JP2017107748A - 燃料電池スタック - Google Patents

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秀忠 小嶋
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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、エンドプレートからの放熱を良好に抑制することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成するエンドプレート22aの外表面22asには、樹脂製連結部材94が設けられる。樹脂製連結部材94は、酸化剤ガス供給マニホールド90a、酸化剤ガス排出マニホールド90b、燃料ガス供給マニホールド92a及び燃料ガス排出マニホールド92b同士を連結する。樹脂製連結部材94の外表面94sには、補機収納ケーシング98が取り付けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電解質膜の両面に電極が配設される電解質膜・電極構造体を、カソードセパレータとアノードセパレータとにより挟持する発電セルを有し、複数の前記発電セルが積層された積層体を備える燃料電池スタックに関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方の面にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。アノード電極及びカソード電極は、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とを有している。
電解質膜・電極構造体は、カソードセパレータ及びアノードセパレータによって挟持されることにより、発電セル(単位燃料電池)を構成している。カソードセパレータには、酸化剤ガスが電極面に沿って流通される一方、アノードセパレータには、燃料ガスが前記電極面に沿って流通されている。発電セルは、所定の数だけ積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池スタックでは、外部への放熱により他の発電セルに比べて温度低下が惹起され易い発電セルが存在している。例えば、積層方向端部に配置されている発電セル(以下、端部発電セルともいう)は、電力取り出し用ターミナルプレート(集電板)や、エンドプレート等からの放熱が多く、上記の温度低下が顕著になっている。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが提案されている。この燃料電池スタックでは、電解質の両側に一対の電極を設けた電解質・電極構造体を有し、前記電解質・電極構造体がセパレータにより挟持された発電セルを複数積層した積層体を備えている。積層体の積層方向の少なくとも一方の端部に配設されるダミーセルは、電解質・電極構造体に対応する導電性プレートと、前記導電性プレートを挟持するとともに、発電セルを構成するセパレータと同一のセパレータとを備えている。ダミーセルは、積層体の端部を構成する発電セルに隣接している。
従って、ダミーセル自体が断熱層として機能するため、低温始動時の端部発電セルの昇温遅れ及び前記端部発電セルの電圧降下を有効に阻止することができる。しかも、専用の断熱プレート等を用いる必要がなく、燃料電池スタック全体を経済的に構成することが可能になる、としている。
特開2005−19223号公報
ところで、ダミーセルは、導電性プレートと該導電性プレートを挟持する一対のセパレータとを備えている。このため、放熱をさらに抑制しようとすると、積層されるプレート枚数を増加させる必要がある。従って、燃料電池スタック全体の積層方向の寸法が長尺化するとともに、部品点数が増加して経済的ではないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、エンドプレートからの放熱を良好に抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、複数の発電セルが積層された積層体を備える燃料電池スタックに関する。発電セルは、電解質膜の両面に電極が配設される電解質膜・電極構造体を、カソードセパレータとアノードセパレータとにより挟持している。カソードセパレータには、酸化剤ガスがカソード電極面に沿って流通される一方、アノードセパレータには、燃料ガスがアノード電極面に沿って流通されている。積層体の積層方向両端には、エンドプレートが配設されている。
一方のエンドプレートには、少なくとも酸化剤ガス又は燃料ガスである反応ガスを発電セルの積層方向に流通させる複数の樹脂製マニホールドが設けられている。そして、一方のエンドプレートの外表面には、複数の樹脂製マニホールド同士を連結する樹脂製連結部材が設けられ、前記樹脂製連結部材の外表面には、補機収納ケーシングが取り付けられている。
また、この燃料電池スタックでは、補機収納ケーシングには、燃料ガス循環用機器が収納されることが好ましい。
本発明では、一方のエンドプレートの外表面には、複数の樹脂製マニホールド同士を連結する樹脂製連結部材が設けられるとともに、前記樹脂製連結部材の外表面には、補機収納ケーシングが取り付けられている。このため、樹脂製連結部材の断熱作用下に、燃料電池スタックの端部から補機収納ケーシングへの放熱を抑制することができる。従って、簡単且つ経済的な構成で、一方のエンドプレートからの放熱を良好に抑制することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する一方のエンドプレートと補機収納ケーシングの斜視説明図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が水平方向(矢印A方向)、又は垂直方向(矢印C方向)に積層された積層体14を備える。燃料電池スタック10は、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気自動車(図示せず)に搭載される。
図1及び図2に示すように、積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、第1端部発電セル12end.(c)が配設されるとともに、前記積層体14の積層方向他端には、第2端部発電セル12end.(a)が配設される。第1端部発電セル12end.(c)は、後述するように、積層方向最外部にカソードセパレータ34を有する一方、第2端部発電セル12end.(a)は、積層方向最外部にアノードセパレータ30を有する。
第1端部発電セル12end.(c)には、積層方向外方に向かって、ターミナルプレート16a、絶縁部材18a、温調用プレート20a及びエンドプレート(一方のエンドプレート)22aが、順次、配設される。第2端部発電セル12end.(a)には、積層方向外方に向かって、ターミナルプレート16b、絶縁部材18b、温調用プレート20b、積層調整用の樹脂製プレート24及びエンドプレート22bが、順次、配設される。
燃料電池スタック10は、例えば、長方形に構成されるエンドプレート22a、22bを端板として含む箱状ケーシング(図示せず)により一体的に保持される。なお、燃料電池スタック10は、例えば、矢印A方向に延在する複数のタイロッド(図示せず)により一体的に締め付け保持されてもよい。
発電セル12は、図2及び図3に示すように、アノードセパレータ30、電解質膜・電極構造体(MEA)32及びカソードセパレータ34を設ける。アノードセパレータ30及びカソードセパレータ34は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板等の縦長形状の金属板により構成される。
なお、アノードセパレータ30及びカソードセパレータ34は、金属セパレータに代えて、カーボンセパレータを用いてもよい。また、発電セル12は、第1セパレータ、第1のMEA、第2セパレータ、第2のMEA及び第3セパレータを積層して構成してもよい。さらに、発電セル12は、3枚以上のMEAと5枚以上のセパレータとを有してもよい。
図3に示すように、発電セル12の長辺方向(矢印B方向)(水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔36aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。燃料ガス出口連通孔38bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電セル12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給する燃料ガス入口連通孔38a及び酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス出口連通孔36bが設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印C方向)(鉛直方向)の両端縁部一方(酸化剤ガス入口連通孔36a側)には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するそれぞれ一対の冷却媒体入口連通孔40a1、40a2が上下に設けられる。冷却媒体入口連通孔40a1、40a2は、水平方向に長尺な長方形開口部の長手方向の中間部位にリブ部41aを設けることにより、互いに独立して分割形成される。
発電セル12の短辺方向の他方(燃料ガス入口連通孔38a側)には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を排出するそれぞれ一対の冷却媒体出口連通孔40b1、40b2が上下に設けられる。冷却媒体出口連通孔40b1、40b2は、水平方向に長尺な長方形開口部の長手方向の中間部位にリブ部41bを設けることにより、互いに独立して分割形成される。
なお、リブ部41aを除去して冷却媒体入口連通孔40a1、40a2を単一の冷却媒体入口連通孔とする一方、リブ部41bを除去して冷却媒体出口連通孔40b1、40b2を単一の冷却媒体出口連通孔としてもよい。また、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス出口連通孔38bとは、互いに入れ替えて構成してもよい。
アノードセパレータ30の電解質膜・電極構造体32に向かう面30aには、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス出口連通孔38bとを連通する燃料ガス流路42が形成される。燃料ガス流路42は、複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)を有する。
燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス流路42とは、複数の入口連結流路44aを介して連通する一方、燃料ガス出口連通孔38bと前記燃料ガス流路42とは、複数の出口連結流路44bを介して連通する。入口連結流路44a及び出口連結流路44bは、蓋体46a及び蓋体46bにより覆われる。
アノードセパレータ30の面30bには、それぞれ一対の冷却媒体入口連通孔40a1、40a2と一対の冷却媒体出口連通孔40b1、40b2とを連通する冷却媒体流路48の一部が形成される。
カソードセパレータ34の電解質膜・電極構造体32に向かう面34aには、酸化剤ガス入口連通孔36aと酸化剤ガス出口連通孔36bとを連通する酸化剤ガス流路50が形成される。酸化剤ガス流路50は、複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)を有する。カソードセパレータ34の面34bには、冷却媒体流路48の一部が形成される。
アノードセパレータ30の面30a、30bには、このアノードセパレータ30の外周端縁部を周回して第1シール部材52が一体成形される。カソードセパレータ34の面34a、34bには、このカソードセパレータ34の外周端縁部を周回して第2シール部材54が一体成形される。
第1シール部材52及び第2シール部材54には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2及び図3に示すように、電解質膜・電極構造体32は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜60を備える。固体高分子電解質膜60は、アノード電極62及びカソード電極64により挟持される。アノード電極62は、カソード電極64よりも小さな平面寸法を有する段差MEAを構成しているが、これとは逆に、前記カソード電極64よりも大きな平面寸法を有することもできる。また、アノード電極62とカソード電極64とは、同一の平面寸法に設定されてもよい。
アノード電極62及びカソード電極64は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜60の両面に形成される。
図1に示すように、ターミナルプレート16a、16bの面内中央から離間した位置(面内中央でもよい)には、積層方向外方に延在する電力取り出し端子66a、66bが設けられる。電力取り出し端子66a、66bは、好ましくは、冷却媒体流路48の冷却媒体入口連通孔40a1、40a2よりも冷却媒体出口連通孔40b1、40b2に近い位置に設定される。
絶縁部材18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。図1及び図2に示すように、絶縁部材18aのターミナルプレート16aに対向する面には、中央部に矩形状の凹部68aが設けられるとともに、この凹部68aに孔部70aが連通する。ターミナルプレート16aの電力取り出し端子66aは、絶縁部材18aの孔部70a、温調用プレート20aの孔部72a及びエンドプレート22aの孔部74aを介して外部に露出する。
絶縁部材18bのターミナルプレート16bに対向する面には、中央部に矩形状の凹部68bが設けられるとともに、前記凹部68bに孔部70bが連通する。ターミナルプレート16bの電力取り出し端子66bは、絶縁部材18bの凹部68bの底面に配置された非導電性の樹脂製スペーサ77の孔部77hに挿入される。電力取り出し端子66bは、さらに絶縁部材18bの孔部70bから温調用プレート20bの孔部72b、樹脂製プレート24の孔部76及びエンドプレート22bの孔部74bを介して外部に露呈する。
図1に示すように、絶縁部材18a、18b、温調用プレート20a、20b、樹脂製プレート24及びエンドプレート22bには、それぞれ一対の冷却媒体入口連通孔40a1、40a2及びそれぞれ一対の冷却媒体出口連通孔40b1、40b2が形成される。絶縁部材18a、温調用プレート20a及びエンドプレート22aには、酸化剤ガス入口連通孔36a、酸化剤ガス出口連通孔36b、燃料ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔38bが形成される。
温調用プレート20aの絶縁部材18aに対向する面20asには、エンドプレート22aのプレート面方向に沿って温度調整用媒体、例えば、冷却媒体を流通させる冷却媒体通路が形成される。
冷却媒体通路は、下方に配置される冷却媒体入口連通孔40a1と上方に配置される冷却媒体出口連通孔40b1とに連通するとともに、蛇行する複数本の第1冷却媒体通路78aを有する。冷却媒体通路は、下方に配置される冷却媒体入口連通孔40a2と上方に配置される冷却媒体出口連通孔40b2とに連通するとともに、蛇行する複数本の第1冷却媒体通路80aを有する。
温調用プレート20bの絶縁部材18bに対向する面20bsには、エンドプレート22bのプレート面方向に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体通路が形成される。
冷却媒体通路は、下方に配置される冷却媒体入口連通孔40a1と上方に配置される冷却媒体出口連通孔40b1とに連通するとともに、蛇行する複数本の第2冷却媒体通路78bを有する。冷却媒体通路は、下方に配置される冷却媒体入口連通孔40a2と上方に配置される冷却媒体出口連通孔40b2とに連通するとともに、蛇行する複数本の第2冷却媒体通路80bを有する。
図1及び図2に示すように、絶縁部材18aの凹部68aには、導電性断熱部材82a及びターミナルプレート16aが収容される。導電性断熱部材82aは、例えば、2枚の第1断熱部材84a間に1枚の第2断熱部材86aが挟持される。第1断熱部材84aは、例えば、カーボンプレートで構成される一方、第2断熱部材86aは、例えば、金属プレートの断面を凹凸状に形成して間に空気室が形成される。
絶縁部材18bの凹部68bには、導電性断熱部材82b、ターミナルプレート16b及び樹脂製スペーサ77が収容される。導電性断熱部材82bは、例えば、1枚の第1断熱部材84bと1枚の第2断熱部材86bとを備える。
なお、導電性断熱部材82a、82bは、空孔を保持し且つ電気導電性を有する部材であればよく、電気導電性を有する発泡金属、ハニカム形状金属(ハニカム部材)、又は多孔質カーボン(例えば、カーボンペーパ)のいずれかにより構成してもよい。
図2に示すように、積層体14は、ターミナルプレート16a側の端部に第1端部発電セル12end.(c)が配置され、ターミナルプレート16b側の端部に第2端部発電セル12end.(a)が配置される。第1端部発電セル12end.(c)と第2端部発電セル12end.(a)との間には、複数の発電セル12が積層された積層体14が介装される。
図1に示すように、エンドプレート22aの外表面22asには、一方の対角位置に、樹脂製マニホールドである酸化剤ガス供給マニホールド90aと酸化剤ガス排出マニホールド90bとが設けられる。酸化剤ガス供給マニホールド90aは、酸化剤ガス入口連通孔36aに連通する一方、酸化剤ガス排出マニホールド90bは、酸化剤ガス出口連通孔36bに連通する。
酸化剤ガス供給マニホールド90aは、矩形状のフランジ部90afを有し、酸化剤ガス排出マニホールド90bは、矩形状のフランジ部90bfを有する。フランジ部90af、90bfは、エンドプレート22aの外表面22asに接着、溶着又はねじ止めにより固定され、又は、前記外表面22asに一体成形される。
エンドプレート22aの外表面22asには、他方の対角位置に、樹脂製マニホールドである燃料ガス供給マニホールド92aと燃料ガス排出マニホールド92bとが設けられる。燃料ガス供給マニホールド92aは、燃料ガス入口連通孔38aに連通する一方、燃料ガス排出マニホールド92bは、燃料ガス出口連通孔38bに連通する。
燃料ガス供給マニホールド92aは、矩形状のフランジ部92afを有し、燃料ガス排出マニホールド92bは、矩形状のフランジ部92bfを有する。フランジ部92af、92bfは、エンドプレート22aの外表面22asに接着、溶着又はねじ止めにより固定され、又は、前記外表面22asに一体成形される。
エンドプレート22aの外表面22asには、酸化剤ガス供給マニホールド90a、酸化剤ガス排出マニホールド90b、燃料ガス供給マニホールド92a及び燃料ガス排出マニホールド92b同士を連結する樹脂製連結部材94が設けられる。
樹脂製連結部材94は、フランジ部90afとフランジ部92afとを連結する長尺連結部94aと、フランジ部90bfとフランジ部92bfとを連結する長尺連結部94bとを有する。樹脂製連結部材94は、フランジ部90afとフランジ部92bfとを連結する短尺連結部94cと、フランジ部90bfとフランジ部92afとを連結する短尺連結部94dとを有する。
樹脂製連結部材94は、フランジ部90af、92af、90bf及び92bfと同一の厚さを有し、全体に段差のない平坦な断熱層を構成する。樹脂製連結部材94は、エンドプレート22aの外表面22asに接着、溶着又はねじ止めにより固定され、又は、前記外表面22asに一体成形される。樹脂製連結部材94は、フランジ部90af、92af、90bf及び92bfと一体成形されてもよい。
エンドプレート22aには、樹脂製連結部材94の内側に位置して、複数個のねじ孔96が形成される。図2に示すように、樹脂製連結部材94の外表面94sには、金属製の補機収納ケーシング98が取り付けられる。
図4に示すように、金属製の補機収納ケーシング98に挿入される固定ねじ100が、エンドプレート22aのねじ孔96に螺合することにより、前記補機収納ケーシング98は、前記エンドプレート22aに固定される。なお、補機収納ケーシング98の側部にフランジ部を設け、長尺な固定ねじ100に代えて、前記フランジ部に挿入される短尺な固定ねじ(図示せず)をエンドプレート22aのねじ孔96に螺合してもよい。
図2に示すように、補機収納ケーシング98内には、燃料ガス循環用機器102が収納される。燃料ガス循環用機器102は、例えば、燃料ガスを循環供給するためのイジェクタ104及びポンプ106等を備える。なお、インジェクタ及びチェックバルブを備えてもよい。図4に示すように、補機収納ケーシング98には、燃料ガス供給源(水素タンク等)から燃料ガスが供給される燃料ガス供給管108aと、使用後の前記燃料ガスが排出される燃料ガス排出管108bとが接続される。
図1に示すように、エンドプレート22bには、冷却媒体入口連通孔40a1、40a2に連通する冷却媒体供給マニホールド110aと、冷却媒体出口連通孔40b1、40b2に連通する冷却媒体排出マニホールド110bとが設けられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガスは、エンドプレート22aの酸化剤ガス供給マニホールド90aから酸化剤ガス入口連通孔36aに供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、図4に示すように、燃料ガス供給管108aから補機収納ケーシング98内に供給される。燃料ガスは、補機収納ケーシング98内の燃料ガス循環用機器102に導入された後、エンドプレート22aの燃料ガス供給マニホールド92aから燃料ガス入口連通孔38aに供給される。
純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、図1に示すように、エンドプレート22bの冷却媒体供給マニホールド110aから各冷却媒体入口連通孔40a1、40a2に供給される。
酸化剤ガスは、図3に示すように、酸化剤ガス入口連通孔36aからカソードセパレータ34の酸化剤ガス流路50に導入される。酸化剤ガスは、矢印B方向に流動して電解質膜・電極構造体32のカソード電極64に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔38aからアノードセパレータ30の燃料ガス流路42に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に流動し、電解質膜・電極構造体32のアノード電極62に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体32では、カソード電極64に供給される酸化剤ガスと、アノード電極62に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード電極64に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔36bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極62に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
さらに、図3に示すように、各冷却媒体入口連通孔40a1、40a2に供給された冷却媒体は、互いに隣接するアノードセパレータ30とカソードセパレータ34との間の冷却媒体流路48に導入される。冷却媒体は、互いに近接するように、矢印C方向に流通する。冷却媒体は、さらに矢印B方向(セパレータ長辺方向)に流通して電解質膜・電極構造体32を冷却する。次いで、冷却媒体は、互いに離間するように、矢印C方向に流通して各冷却媒体出口連通孔40b1、40b2から排出される。
また、図1及び図2に示すように、温調用プレート20aには、第1冷却媒体通路78a、80aが設けられる一方、温調用プレート20bには、第2冷却媒体通路78b、80bが設けられている。
このため、図1に示すように、温調用プレート20aでは、冷却媒体は、下方の冷却媒体入口連通孔40a1、40a2から第1冷却媒体通路78a、80aに導入される。冷却媒体は、第1冷却媒体通路78a、80aに沿って蛇行しながら上方に流通した後、上方の冷却媒体出口連通孔40b1、40b2に排出される。
温調用プレート20bでは、冷却媒体は、下方の冷却媒体入口連通孔40a1、40a2から第2冷却媒体通路78b、80bに導入される。冷却媒体は、第2冷却媒体通路78b、80bに沿って蛇行しながら上方に流通した後、上方の冷却媒体出口連通孔40b1、40b2に排出される。
燃料電池スタック10では、特に、端部構造等に起因して、第1端部発電セル12end.(c)では、第2端部発電セル12end.(a)よりも放熱し易い。具体的には、図2に示すように、エンドプレート22bには、樹脂製プレート24と冷却媒体供給マニホールド110a及び冷却媒体排出マニホールド110bとが隣接している。
従って、第2端部発電セル12end.(a)では、放熱が少なくなる一方、第1端部発電セル12end.(c)では、エンドプレート22aから補機収納ケーシング98に必要以上に放熱するおそれがある。これにより、エンドプレート22a自体が熱を奪われて、第1端部発電セル12end.(c)から放熱されるため、反応ガス流路(酸化剤ガス流路50及び/又は燃料ガス流路42)内でフラッディングが発生するおそれがある。
この場合、本実施形態では、図1に示すように、エンドプレート22aの外表面22asには、樹脂製連結部材94が設けられている。樹脂製連結部材94は、それぞれ樹脂製マニホールドである酸化剤ガス供給マニホールド90a、酸化剤ガス排出マニホールド90b、燃料ガス供給マニホールド92a及び燃料ガス排出マニホールド92b同士を連結している。さらに、樹脂製連結部材94の外表面94sには、補機収納ケーシング98が取り付けられている。
このため、樹脂製連結部材94の断熱作用下に、燃料電池スタック10の端部から補機収納ケーシング98への放熱を抑制することができる。従って、簡単且つ経済的な構成で、エンドプレート22aからの放熱を良好に抑制することが可能になり、フラッディングの発生を確実に防止することができるという効果が得られる。
10…燃料電池スタック 12…発電セル
12end.(c)、12end.(a)…端部発電セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁部材 20a、20b…温調用プレート
22a、22b…エンドプレート 22as、94s…外表面
24…樹脂製プレート 30…アノードセパレータ
32…電解質膜・電極構造体 34…カソードセパレータ
36a…酸化剤ガス入口連通孔 36b…酸化剤ガス出口連通孔
38a…燃料ガス入口連通孔 38b…燃料ガス出口連通孔
40a1、40a2…冷却媒体入口連通孔
40b1、40b2…冷却媒体出口連通孔
42…燃料ガス流路 48…冷却媒体流路
50…酸化剤ガス流路 60…固体高分子電解質膜
62…アノード電極 64…カソード電極
68a、68b…凹部 77…樹脂製スペーサ
78a、78b、80a、80b…冷却媒体通路
82a、82b…導電性断熱部材 90a…酸化剤ガス供給マニホールド
90b…酸化剤ガス排出マニホールド
90af、90bf、92af、92bf…フランジ部
92a…燃料ガス供給マニホールド 92b…燃料ガス排出マニホールド
94…樹脂製連結部材 94a、94b…長尺連結部
94c、94d…短尺連結部 98…補機収納ケーシング
102…燃料ガス循環用機器 110a…冷却媒体供給マニホールド
110b…冷却媒体排出マニホールド

Claims (2)

  1. 電解質膜の両面に電極が配設される電解質膜・電極構造体を、カソードセパレータとアノードセパレータとにより挟持するとともに、前記カソードセパレータには、酸化剤ガスがカソード電極面に沿って流通される一方、前記アノードセパレータには、燃料ガスがアノード電極面に沿って流通される発電セルを有し、複数の前記発電セルが積層される積層体の積層方向両端には、エンドプレートが配設されるとともに、一方のエンドプレートには、少なくとも前記酸化剤ガス又は前記燃料ガスである反応ガスを前記発電セルの積層方向に流通させる複数の樹脂製マニホールドが設けられる燃料電池スタックであって、
    前記一方のエンドプレートの外表面には、前記複数の樹脂製マニホールド同士を連結する樹脂製連結部材が設けられ、
    前記樹脂製連結部材の外表面には、補機収納ケーシングが取り付けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックであって、前記補機収納ケーシングには、燃料ガス循環用機器が収納されることを特徴とする燃料電池スタック。
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