JP2017076690A - 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置 - Google Patents

放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017076690A
JP2017076690A JP2015202976A JP2015202976A JP2017076690A JP 2017076690 A JP2017076690 A JP 2017076690A JP 2015202976 A JP2015202976 A JP 2015202976A JP 2015202976 A JP2015202976 A JP 2015202976A JP 2017076690 A JP2017076690 A JP 2017076690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
heat dissipation
electron beam
electronic device
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015202976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6582854B2 (ja
Inventor
大雄 近藤
Daiyu Kondo
大雄 近藤
真一 廣瀬
Shinichi Hirose
真一 廣瀬
正明 乘松
Masaaki Norimatsu
正明 乘松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015202976A priority Critical patent/JP6582854B2/ja
Publication of JP2017076690A publication Critical patent/JP2017076690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6582854B2 publication Critical patent/JP6582854B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73253Bump and layer connectors

Abstract

【課題】放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置において、放熱シートの熱伝導性を向上させること。【解決手段】基板20の上に複数のカーボンナノチューブ22を成長させる工程と、カーボンナノチューブ22の先端22xに電子線又はレーザを照射することにより、先端22xを改質する工程とを有する放熱シートの製造方法による。【選択図】図3

Description

本発明は、放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置に関する。
サーバやパーソナルコンピュータにおいては、CPU(Central Processing Unit)等の電子部品で発生する熱を外部に放熱すべく、電子部品にヒートスプレッダが固着される。
そのヒートスプレッダと電子部品との間の熱抵抗が高いと、電子部品の熱を速やかにヒートスプレッダに伝えることができない。そのため、電子部品とヒートスプレッダとの間に、熱伝導性に優れた放熱シートを介在させることがある。
放熱シートには様々なタイプがある。インジウムシートも放熱シートの一例であるが、高価なインジウムを使用しているため放熱シートの低コスト化が難しい。
また、インジウムの熱伝導率は50W/m・Kであって、この程度の熱伝導率では電子部品を効率的に放熱させるのは難しい。しかも、インジウムは融点が156℃と低いため、HPA(High Power Amplifier)のように発熱時に高温となる電子部品を用いると、インジウムシートが溶融するという問題もある。
そこで、インジウムシートに代わる放熱シートとして、カーボンナノチューブを用いた放熱シートが検討されている。
カーボンナノチューブは、その熱伝導度が1500W/m・K程度であって、インジウムの熱伝導度(50W/m・K)と比べて非常に高く、放熱シートに使用するのに好適である。
カーボンナノチューブを放熱シートとして利用する場合、複数のカーボンナノチューブの束をシート状に整形することになる。但し、各カーボンナノチューブは弱いファン・デア・ワールス力のみで束形状を保持しており、このままではカーボンナノチューブの束がほどけてシートの取り扱いが困難である。
この困難性を解消させるために、樹脂で各カーボンナノチューブ同士を結束する方法が幾つか提案されているが、いずれも改善の余地がある。
例えば、樹脂中にカーボンナノチューブを分散させることにより、シート状の放熱シートを作製する方法が提案されている。この方法では、樹脂中において各カーボンナノチューブが様々な方向を向いてしまうため、カーボンナノチューブに沿ってシートの表面から裏面に熱を伝えるのが難しい。
更に、各カーボンナノチューブの接点において熱抵抗が高くなるという問題もある。
これに代えて、基板の上にその法線方向を向いた複数のカーボンナノチューブを成長させ、各カーボンナノチューブの間の空間を樹脂で充填する方法も提案されている。この方法では、全てのカーボンナノチューブが略同じ方向を向いているため、カーボンナノチューブに沿ってシートの表面から裏面に熱を伝えるのは容易と考えられる。
但し、樹脂中でカーボンナノチューブが凝集した場合には、カーボンナノチューブの向きが乱れてしまうため、シートの表面から裏面に熱を伝えるのが難しくなる。
更に、上記した二例のいずれにおいても、電子部品とカーボンナノチューブとの間に樹脂が介在するため、その樹脂によって電子部品とカーボンナノチューブとの間の熱抵抗が上昇してしまう。
特開2005−150362号公報 特開2006−147801号公報 特開2009−253123号公報 特開2007−9213号公報
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置において、放熱シートの熱伝導性を向上させることを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、基板の上に複数のカーボンナノチューブを成長させる工程と、前記カーボンナノチューブの先端に電子線又はレーザを照射することにより、前記先端を改質する工程とを有する放熱シートの製造方法が提供される。
以下の開示によれば、カーボンナノチューブの先端に電子線やレーザを照射するため、カーボンナノチューブの欠陥が修復されてカーボンナノチューブの熱伝導性が向上する。
図1(a)、(b)は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図2(a)、(b)は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。 図3(a)、(b)は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その3)である。 図4は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その4)である。 図5は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その5)である。 図6(a)は、第1実施形態において電子線の照射により形成されたグラファイト層の上面をSEM(Scanning Electron Microscope)により観察して得られた像であり、図6(b)は、図6(a)の矩形領域の拡大図である。 図7は、第1実施形態においてカーボンナノチューブのラマンスペクトルを調査して得られた図である。 図8は、図7の結果からG/D比を算出して得られたグラフである。 図9(a)、(b)は、第2実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図10は、第2実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。 図11は、第2実施形態においてカーボンナノチューブのラマンスペクトルを調査して得られた図である。 図12は、図11の結果からG/D比を算出して得られたグラフである。 図13は、第3実施形態に係る電子装置の断面図である。 図14は、第4実施形態に係る電子装置の断面図である。 図15(a)、(b)は、第5実施形態に係る電子装置の製造途中の斜視図(その1)である。 図16は、第5実施形態に係る電子装置の製造途中の斜視図(その2)である。 図17(a)、(b)は、第5実施形態に係る電子装置の断面図(その1)である。 図18(a)、(b)は、第5実施形態に係る電子装置の断面図(その2)である。 図19は、第5実施形態に係る電子装置の斜視図である。 図20(a)、(b)は、第6実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図21(a)、(b)は、第6実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。
(第1実施形態)
本実施形態では、カーボンナノチューブを用いた放熱シートの熱伝導性を以下のようにして改善する。
図1〜図5は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。
まず、図1(a)に示すように、基板20としてシリコン基板を用意し、その基板20の上に触媒金属層21として鉄層をスパッタ法で2.5nm程度の厚さに形成する。
触媒金属層21は鉄層に限定されない。触媒金属層21としては、コバルト、ニッケル、鉄、金、銀、及び白金のいずれかの層、これらの材料の合金層、窒化物層、及び酸化物層のいずれかを形成し得る。
また、触媒金属層21の形成方法としては、上記のスパッタ法の他に、電子ビーム蒸着法や分子線エピタキシー法もある。
更に、触媒金属層21の形成前に基板20の上に下地層を形成してもよい。その下地層の材料としては、モリブデン、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、バナジウム、チタンシリサイド、アルミニウム、タンタル、タングステン、銅、金、白金又はこれらの合金がある。また、これらの金属の酸化物や窒化物を下地層の材料としてもよい。このうち、酸化物としては酸化アルミニウムや酸化チタン等があり、窒化物としては窒化チタン、窒化タンタル、及び窒化アルミニウム等がある。
次に、図1(b)に示すように、触媒金属層21の触媒作用を利用してホットフィラメントCVD(Chemical Vapor Deposition)法により複数のカーボンナノチューブ22を成長させる。
そのホットフィラメントCVD法では、炭素の原料ガスとしてアセチレンガスを用い、そのアセチレンガスとアルゴンガスとの混合ガスを不図示の成長室に供給する。なお、アセチレンガスに代えて、メタンやエチレン等の炭化水素類、エタノールやメタノール等のアルコール類、又は炭素を含有する有機材料を炭素の原料ガスとして用いてもよい。更に、ホットフィラメントCVD法に代えて、熱CVD法、リモートプラズマCVD法、又はプラズマCVD法を用いても良い。
また、カーボンナノチューブ22の成長条件も特に限定されないが、この例では基板温度が620℃の条件で成長室内の圧力を1kPaとし、成長時間を60分とする。
これにより、触媒金属層21が凝集して粒状になると共に、その触媒金属層21の上にカーボンナノチューブ22として長さが150μm程度の多層カーボンナノチューブが基板20の法線方向nに沿って成長する。なお、カーボンナノチューブ22の長さは触媒金属層21の厚さに依存し、触媒金属層21として厚さが1nmの鉄層を用いるとカーボンナノチューブ22の長さは250μm程度となる。
ここまでの工程により、複数のカーボンナノチューブ22の束を備えたCNTシート25が得られる。
次に、図2(a)に示すように、銅を材料とするヒートスプレッダ26を用意し、そのヒートスプレッダ26の上に接合シート27として熱可塑性の樹脂シートを貼付する。そのヒートスプレッダ26は第1の部品の一例である。
また、樹脂シートの材料である熱可塑性樹脂は、室温で固体であったものが加熱により液状となり、更に冷却により接着性を発現しつつ固体に戻るものであれば、特に限定されない。
なお、ヒートスプレッダ26の表面にめっき法により金属層を形成し、その金属層を接合シート27としてもよい。その金属層としては、例えば、金とスズとの合金、インジウム、及びはんだがある。更に、ヒートスプレッダ26に金属ペーストを塗布することにより接合シート27を形成してもよい。
その後に、接合シート27とCNTシート25との位置合わせを行う。
次いで、図2(b)に示すように、接合シート27をその融点よりも高い175℃程度の温度に加熱しながら、CNTシート25に160N程度の力を約15分間印加することにより、接合シート27を介してヒートスプレッダ26にCNTシート25を圧着する。
続いて、図3(a)に示すように、CNTシート25の上に厚さが5μm〜10μm程度の樹脂シート30を載せる。
樹脂シート30の材料は特に限定されない。例えば、ポリアミド系ホットメルト樹脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト樹脂、エチレン共重合体ホットメルト樹脂等のホットメルト樹脂を採用し得る。これに代えて、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニル系樹脂、及びワックスを樹脂シート30の材料として採用してもよい。
具体的には、ポリアミド系ホットメルト樹脂としてはヘンケルジャパン製の「Micromelt 6239」(軟化点:140℃)、ポリウレタン系ホットメルト樹脂としてはノガワケミカル製の「DH722B」がある。また、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂としては松村石油製の「EP-90」(軟化点:148℃)がある。そして、ポリエステル系ホットメルト樹脂としてはノガワケミカル製の「DH598B」(軟化点:133℃)、エチレン共重合体ホットメルト樹脂としてはノガワケミカル製の「DA574B」(軟化点:105℃)がある。
次に、図3(b)に示すように、樹脂シート30の表面上で電子線EBを走査することにより、電子線EBが照射された部分の樹脂シート30を局所的に1500℃〜3000℃程度の温度に加熱する。
このような走査を樹脂シート30の全面で行うことにより、樹脂シート30とカーボンナノチューブ22の先端22xの各々が溶融して改質され、CNTシート25の上部にグラファイト層33が形成される。
電子線EBの照射条件は特に限定されない。例えば、電子線EBの照射領域を一辺の長さが50μmの正方形状とし、電子線EBの電流値を200μA〜500μAとし得る。
更に、電子線EBに代えてYAGレーザやCO2レーザを用いてもよい。その場合、これらのレーザの出力を200W〜600Wに設定し、レーザ光のスポット径を50μm〜100μmにすればよい。
また、酸素含有雰囲気で本工程を行うとカーボンナノチューブ22が燃焼してしまうおそれがあるので、酸素が排除された雰囲気中で電子線EBやレーザ光を照射するのが好ましい。この場合、ロータリポンプ又はドライポンプで実現可能な真空度よりも高真空であれば、カーボンナノチューブ22の燃焼を防止することができる。
ここまでの工程により、CNTシート25とグラファイト層33とを備えた放熱シート35の基本構造が完成する。
次に、図4に示すように、電子部品37が搭載された回路基板36を用意し、電子部品37に放熱シート35を対向させる。
なお、電子部品37は第2の部品の一例であって、例えば無線や携帯電話の基地局用のHPA、サーバやパーソナルコンピュータ用のCPU、車載IC、及び自動車モータを駆動するためのトランジスタのいずれかを電子部品37として採用し得る。
また、その電子部品37と回路基板36は、はんだバンプ38により接続される。
次に、図5に示すように、グラファイト層33に電子部品37の表面を接触させつつ、シーラント39で回路基板36にヒートスプレッダ26を接着する。
以上により、本実施形態に係る電子装置40の基本構造が完成する。
本実施形態によれば、図3(b)の工程でカーボンナノチューブ22の先端22xに電子線EBを照射してグラファイト層33を形成する。そして、図5の工程において、グラファイト層33と電子部品37との間に樹脂を介在させることなく、グラファイト層33と電子部品37とを接触させる。
グラファイト層33の熱伝導率は樹脂のそれよりも高いため、本実施形態では電子部品37で発生した熱が放熱シート35を経由して速やかにヒートスプレッダ26側に輸送され、電子部品37の冷却を促すことができる。
次に、本願発明者が行った調査について説明する。
その調査では、前述のように電子線の照射により先端にグラファイト層33が形成されたカーボンナノチューブ22の特性が調査された。
(a)外観
まず、カーボンナノチューブ22の外観の調査結果について、図6を参照しながら説明する。
図6(a)は、電子線EBの照射により形成されたグラファイト層33の上面をSEM(Scanning Electron Microscope)により観察して得られた像である。
この例では方向Dに沿って電子線EBを走査しており、走査によって形成された複数のストライプ状の痕33xが方向Dに延びている。
図6(b)は、図6(a)の矩形領域Aの拡大図である。
図6(b)に示すように、電子線EBを照射していないカーボンナノチューブ22とは異なり、グラファイト層33の上面は平坦なモフォロジーを有している。この結果から、電子線EBの照射によってカーボンナノチューブ22と樹脂シート30とが炭素繊維化し、グラファイト層33が形成されることが確認できた。
(b)結晶性
次に、カーボンナノチューブ22の結晶性の調査結果について説明する。
図7は、カーボンナノチューブ22のラマンスペクトルを調査して得られた図である。図7の横軸は、入射光とストークス光の各々の波数の差で定義されるラマンシフトを示す。また、図7の縦軸は、ストークス光の強度を任意単位で示す。
カーボンナノチューブ22の結晶性の良否を推定する指標としてG/D比がある。G/D比は、ストークス光のうち1600cm-1付近のG-Bandと呼ばれるスペクトルの強度IGと、1350cm-1付近のD-Bandと呼ばれるスペクトルの強度IDとの比(IG/ID)として定義される。
D-Bandは、カーボンナノチューブ22に欠陥が発生してその結晶性が乱れた場合にその強度が強くなることが知られているため、G/D比が小さいほど結晶性が悪く、逆にG/D比が大きいほど結晶性が優れているということになる。
この調査では、電子線EBを照射する前と後のそれぞれのカーボンナノチューブ22のラマンスペクトルを調べた。なお、電子線EBの電流値は100μA〜400μAとした。
また、各グラフが重ならないようにするため、図7では各グラフを上下にずらしてある。これについては後述の第2実施形態の図11でも同様である。
図7の結果によれば、電子線EBの照射前ではD-Bandの強度が強いのに対し、電子線EBの照射後ではD-Bandの強度が弱くなっている。
図8は、図7の結果からG/D比を算出して得られたグラフであり、グラフの横軸は電子線EBの電流値を表し、縦軸はカーボンナノチューブ22のG/D比を表す。
図8に示すように、電子線EBの電流値が増加するにつれてG/D比も増加し、電流値が300μAのときにG/D比が10程度の最大値となる。
この結果より、本実施形態のように電子線EBの照射によりカーボンナノチューブ22の先端22xをグラファイト化すると、カーボンナノチューブ22の欠陥が修復されてその結晶性が改善されることが明らかとなった。
また、結晶性が良好なカーボンナノチューブ22は熱伝導性に優れているため、電子線EBの照射によってカーボンナノチューブ22の熱伝導率も向上すると期待できる。特に、前述のようにG/D比が10程度と高い場合には、インジウムシートよりも熱伝導率が高くなることが期待される。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図3(a)のようにカーボンナノチューブ22に樹脂シート30を載せた後、その樹脂シート30に対して電子線EBを照射した。
これに対し、本実施形態では、樹脂シートを載せずにカーボンナノチューブ22に対して電子線EBを照射する。
図9〜図10は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。
まず、第1実施形態の図1(a)〜図2(b)の工程を行うことにより、図9(a)に示すように、CNTシート25が接合シート27を介してヒートスプレッダ26に圧着された構造を得る。
次いで、図9(b)に示すように、CNTシート25の表面上で電子線EBを走査することによりカーボンナノチューブ22の先端22xを1500℃〜3000℃程度の温度に局所的に加熱して、当該先端22xを改質する。
電子線EBの照射条件は第1実施形態と同様であり、例えば電子線EBの照射領域を一辺の長さが50μmの正方形状とし、電子線EBの電流値を200μA〜500μAとし得る。
更に、第1実施形態と同様に、電子線EBに代えてYAGレーザやCO2レーザを用いて先端22xを改質してもよい。
また、酸素が排除された雰囲気中で電子線EBやレーザ光を照射することにより、酸素でカーボンナノチューブ22が燃焼してしまうのを防止してもよい。
ここまでの工程により、先端22xが改質されたカーボンナノチューブ22を備えた放熱シート60の基本構造が完成する。
この後は、第1実施形態で説明した図4〜図5の工程を行うことにより、図10に示すように、放熱シート60に電子部品37を接触させつつ、シーラント39で回路基板36にヒートスプレッダ26を接着する。
以上により、本実施形態に係る電子装置61の基本構造が完成する。
上記した本実施形態によれば、図9(b)に示したように、カーボンナノチューブ22の先端22xに電子線EBを照射した。
本願発明者は、このように電子線EBを照射することによりカーボンナノチューブ22がどのように改質されるのかを調査した。
その調査結果について以下に説明する。
図11は、カーボンナノチューブ22のラマンスペクトルを調査して得られた図である。図11の横軸は、入射光とストークス光の各々の波数の差で定義されるラマンシフトを示す。また、図11の縦軸は、ストークス光の強度を任意単位で示す。
この調査では、電子線EBを照射する前と後のそれぞれのカーボンナノチューブ22のラマンスペクトルを調べた。なお、電子線EBの電流値は、50μA〜400μAとした。
図11に示すように、カーボンナノチューブ22の欠陥に起因した1350cm-1付近のD-Bandは、電子線EBの照射によって弱くなっている。
図12は、図11の結果からG/D比を算出して得られたグラフであり、グラフの横軸は電子線EBの電流値を表し、縦軸はカーボンナノチューブ22のG/D比を表す。
図12に示すように、電子線EBの電流値の増加と共にG/D比も増加している。また、図8に示した第1実施形態ではG/D比の最大値が10程度であったのに対し、本実施形態では電流値が200μA以上となるとG/D比が10を超えて増加している。
このことから、本実施形態では第1実施形態よりもカーボンナノチューブ22の欠陥の修復が進んでその結晶性がさらに改善されることが明らかとなった。結晶性の良好なカーボンナノチューブ22は熱伝導率が良いため、本実施形態に係る放熱シート60の熱伝導性も良好になると期待できる。
(第3実施形態)
第1実施形態や第2実施形態では、放熱シート35、60を単層で使用した。放熱シート35、60の使用方法はこれに限定されない。
図13は、本実施形態に係る電子装置の断面図である。なお、図13において、第1実施形態や第2実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態に係る電子装置65においては、複数の放熱シート35、60を積層して使用する。積層の仕方は特に限定されず、放熱シート35と放熱シート60のいずれか一方のみを複数積層してもよいし、両者を組み合わせて積層してもよい。
これにより、積層された放熱シート35、60の全体の厚みZが増えるので、実使用下で電子部品37が発熱して反った場合でもその反りに各放熱シート35、60が追従でき、電子部品37から放熱シート35、60が離間してしまうのを防止できる。
(第4実施形態)
第1〜第3実施形態では、ヒートスプレッダ26と電子部品37との間に放熱シート35、36を配した。放熱シート35、60を配する部位はこれに限定されない。
図14は、本実施形態に係る電子装置の断面図である。
なお、図14において、第1〜第3実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらにおけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図14に示すように、本実施形態に係る電子装置68は金属製のフィン67を有しており、そのフィン67とヒートスプレッダ26との間に第1実施形態に係る放熱シート35が配される。
なお、その放熱シート35に代えて、第2実施形態に係る放熱シート60を用いてもよい。また、フィン67は第2の部品の一例である。
前述のように放熱シート35のカーボンナノチューブ22は結晶性が良好で熱伝導性に優れているので、ヒートスプレッダ26とフィン67との間の熱抵抗が減り、フィン67でヒートスプレッダ26を効率的に冷却することができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1実施形態や第2実施形態に従って改質されたカーボンナノチューブを、以下のように半導体素子と回路基板とを接続するための端子として利用する。
図15〜図16は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の斜視図である。
まず、図15(a)に示すように、半導体基板70としてAlN基板を用意し、その表面に蒸着法等により電極71を形成することにより、半導体基板70と配線71とを備えた回路基板72を作製する。
なお、電極71は、例えば金層や白金層であって、入力電極71a、接地電極71b、及び出力電極71cを有する。
次に、図15(b)に示すように、電極71の上にスパッタ法により触媒金属層73を形成した後、フォトリソグラフィにより触媒金属層73を複数の島状やストライプ状にパターニングする。
触媒金属層73の材料は特に限定されない。この例では、触媒金属層73として厚さが30nmのタンタル層、厚さが15nmのアルミニウム層、及び厚さが2.5nmの鉄層をこの順に形成する。このうち、タンタル層は、上記の電極71に含まれる金や白金がアルミニウム層や鉄層に拡散するのを防止する拡散防止層として機能する。
なお、触媒金属層73の材料は上記に限定されない。触媒金属層73としては、コバルト、ニッケル、鉄、金、銀、及び白金のいずれかの層、又はこれらの材料の合金層を形成し得る。
更に、触媒金属層73の形成前に電極71の上に下地層を形成してもよい。その下地層の材料としては、モリブデン、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、バナジウム、チタンシリサイド、アルミニウム、タンタル、タングステン、銅、金、白金又はこれらの合金がある。また、これらの金属の酸化物や窒化物を下地層の材料としてもよい。このうち、酸化物としては酸化アルミニウムや酸化チタン等があり、窒化物としては窒化チタン、窒化タンタル、及び窒化アルミニウム等がある。
続いて、図16に示すように、触媒金属層73の触媒作用を利用したホットフィラメントCVD法により、複数のカーボンナノチューブ22の束を触媒金属層73の上にのみ選択的成長させ、そのカーボンナノチューブ22を端子74とする。
そのホットフィラメントCVD法では、炭素の原料ガスとしてアセチレンガスを用い、そのアセチレンガスとアルゴンガスとの混合ガスを不図示の成長室に供給する。その混合ガスにおけるアセチレンガスの濃度は、例えば流量比で10%程度である。
なお、アセチレンガスに代えて、メタンやエチレン等の炭化水素類、エタノールやメタノール等のアルコール類、又は炭素を含有する有機材料を炭素の原料ガスとして用いてもよい。
また、カーボンナノチューブ22の成長条件も特に限定されない。例えば、基板温度が620℃の条件で成長室内の圧力を1kPaとし、成長時間を20分とすることで、長さが20μm程度のカーボンナノチューブ22が半導体基板70の法線方向nに沿って成長する。
これ以降の工程について、図17〜図18を参照しながら説明する。
図17〜図18は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図であって、上記した端子74とその周囲の拡大断面図である。
まず、図17(a)に示すように、端子74の上に樹脂シート30を載せる。樹脂シート30の材料としては、例えば、ポリアミド系ホットメルト樹脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト樹脂、エチレン共重合体ホットメルト樹脂等のホットメルト樹脂を採用し得る。また、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニル系樹脂、及びワックスを樹脂シート30の材料として採用してもよい。
具体的には、ポリアミド系ホットメルト樹脂としてはヘンケルジャパン製の「Micromelt 6239」(軟化点:140℃)、ポリウレタン系ホットメルト樹脂としてはノガワケミカル製の「DH722B」がある。また、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂としては松村石油製の「EP-90」(軟化点:148℃)がある。そして、ポリエステル系ホットメルト樹脂としてはノガワケミカル製の「DH598B」(軟化点:133℃)、エチレン共重合体ホットメルト樹脂としてはノガワケミカル製の「DA574B」(軟化点:105℃)がある。
次に、図17(b)に示すように、樹脂シート30の表面上で電子線EBを走査することにより、電子線EBが照射された部分の樹脂シート30を局所的に1500℃〜3000℃程度の温度に加熱する。
このような走査を樹脂シート30の全面で行うことで樹脂シート30とカーボンナノチューブ22の先端22xとが溶融して改質され、端子74の上部にグラファイト層33が形成される。
電子線EBの照射条件は特に限定されない。例えば、電子線EBの照射領域を一辺の長さが50μmの正方形状とし、電子線EBの電流値を200μA〜500μAとし得る。
更に、第1実施形態と同様に、電子線EBに代えてYAGレーザやCO2レーザを用いて樹脂シート30のグラファイト化を行ってもよいし、酸素を排除した雰囲気中で本工程を行うことによりカーボンナノチューブ22が燃焼するのを防止してもよい。
次いで、図18(a)に示すように、不図示のめっきレジストで電極71を覆いながら、端子74の側面とグラファイト層33の上とに導電層75としてめっき法で金めっき層を20nm〜1000nm程度の厚さに形成する。
本実施形態では、端子74の上のグラファイト層33が平坦なモフォロジーを有しているため、グラファイト層33の上で導電層75の厚さが均一となる。
その導電層75を形成後、めっきレジストは除去される。
次に、図18(b)に示す工程について説明する。
まず、金を材料とする電極79が表面に形成された半導体素子78を用意する。半導体素子78は、例えばHPAに使用されるGaN系のHEMT(High Electron Mobility Transistor)である。
そして、フリップチップボンダー装置を使い、熱と圧力を用いた熱圧着により導電層75と電極79とを互いに溶着させて、回路基板72に半導体素子78を電気的に接続する。なお、熱圧着に代えて、接着剤、金属共晶材料、又は超音波を用いた圧着を用いてもよい。
このとき、端子74の上に金属層75を形成したことで、当該金属層75と電極79とが金属接合をするようになり、両者が機械的に強固に接続される。
しかも、前述のようにグラファイト層33の上で導電層75の厚さが均一となっているため、導電層75と電極79とが良好に密着し、両者の間の接触抵抗を低減することができる。
図19は、本工程を終了後の斜視図である。
以上により、本実施形態に係る電子装置81の基本構造が完成する。
上記した本実施形態によれば、図18(b)に示したように、電子線の照射で形成されたグラファイト層33が平坦なモフォロジーを有しているため、グラファイト層33の上で導電層75の厚さが均一となる。その結果、導電層75と電極79とが良好に密着し、これらの間に生ずる接触抵抗を低減することが可能となる。
しかも、熱伝導性に優れた複数のカーボンナノチューブ22の束で端子74を形成したことにより、半導体素子78の熱が端子74を経由して半導体基板70に速やかに伝わる。
更に、第1実施形態で説明したように、端子74を形成するカーボンナノチューブ22の熱伝導性が電子線の照射によって向上しているため、端子74の熱伝導性を一層高めることが可能となる。
(第6実施形態)
第5実施形態では、図17(a)のように端子74の上に樹脂シート30を載せた後、その樹脂シート30に対して電子線EBを照射した。
これに対し、本実施形態では、樹脂シートを載せずに端子74に対して電子線EBを照射する。
図20〜図21は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。
なお、図20〜図21において、第5実施形態で説明したのと同じ要素には第5実施形態で説明したのと同じ要素を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、第5実施形態で説明した図15(a)〜図16の工程を行うことにより、図20(a)に示すように、電極71の上に複数のカーボンナノチューブ22を備えた端子74を形成する。
次に、図20(b)に示すように、端子74の表面上で電子線EBを走査することによりカーボンナノチューブ22の先端22xを1500℃〜3000℃程度の温度に局所的に加熱する。
第2実施形態で説明したように、このように電子線EBを走査することでカーボンナノチューブ22の結晶性が改善されるため、電子線EBを照射する前よりもカーボンナノチューブ22の熱伝導率が向上すると期待できる。
そして、図21(a)に示すように、不図示のめっきレジストで電極71を覆いながら、端子74の上面と側面とに導電層75としてめっき法で金めっき層を形成する。
その後、図21(b)に示すように、金を材料とする電極79が表面に形成された半導体素子78を用意し、その電極79に端子74を当接させる。そして、この状態で超音波により導電層75と電極79とを互いに溶着させ、回路基板72に半導体素子78を電気的に接続する。
以上により、本実施形態に係る電子装置82の基本構造が完成する。
上記した本実施形態によれば、図20(b)の工程で端子74に電子線EBを照射したため、その端子74を形成するカーボンナノチューブ22の結晶性が改善してその熱伝導率が向上する。そのため、半導体素子78で発生した熱が端子74を介して速やかに回路基板72に伝わり、半導体素子78の放熱効率が向上する。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基板の上に複数のカーボンナノチューブを成長させる工程と、
前記カーボンナノチューブの先端に電子線又はレーザを照射することにより、前記先端を改質する工程と、
を有することを特徴とする放熱シートの製造方法。
(付記2) 前記カーボンナノチューブの前記先端に樹脂を載せる工程を更に有し、
前記先端を改質する工程において、前記樹脂に前記電子線又は前記レーザを照射することを特徴とする付記1に記載の放熱シートの製造方法。
(付記3) 前記先端を改質する工程は、酸素が排除された雰囲気内で行われることを特徴とする付記1又は付記2に記載の放熱シートの製造方法。
(付記4) 先端がグラファイト化された複数のカーボンナノチューブを有することを特徴とする放熱シート。
(付記5) 先端がグラファイト化された複数のカーボンナノチューブを有する放熱シートと、
前記放熱シートを介して互いに接続された第1の部品及び第2の部品と、
を有することを特徴とする電子装置。
(付記6) 前記放熱シートを複数積層したことを特徴とする付記5に記載の電子装置。
(付記7) 前記第1の部品はヒートスプレッダであり、
前記第2の部品は電子部品であることを特徴とする付記5に記載の電子装置。
(付記8) 前記第1の部品はヒートスプレッダであり、
前記第2の部品はフィンであることを特徴とする付記5に記載の電子装置。
(付記9) 回路基板と、
前記回路基板の法線方向に沿って延び、かつ先端がグラファイト化された複数のカーボンナノチューブを有すると共に、前記回路基板に電気的に接続された端子と、
前記端子と電気的に接続された半導体素子と、
を有することを特徴とする電子装置。
(付記10) 前記端子の上に形成された金属層と、
前記半導体素子に形成された電極とを有し、
前記電極と前記金属層とが溶着したことを特徴とする付記9に記載の電子装置。
20…基板、21…触媒金属層、22…カーボンナノチューブ、22x…先端、25…CNTシート、26…ヒートスプレッダ、27…接合シート、30…樹脂シート、33…グラファイト層、33x…痕、35、60…放熱シート、36…回路基板、37…電子部品、38…はんだバンプ、39…シーラント、40、61、65、68、81、82…電子装置、67…フィン、70…半導体基板、71…電極、71a…入力電極、71b…接地電極、71c…出力電極、72…回路基板、73…触媒金属層、74…端子、75…導電層、78…半導体素子、79…電極。

Claims (5)

  1. 基板の上に複数のカーボンナノチューブを成長させる工程と、
    前記カーボンナノチューブの先端に電子線又はレーザを照射することにより、前記先端を改質する工程と、
    を有することを特徴とする放熱シートの製造方法。
  2. 前記カーボンナノチューブの前記先端に樹脂を載せる工程を更に有し、
    前記先端を改質する工程において、前記樹脂に前記電子線又は前記レーザを照射することを特徴とする請求項1に記載の放熱シートの製造方法。
  3. 前記先端を改質する工程は、酸素が排除された雰囲気内で行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放熱シートの製造方法。
  4. 先端がグラファイト化された複数のカーボンナノチューブを有することを特徴とする放熱シート。
  5. 先端がグラファイト化された複数のカーボンナノチューブを有する放熱シートと、
    前記放熱シートを介して互いに接続された第1の部品及び第2の部品と、
    を有することを特徴とする電子装置。
JP2015202976A 2015-10-14 2015-10-14 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置 Active JP6582854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202976A JP6582854B2 (ja) 2015-10-14 2015-10-14 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202976A JP6582854B2 (ja) 2015-10-14 2015-10-14 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017076690A true JP2017076690A (ja) 2017-04-20
JP6582854B2 JP6582854B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=58551517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015202976A Active JP6582854B2 (ja) 2015-10-14 2015-10-14 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6582854B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019021657A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 富士通株式会社 電子装置、及び電子装置の製造方法
CN113488443A (zh) * 2021-06-08 2021-10-08 电子科技大学 一种超高真空***下的制冷型NEA GaN电子源组件结构

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006147801A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Seiko Precision Inc 放熱シート、インターフェース、電子部品及び放熱シートの製造方法
JP2009130113A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fujitsu Ltd カーボンナノチューブを用いたパッケージ及び電子デバイス
JP2009260238A (ja) * 2008-03-18 2009-11-05 Fujitsu Ltd シート状構造体及びその製造方法、並びに電子機器及びその製造方法
JP2011035403A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Qinghua Univ 放熱構造体及び放熱システム
JP2011091106A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Shinko Electric Ind Co Ltd 熱伝導部材及びその製造方法、放熱用部品、半導体パッケージ
WO2012176905A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 株式会社クラレ 導電膜形成方法、導電膜、絶縁化方法、及び絶縁膜
WO2013046291A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 富士通株式会社 放熱材料及びその製造方法並びに電子機器及びその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006147801A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Seiko Precision Inc 放熱シート、インターフェース、電子部品及び放熱シートの製造方法
JP2009130113A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fujitsu Ltd カーボンナノチューブを用いたパッケージ及び電子デバイス
JP2009260238A (ja) * 2008-03-18 2009-11-05 Fujitsu Ltd シート状構造体及びその製造方法、並びに電子機器及びその製造方法
JP2011035403A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Qinghua Univ 放熱構造体及び放熱システム
JP2011091106A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Shinko Electric Ind Co Ltd 熱伝導部材及びその製造方法、放熱用部品、半導体パッケージ
WO2012176905A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 株式会社クラレ 導電膜形成方法、導電膜、絶縁化方法、及び絶縁膜
WO2013046291A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 富士通株式会社 放熱材料及びその製造方法並びに電子機器及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019021657A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 富士通株式会社 電子装置、及び電子装置の製造方法
JP7009800B2 (ja) 2017-07-11 2022-01-26 富士通株式会社 電子装置の製造方法
CN113488443A (zh) * 2021-06-08 2021-10-08 电子科技大学 一种超高真空***下的制冷型NEA GaN电子源组件结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6582854B2 (ja) 2019-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5146256B2 (ja) シート状構造体及びその製造方法、並びに電子機器及びその製造方法
US10396009B2 (en) Heat dissipation material and method of manufacturing thereof, and electronic device and method of manufacturing thereof
JP5239768B2 (ja) 放熱材料並びに電子機器及びその製造方法
JP5506657B2 (ja) シート状構造体、半導体装置及び炭素構造体の成長方法
US8837149B2 (en) Electronic component and method of manufacturing electronic component
JP6810343B2 (ja) カーボンナノチューブ構造、放熱シート及びカーボンナノチューブ構造の製造方法
US20110103020A1 (en) Carbon Nanotube-Based Structures and Methods for Removing Heat from Solid-State Devices
JP5447069B2 (ja) シート状構造体、電子機器及び電子機器の製造方法
JP2013115094A (ja) 放熱材料及びその製造方法
JP2008205273A (ja) 電子回路装置及び電子回路装置モジュール
JP5636654B2 (ja) カーボンナノチューブシート構造体およびその製造方法、半導体装置
JP6582854B2 (ja) 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置
JP2009130113A (ja) カーボンナノチューブを用いたパッケージ及び電子デバイス
JP2020043261A (ja) 放熱構造体、電子装置、及び放熱構造体の製造方法
JP5343620B2 (ja) 放熱材料及びその製造方法並びに電子機器及びその製造方法
JP6844382B2 (ja) 放熱体、放熱体の製造方法、及び電子装置
JP2012236739A (ja) シート状構造体及びその製造方法並びに電子機器及びその製造方法
JP4640975B2 (ja) 熱拡散シート及び半導体装置
JP5768786B2 (ja) シート状構造体及び電子機器
JP7009800B2 (ja) 電子装置の製造方法
JP2017041483A (ja) 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び放熱部品
US20200357718A1 (en) Conductive heat radiation film, method of manufacturing the same, and method of manufacturing electronic device
JP5786986B2 (ja) 炭素構造体の成長方法及びシート状構造体の製造方法
JP2021111686A (ja) 炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
JP2019169709A (ja) 炭化ケイ素デバイスおよび炭化ケイ素デバイスを製造するための方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6582854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150