JP2017079885A - 鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ - Google Patents
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Abstract
【課題】クリップがチューブから外れる危険性を低減可能な鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそのクリップを備える鼻腔挿入チューブを提供する。【解決手段】本発明は、鼻腔に挿入する鼻腔挿入チューブ1の一端側に備える鼻腔挿入チューブ用クリップ3であって、主として樹脂から成り、鼻腔挿入チューブ1の肉厚部位に埋設され筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管10と、埋設管10の一部から外部に向かって延出するブリッジ部11とを備え、埋設管10の外側面および内側面の内の少なくとも一方の面に、その面から突出する2以上の突出部13,14を備える鼻腔挿入チューブ用クリップ3およびそれを備える鼻腔挿入チューブ1に関する。【選択図】図1
Description
本発明は、鼻腔に挿入するチューブに装着される鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブに関する。
いびきは、散発的であるか慢性的であるかを問わず、多くの人が経験したことのある睡眠中の症状である。疲れたときあるいは飲酒量が多かったときに散発的に発するいびきは、健康を害する危険性は比較的少ない。しかし、同じ部屋で寝る同伴者がいる場合には、いびきは、同伴者の睡眠を妨げることから、解消するのが好ましい。一方、慢性的に発するいびきは、同伴者の睡眠を妨げる他、睡眠時無呼吸症候群になる危険性を有する点で散発的に発するいびきよりも深刻である。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に無呼吸状態が頻繁に生じる病気であり、睡眠中に高血圧になりやすく、脳卒中や心筋梗塞の危険性を高めるといわれている。また、睡眠時無呼吸症候群は、かかる重篤な病気を発しないまでも、十分な睡眠をとることができないために、日中に眠くなり、自動車や自動二輪などを運転する場合には事故を引き起こす潜在的な危険性を有する。
睡眠時無呼吸症候群は、肥満あるいは生来の頭の骨格に起因して睡眠時に気道が塞がることによって生じるといわれている。睡眠時無呼吸症候群に陥りやすい肥満者あるいは力士がシーパップ(CPAP)という医療機器を使用して上質な睡眠をとっていることは、良く知られている。CPAPは、マスクとそれにつながるコンプレッサから成り、コンプレッサからマスクに向かって睡眠時に強制的に空気を送り込み、使用者の上気道を開く機能を持つ。ただし、この医療機器は、2〜3Kgの重量を有するものが一般的であるため、容易に持ち運ぶことが難しいという欠点を有する。最近、かかる欠点を解消した画期的ないびき解消グッズが登場した。それは、鼻腔に挿入するチューブ状の商品(「鼻腔挿入チューブ」と称する)である(例えば、特許文献1を参照)。
図7は、従来から公知の鼻腔挿入チューブの構造を説明するための斜視図(7A,7B)を示す。鼻腔挿入チューブ51は、鼻腔から口蓋垂(のどちんこ)付近にまで挿入するゴム製のチューブ52と、その一端側に取り付けられたストッパー54とから成る簡易かつ軽量な器具である。チューブ52は、その両端に開口部56,57を有すると共に、側面に、内部の貫通孔に達する孔55,55を有する。ストッパー54は、金属製のクリップ53を介して、チューブ52の一端(より具体的には、開口部56の近傍)と接続されている。クリップ53は、コイル状に巻回した埋設管60と、埋設管60からU字状に延出したブリッジ部61と、ブリッジ部61の先端を環状とした環状部62とを連接した構造を有する。埋設管60は、チューブ52における開口部56の肉厚部分に埋設して備えられている。また、環状部62は、ストッパー54の内部に備えられている。
上述の構造を有する鼻腔挿入チューブ51は、通常、睡眠前に、その開口部57側を鼻腔に挿入し、U字状のブリッジ部61を、鼻腔を隔てている鼻中隔に渡してもう一方の鼻腔にストッパー54を挿入して使用される。前述のように、鼻腔挿入チューブ51は、口蓋垂(のどちんこ)に達する位置まで挿入されるため、使用者の気道を確保し、もって呼吸を容易にする。
ところで、上記構造の鼻腔挿入チューブ51は、いびきの解消あるいは軽減に大きな効果を持つが、改善すべき部分もある。その一つは、クリップ53が金属製であることである。金属製のクリップ53を使用すると、錆の発生につながり、それを吸い込んでしまう原因となる。クリップ53をステンレス鋼やアルミニウム合金で構成して錆の発生を防止する方法も考えられる。しかし、鼻腔挿入チューブ51は、通常、使い捨てを前提として使用される。このため、ステンレス鋼やアルミニウム合金によりクリップ53を構成すると、鼻腔挿入チューブ51の価格が高くなり、使い捨てを前提とする使用に合わない。また、金属製のクリップ53は、金属アレルギーを引き起こす危険性もある。さらに、鼻腔挿入チューブ51を廃棄する場合に、ゴム製のチューブ52と、金属製のクリップ53とを分別する負荷を使用者に与えるという問題もある。
かかる問題に鑑みて、本発明者らは、本発明に先立ち、クリップ53を樹脂にて構成することを考えた。図8は、樹脂製のクリップを用いた鼻腔挿入チューブの斜視図(8A,8B)およびクリップの埋設管の位置における面Aによるチューブ断面(8C,8D)を示す。図8において、(8C)は理想的な断面を、(8D)は問題を生じる異常な断面を、それぞれ示す。本発明者らが先に開発したクリップ73は、環状の埋設管80と、その開口部の一端側の縁近傍からU字状に延出したブリッジ部81と、ブリッジ部81の先端に形成された拡径部82とを備える樹脂製のクリップである。かかるクリップ73を、従来の金属製のクリップ53に代えて鼻腔挿入チューブ51に用いると、錆の発生を解消でき、金属アレルギーの解消若しくは低減にもつながる他、廃棄の際にチューブ52と分別することなく可燃物として廃棄処理でき、さらには価格も抑えることが可能となる。
しかし、樹脂製のクリップ73を使用するだけでは、未だ解決できない別の問題もあることがわかった。それは、クリップ73がチューブ52の開口部56側から外れる場合があるということである。鼻腔挿入チューブ51を鼻腔から引き抜く際、使用者は、ブリッジ部81を持って引っ張る。このときに、クリップ73がチューブ52から外れる場合がある。鼻腔挿入チューブ51の製造の際、クリップ73は、チューブ52の開口部56に埋設するように、ゴム中にインサート成形され、チューブ52と一体化される。インサート成形が良好(理想的)であれば、(8C)に示すように、環状の埋設管80がチューブ52の肉厚部の中央部に埋設されるので、クリップ73がチューブ52から外れる危険性は低い。しかし、(8D)に示すように、環状の埋設管80がチューブ52の肉厚部の中央部からずれて極端に片寄った位置に埋設されると、クリップ73がチューブ52から外れる危険性がより高くなる。
本発明者らは、環状の埋設管80がチューブ52の肉厚部の中央部からずれて極端に片寄った位置に埋設される原因を追究した結果、大きく分けて2種類の原因をつきとめるに至った。図9は、インサート成形に先立ち金型内に埋設管をセットした状況の断面図(9A)およびインサート成形による埋設管の移動状況を説明するための断面図(9B)をそれぞれ示す。インサート成形用の金型90は、上金型91と、下金型92と、中金型93とから主に構成される。上金型91の断面半円形状の凹部101と、下金型92の断面半円形状の凹部102とは、上金型91と下金型92とを型締めした際に、チューブ52の開口部56側の外径に合った大きさの断面略円形状の空間を形成する。中金型93は、断面略円形状であって、環状の埋設管80の内部に配置される金型である。
(9A)に示すように、埋設管80を金型90の内部にセットした際に、埋設管80が金型90の内部空間の正確な位置にセットされずに、位置決めが不確実な状態におかれる場合がある。この結果、埋設管80の外側面と上記内部空間との隙間103および埋設管80の内側面と上記内部空間との隙間104が、埋設管80の外側面および内側面に沿ってそれぞれ均等な厚みとなっていない状態で、インサート成形が実行されることになる。これが、環状の埋設管80がチューブ52の肉厚部の中央部からずれて極端に片寄った位置に埋設される原因の1つ目である。
また、(9B)に示すように、金型90内への埋設管80のセットが正常ではあっても、液状の硬化性ゴム組成物を金型90の内部空間に供給したときに、その供給圧力に起因して成形中に埋設管80が移動し、その状態のままインサート成形が完了することもある。これが、環状の埋設管80がチューブ52の肉厚部の中央部からずれて極端に片寄った位置に埋設される原因の2つ目である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、クリップがチューブから外れる危険性を低減可能な鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそのクリップを備える鼻腔挿入チューブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、鼻腔に挿入する鼻腔挿入チューブの一端側に備える鼻腔挿入チューブ用クリップであって、主として樹脂から成り、鼻腔挿入チューブの肉厚部位に埋設され筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管と、埋設管の一部から外部に向かって延出するブリッジ部とを備え、埋設管の外側面および内側面の内の少なくとも一方の面に、その面から突出する2以上の突出部を備える。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、さらに、突出部を、埋設管の外側面および内側面の両面に備えても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、また、少なくとも2つの前記突出部が埋設管の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成されていても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、また、突出部が埋設管の長さ方向に延びる柱状の突出部であっても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、また、少なくとも1つの突出部の突出面が、鼻腔挿入チューブの外側面および内側面の内の少なくともいずれか一方の面に露出する面であっても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、また、埋設管の開口面と平行の横断面の中心角が少なくとも180度以上であっても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、また、埋設管に、その外側面からその内側面に達する1又は2以上の側面貫通孔を備えても良い。
一実施の形態に係る鼻腔挿入チューブは、上述のいずれかの鼻腔挿入チューブ用クリップをチューブの一端側に備える。
本発明によれば、鼻腔挿入チューブからクリップが外れる危険性を低減できる。
以下、本発明に係る鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブの実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は本発明を限定するものではなく、また、その実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、以下、鼻腔挿入チューブの実施形態の説明の中で、鼻腔挿入チューブ用クリップの実施形態も同時に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(1A)および鼻腔挿入チューブを面Aにて切断した際の断面図(1B)をそれぞれ示す。図2は、図1中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(2A)および図1の鼻腔挿入チューブを成形する直前の金型内の状況を示す断面図(2B)をそれぞれ示す。
A.鼻腔挿入チューブの構造
この実施形態に係る鼻腔挿入チューブ1は、その両端を貫通する貫通孔を有するチューブ2と、チューブ2の一方の開口部6側に固定される鼻腔挿入チューブ用クリップ(以後、単に「クリップ」と称する。)3と、クリップ3の先端側に固定されるストッパー4と、を備える。
この実施形態に係る鼻腔挿入チューブ1は、その両端を貫通する貫通孔を有するチューブ2と、チューブ2の一方の開口部6側に固定される鼻腔挿入チューブ用クリップ(以後、単に「クリップ」と称する。)3と、クリップ3の先端側に固定されるストッパー4と、を備える。
(1.チューブ)
チューブ2は、シリコーンゴム; ウレタンゴム; エチレンプロピレンゴム; ブチルゴム; エチレンプロピレンジエンゴム; ニトリルゴム; エステル系、スチレン系、オレフィン系若しくはフッ素系等の熱可塑性エラストマーあるいはそれらの複合物から好適に構成される。チューブ2は、その両端側に開口部6,7を有すると共に、それら開口部6,7を連通する貫通孔を備える。チューブ2の形状は、好ましくは、開口部6,7と平行な面で切断した横断面視にて略円筒形状であるが、その外形を該断面視にて完全な円には限定せず、楕円あるいは多角形としても良い。ただし、チューブ2の横断面(以後、特に言及しない限り、単に、「断面」という。)が多角形の場合、その外周囲は鼻腔に接するため、限りなく円に近いのが好ましい。また、チューブ2の両端を貫通する孔の断面形状は、チューブ2の外形と異なり鼻腔に接しないため、どのような形状でも良く、円形、楕円形、あるいは三角形や四角形に代表される多角形でも良い。チューブ2における鼻腔挿入側に位置する開口部7からその反対側の開口部6の近くまでの外径は、ヒトの鼻腔に挿入可能な大きさを有する。当該外径は、ヒトの鼻腔の大きさに応じて、適宜、設計可能である。当該外径の好適な大きさは、例えば、4〜7mmである。また、鼻腔に挿入するチューブ2の部分の長さは、気道の確保を達成できれば特に制約は無く、ヒトの鼻腔の構造に応じて、適宜、設計可能である。当該長さの好適な大きさは、例えば、110〜160mmである。
チューブ2は、シリコーンゴム; ウレタンゴム; エチレンプロピレンゴム; ブチルゴム; エチレンプロピレンジエンゴム; ニトリルゴム; エステル系、スチレン系、オレフィン系若しくはフッ素系等の熱可塑性エラストマーあるいはそれらの複合物から好適に構成される。チューブ2は、その両端側に開口部6,7を有すると共に、それら開口部6,7を連通する貫通孔を備える。チューブ2の形状は、好ましくは、開口部6,7と平行な面で切断した横断面視にて略円筒形状であるが、その外形を該断面視にて完全な円には限定せず、楕円あるいは多角形としても良い。ただし、チューブ2の横断面(以後、特に言及しない限り、単に、「断面」という。)が多角形の場合、その外周囲は鼻腔に接するため、限りなく円に近いのが好ましい。また、チューブ2の両端を貫通する孔の断面形状は、チューブ2の外形と異なり鼻腔に接しないため、どのような形状でも良く、円形、楕円形、あるいは三角形や四角形に代表される多角形でも良い。チューブ2における鼻腔挿入側に位置する開口部7からその反対側の開口部6の近くまでの外径は、ヒトの鼻腔に挿入可能な大きさを有する。当該外径は、ヒトの鼻腔の大きさに応じて、適宜、設計可能である。当該外径の好適な大きさは、例えば、4〜7mmである。また、鼻腔に挿入するチューブ2の部分の長さは、気道の確保を達成できれば特に制約は無く、ヒトの鼻腔の構造に応じて、適宜、設計可能である。当該長さの好適な大きさは、例えば、110〜160mmである。
チューブ2は、好ましくは、その外側面から内方の貫通孔まで貫通する貫通孔5を2個備える。貫通孔5の数は、2個に限定されるものではなく、1個あるいは3個以上でも良い。貫通孔5は、開口部6が何らかの原因で閉塞し、あるいは空気の流路が狭くなったりした場合に、外気と体内までのバイパス流路を形成する機能を有する。また、開口部6から吸入する空気だけでは、鼻腔内が乾燥することもあるため、貫通孔5は、鼻腔内の湿った空気をも含めて吸入させる機能も有する。
(2.クリップ)
クリップ3は、鼻腔挿入チューブ1の一端(鼻腔に挿入する側と反対側の端部)側に備えられ、主として樹脂(合成樹脂であるか、天然の樹脂であるかを問わない)から成る。クリップ3を構成する好適な樹脂としては、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、あるいはそれらの2以上のポリマーアロイを例示できる。ただし、クリップ3を上記例示以外の樹脂から構成しても良い。また、クリップ3は、主として樹脂から構成されていれば、樹脂のみから構成される他、ゴムで構成された部位を有していても良く、また、樹脂の内部に、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維等のフィラーを混ぜても良い。また、クリップ3は、樹脂と金属から構成されても良いが、その場合には、錆を防止する目的から、金属を樹脂から外に露出しない条件で存在させる必要がある。また、本願において「主として樹脂」とは、クリップ3の50体積%を超える体積を樹脂で占めることを意味する。
クリップ3は、鼻腔挿入チューブ1の一端(鼻腔に挿入する側と反対側の端部)側に備えられ、主として樹脂(合成樹脂であるか、天然の樹脂であるかを問わない)から成る。クリップ3を構成する好適な樹脂としては、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、あるいはそれらの2以上のポリマーアロイを例示できる。ただし、クリップ3を上記例示以外の樹脂から構成しても良い。また、クリップ3は、主として樹脂から構成されていれば、樹脂のみから構成される他、ゴムで構成された部位を有していても良く、また、樹脂の内部に、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維等のフィラーを混ぜても良い。また、クリップ3は、樹脂と金属から構成されても良いが、その場合には、錆を防止する目的から、金属を樹脂から外に露出しない条件で存在させる必要がある。また、本願において「主として樹脂」とは、クリップ3の50体積%を超える体積を樹脂で占めることを意味する。
クリップ3は、鼻腔挿入チューブ1の開口部6側の肉厚部位に埋設される筒状の埋設管10と、埋設管10の一部から外部に向かって延出するブリッジ部11と、を備える。埋設管10の形状は、断面視にて略円筒形状であり、その外側面および内側面にそれぞれ突出部13,14を複数備える形状である。埋設管10は、この実施形態では、断面視にて完全に閉じた管であるが、筒の一部を欠く形状(例えば、断面視にてC形状)でも良い。埋設管10は、その外周囲を略円形状とし、その周に沿って複数の突出部13を備えると共に、内周囲も略円形とし、その周に沿って複数の突出部14を備える。ただし、チューブ2の貫通孔の形状が非円形である場合には、埋設管10の内周囲の形状も、チューブ2の貫通孔の形状に合わせて非円形でも良い。例えば、チューブ2の貫通孔の形状が四角形の場合には、埋設管10の内周囲の形状も四角形とすることができる。
クリップ3は、図1(1B)に示すように、埋設管10の外側面および内側面に、それらの面から突出する2以上の突出部13,14を備える。より具体的には、突出部13は、埋設管10の外側面から外方向に突出して形成されており、埋設管10の外周に沿って合計4個備えられている。また、突出部14は、埋設管10の内側面から内方向に突出して形成されており、埋設管10の内周に沿って合計4個備えられている。図2(2A)に示すように、突出部13,14は、この実施形態では、埋設管10の管の長さ方向に沿ってその長さと略同一長さで形成されている。このように、突出部13,14は、ともに、埋設管10の長さ方向に延びる柱状の突出部である。しかし、後述するように、突出部13,14の形状は、柱状に限定されない。また、突出部13,14が柱状であっても、埋設管10の長さよりも短くしても良い。
また、少なくとも2つの突出部13は、好ましくは、埋設管10の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成される。同様に、少なくとも2つの突出部14も、好ましくは、埋設管10の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成される。「少なくとも」であるから、4個の突出部13の内、2個の突出部13だけが埋設管10の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成され、残る2個の突出部13は互いに対象の位置に形成されていなくとも良い。同様に、4個の突出部14の内、2個の突出部14だけが埋設管10の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成され、残る2個の突出部14は互いに対象の位置に形成されていなくとも良い。
図1(1B)に示すように、隣り合う突出部13,13の間の領域15には、チューブ2を構成するゴムが充填されている。同様に、隣り合う突出部14,14の間の領域16にも、チューブ2を構成するゴムが充填されている。この実施形態では、突出部13はチューブ2の外側面に露出し、かつ突出部14はチューブ2の内側面に露出している。ただし、突出部13の少なくとも1つをチューブ2の外側面に露出させていなくとも良い。同様に、突出部14の少なくとも1つをチューブ2の内側面に露出させていなくとも良い。それは、突出部13の突出頂部とチューブ2の外側面との間、および/または突出部14の突出頂部とチューブ2の内側面との間に薄いゴム材料が存在していても、埋設管10の位置ズレの抑制あるいは移動の抑制が可能だからである。
ブリッジ部11は、埋設管10の一端(開口部6側の端部)側から延出する細長い部材である。ブリッジ部11の形状は、好ましくは、埋設管10から延出してU字状にカーブを描いて、チューブ2の方向に戻る形状である。それは、ブリッジ部11を、2つの鼻腔を隔てる鼻中隔に渡して、もう一方の鼻腔にストッパー4を挿入して使用するためである。ただし、ブリッジ部11は、鼻中隔を渡す機能を備えず、単にチューブ2を引き抜く際に把持する機能を備えるものであれば、必ずしも上記のようなU字形状に構成しなくても良い。
(3.ストッパー)
ブリッジ部11は、好ましくは、埋設管10との接続側と反対側に、ブリッジ部11より太い拡径部12を備え、さらに、その拡径部12を覆うようにストッパー4を備える。ストッパー4は、好ましくは、鼻腔に入る大きさで構成される。ストッパー4は、好ましくは、チューブ2を構成する好適な材料候補と同様の材料で構成される。例えば、チューブ2をシリコーンゴムにて構成する場合には、ストッパー4をシリコーンゴムで構成することができる。
ブリッジ部11は、好ましくは、埋設管10との接続側と反対側に、ブリッジ部11より太い拡径部12を備え、さらに、その拡径部12を覆うようにストッパー4を備える。ストッパー4は、好ましくは、鼻腔に入る大きさで構成される。ストッパー4は、好ましくは、チューブ2を構成する好適な材料候補と同様の材料で構成される。例えば、チューブ2をシリコーンゴムにて構成する場合には、ストッパー4をシリコーンゴムで構成することができる。
B.鼻腔挿入チューブの製造方法
図2(2B)に示すように、クリップ3の埋設管10は、金型20内にインサートされた後、その内外周の各領域に、硬化してチューブ2となる硬化性ゴム組成物を供給して、チューブ2の肉厚部に埋設される。金型20は、上金型21と、下金型22と、中金型23とを備える。上金型21は、断面にて略半円形状の凹部31を備える。同様に、下金型22も、断面にて略半円形状の凹部32を備える。この実施形態では、凹部31と凹部32は、上金型21と下金型22とを型締めした際に、チューブ2の外径に合った断面略円形状の空間を成す。また、中金型23は、埋設管10の内側に位置する貫通孔に挿入される断面略円形状の金型である。なお、凹部31と凹部32とから形成される空間および中金型23の断面形状は、チューブ2の断面形状(外形および貫通孔の形状)に応じて適宜変更でき、略円形状に限定されるものではない。
図2(2B)に示すように、クリップ3の埋設管10は、金型20内にインサートされた後、その内外周の各領域に、硬化してチューブ2となる硬化性ゴム組成物を供給して、チューブ2の肉厚部に埋設される。金型20は、上金型21と、下金型22と、中金型23とを備える。上金型21は、断面にて略半円形状の凹部31を備える。同様に、下金型22も、断面にて略半円形状の凹部32を備える。この実施形態では、凹部31と凹部32は、上金型21と下金型22とを型締めした際に、チューブ2の外径に合った断面略円形状の空間を成す。また、中金型23は、埋設管10の内側に位置する貫通孔に挿入される断面略円形状の金型である。なお、凹部31と凹部32とから形成される空間および中金型23の断面形状は、チューブ2の断面形状(外形および貫通孔の形状)に応じて適宜変更でき、略円形状に限定されるものではない。
埋設管10の突出部13は、埋設管10を金型20内にインサートした時点において、凹部31と凹部32とから形成される空間の内側面に接している。また、埋設管10の突出部14は、上記時点において、中金型23の外側面に接している。このため、埋設管10は、チューブ2との一体成形前において、金型20内に固定され、位置ずれを生じにくい状態におかれる。この状態において、凹部31と凹部32とから形成される空間と、埋設管10の外側面との間には、複数の突出部13にて隔てられた複数の隙間33が存在する。また、上記状態において、中金型23と埋設管10の内側との間には、複数の突出部14にて隔てられた複数の隙間34が存在する。これらの隙間33,34は、金型20内にチューブ2形成用の硬化性ゴム組成物が供給される領域となる。この実施形態では、4個の突出部13は凹部31,32の内外側面に接しており、また、4個の突出部14は中金型23の外側面に接していることから、隙間33および隙間34はともに各4個存在する。しかし、隙間33,34の各数は突出部13,14の各数によって変わる。さらには、少なくとも1つの突出部13が凹部31,32に近いが接していない場合には、あるいは少なくとも1つの突出部14が中金型23の外側面に近いが接していない場合には、隙間33,34の各数は、突出部13,14の各数より少なくなる。
図3は、図1の鼻腔挿入チューブを製造する工程を段階的に断面視にて示す。
まず、クリップ3の埋設管10の内側に中金型23が挿入される。次に、中金型23を埋設管10の内側に挿入した状態のクリップ3が、下金型22の凹部32の上に配置される。次に、クリップ3を配置した下金型22の上に上金型21が配置され、上金型21と下金型22とが型締めされる。この結果、埋設管10は、凹部31と凹部32とから形成される断面略円形の空間内に配置される。この実施形態では、4個の突出部13は、凹部31,32の内側面に接すると共に、4個の突出部14は、中金型23の外側面に接する。埋設管10の外側面と凹部31,32との間の隙間33は、4個の突出部13によって周方向に沿って4分割されている。同様に、埋設管10の内側面と中金型23の外側面との間の隙間34も、4個の突出部14によって周方向に沿って4分割されている。
次に、隙間33,34に、硬化してチューブ2を形成する液状の硬化性ゴム組成物が供給される。最後に、当該ゴム組成物を硬化し、金型20を開く。かかるインサート成形により、埋設管10をチューブ2の肉厚部に埋設した構造を持つ鼻腔挿入チューブ1が完成する。鼻腔挿入チューブ1において、4個の突出部13の突出面は、鼻腔挿入チューブ1の外側面に露出する。また、4個の突出部14の突出面も、鼻腔挿入チューブ1の内側面に露出する。なお、ストッパー4は、上記インサート成形と同時若しくはこれとは別に、クリップ3の拡径部12の周囲を覆うように形成される。
C.クリップの変形例
図4は、図1中のクリップの代表的な変形例のいくつかを埋設管の断面視にて示す。
図4は、図1中のクリップの代表的な変形例のいくつかを埋設管の断面視にて示す。
図4(4A)に示すクリップ3aは、埋設管10aの外側面に略半球状の突出部13aを備え、内側面にも略半球状の突出部14aを備える。このように、図1に示す柱状の突出部13,14に代え、半球状の突出部13a,14aを形成した埋設管10aを用いても、クリップ3と同様の作用・効果を得ることができる。図4(4B)に示すクリップ3bは、図1の埋設管10の円周状の一部(中心角にて約90度の弧状部位)を欠いた断面略C形状の埋設管10bを備える。埋設管10bは、その外側面に2個の突出部13bを備え、また、その内側面に3個の突出部14bを備える。突出部13b,14bの各形状は、埋設管10の突出部13,14と同一であり、略柱状である。このように、図1に示す環状の埋設管10に代え、断面略C形状の埋設管10bを用いても、クリップ3と同様の作用・効果を得ることができる。なお、埋設管10bの切り欠き部位は、中心角約90度の弧状部位であるが、90度より小さくても、大きくても良い。ただし、埋設管10bは、その断面の中心角が少なくとも180度以上の弧状部位を備える方が好ましいため、切り欠き部位の中心角は180度以下となる方が好ましい。
図4(4C)に示すクリップ3cは、埋設管10cの外側面に略柱状の突出部13cを4個備えるが、内側面には突出部を備えていない。突出部13cの形状は、埋設管10の突出部13とほぼ同形状である。ただし、突出部13cの高さは、突出部13の高さに比べてわずかに低い。このように、図1に示す柱状の突出部14を設けていない埋設管10cを用いても、突出部13cの存在によって、金型20内にて埋設管10cが移動するのを抑制できる。また、突出部13cは突出部13より低いため、金型20の凹部31,32によって形成される空間内にて、埋設管10cは、わずかに動き得る。しかし、突出部13cを設けない場合と比較して、埋設管10cの動きは制限される。よって、クリップ3cは、クリップ3と同様の作用・効果を発揮できる。
図4(4D)に示すクリップ3dは、埋設管10dの内側面に略半球状の突出部14dを複数個備えるが、外側面には突出部を備えていない。突出部14dの形状は、埋設管10aの突出部14aとほぼ同形状である。このように、図4(4A)に示す突出部13aを設けていない形態の埋設管10dを用いても、突出部14dの存在によって中金型23と一体となり、中金型23の位置さえ固定できれば、金型20内にて埋設管10dが移動するのを抑制できる。よって、クリップ3dは、クリップ3と同様の作用・効果を発揮できる。
図5は、図4中のクリップをチューブの肉厚部に埋設した状態をその断面視にて示す。
クリップ3a,3bの埋設管10a,10bをそれぞれチューブ2の肉厚部に埋設した場合には、突出部13a,13bおよび突出部14a,14bは、それぞれチューブ2の外側面および内側面に露出する。一方、クリップ3cの埋設管10cをチューブ2の肉厚部に埋設した場合には、埋設管10cはチューブ2の外側面および内側面から露出しない。突出部13cの突出頂部とチューブ2の外側面との間には、薄皮状のゴム2cが介在する。ただし、埋設管10cが理想的な位置からずれた場合には、一部の突出部13cの突出頂部がチューブ2の外側面に露出することもある。しかし、突出部13cの存在により、チューブ2の肉厚部において埋設管10cの移動が制限されるため、埋設管10cは従来よりも移動しにくく、もって、クリップ3cがチューブ2の開口部6側から外れる危険性は低くなる。
クリップ3dの埋設管10dをチューブ2の肉厚部に埋設した場合には、突出部14dはチューブ2の内側面に露出する。しかし、埋設管10dの外側面は、チューブ2の外方向に露出せずに、チューブ2によって完全に被覆されている。インサート成形時に、埋設管10dは、突出部14dが中金型23の外側面に接した状態で中金型23に固定されるので、その移動を制限される。なお、突出部14dは、チューブ2の内側面から露出せず、埋設管10cの突出部13cと同様、その突出頂部とチューブ2の内側面との間に薄皮状のゴムを介在させる長さを有していても良い。
図6は、埋設管の外側面から内側面へと貫通する側面貫通孔を備えたクリップの変形例の斜視図(6A)および当該変形例にかかるクリップが埋設された鼻腔挿入チューブを、側面貫通孔を通るように切断した断面図(6B)をそれぞれ示す。
図6に示すクリップ3eは、埋設管10eの外側面から内側面に達する1個の側面貫通孔40を備える。側面貫通孔40は、1個に限定されず、2個以上備えることもできる。側面貫通孔40は、クリップ3eとチューブ2のインサート成形において、埋設管10eの外側面と内側面とを繋ぐ部分であって、外側面から内側面(その逆でも良い)へとチューブ2形成用の硬化性ゴム組成物を流す流路となる。このため、硬化性ゴム組成物の硬化後、チューブ2は、側面貫通孔40を介して埋設管10eの外側面と内側面とを連結するように、埋設管10eと密着する。この結果、クリップ3eを外方向に引っ張ったときに、側面貫通孔40内のゴムがアンカーの役割を果たし、クリップ3eがチューブ2から外れるのを有効に防止あるいはその危険性を低減できる。
D.その他の実施形態
これまで、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は、かかる実施形態に限定されることなく、種々の変形を施して実施可能である。
これまで、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は、かかる実施形態に限定されることなく、種々の変形を施して実施可能である。
例えば、2つの突出部13,13a,13b,13c,14,14a,14b,14d(以後、突出部を総称する場合には、適宜、「突出部13等」という。)は、埋設管10,10a,10b,10c,10d,10e(以後、埋設管を総称する場合には、適宜、「埋設管10等」という)の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成されていなくても良い。埋設管10等は、その長さ方向の全てをチューブ2の肉厚部に埋設するのが好ましい。ただし、埋設管10等の長さの一部のみを当該肉厚部に埋設するだけでも良く、その場合には、突出部13等を埋設部分のみに備え、チューブ2に被覆されていない埋設管10等の領域には突出部13等を備えていなくても良い。
図4および図6に示す各埋設管10a,10b,10c,10d,10eの構造上の特徴は、互いに組み合わせても良い。例えば、断面略C形状の埋設管10bに、埋設管10aの突出部13a,14aを備えても良い。また、突出部13cを備える埋設管10cの一部の弧状部位を欠き、断面略C形状の埋設管を構築しても良い。この変形は、埋設管10dについても同様に可能である。埋設管10e中の側面貫通孔40は、埋設管10a,10b,10c,10dに備えられても良い。また、図5(5C)に示す薄皮状のゴム2cは、図5(5A),(5B),(5D)あるいは図6(6B)の構造にも存在していても良い。薄皮状のゴム2cの厚さは、大きくなるほど、埋設管10等がチューブ2の肉厚部内において移動容易になるので、できるかぎり小さい方が好ましい。薄皮状のゴム2cの好適な厚さとしては、チューブ2の肉厚に対して10%以下であるのが好ましい。
本発明は、いびきの防止若しくは軽減用の部材に利用できる。
1 鼻腔挿入チューブ
2 チューブ
3,3a,3b,3c,3d,3e クリップ(鼻腔挿入チューブ用クリップの略)
10,10a,10b,10c,10d,10e 埋設管
11 ブリッジ部
13,13a,13b,13c,14,14a,14b,14d 突出部
40 側面貫通孔
2 チューブ
3,3a,3b,3c,3d,3e クリップ(鼻腔挿入チューブ用クリップの略)
10,10a,10b,10c,10d,10e 埋設管
11 ブリッジ部
13,13a,13b,13c,14,14a,14b,14d 突出部
40 側面貫通孔
Claims (8)
- 鼻腔に挿入する鼻腔挿入チューブの一端側に備える鼻腔挿入チューブ用クリップであって、
主として樹脂から成り、
前記鼻腔挿入チューブの肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管と、
当該埋設管の一部から外部に向かって延出するブリッジ部と、
を備え、
前記埋設管の外側面および内側面の内の少なくとも一方の面に、その面から突出する2以上の突出部を備える鼻腔挿入チューブ用クリップ。 - 前記突出部を、前記埋設管の外側面および内側面の両面に備える請求項1に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
- 少なくとも2つの前記突出部は、前記埋設管の中心に対して向かい合うように対称の位置に形成される請求項1または請求項2に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
- 前記突出部は、前記埋設管の長さ方向に延びる柱状の突出部である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
- 少なくとも1つの前記突出部の突出面は、前記鼻腔挿入チューブの外側面および内側面の内の少なくともいずれか一方の面に露出する面である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
- 前記埋設管は、その開口面と平行の横断面の中心角が少なくとも180度以上である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
- 前記埋設管は、その外側面からその内側面に達する1又は2以上の側面貫通孔を備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップを一端側に備える鼻腔挿入チューブ。
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2015
- 2015-10-23 JP JP2015209304A patent/JP2017079885A/ja active Pending
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