JP2017072570A - 磁気センサの製造方法および電流センサの製造方法 - Google Patents

磁気センサの製造方法および電流センサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オフセットやオフセット温度特性が小さい磁気センサの製造方法およびかかる磁気センサを用いる電流センサの製造方法を提供する。【解決手段】4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dで構成される磁界検出ブリッジ回路を有する磁気センサ12の製造方法であって、4つの磁気抵抗効果素子はいずれもミアンダ形状であって、その長尺パターンは強磁性固定層を備え、長尺パターンのアスペクト比が共通するが長尺パターンの幅Wが相違する第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2から構成され、4つの磁気抵抗効果素子を一連の製膜プロセスで同時に形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気センサの製造方法および当該磁気センサを用いる電流センサの製造方法に関する。
特許文献1には、被測定電流からの誘導磁界の印加により抵抗値が変化する4つの磁気抵抗効果素子で構成され、2つの磁気抵抗効果素子間の出力を備える磁界検出ブリッジ回路を有する電流センサであって、前記4つの磁気抵抗効果素子は、抵抗変化率が同じであり、反平行結合膜を介して第1の強磁性膜と第2の強磁性膜とを反強磁性的に結合させてなるセルフピン止め型の強磁性固定層と、非磁性中間層と、軟磁性自由層とを有し、前記出力を与える2つの磁気抵抗効果素子の強磁性固定層の磁化方向が互いに180°異なる方向であり、前記磁気検出ブリッジ回路は、電源供給点に対して対称である配線を有する電流センサが開示されている。
特許文献1に開示される磁気検出ブリッジ回路を備えることにより、線形応答性に優れる磁気センサが得られ、この特性を活かすことにより、測定精度の高い電流センサを得ることができる。
特開2014−81384号公報
このように磁気センサの線形応答性が高くなると、これまでは相対的に影響が少なかったオフセット値(外部から磁界が印加されていない状態での出力値)や、オフセット温度特性(オフセットの温度依存性)を、さらに低減することが求められるようになる可能性がある。
本発明は、上記のオフセットやオフセット温度特性が小さい磁気センサの製造方法およびかかる磁気センサを用いる電流センサの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく本発明者が検討した結果、次のような知見を得た。
(a)オフセットやオフセット温度特性を増加させる要因の一つとして、磁界検出ブリッジ回路が備える4つの磁気抵抗効果素子の製造段階でのばらつきが挙げられる。
(b)この4つの磁気抵抗効果素子の製造段階でのばらつきは、これらの磁気抵抗効果素子を一連の製造プロセスで同時に製造することにより低減させることができる。
(c)そのように同時に製造される場合であっても、4つの磁気抵抗効果素子を、感度(外部磁界に対する抵抗変化率)が異なる一対の磁気抵抗効果素子の2組とすることにより、印加された磁界に対して線形的に応答する出力を有する磁界検出ブリッジ回路が得られる。
(d)抵抗値は等しく感度が異なる一対の磁気抵抗効果素子を同時に製造するためには、一対の磁気抵抗効果素子を、アスペクト比(ミアンダ形状の長尺パターンの全長/長尺パターンの幅)は等しいが長尺パターンの幅は相違するようすればよい。
以上の知見に基づき完成された本発明は、一態様において、外部磁界の変化に応じて抵抗値が変化する4つの磁気抵抗効果素子で構成され、直列に接続された2つの磁気抵抗効果素子からなる部分回路を2つ備える磁界検出ブリッジ回路を有する磁気センサの製造方法であって、前記4つの磁気抵抗効果素子は、いずれも、帯状の長尺パターンが折り返されたミアンダ形状であって、前記長尺パターンは、強磁性固定層と、非磁性中間層と、軟磁性自由層とを有する積層構造を備え、前記4つの磁気抵抗効果素子は、前記長尺パターンの全長を前記長尺パターンの幅で除したアスペクト比は共通するが、前記長尺パターンの幅が相違する2種類の磁気抵抗効果素子である第1の磁気抵抗効果素子および第2の磁気抵抗効果素子から構成され、前記磁界検出ブリッジ回路の前記部分回路の一方では、第1の磁気抵抗効果素子および第2の磁気抵抗効果素子が、この順番で電源給電点に近位な側から直列に接続され、前記磁界検出ブリッジ回路の前記部分回路の他方では、第2の磁気抵抗効果素子および第1の磁気抵抗効果素子が、この順番で電源給電点に近位な側から直列に接続され、前記4つの磁気抵抗効果素子を一連の製膜プロセスで同時に形成することを特徴とする磁気センサの製造方法である。
上記のとおり、ミアンダ形状を有する磁気抵抗効果素子について、アスペクト比を共通としつつ長尺パターンの幅を変化させることによって、感度の異なる2種類の磁気抵抗効果素子を同時に製造することができる。このように、上記の本発明の一態様に係る製造方法では、磁界検出ブリッジを構成する4つの磁気抵抗効果素子は同時に製造されるため、これらの磁気抵抗効果素子は特性ばらつきが生じにくい。したがって、外部から磁界が印加されていない状態での抵抗値と抵抗温度係数のばらつきも生じにくくなり、その結果オフセットやオフセット温度特性が小さい磁気センサが得られやすい。
前記強磁性固定層は、反強磁性膜と交換結合している第1の強磁性膜と第2の強磁性膜とを反平行結合膜を介して反強磁性的に結合させてなる積層フェリ型であってもよいし、第1の強磁性膜と第2の強磁性膜とを反平行結合膜を介して反強磁性的に結合させてなるセルフピン型であってもよい。
上記の磁気センサの製造方法において、前記4つの磁気抵抗効果素子の近傍に配置され、被測定磁界を相殺するキャンセル磁界を発生するフィードバックコイルをさらに具備し、前記磁気検出ブリッジ回路が備える前記2つの部分回路のそれぞれが有する2つの前記磁気抵抗効果素子の間に設けられた出力の電圧差により前記フィードバックコイルに通電して前記被測定磁界と前記キャンセル磁界とが相殺される平衡状態となったときの前記フィードバックコイルに流れる電流に基づいて前記被測定磁界を測定可能とされてもよい。このようにフィードバックコイルを用いることにより、被測定磁界の測定精度を高めることができる。
上記のようにフィードバックコイルを用いる場合において、前記被測定磁界および前記キャンセル磁界が前記長尺パターンの延びる方向に直交する方向に沿うように印加可能に、前記フィードバックコイルは配置されることにより、キャンセル磁界の印加方向を磁気抵抗効果素子の感度軸方向に沿った方向とすることができる。このため、上記のようにフィードバックコイルを配置することは、被測定磁界の測定精度を高める観点から好ましい。
前記4つの磁気抵抗効果素子が前記長尺パターンの延びる方向に沿って並置されることにより、4つの磁気抵抗効果素子の感度軸の方向を揃えることが容易となる。したがって、上記のように4つの磁気抵抗効果素子が並置されることは、被測定磁界の測定精度を高める観点から好ましい。
本発明は、他の一態様において、上記の本発明の一態様に係る製造方法により製造された磁気センサを用いて、前記磁気抵抗効果素子の前記長尺パターンの長手方向に沿った方向に流れる被測定電流により生じた誘導磁界を測定して、前記被測定電流を定量的に測定することを特徴とする電流センサの製造方法である。上記のとおり、本発明の一実施形態に係る製造方法により製造された磁気センサは、オフセットやオフセット温度特性が小さいため、被測定電流により生じた誘導磁界をかかる磁気センサを用いて測定することにより、被測定電流を高精度に定量測定することが可能である。
本発明によれば、オフセットやオフセット温度特性が小さい磁気センサの製造方法が提供される。また、かかる磁気センサを用いる電流センサの製造方法も提供される。
本発明の一実施形態に係る製造方法により製造された磁気センサを用いてなる磁気平衡式電流センサの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法により製造された磁気センサが備える2種類の磁気抵抗効果素子の一方(第1の磁気抵抗効果素子)の平面図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法により製造された磁気センサが備える2種類の磁気抵抗効果素子の他方(第2の磁気抵抗効果素子)の平面図である。 本発明の実施例1に係る製造方法により製造された2種類の磁気抵抗効果素子(GMR1,GMR2)の素子抵抗の印加磁界に対する応答性を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る製造方法により製造された磁気センサの中点電位差からなる出力電圧の印加磁界に対する応答性を示すグラフである。 図2に示すI−I線における矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法により製造された磁気センサを用いてなる比例式電流センサの他の一例を示す図である。 本発明の比較例1に係る製造方法により製造された磁気抵抗効果素子の積層構造を概念的に示す断面図である。 本発明の実施例に係る製造方法により製造された磁気センサのオフセット値に関するヒストグラムである。 本発明の実施例に係る製造方法により製造された磁気センサのオフセット温度特性に関するヒストグラムである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。本発明の一実施形態に係る電流センサは、磁気平衡式の磁気センサを備える磁気平衡式電流センサである。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気平衡式電流センサを示す図である。本実施の形態においては、図1に示す磁気平衡式電流センサは、被測定電流が流れる導体11の近傍に配設される。この磁気平衡式電流センサは、導体11に流れる被測定電流による誘導磁界Aを打ち消す磁界(キャンセル磁界)Bを生じさせるフィードバック回路を備える磁気センサ12からなる。このフィードバック回路は、直線的に流れる被測定電流によって発生する磁界を打ち消す方向に巻回されたフィードバックコイル121と、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dを備える磁界検出ブリッジ回路とを有する。
フィードバックコイル121は平面コイルで構成されている。この構成においては、磁気コアを有しないので、低コストでフィードバックコイルを作製することができる。また、トロイダルコイルの場合に比べて、フィードバックコイルから生じるキャンセル磁界が広範囲に拡がることを防止でき、周辺回路に影響を与えることを回避できる。さらに、トロイダルコイルの場合に比べて、被測定電流が交流の場合に、フィードバックコイルによるキャンセル磁界の制御が容易であり、制御のために流す電流もそれほど大きくならない。これらの効果については、被測定電流が交流で高周波になるほど大きくなる。フィードバックコイル121は平面コイルで構成する場合において、平面コイルの形成面と平行な面内で誘導磁界Aとキャンセル磁界Bの両方が生じるように平面コイルが設けられていることが好ましい。
磁気抵抗効果素子122a〜122dは、被測定電流からの誘導磁界Aの印加により抵抗値が変化する。この4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dにより磁界検出ブリッジ回路を構成している。このように磁気抵抗効果素子を有する磁界検出ブリッジ回路を用いることにより、高感度の磁気平衡式電流センサを実現することができる。
この磁界検出ブリッジ回路は、被測定電流により生じた誘導磁界Aに応じた電圧差を生じる2つの出力を備える。図1に示す磁界検出ブリッジ回路においては、磁気抵抗効果素子122bと磁気抵抗効果素子122cとの間の接続点に電源給電点である電源端子Vddが接続されており、磁気抵抗効果素子122aと磁気抵抗効果素子122dとは一方の端部がそれぞれグランド(Gnd2,Gnd1)に接続されている。さらに、この磁界検出ブリッジ回路においては、直列に接続された磁気抵抗効果素子122bと磁気抵抗効果素子122dと間の接続点から一つの出力(Out1)を取り出し、直列に接続された磁気抵抗効果素子122aと磁気抵抗効果素子122cと間の接続点から一つの出力(Out2)を取り出している。これらの2つの出力における電位差(Out1−Out2、中点電位差)は増幅器で増幅され、フィードバックコイル121に電流(フィードバック電流)として与えられる。このフィードバック電流は、誘導磁界Aに応じた中点電圧差に対応する。このとき、フィードバックコイル121には、誘導磁界Aを相殺するキャンセル磁界Bが発生する。そして、誘導磁界Aとキャンセル磁界Bとが相殺される平衡状態となったときのフィードバックコイル121に流れる電流に基づいて検出部(具体的には検出用抵抗を用いればよい。)で誘導磁界Aの大きさを測定し、その結果に基づいて被測定電流を算出する。
本発明の一実施形態に係る電流センサが備える磁気センサ12が有する磁気抵抗効果素子122a〜122dは、いずれも図2や図3に示すように、その長手方向が互いに平行になるように配置された複数の帯状の長尺パターン(ストライプ)SPが折り返してなる形状(ミアンダ形状)を有するGMR素子である。複数の長尺パターンSPは、両端部で電極ELにより直列に連結される。このミアンダ形状において、感度軸方向(Pin方向)は、長尺パターンSPの長手方向(ストライプ長手方向)に対して直交する幅方向(ストライプ幅方向)である。このミアンダ形状においては、誘導磁界Aおよびキャンセル磁界Bが長尺パターンSPの幅方向(ストライプ幅方向)に沿うように印加される。
このミアンダ形状においては、線形応答性を高める観点から、ピン(Pin)方向の幅が1μm〜10μmであることが好ましい。この場合において、リニアリティを考慮すると、長手方向が誘導磁界Aの方向およびキャンセル磁界Bの方向に対して共に垂直になることが望ましい。このようなミアンダ形状にすることにより、ホール素子よりも少ない端子数(2端子)で磁気抵抗効果素子の出力を採ることができる。
本発明の一実施形態に係る磁気センサ12が有する4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、印加された磁界に対する線形応答性に優れる信号をこれらの磁気抵抗効果素子を備える磁気ブリッジ回路から出力可能としつつ、一連の製膜プロセスで同時に製造されうるように、次に説明するような2種類の磁気抵抗効果素子(第1の磁気抵抗効果素子GMR1、第2の磁気抵抗効果素子GMR2)から構成されている。
2種類の磁気抵抗効果素子の一方である第1の磁気抵抗効果素子GMR1は、図1に示されるように、磁気抵抗効果素子122cおよび磁気抵抗効果素子122dを構成し、相対的に高感度の素子からなる。図2は、第1の磁気抵抗効果素子GMR1の平面図である。
2種類の磁気抵抗効果素子の他方である第2の磁気抵抗効果素子GMR2は、図1に示されるように、磁気抵抗効果素子122aおよび磁気抵抗効果素子122bを構成し、相対的に低感度の素子からなる。図2は、第2の磁気抵抗効果素子GMR2の平面図である。
磁気抵抗効果素子の感度は長尺パターンSPの幅Wに依存し、基本的な傾向として、当該幅Wが広いほど感度が高い。第1の磁気抵抗効果素子GMR1の幅と第2の磁気抵抗効果素子GMR2の幅とを対比すると、第1の磁気抵抗効果素子GMR1の幅の方が広い。したがって、第1の磁気抵抗効果素子GMR1の方が第2の磁気抵抗効果素子GMR2よりも感度が高い。
ここで、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dから構成される磁界検出ブリッジ回路の2つの中点電位差(Out1−Out2)が、磁界が印加されていない状態で0Vとなるようにする観点から、第1の磁気抵抗効果素子GMR1の素子抵抗は第2の磁気抵抗効果素子GMR2の素子抵抗と等しいことが好ましい。上記のように第1の磁気抵抗効果素子GMR1と第2の磁気抵抗効果素子GMR2とは幅が異なることから、素子抵抗を等しくする要請に応えるために、第1の磁気抵抗効果素子GMR1と第2の磁気抵抗効果素子GMR2とは次に説明するアスペクト比が等しくなるように長尺パターンSPの全長が調整されている。本明細書においてアスペクト比とは、ミアンダ形状を有する磁気抵抗効果素子の長尺パターンSPの全長Ltを長尺パターンSPの幅Wで除した値を意味する。磁気抵抗効果素子の素子抵抗Rは、シート抵抗Rs、長尺パターンSPの全長Ltおよび長尺パターンSPの幅Wを用いて、次の式で表される。
R = Rs×Lt/W
したがって、同じ材料であってシート抵抗Rsが等しい場合には、アスペクト比が等しければ素子抵抗Rが等しくなる。したがって、アスペクト比を等しくしつつ、長尺パターンSPの幅Wを変化させることにより、素子抵抗Rが等しく感度が異なる磁気抵抗効果素子を同時に製造することができる。
第1の磁気抵抗効果素子GMR1のアスペクト比は、第1の磁気抵抗効果素子GMR1が長尺パターンSPを6本有するため、6×L1/W1となる。一方、第2の磁気抵抗効果素子GMR2のアスペクト比は、第2の磁気抵抗効果素子GMR2が長尺パターンSPを3本有するため、3×L2/W2となる。したがって、第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2は、6×L1/W1=3×L2/W2の関係を満たすように長尺パターンSPの形状が設定されている。
このような関係を有する第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2として、次のような形状を有する磁気抵抗効果素子を試作した。
第1の磁気抵抗効果素子GMR1
長尺パターンSPの全長Lt:540μm
(長尺パターンSPの長手方向の長さL1:90μm)
長尺パターンSPの幅W1:3.0μm
アスペクト比:180
第2の磁気抵抗効果素子GMR2
長尺パターンSPの全長Lt:144μm
(長尺パターンSPの長手方向の長さL2:48μm)
長尺パターンSPの幅W2:0.8μm
アスペクト比:180
これらの第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2は、いずれも外部磁界がゼロの状態での素子抵抗は2250Ωであり、素子抵抗の印加磁界に対する応答性プロファイルは、図4に示されるとおりであった。すなわち、長尺パターンSPの幅Wが広い第1の磁気抵抗効果素子GMR1の方が、長尺パターンSPの幅Wが狭い第2の磁気抵抗効果素子GMR2よりも、印加磁界に対してより高感度であった。
これらの第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2を図1に示されるように組み込んで磁界検出ブリッジ回路を得た。図1に示されるように、第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2のいずれも、強磁性固定層は長尺パターンSPの幅方向に沿った向き(例えばY1Y2方向Y2向き)となるように磁化され、軟磁性自由層は外部から磁界が印加されていない状態で長尺パターンSPの長手方向に沿った向き(例えばX1X2方向X2向き)となるように磁化された。この磁界検出ブリッジ回路の中点電位差(Out1−Out2)の出力電圧の印加磁界に対する応答性は、図5に示されるようになった。具体的には、第1の磁気抵抗効果素子GMR1の印加磁界に対して線形的に応答する範囲(±4mT程度の範囲)で、出力電圧の印加磁界に対する応答性プロファイルも線形性を示した。
本発明の一実施形態に係る磁気抵抗効果素子122a〜122dの長尺パターンSPの積層構造(磁気抵抗効果膜)について、図6を用いて説明する。長尺パターンSPは、図6に示すように、基板29に設けられた積層構造を有する。長尺パターンSPは、シード層20、反強磁性膜21aと第1の強磁性膜21bと反平行結合膜21cと第2の強磁性膜21dとからなる積層フェリ型の強磁性固定層21、非磁性中間層22、軟磁性自由層(フリー磁性層)23、および保護層25を含む。
シード層20は、NiFeCrあるいはCrなどで構成される。なお、上記積層構造において、基板29とシード層20との間に、例えば、Ta,Hf,Nb,Zr,Ti,Mo,Wのうち少なくとも1つの元素などの非磁性材料で構成される下地層を設けてもよい。
強磁性固定層21は、反強磁性膜21aと第1の強磁性膜21bとが交換結合し、第1の強磁性膜21bと第2の強磁性膜21dとが反平行結合膜21cを介して反強磁性的に結合することにより、一方の向きに磁化が固定されている。
反強磁性膜21aを構成する材料として、IrMn系の材料やPtMn系の材料が例示される。第1の強磁性膜21bおよび第2の強磁性膜21dを構成する材料として、いずれもCoFe合金が例示される。第1の強磁性膜21bと第2の強磁性膜21dと間に位置する反平行結合膜21cはRuなどにより構成される。
非磁性中間層22は、Cuなどにより構成される。軟磁性自由層(フリー磁性層)23は、CoFe合金、NiFe合金、CoFeNi合金などの磁性材料で構成される。保護層25は、Taなどで構成される。
シード層20、強磁性固定層21を構成する反強磁性膜21a、第1の強磁性膜21b、反平行結合膜21cおよび第2の強磁性膜21d、非磁性中間層22、軟磁性自由層(フリー磁性層)23、ならびに保護層25はいずれもスパッタリング等の方法により製膜される。
ここで、反強磁性膜21aと強磁性固定層21は磁気抵抗効果膜(長尺パターンを構成する積層構造)を成膜後に磁場中で熱処理することにより、強磁性固定層21の磁化を強く固定することができる。本発明の一実施形態に係る磁気センサの製造方法では、磁界検出ブリッジ回路を構成する磁気抵抗効果素子122a〜122dは、一連の製膜プロセスで同時に製造される。このため、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、強磁性固定層21がいずれも一方の向き(例えばY1Y2方向Y2向き)に磁化される。また、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、ミアンダ形状に伴う形状異方性によって外部から磁界が印加されていない状態で軟磁性自由層(フリー磁性層)23がいずれも一方の向き(例えばX1X2方向X2向き)となるように磁化される。このように、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dにおける強磁性固定層21および軟磁性自由層(フリー磁性層)23は、それぞれの磁化の向きが揃った状態で製造される。このように製造されても、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、素子抵抗が等しく感度が異なる2種類の磁気抵抗効果素子GMR1,GMR2から構成されるため、磁界検出ブリッジ回路の中点電位差を印加磁界に対して線形的に応答させることが実現されている。
このように、本発明の一実施形態に係る製造方法では、磁気抵抗効果素子122a〜122dが一連の製膜プロセスで同時に形成されるため、磁気抵抗効果素子122a〜122dをそれぞれ別の製膜プロセスで形成する場合に比べて、膜厚や組成のばらつきが抑制される。その結果、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dの特性ばらつきが抑制される。それゆえ、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dを備える磁気センサ12のオフセットやオフセット温度特性が小さくなり、この磁気センサ12を用いてなる電流センサの測定精度が高くなる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図7に示されるように、磁気センサ12’がフィードバックコイルを備えず、電流センサは磁気比例式電流センサであってもよい。また、磁気抵抗効果膜の強磁性固定層は、反強磁性材料を用いなくても磁化を固定できるセルフピン型であっても良い。反強磁性膜を用いる積層フェリ型の強磁性固定層は、強磁場耐性が高いものの耐熱性が低い傾向がある。これに対し、セルフピン型の強磁性固定層は、積層フェリ型とは逆に、強磁場耐性が低いが耐熱性が高いという傾向がある。したがって、磁気センサの使用環境などに応じて、強磁性固定層の種類を設定すればよい。
以下、実施例等により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示される磁界検出ブリッジ回路およびフィードバックコイルを備える磁気センサを基板上に複数個製造した。磁界検出ブリッジ回路が備える4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、いずれも帯状の長尺パターンを複数備えるミアンダ形状を有し、これらのうち、2つの磁気抵抗効果素子122c,122dについては、相対的に感度が高い第1の磁気抵抗効果素子GMR1を用いた。残りの2つの磁気抵抗効果素子122a,122bについては、相対的に感度が低い第2の磁気抵抗効果素子GMR2を用いた。第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2は次の形状的特徴を有していた。
第1の磁気抵抗効果素子GMR1
長尺パターンSPの全長Lt:540μm
(長尺パターンSPの長手方向の長さL1:90μm)
長尺パターンSPの幅W1:3.0μm
アスペクト比:180
第2の磁気抵抗効果素子GMR2
長尺パターンSPの全長Lt:144μm
(長尺パターンSPの長手方向の長さL2:48μm)
長尺パターンSPの幅W2:0.8μm
アスペクト比:180
第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2はいずれも外部磁界がゼロの状態での素子抵抗は2250Ωであり、素子抵抗の印加磁界に対する応答性は、図4に示されるとおりであった。また、磁界検出ブリッジ回路の中点電位差(Out1−Out2)の出力電圧の印加磁界に対する応答性は、図5に示されるようになった。
第1の磁気抵抗効果素子GMR1および第2の磁気抵抗効果素子GMR2は、いずれも、ミアンダ形状における長尺パターンについて、絶縁層を有する基板上に、下からシード層;NiFeCr(42)/強磁性固定層[反強磁性層;Ir22Mn78(60)/第1の強磁性膜;Co70Fe30(15)/反平行結合膜;Ru(8.5)/第2の強磁性膜;Co90Fe10(20)]/非磁性中間層;Cu(20)/軟磁性自由層[Co90Fe10(10)/Ni82.5Fe17.5(70)]/保護層;Ta(100)の順にスパッタリングにより積層されたものであった。なお、括弧内の数値は層厚を示し単位はÅである。
4つの磁気抵抗効果素子は同時に製造された。磁気抵抗効果膜の製膜後に磁場中で熱処理することで、反強磁性層と強磁性固定層の間に強い交換結合が生じ、強磁性固定層の磁化は一方の向きに磁化された。また、軟磁性自由層は、磁場中製膜と形状異方性により、ミアンダ形状における長尺パターンの長手方向の一方の向きに磁化された。したがって、4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、強磁性固定層の磁化の向きが等しく、外部磁界が印加されていない状態における軟磁性自由層の磁化の向きが等しかった。
基板上に製造された複数の磁気センサから任意に300個以上を選び出し、オフセット値(外部から磁界が印加されていない状態でのキャンセル電流の大きさ(以下同じ)、単位:mA)を測定した。また、温度が85℃の場合のオフセット値OF1(単位:mA)と温度が25℃の場合のオフセット値OF2(単位:mA)とを測定して、次の式によりオフセット温度特性OT(単位:μA/℃)を測定した。
OT = (OF1−OF2)/(85℃−25℃)
得られたオフセット値およびオフセット温度特性OTのヒストグラムを求めた。その結果を図9および図10に示す。
(比較例1)
図1に示される磁界検出ブリッジ回路およびフィードバックコイルを備える磁気センサを基板上に複数個製造した。磁界検出ブリッジ回路が備える4つの磁気抵抗効果素子122a〜122dは、いずれも帯状の長尺パターンを複数備えるミアンダ形状であってそのミアンダ形状が共通の形状的特徴を有する第3の磁気抵抗効果素子GMR3から構成された。第3の磁気抵抗効果素子GMR3は、図8に示されるように、ミアンダ形状における帯状の長尺パターンC−SPは、固定磁性層21が反強磁性膜21aを備えず、RKKY相互作用に基づくピン止め構造を有していた。
具体的には、第3の磁気抵抗効果素子GMR3は、ミアンダ形状における長尺パターンC−SPについて、絶縁層を有する基板上に、下からシード層;NiFeCr(42)/強磁性固定層[第1の強磁性膜;Co40Fe60(19)/反平行結合膜;Ru(3.6)/第2の強磁性膜;Co90Fe10(24)]/非磁性中間層;Cu(20)/軟磁性自由層[Co90Fe10(10)/Ni82.5Fe17.5(70)]/保護層;Ta(100)の順にスパッタリングにより積層されたものであった。なお、括弧内の数値は層厚を示し単位はÅである。
4つの磁気抵抗効果素子は個別に製造された。第1の強磁性膜は、磁場中製膜によりミアンダ形状における長尺パターンC−SPの幅方向の一方の向きに磁化された。具体的には、磁気抵抗効果素子122aの磁化の向き(Y1Y2方向Y1向き)は、これに直列に接続される磁気抵抗効果素子122cの磁化の向きと反対向き(Y1Y2方向Y2向き)とされ、磁気抵抗効果素子122b(Y1Y2方向Y1向き)の磁化の向きは、これに直列に接続される磁気抵抗効果素子122dの磁化の向きと反対向き(Y1Y2方向Y2向き)とされた。磁気抵抗効果素子122aの磁化の向きは磁気抵抗効果素子122bの磁化の向きと等しかった。
軟磁性自由層は、磁場中製膜によりミアンダ形状における長尺パターンの長手方向の一方の向きに磁化された。具体的には、磁気抵抗効果素子122aの磁化の向き(X1X2方向X1向き)は、これに直列に接続される磁気抵抗効果素子122cの磁化の向きと反対向き(X1X2方向X2向き)とされ、磁気抵抗効果素子122b(X1X2方向X1向き)の磁化の向きは、これに直列に接続される磁気抵抗効果素子122dの磁化の向きと反対向き(X1X2方向X2向き)とされた。磁気抵抗効果素子122aの磁化の向きは磁気抵抗効果素子122bの磁化の向きと等しかった。
基板上に形成された複数の磁気センサから任意に300個以上を選び出し、オフセット値(キャンセル電流の大きさ、単位:mA)を測定した。また、温度が85℃の場合のオフセット値OF1(キャンセル電流の大きさ、単位:mA)と温度が25℃の場合のオフセット値OF2(キャンセル電流の大きさ、単位:mA)とを測定して、次の式によりオフセット温度特性OT(単位:μA/℃)を測定した。
OT = (OF1−OF2)/(85℃−25℃)
得られたオフセット値およびオフセット温度特性OTのヒストグラムを求めた。その結果を図9および図10に示す。
図9および図10に示されるように、実施例1に係る磁気センサは、比較例1に係る磁気センサよりもオフセット値およびオフセット温度特性が小さく、実施例1に係る磁気センサを用いてなる電流センサは、比較例1に係る磁気センサを用いてなる電流センサよりも高精度に電流を測定可能であることが確認された。
11・・・導体
12,12’・・・磁気センサ
121・・・フィードバックコイル
122a,122b,122c,122d・・・磁気抵抗効果素子
Vdd・・・電源端子
Out1・・・磁気抵抗効果素子122bと磁気抵抗効果素子122dと間の接続点からの出力
Out2・・・磁気抵抗効果素子122aと磁気抵抗効果素子122bと間の接続点からの出力
Gnd1・・・磁気抵抗効果素子122dの一方の端部に接続されたグランド
Gnd2・・・磁気抵抗効果素子122aの一方の端部に接続されたグランド
GMR1・・・第1の磁気抵抗効果素子
GMR2・・・第2の磁気抵抗効果素子
SP・・・長尺パターン
C−SP・・・第3の磁気抵抗効果素子GMR3の長尺パターン
EL・・・電極
W1・・・第1の磁気抵抗効果素子GMR1の長尺パターンSPの幅
W2・・・第2の磁気抵抗効果素子GMR2の長尺パターンSPの幅
L1・・・第1の磁気抵抗効果素子GMR1の長尺パターンSPの長手方向の長さ
L2・・・第2の磁気抵抗効果素子GMR2の長尺パターンSPの長手方向の長さ
20・・・シード層
21・・・強磁性固定層
21a・・・反強磁性膜
21b・・・第1の強磁性膜
21c・・・反平行結合膜
21d・・・第2の強磁性膜
22・・・非磁性中間層
23・・・軟磁性自由層(フリー磁性層)
25・・・保護層
29・・・基板

Claims (7)

  1. 外部磁界の変化に応じて抵抗値が変化する4つの磁気抵抗効果素子で構成され、直列に接続された2つの磁気抵抗効果素子からなる部分回路を2つ備える磁界検出ブリッジ回路を有する磁気センサの製造方法であって、
    前記4つの磁気抵抗効果素子は、いずれも、
    帯状の長尺パターンが折り返されたミアンダ形状であって、
    前記長尺パターンは、強磁性固定層と、非磁性中間層と、軟磁性自由層とを有する積層構造を備え、
    前記4つの磁気抵抗効果素子は、前記長尺パターンの全長を前記長尺パターンの幅で除したアスペクト比は共通するが、前記長尺パターンの幅が相違する2種類の磁気抵抗効果素子である第1の磁気抵抗効果素子および第2の磁気抵抗効果素子から構成され、
    前記磁界検出ブリッジ回路の前記部分回路の一方では、第1の磁気抵抗効果素子および第2の磁気抵抗効果素子が、この順番で電源給電点に近位な側から直列に接続され、前記磁界検出ブリッジ回路の前記部分回路の他方では、第2の磁気抵抗効果素子および第1の磁気抵抗効果素子が、この順番で電源給電点に近位な側から直列に接続され、
    前記4つの磁気抵抗効果素子を一連の製膜プロセスで同時に形成することを特徴とする磁気センサの製造方法。
  2. 前記強磁性固定層は、反強磁性膜と交換結合している第1の強磁性膜と第2の強磁性膜とを反平行結合膜を介して反強磁性的に結合させてなる積層フェリ型である、請求項1に記載の磁気センサの製造方法。
  3. 前記強磁性固定層は、第1の強磁性膜と第2の強磁性膜とを反平行結合膜を介して反強磁性的に結合させてなるセルフピン型である、請求項1に記載の磁気センサの製造方法。
  4. 前記4つの磁気抵抗効果素子の近傍に配置され、被測定磁界を相殺するキャンセル磁界を発生するフィードバックコイルをさらに具備し、前記磁気検出ブリッジ回路が備える前記2つの部分回路のそれぞれが有する2つの前記磁気抵抗効果素子の間に設けられた出力の電圧差により前記フィードバックコイルに通電して、前記被測定磁界と前記キャンセル磁界とが相殺される平衡状態となったときの前記フィードバックコイルに流れる電流に基づいて、前記被測定磁界を測定可能とされる、請求項1から3のいずれか一項に記載の磁気センサの製造方法。
  5. 前記被測定磁界および前記キャンセル磁界が前記長尺パターンの延びる方向に直交する方向に沿うように印加可能に、前記フィードバックコイルは配置される、請求項4に記載の磁気センサの製造方法。
  6. 前記4つの磁気抵抗効果素子は、前記長尺パターンの延びる方向に沿って並置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の磁気センサの製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載される製造方法により製造された磁気センサを用いて、前記磁気抵抗効果素子の前記長尺パターンの長手方向に沿った方向に流れる被測定電流により生じた誘導磁界を測定して、前記被測定電流を定量的に測定することを特徴とする電流センサの製造方法。
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