JP2017084988A - 蓄電ユニット - Google Patents

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巧美 三尾
幸弘 小松原
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Abstract

【課題】蓄電デバイスが外気温度の影響をより受けにくくすることで、所望の特性を発揮できる蓄電ユニットを提供する。
【解決手段】蓄電ユニット(1)は、蓄電要素(21)、蓄電要素(21)を内部に収納する蓄電筐体(25)、及び、蓄電筐体(25)の外部に露出する電極端子(22,23)を有する一以上の蓄電デバイス(20)と、蓄電デバイス(20)を内部に収納する収納ケース(10)と、収納ケース(10)の外部と内部の間の熱の出入りを遮る断熱手段と(11a)と、収納ケース(10)の内部に配置され、収納ケース(10)の外部に設けられた外部装置(50,60)との間の受給電を非接触で行い、蓄電デバイス(20)に接続される非接触受給電装置(30)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電ユニットに関するものである。
近年、充放電を繰り返し行うことができる環境問題を考慮した蓄電デバイスが、各種の分野で広範囲にわたって利用されている。例えば、自動車の分野では、電気自動車やハイブリッド自動車及び種々の電動機を駆動源とする車両用装置での利用が促進され、注目されている。これらの車両には、電動機に電力を供給したり、減速時に電気エネルギーを蓄電したりするために、二次電池や電気二重層キャパシタ等からなる蓄電デバイスが搭載されている。
蓄電デバイスは、使用温度によって特性が変化する。そのため、蓄電デバイスが所望の特性を発揮するために、蓄電デバイスを断熱部材によって被覆した蓄電ユニットがある(例えば特許文献1参照)。
特開2001−313487号公報
しかしながら、特許文献1に開示された蓄電ユニットでは、蓄電デバイスの電極端子が断熱部材から露出している(図5参照)ので、電極端子が外気温度の影響を受けることになる。そのため、蓄電ユニットは、蓄電デバイスの特性の変化を低減するため、さらなる断熱効果の向上が望まれている。
本発明は、蓄電デバイスが外気温度の影響をより受けにくくすることで、所望の特性を発揮できる蓄電ユニットを提供することを目的とする。
本発明の蓄電ユニットは、蓄電要素、前記蓄電要素を内部に収納する蓄電筐体、及び、前記蓄電筐体の外部に露出する電極端子を有する一以上の蓄電デバイスと、前記蓄電デバイスを内部に収納する収納ケースと、前記収納ケースの外部と内部の間の熱の出入りを遮る断熱手段と、前記収納ケースの内部に配置され、前記収納ケースの外部に設けられた外部装置との間の受給電を非接触で行い、前記蓄電デバイスに接続される非接触受給電装置と、を備える。
上記の蓄電ユニットによれば、収納ケースの外部と内部との間で断熱するので、収納ケースの外部と蓄電デバイスの蓄電筐体との間の熱の出入りが遮断される。しかも、収納ケースの外部に設けられた外部装置との間の電力の受給電を非接触で行うので、電極端子を介した収納ケースの外部と蓄電要素との間の熱伝導も遮断される。よって、収納ケースの外気温度の影響を受けずに蓄電要素の温度を維持でき、低温時の出力特性の低下や高温時の電極材料の劣化を回避して蓄電デバイスの性能を適切に維持できる。
本実施形態の蓄電ユニットの概要を示す概要図である。 同じく、図1の蓄電デバイスの概要を示す概要図である。 同じく、図1の制御装置の電気的な構成概要を示すブロック図である。 同じく、種々の蓄電デバイスの内部抵抗の温度特性を模式的に示した図である。
(1.蓄電ユニットの構成)
以下、本発明の蓄電ユニットの具体的な実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1において、蓄電ユニット1は、収納ケース10、蓄電デバイス20及び非接触受給電装置30を有する。蓄電ユニット1は、外部装置50からの電力を受電して、蓄電デバイス20の充電を行い、各蓄電デバイス20が出力する電力を外部装置60に給電して、外部装置60を介してモータMを駆動するための装置である。
収納ケース10は、容器本体11と蓋体12とを備える。収納ケース10は、容器本体11の収容部111に蓄電デバイス20及び非接触受給電装置30の制御器30aを収容する。蓋体12は容器本体11の開口部114を覆蓋して収納ケース10の内部空間が真空状態で維持される真空空間11bであるように密閉する。
容器本体11は、丸みを帯びた略直方体箱形の全体形状をなし、図1において上方に開口する略方形の開口部114を中央部に有し、略直方体状に凹む収容部111が形成される。開口部114の周縁には、径方向外方(水平方向)に向けて相似大形に拡径された接合部11cが形成される。接合部11cの上端面は平坦な接合端面115をなし、容器本体11に蓋体12の端面を重ね合わせ、開口部114を覆蓋する。図1中の符号116,117は、蓄電デバイス20と制御器30aを収容部111の底面から離間させて真空空間11bに配置するための台座である。
容器本体11を形成する全部の壁部は、非磁性の金属材料を容器本体11の外形状に成形した金属板状の第1容器本体壁112と第2容器本体壁113とを、真空層11aを介して外側と内側に配して接合した二重層をなして形成される。真空層11aを有する容器本体11は公知の方法によって成形される。例えば、高温の真空炉中で第1容器本体壁112と第2容器本体壁113との接合部を、所定の接合材で溶接しながら封じる製造方法が知られている。容器本体11を形成する非磁性の金属材料としては、例えばSUS304、SUS316等のオーステナイト系ステンレス、ないしはアルミニウム等を用いることができる。
蓋体12は、容器本体11の接合部11cの外周形状に対応する同一の外周形状を有し、丸みを帯びた略方形板状の全体形状をなす。蓋体12を形成する全部の壁部は、容器本体11と同様に、非磁性の金属材料を蓋体12の外形状に成形した金属板状の第1蓋体壁122と第2蓋体壁123とを、真空層12aを介して外側と内側に配して接合させた二重層をなして形成される。蓋体12の内側の第2蓋体壁123には、制御器30aと連動する一対の共振コイル31,32が取り付られる。なお、一対の共振コイル31,32は、第2蓋体壁123から離間させて真空空間11bに配置するように取り付けられる。
蓋体12の外周縁部は、容器本体11との接合部12cを形成する。接合部12cの第2蓋体壁123側の下端面は、接合端面125をなし、容器本体11の接合端面115との重ね合わせ面を形成し、開口部114を覆蓋する。容器本体11と蓋体12との接合は、収納ケース10の外周面に露出する接合部11c、12c同士の境界線に沿って全周を溶接することによって行う。容器本体11と蓋体12との接合強度、及び内部空間を真空空間11bとして維持できるだけの密着度を保つことができる。例えば、蓄電デバイス20や制御器30a等を容器本体11に収容し、共振コイル31,32に制御器30aを接続し、蓋体12で開口部114を覆蓋する等の組み付け作業を真空下で行うのなら、境界線に沿って電子ビームを照射して溶接できる。この場合、収納ケース10の内部空間を真空空間11bに維持できる。組み付け作業を大気下で行うのなら、レーザー溶接を行うことができる。この場合は内部空間に大気が残存する。図1中の符号13は、適当な方法によって溶接を行った部分を示す。
なお、容器本体11と蓋体12との接合は、上記した接合部11c、12c同士の境界線に沿って全周を溶接する以外に、適当なシール材を用いる方法でも構わない。例えば、接合端面115,125の間にOリングを装着できる。この場合、内径側と外径側の大小一対の2本のOリングを用いることもできる。収納ケース10の内部空間に大気が残存する場合は、2本のOリング間に真空空間を形成して断熱することもできる。
蓄電デバイス20は、図示しない枠体に所定の複数枚が保持される。蓄電デバイス20は扁平な直方体の箱状をなしており、それぞれ枠体に保持された状態で、全体の電池容量を考慮して直列又は並列接続される。なお、図2は、未接続の蓄電デバイス20を積層配置した状態を示す。各蓄電デバイス20は、収容部111の底面(第2容器本体壁113)と離間させて収納ケース10中に載置及び収容される。蓄電デバイス20は、各蓄電デバイス20の正極端子22及び負極端子23が所定のポートに接続されるように、適当な接続手段を介して制御器30aに電気的に接続される。
蓄電デバイス20は、充電放電を繰り返し行うことができ、例えば電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ、リチウムイオン二次電池等を用いることができる。蓄電デバイス20は、蓄電要素21、正極端子22、負極端子23及び蓄電筐体25を備え、ラミネートの蓄電筐体25の内部に蓄電要素21を収納する。蓄電筐体25の内部には、蓄電要素21に接続し、一部分が蓄電筐体25の外部に突出する正極端子22と負極端子23が収容される。
蓄電要素21は、正極板212、負極板213、及び電解液を備える。図2に、セパレータ214を介して交互に積層した平板状の正極板212と負極板213、及び非水性電解液(図示せず)を備える蓄電要素21の構成例を示す。正極板212及び負極板213は、正極集電体同士又は負極集電体同士を一体に接続される。
正極板212は、正極材料に種々の添加材、例えば導電助材、結着材、増粘剤等を適宜に添加した正極合材を適切な溶媒に懸濁させて混合し、スラリーとしたものを正極集電体の片面又は両面に塗布し、プレスし、乾燥して作製できる。正極材料としては、特に限定されるものではなく、公知材料を用いることができる。電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタであれば、活性炭やポリアセン等を用いることができる。リチウムイオン二次電池であれば、リチウムイオンを可逆的に挿入・脱離できる、代表的には、LiMnO、LiCoO、LiNiO等のリチウム遷移金属複合酸化物等を用いることができる。
正極集電体としては、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、ニッケル等からなる箔、メッシュ等を用いることができる。導電助材としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等を、結着材としては、ポリフッ化ビニリデン、SBRゴム、ポリアクリル酸等を、増粘剤としてカルボキシルメチルセルロース等を、溶媒としては、N−メチルピロリドン等の有機溶媒又は水を用いることができる。
負極板213は、正極板212と同様に負極材料に適宜な添加材を添加した負極合材を負極集電体に塗布し、プレスし、乾燥することで作製できる。電気二重層キャパシタであれば、正極材料と同様の負極材料を用いることができる。リチウムイオンキャパシタ又はリチウムイオン二次電池であれば、リチウムイオンを可逆的に挿入・脱離できる、黒鉛(グラファイト)等の炭素系材料を用いることができる。負極集電体としては、銅、ステンレス鋼、ニッケル等からなる箔、メッシュ等を用いることができる。リチウムイオンキャパシタであれば、リチウムイオンプレドープ用のリチウム極を製作できる。例えば、銅、ステンレス等のリチウム極集電体にリチウム金属箔を圧着して作製する。
電解液は、公知の支持塩を電解質とする非水性電解液を用いることができる。電気二重層キャパシタであれば、代表的には、主溶媒として、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート等を、副溶媒として、エチレンカーボネート等のカーボネート類を用い、電解質として、金属の陽イオン、4級アンモニウムカチオン等のカチオンと、BF4−、PF6−等のアニオンとの塩を用いて所定濃度に調整する。リチウムイオンキャパシタ又はリチウムイオン二次電池であれば、電気二重層キャパシタと同様の非水性溶媒中に、リチウム塩としてLiPF、LiBF等を用いることができる。
正極板212同士で一体化した正極体、及び負極板213同士で一体化した負極体は、導体よりなる電力取り出し用のタブ状の正極端子22及び負極端子23に接続する。正極端子22及び負極端子23は、正極体又は負極体それぞれに電気的に接続される。正極端子22及び負極端子23は、ラミネート樹脂フィルムの溶着面に挿入された状態で固定され、蓄電筐体25内部の蓄電要素21に、蓄電筐体25外部の非接触受給電装置30を接続する。
非接触受給電装置30は、外部装置との間で非接触で電力の受給電を行うための装置であり、いわゆるワイヤレス給電及び受電を行うことができれば公知の装置を用いることができ、特に限定されない。非接触受給電装置30は、磁気共鳴方式、電磁誘導方式、電波受信方式などを適用できる。例えば、磁気共鳴方式を用いた非接触受給電装置30について、図1及び図3を用いて簡単に説明する。非接触受給電装置30は、制御器30aと一対の共振コイル31,32とを有する。収納ケース10の蓋体12の裏面には、コイルケース中に収納された共振コイル31,32が固定される。
共振コイル31は、外部装置50の共振コイル51と電磁場を介して共鳴する。これにより、蓄電ユニット1が外部装置50から供給される電力を受電し、蓄電デバイス20の充電を可能にする。共振コイル31は、外部装置50の共振コイル51との距離や、共振コイル31及び共振コイル51の共鳴周波数等に基づいて、共鳴強度及びその結合度等が大きくなるように巻数が適宜設定される。共振コイル31は、共振コイル51を介して外部装置50から受電した電力を制御器30a(整流器33)に出力する。なお、符号53は、所定の交流電圧を共鳴可能な高周波に変換するための装置である。
制御器30aは、整流器33と、DC/DCコンバータ34と、DC/ACインバータ35と、高周波ドライバ36と、ECU37と、電源用DC/DCコンバータ38とを有する。整流器33は、共振コイル31を介して受電した電力の交流電圧を整流して直流電圧に変換する。電源用DC/DCコンバータ38は、整流器33によって整流された直流電圧を入力して所定の直流電圧に変換し、DC/DCコンバータ34、DC/ACインバータ35、高周波ドライバ36、ECU37に電源電圧(駆動電圧)として供給する。
ECU37は、蓄電デバイス20から得る現在のデバイス状態を示す出力信号を監視し、例えば充電状態(いわゆるSOC)に応じてDC/DCコンバータ34から蓄電デバイス20へ出力する電圧を制御する。また、非接触受給電装置30は、受給電の開始や終了等の各種電気信号(制御信号等)の交換を非接触で行う、図示しない制御信号交換手段を有している。制御信号交換手段を介して非接触受給電装置30に入力される制御信号は、ECU37に入力され、ECU37は、DC/DCコンバータ34、DC/ACインバータ35、高周波ドライバ36の出力を制御する。
DC/DCコンバータ34は、ECU37からの制御信号に基づいて、整流器33によって整流された直流電圧を適切な電圧レベルに変換して蓄電デバイス20に出力する。このようにして、蓄電デバイス20への充電を外部装置50と非接触で行うことができる。
DC/ACインバータ35は、蓄電デバイス20から放電される電力を入力し、ECU37からの制御信号に基づいて、所定の交流電圧に変換し、高周波ドライバ36に出力する。高周波ドライバ36は、ECU37からの制御信号に基づいて、DC/ACインバータ35から入力された交流電力を、共振コイル62と共鳴可能な高周波の交流電圧に変換し、その高周波電力を共振コイル32に出力する。高周波電力を入力した共振コイル32は、電磁場を介して外部装置60の共振コイル62と共鳴する。共振コイル62が共振コイル32と共鳴することにより、外部装置60は蓄電ユニット1から供給される電力を受電する。このようにして、蓄電デバイス20が放電する電力が、非接触で外部装置60のPCU(パワーコントロールユニット)63に給電され、PCU63はモータMに電力を供給可能となる。
図4に、上記した電気二重層キャパシタ(EDLC)、リチウムイオンキャパシタ(LIC)、リチウムイオン二次電池(LIB)について、温度変化に対する内部抵抗の変化度合いの違いを誇張気味に、わかりやすく表したグラフを示す。内部抵抗は、蓄電デバイスの温度や電気化学的な反応速度等によって変化することが周知されている。図示のとおり、リチウムイオン二次電池>リチウムイオンキャパシタ>電気二重層キャパシタの順で、温度変化に対する内部抵抗の変化度合いが大きくなる。外部装置50,60と蓄電ユニット1との間の電力の受給電を非接触で行うことによる断熱効果は、内部抵抗の変化度合いが大きいリチウムイオン二次電池、或いはリチウムイオンキャパシタにおいて、特に低温時の出力特性の低下を補うことができる点で、好ましい。
(2.蓄電ユニットの作用効果)
上記実施形態によれば、蓄電ユニット1は、蓄電要素21、蓄電要素21を内部に収納する蓄電筐体25、及び、蓄電筐体25の外部に露出する正極端子22、負極端子23を有する一以上の蓄電デバイス20と、蓄電デバイス20を内部に収納する収納ケース10と、収納ケース10の外部と内部の間の熱の出入りを遮る断熱手段(真空層11a,真空空間11b)と、収納ケース10の内部に配置され、収納ケース10の外部に設けられた外部装置50、60との間の受給電を非接触で行い、蓄電デバイス20に接続される非接触受給電装置30と、を備える。
よって、収納ケース10の外部と内部との間で断熱するので、収納ケース10の外部と蓄電デバイス20の蓄電筐体25との間の熱の出入りが遮断される。しかも、外部装置50,60との間の電力の受給電を非接触で行うので、正極端子22、負極端子23を介した収納ケース10の外部と蓄電要素21との間の熱伝導も遮断される。よって、収納ケース10の外気温度の影響を受けずに蓄電要素21の温度を維持でき、低温下の出力特性低下(内部抵抗の増加)や高温下の電極材料の熱劣化を回避して蓄電デバイス20の性能を適切に維持できる。
また、上記実施形態によれば、収納ケース10が、容器本体11及び蓋体12を備え、断熱手段が、容器本体11及び蓋体12の少なくとも一方に設けられた真空層11aである。よって、蓄電ユニット1の組み付け易さを損なわずに、気体分子を介した収納ケース10の内部と外部との間の熱伝導を抑制することができ、効果的に断熱できる。
なお、断熱手段は上記実施形態に記載した真空を介した手段に必ずしも限定されず、公知の断熱材等を用いることができる。具体的には、容器本体及び蓋体を適当な発泡性断熱材(ウレタンフォーム等)で形成したり、容器本体及び蓋体の内部空間に繊維系断熱材(グラスウール等)等の材料を充填したりすることができる。
また、上記実施形態によれば、断熱手段が、収納ケース10の内部に形成する真空空間11bである。よって、収納ケース10の内部と外部との間の熱伝導がより効果的に遮断されるとともに、蓄電デバイス20又は非接触受給電装置30と収納ケース10との間の断熱が図られ、適切な蓄電要素21の温度をより良好に維持できる。
また、上記実施形態によれば、収納ケース10が非磁性材料で形成され、非接触受給電装置30が電磁誘導方式又は磁気共鳴方式によって非接触受給電を行う装置とできる。よって、電磁誘導又は磁気共鳴によって発生させる相互誘導又は電磁界共鳴すべき電磁波の損失を少なくして受給電の効率を高めることができる。
また、上記実施形態によれば、蓄電デバイス20を、リチウムイオンキャパシタ又はリチウムイオン二次電池とできる。よって、少なくとも一方の電極(正極板212,負極板213)で酸化還元の電極反応を伴う蓄電デバイス20であり、電極反応速度の温度依存性により、外気温度によって特に低温時の蓄電デバイス20の出力が小さくなり、更に高温時の出力との増減幅が大きく電気負荷の制御が複雑化する欠点が有る。蓄電要素21の温度を所定範囲に維持することで欠点を補いながら、高エネルギー密度を有する有利なポテンシャルを生かすことができる。
また、上記実施形態によれば、蓄電デバイス20を、電気二重層キャパシタとできる。よって、入手容易な電極材料を用いることができ、且つ、特に外気温度が高温の際の蓄電要素21材料の安定化を図ることができる。
また、例えば上記した実施形態の蓄電ユニット1を、ステアリング装置の操舵力を補助するために回転駆動されるモータの駆動補助電源として用いることができる。高出力化の要請に応えるべく、必要に応じて、バッテリとは別に設けたキャパシタの高電圧によって大電力を供給する用途に好適に用いることができる。
1:蓄電ユニット、10:収納ケース、11a、12a:真空層、11b:真空空間、21:蓄電要素、20:蓄電デバイス、22:正極端子(電極端子)、23:負極端子(電極端子)、25:蓄電筐体、30:非接触受給電装置、50,60:外部装置

Claims (6)

  1. 蓄電要素、前記蓄電要素を内部に収納する蓄電筐体、及び、前記蓄電筐体の外部に露出する電極端子を有する一以上の蓄電デバイスと、
    前記蓄電デバイスを内部に収納する収納ケースと、
    前記収納ケースの外部と内部の間の熱の出入りを遮る断熱手段と、
    前記収納ケースの内部に配置され、前記収納ケースの外部に設けられた外部装置との間の受給電を非接触で行い、前記蓄電デバイスに接続される非接触受給電装置と、
    を備える蓄電ユニット。
  2. 前記収納ケースが、容器本体及び蓋体を備え、
    前記断熱手段が、前記容器本体及び前記蓋体の少なくとも一方に設けられた真空層である、請求項1に記載の蓄電ユニット。
  3. 前記断熱手段が、前記収納ケースの内部に形成する真空空間である、請求項1又は2に記載の蓄電ユニット。
  4. 前記収納ケースが非磁性材料で形成され、前記非接触受給電装置が電磁誘導方式又は磁気共鳴方式によって非接触受給電を行う装置である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
  5. 前記蓄電デバイスが、リチウムイオンキャパシタ又はリチウムイオン二次電池である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
  6. 前記蓄電デバイスが、電気二重層キャパシタである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
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