JP5831213B2 - 二次電池、車両 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池、及び二次電池を搭載した車両に関する。
従来から、二次電池としては、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが知られている。このような二次電池は、例えば絶縁性を有するセパレータを介在させた状態で電極シート(電極)を捲回して電極体(電極群)を形成し、この電極体をケースに収納した構成とされている。そして、二次電池では、電極体の電極シートと接合される集電部材を設けるとともに、この集電部材をケースから突出するように設けられる電極端子に対して電気的に接続している(例えば特許文献1)。
特開2003−249423号公報
ところで、二次電池では、環境温度や充放電に伴う電極体の発熱に起因して、その性能が低下する可能性がある。このため、従来から二次電池では、ケースの外側に熱交換媒体(熱媒体)を流すことで温度調節を行い、このような性能低下を抑制することが行われている。特許文献1の二次電池では、集電部材が電極端子に接続されていることから、集電部材を介して電極体とケースとの間で熱交換が行われ得る。しかしながら、二次電池の性能低下を抑制する観点からは、電極体とケースとの熱交換の効率をさらに高め、温度調節を速やかに行うことが期待されていた。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、温度調節を好適に行うことができる二次電池、及び車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、セパレータを間に挟んだ状態で絶縁された正極シートと負極シートが層状構造をなした電極群をケースに収容してなる二次電池であって、平板部と、前記平板部と前記電極群とを接続する接続部とを有し、導電材よりなる集電部材を備え、前記平板部の一方の面は前記ケースの内面との間に絶縁材からなるシートを介した状態又は前記ケースの内面に形成された絶縁材からなる絶縁層を介した状態で前記ケースと熱的に連結し、他方の面には前記接続部が電気的及び熱的に連結しており、前記ケースは金属からなり、前記ケースは、底部及び前記底部の周囲より立設される壁部を有する有底筒状をなして前記電極群を収容する本体部材を含み、前記平板部における前記ケースの内面と合わさる面は、前記壁部の内面に合わさる状態で配置され、前記壁部の内面と合わさる面における前記本体部材の底部側には、前記本体部材の底部に向かって前記電極群側に傾斜するテーパ部が設けられていることを要旨とする。ここで「熱的に連結」とは、相互に熱交換が行われ得る状態を指すものとし、直接、連結されているか否かを問わないものとする。
これによれば、平板部の一方の面はケースの内面との間に絶縁材からなるシートを介した状態又はケースの内面に形成された絶縁材からなる絶縁層を介した状態でケースと熱的に連結し、他方の面には接続部が電気的及び熱的に連結している。このため、接続部が連結された他方の面で集電部材(平板部)をケースと熱的に連結させる構成と比較して、より広い面積で集電部材をケースと熱的に連結させることが可能となる。これにより、電極群とケースとの熱交換の効率を高め、温度調節を速やかに行うことができる。したがって、温度調節を好適に行うことができる。また、平板部は本体部材の壁部の内面に合わさる状態で配置され、さらに壁部の内面と合わさる面における本体部材の底部側には、本体部材の底部に向かって電極群側に傾斜するテーパ部が設けられている。このため、接続部と電極群とを接続させた状態で、電極群を集電部材とともに本体部材に収納する際、テーパ部によってガイドされることで、電極群の挿入性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の二次電池において、前記平板部における前記ケースの内面と合わさる面と、前記ケースの内面との間には、絶縁材からなるシートが介在されていることを要旨とする。これによれば、集電部材とケースとの絶縁性を確保しつつ、電極群とケースとの熱交換の効率を高めることができる。
請求項に記載の発明は、車両において、請求項1または2に記載の二次電池を搭載したことを要旨とする。これによれば、二次電池として温度調節を好適に行うことができることから、環境温度や充放電に伴う電極体の発熱に起因する性能低下を抑制し、例えば二次電池の交換頻度が高くなったり、1回の満充電で利用可能な電力量が低下したりすることを抑制できる。
本発明によれば、温度調節を好適に行うことができる。
リチウムイオン二次電池を模式的に示す部分断面図。 (a)は、リチウムイオン二次電池を模式的に示す左側面図、(b)は、(a)に示すA−A線部分拡大断面図。 別の実施形態におけるリチウムイオン二次電池を模式的に示す部分拡大断面図。 (a)は、別の実施形態におけるリチウムイオン二次電池を模式的に示す断面図、(b)は、同じく左側面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、リチウムイオン二次電池(以下、単に「二次電池」と示す)10は、全体として扁平な略立方体状をなすケース11を備えている。ケース11は、扁平な有底略四角筒状に形成された本体部材12、及び本体部材12の開口部を覆う(密閉する)ように、本体部材12に組み付けられる略矩形平板状をなす蓋部材13から形成されている。本体部材12、及び蓋部材13は、何れも金属(例えばステンレスやアルミニウムなど)から形成されている。以下、説明の便宜のため、図1で矢印Y1に示すケース11の長手方向を左右方向と示し、矢印Y2に示すケース11の高さ方向を上下方向と示す。また、図2(a)で矢印Y3に示すケース11の短手方向を前後方向と示す。
図1に示すように、蓋部材13には、蓋部材13の上面から略円柱状をなす正極端子15及び負極端子16が上方に向かって突出するように設けられている。また、蓋部材13の下面(内面)には、導電材(導電体)としての金属(本実施形態ではアルミニウム)からなり、正極端子15と電気的に接続された集電端子17の基端(一端)が固定されている。また、蓋部材13の下面(内面)には、導電材(導電体)としての金属(本実施形態では銅)からなり、負極端子16と電気的に接続された集電端子18の基端(一端)が固定されている。本実施形態では、集電端子17,18が集電部材となる。
また、ケース11には、全体として左右方向(ケース11の長手方向)に沿って延びる扁平な形状に形成された電極群としての電極体23が、絶縁材(絶縁体)からなるシート(絶縁性フィルム)で形成された絶縁袋11aに包まれた状態で収納されている。なお、図1〜図4において、絶縁袋11aは、本体部材12より僅かに薄い程度の厚さで図示されているが、実際には本体部材12よりも遥かに薄くその厚さを無視(略無視)出来る程度に形成されている。
電極体23は、セパレータ(隔膜)27を間に介在させて、長尺の矩形シート状をなす正極シートとしての正電極シート28、及び長尺の矩形シート状をなす負極シートとしての負電極シート29を渦まき状に捲回することにより積層して形成されている。即ち、電極体23では、セパレータ27を間に挟んだ状態で絶縁された正電極シート28と負電極シート29が層状構造をなしている。正電極シート28は、金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)に、正極活物質を塗布して形成されている一方で、負電極シート29は、金属箔(本実施形態では銅箔)に負極活物質を塗布して形成されている。セパレータ27は、絶縁性を有する樹脂材料(例えばポリエチレンなど)からなる長尺の多孔性シートとされている。なお、電極体23では、最内周、及び最外周にセパレータ27が配置されている。
また、正電極シート28には、その左端から一定幅で正電極シート28の長手方向に延びるように、正極活物質が塗布されていない非塗布領域28aが設定されているとともに、負電極シート29には、その右端から一定幅で負電極シート29の長手方向に延びるように、負極活物質が塗布されていない非塗布領域29aが設定されている。そして、本実施形態の電極シート28,29は、活物質が塗布された塗布領域Tを重ね合わせた状態で電極シート28,29が捲回されている。これにより、電極体23の左端部には正電極シート28の金属箔が積層された正電極リード24が形成される一方で、右端部には負電極シート29の金属箔が積層された負電極リード25が形成されている。なお、正電極リード24及び負電極リード25において、金属箔の間には、セパレータ27が介在されていない。そして、正電極リード24は、前述した集電端子17の先端(一端)と電気的に接続されている一方で、負電極リード25は、前述した集電端子18の先端(一端)と電気的に接続されている。また、ケース11の内部には、液体状やゲル状の図示しない電解質が充填され、満たされている。
以下、本実施形態の二次電池10において特徴的な集電端子17,18について詳細に説明する。
なお、本実施形態において、集電端子17及び集電端子18は、その形状が左右対称とされている。また、集電端子17と正電極シート28(正電極リード24)との接合構造、及び集電端子18と負電極シート29(負電極リード25)との接合構造は、左右対称とされている。したがって、以下の説明では、主に集電端子17、及び集電端子17と正電極シート28との接合構造についてのみ詳しく説明し、集電端子18、及び集電端子18と負電極シート29との接合構造については、同一符号を付すなどしてその説明を簡略化する。
集電端子17は、左右方向に沿って延びる矩形平板状をなし正極端子15と電気的に接続される連結部30、及び左右方向における連結部30の外側端(ここでは左端部)から下方へ垂下された略矩形平板状をなす平板部としての垂下部31を備えている。図1及び図2に示すように、垂下部31は、その電極体23とは反対側に配置された外側面31aが、本体部材12において底部12aの周囲に設けられた(立設された)壁部のうち左壁部12bの内壁面に対向するように配置されている。即ち、垂下部31の外側面31aは、ケース11の内面にあわさる状態、より詳しくは本体部材12における左壁部12bの内面に合わさる状態で配置されている。
また、垂下部31は、外側面31aの全面(略全面)が絶縁袋11aを介して左壁部12bの内壁面に接触(密着)されるように、左壁部12bに沿って延びるように配置されている。即ち、絶縁袋11aは、ケース11の内壁面(内面)と垂下部31の外側面31aとの間に挟持される。このため、集電端子17において、垂下部31の外側面31aは、絶縁袋11aに密着されているとともに、絶縁袋11aは、ケース11の内壁面(内面)に密着されている。なお、外側面31aは、平坦(平滑)に形成されている。このように、垂下部31の外側面31aと、ケース11の内面との間には、絶縁袋11aが介在されている。
また、図2(a)に示すように、垂下部31は、その前後方向に沿った大きさが左壁部12bの内壁面における前後方向に沿った大きさより僅かに小さく、且つその上下方向に沿った大きさが左壁部12bの内壁面における上下方向に沿った大きさの約3分の2程度の大きさに形成されている。また、垂下部31は、その前後方向に沿った大きさが電極体23(正電極リード24)の前後方向に沿った大きさより大きく形成されているとともに、その上下方向に沿った大きさが電極体23(正電極リード24)の上下方向に沿った大きさの3分の2程度の大きさに形成されている。このため、垂下部31は、左側面視において電極体23(正電極リード24)の半分以上を覆うように形成されている。そして、本実施形態の垂下部31は、電極体23とケース11(本体部材12)との間に介在(介挿)されている。
また、図1及び図2に示すように、垂下部31の外側面31aにおいて本体部材12の底部12a側には、本体部材12の底部12aに向かって電極体23側に傾斜するテーパ部32が設けられている。テーパ部32は、その下端部(先端部)が垂下部31に連設された連設部(基部)よりも左右方向の内側(ここでは右方)へ位置するように、正面視で直線状に傾斜するように形成されている。即ち、テーパ部32は、本体部材12の底部12aに向かって、左壁部12bから離間するように傾斜している。なお、テーパ部32の前後方向に沿った大きさは、垂下部31の前後方向に沿った大きさと同一(略同一)に形成されている。
また、図2に示すように、垂下部31において、電極体23側に配置される内側面31bには、この内側面31bから左右方向における内側(ここでは右方)へ向かって延びる略矩形壁状をなす一対の接合部35,36が設けられている。本実施形態の接合部35,36は、同一形状(略同一形状)に形成されているとともに、相互に対向して対をなし、さらに相互に平行となるように配置されている。
各接合部35,36は、電極体23の正電極リード24の間に挿入するように配置されている。接合部35,36には、超音波接合や溶接などにより、正電極リード24が接合され、これにより集電端子17と正電極リード24とが電気的に接続される。なお、集電端子17と同様に、本実施形態の集電端子18は、その垂下部31の外側面31aが絶縁袋11aを介して(介在させて)右壁部12cの内壁面(内面)に接するように配置されている。したがって、集電端子17における垂下部31の外側面31aから、集電端子18における垂下部31の外側面31a迄の長さは、本体部材12の左壁部12bと右壁部12cとの離間距離よりも僅かに小さい長さ(略同一長さ)に設定されている。このように、接合部35,36は、各集電端子17,18における垂下部31と電極体23とを接続する接続部となる。
次に、二次電池10の製造方法について説明する。
図1に示すように、セパレータ27を介在させて電極シート28,29を渦まき状に捲回して積層した後、さらに前後方向からプレス(圧縮)することにより扁平な形状に成形して電極体23を得る。このとき、電極シート28,29は、活物質の塗布領域Tを重ね合わせるとともに、この塗布領域Tに対応させてセパレータ27を介在させた状態で捲回する。これにより、電極体23の左端部には、正電極リード24が形成され、電極体23の右端部には、負電極リード25が形成される。また、電極体23を得る工程とは別の工程において集電端子17,18を得る(用意する)。
そして、電極体23の正電極リード24は、超音波接合や溶接などにより接合部35,36に接合され、集電端子17と電気的に接続される。同様に、電極体23の負電極リード25は、超音波接合や溶接などにより接合部35,36に接合され、集電端子18と電気的に接続される。
その後、集電端子17には正極端子15が電気的に接続される一方で、集電端子18には負極端子16が接続される。次に、集電端子17及び集電端子18が接合された電極体23を、絶縁袋11aに収納するとともに、上方から本体部材12に挿入する。このとき、電極体23は、テーパ部32が絶縁袋11aを介して本体部材12の開口縁部や、各壁部12b,12cに接触することで左右方向の略中央に位置するようにガイドされる。したがって、本体部材12に対する電極体23の挿入性を向上させることができる。また、電極体23の挿入時に、電極体23が本体部材12に接触することで破損してしまうことを抑制できる。
そして、本体部材12には、正極端子15及び負極端子16を上面から突出させつつ蓋部材13が組み付けられるとともに、最終的に電解質が充填されて二次電池10が完成される。
次に、二次電池10の作用について説明する。
まず、正極端子15及び負極端子16を介した充放電に伴う発熱により、電極体23の温度が二次電池10(ケース11)の外部を流れる熱交換媒体(熱媒体)より高くなった場合について説明する。
この場合、図2(b)に示すように、電極体23で発生した熱は、電極シート28,29の主に金属箔を伝わって電極リード24に伝達されるとともに、さらに正電極リード24から集電端子17の接合部35,36に伝達される(矢印Yaに示す)。そして、集電端子17に伝達された熱は、垂下部31の外側面31aから絶縁袋11aを介してケース11(本体部材12)に伝達される。そして、ケース11に伝達された熱は、ケース11の外側を流れる熱交換媒体(熱媒体)との間における熱交換により放熱される(矢印Ybに示す)。なお、電極体23で発生した熱は、同様に負電極リード25及び集電端子18からもケース11(本体部材12)に伝達され、放熱される。このようにして、本実施形態の二次電池10では、内部に収納した電極体23を速やかに冷却することができる。
次に、低温環境下などにおいて、電極体23の温度が二次電池10(ケース11)の外部を流れる熱交換媒体(熱媒体)よりも低くなった場合について説明する。
この場合、熱交換媒体(熱媒体)からケース11(本体部材12)に伝達された熱は、絶縁袋11aを介して垂下部31の外側面31aから集電端子17に伝達される。そして、集電端子17に伝達された熱は、接合部35,36から正電極リード24に伝達されるとともに、電極シート28,29の主に金属箔を伝って電極体23に伝達される。なお、熱交換媒体からケース11(本体部材12)に伝達された熱は、同様に負電極リード25及び集電端子18からも電極体23に伝達される。このようにして、本実施形態の二次電池10では、内部に収納した電極体23を速やかに加温(加熱)することができる。
以上のように、本実施形態の二次電池10において、集電端子17,18は、垂下部31において接合部35,36が設けられた面とは反対側の外側面31aでケース11(本体部材12)と熱的に連結(結合)されている。より詳しくは、各集電端子17,18において、垂下部31の一方の面(外側面31a)はケース11の内壁面(内面)との間に絶縁袋11aを介した状態でケース11と熱的に連結し、他方の面(内側面31b)には接合部35,36が電気的及び熱的に連結している。
このため、接合部35,36を設けた面でケースと熱的に連結(結合)させる構成と比較して、垂下部31とケース11との接触面積を広くすることができる。即ち、より広い面積で集電端子17,18とケース11とを熱的に連結させることが可能となる。これにより、電極体23とケース11との熱交換の効率をさらに高め、温度調節を速やかに行うことができる。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)垂下部31の一方の面(外側面31a)はケース11の内面との間に絶縁材からなる絶縁袋11aを介した状態でケース11と熱的に連結し、他方の面(内側面31b)には接合部35,36が電気的及び熱的に連結している。このため、接合部35,36が設けられた面(外側面31a)で集電端子17,18とケース11とを熱的に連結させる構成と比較して、より広い面積で集電端子17,18とケース11とを熱的に連結させることが可能となる。これにより、電極体23とケース11との熱交換の効率を高め、温度調節を速やかに行うことができる。したがって、温度調節を好適に行うことができる。
(2)各集電端子17,18において、垂下部31の外側面31aと、ケース11の内面との間には、絶縁袋11aが介在されている。したがって、集電端子17,18とケース11との絶縁性を確保しつつ、電極体23とケース11との熱交換の効率を高めることができる。
(3)集電端子17の垂下部31は本体部材12の左壁部12bに対向するように配置され、さらに垂下部31の外側面31aにおいて本体部材12の底部12a側には、底部12aに向かって電極体23側へ傾斜するテーパ部32が設けられている。集電端子18についても同様である。このため、接合部35,36と電極体23とを接合(接続)させた状態で、電極体23を集電端子17,18とともに本体部材12に収納する際、テーパ部32によって電極体23がガイドされることで、電極体23の挿入性を向上させることができる。
(4)垂下部31は、電極体23とケース11との間に介在(介挿)されている。このため、各電極リード24,25の先端が絶縁袋11aに接触することがなく、集電端子17,18とケース11(絶縁袋11a)とが接触するまで、離間距離を小さくすることができる。より詳しく説明すると、図2(b)に示すように、各電極リード24,25の先端には、接合部35,36に接合させる際に金属箔が寄り合わされることによって、金属箔のエッジ24aが形成される。例えば、前述した特許文献1のように、電極体23(各電極リード24,25の先端)とケース11との間に垂下部31を介在させない構成では、エッジ24aが絶縁袋11aに接触しないように、集電端子17,18とケース11(絶縁袋11a)とを離間させる必要があった。このため、特許文献1では、二次電池10内部にデッドスペースが生じ、二次電池の小型化の妨げとなっていた。これに対して、本実施形態の二次電池10では、このような問題を好適に解決し、二次電池10内部におけるデッドスペースを削減して二次電池10を小型化し得る。
(5)特に、本実施形態において垂下部31は、接合部35,36と各電極リード24,25との接合部分(エッジ24a)、及びケース11の間に介在(介挿)されている。したがって、エッジ24aと絶縁袋11aとの接触を好適に防止することができる。
(6)また、各垂下部31の外側面31aにおいて、側面視で接合部35,36と対応する部分は、絶縁袋11aを介した状態でケース11に熱的に連結されている。したがって、接合部35,36とケース11との熱交換の効率をさらに高めることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・ 図3に示すように、正電極リード24を接合部35,36の間に挿入するように接合させてもよい。集電端子18及び負電極リード25についても同様に変更できる。
・ 図4(a)及び図4(b)に示すように、集電端子17のテーパ部32は、その下端部(先端部)が正電極リード24の先端より内側に挿入されるように形成してもよい。集電端子18についても同様に変更できる。このように構成することで、電極体23を本体部材12に挿入する際に、テーパ部32の下端部が本体部材12の開口縁部に引っ掛かることを抑制し、より挿入性を向上させることができる。なお、本別例においては、電極体23とケース11との間に垂下部31が介挿されていない領域が多くなるが、接合部35,36が設けられた面で集電端子17,18とケース11とを熱的に連結させる構成と比較して、集電端子17,18とケース11との接触面積を広くできる。
・ ケース11(本体部材12及び蓋部材13)の内面に絶縁材(絶縁性樹脂など)からなる絶縁層を形成してもよい。この場合には、絶縁袋11aを省略し、垂下部31の外側面31aをケース11(本体部材12)の内面に当接させてもよい。
・ 集電端子17,18には、1つ、あるいは3つ以上の接合部を設けてもよい。
・ 集電端子17,18からテーパ部32を省略してもよい。この場合、集電端子17,18は、垂下部31の上下方向に沿った大きさが電極体23の上下方向に沿った大きさより大きくなるように形成してもよい。即ち、集電端子17,18は、側面視において電極体23が垂下部31で覆われるように(含まれるように)形成してもよい。さらに、垂下部31は、左壁部12bや右壁部12cの内壁面に対応した大きさに形成し、各内壁面の全面にわたって接触させるように形成してもよい。
・ 垂下部31、及びテーパ部32は、側面視において楕円形や五角形をなす平板状に形成してもよい。また、テーパ部32は、正面視で電極体23側に湾曲する円弧状に形成してもよい。
・ 導電体(金属)から形成されておれば、集電端子17,18の材料を適宜変更してもよい。
・ 電極体23は、セパレータ27を介在させて、電極シート28,29を蛇腹状に折り曲げて積層してもよく、複数の正電極シート28、及び複数の負電極シート29を重ね合わせるように積層してもよい。
・ ケース11は、全体として扁平な楕円形状に形成してもよい。この場合、本体部材12は、有底の略楕円筒状に形成するとともに、集電端子17,18の垂下部31は、本体部材12の内壁面に沿って平面視で弧をなすように形成するとよい。また、ケース11は、円柱状や直方体状など、扁平な形状でなくてもよい。
・ 電極体23は、電極シート28,29の幅方向が上下方向に沿うようにケース11に収納されていてもよい。この場合、電極体23の左上端部に正電極リード24を形成し、電極体23の右上端部に負電極リード25を形成する。
・ 二次電池10はニッケル水素二次電池として具体化してもよい。
・ 上記実施形態の二次電池10を車両(例えば産業車両や乗用車両など)に搭載し、車両に装備された発電機により充電する一方で、二次電池10から供給する電力によりエアコン用のコンプレッサや、車輪を駆動するための電動モータ、或いはカーナビゲーションシステムなどの電装品を駆動してもよい。これによれば、二次電池10として温度調節を好適に行うことができることから、環境温度や充放電に伴う電極体23の発熱に起因する性能低下を抑制し、例えば二次電池10の交換頻度が高くなったり、1回の満充電で利用可能な電力量が低下したりすることを抑制できる。
以下、上記実施形態から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)前記テーパ部は、前記本体部材の底部側が前記正極シート又は前記負極シートの間に挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の二次電池。
(ロ)前記平板部は、前記電極体と前記ケースの間に介在されていることを特徴とする請求項1〜3、及び技術的思想イのいずれか1項に記載の二次電池。
10…リチウムイオン二次電池(二次電池)、11…ケース、11a…絶縁袋(シート)、12…本体部材、12a…底部、12b…左壁部、12c…右壁部、17,18…集電端子(集電部材)、23…電極体(電極群)、27…セパレータ、28…正電極シート(正極シート)、29…負電極シート(負極シート)、31…垂下部(平板部)、31a…外側面、31b…内側面、32…テーパ部、35,36…接合部(接続部)。

Claims (3)

  1. セパレータを間に挟んだ状態で絶縁された正極シートと負極シートが層状構造をなした電極群をケースに収容してなる二次電池であって、
    平板部と、前記平板部と前記電極群とを接続する接続部とを有し、導電材よりなる集電部材を備え、
    前記平板部の一方の面は前記ケースの内面との間に絶縁材からなるシートを介した状態又は前記ケースの内面に形成された絶縁材からなる絶縁層を介した状態で前記ケースと熱的に連結し、他方の面には前記接続部が電気的及び熱的に連結しており、
    前記ケースは金属からなり、
    前記ケースは、底部及び前記底部の周囲より立設される壁部を有する有底筒状をなして前記電極群を収容する本体部材を含み、
    前記平板部における前記ケースの内面と合わさる面は、前記壁部の内面に合わさる状態で配置され、前記壁部の内面と合わさる面における前記本体部材の底部側には、前記本体部材の底部に向かって前記電極群側に傾斜するテーパ部が設けられていることを特徴とする二次電池。
  2. 前記平板部における前記ケースの内面と合わさる面と、前記ケースの内面との間には、絶縁材からなるシートが介在されていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  3. 請求項1または2に記載の二次電池を搭載したことを特徴とする車両。
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