JP2017089498A - 油冷式スクリュ圧縮機の制御方法及び油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】油冷式スクリュ圧縮機1の圧縮機本体10内に形成された圧縮作用空間のうち,圧縮に使用する部分の長さである実効長Lを可変と成す,可変容量機構20を圧縮機本体10に設ける。そして,吸入制御装置50に設けた供給圧力設定手段52により設定された設定圧力Pαの変更に応じて可変容量機構20の動作を制御する作動手段30を設け,この作動手段30による可変容量機構20の制御によって,前記設定圧力Pαが所定値Pβを超える高圧設定の場合には前記実効長Lを短く,前記設定圧力Pαが所定値Pβ以下の低圧設定時には,前記実効長Lを長く変更する。
【選択図】図1
Description
ケーシング12内に形成したシリンダ13の内壁面と,前記シリンダ13内で相互に噛み合い回転するオス・メス一対のスクリュロータ11(11a,11b)の歯間によって形成される圧縮作用空間を備え,前記スクリュロータ11(11a,11b)の回転により吸入通路16を介して前記スクリュロータ11(11a,11b)の一端側より前記圧縮作用空間内に導入した被圧縮気体を,冷却油と共に圧縮して前記スクリュロータ11(11a,11b)の他端側で前記圧縮作用空間に連通する吐出通路18より気液混合流体として吐出する圧縮機本体10と,前記圧縮機本体10を駆動する駆動源40と,前記圧縮機本体10が吐出した気液混合流体を導入して圧縮気体と冷却油とに分離するレシーバタンク60と,消費側に対する圧縮気体の供給圧力Pγが設定圧力Pαを超えたときに前記圧縮機本体10の吸入口を絞り又は閉じ,前記設定圧力Pα以下に低下したときに前記圧縮機本体10の吸入口を開くことで,消費側に対する圧縮気体の供給圧力Pγを前記設定圧力Pαに近付ける制御を行う吸入制御装置50を備えた油冷式スクリュ圧縮機1において,
前記吸入制御装置50の前記設定圧力Pαを可変とし,
前記圧縮機本体10に設けた前記圧縮作用空間のうち,圧縮に使用する部分の長さである実効長Lを可変と成すと共に,
前記設定圧力Pαが所定値Pβを超える高圧設定時には前記実効長Lを短くして前記圧縮機本体10の吸気量を減少させ,前記設定圧力Pαが前記所定値Pβ以下の低圧設定時には,前記実効長Lを長く変更して前記圧縮機本体10の吸気量を増大させることを特徴とする(請求項1)。
前記高圧設定時に前記短実効長Lbを適用し,前記低圧設定時に前記長実効長Laを適用するものとしても良い(請求項2)。
前記高圧設定時における前記圧縮作用空間の実効長Lとして,前記供給圧力Pγが前記所定値Pβを超えた場合には前記短実効長Lbを適用し,前記供給圧力Pγが前記所定値Pβ以下の場合には前記長実効長Laを適用するように構成するものとしても良い(請求項4)。
前記低圧設定時,前記逃がし穴21を閉じて前記実効長Lを前記長実効長Laとし,前記高圧設定時,前記逃がし穴21を開いて前記実効長Lを前記短実効長Lbとするものとしても良い(請求項6)。
ケーシング12内に形成したシリンダ13の内壁面と,前記シリンダ13内で相互に噛み合い回転するオス・メス一対のスクリュロータ11(11a,11b)の歯間によって形成される圧縮作用空間を備え,前記スクリュロータ11(11a,11b)の回転により吸入通路16を介して前記スクリュロータ11(11a,11b)の一端側より前記圧縮作用空間内に導入した被圧縮気体を,冷却油と共に圧縮して前記スクリュロータ11(11a,11b)の他端側で前記圧縮作用空間と連通する吐出通路18を介して気液混合流体として吐出する圧縮機本体10と,前記圧縮機本体10を駆動する駆動源40と,前記圧縮機本体10が吐出した気液混合流体を導入して圧縮気体と冷却油とに分離するレシーバタンク60と,設定圧力Pαを可変とする供給圧力設定手段52を備え,消費側に対する圧縮気体の供給圧力Pγが前記設定圧力Pαを超えたときに前記圧縮機本体10の吸入口を絞り又は閉じ,前記設定圧力Pα以下に低下したときに前記圧縮機本体10の吸入口を開くことで,消費側に対する圧縮気体の供給圧力Pγを前記設定圧力Pαに近付ける制御を行う吸入制御装置50を備えた油冷式スクリュ圧縮機1において,
前記圧縮機本体10に設けた前記圧縮作用空間のうち,圧縮に使用する部分の長さである実効長Lを可変と成す可変容量機構20と,
前記供給圧力設定手段52における前記設定圧力Pαが所定値を超える高圧設定時には前記実効長Lを短くして前記圧縮機本体10の吸気量を減少させ,前記設定圧力Pαが前記所定値Pβ以下の低圧設定時には,前記実効長Lを長くして前記圧縮機本体10の吸気量を増大するよう,前記可変容量機構20を動作させる,作動手段30を備えることを特徴とする(請求項9)。
前記可変容量機構20が,前記圧縮作用空間の前記実効長Lを長実効長Laと,前記長実効長Laに対し相対的に短い短実効長Lbとで切替可能に構成されており,
前記作動手段30が,前記高圧設定時に前記短実効長Lbを適用し,前記低圧設定時に前記長実効長Laを適用するよう前記可変容量機構20を動作させるように構成することができる(請求項10)。
前記高圧設定時,前記供給圧力Pγに応じて,前記供給圧力Pγが前記所定値Pβを超えた場合には前記実効長Lを短くして前記圧縮機本体10の吸気量を減少させ,前記供給圧力Pγが前記所定値Pβ以下の場合には,前記実効長Lを長くして前記圧縮機本体10の吸気量を増大させるよう前記可変容量機構20を動作させるように構成することができる(請求項11)。
前記作動手段30が,前記高圧設定時,前記供給圧力Pγが前記所定値Pβを超えた場合に前記短実効長Lbを適用し,前記所定値Pβ以下の場合に前記長実効長Laを適用するよう前記可変容量機構20を動作させるように構成しても良い(請求項12)。
前記作動手段30が,前記低圧設定時,前記逃がし穴21を閉じて前記実効長Lを長実効長Laとし,前記高圧設定時,前記逃がし穴21を開いて前記実効長Lを短実効長Lbとするよう,前記逃がし弁23を制御するよう構成しても良い(請求項14)。
前記圧縮機本体10のケーシング12に形成されたピストン室231と,
該ピストン室231内を,前記逃がし穴21を閉じる前進位置と,前記逃がし穴21を開放する後退位置間で進退移動すると共に,前記後退位置に向けて付勢されたピストン232と,
作動油の導入によって前記後退位置にある前記ピストン232を,前記前進位置に移動させる閉弁受圧室233を備えた構成とし,
前記作動手段30を,
前記レシーバタンク60の油溜部と前記逃がし弁23の前記閉弁受圧室233間を連通する作動油流路31(給油配管32+分岐配管33)と,
前記作動油流路31を開閉する開閉弁34を備えた構成としても良い(請求項15)。
図1中の符号1は,本発明の油冷式スクリュ圧縮機を示し,この油冷式スクリュ圧縮機1は,圧縮機本体10と,この圧縮機本体10を駆動するモータやエンジン等の駆動源40,前記圧縮機本体10より冷却油との気液混合流体として吐出された圧縮気体が導入されるレシーバタンク60,及び,前記圧縮機本体10の吸入口を開閉する吸入弁51と,この吸入弁51をレシーバタンク60内の圧力に応じて開閉制御する制御機構(制御配管53,圧力調整弁54)を備えた,吸入制御装置50を備えている点では,図10(A)を参照して説明した従来の油冷式スクリュ圧縮機と基本構造を共通とする。
本発明の油冷式スクリュ圧縮機1に装備する前述の圧縮機本体10は,図1及び図3に示すようにオスのスクリュロータ11a及びメスのスクリュロータ11bから成る一対のスクリュロータ11と,前記スクリュロータ11を収容するシリンダ13が内部に形成されたケーシング12を備えている。
以上のように構成された圧縮機本体10には,スクリュロータ11(11a,11b)の歯間とシリンダ13の内壁面とによって形成された圧縮作用空間のうち,実際に圧縮に使用される部分の長さ(実効長L)を可変として,圧縮機本体10の吸気量を可変とする可変容量機構20を設けている。
このように,2つの給油流路237を設けた構成では,前述した窪みDに対する作動油の充填をより効率的に行うことができる。
以上で説明した可変容量機構20を備えた圧縮機本体10は,逃がし弁23に設けた閉弁受圧室233に対し作動油の導入がされていないとき,逃がし弁23のピストン232は,コイルスプリング234の付勢力によって後退位置に後退しており,これにより逃がし穴21が開くことで,圧縮作用空間は,逃がし穴21及び逃がし通路22を介して吸入通路16に連通する。
本発明の対象となる油冷式スクリュ圧縮機1の吸入制御装置50には,吸入制御装置50による吸入弁51の開閉動作の基準となる設定圧力Pαを可変とするための供給圧力設定手段52が設けられている。
以上で説明したように,圧縮機本体10に設けた可変容量機構20,図示の実施形態にあってはこのうちの逃がし弁23は,作動手段30によって開閉制御されることで,供給圧力設定手段52によって設定された圧力に応じ,圧縮機本体10の圧縮作用空間の実効長Lを変更することができるように構成されている。
この作動手段30が前記可変容量機構20を操作して行う圧縮作用空間の実効長Lの変更方法の具体例については,後掲の実施例において詳述する。
図1に示す実施例は,供給圧力設定手段52で設定した設定圧力Pαの変更に連動して圧縮機本体10の圧縮作用空間の実効長Lを変更する制御を実行する作動手段30として,設定された前記設定圧力Pαに応じて,該設定圧力Pαが所定値Pβを超える高圧設定の場合には前記実効長Lを短く,前記設定圧力Pαが所定値Pβ以下の低圧設定時には,前記実効長Lを長く変更する制御を行う作動手段30を設けている。
以上,図1を参照して説明した実施例1の油冷式スクリュ圧縮機1の構成では,供給圧力設定手段52として,設定圧力Pαを,高圧設定圧力Pα1と低圧設定圧力Pα2の2つの中から択一的に選択できるように構成すると共に,可変容量機構20が,圧縮作用空間の実効長Lとして長実効長Laと短実効長Lbの二種類間で切替できるようにし,作動手段30が,供給圧力設定手段52による設定圧力Pαが低圧設定圧力Pα2である場合には長実効長Laを,高圧設定圧力Pα1である場合には短実効長Lbを適用する制御を行うものとして説明した。
以上,図7を参照して説明した実施例2では,制御装置82が予め記憶した所定値Pβと,入力スイッチ81’によって設定した設定圧力Pαとを比較し,この比較結果に応じて電磁開閉弁35に制御信号を出力するものとして説明した。
以上で説明した実施例では,いずれも可変容量機構20として,圧縮機本体10の圧縮作用空間の実効長Lの選択を,「長」,「短」の二種類から選択する構成として説明したが,圧縮作用空間の実効長Lの選択は,二種類以上の実効長より選択できるようにしても良く,また,実効長Lを無段階に変更可能としても良く,この場合,上記実施例に気体の構成において逃がし弁23による逃がし穴21を開閉制御するだけでなく,逃がし穴21の開度を変更できるように構成するものとしても良い。
10 圧縮機本体
11 スクリュロータ
11a オスのスクリュロータ
11b メスのスクリュロータ
12 ケーシング
13 シリンダ
14,15 軸受
16 吸入通路
17 噴射孔
18 吐出通路
20 可変容量機構
21 逃がし穴
22 逃がし通路
23 逃がし弁
231 ピストン室
231a 細径部
231b スプリング収容部
231c 大径部
231d 段部
232 ピストン
232a 先端面
232b 円筒部
232c フランジ部
233 受圧室(閉弁受圧室)
234 コイルスプリング
235 端板
236 注油口
237 給油流路
238 Oリング
30 作動手段
31 作動油流路
32 給油配管
33 分岐配管
34 開閉弁(圧力調整弁)
35 開閉弁(電磁開閉弁)
38 圧力検知手段
40 駆動源
50 吸入制御装置
51 吸入弁
52 供給圧力設定手段
53 制御配管
54 圧力調整弁(高圧用)
55 バイパス配管
56 圧力調整弁(低圧用)
57 開閉弁(電磁開閉弁)
58 電空弁
60 レシーバタンク
61 セパレータ
72 オイルフィルタ
73 オイルクーラ
81 切替スイッチ
81’ 入力スイッチ
82 制御装置
a ロータの軸心
c 軸心(逃がし穴及びピストン室)
t 接線
p 接点
Pα 設定圧力
Pα1 高圧設定圧力
Pα2 低圧設定圧力
Pβ 所定値
Pγ 供給圧力
900 油冷式スクリュ圧縮機
910 圧縮機本体
919 噴射口
940 駆動源
950 吸入制御装置
951 吸入弁
953 制御流路
954,954a,954b,954c 圧力調整弁
958 切替用電磁弁
960 レシーバタンク
961 セパレータ
971 給油配管
972 オイルフィルタ
973 オイルクーラ
Claims (15)
- ケーシング内に形成したシリンダの内壁面と,前記シリンダ内で相互に噛み合い回転するオス・メス一対のスクリュロータの歯間によって形成される圧縮作用空間を備え,前記スクリュロータの回転により吸入通路を介して前記スクリュロータの一端側より前記圧縮作用空間内に導入した被圧縮気体を,冷却油と共に圧縮して前記スクリュロータの他端側で前記圧縮作用空間に連通する吐出通路より気液混合流体として吐出する圧縮機本体と,前記圧縮機本体を駆動する駆動源と,前記圧縮機本体が吐出した気液混合流体を導入して圧縮気体と冷却油とに分離するレシーバタンクと,消費側に対する圧縮気体の供給圧力が設定圧力を超えて上昇したときに前記圧縮機本体の吸入口を絞り又は閉じ,前記設定圧力以下に低下したときに前記圧縮機本体の吸入口を開くことで,消費側に対する圧縮気体の供給圧力を前記設定圧力に近付ける制御を行う吸入制御装置を備えた油冷式スクリュ圧縮機において,
前記吸入制御装置の前記設定圧力を可変とし,
前記圧縮機本体に設けた前記圧縮作用空間のうち,圧縮に使用する部分の長さである実効長を可変と成すと共に,
前記設定圧力が所定値を超える高圧設定時には前記実効長を短くして前記圧縮機本体の吸気量を減少させ,前記設定圧力が前記所定値以下の低圧設定時には,前記実効長を長く変更して前記圧縮機本体の吸気量を増大させることを特徴とする油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。 - 前記圧縮作用空間の前記実効長を,長実効長と,前記長実効長に対し相対的に短い短実効長とで切替可能とし,
前記高圧設定時に前記短実効長を適用し,前記低圧設定時に前記長実効長を適用することを特徴とする請求項1記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。 - 前記高圧設定時,前記供給圧力に応じて,前記供給圧力が前記所定値を超えた場合には前記実効長を短くして前記圧縮機本体の吸気量を減少させ,前記供給圧力が前記所定値以下の場合には,前記実効長を長くして前記圧縮機本体の吸気量を増大させることを特徴とする請求項1記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。
- 前記圧縮作用空間の前記実効長が,前記長実効長と,前記長実効長に対し相対的に短い短実効長とで切替可能であり,
前記高圧設定時における前記圧縮作用空間の実効長として,前記供給圧力が前記所定値を超えた場合には前記短実効長を適用し,前記供給圧力が前記所定値以下の場合には前記長実効長を適用することを特徴とする請求項3記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。 - 圧力検知手段によって検知したレシーバタンク内の圧力を前記供給圧力として前記実効長を変更することを特徴とする請求項3又は4記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。
- 吸入閉じ込み位置に対し前記吐出通路寄りで,且つ,前記吐出通路と連通する前の前記圧縮作用空間を前記吸入通路と連通させる逃がし穴を設け,前記逃がし穴を開閉することにより,前記圧縮作用空間の前記実効長と前記圧縮機本体の吸気量を可変と成すと共に,
前記低圧設定時,前記逃がし穴を閉じて前記実効長を長実効長とし,前記高圧設定時,前記逃がし穴を開いて前記実効長を前記短実効長とすることを特徴とする請求項2,4又は5いずれか1項記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。 - 前記供給圧力が前記所定値の状態で,且つ,前記実効長を前記長実効長として全負荷運転されている前記圧縮機本体の消費動力に対し,前記駆動源の定格出力が,同等,又は所定の余裕分上回ることとなるよう,前記所定値を設定したことを特徴とする請求項6記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。
- 前記長実効長における前記圧縮機本体の消費動力と,前記短実効長における前記圧縮機本体の消費動力が略同一で,且つ,前記消費動力の双方に対し,前記駆動源の定格出力が,同等,又は所定の余裕分上回ることとなるよう,前記所定値と前記実効長の組合せをそれぞれ設定したことを特徴とする請求項7記載の油冷式スクリュ圧縮機の制御方法。
- ケーシング内に形成したシリンダの内壁面と,前記シリンダ内で相互に噛み合い回転するオス・メス一対のスクリュロータの歯間によって形成される圧縮作用空間を備え,前記スクリュロータの回転により吸入通路を介して前記スクリュロータの一端側より前記圧縮作用空間内に導入した被圧縮気体を,冷却油と共に圧縮して前記スクリュロータの他端側で前記圧縮作用空間と連通する吐出通路を介して気液混合流体として吐出する圧縮機本体と,前記圧縮機本体を駆動する駆動源と,前記圧縮機本体が吐出した気液混合流体を導入して圧縮気体と冷却油とに分離するレシーバタンクと,設定圧力を可変とする供給圧力設定手段を備え,消費側に対する圧縮気体の供給圧力が前記設定圧力を超えたときに前記圧縮機本体の吸入口を絞り又は閉じ,前記設定圧力以下に低下したときに前記圧縮機本体の吸入口を開くことで,消費側に対する圧縮気体の供給圧力を前記設定圧力に近付ける制御を行う吸入制御装置を備えた油冷式スクリュ圧縮機において,
前記圧縮機本体に設けた前記圧縮作用空間のうち,圧縮に使用する部分の長さである実効長を可変と成す可変容量機構と,
前記供給圧力設定手段における前記設定圧力が所定値を超える高圧設定時には前記実効長を短くして前記圧縮機本体の吸気量を減少させ,前記設定圧力が前記所定値以下の低圧設定時には,前記実効長を長くして前記圧縮機本体の吸気量を増大するよう,前記可変容量機構を動作させる,作動手段を備えることを特徴とする油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記可変容量機構が,前記圧縮作用空間の前記実効長を長実効長と,前記長実効長に対し相対的に短い短実効長とで切替可能に構成されており,
前記作動手段が,前記高圧設定時に前記短実効長を適用し,前記低圧設定時に前記長実効長を適用するよう前記可変容量機構を動作させることを特徴とする請求項9記載の油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記作動手段が,
前記高圧設定時,前記供給圧力に応じて,前記供給圧力が前記所定値を超えた場合には前記実効長を短くして前記圧縮機本体の吸気量を減少させ,前記供給圧力が前記所定値以下の場合には,前記実効長を長くして前記圧縮機本体の吸気量を増大させるよう前記可変容量機構を動作させることを特徴とする請求項9記載の油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記可変容量機構が,前記圧縮作用空間の前記実効長を長実効長と,前記長実効長に対し相対的に短い短実効長とで切替可能に構成されており,
前記作動手段が,前記高圧設定時,前記供給圧力が前記所定値を超えた場合に前記短実効長を適用し,前記所定値以下の場合に前記長実効長を適用するよう前記可変容量機構を動作させることを特徴とする請求項11記載の油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記作動手段が,前記レシーバタンク内の圧力を検知する圧力検知手段を備え,該圧力検知手段が検知した圧力を前記供給圧力として,前記実効長を変更するよう前記可変容量機構を動作させることを特徴とする請求項11記載の油冷式スクリュ圧縮機。
- 前記可変容量機構が,吸入閉じ込み位置に対し前記吐出通路寄りで,且つ,前記吐出通路と連通する前の前記圧縮作用空間を前記吸入通路と連通させる逃がし穴と,前記逃がし穴を開閉する逃がし弁を備え,
前記作動手段が,前記低圧設定時に前記逃がし穴を閉じて前記実効長を長実効長とし,前記高圧設定時,前記逃がし穴を開いて前記実効長を前記短実効長とするよう,前記逃がし弁を制御することを特徴とする請求項10,12又は13いずれか1項記載の油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記逃がし弁が,
前記圧縮機本体のケーシングに形成されたピストン室と,
該ピストン室内を,前記逃がし穴を閉じる前進位置と,前記逃がし穴を開放する後退位置間で進退移動すると共に,前記後退位置に向けて付勢されたピストンと,
作動油の導入によって前記後退位置にある前記ピストンを,前記前進位置に移動させる閉弁受圧室を備え,
前記作動手段が,
前記レシーバタンクの油溜部と前記逃がし弁の前記閉弁受圧室間を連通する作動油流路と,
前記作動油流路を開閉する開閉弁を備えること特徴とする請求項14記載の油冷式スクリュ圧縮機。
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