JP2017110384A - 梁と柱の接合構造 - Google Patents
梁と柱の接合構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017110384A JP2017110384A JP2015244750A JP2015244750A JP2017110384A JP 2017110384 A JP2017110384 A JP 2017110384A JP 2015244750 A JP2015244750 A JP 2015244750A JP 2015244750 A JP2015244750 A JP 2015244750A JP 2017110384 A JP2017110384 A JP 2017110384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- oblique
- column
- joined
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
【解決手段】水平面に対し斜め方向Aに延在する斜梁2A、2Bと、該斜梁2A、2Bに対し水平方向Cに接合される水平梁3と、前記斜梁2A、2Bと前記水平梁3の接合部に接合される柱4の接合構造1であって、前記柱4の柱頭部には、前記斜梁2A、2Bと前記水平梁3に直交する第1の方向Bに延在する接合部材5が接続されており、前記斜梁2A、2B及び水平梁3は、前記接合部材5に接合されている、梁と柱の接合構造1を提供する。
【選択図】図1
Description
このような構成によれば、斜梁は、柱の柱頭部ではなく、柱の柱頭部に接続された、斜梁に直交する第1の方向に延在する接合部材に接合されているため、必要に応じて接続部材の柱への接続端とは反対側に第1の方向に直交する平板を接続して、斜梁が連続する一平面に収まるように、すなわち、傾斜面に屈曲する部分を形成せずに、接合部材と斜梁を接合することが可能である。したがって、傾斜面上に段床や客席を均等に配置することができるとともに、大きな荷重による接合部材の変形を防止する構造を実現することが容易である。
このとき、斜梁の延在する方向と、接合部材の延在する第1の方向が直交しているため、水平梁として例えばH形鋼、T形鋼などの流通品であるロール材を使用する場合においても、水平梁のウェブの幅方向が第1の方向に一致し、かつ、フランジの幅方向が斜梁の延在する方向に一致するように配することにより、梁柱間の応力伝達を損なわずに、水平梁の各部位と接合部材や斜梁との取り合いが斜め方向になることを防止できる。すなわち、水平梁をビルド材として製作する必要がなくなり、また、これにより水平梁の製作精度の管理も基本的には不要となる。したがって、作業工数を低減することが可能である。
また、上記のように、水平梁として例えばH形鋼、T形鋼などの、フランジとウェブが垂直に接合されている部材を使用することができるため、ボルト孔の開設を機械で行うことができ、作業工数を低減することが可能であるとともに、ボルトによる締め付け等において、施工品質を高めることが可能である。更に、水平梁の仮置きや運搬も容易であるため、建築構造物の施工も容易である。
このような構成によれば、斜梁はフランジとウェブを備えた形鋼であり、上部鋼板は、斜梁のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、斜梁のフランジに接続されているため、傾斜面に屈曲する部分を形成せずに、接合部材と斜梁を接合することが可能である。したがって、傾斜面上に段床や客席を均等に配置することができるとともに、大きな荷重による接合部材の変形を防止する構造を実現することが、更に容易となる。
また、上部鋼板は斜梁のフランジと同一平面をなすように位置づけられて斜梁のフランジに接続され、第1の鋼板は斜梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて斜梁のウェブに接続される構造であるため、斜梁と接合部材の接合を容易に、かつ確実に行うことが可能である。また、斜梁と接合部材の力の伝達も確実に行うことが可能となる。
また、第1の鋼板と上部鋼板は垂直に接合されており、斜めになっていないため、これらの部材の溶接による接合が容易であり、欠陥が生じることなく品質の高い接合構造を得ることが可能である。
このような構成によれば、斜梁はフランジとウェブを備えた形鋼であり、上部鋼板は、斜梁のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、斜梁のフランジに接続されているため、傾斜面に屈曲する部分を形成せずに、接合部材と斜梁を接合することが可能である。したがって、傾斜面上に段床や客席を均等に配置することができるとともに、大きな荷重による接合部材の変形を防止する構造を実現することが、更に容易となる。
また、上部鋼板は斜梁及び水平梁のフランジと同一平面をなすように位置づけられて斜梁及び水平梁のフランジに接続され、第1、第2の鋼板は斜梁及び水平梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて斜梁及び水平梁のウェブに接続される構造である。したがって、斜梁及び水平梁と接合部材の接合を容易に、かつ確実に行うことが可能である。また、斜梁及び水平梁と接合部材の力の伝達も確実に行うことが可能となる。
また、第1及び第2の鋼板と上部鋼板は垂直に接合されており、斜めになっていないため、これらの部材の溶接による接合が容易であり、欠陥が生じることなく品質の高い接合構造を得ることが可能である。
このような構成によれば、斜梁はフランジとウェブを備えたH形鋼であり、上部鋼板は、斜梁の第1のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、斜梁の第1のフランジに接続されているため、傾斜面に屈曲する部分を形成せずに、接合部材と斜梁を接合することが可能である。したがって、傾斜面上に段床や客席を均等に配置することができるとともに、大きな荷重による接合部材の変形を防止する構造を実現することが、更に容易となる。
また、下部鋼板は斜梁の第2のフランジと同一平面をなすように位置づけられて斜梁の第2のフランジに接続されているため、大きな荷重による接合部材の変形を更に効果的に防止することが可能である。
また、上部鋼板、下部鋼板は斜梁及び水平梁の第1、第2のフランジの各々と同一平面をなすように位置づけられて斜梁及び水平梁の第1、第2のフランジの各々に接続され、第1、第2の鋼板は斜梁及び水平梁のウェブの各々と同一平面をなすように位置づけられて斜梁及び水平梁のウェブの各々に接続される構造である。したがって、斜梁及び水平梁と接合部材の接合を容易に、かつ確実に行うことが可能である。また、斜梁及び水平梁と接合部材の力の伝達も確実に行うことが可能となる。
また、第1及び第2の鋼板と上部鋼板、下部鋼板は垂直に接合されており、斜めになっていないため、これらの部材の溶接による接合が容易であり、欠陥が生じることなく品質の高い接合構造を得ることが可能である。
次に、図3を用いて、上記実施形態として示した梁と柱の接合構造1の、第1の変形例を説明する。図3は、第1の変形例における接合構造20の、(a)は側面図、(b)は上面図である。第1の変形例における接合構造20は、上記の接合構造1とは、斜梁2のフランジ2a、2bと接合部材21の接合辺が直線となっていること、及び、斜梁2のフランジ2a、2bの側辺と、接合部材21の上部及び下部鋼板22、23の側辺が、なだらかに連続して接続されるように、接合部材21が形成されている点が異なっている。
次に、図4を用いて、上記実施形態として示した梁と柱の接合構造1の、第2の変形例を説明する。図4は、第2の変形例において使用される接合部材30の斜視図である。第2の変形例における接合構造は、上記の接合構造1とは、柱が、断面形状が長方形の鋼管柱である点が異なっている。
また、上記実施形態及び変形例において、柱は断面形状が円形や長方形の鋼管柱であったが、これに代えて、コンクリート充填鋼管柱等の、他の種類の柱を使用しても構わない。
また、上記実施形態においては、接合部材5の上部及び下部鋼板6、7の形状は、柱の先端面の楕円形形状よりも少し大きな楕円形であったが、上部及び下部鋼板6、7の形状は柱の先端面の形状に依存せず、矩形など、他の形状を有していてもよい。同様に、上記第2の変形例においては、接合部材30の上部及び下部鋼板31、32の形状は、柱の先端面の長方形形状に対応した矩形形状であったが、柱の先端面の形状に依存せずに他の形状を有していてもよい。
2 斜梁
2a、2b フランジ
2c ウェブ
3 水平梁
3a、3b フランジ
3c ウェブ
4 柱
5 接合部材
6 上部鋼板
7 下部鋼板
8 第1の鋼板
9 第2の鋼板
10 側板
20 接合構造
21 接合部材
22 上部鋼板
23 下部鋼板
24 第1の鋼板
25 第2の鋼板
30 接合部材
31 上部鋼板
32 下部鋼板
33 側板
A 斜め方向
B 第1の方向
C 水平方向
Claims (4)
- 水平面に対し斜め方向に延在する斜梁と、該斜梁に対し水平方向に接合される水平梁と、前記斜梁と前記水平梁の接合部に接合される柱の接合構造であって、
前記柱の柱頭部には、前記斜梁と前記水平梁に直交する第1の方向に延在する接合部材が接続されており、
前記斜梁及び水平梁は、前記接合部材に接合されている、梁と柱の接合構造。 - 前記斜梁は、フランジとウェブを備えた形鋼であり、
前記接合部材は、前記柱頭部から前記第1の方向に延在するように、前記柱頭部に接合された第1の鋼板と、該第1の鋼板の先端に、前記第1の鋼板に垂直に接合された上部鋼板を備えており、
前記第1の鋼板は、前記斜梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁のウェブに接続されており、
前記上部鋼板は、前記斜梁のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁のフランジに接続されている、請求項1に記載の梁と柱の接合構造。 - 前記斜梁及び水平梁は、フランジとウェブを備えた形鋼であり、
前記接合部材は、前記柱頭部から前記第1の方向に延在するように、前記柱頭部に接合された第1及び第2の鋼板と、該第1及び第2の鋼板の先端に、前記第1及び第2の鋼板に垂直に接合された上部鋼板を備えており、
前記第1の鋼板は、前記斜梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁のウェブに接続されており、
前記第2の鋼板は、前記水平梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて、前記水平梁のウェブに接続されており、
前記上部鋼板は、前記斜梁及び水平梁のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁及び水平梁のフランジに接続されている、請求項1に記載の梁と柱の接合構造。 - 前記斜梁及び水平梁は、第1及び第2のフランジとウェブを備えたH形鋼であり、
前記柱は鋼管柱であり、
前記柱の先端面は、前記斜梁の延在する方向に切截された形状とされており、
前記接合部材は、前記先端面に接合された下部鋼板と、前記下部鋼板から前記第1の方向に延在するように、前記下部鋼板に接合された第1及び第2の鋼板と、該第1及び第2の鋼板の先端に、前記第1及び第2の鋼板に垂直に接合された上部鋼板を備えており、
前記第1の鋼板は、前記斜梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁のウェブに接続されており、
前記第2の鋼板は、前記水平梁のウェブと同一平面をなすように位置づけられて、前記水平梁のウェブに接続されており、
前記上部鋼板は、前記斜梁及び水平梁の第1のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁及び水平梁の第1のフランジに接続されており、
前記下部鋼板は、前記斜梁及び水平梁の第2のフランジと同一平面をなすように位置づけられて、前記斜梁及び水平梁の第2のフランジに接続されている、請求項1に記載の梁と柱の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015244750A JP6664208B2 (ja) | 2015-12-16 | 2015-12-16 | 梁と柱の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015244750A JP6664208B2 (ja) | 2015-12-16 | 2015-12-16 | 梁と柱の接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017110384A true JP2017110384A (ja) | 2017-06-22 |
JP6664208B2 JP6664208B2 (ja) | 2020-03-13 |
Family
ID=59081770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015244750A Active JP6664208B2 (ja) | 2015-12-16 | 2015-12-16 | 梁と柱の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6664208B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110939230A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-03-31 | 集束智能装配科技有限公司 | 一种组合式转角柱与屋面梁的连接节点结构 |
-
2015
- 2015-12-16 JP JP2015244750A patent/JP6664208B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110939230A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-03-31 | 集束智能装配科技有限公司 | 一种组合式转角柱与屋面梁的连接节点结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6664208B2 (ja) | 2020-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101363739B1 (ko) | 일체거동을 위한 모듈러 유닛 연결구조 | |
JP6763653B2 (ja) | ユニット建物 | |
JP2017110384A (ja) | 梁と柱の接合構造 | |
JP7055978B2 (ja) | 柱梁接合構造 | |
JP2006291531A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JP5903232B2 (ja) | ユニット建物の連結構造及びユニット建物 | |
JP6019176B2 (ja) | ユニット建物の連結構造及びユニット建物 | |
JP2015068005A (ja) | 溶接接合連続小梁構造 | |
KR101846501B1 (ko) | 철근래티스 콘크리트 스틸합성 박스형 기둥 구조체 | |
JP2020133123A (ja) | 柱と梁の接合構造 | |
JP6873720B2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁接合構造 | |
JP6645328B2 (ja) | H形鋼の接合構造及びそれに用いられるh形鋼 | |
KR102321259B1 (ko) | 합성기둥 및, 합성기둥과 보부재의 접합구조 | |
JP6565543B2 (ja) | 柱及び梁の接合構造、柱及び梁の接合構造を備えた建物 | |
JP2019157518A (ja) | 梯子型耐力壁架構 | |
JP6319471B1 (ja) | 建物構造 | |
JP2013221291A (ja) | 建物ユニット、建物ユニットの配置構造およびユニット建物 | |
JP7393861B2 (ja) | 架構式構造 | |
JP7315320B2 (ja) | 架構式構造 | |
JPWO2014041632A1 (ja) | 鉄骨の開口補強構造 | |
JP5274734B1 (ja) | 鉄骨のウエブ開口補強構造 | |
JP7433975B2 (ja) | 水平ブレース接合構造 | |
JP7137978B2 (ja) | 柱用板状部材 | |
JP7432299B2 (ja) | 架構式構造 | |
JP2010216075A (ja) | 鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁の接合構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190903 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6664208 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |