JP2017105670A - コンクリート用添加剤及びこの添加剤の製造方法 - Google Patents

コンクリート用添加剤及びこの添加剤の製造方法 Download PDF

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裕太 中野
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信司 武田
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Eiji Kishimoto
英治 岸本
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宏佳 松沼
和仁 小畑
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和仁 小畑
雅記 竹内
Masaki Takeuchi
雅記 竹内
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Abstract

【課題】
様々な機能性材料の、機能発現時間を調整可能な、コンクリート用添加剤、及びこの添加剤の製造方法を提供する。
【解決手段】
コンクリートの反応に寄与する機能性材料と、この機能性材料を被覆するアルカリ可溶性樹脂層とを備える、コンクリート用添加剤。
機能性材料が、膨張剤、増粘剤、分散剤、AE剤、減水剤、凝結・硬化調整剤、防錆剤、発泡剤、起泡剤、繊維質補強剤、ポリマー混和剤、シリカ質混和剤促進剤から選ばれる少なくとも一種である、コンクリート用添加剤。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート用添加剤及びこの添加剤の製造方法関する。
コンクリートとは、セメント・砂・砂利・水等を混ぜて得られた硬化物である。
コンクリートの硬化反応は、水が反応して析出した表面積の大きい水和生成物が、水酸基結合・水素結合・ファンデスワールス結合等によって凝集力と接着力を示す。
また、近年では、コンクリートひび割れの原因となる硬化時の収縮反応を抑制するための膨張材等や、コンクリートの流出を防ぐための増粘剤等の「機能性材料(添加剤)」が使用されるケースが多い(特許文献1参照)。
特開2015−140272号公報
しかしながら、機能性材料は、セメント、砂、砂利、水と混ぜると反応が開始され、その機能が直ちに発現してしまうが、様々な理由により機能の発現時間を遅くする等の、発現時間をコントロールする研究は未だなされていない。
例えば、油井セメンチングでは、ケーシングパイプにセメントしっかりと張り付かせるために膨張材を添加するが、セメント硬化するまでの時間(24時間程度)までに、膨張機能の機能が発現してしまう。よって、本来の膨張機能を効率よく発現させられていない。
本発明は、様々な機能性材料の、機能発現時間を調整可能な、コンクリート用添加剤、及びこの添加剤の製造方法を提供することを、目的とする。
本発明は、以下のものに関する。
(1)コンクリートの反応に寄与する機能性材料と、この機能性材料を被覆するアルカリ可溶性樹脂層とを備える、コンクリート用添加剤。
(2)項(1)において、機能性材料が、膨張剤、増粘剤、分散剤、AE剤、減水剤、凝結・硬化調整剤、防錆剤、発泡剤、起泡剤、繊維質補強剤、ポリマー混和剤、シリカ質混和剤促進剤から選ばれる少なくとも一種である、コンクリート用添加剤。
(3)項(1)又は(2)において、アルカリ可溶性樹脂層が、OH基、COOH基、SO3H基のいずれかの官能基、あるいは、これらの官能基を複数種類含有する樹脂の形成物であるコンクリート用添加剤。
(4)項(1)〜(3)の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、から選ばれる少なくとも一種である樹脂の形成物である、コンクリート用添加剤。
(5)項(1)〜(4)の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、その被覆層を単層とするコンクリート用添加剤。
(6)項(1)〜(4)の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、その被覆層を複数層とし、複数の被覆層のいずれかが、被覆層の中央に位置する機能性材料とは異なる組成のアルカリ可溶性樹脂を含有する、コンクリート用添加剤。
(7)項(1)〜(6)の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、網目状高分子を含有するコンクリート用添加剤。
(8)項(1)〜(7)の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、数平均分子量1,000〜1,000,000の樹脂又はその樹脂を含有する樹脂の形成物である、コンクリート用添加剤。
(9)項(1)〜(8)の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、フェノール樹脂の形成物であるコンクリート用添加剤。
(10)以下の工程により製造される、コンクリート用添加剤の製造方法。
(a)コンクリートの反応に寄与する機能性材料を、工程(b)にて用いるアルカリ可溶性樹脂の溶解温度以上に加熱する工程。
(b)加熱した機能性材料に対し、アルカリ可溶性樹脂を添加する工程。
(c)機能性材料の温度をアルカリ可溶性樹脂の溶解温度未満とし、機能性材料被覆するアルカリ可溶性樹脂層を形成する工程。
本発明の1形態を示す概略断面図を示す。 本発明の別の1形態を示す概略断面図を示す。 本発明の実施例1に記載するコンクリート用添加剤の概略断面図を示す。
<機能性材料>
本明細書にて述べる機能性材料は、コンクリートの反応に寄与するものを意味し、より具体的には、膨張剤、増粘剤、分散剤、AE剤、減水剤、凝結・硬化調整剤、防錆剤、発泡剤、起泡剤、繊維質補強剤、ポリマー混和剤、シリカ質混和剤促進剤等を意味する。
<膨張材>
膨張材は、セメント硬化時の収縮によるヒビ割れを防ぐものであり、具体的には、CaO、Al23、MgO、CaCO4、若しくは有機材等を用いることができる。付与させたい膨張率等によって、適宜選択することができる。
<アルカリ可溶性樹脂層>
本明細書にて述べるアルカリ可溶性樹脂層は、アルカリ可溶性樹脂により形成されるものであり、先に述べた機能性材料を被覆することにより、機能性材料の機能発現を遅延させるものである。
また、明細書にて述べる被覆とは、機能性材料の機能発現を遅延させられるように、1種又は複数種類の機能性材料の周囲外表面を直接露出させないようにするものであるが、実使用状態においては、本発明にて述べるコンクリート用添加剤と、本発明とは異なるアルカリ可溶性樹脂層を有さないコンクリート用添加剤とを、同時に用いることもできる。
尚、アルカリ可溶性樹脂層は、セメント、砂、砂利、水の混合時の摩擦圧に耐えうるものが好ましい。
アルカリ可溶性樹脂層は、図面を用いて説明すると、図1に示すように、1種類の機能性材料1をアルカリ可溶性樹脂層2にて被覆したものを用いることができ、更には、図2に示すように、機能性材料3、機能性材料4といった複数種類の機能性材料を、アルカリ可溶性樹脂層5にて一度に被覆しているものを、用いることもできる。
アルカリ可溶性樹脂層は、その層構造を、単層としても複数層としても良く、目的に応じて選択することができる。
層構造を複数層とする場合は、1層目のアルカリ可溶性樹脂と2層目のアルカリ可溶性樹脂のアルカリ可溶性樹脂の溶解度を異なる樹脂とすることで、アルカリ可溶性樹脂の膜厚以外の時間調整パラメータとして用いることができる。
アルカリ可用性樹脂層の厚みは、特に限定されるものではないが、機能性材料の機能を発現させるまでの要求時間により変化させ、具体的には、0.1〜1,000μm程度であり、0.5〜500μmであることがコンクリートの硬化反応が終了する前に機能性材料の機能を発現させるという観点により、より好ましい。
尚、アルカリ可用性樹脂層の厚みは、Ga+イオンビームを資料にx、y方向に照射し、スパッタリングを行ない、2次電子を集束することによって断面を観察するFIB法によって調べることができる。
アルカリ可溶性樹脂層を形成するアルカリ可溶性樹脂は、アルカリに対して可溶性であれば、特に限定されるものではないが、OH基、COOH基、SO3H基のいずれかの官能基、あるいは、これらの官能基を複数種類含有する樹脂であることが、アルカリ可溶時間制御の観点から好ましい。
より具体的には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、から選ばれる少なくとも一種を用いることができ、特にフェノール樹脂は、樹脂被覆がし易いという観点により好ましい。
また、アルカリ可溶性樹脂は、網目状高分子を含有することが、アルカリ可溶時間制御の観点により好ましい。
アルカリ可溶性樹脂の数平均分子量は、1,000〜1,000,000であることが、樹脂被覆がし易いとう観点により好ましい。
尚、数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GCP)により測定することができる。
<コンクリート用添加剤>
本明細書にて述べるコンクリート用添加剤は、先に述べた機能性材料と、この機能性材料を被覆するアルカリ可溶性樹脂層とを備えていれば、他に限定されるものではない。
機能性添加剤は、固体や液体のものがあるが、樹脂を被覆するという観点から常温(25℃)にて固体のものが好ましい。
上記機能性添加材は角状・針状・丸状のいずれでも良いが、樹脂をきれいに被覆するためには、丸状または角状のものが好ましい。
上記機能性添加材の粒径は、その機能によってさまざまであるが、樹脂を効率良く被覆するという観点から、粒径0.1〜3,000μmのもの好ましく、更には0.5〜1,000μmであることが好ましい。
本発明における効果を確認する手法としては、示差走査熱量法(DSC法)・熱量分析法(TGA法)・示差熱分析法(DTA法)・走査型電子顕微鏡観察(SEM観察)・エネルギー分散型X線分光法(EDX法)・集束イオンビーム法(FIB法)等が挙げられる。
DSC法により本発明のコンクリート用添加剤とアルカリ水溶液とを接触させながら測定すると、樹脂溶解に起因する吸熱ピークが現れる。アルカリ可溶性樹脂層内部の機能性材料が発熱反応を示す場合、吸熱反応後に機能性材料起因の発熱ピークは発現する。一方、機能性材料(アルカリ可溶性樹脂被覆を層を有さない)とアルカリ溶液のみで測定した際には、直ちに機能性材料起因の発熱ピークが発現する。上記方法によって、本発明の機能性添加剤の発生タイミングを確認することができる。
本発明において、例えば機能性材料として鉱物を選定した場合、TGA法によりアルカリ可溶性樹脂の熱分解以上に昇温させ、質量減少量を測定することによってアルカリ可溶性樹脂層の被覆量を見積もることができる。
本発明のコンクリート用添加剤を、SEM観察後にEDX分析を行なうことによって機能性材料表面にアルカリ可溶性樹脂が被覆されていることを確認することができる。
<コンクリート用添加剤の製造方法>
本明細書にて述べる、コンクリート用添加剤の製造方法は、「(a)コンクリートの反応に寄与する機能性材料を、工程(b)にて用いるアルカリ可溶性樹脂の溶解温度以上に加熱する工程。(b)加熱した機能性材料に対し、アルカリ可溶性樹脂を添加する工程。(c)機能性材料の温度をアルカリ可溶性樹脂の溶解温度未満とし、機能性材料被覆するアルカリ可溶性樹脂層を形成する工程。」の3つの工程により行われる。
また、アルカリ可溶性樹脂層の厚みは、前記(a)〜(c)工程を繰り返すことにより、調整することができる。
(b)工程にて用いるアルカリ可溶性樹脂は、加熱した機能性材料との接触時に溶解し易いという観点から、粒径が小さいほうが良く、10,000μm以下、望ましくは5,000μm以下であることが望ましい。
アルカリ可溶性樹脂を破砕するための方法としては、ジェットミル・すり鉢・ハンマーでの破砕が挙げられるが、生産性向上という観点からジェットミル破砕であることが好ましい。
機能性材料を加熱する方法としては、ガスバーナー・電気炉・乾燥機による加熱が挙げられるが、機能性材料が熱分解をせず且つ極力短時間で熱するためには電気炉であることが好ましい。
機能性材料の加熱温度は、アルカリ可溶性樹脂の溶融温度以上且つ機能性材料の熱分解温度以下であることが好ましい。
加熱した機能性材料とアルカリ可溶性樹脂とを混練する方法としては、プラネタリミキサー・攪拌羽・ヘンシェルミキサー等が挙げられるが、樹脂溶解温度で効率よく被覆するめには、ヘンシェルミキサーであることが好ましい。
(c)工程では、熱硬化性樹脂を用いた場合は、樹脂硬化以上の温度で保持することのできる乾燥機又は電気炉等を使用することが望ましい。
本発明の実施例を詳しく説明する。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
<実施例1>
膨張材として用いる機能性材料としてMgO、被覆樹脂としてHP−850N(日立化成株式会社製アルカリ可溶フェノール樹脂)、硬化剤としてヘキサミンを用いた。
図3に示すように、膨張材として用いる機能性材料7のMgOの周囲を、フェノール樹脂と硬化剤とを用いたアルカリ可溶性樹脂層6にて覆っている。
製造方法は、すり鉢を用いてHP−850Nを破砕し、300μmメッシュで篩い分けをし、300μm以下の樹脂を20g得た。
次に、270℃に熱した電気炉の中にMgO:1,000gを30分間投入し、MgOを200℃まで加熱した。
ミキサー釜(株式会社愛工舎製作所製)に上記200℃に加熱したMgO:1,000gと、300μm以下のHP−850N:20gを投入し、2分間混練した後、硬化剤としてヘキサミン:3.3gを添加して、砂の塊が崩れるまで混練した。
上記で得られたサンプルを、電気炉にて300℃で1時間放置して樹脂を硬化させ、コンクリート用添加剤Aとした。
<潜在性評価方法>
潜在性の評価方法については、水酸カルシウム溶液内に一定時間コンクリート用添加剤Aを水没させ、樹脂が完全に溶解するまでの時間を、反応遅延時間とした。
まず、水酸化カルシウム溶液(PH=11.7)を作製した。その方法は、水酸化カルシウム:2gと超純水:1Lを2Lポリカップに取り分け攪拌羽を用い400rpm(回転/分)にて1時間攪拌した。その後、上澄み液の収集しPH計を用い、PH=11.7であることを確認した。
その後、200mL容量のポリビン内にコンクリート用添加剤Aを50g、水酸化カルシウム溶液100gを投入し、攪拌羽を用いて200rpm(回転/分)にて攪拌した。2時間の撹拌後、ポリビン内から水酸化カルシウム溶液を抜き取り、湿ったコンクリート用添加剤Aを2時間風乾させた。(サンプルA)
上記攪拌工程を6時間後(サンプルB)、10時間後(サンプルC)、14時間後(サンプルD)のときについて実施し、潜在性評価サンプルを作製した。
サンプルA〜Dを用い、示差熱熱重量測定装置(理化学研究所製)を用い、窒素雰囲気にて30〜1000℃まで20℃/分で昇温させ、熱質量変化率を測定した。
表1にサンプルA、サンプルB、サンプルC、サンプルDの熱質量変化率を記す。
Figure 2017105670
表1より、サンプルA(攪拌2時間)では、重量変化率が−12.10(%)である。つまり、被覆樹脂が完全に溶解していないことがわかる。一方、サンプルD(攪拌14時間)では重量変化率が−0.02(%)であり、MgOの重量変化率−0.03(%)と略同等値となった。つまり、被覆樹脂は完全に溶解したことがわかる。
上記結果より、MgOにフェノール樹脂を被覆することで、機能性材料としてMgOの効果が発現するまでに、10時間以上14時間未満の潜在性を有したことがわかった。
1.機能性材料、2.アルカリ可溶性樹脂層、3.機能性材料、4.機能性材料、5.アルカリ可溶性樹脂層、6.アルカリ可溶性樹脂層、7.機能性材料

Claims (10)

  1. コンクリートの反応に寄与する機能性材料と、この機能性材料を被覆するアルカリ可溶性樹脂層とを備える、コンクリート用添加剤。
  2. 請求項1において、機能性材料が、膨張剤、増粘剤、分散剤、AE剤、減水剤、凝結・硬化調整剤、防錆剤、発泡剤、起泡剤、繊維質補強剤、ポリマー混和剤、シリカ質混和剤促進剤から選ばれる少なくとも一種である、コンクリート用添加剤。
  3. 請求項1又は2において、アルカリ可溶性樹脂層が、OH基、COOH基、SO3H基のいずれかの官能基、あるいは、これらの官能基を複数種類含有する樹脂の形成物であるコンクリート用添加剤。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、から選ばれる少なくとも一種である樹脂の形成物である、コンクリート用添加剤。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、その被覆層を単層とするコンクリート用添加剤。
  6. 請求項1〜4の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、その被覆層を複数層とし、複数の被覆層のいずれかが、被覆層の中央に位置する機能性材料とは異なる組成のアルカリ可溶性樹脂を含有する、コンクリート用添加剤。
  7. 請求項1〜6の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、網目状高分子を含有するコンクリート用添加剤。
  8. 請求項1〜7の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、数平均分子量1,000〜1,000,000の樹脂又はその樹脂を含有する樹脂の形成物である、コンクリート用添加剤。
  9. 請求項1〜8の何れかにおいて、アルカリ可溶性樹脂層が、フェノール樹脂の形成物であるコンクリート用添加剤。
  10. 以下の工程により製造される、コンクリート用添加剤の製造方法。
    (a)コンクリートの反応に寄与する機能性材料を、工程(b)にて用いるアルカリ可溶性樹脂の溶解温度以上に加熱する工程。
    (b)加熱した機能性材料に対し、アルカリ可溶性樹脂を添加する工程。
    (c)機能性材料の温度をアルカリ可溶性樹脂の溶解温度未満とし、機能性材料被覆するアルカリ可溶性樹脂層を形成する工程。
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