JP2017101890A - 空調操作装置及び空調管理システム - Google Patents

空調操作装置及び空調管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017101890A
JP2017101890A JP2015236293A JP2015236293A JP2017101890A JP 2017101890 A JP2017101890 A JP 2017101890A JP 2015236293 A JP2015236293 A JP 2015236293A JP 2015236293 A JP2015236293 A JP 2015236293A JP 2017101890 A JP2017101890 A JP 2017101890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioning
data
air
power consumption
conditioning equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015236293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017101890A5 (ja
JP6311091B2 (ja
Inventor
みゆき 大庭
Miyuki Oba
みゆき 大庭
秀史 片山
Hideshi Katayama
秀史 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Env & Energy Res Inst Inc
Environment & Energy Research Institute Inc
Original Assignee
Env & Energy Res Inst Inc
Environment & Energy Research Institute Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Env & Energy Res Inst Inc, Environment & Energy Research Institute Inc filed Critical Env & Energy Res Inst Inc
Priority to JP2015236293A priority Critical patent/JP6311091B2/ja
Publication of JP2017101890A publication Critical patent/JP2017101890A/ja
Publication of JP2017101890A5 publication Critical patent/JP2017101890A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6311091B2 publication Critical patent/JP6311091B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】個別の空調設備の管理を適切に行い快適性及び経済性に優れる空調管理システムを既存の空調設備に適用することが可能となる空調操作装置を提供する。【解決手段】空調設備(AC)を運転操作する空調操作装置(20)であって、データの送受信を行う通信部(21)と、通信部(21)から得られたデータに基づいて制御を行う運転制御部(22)と、空調設備(AC)に対して運転指示を行う送信部(24)と、を有し、運転制御部(22)は、通信部(21)によって得られた好適な運転条件を、送信部(24)に送信することによって空調設備(AC)を操作することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、空調を効率よく運転操作するための空調操作装置及びこれを用いた空調管理システムに関する。
従来、個別の空調の好適な制御を図るため、空調制御装置を有する空調管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、室内温度に対するユーザの意思情報を数値化したデータに基づいて空調機を制御している。ここで、空調機のユーザの意思は、ユーザの好みによるものの、おおむね快適性や経済性もしくはその両方を求めて決断されるものである。
しかしながら、快適性や経済性を求めるユーザの意思情報に基づく運転制御が、必ずしもユーザの求めるとおりに快適性や経済性を具備した制御であるとは限らない。すなわち、ユーザの意思には整合しているものの、ユーザが断念した快適性のみならず、ユーザが獲得しようとした経済性をも得られないという結果となるという問題がある。
例えば、ユーザが経済性を得ようとして、高気温時において暑さを我慢して快適性を断念し、空調を作動させるタイミングを遅らせる意思を持っているとする。この場合でも、実際は、ユーザの意思よりも早いタイミングで、高気温時前に空調を作動させた方が、エアコンのヒートポンプ性能を最大限に発揮させるという面からは、経済性が得られるということがある。特に、厳しい気温の場合には、ユーザが経済性を求めて暑さを我慢するあまり熱中症等の体調不良になるおそれもあるため、ユーザの意思の尊重が必ずしも適切な制御になるとは限らない。
また、適切な制御をなしうるシステムがあったとしても、システムの導入は困難であるという問題がある。例えば、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム(HEMS:Home Energy Management System)が既にあるが、現状で空調設備が系統的に独立した構造である場合には物理的な困難性があり、賃貸住宅の場合にはシステムの導入が貸主の意向によることやシステム導入に経済的な負担が大きいことから現実的な困難性がある。
特開2015−169418号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、個別の空調設備の管理において、ヒートポンプ性能を最大限となるよう、適切に行い快適性及び経済性に優れる空調管理システムを既存の空調設備に適用することが可能となる空調操作装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかる空調設備(AC)を運転操作する空調操作装置(20)は、データの送受信を行う通信部(21)と、通信部(21)から得られたデータに基づいて制御を行う運転制御部(22)と、空調設備(AC)に対して運転指示を行う送信部(24)と、を有し、運転制御部(22)は、通信部(21)によって得られた運転条件(Dg)を、送信部(24)に送信することによって空調設備(AC)を操作することを特徴とする。
このように、運転制御部(22)が、通信部(21)によって得られた運転条件(Dg)を、送信部(24)に送信することによって空調設備(AC)を操作することとすれば、好適な運転条件(Dg)を外部から得た場合に、運転制御部(22)が当該運転条件(Dg)を送信部(24)を用いて既存の空調設備(AC)に送信することが可能となるため、好適な運転条件(Dg)を個別の空調設備(AC)にフィードバックすることが可能となる。これにより、HEMS等の効率的な運転情報のデータを既存の空調設備(AC)に対して導入することが容易に可能となる。よって、個別の空調設備(AC)の管理を適切に行い快適性及び経済性に優れる空調管理システム(1)を既存の空調設備に適用することが可能となる。
また、上記空調操作装置(20)において、送信部(24)が、赤外線によりデータ送信を行うこととしてもよい。このように、一般的に使用される赤外線通信により空調設備(AC)を操作することとすれば、既存の一般的な空調設備(AC)に対しても容易に導入することが可能となる。
また、上記空調操作装置(20)を有する空調管理システム(1)として、データの送受信を行う通信部(11)と、通信部(11)から得られたデータに基づいて制御を行う演算制御部(12)と、を有する空調管理装置(10)と、を有し、演算制御部(12)は、通信部(11)により空調設備(AC)の消費電力量の消費電力データ(D1)と空調設備(AC)が存する地域の気象データ(D2)を取得し、消費電力データ(D1)及び気象データ(D2)を解析することで気象予測に基づき運転条件(Dg)を算出し、空調操作装置(20)は、運転条件(DG)に基づいて空調設備(AC)を操作することを特徴としてもよい。
このように、空調管理装置(10)の演算制御部(12)が、空調設備(AC)の消費電力データ(D1)を解析するのみならず、空調設備(AC)が存する地域の気象データ(D2)を解析することで、個別の空調設備(AC)の具体的且つ効率的な運転条件(Dg)を得ることができる。また、得られた運転条件(Dg)は、気象予測に基づいて判断された適切なタイミングで、空調操作装置(20)を通じて空調設備(AC)を操作することとなる。すると、空調管理装置(10)が算出した好適な運転条件(Dg)を個別の空調設備(AC)にフィードバックすることが可能となり、ユーザが意識することなしに、空調設備(AC)の操作を適切なタイミングで行うことができる。よって、個別の空調設備(AC)の管理を適切に行い、快適性及び経済性に優れる空調管理システム(1)を提供することができる。
また、上記空調管理システム(1)において、演算制御部(12)は、消費電力データ(D1)を解析することで空調設備(AC)の機器使用傾向(D3)を算出し、消費電力データ(D1)及び気象データ(D2)を解析することで気温−消費電力量関係図(D4)を作成し、機器使用傾向(D3)と気温−消費電力量関係図(D4)を基により効率的な運転条件(DG)を算出することを特徴としてもよい。
このように、消費電力データ(D1)を解析することで空調設備(AC)の機器使用傾向(D3)を算出することで、個別のユーザの操作における改善点を発見することが可能となり、消費電力データ(D1)及び気象データ(D2)を解析することで気温−消費電力量関係図(D4)を作成することで、外気温に対する個別の空調設備(AC)の操作における改善点を発見することが可能となる。ここで、機器使用傾向(D3)と気温−消費電力量関係図(D4)を基により効率的な運転条件(Dg)を算出することで、適切な空調設備(AC)の操作が可能となる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる空調操作装置によれば、個別の空調設備の管理を適切に行い快適性及び経済性に優れる空調管理システムを既存の空調設備に適用することが可能となる。
空調管理システムの全体説明図である。 空調管理システムの制御手順を示すフローチャートである。 演算制御部による制御手順を詳細に示すフローチャートである。 消費電力データから機器使用傾向を把握する様子の一例を示すグラフである。 気温−消費電力量関係から運転条件を求める手順の一例を示すグラフである。 空調設備を操作するタイミングを決定する手順の一例を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して本発明の空調操作装置20を空調管理システム1に適用した実施形態を詳細に説明する。図1は、空調管理システム1の全体説明図である。図1に示すように、空調管理システム1は、演算制御部12を具備する空調管理装置10と、空調設備ACの運転制御部22を具備する空調操作装置20を有する。空調管理装置10と空調操作装置20とは外部の通信網IT(インターネット)を介して通信可能であり、通信網ITの中には、気象情報提供部40がある。次に、各部を詳細に説明する。
空調設備ACには、一般的に消費電力量を示す機器が備えられており、通信部31からの信号を通じて、外部から消費電力量を把握することができる。また、空調設備ACには、操作信号受信部32があり、不図示の一般的な運転操作装置(リモコン)の赤外線等の信号を受信することにより操作される。空調設備ACは、例えば、インバータ制御によりヒートポンプ式のエアコン等が挙げられる。ヒートポンプ式のエアコンは、外気温と室温の温度差が小さいほどエネルギー消費が少ないという特徴がある。
空調管理装置10は、データの送受信を行う通信部11と、通信部11から得られたデータに基づいて制御を行う演算制御部12と、取得したデータの格納や演算の結果得られたデータの格納を行う記憶部13と、を有する。空調管理装置10は通信網ITと接続されたサーバ等のコンピュータである。
通信部11は、有線または無線の通信手段を用いてデータの送受信を行う。具体的には、通信網ITを通じて空調操作装置20や気象情報提供部40からのデータを受信したり、通信網ITを通じて空調管理装置10に対してデータを送信したりする。
演算制御部12は、CPU等を実装し、通信部11を用いて通信網ITを介して得るデータを選択し、通信部11から得られたデータに基づいて演算し、好適な空調設備ACの運転条件を算出し、通信部11を用いて空調操作装置20に対して送信する。具体的に得るデータ及び具体的な算出方法については、後述する。
記憶部13は、通信部11で取得したデータや演算制御部12で演算して算出したデータを格納(記憶)するものである。例えば、データの読み書きが可能なハードディスク、メモリ、DVDディスク、ブルーレイディスク等の各種の記憶媒体であり、将来的に開発される記憶媒体を含む。
空調操作装置20は、データの送受信を行う通信部21と、通信部21から得られたデータに基づいて制御を行う運転制御部22と、取得したデータの格納や演算の結果得られたデータの格納を行う記憶部23と、空調設備ACに対して運転指示を行う送信部24とを有する。空調操作装置20は、空調設備ACと同じ室内に配置される小型の端末であり、不図示の家庭用電源から電源を供給することとしても、電池により電源を供給することとしてもよい。
通信部21は、有線または無線の通信手段を用いてデータの送受信を行う。具体的には、空調設備ACの消費電力量のデータを受信したり、空調設備ACから受信したデータを空調管理装置10へ送信したり、通信網ITを通じて空調管理装置10からのデータを受信したりする。ここで、空調操作装置20から空調管理装置10へのデータ通信は通信網ITを介して通信を行っても、直接通信することとしてもよい。
運転制御部22は、CPU等を実装し、通信部21から得られたデータを処理する。例えば、通信部31から通信部21が得たデータを空調管理装置10に送信する指示を出したり、空調管理装置10から得たデータを記憶部23に格納したり、記憶部23に格納したデータを送信部24によって空調設備ACの操作信号受信部32に送信する指示を出したりする。
記憶部23は、通信部21で取得したデータを格納(記憶)するものである。例えば、データの読み書きが可能なハードディスク、メモリ、DVDディスク、ブルーレイディスク等の各種の記憶媒体であり、将来的に開発される記憶媒体を含む。
送信部24は、空調設備ACの操作信号受信部32に対して運転指示を行う信号を発する。送信部24は、赤外線によりデータ送信を行うこととすると好ましい。一般的な空調設備ACの運転操作装置が赤外線により操作する仕様となっているためである。なお、操作信号は、必ずしも赤外線を用いて伝達する必要はない。
気象情報提供部40は、通信網ITに接続される気象情報提供サービスである。気象情報提供部40からの情報としては、温度、湿度、気圧、日照、天候等の気象情報に加え、標高、緯度、経度等の位置情報が含まれる。気象情報提供部40は必ずしも1箇所の機関が提供する情報に限らず、複数の機関が提供する情報を総合的に判断することとしてもよい。
次に、以上の構成の空調管理システム1を用いて好適な運転条件Dgを得るまでの手順の一例を説明する。図2は、空調管理システム1の制御手順を示すフローチャートである。
まず、空調管理システム1では、図2に示すように、空調操作装置20は、空調設備ACの通信部31から送信される消費電力量のデータである消費電力データD1を、通信部21により取得する(ステップS1)。ステップS1において、データを取得する頻度は空調設備ACの運転中、常時取得することとしてもよいし、時間を指定して断続的に取得することとしてもよい。
空調操作装置20により得られた消費電力データD1は、通信部21から通信部11へ送信され、空調管理装置10により取得される(ステップS2)。ステップS2において、データの送信は、通信網ITを経由しても、通信部21から通信部11へ直接送信されることとしてもよい。
また、空調管理装置10は、気象情報提供部40から通信網ITを経由して気象データD2を取得する(ステップS3)。気象情報提供部40により得られる気象データには、上述のように気象情報と位置情報が含まれるため、空調設備ACが存する地域の気象データD2である必要がある。
なお、説明の都合上、ステップS1及びステップS2の後に、ステップS3を説明したが、必ずしもこの順に限るものではない。消費電力データD1と気象データD2とはそれぞれ独立して得られるデータであるので、ステップS1及びステップS2とステップS3とは順不同である。また、通信部11により得られたデータは、適宜、演算制御部12により記憶部13に記憶され、必要に応じて蓄積される。
そして、空調管理装置10の演算制御部12が、消費電力データD1及び前記気象データD2を解析する(ステップS4)。これにより、気象予測に基づき好適な運転条件Dgのデータを作成する(ステップS5)。好適な運転条件Dgを得る手順については後に詳述する。
空調管理装置10で得られた運転条件Dgは、通信部11から通信部21に送信され、空調操作装置20が好適な運転条件Dgを取得する(ステップS6)。通信部21により得られた運転条件Dgは、運転制御部22が、適宜、記憶部23に格納する。その後、空調操作装置20は、適切なタイミングTgで運転条件Dgを空調設備ACに対して送信することで(ステップS7)、空調設備ACを適切に操作する。
次に、演算制御部12が、消費電力データD1及び前記気象データD2を解析して、気象予測に基づき好適な運転条件Dgのデータを作成するまでの手順を詳しく説明する。図3は、演算制御部12による制御手順を詳細に示すフローチャートである。図3では、図2におけるステップS4とステップS5を詳しく記載している。
演算制御部12は、通信部11から得られた消費電力データD1を記憶部13に蓄積し、この蓄積された消費電力データD1を解析する(ステップS4a)。これにより、ユーザごとの機器使用傾向D3を算出する(ステップS4b)。機器使用傾向D3とは、例えば、いかなる時刻において消費電力量がいかに変動したかを表すグラフなどである。
一方、演算制御部12は、消費電力データD1及び気象データD2を記憶部13に蓄積しつつ解析する(ステップS4c)。これにより、気温−消費電力量関係図D4を作成する(ステップS4d)。
次に、演算制御部12は、機器使用傾向D3と前記気温−消費電力量関係図D4から、データを比較検討し、ユーザの機器使用傾向D3より効率的な運転条件Dgを算出する(ステップS5a)。
その後、演算制御部12は、気象データD2を解析することで予測気温データD5を作成する(ステップS5b)。そして、予測気温データD5に基づいて、空調操作装置20が運転条件Dgにて空調設備ACを操作する好適なタイミングTgを決定する(ステップS5c)。
上述の図3にて手順を説明した演算制御部12による好適な運転条件Dg及び空調操作装置20が空調設備ACに運転条件Dgを送信する好適なタイミングTgについて図4乃至図6を用いて具体的に説明する。図4は、消費電力データD1から機器使用傾向D3を把握する様子の一例を示すグラフである。
図4に示すように、演算制御部12は、通信部11から得られた消費電力データD1を時刻ごとに記憶部13に蓄積し、この蓄積された消費電力データD1を時刻ごとに並べる。これにより、機器使用傾向D3をグラフ化し、ユーザの使用傾向を把握することできる。例えば、図4の例によれば、空調設備ACのユーザが、時刻Ta1において空調設備ACの電源をONにし、時刻Ta2において空調設備ACの電源をOFFにし、再び時刻Ta3で空調設備ACの電源をONにしていることがわかる。
また、演算制御部12は、気象データD2を記憶部13に蓄積し、解析する。図4においては、気象データD2のうちの気温(外気温)を、時刻に応じてグラフで表している。そして、上述の機器使用傾向D3と外気温を重ねることにより、気温−消費電力量関係図D4を作成する。すると、各時刻に応じた外気温と消費電力量の関係を把握することができる。
図4の気温−消費電力量関係D4から解析することで、例えば、本件の空調設備ACのユーザは、外気温がCa以上になった時刻Ta1の時点で電源をONにし、たとえ空調設備ACが定常状態になって、空調設備ACの電源をOFFにした(時刻Ta2の時点)としても、外気温がCa以上であるときは、電源をOFFにしてから比較的短い時間しか経っていない時刻Ta3の時点で再び電源をONにする傾向にあることがわかる。この場合、このユーザは外気温がCa以上になっているときに電源をONにする傾向があることがわかる。
図5は、気温−消費電力量関係D4から運転条件Dgを求める手順の一例を示すグラフである。(a)が機器使用傾向D3を表したグラフ、(b)が運転条件Dgを表したグラフ、(c)が機器使用傾向D3と運転条件Dgとを重ねたグラフ、である。
演算制御部12は、図5(a)に示すような機器使用傾向D3と前記気温−消費電力量関係図D4から、データを比較検討する。そして、ユーザの機器使用傾向D3より効率的な運転条件Dgを算出する。例えば、図5(b)に示すように、ユーザが電源をONにする外気温Caよりも低い外気温Cgで、ユーザが電源をONにする傾向にある時刻Ta1よりも早いタイミングTgで電源をONにするような運転条件Dgを算出する。ここで、運転条件Dgでは、ユーザと異なり、電源をOFFにしない制御を算出している。
この場合、運転条件Dgのグラフを、図5(c)のように、機器使用傾向D3のグラフに重ねて、所定時間内の電力消費量の総量の差を測ると、運転条件Dgによる電力消費量Sg1と電力消費量Sg2との和の方が、ユーザの機器使用傾向D3による電力消費量Sa1と電力消費量Sa2との和よりも小さいのがわかる。すなわち、電源のONとOFFを短時間で切り替えない運転条件Dgの方が、電源のONとOFFを短時間で切り替えたユーザの機器使用傾向D3よりも効率がいいことになる。演算制御部12は、このような演算結果となるように演算することで、ユーザよりも好適な運転条件Dgを求めている。
図6は、空調設備ACを操作するタイミングTgを決定する手順の一例を示すグラフである。図6の例では、説明を簡略化するため、運転条件Dgを求める際の温度変化傾向と予測気温データD5の温度変化傾向が類似になった例を挙げている。
図6のように、演算制御部12は、気象データD2を解析することで、空調設備ACの存する地域の予測気温データD5を作成する。そして、前述の運転条件Dgから、外気温がCgになるときのタイミングTgにおいて、空調設備ACの電源をONにすることを決定する。そして、上述の時刻Ta2においては電源をOFFにせず、ONのままで維持することを決定する。
以上のような構成により、空調設備ACを運転操作する本実施形態の空調操作装置20のでは、運転制御部22が、通信部21によって得られた運転条件Dgを、送信部24に送信することによって空調設備ACを操作することとする。これによれば、好適な運転条件Dgを外部から得た場合に、運転制御部22が当該運転条件Dgを送信部24を用いて既存の空調設備ACに送信することが可能となる。このため、好適な運転条件Dgを個別の空調設備ACにフィードバックすることが可能となる。これにより、HEMS等の効率的な運転情報のデータを既存の空調設備ACに対して導入することが容易に可能となる。よって、個別の空調設備ACの管理を適切に行い快適性及び経済性に優れる空調管理システム1を既存の空調設備に適用することが可能となる。
また、上記空調操作装置20において、送信部24が、赤外線によりデータ送信を行うこととしてもよい。このように、一般的に使用される赤外線通信により空調設備ACを操作することとすれば、既存の一般的な空調設備ACに対しても容易に導入することが可能となる。
また、上記空調操作装置20を有する空調管理システム1とした場合、空調管理装置10の演算制御部12が、空調設備ACの消費電力データD1を解析するのみならず、空調設備ACが存する地域の気象データD2を解析することで、個別の空調設備ACの具体的且つ効率的な運転条件Dgを得ることができる。また、得られた運転条件Dgは、気象予測に基づいて判断された適切なタイミングで、空調操作装置20を通じて空調設備ACを操作することとなる。すると、空調管理装置10が算出した好適な運転条件Dgを個別の空調設備ACにフィードバックすることが可能となり、ユーザが意識することなしに、空調設備ACの操作を適切なタイミングで行うことができる。よって、個別の空調設備ACの管理を適切に行い、快適性及び経済性に優れる空調管理システム1を提供することができる。
また、上記空調管理システム1において、消費電力データD1を解析することで空調設備ACの機器使用傾向D3を算出することとすると、個別のユーザの操作における改善点を発見することが可能となる。また、消費電力データD1及び気象データD2を解析することで気温−消費電力量関係図D4を作成することとすると、外気温に対する個別の空調設備ACの操作における改善点を発見することが可能となる。ここで、機器使用傾向D3と気温−消費電力量関係図D4を基に、より効率的な運転条件Dgを算出することで、適切な空調設備ACの操作が可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1…空調管理システム
10…空調管理装置
11…通信部
12…演算制御部
13…記憶部
20…空調操作装置
21…通信部
22…運転制御部
23…記憶部
24…送信部
31…通信部
32…操作信号受信部
40…気象情報提供部
AC…空調設備
D1…消費電力データ
D2…気象データ
D3…機器使用傾向
D4…気温−消費電力量関係図
D5…予測気温データ
Dg…運転条件
IT…通信網
Tg…タイミング

Claims (4)

  1. 空調設備を運転操作する空調操作装置であって、
    データの送受信を行う通信部と、前記通信部から得られたデータに基づいて制御を行う運転制御部と、前記空調設備に対して運転指示を行う送信部と、を有し、
    前記運転制御部は、前記通信部によって得られた運転条件を、前記送信部に送信することによって前記空調設備を操作する
    ことを特徴とする空調操作装置。
  2. 前記送信部は、赤外線によりデータ送信を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調操作装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の空調操作装置と、
    データの送受信を行う通信部と、前記通信部から得られたデータに基づいて制御を行う演算制御部と、を有する空調管理装置と、を有し、
    前記演算制御部は、前記通信部により前記空調設備の消費電力量の消費電力データと前記空調設備が存する地域の気象データを取得し、前記消費電力データ及び前記気象データを解析することで気象予測に基づき運転条件を算出し、
    前記空調操作装置は、前記運転条件に基づいて前記空調設備を操作する
    ことを特徴とする空調管理システム。
  4. 前記演算制御部は、前記消費電力データを解析することで前記空調設備の機器使用傾向を算出し、前記消費電力データ及び前記気象データを解析することで気温−消費電力量関係図を作成し、前記機器使用傾向と前記気温−消費電力量関係図を基により効率的な運転条件を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の空調管理システム。
JP2015236293A 2015-12-03 2015-12-03 空調管理システム Active JP6311091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236293A JP6311091B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 空調管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236293A JP6311091B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 空調管理システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017101890A true JP2017101890A (ja) 2017-06-08
JP2017101890A5 JP2017101890A5 (ja) 2017-07-20
JP6311091B2 JP6311091B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=59017883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015236293A Active JP6311091B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 空調管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6311091B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09116985A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 遠隔操作器、遠隔操作制御方法及び装置
JP2011214794A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Mitsubishi Electric Corp 空調システム制御装置
JP2013124834A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Toyota Home Kk 住環境管理システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09116985A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 遠隔操作器、遠隔操作制御方法及び装置
JP2011214794A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Mitsubishi Electric Corp 空調システム制御装置
JP2013124834A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Toyota Home Kk 住環境管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6311091B2 (ja) 2018-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110011881B (zh) 基于故障预测控制设备的方法和装置
US9728976B2 (en) Method and system for allocating energy
WO2015002092A1 (ja) エネルギー管理サーバ、エネルギー管理方法およびプログラム
US20120166004A1 (en) Energy management system in home network interworking with smart grid
US10941950B2 (en) Air conditioning control device, air conditioning control method and non-transitory computer readable medium
CN104995877A (zh) 使用便携装置的智能家居***
US11054794B2 (en) Information transmitting method, cloud service platform and a smart system for analyzing user data or smart home appliance data
US20140203092A1 (en) Communicating thermostat recovery algorithm
KR20110070654A (ko) 전력 소비를 제어하는 스마트 에너지 관리 장치 및 그 방법
CN103477360A (zh) 能量管理装置以及能量管理***
CN105546744A (zh) 一种空调控制方法以及***
WO2016088289A1 (ja) 制御装置及び制御方法
US20130080994A1 (en) Program generating apparatus, program generation method and computer readable medium
CN110671802A (zh) 控制空调的装置及方法、***、存储介质和处理器
CN113395193B (zh) 一种设备控制方法、装置、计算机设备及存储介质
JP6311091B2 (ja) 空調管理システム
JP2017101889A (ja) 空調管理システム
JP2019190824A (ja) 空調管理システム
CN109981425A (zh) 信息传输方法、装置、***、终端、智能控制端及介质
JP6719669B2 (ja) 制御装置、電力管理システム、機器の制御方法及びプログラム
KR101641246B1 (ko) 설비 관리 시스템 및 그의 제어 방법
JP2010033279A (ja) 空調機の運転監視装置、運転監視システム及び運転監視方法
US11566806B2 (en) Humidity analytics
KR101713331B1 (ko) 에너지 공급 제어 방법 및 장치
TWM551708U (zh) 具有定位功能之家電系統

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170511

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170511

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6311091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250