JP2017092306A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周縁露光ユニットの動作状態の検査を短時間で容易に実行可能な基板処理装置および基板処理方法を提供する。【解決手段】エッジ露光部EEWの検査モードと基板処理を行う処理モードとが選択的に実行される。検査モード時に、基板Wの表面に感光性膜が塗布処理部121により形成される。塗布処理部121により形成された基板Wの表面の周縁部の感光性膜がエッジ露光部EEWにより露光される。エッジ露光部EEWにより露光された基板Wの表面の感光性膜が現像処理部131により現像される。現像処理部131により現像された基板Wの表面の感光性膜の状態が状態検出処理ユニットにより検出される。状態検出処理ユニットにより検出された基板Wの表面の感光性膜の状態に基づいてエッジ露光部EEWの動作状態が検査される。【選択図】図9

Description

本発明は、基板の周縁部の露光処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
基板処理装置においては、スピンチャックにより水平に支持された基板が回転される。この状態で、基板の上面の中央部に塗布ノズルからレジスト液が吐出されることにより、基板の表面全体にレジスト膜が形成される。ここで、基板の周縁部にレジスト膜が形成されると、基板を搬送する搬送機構が基板の周縁部を把持した際に、レジスト膜が剥離してパーティクルとなる。そこで、基板の周縁部のレジスト膜を除去するため、基板処理装置にエッジ露光ユニットが設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された基板処理装置のエッジ露光ユニットにおいては、吸着チャックにより水平に保持された基板が回転されるとともに、基板の周縁部に光が照射されることによりレジスト膜に露光処理が行なわれる。その後、基板に現像処理が行われることにより、基板の周縁部のレジスト膜が除去される。
特開2009−32898号公報
特許文献1のような基板処理装置においては、基板処理前等のメンテナンス時にエッジ露光ユニットの動作状態検査が行われる。動作状態検査工程では、検査用基板へのレジスト膜の形成、基板の周縁部の露光処理および現像処理が順次行われる。その後、検査作業員により基板が基板処理装置から取り出され、基板処理装置の外部の検査装置に移される。測定装置において、基板の周縁部のレジスト膜の除去幅が許容範囲内であるか否かが検査される。
しかしながら、上記の動作状態検査工程では、検査作業員の作業が多くなるので、検査作業員の負担が大きい。また、動作状態検査工程のために長時間を要すると、基板処理装置の稼動停止時間が長期化し、製品の製造効率が低下する。
本発明の目的は、周縁露光ユニットの動作状態の検査を短時間で容易に実行可能な基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、基板に処理を行う基板処理装置であって、基板の表面に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットと、基板の表面の周縁部を露光する周縁露光ユニットと、基板の表面の感光性膜を現像する現像ユニットと、基板の表面の状態を検出する検出ユニットと、周縁露光ユニットの検査モードと基板処理を行う処理モードとで選択的に制御動作を行う制御部とを備え、制御部は、検査モード時に、基板の表面に感光性膜が形成されるように感光性膜形成ユニットを制御し、感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように周縁露光ユニットを制御し、周縁露光ユニットにより露光された基板の表面の感光性膜を現像するように現像ユニットを制御し、現像ユニットにより現像された基板の表面の感光性膜の状態を検出するように検出ユニットを制御し、検出ユニットにより検出された基板の表面の感光性膜の状態に基づいて周縁露光ユニットの動作状態を検査する。
この基板処理装置においては、周縁露光ユニットの検査モードと基板処理を行う処理モードとが選択的に実行される。検査モード時に、基板の表面に感光性膜が感光性膜形成ユニットにより形成される。感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜が周縁露光ユニットにより露光される。周縁露光ユニットにより露光された基板の表面の感光性膜が現像ユニットにより現像される。現像ユニットにより現像された基板の表面の感光性膜の状態が検出ユニットにより検出される。検出ユニットにより検出された基板の表面の感光性膜の状態に基づいて周縁露光ユニットの動作状態が検査される。
この構成によれば、周縁露光ユニットの動作状態の検査のために表面が露光された基板を基板処理装置から取り出す必要がないので、基板処理装置の稼動停止時間を最小限にすることができる。また、基板の表面の周縁部における感光性膜が露光された領域を検出することにより、周縁露光ユニットの動作状態を検査することができる。そのため、検査作業員は外部の検査装置を用いて基板の表面を検査する必要がない。これらの結果、周縁露光ユニットの動作状態の検査を短時間で容易に実行することができる。
(2)基板処理装置は、基板の表面を露光する露光装置に隣接するように配置され、基板を搬送する搬送機構をさらに備え、制御部は、処理モード時に、基板の表面に感光性膜が形成されるように感光性膜形成ユニットを制御し、感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の感光性膜の状態を検出するように検出ユニットを制御し、感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように周縁露光ユニットを制御し、周縁露光ユニットにより露光された基板を露光装置に搬送するとともに露光装置により表面が露光された基板を現像ユニットに搬送するように搬送機構を制御し、露光装置により露光された基板の表面の感光性膜を現像するように現像ユニットを制御してもよい。
この場合、処理モード時に基板の表面の露光および現像が行われる。ここで、露光装置による基板の表面の露光前に、基板の表面の感光性膜の状態が検出ユニットにより検出される。これにより、基板処理装置に検出部を追加することなく、処理モード時に基板の表面に形成された感光性膜が正常であるか否かを検出することができる。
(3)検出ユニットは、周縁露光ユニット内に配置され、制御部は、検査モード時に、基板の表面の周縁部の感光性膜の露光と基板の表面の感光性膜の状態の検出とを選択的に行うように周縁露光ユニットを制御し、検査モード時に、基板の表面の感光性膜の状態の検出と基板の表面の周縁部の感光性膜の露光とを順次行うように周縁露光ユニットを制御してもよい。
この場合、検査モード時に、周縁露光ユニットにより基板の表面の周縁部の感光性膜の露光または基板の表面の感光性膜の状態の検出が行われる。処理モード時に、周縁露光ユニットにより基板の表面の感光性膜の状態の検出と基板の表面の周縁部の感光性膜の露光とが順次行われる。そのため、基板処理装置の大型化およびフットプリントの増加を防止することができる。
(4)基板処理装置は、基板を収納する基板収納部をさらに備え、検査モードは、第1および第2の処理を含み、制御部は、第1の処理時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように周縁露光ユニットを制御するとともに、基板収納部に収納された基板を感光性膜形成ユニットに搬送し、感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を周縁露光ユニットに搬送し、周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を現像ユニットに搬送し、現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を基板収納部に搬送するように搬送機構を制御し、第2の処理時に、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように周縁露光ユニットを制御するとともに、第1の処理が行われかつ基板収納部に収納された基板を周縁露光ユニットに搬送し、周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態が検出された基板を基板収納部に搬送するように搬送機構を制御してもよい。
この場合、検査モードの第1の処理時に、周縁露光ユニットにより基板の表面の周縁部の感光性膜が露光された後、現像ユニットにより基板の表面の感光性膜が現像される。検査モードの第2の処理時に、周縁露光ユニットにより基板の表面の感光性膜の状態が検出される。
この構成によれば、検査モード時に、共通の周縁露光ユニットを用いて簡単な制御により基板の表面の周縁部の感光性膜の露光と基板の表面の感光性膜の状態の検出とを適宜行うことができる。処理モード時に、共通の周縁露光ユニットを用いて基板の表面の感光性膜の状態の検出と基板の表面の周縁部の感光性膜の露光とを順次行うことができる。これにより、基板処理装置の大型化およびフットプリントの増加を防止することができる。
(5)基板処理装置は、基板を収納する基板収納部をさらに備え、検査モードは、第1および第2の処理を含み、制御部は、第1の処理時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように周縁露光ユニットを制御するとともに、基板収納部に収納された基板を感光性膜形成ユニットに搬送し、感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を周縁露光ユニットに搬送し、周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を基板収納部に搬送するように搬送機構を制御し、第2の処理時に、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように周縁露光ユニットを制御するとともに、第1の処理が行われかつ基板収納部に収納された基板を現像ユニットに搬送し、現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を周縁露光ユニットに搬送し、周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態が検出された基板を基板収納部に搬送するように搬送機構を制御してもよい。
この場合、検査モードの第1の処理時に、周縁露光ユニットにより基板の表面の周縁部の感光性膜が露光される。検査モードの第2の処理時に、現像ユニットにより基板の表面の感光性膜が現像された後、周縁露光ユニットにより基板の表面の感光性膜の状態が検出される。
この構成によれば、検査モード時に、共通の周縁露光ユニットを用いて簡単な制御により基板の表面の周縁部の感光性膜の露光と基板の表面の感光性膜の状態の検出とを適宜行うことができる。処理モード時に、共通の周縁露光ユニットを用いて基板の表面の感光性膜の状態の検出と基板の表面の周縁部の感光性膜の露光とを順次行うことができる。これにより、基板処理装置の大型化およびフットプリントの増加を防止することができる。
(6)周縁露光ユニットは、複数設けられ、制御部は、検査モード時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように一の周縁露光ユニットを制御し、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように他の周縁露光ユニットを制御するとともに、感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を一の周縁露光ユニットに搬送し、一の周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を現像ユニットに搬送し、現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を他の周縁露光ユニットに搬送するように搬送機構を制御してもよい。
この場合、検査モード時に、いずれかの周縁露光ユニットにより基板の表面の周縁部の感光性膜の露光または基板の表面の感光性膜の状態の検出を適宜行うことができる。処理モード時に、複数の周縁露光ユニットにより並列的に基板の表面の感光性膜の状態の検出と基板の表面の周縁部の感光性膜の露光と順次行うことができる。これにより、処理モード時の基板の処理効率を向上させることができる。
(7)検出ユニットと周縁露光ユニットとは別体として設けられ、制御部は、検査モード時に、感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を周縁露光ユニットに搬送し、周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を現像ユニットに搬送し、現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を検出ユニットに搬送するように搬送機構を制御してもよい。
この場合、検査モード時と処理モード時とで検出ユニットの制御および周縁露光ユニットの制御を変更する必要がない。これにより、基板処理装置の制御を簡単化することができる。
(8)基板処理装置は、第1および第2の基板処理ユニットをさらに備え、第1の基板処理ユニットは、感光性膜形成ユニット、周縁露光ユニットおよび現像ユニットとして第1の感光性膜形成ユニット、第1の周縁露光ユニットおよび第1の現像ユニットをそれぞれ含み、第2の基板処理ユニットは、感光性膜形成ユニット、周縁露光ユニットおよび現像ユニットとして第2の感光性膜形成ユニット、第2の周縁露光ユニットおよび第2の現像ユニットをそれぞれ含み、制御部は、検査モード時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように第1の周縁露光ユニットを制御し、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように第2の周縁露光ユニットを制御するとともに、第1の感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を第1の周縁露光ユニットに搬送し、第1の周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を第1または第2の現像ユニットに搬送し、第1または第2の現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を第2の周縁露光ユニットに搬送するように搬送機構を制御し、処理モード時に、第1の感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を第1の周縁露光ユニットに搬送し、第1の周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態の検出と表面の周縁部の感光性膜の露光とが順次行われた基板を露光装置に搬送し、露光装置により表面が露光された基板を第1の現像ユニットに搬送するように搬送機構を制御するとともに、第2の感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を第2の周縁露光ユニットに搬送し、第2の周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態の検出と表面の周縁部の感光性膜の露光とが順次行われた基板を露光装置に搬送し、露光装置により表面が露光された基板を第2の現像ユニットに搬送するように搬送機構を制御してもよい。
この場合、検査モード時に、第1の周縁露光ユニットにより基板の表面の周縁部の感光性膜が露光される。第1または第2の現像ユニットにより基板の表面の感光性膜が現像される。第2の周縁露光ユニットにより基板の表面の感光性膜の状態が検出される。これにより、検査モード時に、第1および第2の周縁露光ユニットを用いて簡単な制御により基板の表面の周縁部の感光性膜の露光および基板の表面の感光性膜の状態の検出を適宜行うことができる。
一方、処理モード時に、第1および第2の基板処理ユニットにより並列的に基板の処理を行うことができる。これにより、処理モード時の基板の処理効率を向上させることができる。
(9)検出ユニットは、基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜が形成された部分を検出し、制御部は、検査モード時に、検出ユニットにより検出された基板の外周部の位置と基板の表面における感光性膜の外周部との位置に基づいて周縁露光ユニットの露光幅を算出してもよい。この場合、周縁露光ユニットの露光幅を容易に算出することができる。
(10)検出ユニットは、基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜の外周部との位置を示す画像データを生成し、制御部は、検出ユニットにより生成された画像データを処理することにより周縁露光ユニットの露光幅を算出してもよい。
この場合、生成された画像データを処理することにより、周縁露光ユニットの露光幅を容易かつ正確に算出することができる。
(11)検出ユニットは、基板を水平姿勢で保持して回転させる回転保持部と、回転保持部により保持された基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜が形成された部分を検出する位置検出部とを含み、制御部は、回転保持部により保持された基板が少なくとも1回転するように回転保持部を制御し、位置検出部は、回転保持部により回転される基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜の外周部との位置を検出してもよい。
この場合、小型の位置検出部を用いて基板の表面の周縁部の全体を検出することができる。これにより、検出ユニットを小型化することができる。
(12)第2の発明に係る基板処理方法は、基板に処理を行う基板処理方法であって、検査モード時に、基板の表面に感光性膜を感光性膜形成ユニットにより形成するステップと、検査モード時に、感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜を周縁露光ユニットにより露光するステップと、検査モード時に、周縁露光ユニットにより露光された基板の表面の感光性膜を現像ユニットにより現像するステップと、検査モード時に、現像ユニットにより現像された基板の表面の感光性膜の状態を検出ユニットにより検出するステップと、検査モード時に、検出ユニットにより検出された基板の表面の感光性膜の状態に基づいて周縁露光ユニットの動作状態を検査するステップと、処理モード時に、基板処理を行うステップとを含む。
この基板処理方法によれば、周縁露光ユニットの検査モードと基板処理を行う処理モードとが選択的に実行される。検査モード時に、基板の表面に感光性膜が感光性膜形成ユニットにより形成される。感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜が周縁露光ユニットにより露光される。周縁露光ユニットにより露光された基板の表面の感光性膜が現像ユニットにより現像される。現像ユニットにより現像された基板の表面の感光性膜の状態が検出ユニットにより検出される。検出ユニットにより検出された基板の表面の感光性膜の状態に基づいて周縁露光ユニットの動作状態が検査される。
この方法によれば、周縁露光ユニットの動作状態の検査のために表面が露光された基板を基板処理装置から取り出す必要がないので、基板処理装置の稼動停止時間を最小限にすることができる。また、基板の表面の周縁部における感光性膜が露光された領域を検出することにより、周縁露光ユニットの動作状態を検査することができる。そのため、検査作業員は外部の検査装置を用いて基板の表面を検査する必要がない。これらの結果、周縁露光ユニットの動作状態の検査を短時間で容易に実行することができる。
本発明によれば、周縁露光ユニットの動作状態の検査を短時間で容易に実行することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。 図1の塗布処理部、現像処理部および洗浄乾燥処理部の内部構成を示す模式的側面図である。 図1の熱処理部および洗浄乾燥処理部の内部構成を示す模式的側面図である。 エッジ露光部の一側面を模式的に示す図である。 エッジ露光部の他の側面を模式的に示す図である。 エッジ露光部の模式的平面図である。 周縁部画像データの作成方法について説明するための図である。 搬送部の内部構成を示す模式的側面図である。 動作状態検査工程における基板の搬送経路を示すブロック図である。 第1の実施の形態の変形例における基板の搬送経路を示すブロック図である。 第2の実施の形態における熱処理部および洗浄乾燥処理部の内部構成を示す模式的側面図である。 第2の実施の形態の動作状態検査工程における基板の搬送経路を示すブロック図である。 第3の実施の形態における熱処理部および洗浄乾燥処理部の内部構成を示す模式的側面図である。 第3の実施の形態の動作状態検査工程における基板の搬送経路を示すブロック図である。 第4の実施の形態の動作状態検査工程における基板の搬送経路を示すブロック図である。
[1]第1の実施の形態
(1)基板処理装置
以下、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置および基板処理方法について図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板またはフォトマスク用基板等をいう。また、本実施の形態で用いられる基板は、少なくとも一部が円形の外周部を有する。例えば、位置決め用のノッチを除く外周部が円形を有する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。図1および以降の所定の図には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。
図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロック11、塗布ブロック12、現像ブロック13、洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bを備える。洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bにより、インターフェイスブロック14が構成される。搬入搬出ブロック14Bに隣接するように露光装置15が配置される。
インデクサブロック11は、複数のキャリア載置部111および搬送部112を含む。各キャリア載置部111には、複数の基板Wを多段に収納するキャリア113が載置される。搬送部112には、メインコントローラ114および搬送機構115が設けられる。メインコントローラ114は、基板処理装置100の種々の構成要素を制御する。搬送機構115は、基板Wを保持しつつその基板Wを搬送する。
塗布ブロック12は、塗布処理部121、搬送部122および熱処理部123を含む。塗布処理部121および熱処理部123は、搬送部122を挟んで対向するように設けられる。搬送部122とインデクサブロック11との間には、基板Wが載置される基板載置部PASS1〜PASS4(図8参照)が設けられる。搬送部122には、基板Wを搬送する搬送機構127,128(図8参照)が設けられる。
現像ブロック13は、現像処理部131、搬送部132および熱処理部133を含む。現像処理部131および熱処理部133は、搬送部132を挟んで対向するように設けられる。搬送部132と搬送部122との間には、基板Wが載置される基板載置部PASS5〜PASS8(図8参照)が設けられる。搬送部132には、基板Wを搬送する搬送機構137,138(図8参照)が設けられる。
洗浄乾燥処理ブロック14Aは、洗浄乾燥処理部161,162および搬送部163を含む。洗浄乾燥処理部161,162は、搬送部163を挟んで対向するように設けられる。搬送部163には、搬送機構141,142が設けられる。
搬送部163と搬送部132との間には、載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2(図8参照)が設けられる。載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2は、複数の基板Wを収容可能に構成される。
また、搬送機構141,142の間において、搬入搬出ブロック14Bに隣接するように、基板載置部PASS9および後述の載置兼冷却部P−CP(図8参照)が設けられる。載置兼冷却部P−CPは、基板Wを冷却する機能(例えば、クーリングプレート)を備える。載置兼冷却部P−CPにおいて、基板Wが露光処理に適した温度に冷却される。搬入搬出ブロック14Bには、搬送機構146が設けられる。搬送機構146は、露光装置15に対する基板Wの搬入および搬出を行う。
(2)塗布処理部および現像処理部
図2は、図1の塗布処理部121、現像処理部131および洗浄乾燥処理部161の内部構成を示す模式的側面図である。図2に示すように、塗布処理部121には、塗布処理室21,22,23,24が階層的に設けられる。各塗布処理室21〜24には、塗布処理ユニット129が設けられる。現像処理部131には、現像処理室31,32,33,34が階層的に設けられる。各現像処理室31〜34には、現像処理ユニット139が設けられる。
図1および図2に示すように、各塗布処理ユニット129は、複数のスピンチャック25、複数のカップ27、複数の処理液ノズル28、ノズル搬送機構29および複数のエッジリンスノズル30を備える。本実施の形態においては、スピンチャック25、カップ27およびエッジリンスノズル30は、各塗布処理ユニット129に2つずつ設けられる。
各スピンチャック25は、基板Wを保持した状態で、図示しない駆動装置(例えば、電動モータ)により回転駆動される。カップ27はスピンチャック25の周囲を取り囲むように設けられる。
各処理液ノズル28には、図示しない処理液貯留部から処理液配管を通して後述する種々の処理液が供給される。基板Wに処理液が供給されない待機時には、各処理液ノズル28は待機位置に配置される。基板Wへの処理液の供給時には、待機位置に配置されたいずれかの処理液ノズル28がノズル搬送機構29により保持され、基板Wの上方に搬送される。
スピンチャック25が回転しつつ処理液ノズル28から処理液が吐出されることにより、回転する基板W上に処理液が塗布される。また、スピンチャック25が回転しつつエッジリンスノズル30から回転する基板Wの周縁部に向けてリンス液が吐出されることにより、基板Wに塗布された処理液の周縁部が溶解される。それにより、基板Wの周縁部の処理液が除去される。ここで、基板Wの周縁部とは、基板Wの表面において基板Wの外周部に沿った一定幅の領域をいう。
本実施の形態においては、図2の塗布処理室22,24の塗布処理ユニット129において、反射防止膜用の処理液(反射防止液)が処理液ノズル28から基板Wに供給される。塗布処理室21,23の塗布処理ユニット129において、レジスト膜用の処理液(レジスト液)が処理液ノズル28から基板Wに供給される。
図2に示すように、現像処理ユニット139は、塗布処理ユニット129と同様に、複数のスピンチャック35および複数のカップ37を備える。また、図1に示すように、現像処理ユニット139は、現像液を吐出する2つのスリットノズル38およびそれらのスリットノズル38をX方向に移動させる移動機構39を備える。
現像処理ユニット139においては、図示しない駆動装置によりスピンチャック35が回転される。それにより、基板Wが回転される。スリットノズル38が移動しつつ回転する各基板Wに現像液を供給する。これにより、基板W上のレジストカバー膜が除去されるとともに、基板Wの現像処理が行われる。
洗浄乾燥処理部161には、複数(本例では4つ)の洗浄乾燥処理ユニットSD1が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD1においては、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
(3)熱処理部
図3は、図1の熱処理部123,133および洗浄乾燥処理部162の内部構成を示す模式的側面図である。図3に示すように、熱処理部123は、上方に設けられる上段熱処理部301および下方に設けられる下段熱処理部302を有する。上段熱処理部301および下段熱処理部302には、複数の熱処理ユニットPHP、複数の密着強化処理ユニットPAHPおよび複数の冷却ユニットCPが設けられる。
熱処理部123の最上部には、ローカルコントローラLC1が設けられる。ローカルコントローラLC1は、図1のメインコントローラ114からの指令に基づいて、塗布処理部121、搬送部122および熱処理部123の動作を制御する。
熱処理ユニットPHPにおいては、基板Wの加熱処理および冷却処理が行われる。密着強化処理ユニットPAHPにおいては、基板Wと反射防止膜との密着性を向上させるための密着強化処理が行われる。具体的には、密着強化処理ユニットPAHPにおいて、基板WにHMDS(ヘキサメチルジシラサン)等の密着強化剤が塗布されるとともに、基板Wに加熱処理が行われる。冷却ユニットCPにおいては、基板Wの冷却処理が行われる。
熱処理部133は、上方に設けられる上段熱処理部303および下方に設けられる下段熱処理部304を有する。上段熱処理部303および下段熱処理部304には、冷却ユニットCP、複数の熱処理ユニットPHPおよびエッジ露光部EEWが設けられる。上段熱処理部303および下段熱処理部304の熱処理ユニットPHPは、洗浄乾燥処理ブロック14Aからの基板Wの搬入が可能に構成される。
熱処理部133の最上部には、ローカルコントローラLC2が設けられる。ローカルコントローラLC2は、図1のメインコントローラ114からの指令に基づいて、現像処理部131、搬送部132および熱処理部133の動作を制御する。
エッジ露光部EEWにおいては、基板Wの周縁部の露光処理(エッジ露光処理)が行われる。これにより、後の現像処理時に、基板Wの周縁部上のレジスト膜が除去される。その結果、現像処理後において、基板Wの周縁部が他の部分と接触した場合に、基板Wの周縁部上のレジスト膜が剥離してパーティクルとなることが防止される。
また、エッジ露光部EEWにおいては、基板Wの表面の状態検出処理が行われる。エッジ露光部EEWの動作状態検査処理においては、基板Wの周縁部の状態検出処理を行うことにより基板Wの周縁部におけるレジスト膜の除去幅を検査することができる。
洗浄乾燥処理部162には、複数(本例では5つ)の洗浄乾燥処理ユニットSD2が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD2においては、露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
(4)エッジ露光部
図4は、エッジ露光部EEWの一側面を模式的に示す図である。図5は、エッジ露光部EEWの他の側面を模式的に示す図である。図6は、エッジ露光部EEWの模式的平面図である。図4および図5に示すように、エッジ露光部EEWは、投光部510、投光部保持ユニット520、基板回転ユニット540および状態検出処理ユニット580を備える。
投光部510は、光ファイバケーブル等からなるライトガイドを介して図示しない後述の露光用光源と接続されている。これにより、投光部510はライトガイドを介して露光用光源より送られる光を基板Wの周縁部に照射する。以下、基板W上のレジスト膜を露光するために投光部510により基板Wに照射される光を露光用光と呼ぶ。投光部保持ユニット520は、投光部510をX方向およびY方向に移動可能に保持する。基板回転ユニット540は、基板Wを吸着保持するとともに、基板Wを回転させる。
図6に示すように、状態検出処理ユニット580は、照明部581、反射ミラー582およびCCD(電荷結合素子)ラインセンサ583を備える。照明部581は、Y方向に沿うように基板Wの上方に配置される。反射ミラー582は、照明部581と対向するように基板Wの上方に配置される。反射ミラー582の上方にCCDラインセンサ583が配置される。CCDラインセンサ583は、画素の配列方向がY方向に沿うように配置される。
照明部581から基板Wの表面の状態を検出するための帯状の光(以下、照明光と呼ぶ。)が発生される。照明光は、基板Wの表面に照射される。照射された照明光は、基板Wの表面で反射され、さらに反射ミラー582上で反射され、CCDラインセンサ583に投射される。CCDラインセンサ583の受光量分布は、基板Wの表面の反射光の明るさの分布に対応する。
ここで、基板Wの表面での反射光の明るさの分布は、基板Wの表面の状態によって異なる。具体的には、基板W上のレジスト膜の形成領域に応じて基板Wの表面での反射光の明るさの分布が異なる。本実施の形態では、CCDラインセンサ583の受光量分布に基づいて、基板Wの表面の状態検出処理が行われる。
このように、状態検出処理ユニット580をエッジ露光部EEW内に配置することにより、基板処理装置100の大型化およびフットプリントの増加を防止しつつ基板Wのエッジ露光処理および状態検出処理を行うことができる。
(5)基板の周縁部の状態検出処理
状態検出処理では、図5のエッジ露光部EEWのCCDラインセンサ583の受光量分布がローカルコントローラLC2を介してメインコントローラ114に与えられる。上記のように、CCDラインセンサ583の受光量分布は、基板Wの表面での反射光の明るさの分布に対応する。CCDラインセンサ583の受光量分布に基づいて、基板Wの表面の状態の検査が行われる。
基板Wの表面の状態に基づいてエッジ露光部EEWの動作状態が検査される。ここで、エッジ露光部EEWの動作状態は、基板回転ユニット540の回転中心に対する基板Wの中心のずれ、基板回転ユニット540に対する投光部510の位置のずれ、および投光部510により照射される光の幅を含む。
エッジ露光部EEWの動作状態検査処理においては、周縁部を除く表面にレジスト膜が形成された基板Wが図4の基板回転ユニット540に載置される。この状態で、基板Wが1回転することにより、基板Wの周縁部の全体に照明光が照射される。基板Wが1回転する期間に、CCDラインセンサ583の受光量分布が連続的にメインコントローラ114に与えられる。メインコントローラ114は、CCDラインセンサ583の受光量分布に基づいて、基板Wの周縁部の全体での反射光の明るさの分布を示す周縁部画像データを作成する。
図7は、周縁部画像データの作成方法について説明するための図である。図7(a),(b),(c)には、基板W上における照明光の照射状態が順に示され、図7(d),(e),(f)には、図7(a),(b),(c)の状態で作成される周縁部画像データがそれぞれ示される。なお、図7(a)〜(c)において、照明光が照射された基板W上の領域にハッチングが付される。また、図7(d)〜(f)においては、理解を容易にするために、周縁部画像データがその周縁部画像データに基づいて表示される画像の形態で表示される。
図7(a)〜(c)に示すように、基板W上の周縁部に継続的に照明光が照射されつつ基板Wが回転する。それにより、基板Wの周方向に連続的に照明光が照射される。基板Wが1回転すると、基板Wの周縁部の全体に照明光が照射される。基板Wが1回転する期間に連続的に得られるCCDラインセンサ583の受光量分布に基づいて、図7(d)〜(f)に示すように、矩形の周縁部画像データd1が作成される。
周縁部画像データd1の縦方向の位置は、CCDラインセンサ583の各画素の位置(基板Wの半径方向の位置)に対応し、周縁部画像データd1の横方向の位置は、基板Wの回転角度に対応する。この場合、周縁部画像データd1の縦方向の変化は、基板Wの周縁部の領域T1での基板Wの半径方向における反射光の明るさの分布を表わす。周縁部画像データd1の横方向の変化は、基板Wの周方向における基板Wの周縁部の領域T1での反射光の明るさの分布を表わす。
基板Wが1回転した時点で、基板Wの周縁部全体での反射光の明るさの分布が1つの矩形の周縁部画像データd1として得られる。周縁部画像データd1に基づいて基板Wの周縁部の画像(以下、周縁部画像と呼ぶ。)が表示される。周縁部画像データd1における基板Wの外周部EDGの位置からの距離に基づいて、基板Wの周縁部におけるレジスト膜の除去幅D1が検出される。除去幅D1が許容範囲内であるか否かを判定することにより、エッジ露光部EEWの動作状態検査を行うことができる。
(6)搬送部
図8は、搬送部122,132,163の内部構成を示す模式的側面図である。図8に示すように、搬送部122は、上段搬送室125および下段搬送室126を有する。搬送部132は、上段搬送室135および下段搬送室136を有する。上段搬送室125には搬送機構127が設けられ、下段搬送室126には搬送機構128が設けられる。また、上段搬送室135には搬送機構137が設けられ、下段搬送室136には搬送機構138が設けられる。
塗布処理室21,22(図2)と上段熱処理部301(図3)とは上段搬送室125を挟んで対向し、塗布処理室23,24(図2)と下段熱処理部302(図3)とは下段搬送室126を挟んで対向する。現像処理室31,32(図2)と上段熱処理部303(図3)とは上段搬送室135を挟んで対向し、現像処理室33,34(図2)と下段熱処理部304(図3)とは下段搬送室136を挟んで対向する。
搬送部112と上段搬送室125との間には、基板載置部PASS1,PASS2が設けられ、搬送部112と下段搬送室126との間には、基板載置部PASS3,PASS4が設けられる。上段搬送室125と上段搬送室135との間には、基板載置部PASS5,PASS6が設けられ、下段搬送室126と下段搬送室136との間には、基板載置部PASS7,PASS8が設けられる。
上段搬送室135と搬送部163との間には、載置兼バッファ部P−BF1が設けられ、下段搬送室136と搬送部163との間には載置兼バッファ部P−BF2が設けられる。搬送部163において搬入搬出ブロック14Bと隣接するように、基板載置部PASS9および複数の載置兼冷却部P−CPが設けられる。
載置兼バッファ部P−BF1は、搬送機構137および搬送機構141,142(図1)による基板Wの搬入および搬出が可能に構成される。載置兼バッファ部P−BF2は、搬送機構138および搬送機構141,142(図1)による基板Wの搬入および搬出が可能に構成される。また、基板載置部PASS9および載置兼冷却部P−CPは、搬送機構141,142(図1)および搬送機構146による基板Wの搬入および搬出が可能に構成される。
基板載置部PASS1および基板載置部PASS3には、インデクサブロック11から塗布ブロック12へ搬送される基板Wが載置され、基板載置部PASS2および基板載置部PASS4には、塗布ブロック12からインデクサブロック11へ搬送される基板Wが載置される。
基板載置部PASS5および基板載置部PASS7には、塗布ブロック12から現像ブロック13へ搬送される基板Wが載置され、基板載置部PASS6および基板載置部PASS8には、現像ブロック13から塗布ブロック12へ搬送される基板Wが載置される。
載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2には、現像ブロック13から洗浄乾燥処理ブロック14Aへ搬送される基板Wが載置される。載置兼冷却部P−CPには、洗浄乾燥処理ブロック14Aから搬入搬出ブロック14Bへ搬送される基板Wが載置される。基板載置部PASS9には、搬入搬出ブロック14Bから洗浄乾燥処理ブロック14Aへ搬送される基板Wが載置される。
搬送機構127は、塗布処理室21,22(図2)、基板載置部PASS1,PASS2,PASS5,PASS6(図8)および上段熱処理部301(図3)に対して基板Wの受け渡しを行う。搬送機構128は、塗布処理室23,24(図2)、基板載置部PASS3,PASS4,PASS7,PASS8(図8)および下段熱処理部302(図3)に対して基板Wの受け渡しを行う。
搬送機構137は、現像処理室31,32(図2)、基板載置部PASS5,PASS6(図8)、載置兼バッファ部P−BF1(図8)および上段熱処理部303(図3)に対して基板Wの受け渡しを行う。搬送機構138は、現像処理室33,34(図2)、基板載置部PASS7,PASS8(図8)、載置兼バッファ部P−BF2(図8)および下段熱処理部304(図3)に対して基板Wの受け渡しを行う。
(7)動作状態検査処理
図9は、動作状態検査工程における基板Wの搬送経路を示すブロック図である。本実施の形態の動作状態検査工程は第1の処理と第2の処理とを含み、第2の処理は第1の処理の後に行われる。図9においては、第1の処理における基板Wの搬送経路が実線の矢印で示され、第2の処理における基板Wの搬送経路が一点鎖線の矢印で示される。図1、図2、図3、図8および図9を参照しながら動作状態検査処理における各処理ブロックの動作を説明する。
(a)インデクサブロック
キャリア載置部111には、基板Wが収容されたキャリア113が載置される。キャリア載置部111には、第1の処理においては未処理の基板Wが収容され、第2の処理においては現像処理後の基板Wが収容される。搬送機構115(図8)は、キャリア113から基板Wを基板載置部PASS1,PASS3に搬送する。
基板載置部PASS2,PASS4には、第1の処理においては現像処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構115は、基板載置部PASS2,PASS4に載置された基板Wをキャリア113に搬送する。
(b)塗布ブロック
基板載置部PASS1には、第1の処理においては未処理の基板Wが載置され、第2の処理においては現像処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構127(図8)は、基板載置部PASS1の基板Wを熱処理部123の上段熱処理部301と塗布処理部121の塗布処理室21,22との間で搬送する。その後、搬送機構127は、基板Wを基板載置部PASS5に搬送する。
具体的には、搬送機構127は、基板載置部PASS1の基板Wを密着強化処理ユニットPAHP、冷却ユニットCPおよび塗布処理室22に順に搬送する。次に、搬送機構127は、塗布処理室22の基板Wを、熱処理ユニットPHP、冷却ユニットCP、塗布処理室21、熱処理ユニットPHPおよび基板載置部PASS5に順に搬送する。
この場合、密着強化処理ユニットPAHPにおいて、基板Wに密着強化処理が行われた後、冷却ユニットCPにおいて、反射防止膜の形成に適した温度に基板Wが冷却される。次に、塗布処理室22において、塗布処理ユニット129(図2)により基板W上に反射防止膜が形成される。続いて、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われた後、冷却ユニットCPにおいて、レジスト膜の形成に適した温度に基板Wが冷却される。次に、塗布処理室21において、塗布処理ユニット129(図2)により、基板W上にレジスト膜が形成される。その後、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、塗布処理後の基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
第2の処理においては、搬送機構127は、基板載置部PASS1の基板Wを基板載置部PASS5に搬送する。これにより、現像処理後の基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
基板載置部PASS6には、第1の処理においては現像処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構127は、基板載置部PASS6に載置された基板Wを基板載置部PASS2に搬送する。
基板載置部PASS3には、第1の処理においては未処理の基板Wが載置され、第2の処理においては現像処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構128(図8)は、基板載置部PASS3の基板Wを熱処理部123の下段熱処理部302と塗布処理部121の塗布処理室23,24との間で搬送する。その後、搬送機構128は、基板Wを基板載置部PASS7に搬送する。
具体的には、搬送機構128は、基板載置部PASS3の基板Wを密着強化処理ユニットPAHP、冷却ユニットCPおよび塗布処理室22に順に搬送する。次に、搬送機構128は、塗布処理室22の基板Wを、熱処理ユニットPHP、冷却ユニットCP、塗布処理室21、熱処理ユニットPHPおよび基板載置部PASS7に順に搬送する。塗布処理室23,24および下段熱処理部302における基板Wの処理内容は、塗布処理室21,22および上段熱処理部301における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。これにより、塗布処理後の基板Wが基板載置部PASS7に載置される。
第2の処理においては、搬送機構128は、基板載置部PASS3に載置された基板Wを基板載置部PASS7に搬送する。これにより、現像処理後の基板Wが基板載置部PASS7に載置される。
基板載置部PASS8には、第1の処理においては現像処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構128は、基板載置部PASS8に載置された基板Wを基板載置部PASS4に搬送する。
(c)現像ブロック
基板載置部PASS5には、第1の処理においては塗布処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては現像処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構137(図8)は、基板載置部PASS5の基板Wを熱処理部133の上段熱処理部303と現像処理部131の現像処理室31,32との間で搬送する。その後、搬送機構137は、基板Wを基板載置部PASS6に搬送する。
具体的には、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wをエッジ露光部EEWに搬送する。次に、搬送機構137は、エッジ露光部EEWの基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室31,32のいずれか一方、熱処理ユニットPHPおよび基板載置部PASS6に順に搬送する。
この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wにエッジ露光処理が行われる。次に、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31,32のいずれか一方において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。その後、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、現像処理後の基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
第2の処理においては、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wを上段熱処理部303のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS6に順に搬送する。この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wの状態検出処理が行われ、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
基板載置部PASS7には、第1の処理においては塗布処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては現像処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構138(図8)は、基板載置部PASS7の基板Wを熱処理部133の下段熱処理部304と現像処理部131の現像処理室33,34との間で搬送する。その後、搬送機構138は、基板Wを基板載置部PASS8に搬送する。
具体的には、搬送機構138は、基板載置部PASS7の基板Wをエッジ露光部EEWに搬送する。次に、搬送機構138は、エッジ露光部EEWの基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室33,34のいずれか一方、熱処理ユニットPHPおよび基板載置部PASS8に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、現像処理室31,32および上段熱処理部303における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。これにより、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS8に載置される。
第2の処理においては、搬送機構138は、基板載置部PASS7の基板Wを下段熱処理部304のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS8に順に搬送する。この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wの状態検出処理が行われ、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS8に載置される。
(8)基板処理
図1、図2、図3および図8を参照しながら基板処理を説明する。インデクサブロック11のキャリア載置部111(図1)には、未処理の基板Wが収容されたキャリア113が載置される。搬送機構115は、キャリア113から基板載置部PASS1,PASS3(図8)に未処理の基板Wを搬送する。また、搬送機構115は、基板載置部PASS2,PASS4(図8)に載置された処理済みの基板Wをキャリア113に搬送する。
塗布ブロック12において、搬送機構127(図8)は、基板載置部PASS1に載置された未処理の基板Wを密着強化処理ユニットPAHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)および塗布処理室22(図2)に順に搬送する。次に、搬送機構127は、塗布処理室22の基板Wを、熱処理ユニットPHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)、塗布処理室21(図2)、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS5(図8)に順に搬送する。また、搬送機構127は、基板載置部PASS6(図8)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部PASS2(図8)に搬送する。
搬送機構128(図8)は、基板載置部PASS3に載置された未処理の基板Wを密着強化処理ユニットPAHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)および塗布処理室24(図2)に順に搬送する。次に、搬送機構128は、塗布処理室24の基板Wを、熱処理ユニットPHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)、塗布処理室23(図2)、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS7(図8)に順に搬送する。また、搬送機構128(図8)は、基板載置部PASS8(図8)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部PASS4(図8)に搬送する。
基板処理時における塗布処理室21〜24、上段熱処理部301および下段熱処理部302の処理内容は、動作状態検査処理における塗布処理室21〜24、上段熱処理部301および下段熱処理部302の処理内容とそれぞれ同様である。
現像ブロック13において、搬送機構137(図8)は、基板載置部PASS5に載置されたレジスト膜形成後の基板Wをエッジ露光部EEW(図3)および載置兼バッファ部P−BF1(図8)に順に搬送する。この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wの状態検出処理およびエッジ露光処理が行われる。エッジ露光処理後の基板Wが載置兼バッファ部P−BF1に載置される。
また、搬送機構137(図8)は、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣接する熱処理ユニットPHP(図3)から露光処理後でかつ熱処理後の基板Wを取り出す。搬送機構137は、その基板Wを冷却ユニットCP(図3)、現像処理室31,32(図2)のいずれか一方、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS6(図8)に順に搬送する。
この場合、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31,32のいずれか一方において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。その後、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
搬送機構138(図8)は、基板載置部PASS7に載置されたレジスト膜形成後の基板Wをエッジ露光部EEW(図3)および載置兼バッファ部P−BF2(図8)に順に搬送する。
また、搬送機構138(図8)は、インターフェイスブロック14に隣接する熱処理ユニットPHP(図3)から露光処理後でかつ熱処理後の基板Wを取り出す。搬送機構138は、その基板Wを冷却ユニットCP(図3)、現像処理室33,34(図2)のいずれか一方、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS8(図8)に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、上記の現像処理室31,32および上段熱処理部303における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。
洗浄乾燥処理ブロック14Aにおいて、搬送機構141(図1)は、載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2(図8)に載置された基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD1(図2)および載置兼冷却部P−CP(図8)に順に搬送する。この場合、洗浄乾燥処理ユニットSD1において基板Wの洗浄および乾燥処理が行われた後、載置兼冷却部P−CPにおいて露光装置15(図1)による露光処理に適した温度に基板Wが冷却される。
搬送機構142(図1)は、基板載置部PASS9(図8)に載置された露光処理後の基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD2(図3)および上段熱処理部303または下段熱処理部304の熱処理ユニットPHP(図3)に順に搬送する。この場合、洗浄乾燥処理ユニットSD2において基板Wの洗浄および乾燥処理が行われた後、熱処理ユニットPHPにおいて露光後ベーク(PEB)処理が行われる。
搬入搬出ブロック14Bにおいて、搬送機構146(図1)は、載置兼冷却部P−CP(図8)に載置された露光処理前の基板Wを露光装置15の基板搬入部15a(図1)に搬送する。また、搬送機構146(図1)は、露光装置15の基板搬出部15b(図1)から露光処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS9(図8)に搬送する。
(9)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、エッジ露光部EEWの動作状態検査処理と基板処理とが選択的に実行される。動作状態検査処理時には、エッジ露光部EEWの動作状態の検査のために表面が露光された基板Wを基板処理装置100から取り出す必要がないので、基板処理装置100の稼動停止時間を最小限にすることができる。また、基板Wの表面の周縁部における感光性膜が露光された領域を検出することにより、エッジ露光部EEWの動作状態を検査することができる。そのため、検査作業員は外部の検査装置を用いて基板Wの表面を検査する必要がない。これらの結果、エッジ露光部EEWの動作状態の検査を短時間で容易に実行することができる。
基板処理時においては、露光装置15による基板Wの表面の露光前に、基板Wの表面の感光性膜の状態をエッジ露光部EEWにより検出することができる。これにより、基板処理装置100に検出部を追加することなく、基板処理時に基板Wの表面に形成された感光性膜が正常であるか否かを検出することができる。
また、動作状態検査処理の第1の処理時に、塗布処理ユニット129により基板Wの表面の周縁部の感光性膜が露光された後、現像処理ユニット139により基板Wの表面の感光性膜が現像される。動作状態検査処理の第2の処理時に、エッジ露光部EEWにより基板Wの表面の感光性膜の状態が検出される。
この構成によれば、動作状態検査処理時に、共通のエッジ露光部EEWを用いて簡単な制御により基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光と基板Wの表面の感光性膜の状態の検出とを適宜行うことができる。基板処理時に、共通のエッジ露光部EEWを用いて基板Wの表面の感光性膜の状態の検出と基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光とを順次行うことができる。これにより、基板処理装置100の大型化およびフットプリントの増加を防止することができる。
(10)変形例
本実施の形態においては、現像処理が動作状態検査工程の第1の処理時に行われるが、本発明はこれに限定されない。現像処理が動作状態検査工程の第2の処理時に行われてもよい。図10は、第1の実施の形態の変形例における基板Wの搬送経路を示すブロック図である。図10においては、第1の処理における基板Wの搬送経路が実線の矢印で示され、第2の処理における基板Wの搬送経路が一点鎖線の矢印で示される。図1、図2、図3、図8および図10を参照しながら動作状態検査処理における各処理ブロックの動作を説明する。
図10の動作状態検査工程においては、キャリア載置部111には、第1の処理においては未処理の基板Wが収容され、第2の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが収容される。搬送機構115(図8)は、キャリア113から基板Wを基板載置部PASS1,PASS3に搬送する。
基板載置部PASS2,PASS4には、第1の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構115は、基板載置部PASS2,PASS4に載置された基板Wをキャリア113に搬送する。
基板載置部PASS1には、第1の処理においては未処理の基板Wが載置され、第2の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構127(図8)は、基板載置部PASS1の基板Wを熱処理部123の上段熱処理部301と塗布処理部121の塗布処理室21,22との間で搬送する。その後、搬送機構127は、基板Wを基板載置部PASS5に搬送する。これにより、塗布処理後の基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
第2の処理においては、搬送機構127は、基板載置部PASS1の基板Wを基板載置部PASS5に搬送する。これにより、エッジ露光処理後の基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
基板載置部PASS6には、第1の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構127は、基板載置部PASS6に載置された基板Wを基板載置部PASS2に搬送する。
基板載置部PASS3には、第1の処理においては未処理の基板Wが載置され、第2の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構128(図8)は、基板載置部PASS3の基板Wを熱処理部123の下段熱処理部302と塗布処理部121の塗布処理室23,24との間で搬送する。その後、搬送機構128は、基板Wを基板載置部PASS7に搬送する。これにより、塗布処理後の基板Wが基板載置部PASS7に載置される。
第2の処理においては、搬送機構128は、基板載置部PASS3に載置された基板Wを基板載置部PASS7に搬送する。これにより、エッジ露光処理後の基板Wが基板載置部PASS7に載置される。
基板載置部PASS8には、第1の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置され、第2の処理においては状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構128は、基板載置部PASS8に載置された基板Wを基板載置部PASS4に搬送する。
基板載置部PASS5には、第1の処理においては塗布処理後の基板Wが載置され、第2の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構137(図8)は、基板載置部PASS5の基板Wを上段熱処理部303のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS6に順に搬送する。この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wのエッジ露光処理が行われ、エッジ露光処理後の基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
第2の処理においては、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wを熱処理部133の上段熱処理部303と現像処理部131の現像処理室31,32との間で搬送する。その後、搬送機構137は、基板Wを上段熱処理部303のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS6に順に搬送する。
具体的には、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wを冷却ユニットCP、現像処理室31,32のいずれか一方、熱処理ユニットPHP、エッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS6に順に搬送する。この場合、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31,32のいずれか一方において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。その後、熱処理ユニットPHPにおいて基板Wの熱処理が行われ、エッジ露光部EEWにおいて基板Wの状態検出処理が行われる。状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
基板載置部PASS7には、第1の処理においては塗布処理後の基板Wが載置され、第2の処理においてはエッジ露光処理後の基板Wが載置される。第1の処理においては、搬送機構138(図8)は、基板載置部PASS7の基板Wを下段熱処理部304のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS8に順に搬送する。この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wのエッジ露光処理が行われ、エッジ露光処理後の基板Wが基板載置部PASS8に載置される。
第2の処理においては、搬送機構138は、基板載置部PASS7の基板Wを熱処理部133の下段熱処理部304と現像処理部131の現像処理室33,34との間で搬送する。その後、搬送機構138は、基板Wを下段熱処理部304のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS8に順に搬送する。
具体的には、搬送機構138は、基板載置部PASS7の基板Wを冷却ユニットCP、現像処理室33,34のいずれか一方、熱処理ユニットPHP、エッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS8に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、現像処理室31,32および上段熱処理部303における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。これにより、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS8に載置される。
この構成によれば、動作状態検査処理の第1の処理時に、塗布処理ユニット129により基板Wの表面の周縁部の感光性膜が露光される。動作状態検査処理の第2の処理時に、現像処理ユニット139により基板Wの表面の感光性膜が現像された後、エッジ露光部EEWにより基板Wの表面の感光性膜の状態が検出される。
この場合、動作状態検査処理時に、共通のエッジ露光部EEWを用いて簡単な制御により基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光と基板Wの表面の感光性膜の状態の検出とを適宜行うことができる。基板処理時に、共通のエッジ露光部EEWを用いて基板Wの表面の感光性膜の状態の検出と基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光とを順次行うことができる。これにより、基板処理装置100の大型化およびフットプリントの増加を防止することができる。
[2]第2の実施の形態
(1)動作状態検査処理
以下、第2の実施の形態に係る基板処理装置100について、第1の実施の形態に係る基板処理装置100と異なる点を説明する。図11は、第2の実施の形態における熱処理部123,133および洗浄乾燥処理部162の内部構成を示す模式的側面図である。図11に示すように、本実施の形態における上段熱処理部303および下段熱処理部304の各々には、状態検出処理ユニット580がエッジ露光部EEWとは別体的に設けられる。
図12は、第2の実施の形態の動作状態検査工程における基板Wの搬送経路を示すブロック図である。図1、図2、図8、図11および図12を参照しながら動作状態検査処理における各処理ブロックの動作を説明する。
キャリア載置部111には、現像処理前の基板Wが収容されたキャリア113が載置される。搬送機構115(図8)は、キャリア113から現像処理前の基板Wを基板載置部PASS1,PASS3に搬送する。基板載置部PASS2,PASS4には、状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構115は、基板載置部PASS2,PASS4に載置された基板Wをキャリア113に搬送する。
基板載置部PASS1には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構127(図8)は、基板載置部PASS1の基板Wを熱処理部123の上段熱処理部301と塗布処理部121の塗布処理室21,22との間で搬送する。その後、搬送機構127は、基板Wを基板載置部PASS5に搬送する。これにより、レジスト膜が形成された基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
基板載置部PASS6には、状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構127は、基板載置部PASS6の基板Wを基板載置部PASS2に搬送する。これにより、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS2に載置される。
基板載置部PASS3には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構128(図8)は、基板載置部PASS3の基板Wを熱処理部123の下段熱処理部302と塗布処理部121の塗布処理室23,24との間で搬送する。その後、搬送機構128は、基板Wを基板載置部PASS7に搬送する。これにより、レジスト膜が形成された基板Wが基板載置部PASS7に載置される。
基板載置部PASS8には、状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構128は、基板載置部PASS8の基板Wを基板載置部PASS4に搬送する。これにより、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS4に載置される。
基板載置部PASS5には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構137(図8)は、基板載置部PASS5の基板Wを熱処理部133の上段熱処理部303と現像処理部131の現像処理室31,32のいずれか一方との間で搬送する。その後、搬送機構137は、基板Wを基板載置部PASS6に搬送する。
具体的には、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wをエッジ露光部EEWに搬送する。次に、搬送機構137は、エッジ露光部EEWの基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室31,32のいずれか一方、熱処理ユニットPHP、状態検出処理ユニット580および基板載置部PASS6に順に搬送する。
この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wにエッジ露光処理が行われる。次に、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31,32のいずれか一方において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。続いて、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われる。その後、状態検出処理ユニット580において、基板Wの状態検出処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
基板載置部PASS7には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構138(図8)は、基板載置部PASS7の基板Wを熱処理部133の下段熱処理部304と現像処理部131の現像処理室33,34のいずれか一方との間で搬送する。その後、搬送機構138は、基板Wを基板載置部PASS8に搬送する。
具体的には、搬送機構138は、基板載置部PASS7の基板Wをエッジ露光部EEWに搬送する。次に、搬送機構138は、エッジ露光部EEWの基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室33,34のいずれか一方、熱処理ユニットPHP、状態検出処理ユニット580および基板載置部PASS8に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、現像処理室31,32および上段熱処理部303における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。
(2)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、状態検出処理ユニット580とエッジ露光部EEWとは別体として設けられる。この場合、動作状態検査処理時と基板処理時とで状態検出処理ユニット580の制御およびエッジ露光部EEWの制御を変更する必要がない。これにより、基板処理装置100の制御を簡単化することができる。
[3]第3の実施の形態
(1)動作状態検査処理
以下、第3の実施の形態に係る基板処理装置100について、第2の実施の形態に係る基板処理装置100と異なる点を説明する。図13は、第3の実施の形態における熱処理部123,133および洗浄乾燥処理部162の内部構成を示す模式的側面図である。図13に示すように、本実施の形態における上段熱処理部303および下段熱処理部304の各々には、第1の実施の形態と同様のエッジ露光部EEWが2つ設けられる。本実施の形態においては、2つのエッジ露光部EEWをそれぞれエッジ露光部EEW1,EEW2と呼ぶ。
図14は、第3の実施の形態の動作状態検査工程における基板Wの搬送経路を示すブロック図である。図1、図2、図8、図13および図14を参照しながら動作状態検査処理における各処理ブロックの動作を説明する。
本実施の形態におけるインデクサブロック11および塗布ブロック12の動作は、第2の実施の形態におけるインデクサブロック11および塗布ブロック12の動作とそれぞれ同様である。
基板載置部PASS5には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構137(図8)は、基板載置部PASS5の基板Wを熱処理部133の上段熱処理部303と現像処理部131の現像処理室31,32のいずれか一方との間で搬送する。その後、搬送機構137は、基板Wを基板載置部PASS6に搬送する。
具体的には、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wをエッジ露光部EEW1に搬送する。次に、搬送機構137は、エッジ露光部EEW1の基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室31,32のいずれか一方、熱処理ユニットPHP、エッジ露光部EEW2および基板載置部PASS6に順に搬送する。
この場合、エッジ露光部EEW1において、基板Wにエッジ露光処理が行われる。次に、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31,32のいずれか一方において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。続いて、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われる。その後、エッジ露光部EEW2において、基板Wの状態検出処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
基板載置部PASS7には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構138(図8)は、基板載置部PASS7の基板Wを熱処理部133の下段熱処理部304と現像処理部131の現像処理室33,34のいずれか一方との間で搬送する。その後、搬送機構138は、基板Wを基板載置部PASS8に搬送する。
具体的には、搬送機構138は、基板載置部PASS7の基板Wをエッジ露光部EEW1に搬送する。次に、搬送機構138は、エッジ露光部EEW1の基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室33,34のいずれか一方、熱処理ユニットPHP、エッジ露光部EEW2および基板載置部PASS8に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、現像処理室31,32および上段熱処理部303における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。
(2)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、動作状態検査処理時に、一方のエッジ露光部EEWにより基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光を行い、他方のEEWにより基板Wの表面の感光性膜の状態の検出を行うことができる。基板処理時に、複数のエッジ露光部EEWにより並列的に基板Wの表面の感光性膜の状態の検出と基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光と順次行うことができる。これにより、基板処理時の基板Wの処理効率を向上させることができる。
[4]第4の実施の形態
(1)動作状態検査処理
以下、第4の実施の形態に係る基板処理装置100について、第1の実施の形態に係る基板処理装置100と異なる点を説明する。本実施の形態の動作状態検査処理においては、基板載置部PASS2,PASS3,PASS6,PASS7は用いられない。また、下段熱処理部302の密着強化処理ユニットPAHP、冷却ユニットCPおよび熱処理ユニットPHPならびに塗布処理室23,24は用いられない。さらに、下段熱処理部304の冷却ユニットCPおよび熱処理ユニットPHPならびに現像処理室33,34は用いられない。
図15は、第4の実施の形態の動作状態検査工程における基板Wの搬送経路を示すブロック図である。図1、図2、図3、図8および図15を参照しながら動作状態検査処理における各処理ブロックの動作を説明する。
キャリア載置部111には、現像処理前の基板Wが収容されたキャリア113が載置される。搬送機構115(図8)は、キャリア113から現像処理前の基板Wを基板載置部PASS1に搬送する。基板載置部PASS4には、状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構115は、基板載置部PASS4に載置された基板Wをキャリア113に搬送する。
基板載置部PASS1には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構127(図8)は、基板載置部PASS1の基板Wを熱処理部123の上段熱処理部301と塗布処理部121の塗布処理室21,22との間で搬送する。その後、搬送機構127は、基板Wを基板載置部PASS5に搬送する。これにより、レジスト膜が形成された基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
基板載置部PASS8には、状態検出処理後の基板Wが載置される。搬送機構128は、基板載置部PASS8の基板Wを基板載置部PASS4に搬送する。これにより、状態検出処理後の基板Wが基板載置部PASS4に載置される。
基板載置部PASS5には、現像処理前の基板Wが載置される。搬送機構137(図8)は、基板載置部PASS5の基板Wを熱処理部133の上段熱処理部303と現像処理部131の現像処理室31,32のいずれか一方との間で搬送する。その後、搬送機構137は、基板Wを載置兼バッファ部P−BF1に搬送する。
具体的には、搬送機構137は、基板載置部PASS5の基板Wをエッジ露光部EEWに搬送する。次に、搬送機構137は、エッジ露光部EEWの基板Wを、冷却ユニットCP、現像処理室31,32のいずれか一方および載置兼バッファ部P−BF1に順に搬送する。
載置兼バッファ部P−BF2には、現像処理後でかつ状態検出処理前の基板Wが載置される。搬送機構138(図8)は、載置兼バッファ部P−BF2の基板Wを熱処理部133の下段熱処理部304のエッジ露光部EEWおよび基板載置部PASS8に順に搬送する。
載置兼バッファ部P−BF1には、現像処理後でかつ状態検出処理前の基板Wが載置される。搬送機構141(図1)は、載置兼バッファ部P−BF1の基板Wを載置兼バッファ部P−BF2に搬送する。これにより、現像処理後でかつ状態検出処理前の基板Wが載置兼バッファ部P−BF2に載置される。
(2)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、動作状態検査処理時に、上段熱処理部303のエッジ露光部EEWにより基板Wの表面の周縁部の感光性膜が露光される。現像処理室31または現像処理室32の現像処理ユニット139により基板Wの表面の感光性膜が現像される。下段熱処理部304のエッジ露光部EEWにより基板Wの表面の感光性膜の状態が検出される。
これにより、動作状態検査処理時に、上段熱処理部303および下段熱処理部304の2つのエッジ露光部EEWを用いて簡単な制御により基板Wの表面の周縁部の感光性膜の露光および基板Wの表面の感光性膜の状態の検出を適宜行うことができる。
一方、基板処理時に、塗布処理室21〜24、上段熱処理部301,303、下段熱処理部302,304および現像処理室31〜34により並列的に基板Wの処理を行うことができる。これにより、基板処理時の基板Wの処理効率を向上させることができる。
[5]他の実施の形態
(1)第1、第2および第4の実施の形態においては、状態検出処理ユニット580はエッジ露光部EEW内に設けられるが、これに限定されない。状態検出処理ユニット580は、エッジ露光部EEWとは別体として設けられてもよい。
また、状態検出処理ユニット580として基板の表面状態を検査するマクロ検査装置が設けられてもよい。この場合、マクロ検査装置のCCDカメラにより基板Wの表面が撮像される。撮像された基板Wの表面の画像に基づいて、除去幅D1が算出される。
(2)上記実施の形態において、位置検出部としてCCDラインセンサ583が状態検出処理ユニット580に設けられるが、本発明はこれに限定されない。位置検出部として画素の配列方向がX方向およびY方向に沿うように配置された二次元状のセンサが状態検出処理ユニット580に設けられてもよい。ここで、位置検出部の検出領域が基板Wの寸法よりも大きい場合には、動作状態検査処理時に基板Wが回転されなくてもよい。
(3)上記実施の形態においては、エッジ露光部EEWが現像ブロック13に配置されるが、本発明はこれに限定されない。エッジ露光部EEWは、塗布ブロック12に配置されてもよい。この場合、塗布ブロック12内で塗布処理が行われた基板Wが基板載置部PASS5,PASS7に載置される前に基板Wにエッジ露光処理が行われる。また、第1の実施の形態においては、基板載置部PASS1,PASS3に載置された基板Wが基板載置部PASS5,PASS7に載置される前に基板Wの状態検出処理が行われる。第4の実施の形態においては、基板載置部PASS8に載置された基板Wが基板載置部PASS4に載置される前に基板Wの状態検出処理が行われる。
第3の実施の形態においては、エッジ露光部EEW1,EEW2の一方または両方が塗布ブロック12に配置されてもよい。エッジ露光部EEW1が塗布ブロック12に配置される場合、塗布ブロック12内で塗布処理が行われた基板Wが基板載置部PASS5,PASS7に載置される前に基板Wにエッジ露光処理が行われる。エッジ露光部EEW2が塗布ブロック12に配置される場合、基板載置部PASS6,PASS8に載置された基板Wが基板載置部PASS2,PASS4に載置される前に基板Wの状態検出処理が行われる。
(4)第2の実施の形態において、状態検出処理ユニット580が現像ブロック13に配置されるが、本発明はこれに限定されない。状態検出処理ユニット580は、塗布ブロック12に配置されてもよい。この場合、基板載置部PASS6,PASS8に基板Wが載置された基板Wが基板載置部PASS2,PASS4に載置される前に基板Wの状態検出処理が行われる。
(5)第4の実施の形態において、上段熱処理部303および現像処理室31,32により基板Wにエッジ露光処理、熱処理および現像処理が行われた後、下段熱処理部304により基板Wの状態検出処理が行われるが、本発明はこれに限定されない。上段熱処理部303により基板Wにエッジ露光処理が行われた後、下段熱処理部304および現像処理室33,34により基板Wに熱処理、現像処理および状態検出処理が行われてもよい。
(6)第4の実施の形態において、上段熱処理部301,303、塗布処理室21,22および現像処理室31,32により基板Wに熱処理、塗布処理、エッジ露光処理および現像処理が行われ、下段熱処理部304により基板Wの状態検出処理が行われるが、本発明はこれに限定されない。下段熱処理部302,304、塗布処理室23,24および現像処理室33,34により基板Wに熱処理、塗布処理、エッジ露光処理および現像処理が行われ、上段熱処理部303により基板Wの状態検出処理が行われてもよい。この場合、基板Wは、基板載置部PASS3,PASS7,載置兼バッファ部P−BF2,P−BF1および基板載置部PASS6,PASS2を通るように基板処理装置100内を搬送される。
[6]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記の実施の形態では、基板Wが基板の例であり、基板処理装置100が基板処理装置の例であり、塗布処理ユニット129が感光性膜形成ユニットの例であり、エッジ露光部EEWが周縁露光ユニットの例である。現像処理ユニット139が現像ユニットの例であり、状態検出処理ユニット580が検出ユニットの例であり、ローカルコントローラLC1,LC2が制御部の例であり、露光装置15が露光装置の例である。
搬送機構127,128,137,138,141が搬送機構の例であり、キャリア113が基板収納部の例であり、塗布処理室21,22、現像処理室31,32および上段熱処理部301,303が第1の基板処理ユニットの例である。塗布処理室23,24、現像処理室33,34および下段熱処理部302,304が第2の基板処理ユニットの例であり、基板回転ユニット540が回転保持部の例であり、CCDラインセンサ583が位置検出部の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の基板処理に有効に利用することができる。
11 インデクサブロック
12 塗布ブロック
13 現像ブロック
14 インターフェイスブロック
14A 洗浄乾燥処理ブロック
14B 搬入搬出ブロック
15 露光装置
21〜24 塗布処理室
25,35 スピンチャック
27,37 カップ
28 処理液ノズル
29 ノズル搬送機構
30 エッジリンスノズル
31〜34 現像処理室
38 スリットノズル
39 移動機構
100 基板処理装置
111 キャリア載置部
112,122,132 搬送部
113 キャリア
114 メインコントローラ
115,127,128,137,138,141,142,146 搬送機構
121 塗布処理部
123,133 熱処理部
125,135 上段搬送室
126,136 下段搬送室
129 塗布処理ユニット
131 現像処理部
139 現像処理ユニット
161,162 洗浄乾燥処理部
163 搬送部
301,303 上段熱処理部
302,304 下段熱処理部
510 投光部
520 投光部保持ユニット
540 基板回転ユニット
580 状態検出処理ユニット
581 照明部
582 反射ミラー
583 CCDラインセンサ
CP 冷却ユニット
d1 周縁部画像データ
D1 除去幅
EDG 外周部
EEW,EEW1,EEW2 エッジ露光部
LC1,LC2 ローカルコントローラ
PAHP 密着強化処理ユニット
PASS1〜PASS9 基板載置部
P−BF1,P−BF2 載置兼バッファ部
P−CP 載置兼冷却部
PHP 熱処理ユニット
SD1,SD2 洗浄乾燥処理ユニット
T1 領域
W 基板

Claims (12)

  1. 基板に処理を行う基板処理装置であって、
    基板の表面に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットと、
    基板の表面の周縁部を露光する周縁露光ユニットと、
    基板の表面の感光性膜を現像する現像ユニットと、
    基板の表面の状態を検出する検出ユニットと、
    前記周縁露光ユニットの検査モードと基板処理を行う処理モードとで選択的に制御動作を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検査モード時に、基板の表面に感光性膜が形成されるように前記感光性膜形成ユニットを制御し、前記感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように前記周縁露光ユニットを制御し、前記周縁露光ユニットにより露光された基板の表面の感光性膜を現像するように前記現像ユニットを制御し、前記現像ユニットにより現像された基板の表面の感光性膜の状態を検出するように前記検出ユニットを制御し、前記検出ユニットにより検出された基板の表面の感光性膜の状態に基づいて前記周縁露光ユニットの動作状態を検査する、基板処理装置。
  2. 基板の表面を露光する露光装置に隣接するように配置され、
    基板を搬送する搬送機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記処理モード時に、基板の表面に感光性膜が形成されるように前記感光性膜形成ユニットを制御し、前記感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の感光性膜の状態を検出するように前記検出ユニットを制御し、前記感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように前記周縁露光ユニットを制御し、前記周縁露光ユニットにより露光された基板を前記露光装置に搬送するとともに前記露光装置により表面が露光された基板を前記現像ユニットに搬送するように前記搬送機構を制御し、前記露光装置により露光された基板の表面の感光性膜を現像するように前記現像ユニットを制御する、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記検出ユニットは、前記周縁露光ユニット内に配置され、
    前記制御部は、
    前記検査モード時に、基板の表面の周縁部の感光性膜の露光と基板の表面の感光性膜の状態の検出とを選択的に行うように前記周縁露光ユニットを制御し、
    前記検査モード時に、基板の表面の感光性膜の状態の検出と基板の表面の周縁部の感光性膜の露光とを順次行うように前記周縁露光ユニットを制御する、請求項2記載の基板処理装置。
  4. 基板を収納する基板収納部をさらに備え、
    前記検査モードは、第1および第2の処理を含み、
    前記制御部は、
    前記第1の処理時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように前記周縁露光ユニットを制御するとともに、前記基板収納部に収納された基板を前記感光性膜形成ユニットに搬送し、前記感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記周縁露光ユニットに搬送し、前記周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を前記現像ユニットに搬送し、前記現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を前記基板収納部に搬送するように前記搬送機構を制御し、
    前記第2の処理時に、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように前記周縁露光ユニットを制御するとともに、前記第1の処理が行われかつ前記基板収納部に収納された基板を前記周縁露光ユニットに搬送し、前記周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態が検出された基板を前記基板収納部に搬送するように前記搬送機構を制御する、請求項3記載の基板処理装置。
  5. 基板を収納する基板収納部をさらに備え、
    前記検査モードは、第1および第2の処理を含み、
    前記制御部は、
    前記第1の処理時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように前記周縁露光ユニットを制御するとともに、前記基板収納部に収納された基板を前記感光性膜形成ユニットに搬送し、前記感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記周縁露光ユニットに搬送し、前記周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を前記基板収納部に搬送するように前記搬送機構を制御し、
    前記第2の処理時に、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように前記周縁露光ユニットを制御するとともに、前記第1の処理が行われかつ前記基板収納部に収納された基板を前記現像ユニットに搬送し、前記現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を前記周縁露光ユニットに搬送し、前記周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態が検出された基板を前記基板収納部に搬送するように前記搬送機構を制御する、請求項3記載の基板処理装置。
  6. 前記周縁露光ユニットは、複数設けられ、
    前記制御部は、前記検査モード時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように一の周縁露光ユニットを制御し、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように他の周縁露光ユニットを制御するとともに、前記感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記一の周縁露光ユニットに搬送し、前記一の周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を前記現像ユニットに搬送し、前記現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を前記他の周縁露光ユニットに搬送するように前記搬送機構を制御する、請求項3記載の基板処理装置。
  7. 前記検出ユニットと前記周縁露光ユニットとは別体として設けられ、
    前記制御部は、前記検査モード時に、前記感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記周縁露光ユニットに搬送し、前記周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を前記現像ユニットに搬送し、前記現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を前記検出ユニットに搬送するように前記搬送機構を制御する、請求項2記載の基板処理装置。
  8. 第1および第2の基板処理ユニットをさらに備え、
    前記第1の基板処理ユニットは、前記感光性膜形成ユニット、前記周縁露光ユニットおよび前記現像ユニットとして第1の感光性膜形成ユニット、第1の周縁露光ユニットおよび第1の現像ユニットをそれぞれ含み、
    前記第2の基板処理ユニットは、前記感光性膜形成ユニット、前記周縁露光ユニットおよび前記現像ユニットとして第2の感光性膜形成ユニット、第2の周縁露光ユニットおよび第2の現像ユニットをそれぞれ含み、
    前記制御部は、
    前記検査モード時に、基板の表面の周縁部の感光性膜を露光するように前記第1の周縁露光ユニットを制御し、基板の表面の感光性膜の状態を検出するように前記第2の周縁露光ユニットを制御するとともに、前記第1の感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記第1の周縁露光ユニットに搬送し、前記第1の周縁露光ユニットにより表面の周縁部の感光性膜が露光された基板を前記第1または第2の現像ユニットに搬送し、前記第1または第2の現像ユニットにより表面の感光性膜が現像された基板を前記第2の周縁露光ユニットに搬送するように前記搬送機構を制御し、
    前記処理モード時に、前記第1の感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記第1の周縁露光ユニットに搬送し、前記第1の周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態の検出と表面の周縁部の感光性膜の露光とが順次行われた基板を前記露光装置に搬送し、前記露光装置により表面が露光された基板を前記第1の現像ユニットに搬送するように前記搬送機構を制御するとともに、前記第2の感光性膜形成ユニットにより表面に感光性膜が形成された基板を前記第2の周縁露光ユニットに搬送し、前記第2の周縁露光ユニットにより表面の感光性膜の状態の検出と表面の周縁部の感光性膜の露光とが順次行われた基板を前記露光装置に搬送し、前記露光装置により表面が露光された基板を前記第2の現像ユニットに搬送するように前記搬送機構を制御する、請求項3記載の基板処理装置。
  9. 前記検出ユニットは、基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜が形成された部分を検出し、
    前記制御部は、前記検査モード時に、前記検出ユニットにより検出された基板の外周部の位置と基板の表面における感光性膜の外周部との位置に基づいて前記周縁露光ユニットの露光幅を算出する、請求項1〜8のいずれか記載の基板処理装置。
  10. 前記検出ユニットは、基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜の外周部との位置を示す画像データを生成し、
    前記制御部は、前記検出ユニットにより生成された画像データを処理することにより前記周縁露光ユニットの露光幅を算出する、請求項9記載の基板処理装置。
  11. 前記検出ユニットは、
    基板を水平姿勢で保持して回転させる回転保持部と、
    前記回転保持部により保持された基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜が形成された部分を検出する位置検出部とを含み、
    前記制御部は、前記回転保持部により保持された基板が少なくとも1回転するように前記回転保持部を制御し、
    前記位置検出部は、前記回転保持部により回転される基板の外周部の位置および基板の表面における感光性膜の外周部との位置を検出する、請求項9または10記載の基板処理装置。
  12. 基板に処理を行う基板処理方法であって、
    検査モード時に、基板の表面に感光性膜を感光性膜形成ユニットにより形成するステップと、
    前記検査モード時に、前記感光性膜形成ユニットにより形成された基板の表面の周縁部の感光性膜を周縁露光ユニットにより露光するステップと、
    前記検査モード時に、前記周縁露光ユニットにより露光された基板の表面の感光性膜を現像ユニットにより現像するステップと、
    前記検査モード時に、前記現像ユニットにより現像された基板の表面の感光性膜の状態を検出ユニットにより検出するステップと、
    前記検査モード時に、前記検出ユニットにより検出された基板の表面の感光性膜の状態に基づいて前記周縁露光ユニットの動作状態を検査するステップと、
    処理モード時に、基板処理を行うステップとを含み、
    検査モードと処理モードとが選択的に実行される、基板処理方法。
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