JP2017077165A - 充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリーの温度上昇、バッテリー液の減少等を低減できる充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体を提供する。【解決手段】充電器制御回路1は、バッテリー4を充電する充電器3の動作を制御する充電器制御回路1であって、予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御してバッテリーを充電する電流制御部10と、充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に充電電流値の制御を解除する電流制御解除部12と、電流制御の解除後、充電電圧を電圧値に保持してバッテリー4を充電する電圧制御部14と、バッテリー4の充電電流値が、第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除部16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体に関する。特に、本発明は、充電のプロファイルを段階的に制御可能な充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体に関する。
従来、二次電池に対する充電を制御するために、ACアダプタと二次電池との間に介在し、ACアダプタから二次電池へ流す充電電流を充電制御スイッチのオン/オフにより制御する充電制御方法であって、二次電池の充電電圧が当該二次電池に設定された基準電圧を越えても、充電電流として所定の電流を維持する定電流充電を行うステップと、所定の条件を満たしたときに、二次電池の充電電圧が設定された基準電圧に等しくなるように定電圧充電を行うステップと含む充電制御方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の充電制御方法によれば、二次電池の充電時間を短くすることができる。
特開2003−319568号公報
しかし、特許文献1に記載されている充電制御方法においては、充電電圧が基準電圧を超えても充電電流を所定の電流値に維持して充電を継続するので、バッテリーへの負荷が低減されず、バッテリー液の減少、バッテリーの温度上昇等によるバッテリーの劣化の進行を低減することができない。
したがって、本発明の目的は、バッテリーの温度上昇、バッテリー液の減少等を低減できる充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、バッテリーを充電する充電器の動作を制御する充電器制御回路であって、予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御してバッテリーを充電する電流制御部と、充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に充電電流値の制御を解除する電流制御解除部と、電流制御の解除後、充電電圧を予め定められた電圧値に保持してバッテリーを充電する電圧制御部と、バッテリーの充電電流値が、第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に予め定められた電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除部とを備える充電器制御回路が提供される。
また、上記充電器制御回路において、電圧値に保持する制御を解除した後、バッテリーの充電を予め定められた時間経過後に停止させるタイマーを駆動するタイマー駆動部を更に備えてもよい。
また、上記充電器制御回路において、バッテリーの充電電圧の最大値を予め規定し、バッテリーの充電中に最大値以下に充電電圧を制御する充電最大電圧制御部を更に備えてもよい。
また、上記充電器制御回路において、充電電流値が、予め定められた電流値以下に到達しない場合、バッテリーの充電を停止させる充電停止部を更に備えてもよい。
また、上記充電器制御回路において、バッテリーが、高所作業車、電気で駆動する動力を有する機械、又は特殊車両に用いられてもよい。
また、上記充電器制御回路において、バッテリーに入力される入力電圧が予め定められた電圧以上である場合にバッテリーへの電力の供給を停止させる保護部を更に備えることもできる。
また、上記充電器制御回路において、保護部が、入力電圧が予め定められた第1の電圧以下の場合に入力電圧を出力電圧とし、入力電圧が第1の電圧より高い第2の電圧以上の場合に第2の電圧の高さに応じて入力電圧を低下させた降圧電圧を前記出力電圧とする電圧調整部と、降圧電圧が、予め定められた閾値電圧以下である場合に、バッテリーへの電力の供給を停止する供給停止部とを有することもできる。
また、本発明は、上記目的を達成するため、上記のいずれかに記載の充電器制御回路と、スイッチング電源とを備える充電器が提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、バッテリーを充電する充電器の動作を制御する充電器制御方法であって、予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御してバッテリーを充電する第1充電工程と、充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に充電電流値の制御を解除する電流制御解除工程と、電流制御解除工程後、充電電圧を予め定められた電圧値に保持する制御をし、バッテリーを充電する第2充電工程と、バッテリーの充電電流値が、第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に予め定められた電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除工程とを備える充電器制御方法が提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、バッテリーを充電する充電器の動作を制御する充電器制御回路用の充電制御プログラムであって、コンピュータに、予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御してバッテリーを充電する第1充電機能と、充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に充電電流値の制御を解除する電流制御解除機能と、充電電流値の制御が解除された後、充電電圧を予め定められた電圧値に保持する制御をし、バッテリーを充電する第2充電機能と、バッテリーの充電電流値が、第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に予め定められた電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除機能とを実現させる充電制御プログラムが提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、上記に記載の充電制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
本発明に係る充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体によれば、バッテリーの温度上昇、バッテリー液の減少等を低減できる充電器制御回路、充電器、充電器制御方法、充電制御プログラム、及び記録媒体を提供できる。
本実施の形態に係る充電器制御回路の機能構成ブロック図である。 本実施の形態に係る充電器制御回路による充電プロファイル図である。 本実施の形態に係る充電器の充電制御のフロー図である。 本実施の形態の変形例に係る充電器制御回路の機能構成ブロック図である。 本実施の形態の変形例に係る充電器制御回路に用いる保護部の回路図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る充電器制御回路の機能構成の概要の一例を示す。
[充電器制御回路1、及び充電器3の概要]
本実施の形態に係る充電器制御回路1は、弱電流による定電流充電、弱電圧による定電圧充電、及び/又は弱電流及び弱電圧に制御しないフリー充電の少なくとも1つの充電の制御法によりスイッチング電源2の動作を制御してバッテリー4を充電する制御回路である。充電器制御回路1は、複数の充電の制御を組み合わせてスイッチング電源2の充電動作を制御し、適切な充電効率でバッテリー4を充電する。充電器制御回路1は、例えば、高所作業車、電気で駆動する動力を有する機械(例えば、電動クリーナー、ゴルフカート、電気自動車等)、又は特殊車両(例えば、充電式電気フォークリフト、無人搬送機、けん引車、運搬車等)等に用いられるバッテリー液を有するバッテリー4(例えば、鉛蓄電池等)を充電する充電器3の充電動作を制御する。
本実施の形態に係る充電器制御回路1は、複数の充電制御の組み合わせにより段階的にバッテリー4の充電を実行するので、バッテリー4が高電流及び/又は高電圧で充電されることを防止できる。すなわち、充電器制御回路1は、バッテリー4の発熱に起因する充電時の電流値が低減しない現象を防止でき、その結果、高電圧、高電流による充電の継続を防止できる。これにより、充電器制御回路1は、バッテリー4のバッテリー液の減少、バッテリー4の発熱、バッテリー4を格納するバッテリーケースの膨張、及び/又はバッテリー4の劣化を低減できる。
[充電器制御回路1、及び充電器3の詳細]
本実施の形態に係る充電器3は、充電器制御回路1と充電器制御回路1により充電動作が制御され、バッテリー4に電力を供給するスイッチング電源2とを備える。バッテリー4を充電する充電器3の動作を制御する充電器制御回路1は、充電電流を制御する電流制御部10と、電流制御部10による電流制御を解除する電流制御解除部12と、充電電圧を制御する電圧制御部14と、電圧制御部14による電圧制御を解除する電圧制御解除部16と、予め定められた時間が経過した後に充電動作を停止させるタイマー駆動部18と、バッテリー4の定格電圧の最大値以下に充電電圧を制御する充電最大電圧制御部20と、所定の条件を満たした場合にバッテリー4の充電を停止する充電停止部22とを有する。
(電流制御部10)
電流制御部10は、予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御してバッテリー4を充電する。第1の電流値は、例えば、実質的にバッテリー液の温度が上昇しない電流値に設定される。一例として、第1の電流値は、バッテリー4の容量の値より低い電流値に設定される(すなわち、バッテリー容量が「X」Ahである場合、第1の電流値を「Y」Aに設定する。XとYとの関係は、X>Y>0である。)。そして、電流制御部10は、充電初期においてバッテリー4の電圧が満充電時より低い状態であっても、充電電流を弱電流(すなわち、容量の値より低い電流値)に制御する。
(電流制御解除部12)
電流制御解除部12は、バッテリー4の充電電圧が予め定められた電圧値に達したことを契機として、充電電流値の制御を解除する。すなわち、電流制御解除部12は、電流制御部10に働きかけて、電流制御部10による充電電流値の制御を解除する。電流制御解除部12が電流制御部10による制御を解除した後は、バッテリー4の充電における充電電流の電流値は制御されず、充電電流に関して実質的にフリーの充電になる。
(電圧制御部14)
電圧制御部14は、バッテリー4の充電電圧を予め定められた電圧値に保持してバッテリー4を充電する。例えば、電圧制御部14は、電流制御部10による充電電流の制御が解除された後、充電電圧を予め定められた電圧値に保持してバッテリー4を充電する。この場合において当該電圧値は、例えば、バッテリー4の定格電圧より低い値に設定する。
(電圧制御解除部16)
電圧制御解除部16は、バッテリー4の充電電流が予め定められた電流値に達したことを契機として、充電電圧値の制御を解除する。すなわち、電圧制御解除部16は、電圧制御部14に働きかけて、電圧制御部14による充電電圧値の制御を解除する。電圧制御解除部16が電圧制御部14による電圧値の制御を解除した後は、バッテリー4の充電における充電電圧の電圧値は制御されず、充電電圧に関して実質的にフリーの充電になる。例えば、電圧制御解除部16は、バッテリー4の充電電流値が、第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達したことを契機として、電圧制御部14による予め定められた電圧値に一定に保持する制御を解除する。
(タイマー駆動部18)
タイマー駆動部18は、予め定められた時間が経過した後にバッテリー4の充電を停止させるタイマーを駆動させる。例えば、タイマー駆動部18は、電圧制御部14による充電電圧の電圧値を保持する制御が電圧制御解除部16によって解除されたこと、又は充電電流値が第2の電流値に達したことを契機としてタイマーを駆動させる。
(充電最大電圧制御部20)
充電最大電圧制御部20は、バッテリー4の充電電圧の最大値を予め規定し、バッテリー4の充電中に充電電圧をこの最大値以下に制御する。充電最大電圧制御部20は、バッテリー4の充電の開始から終了まで充電電圧を監視し、充電電圧がこの最大値以下になるように充電電圧を制御する。
(充電停止部22)
充電停止部22は、バッテリー4の充電電流値が、予め定められた電流値以下に到達しない場合、バッテリー4の充電を強制的に停止させる。充電停止部22を機能させることにより、仮にバッテリー4の劣化や故障により充電時間が長時間になった場合、すなわち、バッテリー4の温度上昇により充電電流が低下せず、かつ、充電電圧が上昇しない現象が発生した場合にバッテリー4の充電を自動的に停止させることができる。これにより、バッテリー4の劣化による不具合の防止や充電に伴う電気代の節約を実現できる。なお、バッテリー4の充電の開始から、予め定められた電流値以下に充電電流値が到達するまでの時間を予め定められた時間(以下、「充電停止時間」という)として規定する。充電停止部22は、充電停止時間経過時に充電電流値が予め定められた電流値以下に到達していない場合に、充電を停止させる。この充電停止時間は、バッテリー4の種類に応じて適宜設定できる。
[充電器制御方法の詳細]
図2は、本実施の形態に係る充電器制御回路によるバッテリーの充電プロファイルの一例を示す。図2においてX軸は時間軸であり、右側のY軸は電圧値を示す軸であり、左側のY軸は電流値を示す軸である。そして、図2において、実線が電流値の変化を示すグラフであり、一点鎖線が電圧値の変化を示すグラフである。また、図3は、本実施の形態に係る充電器の充電制御の流れの一例を示す。
まず、電流制御部10は、充電電流を第1の電流値(以下、Iと表す)に制御してバッテリー4の充電を開始する(図3のステップ10。以下、図3のステップを「S」と表す。)。第1の電流値Iは、一例として、14A以上25A以下程度の範囲から選択して決定される。なお、充電開始時をtとし、tにおけるバッテリー4の電圧をVとする。電圧Vは、一例として、28V以上29.5V以下程度の範囲から選択して決定できる。電流制御部10は、バッテリー4の電圧が予め定められた電圧値(以下、Vと表す。ただし、V<Vの関係を満たす。また、バッテリー4の定格最大電圧をVmaxにした場合、V<Vmaxを満たす。)に到達するまで、充電電流をIに保って充電を継続する(S15のNo)。そして、電流制御解除部12は、バッテリー4の電圧がVに到達した場合(S15のYes)、電流制御部10による電流値の制御を解除する(S20)。なお、バッテリー4の電圧がVに到達した時点をtとする。
そして、電圧制御部14は、充電電圧をVに制御してバッテリー4の充電を継続する(S25)。電圧制御部14は、充電電流が予め定められた第2の電流値(以下、Iと表す。ただし、I>Iである。Iは、一例として、8A以上10A以下程度の範囲から選択して決定できる。)に到達するまで、充電電圧をVに保って充電を継続する(S30のNo)。そして、電圧制御解除部16は、バッテリー4の電流がIに到達した場合(S30のYes)、電圧制御部14による電圧値の制御を解除する(S35)。なお、バッテリー4の電流がIに到達した時点をtとする。時点t以降、充電器制御回路1は、バッテリー4を電流値I以下の低い電流値で充電を継続する。時点t以降、充電電圧はバッテリー4の充電の進行と共に徐々に増加する。
そして、タイマー駆動部18は、時点tからタイマーの駆動を開始する(S40)。タイマー駆動部18は、タイマーの駆動の開始から予め定められた時間が経過した時点(例えば、図2のtの時点)でバッテリー4の充電を停止する。タイマー駆動部18がタイマーを駆動させる時間は、一例として、2時間以上5時間以下程度の範囲から選択して決定できる。
ここで、タイマーの駆動の開始後、充電電圧は充電の継続と共に徐々に上昇する。そこで、バッテリー4の定格最大電圧がVmaxである場合、充電最大電圧制御部20は、バッテリー4の充電を通し、充電電圧をVmax以下、若しくはVmax未満の電圧Vに制御する。電圧Vは、一例として、29V以上32V以下程度の範囲から選択して決定できる。そして、タイマーで計時される時間が予め定められた時間を経過した時点で、バッテリー4の充電が停止される。なお、充電停止部22は、バッテリー4の充電を通し、充電電流が予め定められた電流値以下に到達しない状態が、予め定められた時間継続した場合、バッテリー4の充電を停止させる。
[充電制御プログラム]
図1に示した本実施の形態に係る充電器制御回路1が備える各構成要素は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)等の演算処理装置にプログラム(すなわち、充電制御プログラム)を実行させること、すなわち、ソフトウェアによる処理により実現できる。また、集積回路(Integrated Circuit:IC)等の電子部品としてのハードウェアにプログラムを予め書き込むことで実現することもできる。なお、ソフトウェアとハードウェアとを併用することもできる。
本実施の形態に係る充電制御プログラムは、例えば、ICやROM等に予め組み込むことができる。また、充電制御プログラムは、インストール可能な形式、又は実行可能な形式のファイルで、磁気記録媒体、光学記録媒体、半導体記録媒体等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し、コンピュータプログラムとして提供することもできる。プログラムを格納している記録媒体は、CD−ROMやDVD等の非一過性の記録媒体であってよい。更に、充電制御プログラムを、インターネット等の通信ネットワークに接続されたコンピュータに予め格納させ、通信ネットワークを介してダウンロードによる提供ができるようにすることもできる。
本実施の形態に係る充電制御プログラムは、CPU等に働きかけて、充電器制御回路1を、図1から図3にかけて説明した電流制御部10、電流制御解除部12、電圧制御部14、電圧制御解除部16、タイマー駆動部18、充電最大電圧制御部20、及び充電停止部22として機能させる。
[実施の形態の変形例]
図4は、本発明の実施の形態の変形例に係る充電器制御回路の機能構成の概要の一例を示す。変形例に係る充電器制御回路1aは、保護部を更に備える点を除き、充電器制御回路1と略同一の構成及び機能を備える。したがって、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
変形例に係る充電器制御回路1aは、スイッチング電源2からバッテリー4に入力される入力電圧が予め定められた電圧以上であるか否かを検知し、入力電圧が予め定められた電圧以上である場合にバッテリー4への電力の供給を停止させる保護部24を更に備える。具体的に、保護部24は、入力電圧が予め定められた第1の電圧以下の場合に入力電圧を出力電圧とし、入力電圧が第1の電圧より高い第2の電圧以上の場合に第2の電圧の高さに応じて入力電圧を低下させた降圧電圧を出力電圧とする電圧調整部240と、降圧電圧が、予め定められた閾値電圧以下である場合に、バッテリー4への電力の供給を停止する供給停止部242とを有する。
例えば、電圧調整部240は、入力電圧が第1の電圧以下の場合に、この入力電圧をそのまま出力電圧として出力する。一方、電圧調整部240は、入力電圧が第2の電圧以上の場合、入力電圧を第2の電圧よりも低い電圧に降圧する。そして、供給停止部242は、電圧調整部240から出力される電圧に応じ、バッテリー4への電力の供給を停止する。例えば、供給停止部242は、電圧調整部240から出力される電力の電圧が予め定められた閾値電圧を超える場合にバッテリー4への電力の供給を停止せず、電圧調整部240から出力される電力の電圧が予め定められた閾値電圧以下の場合にバッテリー4への電力の供給を停止する。ここで、電圧調整部240は、第2の電圧を、予め定められた閾値電圧以下に降圧することが好ましい。これにより、保護部24を備える充電器制御回路1aによれば、過大な電圧がバッテリー4に加わることを防止できる。
図5は、本発明の実施の形態の変形例に係る充電器制御回路に用いる保護部の回路図の一例を示す。なお、メインシステム30とは、図4の機能構成ブロック図から保護部24を除いた部分を指す。
保護部24は、一例として、図5に示すような回路で構成される。例えば、第1の電圧(一例として、AC110V)以下では、電圧Vrplからポリスイッチ230の抵抗を介し、リレーコイル236に規定電流が流れて連続動作するので、接点210がONになり、メインシステム30は連続運転する。一方、第1の電圧を超える場合、電圧Vrplが上昇し、可変抵抗220、抵抗222、抵抗224、抵抗226、及び抵抗228により決定される電圧Vdvも上昇するので、ツェナーダイオード232と抵抗234との間の電流値も上昇し、電圧Vが上昇する。そして、電圧VがSCRゲートとカソードとの間の閾値に到達すると、SCRのアノードとカソードとの間が導通する。これにより、電圧Vrplからポリスイッチ230へのリレーコイル電流が遮断されるため、リレー238がOFFになる。これにより、メインシステム30は、過電圧状態のAC入力電圧の供給が切断されるので、破損等が生じずに安全に動作が停止する。この場合において、Vrpl−ポリスイッチ230−SCRに流れる過電流は、ポリスイッチ230の正方向サーミスタ効果でサーミスタ抵抗が過大値になるので、SCR、ダイオード212、ダイオード214、ダイオード216、及びダイオード218により短絡保護され、焼損することが防止される。
このように、保護部24を備えることにより、充電器制御回路1aは、一例として、AC110V以下で連続運転させることができ、過電圧時(AC110Vを超え220V程度以下、若しくは220Vを超える場合)ではリレー238が遮断するので、バッテリー4や充電器制御回路1aが破損することを防止できる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る充電器制御回路1は、バッテリー4を充電する場合に充電電流及び/又は充電電圧を段階的に制御できると共に低い電流値で充電を開始するので、バッテリー4の充電前の状態に合わせた、最適な充電プロファイルでバッテリー4を充電できる。これにより、充電器制御回路1は、バッテリー4の発熱を抑制できると共に、バッテリー液の減少を抑制できる。したがって、充電器制御回路1によれば、バッテリー液の補充による人件費や費用、バッテリー4の劣化によるバッテリー交換による費用の低減ができる。
また、本実施の形態に係る充電器制御回路1は、バッテリー4を充電する場合に充電電流及び/又は充電電圧を制御できるので、充電電流及び/又は充電電圧の設定を変更させない場合に比べ、バッテリー4の電圧を定格最大電圧まで強制的に到達させることがない。よって、本実施の形態に係る充電器制御回路1は、バッテリー4を使用した後にバッテリー4の電圧が減少している場合であっても、当該バッテリー4を充電する場合に、充電開始直後から充電電流が高電流になることを防止できる。したがって、本実施の形態に係る充電器制御回路1によれば、バッテリー液の減少、バッテリー4の温度上昇を抑制しつつバッテリー4を充電できるので、バッテリー4の劣化を大幅に抑制できる。すなわち、従来、バッテリー4の電圧が低い状態でバッテリー4を充電した場合、充電当初の充電電流が高電流になり、充電の進行に伴ってバッテリー4の電圧が上昇すると、充電電流は低くなるところ、本実施の形態に係る充電器制御回路1は、充電当初の充電電流を低い電流値の一定電流に制御するので、バッテリー4への負担を低減できる。
そして、本実施の形態に係る充電器制御回路1は、バッテリー4の発熱を実質的に防止できるので、スイッチング電源2と共にヒートシンクを用いることを要さない。したがって、充電器制御回路1を用いることで、充電器3のサイズを小型軽量化できる。また、充電器3が有するスイッチング電源2としては、様々な形式のスイッチング電源2を用いることができる。したがって、本実施の形態に係る充電器制御回路1によれば、充電器3の設計の自由度を広く確保でき、充電器3の開発コストを低減できる。
また、バッテリー4の放電電圧が少ない場合、若しくはバッテリー4の放電率が低い場合、バッテリーの電圧がVに至るまでの時間、充電電流値がIまでに至る時間、及び/又はバッテリーの電圧がVからVに至るまでの時間が短くなるので、本実施の形態に係る充電器制御回路1によれば、バッテリー4に過充電の負荷をかけることなしに充電時間を短縮化できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せのすべてが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。更に、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、複数の部分に分割されて適用されるようにすることもできる。
1、1a 充電器制御回路
2 スイッチング電源
3 充電器
4 バッテリー
10 電流制御部
12 電流制御解除部
14 電圧制御部
16 電圧制御解除部
18 タイマー駆動部
20 充電最大電圧制御部
22 充電停止部
24 保護部
30 メインシステム
210 接点
212、214、216、218 ダイオード
220 可変抵抗
222、224、226、228 抵抗
230 ポリスイッチ
232 ツェナーダイオード
234 抵抗
236 リレーコイル
238 リレー
240 電圧調整部
242 供給停止部

Claims (11)

  1. バッテリーを充電する充電器の動作を制御する充電器制御回路であって、
    予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御して前記バッテリーを充電する電流制御部と、
    充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に前記充電電流値の制御を解除する電流制御解除部と、
    前記電流制御の解除後、前記充電電圧を前記電圧値に保持して前記バッテリーを充電する電圧制御部と、
    前記バッテリーの前記充電電流値が、前記第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に前記電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除部と
    を備える充電器制御回路。
  2. 前記電圧値に保持する制御を解除した後、前記バッテリーの充電を予め定められた時間経過後に停止させるタイマーを駆動するタイマー駆動部
    を更に備える請求項1に記載の充電器制御回路。
  3. 前記バッテリーの前記充電電圧の最大値を予め規定し、前記バッテリーの充電中に前記最大値以下に前記充電電圧を制御する充電最大電圧制御部
    を更に備える請求項1又は2に記載の充電器制御回路。
  4. 前記充電電流値が、予め定められた電流値以下に到達しない場合、前記バッテリーの充電を停止させる充電停止部
    を更に備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の充電器制御回路。
  5. 前記バッテリーが、高所作業車、電気で駆動する動力を有する機械、又は特殊車両に用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電器制御回路。
  6. 前記バッテリーに入力される入力電圧が予め定められた電圧以上である場合に前記バッテリーへの電力の供給を停止させる保護部
    を更に備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の充電器制御回路。
  7. 前記保護部が、
    前記入力電圧が予め定められた第1の電圧以下の場合に前記入力電圧を出力電圧とし、前記入力電圧が前記第1の電圧より高い第2の電圧以上の場合に前記第2の電圧の高さに応じて前記入力電圧を低下させた降圧電圧を前記出力電圧とする電圧調整部と、
    前記降圧電圧が、予め定められた閾値電圧以下である場合に、前記バッテリーへの電力の供給を停止する供給停止部と
    を有する請求項6に記載の充電器制御回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の充電器制御回路と、スイッチング電源とを備える充電器。
  9. バッテリーを充電する充電器の動作を制御する充電器制御方法であって、
    予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御して前記バッテリーを充電する第1充電工程と、
    充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に前記充電電流値の制御を解除する電流制御解除工程と、
    前記電流制御解除工程後、前記充電電圧を前記電圧値に保持する制御をし、前記バッテリーを充電する第2充電工程と、
    前記バッテリーの前記充電電流値が、前記第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に前記電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除工程と
    を備える充電器制御方法。
  10. バッテリーを充電する充電器の動作を制御する充電器制御回路用の充電制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    予め定められた第1の電流値に充電電流値を制御して前記バッテリーを充電する第1充電機能と、
    充電電圧が予め定められた電圧値に達した場合に前記充電電流値の制御を解除する電流制御解除機能と、
    前記充電電流値の制御が解除された後、前記充電電圧を前記電圧値に保持する制御をし、前記バッテリーを充電する第2充電機能と、
    前記バッテリーの前記充電電流値が、前記第1の電流値より低い予め定められた第2の電流値に達した場合に前記電圧値に保持する制御を解除する電圧制御解除機能と
    を実現させる充電制御プログラム。
  11. 請求項10に記載の充電制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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