JP2017077662A - インサート成形法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インサート部品3を金型6に簡単に且つ確実に仮止めして成形品本体を成形することができるようにする。【解決手段】成形品本体を射出成形する金型6に、該金型6のキャビティ9に開口した凹部8を設けておき、該凹部8に部品3を粘着剤5によって貼り付け、その状態でキャビティ9に溶融した成形材料を射出することにより、成形品本体を成形するとともに、溶融した成形材料の熱によって部品3と当該成形品本体を相互に溶着させ、離型後に粘着剤5を部品3から剥離して除去する。【選択図】図3

Description

本発明は、成形品本体に部品が設けられている成形品を得るインサート成形法に関する。
成形品本体に部品が設けられている成形品としては、例えば、自動車のドアウェザストリップがある。フレームレスドアのウェザストリップでは、ベルトラインに沿って延びる両端部が金型で成形された型成形部とされている。その型成形部のドアガラスが摺動する部位は、その摺動によって損傷し易いことから、当該部位に摺動部材を設けることが行なわれている。
例えば、特許文献1には、ウェザストリップのドアガラスが摺動する部位に摺動テープを貼着することが記載されている。また、同文献1には、摺動テープを金型に装着し、その状態で金型のキャビティにEPDMを充填することにより、摺動テープが接合されたウェザストリップを得ることが記載されている。
特許文献2には、自動車用グラスランの押出成形部を加硫し、積層フィルムを接着したガラス摺動用部材を加硫直後の余熱状態にある上記押出成形部に圧着ローラにて溶着することが記載されている。また、同文献2には、上記グラスランの型成形部のリップ部に浅い凹部を形成し、リップ部が余熱状態にあるときに、上記凹部にガラス摺動用部材を押し付けて接着することにより、ガラス摺動用部材をリップ面と面一にすることが記載されている。
特許第5169687号公報 特開平7−112420号公報
上述の如く、ウェザストリップ等の成形品本体に摺動テープ等の部品を貼り付ける場合、例えば熱融着が利用されている。しかし、熱融着の場合、成形品本体と部品の間に空気が入り、この両者間に部分的に隙間を生じ易い。また、グラスランの内側のような入り組んだ場所では、加熱押圧手段を挿入しにくいため、部品を熱融着させることが難しい。また、部品が厚くなると、成形品本体と部品の界面に熱が伝わり難く、熱融着自体が難しくなる。
また、上述の如く、金型に部品を装着した状態で成形品本体を成形するインサート成形法も知られているが、一般に部品を金型に動かないように仮止めすることは難しいという問題がある。特にフィルム状(ないしシート状)の部品の場合は仮止めが難しい。また、金型のキャビティに充填した成形材料の流動圧等によって、そのフィルム状部品が変形し易いという問題もある。
そこで、本発明は、インサート部品を金型に簡単に且つ確実に仮止めして成形品本体を成形することができるようにする。
本発明は、上記課題を解決するために、部品を粘着剤によって金型に貼り付けるようにした。
すなわち、ここに開示するインサート成形法は、成形品本体に別に成形された部品が設けられている成形品を得る方法であって、
上記成形品本体を射出成形する金型に、該金型のキャビティに開口した凹部を設けておき、
上記金型の凹部に上記部品を粘着剤によって貼り付け、
その状態で上記キャビティに溶融した成形材料を射出することにより、上記成形品本体を成形するとともに、上記溶融した成形材料の熱によって上記部品と当該成形品本体を相互に溶着させ、
離型後に上記粘着剤を上記部品から剥離して除去することを特徴とする。
好ましい実施形態では、上記成形品本体を樹脂材料によって形成し、上記部品を上記成形品本体とは別の樹脂材料によって形成する。
好ましい実施形態では、上記部品に上記粘着剤を塗布し、この部品をその塗布された粘着剤によって上記金型の凹部に貼り付ける。
好ましい実施形態では、上記金型の上記凹部は、上記粘着剤の塗布厚さに匹敵する深さになるように設ける。
好ましい実施形態では、上記部品が樹脂フィルムである。
好ましい実施形態では、上記成形品本体がエラストマーである。
好ましい実施形態では、上記成形品本体がエラストマーよりなる自動車用ウェザーストリップであり、上記部品が上記ウェザーストリップのドアガラスが摺動する面に設けられた耐摩耗性フィルムである。
好ましい実施形態では、上記成形品本体がエラストマーよりなる自動車用グラスランであり、上記部品が当該グラスランのドアガラスが摺動する面に設けられた耐摩耗性フィルムである。
本発明に係るインサート成形法によれば、部品が粘着剤によって金型に貼り付けられるから、部品の金型に対する仮止めを簡単に且つ確実に行なうことができる。また、溶融した成形材料が部品に接触し、該成形材料の熱によって部品の当該接触面が溶融して部品と成形品本体が相互に溶着した状態になるから、成形品本体に対して部品を隙間なく強固に設けることができる。
そうして、粘着剤が金型の凹部に設けられることにより、成形材料の流動圧によって部品が粘着剤と共に金型から剥離することが避けられる。しかも、金型の凹部を粘着剤の塗布厚さに匹敵する深さにすれば、部品の表面を成形品本体の表面と面一にすることが可能になる。
上記部品に上記粘着剤を塗布し、この部品をその塗布された粘着剤によって上記金型の凹部に貼り付けるようにすれば、粘着剤の塗布作業を金型の外で行なうことができるから、金型に粘着剤を塗布する場合に比べて、作業性の向上に有利になる。
本発明に係る成形品を示す一部断面にした斜視図。 粘着剤を塗布した部品を示す一部断面にした斜視図。 粘着剤を塗布した部品を金型の凹部に貼り付けた状態を示す断面図。 離型した成形品から粘着剤を剥離する状態を示す一部断面にした斜視図。 実施例1のウェザストリップの一部を示す斜視図。 同ウェザストリップ成形用の金型の断面図。 粘着剤を塗布した耐摩耗性フィルムを一部の金型に貼り付ける状態を示す断面図。 離型した粘着剤付き成形品の断面図。 成形品から粘着剤を剥離する状態を示す断面図。 実施例2のグラスランの一部を示す斜視図。 同グラスランを車体に取り付けた状態を示す断面図。 同グラスラン成形用の金型の断面図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示す成形品1において、2は成形品本体、3は成形品本体2に設けられた部品である。本例の成形品本体2は樹脂材料の射出成形によって形成されている。本例の部品3は樹脂フィルムによって形成されている。成形品本体2と部品3は相互に溶着して一体になっている。部品3の表面は成形品本体2の表面と面一になっている。
樹脂成形品1の製造にあたっては、図2に示すように、部品3の片面に粘着剤5を塗布する。図3に示すように、成形品本体2を射出成形する金型6の成形面7の所定部位に部品3を貼り付けるための凹部8を形成しておく。この凹部8は金型6のキャビティ9に開口している。凹部8は、部品3における粘着剤5の塗布厚さに匹敵する深さにする。
そうして、部品3を金型6の成形面7の凹部8に粘着剤5によって貼り付ける。これにより、部品3は金型6に仮止めされた状態になる。この状態で、金型6のキャビティ9に溶融した樹脂材料を注入し、成形品本体2を成形する(射出成形)。このとき、部品3は溶融した樹脂材料の熱によってその表面が溶融するため、成形品本体2と部品3は相互に溶着した状態になり、成形品本体2と部品3の間には隙間を生じない。また、粘着剤5が金型6の凹部8に収まっているから、部品3が射出成形時に樹脂材料の流動圧によって粘着剤5と共に金型6から剥離したり、変形したりすることが避けられる。
離型後、図4に示すように、部品3から粘着剤5を剥がして除去する。これにより、成形品1が得られる。金型6の凹部8が粘着剤5の塗布厚さに匹敵する深さになっているため、部品の表面は成形品本体2の表面と面一になる。
粘着剤5としては、例えば、一液湿気硬化型の弾性接着剤を好適に利用することができる。このタイプの弾性接着剤の場合、反応硬化に時間がかかるから、上記離型時に弾性接着剤(粘着剤)が金型6から簡単に剥がれ、また、離型後も、弾性接着剤(粘着剤)を部品3から簡単に剥がすことができる。
<実施例1(ウェザストリップへの本発明の適用)>
図5は、成形品としてのハードトップ型自動車のドアパネル周縁の上端コーナー部に設けられ、車体のドア開口部周縁に当接して車室をシールするウェザストリップ11を示す。このウェザストリップ11は、成形品本体としてのTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)よりなるウェザストリップ本体12に部品としての樹脂製の耐摩耗性フィルム13が設けられたものである。耐摩耗性フィルム13はドアガラスがその昇降に伴って摺動するウェザストリップ本体12の上端部のリップ部12aに設けられている。
図6にウェザストリップ11を製造するための金型6を示す。本例の金型6は、ウェザストリップ本体12の車内側の面を成形する第1金型6A、ウェザストリップ本体12の車外側の面を成形する第2金型6B、ウェザストリップ本体12の上側の面を形成する第3金型6C、ウェザストリップ本体12の下側の面を成形する第4金型6D、及びグラスラン本体12の中空部12bを成形する中子6Eよりなる。これら金型6A〜6D及び中子6Eによってウェザストリップ本体12を成形するためのキャビティ9が形成されている。
図7に示すように、第1金型6Aの成形面7には、耐摩耗性フィルム13を粘着剤で貼り付けるための凹部8が形成されている。この凹部8は粘着剤の塗布厚さに匹敵する深さに形成されている。
ウェザストリップ11の製造にあたっては、図7に示すように、片面に粘着剤5を塗布した耐摩耗性フィルム13を第1金型6Aの凹部8に粘着剤5によって貼り付ける。そうして、図6に示すように金型6A〜6D及び中子6Eを組み合わせてキャビティ9を形成する。このキャビティ9に溶融した樹脂材料を注入してウェザストリップ本体12を成形する(射出成形)。図8に示すように、金型6から離型したウェザストリップ11の耐摩耗性フィルム13には粘着剤5が付着している。そこで、図9に示すように、耐摩耗性フィルム13から粘着剤5を剥がして図5に示すウェザストリップ11を得る。
成形品1の場合と同じく、粘着剤5が金型6の凹部8に収まっているから、耐摩耗性フィルム13が射出成形時に樹脂材料の流動圧によって粘着剤5と共に金型6から剥離したり、変形したりすることが避けられる。耐摩耗性フィルム13は溶融した樹脂材料の熱によってその表面が溶融するため、ウェザストリップ本体12と耐摩耗性フィルム13が相互に溶着した状態になり、ウェザストリップ本体12と耐摩耗性フィルム13の間には隙間を生じない。また、金型6の凹部8が粘着剤5の塗布厚さに匹敵する深さになっているため、離型後、耐摩耗性フィルム13から粘着剤5を剥がすと、耐摩耗性フィルム13の表面がウェザストリップ本体12の表面と面一になったウェザストリップ11が得られる。よって、昇降ガラスが耐摩耗性フィルム13に接触しても、耐摩耗性フィルム13が剥がれることはなく、該耐摩耗性フィルム13はウェザストリップ11を昇降ガラスから保護する機能を確実に発揮することになる。
<実施例2(グラスランへの本発明の適用)>
図10及び図11は、成形品としての自動車のドアサッシュ20のコーナー部に設けられるグラスラン21を示す。このグラスラン21は、成形品本体としてのTPOよりなるグラスラン本体22に部品としての樹脂製の耐摩耗性フィルム13が設けられたものである。グラスラン本体22は、別に押出し成形されたグラスラン(図示省略)と接続されるように金型によって射出成形される。耐摩耗性フィルム13はドアガラス24がその昇降に伴って摺動するグラスラン本体22の奥底22a及びリップ22b,22cに設けられている。
図12にグラスラン21を製造するための金型6を示す。本例の金型6は、グラスラン本体22の背面を成形する第1金型6A、グラスラン本体22の両側の側面を成形する第2金型6B及び第3金型6C、グラスラン本体22のリップ22b,22cが設けられた前面を成形する第4金型6D、グラスラン本体22の片側の側面と前面の角部を成形する第5金型6E及び中子6Fよりなる。これら金型6A〜6E及び中子6Fによってグラスラン本体22を成形するためのキャビティ9が形成されている。
グラスラン本体22の内側面を成形する中子6F、並びにグラスラン本体22のリップ22b,22cが設けられた前面を成形する第4金型6Dの各成形面7には、耐摩耗性フィルム13を粘着剤で貼り付けるための凹部8が形成されている。この凹部8は粘着剤の塗布厚さに匹敵する深さに形成されている。
グラスラン21の製造にあたっては、片面に粘着剤5を塗布した耐摩耗性フィルム13を中子6Fの凹部8に粘着剤5によって貼り付ける。そうして、図11に示すように金型6A〜6E及び中子6Fを組み合わせてキャビティ9を形成する。このキャビティ9に溶融した樹脂材料を注入してグラスラン本体22を成形する(射出成形)。金型6から離型したウェザストリップ11の耐摩耗性フィルム13には粘着剤5が付着している。そこで、耐摩耗性フィルム13から粘着剤5を剥がして図10に示すグラスラン21を得る。
成形品1の場合と同じく、粘着剤5が金型6の凹部8に収まっているから、耐摩耗性フィルム13が射出成形時に樹脂材料の流動圧によって粘着剤5と共に金型6から剥離したり、変形したりすることが避けられる。耐摩耗性フィルム13は溶融した樹脂材料の熱によってその表面が溶融するため、グラスラン本体22と耐摩耗性フィルム13が相互に溶着した状態になり、グラスラン本体22と耐摩耗性フィルム13の間には隙間を生じない。また、金型6の凹部8が粘着剤5の塗布厚さに匹敵する深さになっているため、離型後、耐摩耗性フィルム13から粘着剤5を剥がすと、耐摩耗性フィルム13の表面がグラスラン本体22の表面と面一になったグラスラン21が得られる。よって、昇降ガラスが耐摩耗性フィルム13に接触しても、耐摩耗性フィルム13が剥がれることはなく、該耐摩耗性フィルム13はグラスラン21を昇降ガラスから保護する機能を確実に発揮することになる。
<その他>
以上の適用例は自動車部品に本発明を適用した例であるが、本発明が自動車部品に限らず一般の樹脂成形品に適用できることはもちろんであり、樹脂成形品本体がゴム様弾性体であるか、実質的にゴム様弾性を有しない硬質体であるかを問わず、本発明は適用することができる。
上記実施例1,2においては、成形品の材料として、TPOを用いたが、EPDMなどその他のエラストマーでもなんら問題はない。
さらに部品としては、ポリプロピレン製の他、ポリエチレン製、ポリアミド製など他の樹脂材料によって形成されたものであってもよい。
1 成形品
2 成形品本体
3 部品
5 粘着剤
6 金型
6A〜6F 金型
7 成形面
8 凹部
9 キャビティ
11 ウェザーストリップ(成形品)
12 ウェザーストリップ本体(成形品本体)
13 耐摩耗性フィルム(部品)
21 グラスラン(成形品)
22 グラスラン本体(成形品本体)

Claims (8)

  1. 成形品本体に別に成形された部品が設けられている成形品を得るインサート成形法であって、
    上記成形品本体を射出成形する金型に、該金型のキャビティに開口した凹部を設けておき、
    上記金型の凹部に上記部品を粘着剤によって貼り付け、
    その状態で上記キャビティに溶融した成形材料を射出することにより、上記成形品本体を成形するとともに、上記溶融した成形材料の熱によって上記部品と当該成形品本体を相互に溶着させ、
    離型後に上記粘着剤を上記部品から剥離して除去することを特徴とするインサート成形法。
  2. 請求項1において、
    上記成形品本体を樹脂材料によって形成し、上記部品を上記成形品本体とは別の樹脂材料によって形成することを特徴とするインサート成形法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記部品に上記粘着剤を塗布し、この部品をその塗布された粘着剤によって上記金型の凹部に貼り付けることを特徴とするインサート成形法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記金型の上記凹部は、上記粘着剤の厚さに匹敵する深さになるように設けることを特徴とするインサート成形法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
    上記部品が樹脂フィルムであることを特徴とするインサート成形法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
    上記成形品本体がエラストマーであることを特徴とするインサート成形法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
    上記成形品本体がエラストマーよりなる自動車用ウェザーストリップであり、上記部品が上記ウェザーストリップのドアガラスが摺動する面に設けられた耐摩耗性フィルムであることを特徴とするインサート成形法。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
    上記成形品本体がエラストマーよりなる自動車用グラスランであり、上記部品が上記グラスランのドアガラスが摺動する面に設けられた耐摩耗性フィルムであることを特徴とするインサート成形法。
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