JP2017081393A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
この発明の空気入りタイヤによれば、リムガード機能の確保とタイヤの転がり抵抗の低減とを良好に両立できる。
これによれば、リムガード機能の確保とタイヤの転がり抵抗の低減とをさらに良好に両立できる。
これによれば、リムガード機能をさらに向上できる。
これによれば、リムガード機能をさらに向上できる。
これによれば、リムガード機能をさらに向上できる。
これによれば、リムガード機能の確保とタイヤの転がり抵抗の低減とをさらに良好に両立できる。
図1〜図2は、本発明の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)の一実施形態を示している。
なお、本実施形態のタイヤは、例えば乗用車用空気入りタイヤや重荷重用空気入りタイヤ等の任意の空気入りタイヤに好適に適用できる。
本実施形態のタイヤ1は、トレッド部10と、トレッド部10からタイヤ幅方向外側に連続してタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部20と、各サイドウォール部20のタイヤ径方向内側にそれぞれ連続する一対のビード部30と、からなる。
図1では、タイヤ1が、適用リムRに組み付けられ、規定内圧が充填され、無負荷の状態にあるものとする。
トレッドゴム11の外表面は、トレッド踏面12をなしており、トレッド踏面12にはトレッドパターンが形成されている。図1に示す例では、トレッド踏面12に複数本の周方向溝が形成されている。カーカス50は、トレッド部10、サイドウォール部20及びビード部30にわたって延びるカーカス本体部50aと、ビードコア60の周りでタイヤ幅方向内側から外側に巻き上げられたカーカス折り返し部50bとを有している。ビードフィラー70は、カーカス本体部50aとカーカス折り返し部50bとの間に配置されている。インナーライナー80は、カーカス50よりもタイヤ内側に設けられている。
図の例では、リムガード24のタイヤ内周側の端面が、適用リムRに接触している。ただし、リムガード24のタイヤ内周側の端面は、適用リムRに接触していなくてもよい。
図2に示す例では、リムガード24は、タイヤ周方向に沿って等間隔に配置された3つのリムガード部分241からなり、それぞれのリムガード部分241のタイヤ周方向に沿う長さは同一である。
ここで、リムガード部分241の「突出高さh」(図1参照。)とは、タイヤ幅方向断面において、リムガード部分241のタイヤ幅方向外側への突出先端部241aから、サイドウォール部20の外表面の輪郭線(以下、「サイド外輪郭線SC」ともいう。)へ立てた法線に沿った、突出先端部241aからサイド外輪郭線SCまでの距離を指す。また、「サイド外輪郭線SC」は、タイヤ幅方向断面において、サイドウォール部20の外表面を、図示しない規格表示、文字、図形、記号、タイヤ周方向に延びる突条22、リムガード24、及びその他の局所的な凹凸を除いて観たときの、滑らかな曲線を描くサイドウォール部20の外表面の輪郭線を指す。
なお、本例では、各リムガード部分241のタイヤ幅方向断面での断面形状や突出高さhどうしは、同一である。また、リムガード部分241どうしの間の間隙に対応するタイヤ周方向領域では、サイドウォール部20の外表面が、サイド外輪郭線SCに沿って延在している。
なお、「リムガード部分241の突出先端部241aのタイヤ周方向に沿う長さa」は、リムガード部分241のタイヤ周方向に沿う長さを、突出先端部241aのタイヤ径方向位置で測って得られる値となる。同様に、「各リムガード部分241の突出先端部241aを通るとともにタイヤ周方向に沿う仮想円VCの全周長さ」とは、言い換えれば、タイヤ回転軸線Oを中心とする、突出先端部241aのタイヤ径方向位置での仮想円VCの、全周長さとなる。
同様の観点から、各リムガード部分241の突出先端部241aのタイヤ周方向に沿う総長さが、各リムガード部分241の突出先端部241aを通るとともにタイヤ周方向に沿う仮想円VCの全周長さの70%以上であると、好ましい。
これによれば、リムガード機能の確保とタイヤの転がり抵抗の低減とをさらに良好に両立できる。
同様の観点から、各リムガード部分241の突出先端部241aのタイヤ周方向に沿う長さa(又はその最小値)が、リムガード部分241の突出先端部241aのどうしの間のタイヤ周方向に沿う間隔b(又はその最大値)の2.5〜9.0倍であると、さらに好適である。
また、同様の観点から、各リムガード部分241の突出先端部241aのタイヤ周方向に沿う長さaが、それぞれ、各リムガード部分241の突出先端部241aを通るとともにタイヤ周方向に沿う仮想円VCの全周長さの20〜30%であると、好適である。
また、リムガード機能の向上の観点、及び、タイヤ1のユニフォミティの低下抑制の観点からは、本例のように、複数のリムガード部分241がタイヤ周方向に等間隔に配置されているのが好ましい。
これにより、仮にリムガード部分241のタイヤ周方向の端面241bが仮想平面VPに沿って延在していない場合に比べて、リムガード部分241のタイヤ周方向端部によって発揮されるリムガード機能を向上できる。
このような観点から、リムガード部分241のタイヤ周方向端面の沿う上記仮想平面VPは、図2の例のように、タイヤ幅方向に沿って延在していると、好適である。これにより、リムガード部分241のゴム量がそのタイヤ周方向端部で小さくなることが抑制され、ひいては、リムガード部分241のタイヤ周方向端部でもリムガード機能を効果的に発揮させることができる。
さらに、同様の観点から、上記仮想平面VPは、なるべくタイヤ径方向に対する傾斜角度が小さいほうがよい。これにより、リムガード部分241のタイヤ径方向での幅がそのタイヤ周方向端部で小さくなることが抑制され、ひいては、リムガード部分241のタイヤ周方向端部でもリムガード機能を効果的に発揮させることができる。
より具体的に、仮想平面VPは、タイヤ幅方向に沿って延在するとともに、タイヤ径方向とのなす角度θ(図2参照。)が40°以下であると、好適であり、タイヤ径方向とのなす角度θが20°以下であると、さらに好適である。
この「なす角度θ」は、タイヤ1の側面視において、リムガード部分241のタイヤ周方向端面における突出先端部241aとタイヤの回転軸線Oとを通る、タイヤ径方向の仮想線と、上記仮想平面VPとの、鋭角側のなす角度を指すものとする。
なお、リムガード部分214のタイヤ周方向端面214bの沿う仮想平面VPがタイヤ径方向に対して傾斜する場合は、タイヤ1の側面視において、リムガード部分214のうち、リムガード部分214のタイヤ周方向端面214bとリムガード部分214のタイヤ内周側端縁とによって区画されるコーナ部分の角度が、鋭角よりも鈍角となる側に、仮想平面VPがタイヤ径方向に対して傾斜するほうが、好ましい。これにより、このコーナ部分の剛性が低下するのを抑制し、ひいては、リムガード部分241のタイヤ周方向端部でのリムガード機能が低下するのを抑制できる。
比較例1〜2及び実施例1〜5のタイヤに設けたリムガードは、いずれも、それぞれタイヤ幅方向外側へ突出して一定の突出高さを維持しながらタイヤ周方向に沿って延在するとともに、タイヤ周方向に沿って互いから間隔を空けて配置された、複数のリムガード部分からなるものとし、それぞれのタイヤのリムガードの寸法を、表1のとおりに互いに異ならせた。
比較例2のタイヤに設けたリムガードは、タイヤ幅方向外側へ突出して一定の突出高さを維持しながら、タイヤ周方向に沿ってタイヤ全周にわたって延在するものとした。言い換えれば、比較例2のタイヤのリムガードは、1つのリムガード部分がタイヤ全周にわたって延在するものである。
なお、表1における「仮想円の全周長さに対する突出先端部の総長さの割合(%)」とは、リムガード部分の突出先端部を通るとともにタイヤ周方向に沿う仮想円VCの全周長さに対する、リムガード部分の突出先端部のタイヤ周方向に沿う総長さの割合を指す。
表1に示すリムガードの寸法以外のリムガードの構造は、各タイヤで共通であった。
各タイヤに設けたリムガードによるリムを保護する機能を評価するため、各タイヤを適用リムに組み付け、内圧を0kPaとした状態で、各タイヤについて、つぎに説明するリム保護性試験を実施した。まず、水平な平板上に、タイヤのタイヤ幅方向一方側の面が下になるようにタイヤを横倒しにして、タイヤのタイヤ幅方向他方側の面に、上から鉄板を載せた。そして、アムスラー試験機を用いて、鉄板の上から荷重を掛け、タイヤのタイヤ幅方向一方側でリムのリムフランジが平板に接触するまでに要したエネルギーを算出し、算出した結果に基づいて、リム保護性を相対的な指数で評価した。表1に示すリム保護性の指数は、その値が高いほどリム保護性に優れることを表している。
各タイヤの転がり抵抗を評価するため、各タイヤを、適用リムに組み付け、内圧を付与し、荷重を掛けた状態で、各タイヤについて、つぎに説明する転がり抵抗試験を実施した。まず、ドラム試験機を用いて、タイヤを鉄板上で所定速度で走行させ、その後、タイヤを慣性走行させたときのタイヤの減速度を測定し、その測定した結果に基づいて、転がり抵抗の逆数を相対的な指数で評価した。表1に示す転がり抵抗の指数は、その値が高いほど転がり抵抗が低く、燃費性に優れることを表している。
Claims (6)
- 空気入りタイヤであって、
サイドウォール部に、前記空気入りタイヤに装着されるリムを保護するためのリムガードを備え、
前記リムガードは、それぞれタイヤ幅方向外側へ突出して一定の突出高さを維持しながらタイヤ周方向に沿って延在するとともに、タイヤ周方向に沿って互いから間隔を空けて配置された、複数のリムガード部分からなり、
前記複数のリムガード部分のタイヤ幅方向外側への突出先端部のタイヤ周方向に沿う総長さが、前記突出先端部を通るとともにタイヤ周方向に沿う仮想円の全周長さの50%よりも長いことを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記各リムガード部分の前記突出先端部のタイヤ周方向に沿う長さaの最小値が、前記リムガード部分の前記突出先端部どうしの間のタイヤ周方向に沿う間隔bの最大値よりも、長い、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記リムガード部分のタイヤ周方向の少なくともいずれか一方側の端面が、仮想平面に沿って延在している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記仮想平面は、タイヤ幅方向に沿って延在するとともに、タイヤ径方向とのなす角度が40°以下である、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記仮想平面は、タイヤ幅方向に沿って延在するとともに、タイヤ径方向とのなす角度が20°以下である、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記複数のリムガード部分の前記突出先端部のタイヤ周方向に沿う総長さが、前記突出先端部を通るとともにタイヤ周方向に沿う前記仮想円の全周長さの90%以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Family
ID=58710454
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Country | Link |
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Citations (6)
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-
2015
- 2015-10-27 JP JP2015211202A patent/JP2017081393A/ja active Pending
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