JP2017072316A - 冷蔵庫 - Google Patents

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萌子 中田
真下 拓也
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Abstract

【課題】特別な構造を用いることなく冷蔵庫内に設けられた発光装置における結露を防止する冷蔵庫を提供する。【解決手段】断熱箱体11と、断熱箱体11の内部を冷却する冷却器61と、断熱箱体11に設けられた開口部を開閉する扉26と、扉26の開閉を検出する扉センサと、断熱箱体11の内部に設けられた発光装置21,35,82と、発光装置21,35,82を制御する制御部47とを備える冷蔵庫10において、制御部47は、扉センサが扉26の閉扉を検出している間に発光装置21,35,82を点灯させて発光装置21,35,82に生じる結露を防ぐ結露防止運転を実行する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫には、貯蔵室内を照らす照明装置や貯蔵室内を流通する空気を浄化(脱臭や除菌)する光触媒に励起光を照射する照射装置などの発光装置が冷蔵庫内に設けられている。このような発光装置は、貯蔵室や庫内空気を循環させるダクトなどに設けられており低温に冷却されている。そのため、開扉時のように高温の空気が庫内に流れ込むと、流れ込んだ空気との温度差によって発光装置に結露が生じるおそれがある。そこで、発光装置の裏面にヒータを設けて発光装置における結露を防止する冷蔵庫が提案されている(例えば、下記特許文献1)。
特開2011−190979号公報
しかし、発光装置の裏面にヒータを設置する場合、余分な材料が必要となりコスト増となることに加え、当該ヒータの安全性を考慮して設計する必要があり開発工数がかかる。
そこで、特別な構造を用いることなく冷蔵庫内に設けられた発光装置における結露を防止する冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態に係る冷蔵庫は、断熱箱体と、前記断熱箱体の内部を冷却する冷却器と、前記断熱箱体に設けられた開口部を開閉する扉と、前記扉の開閉を検出する扉センサと、前記断熱箱体の内部に設けられた発光装置と、前記発光装置を制御する制御部とを備える冷蔵庫において、前記制御部は、前記扉センサが前記扉の閉扉を検出している間に前記発光装置を点灯させて前記発光装置に生じる結露を防ぐ結露防止運転を実行するものである。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の開扉状態における斜視図である。 図1に示す冷蔵庫の断面図である。 図1に示す冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 図1に示す冷蔵庫の電気構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る冷蔵庫10は、前面に開口部が形成された断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室を備える貯蔵空間が形成されている。断熱箱体11は、鋼板からなる外箱12と貯蔵空間を形成する内箱13との間に真空断熱材や発泡断熱材など断熱部材14を設けて構成されている。
内箱13の内方に形成された貯蔵空間は、断熱仕切壁15によって上方の冷蔵空間と下方の冷凍空間とに区画されている。冷蔵空間は、冷蔵温度(例えば、2〜3℃)に冷却される空間であって、内部がさらに仕切板16によって上下に区画され、仕切板16の上方に複数段の載置棚を設けた冷蔵室17が設けられ、仕切板16の下方に引出式の収納容器18を配置する野菜室19が設けられている。冷蔵室17の背面には、冷蔵室17の庫内温度を検出する冷蔵室温度センサ49が設けられている。
冷蔵室17の天井面を形成する断熱箱体11の天井壁には、図2に示すように、庫内側から上方(つまり、断熱空間側)へ陥没する凹部20が形成されており、その凹部20内に第1発光装置21が収納されている。第1発光装置21は、LED等の光源が配設された回路基板を備え、冷蔵室17内を上方より照明する。
断熱仕切壁15を介して野菜室19の下方に配置した冷凍空間は、冷凍温度(例えば、−18℃以下)に冷却される空間であって、自動製氷機を備えた製氷室22と上段冷凍室23とが左右に併設され、その下方に下段冷凍室24が設けられている。下段冷凍室24の背面には、下段冷凍室24の庫内温度を検出する冷凍室温度センサ50が設けられている。
断熱箱体11の内部に区画形成された貯蔵室17,19,22,23,24の前面開口部は、扉26,27,28,29、30によって開閉可能に閉塞されている。
冷蔵室17の前面開口部は、断熱箱体11の左右両側に設けられたヒンジ25により回動自在に枢支された左右一対の回動式の冷蔵室扉26により閉塞されている。
冷蔵室扉26は、鋼板を所定形状に成型した外板31と、合成樹脂を所定形状に成型した内板32とを組み合わせ、これらの間に不図示の断熱材と、冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサ36と、冷蔵室17内部を照明する第2発光装置35とが配設されている。
内板32には、冷蔵室扉26の閉扉時に冷蔵室17へ向けて後方へ突出するスロート部33が、内板32の周縁部を取り囲む矩形枠状に突出している。矩形枠状に設けられたスロート部33によって囲まれた空間の内側にはドアポケット34が設けられている。
スロート部33のヒンジ25側には、冷蔵室扉26の開扉時に冷蔵室17の前面開口部の前方より冷蔵室17内を照明する第2発光装置35が設けられている。第2発光装置35は、LED等の光源が配設された回路基板を備え、内板32の周縁部を取り囲むように設けられたスロート部33の外側に向けて光源が光を放出するように設けられており、図1及び図2に示すような冷蔵室扉26の開扉状態において、前面開口部の前方より冷蔵室17へ向けて光を放出する。
野菜室19、製氷室22、上段冷凍室23及び下段冷凍室24の前面開口部は、引き出し式の野菜室扉27,製氷室扉28,上段冷凍室扉29,及び下段冷凍室扉30によりそれぞれ閉塞されている。
また、貯蔵室17,19,22,23,24の前面開口部を閉塞する扉26,27,28,29、30には、押しこみ式の扉センサ26a,27a、28a、29a、30aが設けられており、冷蔵庫10の各扉が開放状態にあるか閉塞状態にあるかを検知する。
冷蔵室17及び野菜室19の後部には、これらの貯蔵室内の空気を冷却する冷蔵冷却器61と冷蔵冷却器61で冷却された冷気を冷蔵室17及び野菜室19へ送風する冷蔵ファン62とを収納する冷蔵冷却器室37が設けられている。また、製氷室22、上段冷凍室23及び下段冷凍室24の後部には、これらの貯蔵室内の空気を冷却する冷凍冷却器63と冷凍冷却器63で冷却された冷気を製氷室22、上段冷凍室23及び下段冷凍室24へ送風する冷凍ファン64とを収納する冷凍冷却器室38が設けられている。
冷蔵冷却器61及び冷凍冷却器63は、断熱箱体11の背面下部に設けられた機械室39内に収納された圧縮機65や凝縮器66とともに冷凍サイクル60を構成する。
冷凍サイクル60は、図3に示すように、高温高圧のガス状の冷媒を吐出する圧縮機65と、圧縮機65から吐出されるガス状の冷媒を受けて放熱液化する凝縮器66と、凝縮器66の出口側に設けられ冷媒流路を切り換える切替弁67と、冷蔵冷却器61及び冷凍冷却器63と、これらの冷却器61,63のための絞り手段としての冷蔵減圧装置68及び冷凍減圧装置69と、逆止弁70とを備え、これらを冷媒パイプによって配管接続することで、圧縮機65から吐出された冷媒を循環させて冷蔵冷却器61及び冷凍冷却器63を冷却する。
冷蔵冷却器室37は、図2に示すように、冷蔵室17の背面に設けられた背面ダクト40に接続されており、冷蔵ファン62の回転により冷蔵冷却器61で冷却された空気が、背面ダクト40の下端から上端へ上方に向けて流れ込み、冷蔵室17の背面に設けられた吹出口41から冷蔵室17内へ吹き出す。冷蔵室17へ吹き出した空気は、冷蔵室17内を流れた後、一部が仕切板16に設けられた吸込口42から冷蔵冷却器室37に戻り、他の一部が仕切板16に穿設された不図示の導入口を通って野菜室19へ流れ込み野菜室19内を流れた後、野菜室19の背面に設けられた吸込口43から冷蔵冷却器室37に戻る。
冷蔵冷却器室37には、冷蔵冷却器61及び冷蔵ファン62以外にも、冷蔵室17及び野菜室19を循環する空気を除菌及び脱臭する空気浄化ユニット80が設けられている。
空気浄化ユニット80は、図4に示すように、フレーム81と、このフレーム81の上部と下部に配置された2個の第3発光装置82と、これら2個の第3発光装置82間に配置された2枚のフィルタ83とを備えている。このうち、フィルタ83は、空気の流通が可能で可視光応答型光触媒84が担持されている。
可視光応答型光触媒とは、酸化チタン、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウム、酸化タングステンおよび炭化珪素からなる群より選択される少なくとも一種類に、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケルおよび銅からなる群より選択される少なくとも一種類の不純物元素をドーパントとして加えたものや、光触媒粒子の表面にハロゲン化白金化合物を含有させて光触媒としたものであって、1〜360nmである紫外線の波長で触媒活性を示す通常の光触媒、例えば、最も一般的な光触媒である酸化チタンは270nmの紫外線で活性化するのに対して、それより低エネルギーの360〜760nmの可視光領域の光でも活性化する光触媒であり、例えば、窒素ドープによる酸化チタン可視光応答型光触媒や、白金担持酸化チタンなどが知られている。
上下の2個の第3発光装置82には、厚さ方向に貫通した貫通孔85が複数個形成されていて、冷蔵冷却器室37を流れる冷気が第3発光装置82に設けられた貫通孔85を通過する。そして、上側の第3発光装置82の下面には複数個の光源86が下向きに設けられ、また、下側の第3発光装置82の上面にも複数個の光源86が上向きに設けられている。これら各光源86は、フィルタ83に担持した可視光応答型光触媒84を励起する波長帯の光を含む可視光を発光するもので、例えば、例えばLED(発光ダイオード)により構成されている。このような2枚の第3発光装置82は、可視光応答型光触媒84を担持したフィルタ83の上下に間隔をあけつつ光源86を設けた面をフィルタ83に向けて配置されている。
冷蔵冷却器室37の前面(冷蔵室17側)を区画するカバー48は、空気浄化ユニット80に対応する位置に透光部87が設けられている。透光部87は、空気浄化ユニット80に設けられた第3発光装置82の光源86からフィルタ83に照射された可視光を透過することで、光源86から出射した可視光の一部を冷蔵室17へ放出する。
冷凍冷却器室38は、製氷室22及び上段冷凍室23の背面に設けられた吹出口44と、下段冷凍室24に設けられた吹出口45及び吸込口46が接続されている。
そして、冷凍冷却器63で冷却された空気は、冷凍冷却器室38内の冷凍ファン64の回転により、吹出口44から製氷室22及び上段冷凍室23内へ吹き出すとともに、吹出口44から下段冷凍室24内へ吹き出す。
吹出口44から製氷室22及び上段冷凍室23内へ吹き出した空気は、製氷室22及び上段冷凍室23の内部を冷却しながら流れた後、下段冷凍室24へ流れ込む。製氷室22及び上段冷凍室23から下段冷凍室24へ流れ込んだ空気は、吹出口45から下段冷凍室24へ吹き出した空気とともに下段冷凍室24内を流れた後、吸込口46を通って冷凍冷却器室38に戻る。
断熱箱体11の背面上部に設けられた制御部47は、例えばマイクロコンピュータとメモリを備え、図5に示すように、扉センサ26a,27a、28a、29a、30a、湿度センサ36、冷蔵室温度センサ49、冷凍室温度センサ50、冷蔵ファン62、冷凍ファン64、圧縮機65、切替弁67、第1発光装置21、第2発光装置35、及び第3発光装置82が接続されており、各種センサ26a,27a、28a、29a、30a、35,49,50から入力される検出信号と予めメモリに記憶された制御プログラムに基づいて冷蔵ファン62、冷凍ファン64の回転速度や切替弁67の運転周波数や第1発光装置21、第2発光装置35、及び第3発光装置82に設けられた光源から放出される発光量を制御して冷蔵庫10の動作全般を制御する。
具体的には、冷蔵室17及び野菜室19の冷蔵空間を冷却する場合、制御部47が、冷凍サイクル60に設けられた切替弁67を切り替えて冷蔵冷却器61に冷媒が流れるようにするとともに、冷蔵ファン62を運転させる冷蔵モードを実行する。これにより、冷蔵冷却器61で冷却された空気は、冷蔵室17及び野菜室19に送風されこれらの貯蔵室内を冷却する。
一方、下段冷凍室24等の冷凍空間を冷却する場合には、制御部47が、冷凍サイクル60に設けられた切替弁67を切り替えて冷媒が冷凍冷却器63に流れるようにするとともに、冷凍ファン64を運転させる冷凍モードを実行する。これにより、冷凍冷却器63で冷却された空気は下段冷凍室24等の冷凍空間に送風され、冷凍空間に設けられた各貯蔵室22,23,24が冷却される。
また、制御部47は、上記した冷蔵モードの実行中に第3発光装置82に設けられた光源86を点灯させてフィルタ83に担持された可視光応答型光触媒84を活性化することで、冷蔵冷却器室37を流れる空気に含まれた臭気成分や細菌などを分解除去する清浄運転を実行する。更に、制御部47は、扉センサ26aで冷蔵室扉26の開扉状態を検知すると、第1発光装置21及び第2発光装置35に設けられた光源を点灯させて冷蔵室17内を照明する。
そして、上記構成の冷蔵庫10では、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間に第1発光装置21、第2発光装置35、及び第3発光装置82の光源を点灯させて各発光装置21,35,82に生じる結露を防止する結露防止運転を実行する。
具体的には、本実施形態では、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知し、かつ、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値(例えば、65%)以上であると、制御部47は、第1発光装置21、第2発光装置35、及び第3発光装置82に設けられた光源に駆動電源を供給する結露防止運転を実行する。
なお、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知し、かつ、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値以上の場合に、空気浄化ユニット80が清浄運転を実行していれば、結露防止運転を実行せず清浄運転を優先させて実行する。
結露防止運転では、各発光装置21、35,82の光源から放出される発光量が、通常時、つまり、冷蔵室扉26の開扉時に第1発光装置21及び第2発光装置35から放出される発光量や清浄運転時に第3発光装置82から放出される発光量より低くなるように、例えば、各発光装置21,35,82に供給される電力が通常時の10%程度に抑えられている。
発光装置21,35,82に供給される電力を低下させる方法は、特に限定されず、発光装置21,35,82に供給する電圧を通常時に比べて小さくしたり、発光装置21,35,82に供給する電圧を通常時と同程度に設定しON/OFFデューティー比を通常時に比べて小さくすることで、発光装置21,35,82に供給する電力を通常時に比べて低下させることができる。
なお、結露防止運転は、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知し、かつ、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値(例えば、65%)以上の場合に、常に実行し続けても良く、また、所定の周期で結露防止運転の実行と停止を繰り返してもよい。
上記した実施形態によれば、制御部73は、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検出している間に発光装置21,35,82を点灯させて結露防止運転を実行するため、通電により発光装置21,35,82が加熱され発光装置21,35,82への結露を防止することができる。
特に、第2発光装置35は、冷蔵室26の前面開口部に近い位置に設けられており、庫外空気の影響を受けて結露しやすいが、結露防止運転を実行することで第2発光装置35に生じる結露を抑えることができる。
また、結露防止運転は、既存の発光装置21,35,82に供給する駆動電源を制御するだけで実行することができヒータなどの新たな部材を必要としないため、製造コストを抑えることができる。
更に、本実施形態では、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値以上となり結露が生じやすい場合に結露防止運転を実行して発光装置21,35,82への結露を防止することができるとともに、設置雰囲気の湿度が所定値未満で結露が生じにくい場合に不必要に発光装置21,35,82が加熱されることがなく電力消費量を抑えることができる。
(変更例1)
上記した実施形態では、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値以上であると、発光装置21,35,82に駆動電源を供給して結露防止運転を実行する場合について説明したが、湿度センサ36で検出される湿度に関わらず、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間に結露防止運転を実行してもよい。
例えば、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知し、かつ、冷蔵冷却器61の除霜運転中に発光装置21,35,82に駆動電源を供給して結露防止運転を実行してもよい。
つまり、冷蔵庫10では、冷蔵モードを実行した時間の積算値が所定時間に達する等の所定の除霜開始条件を満たすと、制御部47が、圧縮機65を停止させつつ冷蔵ファン62を回転駆動する除霜運転を実行する。この除霜運転では、冷蔵室17及び野菜室19の空気を冷蔵冷却器室37に取り込み冷蔵冷却器61へ送風することで、冷蔵冷却器61に付着した霜を融解及び気化することで、冷蔵冷却器61の除霜を行いつつ、冷蔵室17及び野菜室19の冷却及び加湿を行う。
制御部47は、上記した除霜運転の実行を開始すると、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間、発光装置21,35,82に駆動電源を供給して結露防止運転を実行する。そして、冷蔵冷却器61の温度が所定温度に達する等の所定の除霜解除条件を満たすと、制御部47は、除霜運転を終了し、結露防止運転を終了してもよい。
このような場合、除霜運転により冷蔵室17が加湿され、発光装置21,35,82に結露が生じやすい場合に結露防止運転を実行して発光装置21,35,82への結露を防止することができる。
なお、この例では、除霜運転として圧縮機65を停止させつつ冷蔵ファン62を回転駆動する場合について説明したが、冷蔵冷却器61を加熱するヒータを設け、当該ヒータの熱により冷蔵冷却器61の除霜する場合にも、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間、発光装置21,35,82に駆動電源を供給して結露防止運転を実行してもよい。
(変更例2)
上記した実施形態では、結露防止運転時に発光装置21、35,82の光源から放出される発光量が一定の場合について説明したが、湿度センサ36で検出される湿度が高くなると、結露防止運転中における各発光装置21,35,82における発光量を段階的あるいは連続的に大きくしてもよい。このような場合、発光装置21,35,82の発熱量を冷蔵庫10の設置雰囲気に即した適切な発熱量に設定することができ、電力消費量を抑えつつ発光装置21,35,82に生じる結露を防止することができる。
(変更例3)
上記した実施形態では、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値以上であると、冷蔵庫10に設けられた全ての発光装置21,35,82について結露防止運転を実行したが、湿度が高いと全ての発光装置21,35,82の結露防止運転を許可し、湿度が低いと複数の発光装置21,35,82の一部について結露防止運転を許可する等、湿度センサ36で検出される湿度に応じて結露防止運転を実行する発光装置を変更してもよい。その際、貯蔵室の開口部に近い位置に設けられた発光装置ほど、湿度センサ36で検出される湿度が低くなっても結露防止運転を許可することが好ましい。
例えば、湿度センサ36で検出された湿度が、第1所定値(例えば、65%)以上であると、全ての発光装置21,35,82の結露防止運転を許可し、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間、発光装置21,35,82について結露防止運転を実行する。湿度センサ36で検出される湿度が、第1所定値より小さく第2所定値(例えば、50%)以上、つまり、50%以上65%未満であると、発光装置21,35の結露防止運転を許可するが、第3発光装置82の結露防止運転を禁止し、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間、発光装置21,35について結露防止運転を実行する。湿度センサ36で検出される湿度が、第2所定値より小さく第3所定値(例えば、40%)以上、つまり、40%以上50%未満であると、第2発光装置35の結露防止運転を許可するが、発光装置21,82の結露防止運転を禁止し、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知している間、発光装置35について結露防止運転を実行する。更に、湿度センサ36で検出される湿度が、第3所定値より小さいと、全ての発光装置21,35,82の結露防止運転を禁止し、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知しても、いずれの発光装置21,35,82においても結露防止運転を実行しない。
貯蔵室の開口部に近い位置に設けられた発光装置ほど庫外空気の影響を受けやすく結露しやすい。つまり、本実施形態では、第2発光装置35、第1発光装置21、第3発光装置82の順番で結露しやすい。上記のように湿度センサ36で検出される湿度に応じて結露防止運転を実行する発光装置を変更することで、結露しやすい第2発光装置35について結露防止運転が実行され結露を防止することができるとともに、他の発光装置に比べて結露しにくい第3発光装置82が不必要に加熱されることがなく電力消費量を抑えることができる。
(変更例4)
上記した実施形態では、扉センサ26aが冷蔵室扉26の閉扉状態を検知し、かつ、湿度センサ36で検出される冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が所定値以上の場合に、結露防止運転を実行し続けたり、所定の周期で結露防止運転の実行と停止を繰り返す場合について説明したが、例えば、扉センサ26aが所定時間(例えば、3分間)以上継続して冷蔵室扉26の開放を検出すると、その検出から所定時間、冷蔵室扉26の開扉時に点灯する発光装置21、35について結露防止運転を禁止したり、あるいは、空気浄化ユニット80の清浄運転が終了してから所定時間、空気浄化ユニット80に設けられた第3発光装置82について結露防止運転を禁止してもよい。
このような場合、冷蔵室扉26の開放に伴い発光装置21、35が所定時間継続して駆動され加熱され、空気浄化ユニット80の清浄運転に伴い第3発光装置82が所定時間継続して駆動され加熱されており、発光装置21,35,82に結露が生じにくい。そのような場合に不必要に発光装置21,35,82が加熱されることがなく電力消費量を抑えることができる。
(他の実施形態)
上記した実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…冷蔵庫、11…断熱箱体、12…外箱、13…内箱、17…冷蔵室、19…野菜室、20…凹部、21…発光装置、25…ヒンジ、26…冷蔵室、26…冷蔵室扉、26a…扉センサ、31…外板、32…内板、33…スロート部、35…発光装置、36…湿度センサ、37…冷蔵冷却器室、38…冷凍冷却器室、47…制御部、48…カバー、60…冷凍サイクル、61…冷蔵冷却器、62…冷蔵ファン、63…冷凍冷却器、64…冷凍ファン、65…圧縮機、66…凝縮器、73…制御部、80…空気浄化ユニット、81…フレーム、82…発光装置、83…フィルタ、84…可視光応答型光触媒、85…貫通孔、86…光源、87…透光部

Claims (7)

  1. 断熱箱体と、前記断熱箱体の内部を冷却する冷却器と、前記断熱箱体に設けられた開口部を開閉する扉と、前記扉の開閉を検出する扉センサと、前記断熱箱体の内部に設けられた発光装置と、前記発光装置を制御する制御部とを備える冷蔵庫において、
    前記制御部は、前記扉センサが前記扉の閉扉を検出している間に前記発光装置を点灯させて前記発光装置に生じる結露を防ぐ結露防止運転を実行する冷蔵庫。
  2. 前記扉は、前記断熱箱体にヒンジを介して回動自在に支持され、
    前記発光装置は、前記扉の前記ヒンジ側に設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記扉センサが前記扉の閉扉を検出し、かつ、前記冷却器に付着した霜を融解する除霜運転中に前記結露防止運転を実行する請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱箱体の外部の湿度を検出する庫外湿度センサを備え、
    前記扉センサが前記扉の閉扉を検出し、かつ、前記庫外湿度センサが所定値以上の湿度を検出すると、前記制御部は、結露防止運転を実行する請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫
  5. 前記断熱箱体の外部の湿度を検出する庫外湿度センサを備え、
    前記庫外湿度センサで検出される湿度が高いほど前記制御部は、結露防止運転中における前記発光装置の発光量を大きくする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫
  6. 前記断熱箱体の外部の湿度を検出する庫外湿度センサと、前記断熱箱体の内部に複数の前記発光装置とを備え、
    前記制御部は、前記庫外湿度センサで検出される湿度が、第1湿度より高いと全ての前記発光装置において前記結露防止運転を実行し、前記庫外湿度センサで検出される湿度が、前記第1湿度以下で、かつ、前記第1湿度より低い湿度の第2湿度より高いと一部の前記発光装置において前記結露防止運転を禁止し、前記庫外湿度センサで検出される湿度が、前記第2湿度以下であると全ての前記発光装置において前記結露防止運転を禁止する請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記扉センサが前記扉の開放を所定時間以上継続して検出すると、前記制御部は、前記結露防止運転を禁止する請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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