、及び案内部174Bを備えている。
検出部171Bは、車載装置1Bの進行方向前方側の区間であって、センター装置2と車載装置1Bとの間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間(例えば、後述の車両側通信不可区間(第1通信不可区間)、及び目的地側通信不可区間(第2通信不可区間))を検出する検出手段である。また、決定部172Bは、検出部171Bが車両側通信不可区間と目的地側通信不可区間とを検出した場合において、車両側通信不可区間と目的地側通信不可区間との間の距離が通信可能距離未満である場合に、「車両側通信不可区間対応領域(第1通信不可区間対応領域)、目的地側通信不可区間対応領域(第2通信不可区間対応領域)、又は通信可能区間対応領域を含む領域」、又は、「目的地側通信不可区間前方領域を含む領域」、を取得領域として決定する決定手段である。ここで、「車両側通信不可区間」とは、通信不可区間であり、具体的には、通信可能区間を隔てて目的地側通信不可区間と隣り合う通信不可区間であって、最も自車両側に位置している通信不可区間(つまり、つまり、通信可能区間を基準にして自車両側に設けられている通信不可区間)である。また、「目的地側通信不可区間」とは、通信不可区間であり、具体的には、通信可能区間を隔てて車両側通信不可区間と隣り合う通信不可区間(つまり、通信可能区間を基準にして自車両とは反対側(具体的には、自車両の進行方向前方側)に設けられている通信不可区間)である。また、「通信可能距離」とは、移動中の車載装置1B(つまり、自車両)がセンター装置2との間で、一時配信情報についての無線通信を確実に行うことが可能な距離であり、つまり、車載装置1Bがセンター装置2から一時配信情報を取得するのに要する時間に対応する距離以上の所定距離である。この「通信可能距離」については、移動ルートである道路の法定速度、及び車載装置1Bとセンター装置2との間の無線通信の通信速度及び通信量等を考慮して、一時配信情報についての無線通信を確実に行うことが可能な範囲内において任意に設定することができるが、ここでは、例えば、「通信可能距離」=「1.0(km)」に設定されて、記録部16に記録されているものとして、以下説明する。また、「車両側通信不可区間対応領域」とは、検出部171Bが検出した車両側通信不可区間に対応する地図上の領域であり、具体的には、車両側通信不可区間を含んでいるメッシュである。また、「通信可能区間対応領域」とは、検出部171Bが検出した車両側通信不可区間及び目的地側通信不可区間の間の通信可能区間に対応する地図上の領域であり、具体的には、通信不可区間及び通信可能区間のうちの通信可能区間のみを含んでいるメッシュである。また、「目的地側通信不可区間対応領域」とは、検出部171Bが検出した目的地側通信不可区間に対応する地図上の領域であり、具体的には、目的地側通信不可区間を含んでいるメッシュである。また、「目的地側通信不可区間前方領域」とは、通信不可区間前方領域であり、具体的には、検出部171Bが検出した車両側通信不可区間、検出部171Bが検出した目的地側通信不可区間、又はこれらの間の通信可能区間に、車載装置1Bが位置している場合の案内領域に含まれる領域であって、検出部171Bが検出した目的地側通信不可区間よりも車載装置1Bの進行方向前方側の領域であり、より具体的には、目的地側通信不可区間を含んでいないメッシュであって、目的地側通信不可区間よりも更に車載装置1Bの進行方向前方側の区間を含んでいるメッシュである。また、取得部173Bは、決定部172Bが決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得する取得手段であり、車載装置1Bが車両側通信不可区間に至る前に、決定部172Bが決定した取得領域に対応する一時配信情報を取得するものである。また、案内部174Bは、取得部173Bが取得した一時配信情報に基づいて、案内領域の案内を車載装置1Bにて行う案内手段である。なお、これら制御部17Bの各部により行われる処理については、後述する。
(構成−センター装置)
次に、センター装置2の構成について説明する。図5に示すように、センター装置2は、「案内システム100Bの車載装置」に対して情報を配信する装置であり、概略的に、通信部21、記録部26、及び制御部27を備えている。
(処理)
次に、このように構成される案内システム100Bによって実行される、案内処理について説明する。図6は、案内処理のフローチャートである。「案内処理」とは、案内を行う処理であり、具体的には、生成された移動ルートに関する案内領域の案内を行う処理である。この案内処理を実行するタイミングは、実際の形態1における図2の案内処理を実行するタイミングと同様であり、つまり、図5の車載装置1Bが、移動ルート生成要求を送信した後に、センター装置2から送信された移動ルート生成応答を受信して、移動ルート及び通信可不可特定結果を取得した場合に、案内処理が起動されて実行されるものとする。
図7は、センター装置が生成した移動ルートを例示する図である。図8は、センター装置が生成した移動ルートであって、図7のものとは異なる移動ルートを例示する図である。ここでは、例えば、図5のセンター装置2が、図7に示す移動ルートを生成することにより、案内処理が起動されて実行された場合と、図8に示す移動ルートを生成することにより、案内処理が起動されて実行された場合とについて説明する。なお、この図7においては、移動ルートにおいて斜線にて強調されて明示されている区間が通信不可区間であり、通信不可区間以外の区間が通信可能区間であり、メッシュM11〜M20が、移動ルートを含んでいるメッシュであり、メッシュM11が出発地を含んでいるメッシュであり、メッシュM20がメッシュM11〜M20のうちで最も目的地側に位置するメッシュであり、メッシュM11、M12、M18〜M20が、通信可能区間のみを含んでいるメッシュであり、メッシュM13〜M15、M17が、通信不可区間のみを含んでいるメッシュであり、メッシュM16が通信不可区間及び通信可能区間を含んでいるメッシュであるものとし、車両側通信不可区間と目的地側通信不可区間との間の距離d1が「0.5(km)」であるものとする。また、図8においては、移動ルートにおいて斜線にて強調されて明示されている区間が通信不可区間であり、通信不可区間以外の区間が通信可能区間であり、メッシュM21〜M30が、移動ルートを含んでいるメッシュであり、メッシュM21が出発地を含んでいるメッシュであり、メッシュM30がメッシュM21〜M30のうちで最も目的地側に位置するメッシュであり、メッシュM21、M22、M28〜M30が、通信可能区間のみを含んでいるメッシュであり、メッシュM23〜M25、M27が、通信不可区間のみを含んでいるメッシュであり、メッシュM26が通信不可区間及び通信可能区間を含んでいるメッシュであるものとし、車両側通信不可区間と目的地側通信不可区間との間の距離d2が「1.5(km)」であるものとする。そして、図7のメッシュM11〜M20のメッシュIDが「MID11」〜「MID20」であり、図8のメッシュM21〜M30のメッシュIDが「MID21」〜「MID30」であるものとして、以下説明する。
まず、図6に示すように、SB1において車載装置1Bの取得部173Bは、一時配信情報を取得する。具体的には、実施の形態1における図2のSA1の場合と同様にして、一時配信情報を取得し、取得した一時配信情報を記録部16に記録する。ここでは、例えば、図7に示す場合、「メッシュID」=「MID11」〜「MID13」に対応する地図上の領域の一時配信情報を、案内領域に対応する一時配信情報として取得する。また、例えば、図8に示す場合、「メッシュID」=「MID21」〜「MID23」に対応する地図上の領域の一時配信情報を、案内領域に対応する一時配信情報として取得し、取得した一時配信情報を記録部16に記録する。
図6に戻って、SB2において車載装置1Bの検出部171Bは、通信不可区間が存在するか否かを判定する(つまり、通信不可区間の検出を行う)。具体的には、実施の形態1における図2のSA2の場合と同様にして、判定する。そして、図6の図SB1の処理で案内領域として特定したメッシュ中の移動ルートに通信不可区間が含まれていない場合(つまり、通信不可区間を検出しない場合)、通信不可区間が存在しないものと判定し(SB2のNO)、SB8に移行する。また、SB1の処理で案内領域として特定したメッシュ中の移動ルートに通信不可区間が含まれている場合(つまり、通信不可区間を検出した場合)、通信不可区間が存在するものと判定し(SB2のYES)、SB3に移行する。ここでは、例えば、図7に示す場合、SB1において「メッシュID」=「MID11」〜「MID13」に対応する地図上の領域の一時配信情報を取得したので(つまり、SB1においてメッシュM11〜M13を案内領域として特定したので)、「通信不可区間」=「車両側通信不可区間」が存在するものと判定し(つまり、車両側通信不可区間を検出し)、SB3に移行する。また、例えば、図8に示す場合、図7に示す場合と同様に、SB1において「メッシュID」=「M21」〜「M23」に対応する地図上の領域の一時配信情報を取得したので(つまり、SB1においてメッシュM21〜M23を案内領域として特定したので)、「通信不可区間」=「車両側通信不可区間」が存在するものと判定し(つまり、車両側通信不可区間を検出し)、SB3に移行する。
図6に戻って、SB3において車載装置1Bの検出部171Bは、他の通信不可区間が存在するか否かを判定する(つまり、他の通信不可区間の検出を行う)。ここで、「他の通信不可区間」とは、SB2において検出した通信不可区間以外の通信不可区間であって、当該SB2において検出した通信不可区間から通信可能区間を隔てて進行方向前方側に離れている通信不可区間である。判定について具体的には、案内処理を起動する場合に取得した移動ルート及び通信可不可特定結果、及び地図情報DB161を参照して、他の通信不可区間が存在するか否かを判定する。そして、他の通信不可区間が存在しないものと判定した場合(つまり、他の通信不可区間を検出しない場合)(SB3のNO)、SB5に移行する。また、他の通信不可区間が存在するものと判定した場合(つまり、他の通信不可区間を検出した場合)(SB3のYES)、SB4に移行する。ここでは、例えば、図7に示す場合、「他の通信不可区間」=「目的地側通信不可区間」が存在するものと判定し(つまり、目的地側通信不可区間を検出し)、SB4に移行する。また、例えば、図8に示す場合、図7に示す場合と同様に、「他の通信不可区間」=「目的地側通信不可区間」が存在するものと判定し(つまり、目的地側通信不可区間を検出し)、SB4に移行する。
図6に戻って、SB4において車載装置1Bの決定部172Bは、SB2において検出した通信不可区間とSB3において検出した他の通信不可区間との間の距離(以下、単に「各通信不可区間の相互間の距離」)が、通信可能距離未満であるか通信可能距離以上であるかを判定する。具体的には、図5の記録部16から通信可能距離を取得した上で、「各通信不可区間の相互間の距離」が、取得した通信可能距離未満であるか通信可能距離以上でるかを判定する。ここでは、例えば、図7に示す場合、「距離d1」=「0.5(km)」が「通信可能距離」=「1.0(km)」であるために、「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離未満であるものと判定する。また、例えば、図8に示す場合、「距離d2」=「1.5(km)」が「通信可能距離」=「1.0(km)」であるために、「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離以上であるものと判定する。
図6に戻って、SB5において車載装置1Bの決定部172Bは、取得領域を決定する。具体的には、SB3の判定結果(検出結果)及びSB4の判定結果に基づいて、取得領域を決定する。より具体的には、SB3において他の通信不可区間を検出しない場合(SB3のNO)、及び、SB4において「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離以上であるものと判定した場合、SB2で検出した通信不可区間に関して、実施の形態1における図2のSA3の場合と同様にして、「SB2で検出した通信不可区間」に関する取得領域を決定し、SB4において「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離未満であるものと判定した場合、以下のようにして、取得領域を決定する。SB4において「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離未満であるものと判定した場合の取得領域の決定について具体的には、「車両側通信不可区間対応領域、目的地側通信不可区間対応領域、又は通信可能区間対応領域を含む領域」、又は、「目的地側通信不可区間前方領域を含む領域」を、「SB2で検出した通信不可区間」及び「SB3で検出した他の通信不可区間」に関する取得領域として決定する。より具体的には、案内処理を起動する場合に取得した移動ルート及び通信可不可特定結果、及び図5の地図情報DB161を参照して、SB2において検出した通信不可区間の直前の通信可能区間に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュよりも、移動ルートにおいて更に進行方向前方側のメッシュであって、「SB2において検出した通信不可区間」、「SB3で検出した他の通信不可区間」、又は、「「SB2において検出した通信不可区間」及び「SB3で検出した他の通信不可区間」の間の通信可能区間」」の全区間夫々に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ全てを取得領域として決定する。ここでは、例えば、図7に示す場合、SB4において「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離未満であるものと判定したので、「SB2において検出した通信不可区間の直前の通信可能区間に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ」=「メッシュM12〜M14」よりも、移動ルートにおいて更に進行方向前方側のメッシュであって、「「SB2において検出した通信不可区間」、「SB3で検出した他の通信不可区間」、又は、「「SB2において検出した通信不可区間」及び「SB3で検出した他の通信不可区間」の間の通信可能区間」」の全区間夫々に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ全て」=「メッシュM15〜M19」を取得領域として決定する。また、例えば、図8に示す場合、SB4において「各通信不可区間の相互間の距離」が通信可能距離以上であるものと判定したので、「SB2において検出した通信不可区間の直前の通信可能区間に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ」=「メッシュM22〜M24」よりも、移動ルートにおいて更に進行方向前方側のメッシュであって、「SB2において検出した通信不可区間の全区間夫々に自車両が位置している場合の案内領域に対応するメッシュ全て」=「メッシュM25〜M27」を取得領域として決定する。
図6に戻って、SB6において車載装置1Bの取得部173Bは、一時配信情報を取得する。具体的には、実施の形態1における図2のSA4の場合と同様にして、SB2において検出した通信不可区間に自車両が至る前に、SB5において取得領域として決定したメッシュの一時配信情報を取得する。ここでは、図7に示す場合、メッシュM15〜M19に対応する地図上の領域の一時配信情報を取得し、図8に示す場合、メッシュM25〜M27に対応する地図上の領域の一時配信情報を取得する。
図6に戻って、SB7において車載装置1Bの取得部173Bは、一時配信情報を記録する。具体的には、SB6において取得した一時配信情報を、記録部16に記録する。ここでは、例えば、図7に示す場合、メッシュM15〜M19に対応する地図上の領域の一時配信情報を記録し、図8に示す場合、メッシュM25〜M27に対応する地図上の領域の一時配信情報を記録する。なお、図7に示す場合において、メッシュM14に対応する地図上の領域の一時配信情報については、記録部16に未だ記録されていないが、自車両がメッシュM12に移動した場合の図6のSB1の処理において記録されることになる。また、図8に示す場合において、メッシュM24に対応する地図上の領域の一時配信情報については、記録部16に未だ記録されていないが、自車両がメッシュM22に移動した場合の図6のSB1の処理において記録されることになる。
図6に戻って、車載装置1Bの案内部174Bは、案内を行う。具体的には、SB1の場合と同様にして案内領域としてのメッシュを特定し、特定したメッシュについて、SB1で取得した一時配信情報に基づいて、ディスプレイ13に案内画像を表示したりスピーカ14から案内メッセージを音声にて出力したりすることにより、案内を行う。なお、必要である場合には、SB7で記録した一時配信情報を取得し、取得した一時配信情報に基づいて、ディスプレイ13に案内画像を表示したりスピーカ14から案内メッセージを音声にて出力したりすることにより、案内を行う。ここでは、例えば、図7及び図8に示す場合において、図6のSB7で記録した一時配信情報に対応するメッシュについては、当該記録した一時配信情報に基づいて案内を行い、SB7で記録した一時配信情報に対応するメッシュ以外のメッシュについては、SB1で取得した一時配信情報に基づいて案内を行う。
(実施の形態2の効果)
このように本実施の形態によれば、車両側通信不可区間と目的地側通信不可区間との間の距離が通信可能距離未満である場合には、車両側通信不可区間対応領域、目的地側通信不可区間対応領域、又は通信可能区間対応領域を含む領域、又は、目的地側通信不可区間前方領域を含む領域、を取得領域として決定することから、例えば、車両側通信不可区間のみならず目的地側通信不可区間も考慮して、適切に取得領域を決定することができるので、案内領域の案内を確実に行いつつ、車載装置1Bとセンター装置2との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることできる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る案内システムを用いて行われる案内のための無駄になる無線通信の通信量の低減量及び案内の確実さが従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の無駄になる無線通信の通信量の低減量及び案内の確実さを有している場合には、本願発明の課題は解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、各実施の形態における車載装置の制御部における各部の少なくとも一部を、センター装置に設けてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
各実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(通信不可区間の検出について)
また、上記実施の形態1では、図2のSA2において、SA1の処理で案内領域として特定したメッシュ中の移動ルートに、通信不可区間が含まれているか否かを判定して、通信不可区間を検出する場合(つまり、案内領域を基準にして通信不可区間を検出する場合)について説明したが、これに限られない。例えば、案内領域以外の基準領域を基準にして通信不可区間を検出してもよい。ここで、「基準領域」とは、通信不可区間を検出するための基準となる領域であり、具体的には、自車両の周辺の領域である。この「基準領域」については、案内領域と異なる領域である限りにおいて任意に設定することができるが、例えば、自車両の走行速度に応じて、当該走行速度が速くなるほど広くなるように設定してもよい。そして、図2のSA2においては、基準領域に通信不可区間が含まれているか否かを判定して、通信不可区間を検出してもよい。また、この変形例を、実施の形態2に適用してもよい。
また、上記実施の形態2の「通信可能距離」については、固定値を用いてもよいし、任意のパラメータ(例えば、移動ルートである道路の法定速度、車載装置1Bとセンター装置2との間の無線通信の通信速度又は通信量、又は、目的地通信不可区間の長さ等)に基づいて動的に変動する変動値を用いてもよい。
(取得する一時配信情報について)
また、上記各実施の形態の案内処理にて、自車両が目的地に至るまで繰り返し行われる処理において、一度取得した一時配信情報を再度取得しないようにして、同じ一時配信情報を重複して複数回にわたって取得しないように構成してもよい。
(一時配信情報の消去について)
また、上記各実施の形態の案内処理にて、自車両が移動したことによって案内に用いられるなくなった一時配信情報については、記録部から適宜消去してもよい。
(適用について)
また、上記各実施の形態に記載されている技術を、移動ルートを生成せずに、自車両が走行しているルートの進行方向前方側を案内する場合に適用してもよい。
〔実施の形態の特徴と効果の一部〕
最後に、これまでに説明した各実施の形態の特徴と効果の一部を、以下に例示する。ただし、各実施の形態の特徴と効果は、以下の内容に限定されず、以下の特徴の一部のみを具備することによって以下の効果の一部のみを奏する場合や、以下の特徴以外の他の特徴を具備することによって以下の効果以外の他の効果を奏する場合がある。
実施の形態の1つの側面1に係る案内システムは、地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムであって、前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、前記案内システムは、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段と、前記検出手段が前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出手段が検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内手段と、を備え、前記取得手段は、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
上記側面1に係る案内システムによれば、案内端末が通信不可区間に至る前に、決定手段が決定した取得領域に対応する案内情報を取得することから、例えば、通信不可区間を考慮した適切な領域の案内情報をすることができるので、案内領域の案内を確実に行いつつ、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることができる。
実施の形態の他の側面2に係る案内システムは、上記側面1に係る案内システムにおいて、前記決定手段は、前記検出手段が、前記案内端末側の第1通信不可区間と、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行える地図上の区間である通信可能区間を隔てて前記第1通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の第2通信不可区間と、を前記通信不可区間として検出した場合において、前記第1通信不可区間と前記第2通信不可区間との間の距離が所定距離未満である場合には、前記検出手段が検出した前記第1通信不可区間に対応する地図上の領域である第1通信不可区間対応領域、前記検出手段が検出した前記第2通信不可区間に対応する地図上の領域である第2通信不可区間対応領域、又は前記通信可能区間に対応する地図上の領域である通信可能区間対応領域を含む領域、又は、前記案内端末が前記第1通信不可区間、前記通信可能区間、又は前記第2通信不可区間のうちの何れか1つの区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記第2通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である前記通信不可区間前方領域を含む領域、を前記取得領域として決定し、前記取得手段は、前記案内端末が前記第1通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
上記側面2に係る案内システムによれば、第1通信不可区間と第2通信不可区間との間の距離が所定距離未満である場合には、第1通信不可区間対応領域、第2通信不可区間対応領域、又は通信可能区間対応領域を含む領域、又は、通信不可区間前方領域を含む領域、を取得領域として決定することから、例えば、第1通信不可区間のみならず第2通信不可区間も考慮して、適切に取得領域を決定することができるので、案内領域の案内を確実に行いつつ、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減させることができる。
実施の形態の他の側面3に係る案内システムは、上記側面1又は2に係る案内システムにおいて、前記決定手段は、所定の案内単位距離に応じて前記取得領域を決定する。
上記側面3に係る案内システムによれば、所定の案内単位距離に応じて取得領域を決定することから、例えば、案内単位距離に応じた適切な範囲の案内情報を事前に取得することができ、通信不可区間に対応する地図上の領域について適切に案内することができる。
実施の形態の他の側面4に係る案内方法は、地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムを用いて案内する案内方法であって、前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、検出手段が、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出ステップと、決定手段が、前記検出ステップにおいて前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出ステップにおいて検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出ステップにおいて検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定ステップと、取得手段が、前記決定ステップにおいて決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得ステップと、案内手段が、前記取得ステップにおいて取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内ステップと、を含み、前記取得ステップにおいて、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定ステップにおいて決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
上記側面4に係る案内方法によれば、案内端末が通信不可区間に至る前に、決定手段が決定した取得領域に対応する案内情報を取得することから、例えば、通信不可区間を考慮した適切な領域の案内情報をすることができるので、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減しつつ、通信不可区間が存在する場合においても、案内領域の案内を確実に行うことできる。
実施の形態の他の側面5に係る案内プログラムは、地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムを用いて案内する案内プログラムであって、前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、コンピュータを、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段と、前記検出手段が前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出手段が検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内手段と、として機能させる案内プログラムであり、前記取得手段は、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する。
上記側面5に係る案内プログラムによれば、案内端末が通信不可区間に至る前に、決定手段が決定した取得領域に対応する案内情報を取得することから、例えば、通信不可区間を考慮した適切な領域の案内情報をすることができるので、案内端末と配信装置との間の無駄になる無線通信の通信量を低減しつつ、通信不可区間が存在する場合においても、案内領域の案内を確実に行うことできる。
1 車載装置
2 センター装置
1B 車載装置
11 通信部
12 タッチパッド
13 ディスプレイ
14 スピーカ
15 現在位置検出部
16 記録部
17 制御部
17B 制御部
21 通信部
26 記録部
27 制御部
100 案内システム
100B 案内システム
161 地図情報DB
171 検出部
172 決定部
173 取得部
174 案内部
171B 検出部
172B 決定部
173B 取得部
174B 案内部
261 地図情報DB
d1 距離
d2 距離
M1〜M30 メッシュ

Claims (5)

  1. 地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムであって、
    前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、
    前記案内システムは、
    前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出手段が検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内手段と、を備え、
    前記取得手段は、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する、
    案内システム。
  2. 前記決定手段は、
    前記検出手段が、前記案内端末側の第1通信不可区間と、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行える地図上の区間である通信可能区間を隔てて前記第1通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の第2通信不可区間と、を前記通信不可区間として検出した場合において、前記第1通信不可区間と前記第2通信不可区間との間の距離が所定距離未満である場合には、
    前記検出手段が検出した前記第1通信不可区間に対応する地図上の領域である第1通信不可区間対応領域、前記検出手段が検出した前記第2通信不可区間に対応する地図上の領域である第2通信不可区間対応領域、又は前記通信可能区間に対応する地図上の領域である通信可能区間対応領域を含む領域、又は、
    前記案内端末が前記第1通信不可区間、前記通信可能区間、又は前記第2通信不可区間のうちの何れか1つの区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記第2通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である前記通信不可区間前方領域を含む領域、を前記取得領域として決定し、
    前記取得手段は、前記案内端末が前記第1通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する、
    請求項1に記載の案内システム。
  3. 前記決定手段は、所定の案内単位距離に応じて前記取得領域を決定する、
    請求項1又は2に記載の案内システム。
  4. 地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムを用いて案内する案内方法であって、
    前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、
    検出手段が、前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出ステップと、
    決定手段が、前記検出ステップにおいて前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出ステップにおいて検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出ステップにおいて検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定ステップと、
    取得手段が、前記決定ステップにおいて決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得ステップと、
    案内手段が、前記取得ステップにおいて取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内ステップと、を含み、
    前記取得ステップにおいて、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定ステップにおいて決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する、
    案内方法。
  5. 地図上の領域の案内を行うための案内情報を配信する配信装置と、移動する案内端末であって前記配信装置との間で無線通信を行って前記案内情報に基づく案内を行う案内端末と、を備える案内システムを用いて案内する案内プログラムであって、
    前記案内端末は、前記案内端末に対して進行方向前方側に位置する地図上の領域である案内領域の案内を行うように構成されており、
    コンピュータを、
    前記案内端末の進行方向前方側の区間であって、前記配信装置と前記案内端末との間における無線通信を行えない地図上の区間である通信不可区間を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記通信不可区間を検出した場合に、少なくとも、前記検出手段が検出した前記通信不可区間に対応する地図上の領域である通信不可区間対応領域、又は、前記案内端末が前記通信不可区間中に位置している場合の前記案内領域に含まれる領域であって、前記検出手段が検出した前記通信不可区間よりも前記案内端末の進行方向前方側の領域である通信不可区間前方領域のうちの少なくとも一方を含む領域である取得領域を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記案内情報に基づいて、前記案内領域の案内を前記案内端末にて行う案内手段と、として機能させる案内プログラムであり、
    前記取得手段は、前記案内端末が前記通信不可区間に至る前に、前記決定手段が決定した前記取得領域に対応する前記案内情報を取得する、
    案内プログラム。
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