JP2017087894A - ワイパモータ及びワイパユニット - Google Patents

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正祥 川添
Masanaga Kawazoe
正祥 川添
則幸 鈴木
Noriyuki Suzuki
則幸 鈴木
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Abstract

【課題】減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)してしまうことを抑えることができるワイパモータを提供すること。【解決手段】ワイパモータMは、モータ本体21と、モータ本体21に固定されたギヤハウジング23及び該ギヤハウジング23から突出した出力軸24を有する減速部22と、ギヤハウジング23に固定されたギヤハウジング固定部32、及び車体に対して固定するための車体固定部33を有する板状のブラケット31とを備える。ブラケット31におけるギヤハウジング固定部32と車体固定部33とは、出力軸24の軸線L1と直交する平面に対して90°傾いた第1平面34aを有する連結部34を介して連結される。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイパモータ及びワイパユニットに関するものである。
従来から車両にはワイパモータを含むワイパユニットが備えられている。このワイパモータとしては、モータ本体と、モータ本体に固定されたギヤハウジング及び該ギヤハウジングから突出した出力軸を有する減速部と、ギヤハウジングに固定されたギヤハウジング固定部及び車体に対してワイパモータを固定するための車体固定部を有する板状のブラケットとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、このワイパモータは、ギヤハウジングが棒状部材に固定され、該棒状部材の両端部に固定されたピボットホルダが車体に固定されることと、ブラケットの車体固定部が車体に固定されることによって、車体に対して3点支持される。
特許第3729384号公報
ところで、上記したワイパモータのブラケットは、全体が前記出力軸の軸線と直交する平面に略沿った平板形状であるため、出力軸の軸線方向には撓み易く、ひいては減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)し易いという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)してしまうことを抑えることができるワイパモータ及びワイパユニットを提供することにある。
上記課題を解決するワイパモータは、モータ本体と、前記モータ本体に固定されたギヤハウジング及び該ギヤハウジングから突出した出力軸を有する減速部と、前記ギヤハウジングに固定されたギヤハウジング固定部、及び車体に対して固定するための車体固定部を有する板状のブラケットとを備えたワイパモータであって、前記ブラケットにおける前記ギヤハウジング固定部と前記車体固定部とは、前記出力軸の軸線と直交する平面に対して45°以上傾いた第1平面を有する連結部を介して連結されている。
同構成によれば、ブラケットにおけるギヤハウジング固定部と車体固定部とは、出力軸の軸線と直交する平面に対して45°以上傾いた第1平面を有する連結部を介して連結されているため、車体固定部が車体に対して固定された状態では、減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)してしまうことを抑えることができる。即ち、ギヤハウジング固定部と車体固定部とを連結する連結部は、出力軸の軸線と直交する平面に対して45°以上傾いた第1平面を有する構成であるため、出力軸の軸線方向には撓み難くなり、ひいては減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)することを抑制する。
上記ワイパモータであって、前記車体固定部は、前記連結部の前記第1平面と連続した第2平面を有し、該第2平面を貫通する締結部材によって車体に対して固定可能とされることが好ましい。
同構成によれば、前記車体固定部は、連結部の第1平面と連続した第2平面を有し、その第2平面を貫通する締結部材によって車体に対して固定可能とされるため、車体固定部が車体に対して固定された状態では、減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)してしまうことをより抑えることができる。
上記ワイパモータであって、前記ギヤハウジング固定部は、その平面が前記ギヤハウジングにおける前記出力軸が突出する側の面と対向し、前記出力軸の軸線方向から見て、前記出力軸よりも前記車体固定部が設けられた側で前記ギヤハウジングに固定されることが好ましい。
同構成によれば、ギヤハウジング固定部は、その平面がギヤハウジングにおける出力軸が突出する側の面と対向し、出力軸の軸線方向から見て、出力軸よりも車体固定部が設けられた側でギヤハウジングに固定されるため、例えば出力軸を避けながら車体固定部とは反対側に延びるような複雑な形状とする必要がない。
上記ワイパモータであって、前記ギヤハウジングは、車体に対して固定される棒状部材に固定可能とされ、前記ギヤハウジング固定部は、前記ギヤハウジングを前記棒状部材に固定するための締結部材によって前記ギヤハウジングに固定可能な固定片を有することが好ましい。
同構成によれば、ギヤハウジングは、車体に対して固定される棒状部材に固定可能とされ、ギヤハウジング固定部は、ギヤハウジングを棒状部材に固定するための締結部材によってギヤハウジングに固定可能な固定片を有するため、例えば、固定片を有していないものに比べて、締結部材の数を低減できるとともに組み付け工数を低減することができる。
上記課題を解決するワイパユニットは、上記ワイパモータと、前記ギヤハウジングが固定された棒状部材と、前記棒状部材の両端部に固定され、ワイパが連結されるピボット軸を保持し、前記車体に対して固定するためのホルダ車体固定部を有するピボットホルダとを備えたワイパユニットであって、前記ブラケットの前記車体固定部は、一対の前記ホルダ車体固定部に対して前記出力軸の軸線方向に離間して配置されるとともに、前記ギヤハウジングにおける前記出力軸が突出する側の面とは反対側の面よりも前記出力軸の反突出方向側の位置に配置される。
同構成によれば、車体固定部は、一対のホルダ車体固定部に対して出力軸の軸線方向に離間して配置されるとともに、ギヤハウジングにおける出力軸が突出する側の面とは反対側の面よりも出力軸の反突出方向側の位置に配置されるため、3点を結ぶ三角形状が出力軸の軸線方向に対して垂直な水平的な配置で固定されるものに比べて、減速部及びモータ本体を出力軸の軸線方向に対して強固に固定することができる。
本発明のワイパモータ及びワイパユニットでは、減速部及びモータ本体が出力軸の軸線に沿った方向に変位(振動)してしまうことを抑えることができる。
一実施形態におけるワイパユニットの斜視図。 一実施形態におけるワイパユニットの一部側面図。 一実施形態におけるブラケットの斜視図。 一実施形態におけるブラケットの斜視図。 一実施形態におけるブラケットの斜視図。 別例におけるワイパユニットの一部平面図。 別例におけるモータ本体及び減速部の平面図。 図6におけるA−A線に沿った断面図。 別例におけるワイパユニットの一部平面図。 別例におけるモータ本体及び減速部の平面図。 別例におけるワイパモータの側面図。
以下、車両用のワイパユニットの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、ワイパユニットは、2つのピボットホルダ11と、棒状部材としてのパイプ状のフレーム部材12と、ワイパモータMと、2つのリンクロッドR1,R2とを備える。
フレーム部材12の長手方向中間部には、ワイパモータMが固定され、フレーム部材12の両端部には、それぞれピボットホルダ11がカシメ等により固定されている。ピボットホルダ11は、図示しないワイパが連結されるピボット軸13を保持する略円筒状のホルダ部11aと、ホルダ部11aの外周部の一部から径方向外方に延出したホルダ車体固定部11bと、ホルダ部11aの外周部の一部であって前記ホルダ車体固定部11bとは反対側から延出したフレーム固定部11cとを有する。ホルダ車体固定部11bは、前記ピボット軸13の軸方向と略平行な方向に貫通する固定孔11dを有し、該固定孔11dを貫通するボルト等によって車体に対して固定されることになる。また、各フレーム固定部11cは、パイプ状のフレーム部材12の両端部に内嵌されてフレーム部材12の外側からカシメられて固定されている。また、各ピボット軸13には、それぞれその軸直交方向に延びるピボットレバー13aが固定されている。
ワイパモータMは、モータ本体21と、減速部22とを備える。モータ本体21は、外部電源からの駆動電流の供給により内部の図示しないロータを回転駆動する。減速部22は、モータ本体21に固定されたギヤハウジング23と、ギヤハウジング23の内部に設けられ前記ロータの回転を減速する図示しないウォーム減速機等の減速機構と、該減速機構と連結されギヤハウジング23から突出する出力軸24とを有する。尚、出力軸24の軸線L1は前記ピボット軸13の軸線と略平行な方向に設定され、本実施形態では出力軸24及びピボット軸13の突出する方向を上方とする。
ギヤハウジング23は、前記出力軸24の軸線L1と直交する方向であって且つモータ本体21のロータの軸線L2と直交する方向(言い換えれば、ギヤハウジング23に収容されたウォーム減速機のウォームが配置された側とは反対側)の側面に一対の取付脚23aを有し、それら取付脚23aが前記フレーム部材12にボルト及びナットにて締結固定されている。
出力軸24の先端部には、平板状のレバー25の基端部が固定され、該レバー25の先端部には、リンクロッドR1,R2の各一端が連結されている。そして、一方のリンクロッドR1の他端は、一方の前記ピボットレバー13aの先端部に連結され、他方のリンクロッドR2の他端は、他方の前記ピボットレバー13aの先端部に連結されている。尚、リンクロッドR1,R2の各端部は、それぞれボールジョイントを介して駆動連結されている。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態のワイパモータMは、金属製で板状のブラケット31を備えている。ブラケット31は、ギヤハウジング23に固定されたギヤハウジング固定部32及び車体S(図2参照)に対して固定するための車体固定部33を有する。また、本実施形態のブラケット31における前記ギヤハウジング固定部32と前記車体固定部33とは、出力軸24の軸線L1と直交する平面に対して45°以上であって、本実施形態では90°傾いた第1平面34aを有する連結部34を介して連結されている。
詳しくは、図1〜図5に示すように、ギヤハウジング固定部32は、略四角形に形成されている。また、図3〜図5に示すように、ギヤハウジング固定部32は、板厚方向に貫通した3つの締結固定部32aを有している。一方、図2に示すように、ギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bには、出力軸24の突出する方向と同方向に突出する3つの固定柱23cが形成されている。各固定柱23cは、出力軸24の軸線方向から見て、出力軸24に対して取付脚23aとは反対側(以下、単に反取付脚側という)、言い換えれば、出力軸24に対してギヤハウジング23のウォームが配置される側に設けられている。各固定柱23cには先端側に開口した雌ねじ23dが形成されている。そして、ギヤハウジング固定部32は、前記締結固定部32aを貫通して雌ねじ23dに螺合されるねじ35によってギヤハウジング23に締結固定されている。即ち、ギヤハウジング固定部32は、その平面がギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bと対向し、出力軸24の軸線L1方向から見て、反取付脚側であって、出力軸24よりも自身の車体固定部33が設けられた側でギヤハウジング23に固定されている。
そして、前記連結部34は、ギヤハウジング固定部32におけるモータ本体21に近い側の端部の反取付脚側から90°屈曲した屈曲部36を介して下方の斜め反取付脚側に延びて設けられている。
また、図3に示すように、前記車体固定部33は、前記連結部34の第1平面34aと連続した第2平面33aを有し、ゴムブッシュ37(図4及び図5参照)を装着可能な切り欠き孔33bを有している。そして、図2に示すように、ゴムブッシュ37が装着された車体固定部33は、その第2平面33a及びゴムブッシュ37を貫通する締結部材としてのボルト38によって車体Sに対して固定されることになる。なお、本実施形態の車体固定部33は、一対の前記ホルダ車体固定部11bに対して前記出力軸24の軸線L1方向に離間して配置(詳しくは、一対のホルダ車体固定部11bの固定孔11dを結ぶ直線に対して出力軸24の軸線L1方向に離間して配置)されるとともに、ギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bの反対側の面23e(図2参照)よりも下方側(出力軸24の反突出方向側)の位置に配置されている。これにより、一対のホルダ車体固定部11bの各固定孔11dと車体固定部33の切り欠き孔33bとの3点を結ぶ三角形状が、一対のホルダ車体固定部11bの固定孔11dを結ぶ直線を含み出力軸24の軸線L1に垂直な平面に平行な水平的な配置で固定されるものに比べて、上記三角形状の1点を構成する車体固定部33の切り欠き孔33bが一対のホルダ車体固定部11bの固定孔11dを結ぶ直線に対して出力軸24の軸線L1方向下方に配置された構成とされている。また、本実施形態のギヤハウジング固定部32及び連結部34には、それぞれ一対の平行な凹凸部39,40が形成されている。凹凸部39,40は、単純な平坦面のみの板状に比べて強度を高くするためのものであって、プレス加工にて形成されたものである。
次に、上記のように構成されたワイパユニットの作用について説明する。
例えば、運転席に設けられたワイパスイッチが操作されると、モータ本体21に駆動電流が供給され、出力軸24及びレバー25が回転駆動される。すると、その動力がリンクロッドR1,R2を介して各ピボットレバー13aに伝達され、各ピボットレバー13aが往復揺動することで各ピボット軸13が回動され、各ピボット軸13に固定されたワイパが同期して往復揺動し、払拭動作が行われる。
次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ブラケット31におけるギヤハウジング固定部32と車体固定部33とは、出力軸24の軸線L1と直交する平面に対して45°以上であって、本実施形態では90°傾いた第1平面34aを有する連結部34を介して連結されている。よって、車体固定部33が車体Sに対して固定された状態では、減速部22及びモータ本体21が出力軸24の軸線L1に沿った方向に変位(振動)してしまうことを抑えることができる。即ち、連結部34は、出力軸24の軸線L1と直交する平面に対して45°以上傾いた第1平面34aを有する構成であるため、第1平面34aの板面方向が出力軸24の軸線L1方向と近くなるために撓み難くなり、ひいては減速部22及びモータ本体21が出力軸24の軸線L1に沿った方向に変位(振動)することを抑制する。
(2)車体固定部33は、連結部34の第1平面34aと連続した第2平面33aを有し、その第2平面33aを貫通するボルト38によって車体Sに対して固定可能とされるため、車体固定部33が車体Sに対して固定された状態では、減速部22及びモータ本体21が出力軸24の軸線L1に沿った方向に変位(振動)してしまうことをより抑えることができる。
(3)ギヤハウジング固定部32は、その平面がギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bと対向し、出力軸24の軸線L1方向から見て、反取付脚側であって、出力軸24よりも自身の車体固定部33が設けられた側でギヤハウジング23に固定される。よって、ブラケット31は、例えば、出力軸24を避けながら車体固定部33とは反対側(取付脚23a側)に延びるような複雑な形状とする必要がない。
(4)車体固定部33は、一対のホルダ車体固定部11bに対して出力軸24の軸線L1方向に離間して配置されるとともに、ギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bの反対側の面23eよりも下方側(出力軸24の反突出方向側)の位置に配置されている。よって、一対のホルダ車体固定部11bの各固定孔11dと車体固定部33の切り欠き孔33bの3点を結ぶ三角形状が出力軸24の軸線L1方向に対して垂直な水平的な配置で固定されるものに比べて、上記三角形状の1点を構成する車体固定部33の切り欠き孔33bが一対のホルダ車体固定部11bの固定孔11dを結ぶ直線に対して出力軸24の軸線L1方向下方に配置されることで、減速部22及びモータ本体21を出力軸24の軸線L1方向に対して強固に固定することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ギヤハウジング固定部32は、板厚方向に貫通した3つの締結固定部32aを有し、各締結固定部32aを貫通してギヤハウジング23の雌ねじ23dに螺合される3つのねじ35によってギヤハウジング23に固定されるとしたが、他の構成で固定されるものとしてもよい。
例えば、図6〜図8に示すように、変更してもよい。この例のギヤハウジング41は、棒状部材としてパイプ状のフレーム部材42の外周面と約180°の範囲に亘って当接する一対の取付脚41aを有する。また、図7に示すように、ギヤハウジング41における出力軸24が突出する側の面41bには、出力軸24の突出する方向と同方向に突出する1つの固定柱41cが形成されている。固定柱41cは、出力軸24の軸線方向から見て、出力軸24に対して取付脚41aとは反対側(反取付脚側)に設けられている。固定柱41cには先端側に開口した雌ねじ41dが形成されている。
そして、この例のブラケット43におけるギヤハウジング固定部44は、ギヤハウジング41をフレーム部材42に固定するための締結部材としてのボルト45によってギヤハウジング41に対して固定可能な固定片44aを有している。詳しくは、ギヤハウジング固定部44は、前記固定柱41cと対応した位置に板厚方向に貫通した1つの締結固定部44bを有する。そして、ギヤハウジング固定部44は、前記締結固定部44bを貫通して雌ねじ41dに螺合されるねじ46によってギヤハウジング41に1点が固定(支持)されている。また、ギヤハウジング固定部44は、出力軸24を挟むように取付脚41a側に延びる一対の延設部44cと、該延設部44cの先端から湾曲して延びて前記取付脚41aとでフレーム部材42を挟みつつ該フレーム部材42の外周面と約135°の範囲に亘って当接する前記固定片44aとを有する。そして、図8に示すように、ボルト45が固定片44a及びフレーム部材42を貫通して、ギヤハウジング41のナット収容部41eに収容されたナット47に螺合されることで、ギヤハウジング41がフレーム部材42に締結固定されるとともに、固定片44aがフレーム部材42及びギヤハウジング41に対して締結固定されている。これにより、ギヤハウジング固定部32は、ギヤハウジング41(フレーム部材42)に対して3点支持されている。
このようにすると、例えば、固定片44aを有していないもの(上記実施形態のブラケット31)に比べて、ねじの数を低減できるとともに組み付け工数を低減することができる。また、この例では、固定片44aがボルト45の頭部とフレーム部材42との間に介在されるワッシャの機能も有しており、別体のワッシャを利用する構成に比べて、ワッシャの数も低減することができる。
また、例えば、図9〜図11に示すように、変更してもよい。上記実施形態及び別例では、特に言及していないが、ギヤハウジング51には、車体に支持可能なゴム支持部材52が突出して設けられている。図10に示すように、ゴム支持部材52は、弾性体(ゴム材)よりなり、ギヤハウジング51と一体(一体成形)の支持柱51aに固定されている。ゴム支持部材52(支持柱51a)は、ギヤハウジング51をフレーム部材42に固定するための取付脚51bとは反対側(反取付脚側)の面から突出している。また、ゴム支持部材52は、その突出方向の中間部に直径が小さい括れ部52aを有している。また、ギヤハウジング51における出力軸24が突出する側の面51cには、出力軸24の突出する方向と同方向に突出する2つの固定柱51dが形成されている。固定柱51dは、出力軸24の軸線方向から見て、出力軸24よりも反取付脚側に設けられている。固定柱51dには先端側に開口した雌ねじ51eが形成されている。
そして、この例のブラケット53のギヤハウジング固定部54は、一部がゴム支持部材52に支持されつつギヤハウジング51に固定されている。詳しくは、ギヤハウジング固定部54は、各固定柱51dと対応した位置に板厚方向に貫通した締結固定部54aを有する。そして、ギヤハウジング固定部54は、前記締結固定部54aを貫通して雌ねじ51eに螺合されるねじ55によってギヤハウジング51に2点が固定(支持)されている。また、ギヤハウジング固定部54は、ゴム支持部材52に支持される被支持部54bを有する。図11に示すように、被支持部54bは、締結固定部54aを有する平面とは直角な平面であってギヤハウジング51の反取付脚側の面と対向する平面を有し、その平面の板面方向に沿った方向からゴム支持部材52(詳しくはその括れ部52a)を挿入可能でその挿入可能方向の直交方向にゴム支持部材52と押圧接触する幅のスリット54cを有する。本実施形態のスリット54cは、図11に示すように、ゴム支持部材52の突出方向から見て、モータ本体21側に開口して切り欠き形成され、ブラケット53をモータ本体21側にスライド移動させることでスリット54cにゴム支持部材52(括れ部52a)を挿入可能とされている。
また、図9に示すように、この例のブラケット53の車体固定部56は、被支持部54bから延びる連結部57を介してギヤハウジング固定部54と連結されている。この連結部57は、出力軸24の軸線L1と直交する平面に対して90°傾いた第1平面57aを有し、被支持部54bのスリット54cよりも下方の部位からまず前記モータ本体21側に延び、更に屈曲して反取付脚側に延びて形成されている。
このようにすると、ブラケット53は一部がゴム支持部材52に支持される構成であるため、例えば、ブラケット53をギヤハウジング51に固定するための締結部材(ねじ55)の数を低減することが可能となる。例えば、この例のように、ブラケット53をギヤハウジング51に3点支持させる場合では、その1点をゴム支持部材52に支持される部位として、ねじ55の数を2つにすることができる。また、勿論、これらの例では、例えば、ブラケット53の種類を変更することで種々の車体に小さな変更で対応して固定することができ、またブラケット53を用いずにゴム支持部材52を直接車体に支持させることもできる。
・上記実施形態及び別例では、連結部34,57は、出力軸24の軸線L1と直交する平面に対して90°傾いた第1平面34a,57aを有するとしたが、45°以上であれば、他の角度(例えば、45°や60°や80°等)傾いた連結部としてもよい。なお、前記第1平面34a,57aの傾きが90°に近いほど、第1平面34a,57aの板面方向が出力軸24の軸線L1方向と近くなるために連結部は出力軸24の軸線L1方向には撓み難くなり、ひいては減速部22及びモータ本体21が出力軸24の軸線L1に沿った方向に変位(振動)し難くなる。
・上記実施形態では、車体固定部33は、連結部34の第1平面34aと連続した第2平面33aを有し、その第2平面33aを貫通するボルト38によって車体Sに対して固定可能とされるとしたが、これに限定されず、連結部34の第1平面34aに対して傾斜した平面を有する車体固定部としてもよい。
・上記実施形態では、車体固定部33は、ギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bの反対側の面23eよりも下方側(出力軸24の反突出方向側)の位置に配置されるとしたが、これに限定されず、例えば、ギヤハウジング23における出力軸24が突出する側の面23bの反対側の面23eよりも上方側の位置に配置された車体固定部としてもよい。
・上記実施形態では、棒状部材としてのフレーム部材12,42を中空のパイプ状としたが、これに限定されず、長手方向に直交する断面形状がコ字状のフレーム部材としても良いし、その他の断面形状のフレーム部材としても良い。
11…ピボットホルダ、11b…ホルダ車体固定部、12,42…フレーム部材(棒状部材)、13…ピボット軸、21…モータ本体、22…減速部、23,41,51…ギヤハウジング、23b…出力軸が突出する側の面、23e…出力軸が突出する側の面とは反対側の面、24…出力軸、31,43,53…ブラケット、32,44,54…ギヤハウジング固定部、33,56…車体固定部、33a…第2平面、34,57…連結部、34a,57a…第1平面、38,45…ボルト(締結部材)、44a…固定片、M…ワイパモータ、S…車体、L1…出力軸の軸線。

Claims (5)

  1. モータ本体と、
    前記モータ本体に固定されたギヤハウジング及び該ギヤハウジングから突出した出力軸を有する減速部と、
    前記ギヤハウジングに固定されたギヤハウジング固定部、及び車体に対して固定するための車体固定部を有する板状のブラケットと
    を備えたワイパモータであって、
    前記ブラケットにおける前記ギヤハウジング固定部と前記車体固定部とは、前記出力軸の軸線と直交する平面に対して45°以上傾いた第1平面を有する連結部を介して連結されていることを特徴とするワイパモータ。
  2. 請求項1に記載のワイパモータであって、
    前記車体固定部は、前記連結部の前記第1平面と連続した第2平面を有し、該第2平面を貫通する締結部材によって車体に対して固定可能とされたことを特徴とするワイパモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパモータであって、
    前記ギヤハウジング固定部は、その平面が前記ギヤハウジングにおける前記出力軸が突出する側の面と対向し、前記出力軸の軸線方向から見て、前記出力軸よりも前記車体固定部が設けられた側で前記ギヤハウジングに固定されたことを特徴とするワイパモータ。
  4. 請求項1又は2に記載のワイパモータであって、
    前記ギヤハウジングは、車体に対して固定される棒状部材に固定可能とされ、
    前記ギヤハウジング固定部は、前記ギヤハウジングを前記棒状部材に固定するための締結部材によって前記ギヤハウジングに固定可能な固定片を有することを特徴とするワイパモータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワイパモータと、
    前記ギヤハウジングが固定された棒状部材と、
    前記棒状部材の両端部に固定され、ワイパが連結されるピボット軸を保持し、前記車体に対して固定するためのホルダ車体固定部を有するピボットホルダと
    を備えたワイパユニットであって、
    前記ブラケットの前記車体固定部は、一対の前記ホルダ車体固定部に対して前記出力軸の軸線方向に離間して配置されるとともに、前記ギヤハウジングにおける前記出力軸が突出する側の面とは反対側の面よりも前記出力軸の反突出方向側の位置に配置されたことを特徴とするワイパユニット。
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