JP2017081032A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同時に形成することができない印刷条件の異なるサンプル画像を単一の記録媒体に効率的に形成する。【解決手段】プリンタ部102から反転経路を含む再給紙経路を経てプリンタ部102に印刷用紙を再給紙しながら、印刷条件の異なる複数のバーコードのサンプル画像を、段階を分けて同じ印刷用紙上に印刷するようにした。このため、プリンタ部102により印刷用紙に同時に印刷できない印刷条件のバーコードのサンプル画像を、一つの印刷用紙上に印刷することができる。これにより、同時に印刷できないサンプル画像を別々の印刷用紙に印刷する必要をなくし、印刷条件が異なるバーコードのサンプル画像の印刷処理を一つの印刷用紙に対する簡便な内容とすることができる画像形成装置。【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
バーコードは、バー(黒ベタ部分)とスペース(白部分)とを交互に配置して構成される。バーとスペースにはそれぞれ複数通りの幅がある。したがって、バーコードをプリンタで印刷する際には、バーコードの読み取り時にバーとスペースのそれぞれの幅が安定した精度で判別されるようにする必要がある。
ところで、プリンタにおけるバーコードの印刷品質はプリンタによるバーコードの印刷条件によって変化する。そこで、印刷条件に関係する複数のパラメータの組み合わせパターンを異ならせた複数のバーコードを同一の記録媒体上にサンプル印刷し、サンプル印刷したバーコードの読み取り結果から印刷条件の最適化を図る提案が、既に行われている(例えば、特許文献1)。
特開2009−18448号公報
ところが、上述したサンプル印刷では、バーコード毎に異なるパラメータの組み合わせパターンが同時に印刷処理できる組み合わせパターンに限定されるので、それ以外のパラメータの組み合わせパターンによるバーコードは、改めて別の記録媒体にサンプル印刷する必要がある。そのため、サンプル印刷の処理が煩雑になるだけでなく、バーコードの印刷条件の最適化を図るために行う、サンプル印刷した記録媒体からバーコードを読み取ってその結果を評価する作業も、同様に煩雑になってしまう。
この種の問題は、バーとスペースとを一次元方向に交互に配置したバーコードや二次元方向に配置した二次元バーコードに限らず、光学的に読取可能な各種のサンプル画像を記録媒体に形成する場合に共通して生じるものである。
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、同時に形成することができない印刷条件の異なるサンプル画像を単一の記録媒体に効率的に形成することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の第1の態様による画像形成装置は、
プリンタ部に給紙した記録媒体に対し指定された印刷条件で画像を形成する画像形成装置において、
前記プリンタ部で画像を形成した前記記録媒体の排紙経路から分岐して該記録媒体を前記プリンタ部に再給紙する再給紙経路と、
前記プリンタ部によりサンプル画像を形成した前記記録媒体を前記再給紙経路により前記プリンタ部に再給紙させつつ、前記印刷条件別の複数のサンプル画像を前記プリンタ部により単一の前記記録媒体に形成して、前記排紙経路に排紙させるサンプル画像形成手段と、
を備える。
また、本発明の第2の態様による画像形成装置は、本発明の第1の態様による画像形成装置において、前記再給紙経路は前記記録媒体を前記プリンタ部に再給紙する経路であり、前記サンプル画像形成手段は、前記プリンタ部によりサンプル画像が形成された後に前記再給紙経路により前記プリンタ部に再給紙された前記記録媒体の、前記サンプル画像が形成されたのと同じ面に対し、前記印刷条件が異なるサンプル画像を形成する。
さらに、本発明の第3の態様による画像形成装置は、本発明の第1の態様による画像形成装置において、前記再給紙経路は前記記録媒体を表裏反転させて前記プリンタ部に再給紙する経路であり、前記サンプル画像形成手段は、前記記録媒体を前記再給紙経路により前記プリンタ部に再給紙する毎に、前記印刷条件別の複数のサンプル画像を前記単一の記憶媒体の両方の記録面に分散して、各記録面の前記サンプル画像どうしが重ならないように位置をずらしてそれぞれ形成する。
また、本発明の第4の態様による画像形成装置は、本発明の第1、第2又は第3の態様による画像形成装置において、前記記録媒体から読み取った前記印刷条件別のサンプル画像の印刷品質を評価した結果から、前記印刷条件を構成する複数のパラメータの最適な内容を決定する最適内容決定手段と、該最適内容決定手段が決定した前記最適なパラメータの内容を、一部のパラメータの内容を見出しにして記憶する記憶手段と、印刷ジョブが入力された際に、該印刷ジョブで指定された前記印刷条件からパラメータの内容を特定し、該特定したパラメータの内容を前記見出しとして前記記憶手段に記憶された前記最適なパラメータの内容で前記印刷ジョブを実行させる制御手段とをさらに備える。
さらに、本発明の第5の態様による画像形成装置は、本発明の第4の態様による画像形成装置において、前記他のパラメータの最適化に関する優先度が設定される優先度設定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記特定したパラメータの内容を前記見出しとして前記記憶手段に記憶された前記最適なパラメータの内容のうち、前記優先度設定手段により設定された優先度の高いパラメータが優先度の低いパラメータよりも優先して最適化された内容を用いて、前記印刷ジョブを実行させる。
本発明によれば、印刷条件が異なる複数のサンプル画像を記録媒体に効率よく形成することができる。
即ち、例えば記録媒体の搬送条件や印刷解像度等の印刷条件が異なるサンプル画像はプリンタ部で同時に形成することができない。しかし、本発明の第1の態様による画像形成装置によれば、プリンタ部によりサンプル画像を形成した記録媒体を再給紙経路によりプリンタ部に再給紙するので、プリンタ部で同時に形成することができない印刷条件の異なるサンプル画像であっても、複数回に分けて同じ記録媒体に形成される。このため、同時に形成することができない印刷条件の異なるサンプル画像を単一の記録媒体に効率的に形成することができる。
これにより、プリンタ部で同時に形成することができない印刷条件の異なるサンプル画像を記録媒体を替えて別々の記録媒体に形成する必要をなくし、印刷条件が異なるサンプル画像の印刷処理を単一の記録媒体に対する簡便な内容とすることができる。また、サンプル画像を記録媒体から読み取ってその結果を評価する作業も単一の記録媒体について行えば済む簡便な内容とすることができる。
また、本発明の第2の態様による画像形成装置によれば、本発明の第1の態様による画像形成装置において、再給紙経路が記録媒体をプリンタ部に再給紙する経路である場合は、プリンタ部においてサンプル画像を形成した後の記録媒体を再給紙経路により、サンプル画像と同じ面に画像が形成される向きでプリンタ部に再給紙する。すると、印刷条件が異なる複数のサンプル画像が記録媒体の同一の記録面に形成される。このため、サンプル画像を記録媒体から読み取ってその結果を評価する作業を、単一の記録媒体の同一の記録面に対して行えば済む簡便な内容とすることができる。
さらに、本発明の第3の態様による画像形成装置によれば、本発明の第1の態様による画像形成装置において、再給紙経路が記録媒体を表裏反転させてプリンタ部に再給紙する経路である場合、記録媒体をプリンタ部に給紙する毎にサンプル画像を記録媒体に形成すると、印刷条件が異なるサンプル画像が記録媒体の両方の記録面に分散して形成される。このため、同時に形成できない印刷条件の異なる複数のサンプル画像を、単一の記録媒体に短い所要時間で効率的に形成することができる。
そして、各記録面のサンプル画像は、記録媒体の裏表で互いに重ならないように位置をずらしてそれぞれ形成される。このため、記録媒体の一方の記録面に形成したサンプル画像が他方の記録面上で透けて見えても、他方の記録面に形成した他のサンプル画像と重なってその光学的読取精度に悪影響が及んでしまうことがないようにすることができる。
なお、印刷条件別の複数のサンプル画像を記録媒体から読み取った結果を元のサンプル画像の内容と照合する等して評価すると、印刷条件を構成する複数のパラメータの内容をどのような組み合わせに最適化すればサンプル画像の印刷品質が高くなるかがわかる。
そこで、本発明の第4の態様による画像形成装置のように、本発明の第1、第2又は第3の態様による画像形成装置において、サンプル画像の印刷品質が高くなる各パラメータの最適な内容を、一部のパラメータの内容を見出しにして記憶手段に記憶させておく。このため、印刷ジョブが発生したときに、印刷ジョブから特定されたパラメータの内容を見出しとして、他のパラメータの最適な内容を記憶手段の記憶内容から特定し、それを用いて印刷ジョブを実行させて、高い印刷品質で画像を記録媒体に形成させることができる。
また、本発明の第5の態様による画像形成装置によれば、本発明の第4の態様による画像形成装置において、見出しとするパラメータの内容に対して他のパラメータの最適な内容が記憶手段に複数パターン記憶されている場合に、最適化を優先させるパラメータを設定することができる。このため、優先度の高いパラメータの最適化を優先した内容で、印刷ジョブを実行させることができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置を含むプリンタネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1のインクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置により印刷用紙に印刷されるバーコードの構成例を示す説明図である。 (a)及び(b)は、図3のバーコードを構成するバー及びスペースにおける太さの比率を示す説明図である。 図1の制御ユニットの外部記憶装置に記憶された印刷条件の最適化したパラメータの組み合わせに関するテーブルの例を示す説明図である。 図1の制御ユニットのRAMに記憶されたチャートデータにより印刷用紙に印刷されるバーコードのサンプル画像のチャートの一例を示す説明図である。 図6のチャートに示すバーコードのサンプル画像を印刷用紙の両面に分散して印刷する場合のバーコードの配置例を部分的に拡大して示す説明図である。 図6のチャートに印刷するバーコードのサンプル画像に関するもので、(a)はチャートデータ上におけるバーコードのバー及びスペースの幅を示す説明図、(b),(c)は印刷条件により異なる印刷用紙上でのバーコードのバー及びスペースの幅を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置において行う印刷条件設定処理の手順を示すフローチャートである。 図9のチャート画像データ生成手順の詳細を示すフローチャートである。 図9の評価結果取得以降の手順の詳細を示すフローチャートである。 図1のインクジェット記録装置が外部記憶装置のテーブルに記憶された印刷条件によってバーコードの画像を印刷する場合の手順を示すフローチャートである。 図6のチャートに示すサンプル画像の読み取り及び評価を別機器で行う本発明の他の実施形態に係るインクジェット記録装置を含むプリンタシステムの概略構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置を含むプリンタネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。なお、図1に示すインクジェット記録装置は、インクジェット方式のラインカラープリンタであるものとする。
図1に示すように、本実施形態のプリンタネットワークシステムは、インクジェット記録装置1(請求項中の画像形成装置に相当)とクライアント端末14とを有している。
各クライアント端末14は、PC(パーソナルコンピュータ)等によって構成されるものである。このクライアント端末14は、ROM17に格納された制御プログラムに基づいて各種の処理を実行するCPU16を有している。また、CPU16には、ワーキングエリアとして機能するRAM18と、キーボードやマウス等から構成される入力部19と、液晶ディスプレイ等から構成される出力部20と、外部記憶装置21と、ディスクドライブ22とが接続されている。
外部記憶装置21には、文書、画像等の印刷画像を含む原稿データを生成するためのアプリケーションプログラムの格納領域や、インクジェット記録装置1のプリンタドライバプログラムの格納領域、その他各種アプリケーションプログラムの格納領域が確保されている。また、外部記憶装置21には、アプリケーションプログラムを用いて生成された原稿データや、原稿データの印刷画像を所定の印刷設定情報に従って印刷用のイメージデータに変換処理した印刷データを格納するデータベース領域も確保されている。
ここで、印刷設定情報とは、例えば、原稿データのサイズ、解像度の情報や、印刷に使用する印刷用紙S(図2参照)のサイズ(A4、A3、B4、B5等)や向き(縦、横)、紙質(例えば、坪量が大きい厚手の用紙、坪量が小さい薄手の用紙等)等の印刷用紙設定の情報を含む、通常印刷に必要な情報である。
CPU16は、プロセッサやメモリその他の周辺装置によって構成される演算装置であり、入力部19から入力される起動要求にしたがって外部記憶装置21のアプリケーションプログラムを起動させる。また、CPU16は、入力部19からのパラメータ入力等により指示された画像を示す原稿データを、起動されたアプリケーションプログラム上において生成する。生成された原稿データは出力部20において表示出力され、また、入力部19から保存要求が入力された場合には、外部記憶装置21のデータベース領域に記憶される。
外部記憶装置21のデータベース領域に記憶された原稿データは、アプリケーションプログラムの起動中に入力部19からの読み出し要求が入力された場合に、外部記憶装置21から読み出される。読み出された原稿データの印刷画像は、出力部20に表示出力することができ、また、アプリケーションプログラム上において加工して新たな原稿データに生成し直すこともできる。
そして、CPU16は、原稿アプリケーションプログラム等で生成した原稿データの印刷要求が入力された場合に、プリンタドライバプログラムをCPU16上で実行させることでCPU16上にプリンタドライバ40を仮想的に構築する。そして、プリンタドライバ40によってインクジェット記録装置1に印刷ジョブを出力させる。
プリンタドライバ40は、クライアント端末14に接続されたインクジェット記録装置1を制御するために、クライアント端末14上で実行されるデータ変換プログラムである。このプリンタドライバ40は、原稿アプリケーション等が生成した印刷画像を有する原稿データを取得し、所定の印刷設定情報に従ってビットマップデータ形式の印刷データを生成する。そして、生成した印刷データと上述した印刷設定情報とを含む印刷ジョブを、外部インターフェイス部15から制御ユニット10の外部インターフェイス部11に出力する。
以上に説明した処理をCPU16に実行させるためのプリンタドライバプログラム及び各種のアプリケーションプログラムは、クライアント端末14のディスクドライブ22により光学ディスク等のディスク状記録媒体50から読み取って、外部記憶装置21にインストールする(記憶させる)ことができる。
インクジェット記録装置1(画像形成装置)は、多数のノズルが形成されたインクヘッドを複数備え、それぞれのインクヘッドから黒又はカラーインクを吐出してライン単位で印刷を行い、搬送ベルト160(図2参照)上の印刷用紙S(請求項中の記録媒体に相当)上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する。
前記インクジェット記録装置1は、原稿上の画像情報を読み取って画像信号を出力するスキャナ部101と、クライアント端末14からの印刷ジョブ又はスキャナ部101からの画像信号に基づいて印刷用紙(片面又は両面)に印刷画像を印刷(記録)するプリンタ部102と、全体制御用の制御ユニット10とを備えている。プリンタ部102における印刷画像の印刷に使用する印刷用紙は、給紙搬送部104によりプリンタ部102を介して排紙部103に搬送される。
図2は、図1のインクジェット記録装置1の概略構成を示す説明図である。図2に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置1は、環状の搬送経路を有している。この搬送経路は、印刷用紙Sを供給する給紙系搬送路FRと、この給紙系搬送路FRからヘッドユニット110を経て排紙経路DRへ至る通常経路CRと、通常経路CRに分岐接続された反転経路SRとを備えている。
給紙系搬送路FRにおいて、印刷用紙Sは、筐体側面の外部に配設され、印刷用紙Sを積層して収納するサイド給紙トレイ120と、筐体内部に設けられた複数の給紙トレイ130(130a、130b、130c、130d)とから給紙される。
給紙トレイ130a〜130dには、それぞれにサイズ(A4、A3、B4、B5等)や向き(縦、横)、紙質の異なる印刷用紙S(例えば、坪量が大きい厚手の用紙、坪量が小さい薄手の用紙等)をセットすることができる。サイド給紙トレイ120はいわゆる手差しトレイであり、搬送経路で搬送可能な任意のスペックの印刷用紙Sをセットすることができる。
サイド給紙トレイ120には給紙機構が対応して設けられている。この給紙機構は、サイド給紙トレイ120の一番上の印刷用紙Sを1枚ずつピックアップする給紙ローラ121と、給紙ローラ121でピックアップされた印刷用紙Sが給紙される捌きローラ122と、捌きローラ122から1枚ずつ印刷用紙Sが給紙される中間搬送ローラ群123とを有している。中間搬送ローラ群123は、給紙された印刷用紙Sをレジスト部Rのレジストローラ240に給紙する。
給紙トレイ130にも給紙機構が対応して設けられている。この給紙機構は、給紙トレイ130の一番上の印刷用紙Sを1枚ずつピックアップする給紙ローラ131と、給紙ローラ131でピックアップされた印刷用紙Sが給紙される捌きローラ132とを有している。捌きローラ132は、給紙された印刷用紙Sをレジスト部Rのレジストローラ240に給紙する。
サイド給紙トレイ120や給紙トレイ130の印刷用紙Sは、印刷用紙Sのサイズや向き、紙質に応じた搬送速度及び搬送間隔で、上述した給紙ローラ121,131、捌きローラ122,132、中間搬送ローラ群123等によって、筐体内の給紙系搬送路FRに沿って搬送され、印刷用紙Sの先頭部分の基準位置であるレジスト部Rに導かれる。
一方、レジスト部Rの搬送方向下流側には、プリンタ部102を構成する画像形成部が設けられている。この画像形成部には、複数の印字ヘッドを備えたヘッドユニット110が設けられている。印刷用紙Sは、ヘッドユニット110の対向面に設けられた搬送ベルト160によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、各印字ヘッドから吐出されたインクによりライン単位で画像形成される。
搬送ベルト160上の印刷用紙Sは、サクションファンユニット162が発生する負圧によって搬送ベルト160側(ベルトプラテン:BP側)に吸引される。この負圧による吸引で、印刷用紙Sは搬送ベルト160上に固定した状態でプリンタ部102に搬送される。搬送された印刷用紙Sには、ヘッドユニット110によって画像が印刷される。
印刷済みの印刷用紙Sは、さらに、ローラ等の駆動機構によって通常経路CR上を搬送される。この通常経路CRには、印刷済みの印刷用紙Sを排出する排紙機構として、排紙経路DR及び排紙口140が分岐接続されている。
そして、印刷用紙Sの片側の面のみに印刷を行う片面印刷の場合、印刷用紙Sは、ローラ等の駆動機構によって、そのまま排紙経路DRを経て排紙口140に導かれて排紙され、排紙口140の受台として設けられた排紙トレイ150に印刷面を下にして積載されていく。この排紙経路DRの駆動機構が、排紙部103を構成している。
一方、印刷用紙Sの両面に印刷を行う両面印刷の場合は、表面(最初に印刷される面を「表面」、次に印刷される面を「裏面」とする)印刷終了時には排紙経路DR側に導かれずに、さらに筐体内を搬送され、反転経路SRに送出される。この排紙経路DRと反転経路SRとの分岐点には、裏面印刷用に搬送路を切り替えるための切替機構170が設けられており、切替機構170によって排出経路へ送出されなかった印刷用紙Sは、通常経路CRの切替機構170,172間の部分CR1を経て反転経路SRに引き込まれる。
この反転経路SRでは、通常経路CRの切替機構170,172間の部分CR1から切替機構172を経て用紙が受け渡され、排紙トレイ150内に設けられた空間を利用して印刷用紙Sを往復させることにより、印刷用紙Sの表裏を反転させる所謂スイッチバックを行う。そして、ローラ等の駆動機構によって、切替機構172を経由して通常経路CRの切替機構172及びレジストローラ240間の部分CR2に戻され、レジスト部Rを経て印刷用紙Sがプリンタ部102に再給紙され、表面と同様の手順によってヘッドユニット110により裏面への印刷が行われる。
そして、ヘッドユニット110により必要な面への画像の印刷が行われた印刷用紙Sは、排紙経路DRを通じて排紙口140に導かれて排紙され、排紙口140の受台として設けられた排紙トレイ150に積載されていく。
以上に説明した本実施形態のインクジェット記録装置1では、上述したサイド給紙トレイ120や給紙トレイ130の給紙機構と、レジスト部Rのレジストローラ240と、搬送ベルト160と、通常経路CRや反転経路SRの駆動機構が、給紙搬送部104を構成している。
また、本実施形態では、通常経路CRの切替機構170,172間の部分CR1と、同じく通常経路CRの切替機構172及びレジストローラ240間の部分CR2と、反転経路SRとで、請求項中の再給紙経路が構成されている。
上述したインクジェット記録装置1のスキャナ部101、プリンタ部102、排紙部103、給紙搬送部104等の各部の動作は、制御ユニット10により制御される。
図1に示すように、制御ユニット10の外部インターフェイス部11には、ローカルエリアネットワークLANを介して、複数のクライアント端末14の外部インターフェイス部15(図1中では、代表して1つのクライアント端末14についてのみ示している)がそれぞれ接続されている。各クライアント端末14から制御ユニット10は、印刷画像の印刷ジョブを受け取る。
制御ユニット10は、受け取った印刷ジョブの印刷データにより印刷画像のラスタデータを生成し、ビットマップ展開する。また、制御ユニット10は、受け取った印刷ジョブの印刷データがベクターデータであるときに、ベクターデータからラスタデータへのRIP変換を行った後、ビットマップ展開する。インクジェット記録装置1は、印刷ジョブにおいて指定された条件で、印刷画像の印刷用紙Sへの印刷をプリンタ部102において実行する。
また、制御ユニット10にはディスプレイ80が接続されている。このディスプレイ80は、インクジェット記録装置1の上部に配置されている。このディスプレイ80は、スキャナ部101にセットした印刷画像を複写印刷する際の、複写枚数や複写倍率といった複写条件をユーザが入力する入力操作部等として利用できる。
上述したプリンタ部102に印刷動作を行わせるインクジェット記録装置1の制御ユニット10は、CPU90を備える。このCPU90は、ROM91に格納されているプログラム及び設定情報に基づいて、ディスプレイ80から入力設定される内容に応じたスキャナ部101やプリンタ部102、排紙部103、及び、給紙搬送部104の動作を制御する。
なお、制御ユニット10にはRAM92が設けられており、RAM92には、クライアント端末14から制御ユニット10に入力された印刷ジョブや、スキャナ部101から制御ユニット10に入力された画像信号、ディスプレイ80から入力されたコピー時の印刷枚数や各種の設定内容等が随時記憶される。
また、RAM92にはフレームメモリ領域が設けられている。このフレームメモリ領域には、クライアント端末14から制御ユニット10に入力された印刷ジョブやスキャナ部101から制御ユニット10に入力された画像信号によってCPU90が生成する、印刷画像のラスタデータが、プリンタ部102に出力されるまでの間、一時的に記憶される。
さらに、制御ユニット10には外部記憶装置93(請求項中の記憶手段に相当)が設けられており、この外部記憶装置93はCPU90に接続されている。外部記憶装置93には、バーコードの画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせに関するテーブルを記憶する領域、印刷条件が異なる複数のバーコードのサンプル画像のチャートを印刷用紙Sに出力するためのチャートデータを記憶する領域等が設けられている。
ここで、バーコードの構成要素について説明する。図3はバーコードの構成例を示す説明図であり、図4(a)及び(b)はバーコードを構成するバー及びスペースにおける太さの比率を示す説明図である。
図3に示すバーコード95は、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す1次元バーコードであり、特定の情報を表すバーコードシンボルと、バーコードシンボルの左右に配置され、余白の部分であるクワイエットゾーンとから構成されている。
バーコードシンボルは、データの始まりを示すスタートキャラクタ、情報の内容を表すデータ(メッセージ)、読み誤りがないかチェックするためのチェックデジット、及びデータの終わりを示すストップキャラクタから構成されている。
このような1次元のバーコード95は、大きく分けてバイナリレベルとマルチレベルの2種類に分類できる。
バイナリレベルのバーコード95は、2種類の幅を有する黒バーと2種類の幅を有する白スペースで構成されたバーコード95である。このバーコード95は、図4(a)に示すように、細いバー(ナローバー:NB)、太いバー(ワイドバー:WB)、細いスペース(ナロースペース:NS)および太いスペース(ワイドスペース:WS)で構成され、それぞれの幅の比率は、
NB:WB=NS:WS=1:2〜1:3
と定められている。
このようなバイナリレベルのバーコード95としては、CODE39,NW−7,ITF等がある。
一方、マルチレベルのバーコード95とは、図4(b)に示すように、4種類の幅を有する黒バー(B1、B2、B3、及びB4)と4種類の幅を有する白スペース(W1、W2、W3、及びW4)で構成されたバーコード95である。マルチレベルのバーコード95の各バー及び各スペースの幅比率は、
B1:B2:B3:B4=W1:W2:W3:W4=1:2:3:4
と定められている。
このようなマルチレベルのバーコード95としては、CODE128又はJAN等とがある。
なお、クワイエットゾーンは、この余白が十分でないと、読み取りが不安定となるため、通常、左右にそれぞれ十分な長さが確保される。左右のクワイエットゾーンとして定義されている長さはバーコード95の種類によって異なるが、例えばNW−7やCODE39では、左右のクワイエットゾーンをそれぞれナローバー(NB)の10倍以上の長さとするように定められている。
このようなバーコード95をインクジェット記録装置1によって印刷用紙Sに印刷する場合は、バーコード95の読み取り時にバーとスペースのそれぞれの幅が安定した精度で判別されるようにする必要がある。
ところで、インクジェット記録装置1によって印刷用紙Sに形成(印刷)する画像の品質は、印刷条件の各パラメータの内容によって左右されることがある。ここで言う印刷条件のパラメータとは、クライアント端末14のプリンタドライバ40からの印刷ジョブや、インクジェット記録装置1のディスプレイ80から入力されるシステム設定によって、インクジェット記録装置1における画像の印刷の際に実行可能な、全ての印刷条件に関連するパラメータを含む。
具体的には、例えば、印刷用紙Sに対する画像の印刷向き、解像度、印刷モード(モノクロ、カラー)、ミスト対策(なし、あり)、搬送ベルト160の搬送速度(低、高)、サクションファンユニット162による印刷用紙Sの吸引力(弱、強)、印刷濃度等が、インクジェット記録装置1で実行可能な印刷条件に関連するパラメータの内容として挙げることができる。
ここで、印刷用紙Sに対する画像の印刷向きは、縦向きと横向きの2通りで定義される。縦向きでは、インクジェット記録装置1の搬送経路を搬送される印刷用紙Sにバーコード95の画像が、黒バーや白スペースの幅方向を印刷用紙Sの搬送方向と直交する方向に向けて形成(印刷)される。このため、印刷用紙Sにバーコード95の画像が縦向きで印刷されると、バーコード95の黒バーや白スペースが印刷用紙Sの搬送方向に沿って延在することになる。
印刷用紙Sにバーコード95の画像を縦向きで印刷する場合、インクヘッドから吐出されたインクの着弾タイミングがずれると、インクの着弾位置が印刷用紙Sの搬送方向にずれてバーコード95の黒バーや白スペースの延在方向における長さに変化をもたらす可能性がある。しかし、インクの着弾位置が印刷用紙Sの搬送方向と直交する方向にずれてバーコード95の黒バーや白スペースの幅に変化をもたらす可能性は低い。
一方、横向きでは、インクジェット記録装置1の搬送経路を搬送される印刷用紙Sにバーコード95の画像が、黒バーや白スペースの幅方向を印刷用紙Sの搬送方向に向けて印刷される。このため、印刷用紙Sにバーコード95の画像が横向きで印刷されると、バーコード95の黒バーや白スペースが印刷用紙Sの搬送方向と直交する向きに延在することになる。
印刷用紙Sにバーコード95の画像を横向きで印刷する場合、インクヘッドから吐出されたインクの着弾タイミングがずれると、インクの着弾位置が印刷用紙Sの搬送方向と直交する方向にずれてバーコード95の黒バーや白スペースの延在方向における長さに変化をもたらす可能性は低い。しかし、インクの着弾位置が印刷用紙Sの搬送方向にずれて黒バーや白スペースの幅に変化をもたらす可能性がある。
バーコード95の黒バーや白スペースの幅に変化が生じると、バーコードを誤った内容で読み取る可能性があるので、バーコード95の画像を印刷用紙Sに印刷する際に、印刷用紙Sに対する画像の印刷向きはバーコード95の画像の読み取り精度に関する品質に影響するパラメータとなる。
また、印刷の解像度は画像を構成する画素の密度に関わるので、印刷用紙Sにバーコード95の画像を印刷する場合、バーコード95の黒バーや白スペースの幅は解像度によって変化する可能性がある。
さらに、印刷モードについては、バーコード95の画像の黒バーを黒色で印刷する場合、モノクロ印刷でK(ブラック)のインクのみを用いて印刷するのと、カラー印刷でK(ブラック)以外のインクも併用してコンポジット印刷するのとでは、バーコード95の読み取り精度に変化をもたらす可能性がある。
また、ミスト対策とは、ビットマップ展開した印刷画像のラスタデータに対して、吐出ドロップ数が閾値に満たない少量で吐出されるため着弾位置がずれやすい画素のインクを誤差拡散法等により周辺画素に拡散させる処理を施したり、少量で吐出されるインクが流されて着弾位置ずれを起こす原因となるインクの飛翔経路上の気流発生を抑制するために、インクジェット記録装置1の搬送経路における印刷用紙Sの搬送速度を通常よりも遅くすることである。したがって、ミスト対策の有無によって、ミストとなりやすい低ドロップ数のインク吐出の有無や、インクを吐出する対象の画素が変わり、画像を構成する画素のドットゲインや解像度に変化をもたらす。このため、ミスト対策の有無はバーコード95の黒バーや白スペースの幅に変化をもたらす可能性がある。
さらに、搬送ベルト160の搬送速度は、単位時間当たりの印刷処理数の上限や印刷画像の解像度の上限、インクの着弾位置ずれ量に影響する。また、サクションファンユニット162による印刷用紙Sの吸引力は、吐出インクが低ドロップ数であるほどインクの着弾位置ずれ量に影響する。印刷濃度によって画素に対するインクのドロップ数が変わるので、印刷濃度は印刷画像の解像度やインクの着弾ずれ量に影響する。
以上のように、バーコード95の画像を印刷用紙Sに印刷する場合、印刷条件の各パラメータの内容は、バーコード95の画像の読み取り精度に関する品質に影響すると考えられる。
そこで、本実施形態のインクジェット記録装置1では、制御ユニット10の外部記憶装置93に、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせに関するテーブルを記憶する領域を設けている。
図5は、外部記憶装置93に記憶される、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせに関するテーブルの例を示す説明図である。このテーブルでは、印刷条件のパラメータのうち少なくとも1つの内容を固定した場合の、バーコード95の画像の印刷品質を最適化するのに適した他のパラメータの内容が、固定するパラメータや固定する内容毎に分類して関連付けてそれぞれ定義されている。
このテーブルに定義される印刷条件の各パラメータの内容は、先に説明したとおり、クライアント端末14のプリンタドライバ40やインクジェット記録装置1のディスプレイ80から入力されるシステム設定によって、インクジェット記録装置1において実行可能な印刷条件の全てのパラメータの内容である。
なお、バーコード95の画像の印刷品質は、複数の評価項目の評価結果に基づいて決定される。図5に示す例のテーブルでは、印刷用紙Sに印刷した後述のバーコード95のサンプル画像を、後述する(1)〜(7)の7つの評価項目について評価した結果から決定した、総合的な評価が最も高い内容の組み合わせ(図5中の総合グレード優先)と、特定の評価項目の評価が最も高くなる内容の組み合わせ(図5中の○×グレード優先)とを、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の内容の組み合わせとして定義している。
ここで、画像の印刷品質に関する7つの評価項目は、評価対象の特性に応じた内容とすることができる。例えば、本実施形態のような、バーとスペースとを一次元方向に交互に配置したバーコード95の画像が評価対象である場合は、例えば、日本工業規格(JIS X 0520 : 2001 (ISO/IEC 15416 : 2000 から引用)においてバーコードの走査反射率波形における評価パラメータとして定義されているパラメータ(例、JIS X 0520 : 2001 5.4.3〜5.4.9の(1)復号、(2)シンボルコントラスト、(3)最小反射率、(4)エッジコントラスト、(5)変位幅(モジュレーションコントラスト)、(6)欠陥、(7)復号容易度)とすることができる。
図6は、外部記憶装置93に記憶されたチャートデータにより印刷用紙Sに印刷されるサンプル画像のチャートの一例を示す説明図である。図6では、A3サイズ(縦向き)の印刷用紙Sにバーコード95のサンプル画像を印刷したチャートが例示されている。
このチャートには、サンプル画像が、印刷用紙Sに対する画像の印刷向きが「縦向き」であるものと「横向き」であるものとに分けて印刷されている。「縦向き」及び「横向き」の各サンプル画像は、解像度が300dpiのものと600dpiのものとに分けて印刷されている。
そして、図6のチャートでは、「縦向き」の解像度が300dpiと600dpiの各サンプル画像や、「横向き」の解像度が300dpiと600dpiの各サンプル画像を、印刷モード(モノクロ、カラー)、ミスト対策(なし、あり)、搬送ベルト160の搬送速度(BP速度低、高)、サクションファンユニット162による印刷用紙Sの吸引力(BPファン弱、強)のパラメータ順に、印刷濃度を1画素=7drop〜1dropとした場合のサンプル画像をマトリクス状に配列して構成されている。
ここで、プリンタ部102においては、同じ印刷用紙Sに対して、解像度が300dpiのサンプル画像と600dpiのサンプル画像とを同時に印刷することができない。解像度以外にも、印刷モード(モノクロ、カラー)、ミスト対策(なし、あり)、搬送ベルト160の搬送速度(低、高)、サクションファンユニット162による印刷用紙Sの吸引力(弱、強)をそれぞれ異なせたサンプル画像を、プリンタ部102において同じ印刷用紙Sに同時に印刷することはできない。
そこで、本実施形態のインクジェット記録装置1では、同時に印刷できないサンプル画像を、両面印刷により印刷用紙Sの表裏両面に分散して印刷したり、片面印刷後に再給紙経路を2周させて印刷用紙Sの同じ面にまとめて印刷するようにしている。
図7はバーコード95のサンプル画像を印刷用紙Sの両面に分散して印刷する場合のサンプル画像の配置例を部分的に拡大して示す説明図である。図7に示すように、同時に印刷できないバーコード95のサンプル画像を両面印刷により印刷用紙Sの表裏両面に分散して印刷する際には、表面側に印刷するバーコード95の画像(図中実線で示すバーコード95の画像)の位置と裏面側に印刷するバーコード95の画像(図中破線で示すバーコード95の画像)の位置とを重ならないようにずらすことが望ましい。
表面側と裏面側のバーコード95の画像の位置をずらすことで、表面側のバーコード95の画像のインクが裏面側に滲み出たり、裏面側のバーコード95の画像のインクが表面側に滲み出たりしても、反対側のバーコード95の画像と重なって印刷品質を低下させないようにすることができる。
図8(a)〜(c)は印刷用紙Sに印刷するバーコード95のサンプル画像に関するもので、(a)は外部記憶装置93のチャートデータ上におけるバーコード95のバー及びスペースの幅を示す説明図、(b),(c)は印刷条件により異なる印刷用紙S上でのバーコード95のバー及びスペースの幅を示す説明図である。
例えば、外部記憶装置93のチャートデータ上ではバーやスペースが図8(a)に示す幅であるバーコード95が、印刷条件次第では、図8(b)に示すように、インクの滲みによってバーの幅が広がりスペースの幅が狭まる場合がある。また、一方で、印刷条件次第では、図8(c)に示すように、印刷濃度が下がることでインクの滲みが減りバーコード95のバーやスペースの幅がデータ通りとなる場合もある。
そこで、印刷条件が異なる複数のバーコード95のサンプル画像をチャートとして印刷用紙Sに印刷し、印刷した各印刷条件のバーコード95のサンプル画像を印刷用紙Sのチャートから読み出して、チャートデータ上のバーコード95を基準にして評価することで、バーコード95を印刷する際の印刷条件の最適化した内容を決定することができる。
次に、インクジェット記録装置1においてバーコード95の画像を印刷用紙Sに印刷する際の印刷条件の各パラメータの最適化した内容を決定する一連の手順について、図9乃至図11を参照して説明する。
まず、図9は、インクジェット記録装置1において行う印刷条件設定処理の手順を示すフローチャートである。図9に示すように、最初に、制御ユニット10のCPU90が外部記憶装置93のチャートデータに基づいて、印刷用紙Sに印刷するバーコード95のサンプル画像のチャート画像データを生成し(ステップS1)、プリンタ部102により印刷用紙Sにチャートを印刷させる(ステップS3)。
ここで、ステップS1のチャート画像データ生成手順では、図10のフローチャートに示すように、チャートとして印刷用紙Sに印刷するバーコード95のサンプル画像について、例えばディスプレイ80の画面操作によりユーザからパラメータの内容の組み合わせパターンが指定されているか否かを確認する(ステップS21)。
ユーザによる指定がなく、オートパターンによりチャートを出力する場合は(ステップS21でYES)、インクジェット記録装置1において実行可能な印刷条件の全てのパラメータの内容を組み合わせたパターンで、バーコード95のサンプル画像をチャートとして印刷用紙Sに印刷するための画像データを生成する(ステップS23)。
一方、チャートとして印刷用紙Sに印刷するバーコード95のサンプル画像について、ユーザによるパラメータの内容の組み合わせパターンの指定があり、マニュアルパターンによりチャートを出力する場合は(ステップS21でNO)、ユーザにより指定されたパラメータの内容を組み合わせたパターンで、バーコード95のサンプル画像をチャートとして印刷用紙Sに印刷するための画像データを生成する(ステップS25)。
ステップS23やステップS25で、オートパターン又はマニュアルパターンにより画像データを生成したら、ステップS1のチャート画像データ生成手順を終了する。
図9に示す手順の説明に戻り、ステップS3のチャート印刷後のステップS5では、印刷したチャートの印刷用紙Sのシート(チャートシート)を図1のインクジェット記録装置1のスキャナ部101においてスキャニングして、チャート上の各印刷条件でそれぞれ印刷されたバーコード95のサンプル画像を読み取らせる。そして、読み取らせた各印刷条件のバーコード95のサンプル画像を、7つの評価項目について、元々のバーコード95の内容を基準にして評価し、A〜Fグレードの評価結果(Aは最高グレード、Fは最低グレード)を取得する(ステップS7)。
続いて、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせを決定するのに参酌する評価項目が、例えばディスプレイ80からの入力等でユーザにより指定されないオートモードであるか否かを確認する(ステップS9)。
オートモードである場合は(ステップS9でYES)、チャートシートから読み取ったバーコード95の各サンプル画像についてそれぞれ取得した7つの評価項目の評価結果から各バーコード95の総合グレードを決定する。この総合グレードは、上述した7つの評価項目の評価結果のうち最も低いグレードに決定される。そして、総合グレードが最も高いバーコード95のサンプル画像の印刷条件の組み合わせを、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせとして決定する(ステップS11)。
一方、オートモードでない場合は(ステップS9でNO)、ユーザにより指定された評価項目の評価結果から各バーコード95の総合グレードを決定する。そして、総合グレードが最も高いバーコード95のサンプル画像の印刷条件の組み合わせを、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせとして決定する(ステップS13)。
ステップS11やステップS13で印刷条件の組み合わせを決定したら、決定した印刷条件の組み合わせを、ユーザによる確認を経て(ステップS15)、外部記憶装置93のテーブルに記憶させて(ステップS17)、一連の手順を終了する。このとき、決定した印刷条件の組み合わせは、印刷条件を構成する複数のパラメータの内容のうち1つを見出しとして記憶され、残る他のパラメータの内容が、見出しとしたパラメータの内容に関連付けて記憶される。
なお、ステップS17のユーザによる確認は、例えば、ステップS11やステップS13で決定した印刷条件の組み合わせをディスプレイ80に表示しユーザの確認入力を求める等して行うことができる。
図11は、図9のステップS7で評価結果を取得した以降の手順の詳細を示すフローチャートである。まず、図9のステップS9に相当する手順として、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせを決定するのに参酌する評価項目のユーザによる指定があるか否かを確認する(ステップS31)。ユーザによる指定がない場合は(ステップS31でNO)、7つの評価項目全てを参酌する上述のオートモードであるものとして、後述するステップS35の手順に移行する。
一方、ユーザによる評価項目の指定がある場合は(ステップS31でYES)、オートモードでなくマニュアルモードであるものとして、指定された評価項目が7つの評価項目全てである総合評価か否かを確認する(ステップS33)。総合評価である場合は(ステップS33でYES)、実質的にオートモードと同じであるため、ステップS35の手順に移行する。
ステップS35では、図9のステップS11に相当する手順として、チャートシートから読み取ったバーコード95の各サンプル画像についてそれぞれ取得した7つの評価項目の評価結果から各バーコード95の総合グレードを決定する。そして、総合グレードが最も高いバーコード95のサンプル画像の印刷条件の組み合わせを、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせとして決定し、後述するステップS65の手順に移行する。
また、ステップS33において、指定された評価項目が総合評価でない場合(NO)は、7つの評価項目のうち(1)の評価項目が指定されているか否かを確認する(ステップS37)。
(1)の評価項目が指定されている場合は(ステップS37でYES)、チャートシートから読み取ったバーコード95の各サンプル画像についてそれぞれ取得した(1)の評価項目の評価結果のうちグレードが最も高いバーコード95のサンプル画像について、印刷条件の組み合わせを抽出する(ステップS39)。また、(1)の評価項目が指定されていない場合は(ステップS37でNO)、次の評価項目が指定されているか否かの確認手順に移行する。
以後、同様に、(2)〜(6)の評価項目が指定されているか否かを確認する手順をそれぞれ行う(ステップS41、ステップS45、ステップS49、ステップS53、ステップS57)。そして、(2)〜(6)の評価項目が指定されている場合は(ステップS41でYES、ステップS45でYES、ステップS49でYES、ステップS53でYES、ステップS57でYES)、チャートシートから読み取ったバーコード95の各サンプル画像についてそれぞれ取得した(2)〜(6)の評価項目の評価結果のうちグレードが最も高いバーコード95のサンプル画像について、印刷条件の組み合わせを抽出する(ステップS43、ステップS47、ステップS51、ステップS55、ステップS59)。
また、(2)〜(5)の評価項目が指定されていない場合は(ステップS41でNO、ステップS45でNO、ステップS49でNO、ステップS53でNO)、次の評価項目が指定されているか否かの確認手順に移行する(ステップS45、ステップS49、ステップS53、ステップS57)。さらに、(6)の評価項目が指定されていない場合は(ステップS57でNO)、チャートシートから読み取ったバーコード95の各サンプル画像についてそれぞれ取得した(7)の評価項目の評価結果のうちグレードが最も高いバーコード95のサンプル画像について、印刷条件の組み合わせを抽出する(ステップS61)。
そして、図9のステップS13に相当する手順として、ステップS39、ステップS43、ステップS47、ステップS51、ステップS55、ステップS59、ステップS61のいずれかの手順で抽出した印刷条件の組み合わせを、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせとして決定し、後述するステップS67の手順に移行する(ステップS63)。
なお、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせを決定するのに参酌する評価項目として、(1)〜(7)の7つの評価項目のうち2つ以上の評価項目がユーザにより指定された場合は、各バーコード95のサンプル画像について、指定された各評価項目の評価結果のグレードをそれぞれ取得する(ステップS37〜ステップS61)。
そして、そのうち最も低いグレードを各バーコード95のサンプル画像の評価結果のグレードとし、評価結果のグレードが最も高いバーコード95のサンプル画像の印刷条件の組み合わせを、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせとして決定し、後述するステップS67の手順に移行する(ステップS63)。
ステップS35で、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせを決定したならば、図9のステップS17に相当する手順として、ステップS35で決定した印刷条件の組み合わせを外部記憶装置93のテーブルに記憶させて(ステップS65)、一連の手順を終了する。
また、ステップS63で、バーコード95の画像の印刷品質を最適化する印刷条件の組み合わせを決定したならば、図9のステップS17に相当する手順として、ディスプレイ80上での入力操作等によりユーザが指定した印刷条件の組み合わせを外部記憶装置93のテーブルに記憶させて(ステップS67)、一連の手順を終了する。
次に、外部記憶装置93のテーブルに記憶された印刷条件によってインクジェット記録装置1がバーコード95の画像を印刷する場合について、図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御ユニット10のCPU90は、バーコード95の画像を含む印刷ジョブの入力を待機し(ステップS81)、バーコード95の画像を含む印刷ジョブが入力された場合は(ステップS81でYES)、入力された印刷ジョブの印刷設定から、印刷条件の固定(指定)されたパラメータの内容を特定する(ステップS83)。そして、特定したパラメータの固定された内容に対応する、バーコード95の画像の印刷品質を最適化するのに適した他のパラメータの内容を、外部記憶装置93のテーブルの記憶内容から特定する(ステップS85)。
ここで、ユーザによるディスプレイ80の操作等によって、特定のパラメータの評価結果が高い印刷条件の組み合わせを優先させることが指定されている場合は、ステップS85において他のパラメータの内容を特定するのに用いる外部記憶装置93のテーブルの記憶内容として、例えば、図5のテーブルの記憶内容のうち、総合的な評価が最も高い内容の組み合わせ(総合グレード優先)よりも、特定の評価項目の評価が最も高くなる内容の組み合わせ(グレード優先)を優先して用いる。
そして、ステップS81及びステップS83で特定した各パラメータの内容を印刷条件に適用して、バーコード95の画像を含む印刷ジョブをプリンタ部102に実行させて(ステップS87)、一連の処理を終了する。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態では、制御ユニット10のCPU90が実行する図11のフローチャートにおけるステップS35の手順が、請求項中のサンプル画像形成手段に対応する処理となっている。また、本実施形態では、CPU90が実行する図9中のステップS11の手順が、請求項中の最適内容決定手段に対応する処理となっている。さらに、本実施形態では、CPU90が実行する図12のフローチャートにおけるステップS81乃至ステップS85の手順が、請求項中の制御手段に対応する処理となっている。
また、特定のパラメータの評価結果が高い印刷条件の組み合わせを優先させることの指定が、ユーザによるディスプレイ80の操作で行われる場合は、ディスプレイ80が請求項中の優先度設定手段を構成することになる。
このように構成された本実施形態のインクジェット記録装置1では、プリンタ部102から反転経路SRを含む再給紙経路を経てプリンタ部102に印刷用紙Sを再給紙しながら、印刷条件の異なる複数のバーコード95のサンプル画像を、段階を分けて同じ印刷用紙S上に印刷するようにした。このため、プリンタ部102により印刷用紙Sに同時に印刷できない印刷条件のバーコード95のサンプル画像を、一つの印刷用紙S上に印刷することができる。
よって、同時に印刷できないサンプル画像を別々の印刷用紙Sに印刷する必要をなくし、印刷条件が異なるバーコード95のサンプル画像の印刷処理を一つの印刷用紙Sに対する簡便な内容とすることができる。また、印刷条件が異なるバーコード95のサンプル画像を評価するために、バーコード95のサンプル画像を印刷したチャートシートをスキャナ(本実施形態の場合はインクジェット記録装置1のスキャナ部101)にセットしてサンプル画像を読み取る作業を、一つのチャートシートについて行えば済む簡便な内容とすることができる。
なお、再給紙経路を複数回周回させて印刷用紙Sの同じ面に印刷条件が異なるバーコード95のサンプル画像を印刷するようにすれば、チャートシートをスキャナ部101にセットして各バーコード95のサンプル画像を読み取り制御ユニット10のCPU90が評価する作業を、一つのチャートシートの片面について行えば済むようにすることができる。
また、再給紙経路の反転経路SRが印刷用紙Sを表裏反転させてプリンタ部102に再給紙する度に、印刷条件が異なるバーコード95のサンプル画像を印刷用紙Sの両面に分散して印刷するようにすれば、プリンタ部102が同時に印刷できない印刷条件の異なる複数のバーコード95のサンプル画像を、一つの印刷用紙S上に短い所要時間で効率的に形成することができる。
このとき、印刷用紙Sの両面のバーコード95のサンプル画像を互いに重ならないように配置することで、印刷用紙Sの片面に印刷したバーコード95のサンプル画像が反対の面上で透けて見えても、その面に印刷した他のバーコード95のサンプル画像と重なってその光学的読取精度に悪影響が及んでしまうことがないようにすることができる。
そして、印刷用紙Sに印刷した印刷条件の異なる複数のバーコード95のサンプル画像をスキャナ部101で読み取って、外部記憶装置93のチャートデータと照合する等して評価することで、印刷条件を構成する複数のパラメータの内容をどのような組み合わせに最適化すればバーコード95の画像の印刷品質が高くなるかを認識することができる。
また、バーコード95の画像の印刷品質が高くなる印刷条件(を構成する複数のパラメータ)の内容をどのような組み合わせとするか認識した結果を、外部記憶装置93にテーブルとして記憶させておくことで、バーコード95の画像を含む印刷ジョブが発生したときに、印刷ジョブから特定された一部のパラメータの内容を見出しとして、他のパラメータの最適な内容を外部記憶装置93のテーブルから特定し、それを用いて印刷ジョブを実行させて、高い印刷品質でバーコード95の画像を印刷用紙Sに印刷することができる。
このとき、外部記憶装置93のテーブルには、バーコード95の画像の印刷品質が高くなる印刷条件の最適化した内容が、バーコード95のサンプル画像を読み取った結果を特定の評価項目を優先させて評価した場合についても記憶されている。このため、例えば要求される印刷品質に応じた所望の評価項目での評価が高くなる印刷条件で、バーコード95の画像を印刷用紙Sに印刷させることができる。
なお、チャートシートからバーコード95のサンプル画像を読み取り評価する作業は、本実施形態のように、インクジェット記録装置1のスキャナ部101や制御ユニット10で行ってもよい。
あるいは、例えば図13の説明図に示すように、外部のスキャナ装置300でチャートシートからバーコード95のサンプル画像を読み取り、読み取ったバーコード95のサンプル画像の評価をスキャナ装置300に接続したパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略記する。)400で行ってもよい。
その場合、図9のフローチャートのステップS5の手順をスキャナ装置300で行い、ステップS7乃至ステップS15の手順をパソコン400で行うことになる。したがって、図11のフローチャートのステップS31からステップS67までの手順はパソコン400で行うことになる。また、ステップS69やステップS71の手順は、パソコン400が、ステップS35やステップS63で決定した印刷条件の組み合わせや、パソコン400のキーボードの入力操作等によりユーザが指定した印刷条件の組み合わせを、インクジェット記録装置1の制御ユニット10にオンライン又はオフラインで出力する内容に変わる。
そして、インクジェット記録装置1の制御ユニット10のCPU90が、パソコン400からオンライン又はオフラインで入力された印刷条件の組み合わせを、外部記憶装置93にテーブルとして記憶させることになる。
また、上述した実施形態では、画像形成装置としてインクジェット記録装置1を用いた場合を例に取って説明した。しかし、本発明はインクジェット方式に限らず、例えば、孔版印刷方式等のインクジェット方式以外の方式によるプリンタを画像形成装置とする場合にも、広く適用することができる。
さらに、バーコードは、上述した実施形態で説明したバーとスペースとを一次元方向に交互に配置した一次元のバーコード95に限らず、バーとスペースとを二次元方向に配置した二次元バーコードであってもよい。また、本発明は、バーコードに限らず、光学的に読取可能な各種のサンプル画像を記録媒体に形成する場合に広く適用することができる。
1 インクジェット記録装置(画像形成装置)
10 制御ユニット
11,15 外部インターフェイス部
14 クライアント端末
16 CPU
17,91 ROM
18,92 RAM
19 入力部
20 出力部
21 外部記憶装置
22 ディスクドライブ
40 プリンタドライバ
50 ディスク状記録媒体
80 ディスプレイ(優先度設定手段)
90 CPU(サンプル画像形成手段、最適内容決定手段、制御手段)
93 外部記憶装置(記憶手段)
95 バーコード
101 スキャナ部
102 プリンタ部
103 排紙部
104 給紙搬送部
110 ヘッドユニット
120 サイド給紙トレイ
121,131 給紙ローラ
122,132 捌きローラ
123 中間搬送ローラ群
130,130a〜130d 給紙トレイ
140 排紙口
150 排紙トレイ
160 搬送ベルト
162 サクションファンユニット
170,172 切替機構
240 レジストローラ
300 スキャナ装置
400 パーソナルコンピュータ
CR 通常経路
CR1,CR2 通常経路(再給紙経路)
DR 排紙経路
FR 給紙系搬送路
LAN ローカルエリアネットワーク
R レジスト部
S 印刷用紙(記録媒体)
SR 反転経路(再給紙経路)

Claims (5)

  1. プリンタ部に給紙した記録媒体に対し指定された印刷条件で画像を形成する画像形成装置において、
    前記プリンタ部で画像を形成した前記記録媒体の排紙経路から分岐して該記録媒体を前記プリンタ部に再給紙する再給紙経路と、
    前記プリンタ部によりサンプル画像を形成した前記記録媒体を前記再給紙経路により前記プリンタ部に再給紙させつつ、前記印刷条件別の複数のサンプル画像を前記プリンタ部により単一の前記記録媒体に形成して、前記排紙経路に排紙させるサンプル画像形成手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記再給紙経路は前記記録媒体を前記プリンタ部に再給紙する経路であり、前記サンプル画像形成手段は、前記プリンタ部によりサンプル画像が形成された後に前記再給紙経路により前記プリンタ部に再給紙された前記記録媒体の、前記サンプル画像が形成されたのと同じ面に対し、前記印刷条件が異なるサンプル画像を形成する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記再給紙経路は前記記録媒体を表裏反転させて前記プリンタ部に再給紙する経路であり、前記サンプル画像形成手段は、前記記録媒体を前記再給紙経路により前記プリンタ部に再給紙する毎に、前記印刷条件別の複数のサンプル画像を前記単一の記憶媒体の両方の記録面に分散して、各記録面の前記サンプル画像どうしが重ならないように位置をずらしてそれぞれ形成する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体から読み取った前記印刷条件別のサンプル画像の印刷品質を評価した結果から、前記印刷条件を構成する複数のパラメータの最適な内容を決定する最適内容決定手段と、該最適内容決定手段が決定した前記最適なパラメータの内容を、一部のパラメータの内容を見出しにして記憶する記憶手段と、印刷ジョブが入力された際に、該印刷ジョブで指定された前記印刷条件からパラメータの内容を特定し、該特定したパラメータの内容を前記見出しとして前記記憶手段に記憶された前記最適なパラメータの内容で前記印刷ジョブを実行させる制御手段とをさらに備える請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記サンプル画像の印刷品質を評価する複数の評価項目に関する評価の優先度が設定される優先度設定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記特定したパラメータの内容を前記見出しとして前記記憶手段に記憶された前記最適なパラメータの内容のうち、前記優先度設定手段により設定された評価の優先度が高い評価項目の評価が最も高くなるように最適化された内容を用いて、前記印刷ジョブを実行させる請求項4記載の画像形成装置。
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