JP2017071722A - トレファクション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】競走馬の育成牧場又は厩舎から回収した敷藁を半炭化するためのトレファクション装置を提供する。
【解決手段】トレファクション装置は、投入口のある手前側から落下口のある奥側に向かって傾斜する回転可能に支持された円筒体と、円筒体の外周側に空気層が確保された上で空気層を断熱材で覆い被せられた外装体と、円筒体の手前側から奥側にかけて円筒体の内周に沿って設けられた環状又は円弧状の複数の仕切板と、円筒体の手前側から奥側に向かって円筒体の内周から突出させて仕切板の幅よりも出た位置で円筒体の回転方向に折曲させた複数の引掛板と、を有し、空気層の温められた空気で加熱された円筒体を回転させながら、投入口から円筒体の内部に投入された敷藁が仕切板で止められ、さらに引掛板で上方に運ばれて落ちる際に奥側に進むことが繰り返されることで、敷藁から水分が飛ばされて半炭化されるロータリーキルンを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、馬糞等を含む敷藁を半炭化するトレファクション装置に関する。
競馬における競走馬は、育成牧場において育成された後、調教師が管理する厩舎に所属する。育成牧場又は厩舎における馬房には主に稲藁が敷かれるが、馬の糞尿を含んだ稲藁(以下、敷藁という)は大体1〜2日間隔で交換される。これは競走馬という性格上、単なる乗馬用の馬を育成する場合よりも頻繁に清掃を行うことで、馬の体調管理を万全にするためである。例えば、競走馬が約200頭の中規模の育成牧場では、1日あたり5トンの馬糞等を交換することになる。
交換により回収された馬糞等は、主に肥料化される。しかし、蓄積した馬糞等を発酵させ、肥料として使用するためには、約3〜5ヶ月も期間を要する。そのため、処理待ちの馬糞等が野積みされた状態で放置されると、酷い悪臭を放ち、公害の原因になることもある。そこで、特許文献1に記載されているように、畜糞を乾燥及び炭化させて肥料及び炭素製品を製造する発明も公開されている。
また、馬糞等を焼却処理することも検討されているが、水分を多く含む(約50%)ことから燃焼効率が悪く、燃料(プロパンガス、都市ガス、灯油、重油など)の費用負担が大きくなるばかりか、二酸化炭素の発生により環境保全の面からも問題が大きい。
特許第4478441号公報
特許文献1に記載の発明は、牛、鶏、豚など家畜の糞を乾燥させたものを炭化させるのに適しているが、育成牧場や厩舎から回収される敷藁の場合、馬糞等が含まれてはいるがほとんどは稲藁であるため、それに適した処理を行う必要がある。
そこで、本発明は、競走馬の育成牧場又は厩舎から回収した敷藁を半炭化するためのトレファクション装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明であるトレファクション装置は、
投入口のある手前側から落下口のある奥側に向かって傾斜する回転可能に支持された円筒体と、前記円筒体の外周側に空気層が確保された上で前記空気層を断熱材で覆い被せられた外装体と、前記円筒体の手前側から奥側にかけて前記円筒体の内周に沿って設けられた環状又は円弧状の複数の仕切板と、前記円筒体の手前側から奥側に向かって前記円筒体の内周から突出させて前記仕切板の幅よりも出た位置で前記円筒体の回転方向に折曲させた複数の引掛板と、を有し、前記空気層の温められた空気で加熱された前記円筒体を回転させながら、前記投入口から前記円筒体の内部に投入された敷藁が前記仕切板で止められ、さらに前記引掛板で上方に運ばれて落ちる際に奥側に進むことが繰り返されることで、前記敷藁から水分を飛ばして半炭化するためのロータリーキルンと、
前記ロータリーキルンの前記落下口から落とされた前記敷藁の半炭化物を受けるホッパーと、前記半炭化物の一部を燃料用として別に排出する送出板と、前記半炭化物の残りを螺旋状に回転する送りスクリューで運搬する送出管と、を有し、前記半炭化物の残りが前記送出管に入り込み易くすべく前記ホッパーと前記送出管の接続部を湾曲させるとともに、前記半炭化物の残りを前記送りスクリューに押し込むための開閉式の押さえ込み機構を設けた分別手段と、
前記分別手段の前記送出管で運ばれた前記半炭化物の残りを環状に載置しながら燃焼するために回転する燃焼テーブルと、前記燃焼テーブルで燃焼により発生した燃焼ガスを前記ロータリーキルンの前記空気層に送るための風を発生させるブロアと、前記燃焼テーブルで燃焼後に残った焼却灰を肥料用に溜めておく灰受箱と、を有し、前記燃焼テーブルを回転させながら前記焼却灰を前記灰受箱に落とすワイパーを設けた燃焼台と、を備えた、
ことを特徴とする。
本発明であるトレファクション装置において、
前記ロータリーキルンは、水平に対して7〜15度の角度で傾斜させ、150〜250度の低温度で1分間あたり0.5〜2回転させる、
ことを特徴とする。
本発明であるトレファクション装置において、
前記仕切板と前記引掛板とを接続して円筒状の枠体を形成し、前記仕切板及び前記引掛板は、前記円筒体の内部に着脱可能に挿入される、
ことを特徴とする。
本発明であるトレファクション装置において、
前記仕切板は、前記円筒体の内周に沿って、前記引掛板とそれに隣接する引掛板との間に弧状に設ける部分と設けない部分とが交互に来るようにし、さらに前記円筒体の手前側から奥側にかけて弧状に設ける部分と設けない部分とが交互に設けられる、
ことを特徴とする。
本発明であるトレファクション装置において、
前記燃焼台は、前記ロータリーキルン及び前記分別手段と分離して単独の熱源として利用可能である、
ことを特徴とする。
また、本発明であるトレファクション処理方法は、
敷藁を収集する材料収集の工程と、
収集した前記敷藁を切断機で切断する材料切断の工程と、
投入口のある手前側から落下口のある奥側に向かって傾斜する回転可能に支持された円筒体と、前記円筒体の外周側に空気層が確保された上で前記空気層を断熱材で覆い被せられた外装体と、前記円筒体の手前側から奥側にかけて前記円筒体の内周に沿って設けられた環状又は円弧状の複数の仕切板と、前記円筒体の手前側から奥側に向かって前記円筒体の内周から突出させて前記仕切板の幅よりも出た位置で前記円筒体の回転方向に折曲させた複数の引掛板と、を有するロータリーキルンに、切断した前記敷藁を投入する材料投入の工程と、
前記ロータリーキルンにおいて、前記空気層の温められた空気で加熱された前記円筒体を回転させながら、前記投入口から前記円筒体の内部に投入された敷藁が前記仕切板で止められ、さらに前記引掛板で上方に運ばれて落ちる際に奥側に進むことが繰り返されることで、前記敷藁から水分を飛ばして半炭化するトレファクションの工程と、
前記ロータリーキルンの前記落下口から落とされた前記敷藁の半炭化物を受けるホッパーと、前記半炭化物の一部を燃料用として別に排出する送出板と、前記半炭化物の残りを螺旋状に回転する送りスクリューで運搬する送出管と、を有する分別手段で、前記半炭化物の一部を燃料として利用するために回収する燃料回収の工程と、
前記分別手段に前記半炭化物の残りが前記送出管に入り込み易くすべく前記ホッパーと前記送出管の接続部を湾曲させるとともに、前記半炭化物の残りを前記送りスクリューに押し込むための開閉式の押さえ込み機構を設けて、前記半炭化物の残りを運搬する半炭化物送出の工程と、
前記分別手段の前記送出管で運ばれた前記半炭化物の残りを環状に載置しながら燃焼するために回転する燃焼テーブルと、前記燃焼テーブルで燃焼により発生した燃焼ガスを前記ロータリーキルンの前記空気層に送るための風を発生させるブロアと、前記燃焼テーブルで燃焼後に残った焼却灰を肥料用に溜めておく灰受箱と、を有する燃焼台で、前記半炭化物の残りを燃焼させる半炭化物燃焼の工程と、
前記半炭化物の残りを燃焼させた時に発生した燃焼ガスを、前記ロータリーキルンで敷藁から半炭化物を生成するための熱を供給するために、前記ロータリーキルンに送る燃焼ガス送出の工程と、
前記燃焼台において、前記燃焼テーブルを回転させながら前記焼却灰を前記灰受箱に落とすワイパーを設け、前記焼却灰を肥料として利用するために回収する焼却灰回収の工程と、を備えた、
ことを特徴とする。
本発明によれば、競走馬の育成牧場又は厩舎から回収した敷藁を効率的に半炭化することができる。半炭化物は、バイオマス燃料として使用することができ、また、半炭化物を燃焼させることで、別の敷藁を半炭化する際の熱源として利用することが可能であり、さらに残った焼却灰は肥料として利用することができる。
本発明であるトレファクション装置の側面断面図である。 本発明であるトレファクション装置のロータリーキルンの正面図である。 本発明であるトレファクション装置のロータリーキルンの背面図である。 本発明であるトレファクション装置のロータリーキルンのA−A断面図である。 本発明であるトレファクション装置のロータリーキルンの内部を示す図である。 本発明であるトレファクション装置のロータリーキルンのB−B断面図である。 本発明であるトレファクション装置のロータリーキルンのB−B断面図である。 本発明であるトレファクション装置の分別手段の斜視図である。 本発明であるトレファクション装置の燃焼台の斜視図である。 本発明であるトレファクション装置による処理方法の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
まず、本発明であるトレファクション装置の構造について詳細に説明する。図1は、トレファクション装置の側面断面図である。トレファクション装置100は、敷藁500などを燃焼させることなく加熱して水分を飛ばすことにより効率的にバイオマスエネルギーに変換する装置である。敷藁500は、主に競走馬の育成牧場又は厩舎から継続的に排出される馬の糞尿を含んだ稲藁であり、半炭化物501に変換してバイオマス燃料として利用しても良いし、焼却灰502に変換して農作物用の藁灰肥料として利用しても良い。また、変換したバイオマス燃料は、トレファクション装置100の熱源として再利用しても良い。トレファクション装置100は、ロータリーキルン200と、分別手段300と、燃焼台400と、を備える。
図1を主として、適宜、図2〜図7を参照して説明する。図2は、トレファクション装置のロータリーキルンの正面図である。図3は、トレファクション装置のロータリーキルンの背面図である。図4は、トレファクション装置のロータリーキルンのA−A断面図である。図5は、トレファクション装置のロータリーキルンの内部を示す図である。図6及び図7は、トレファクション装置のロータリーキルンのB−B断面図である。
ロータリーキルン200は、敷藁500を半炭化して半炭化物501を生成する回転処理炉である。半炭化は、無酸素状態で焙焼する際に、比較的低温度で加熱することで、完全には炭化していない状態にすることである。ロータリーキルン200は、円筒を横にした形状であるが、水平に対して約7〜15度の角度で傾斜させ、敷藁500を内部に入れたときに少しずつ滑落するように設置される。ロータリーキルン200は、約150〜250度の比較的低温度で加熱され、1分間あたり約0.5〜2回となるような速度で回転させる。なお、回転速度は任意であり、適切に調節しても良い。例えば、ロータリーキルン200の角度を約8.5度にした場合、敷藁500が1回転あたり約65mm移動するようにする。ロータリーキルン200の構成としては、円筒体220と、外装体210と、を有し、円筒体220の内部に、複数の仕切板226と、複数の引掛板227と、を有する。
円筒体220は、内部が中空の容器であり、敷藁500が入れられる。傾斜した高い側に投入口221が設けられ、低い側に落下口222が設けられる。例えば、図2に示すように、円筒体220の上底面に1つの投入口221を空け、また、図1に示すように、下底面側の周面に落下口222を空ける。なお、投入口221を設ける側を手前側、落下口222を設ける側を奥側とすると、円筒体220は手前側から奥側に向かって傾斜しているので、その方向に敷藁500が移動していく。
また、円筒体220の周面には金属等の熱伝導度の高い素材を用い、外周側の温度を上げることにより内周側にある敷藁500を加熱する。円筒体220は、下底面の中心を垂直に通るような回転軸223を有し、回転可能に支持される。回転軸223は、駆動モータ224の動力により回転するが、例えば、図3に示すように、駆動モータ224の動力は、ベルト225を介して回転軸223に伝達されるようにしても良い。円筒体220を回転させると、敷藁500もそれに応じて移動する。
円筒体220の上底面側については、図2に示すように、円筒体220の周面に接するように受けローラー230で支持する。受けローラー230は、円筒体220の下側左右2ヶ所に設ければ良い。受けローラー230は、円筒体220に接して円筒体220の回転に伴い軸233を中心に回転する内輪232と、円筒体220を押さえるように内輪232の手前側に内輪232よりも径の大きい外輪231とからなる円板で、支持板234によりフレーム240に取り付けられる。
外装体210は、円筒体220の外側に被せられる枠板である。図4に示すように、円筒体220の外周側と外装体210の内側との間に燃焼ガス511が通るための空気層212を確保する。燃焼ガス511は、燃料を燃焼させた際に発生した気体であり、外装体210の下面等に設けられた給気口213(図1参照)から供給され、空気層212に充填され、外装体210の上面等に設けられた煙突250を介して排気口251から排出される。
燃焼ガス511の熱が円筒体220に伝導されるが、それが外装体210の方に伝導する等して、円筒体220への伝導効率が落ちないように、外装体210の内側に断熱材211を配して空気層212を覆う。なお、断熱材211により外装体210へ熱伝導しにくくなるため、外装体210が燃焼ガス511により熱くなることが抑えられる。
円筒体220には、内周に沿って、複数の仕切板226と、複数の引掛板227とが、着脱可能に取り付けられる。仕切板226は、円筒体220の内周に沿って突出する環状の板であり、環の一部を欠いた半環など円弧状にしても良い。仕切板226は、円筒体220の手前側から奥側にかけて所定に間隔を置いて複数設けられる。なお、複数の半環状の仕切板226のうち、手前側から奇数番目は円筒体220の内周の一方の側とし、手前側から偶数番目は円筒体220の内周の他方の側として、円筒体220の手前側から奥側にかけて仕切板226が存在するのが交互となるように設けても良い。なお、仕切板226は、円筒体220の内部に投入された敷藁500を一時的に受け止めるために使用するが、仕切板226の環の幅は任意である。
引掛板227は、円筒体220の手前側から奥側に向かって円筒体220の内周から突出させた板であり、仕切板226が円筒体220の内周から突出した幅よりもさらに軸に向かって出た位置で円筒体220の回転方向に折曲させたものである。なお、約30〜90度の範囲で折り曲げれば良い。引掛板227は、円筒体220の断面を見たときに、円筒体220を等分するような位置など所定の間隔を置いて複数設けられる。例えば、90度ごとに4つの引掛板227すれば良い。なお、引掛板227は、敷藁500を円筒体220の下部から回転方向に持ち上げるために使用するが、折曲した先端部の長さは任意である。
仕切板226及び引掛板227は、円筒体220と同様に金属等を成形したものであり、仕切板226と引掛板227とを接着剤又は溶接等で接続することにより円筒状の枠体を形成しておき、円筒体220の内部に挿入するようにしても良い。敷藁500の状態や条件が異なる場合や、敷藁500以外のものを処理する場合に備えて、仕切板226又は引掛板227の数や幅などが異なる円筒状の枠体を準備しておき、用途に応じて円筒状の枠体を交換しても良い。例えば、図5に示すように、仕切板226は、円筒体220の内周に沿って、引掛板227とそれに隣接する引掛板227との間に弧状に設ける部分と設けない部分とが交互に来るようにし、さらに円筒体220の手前側から奥側にかけて弧状に設ける部分と設けない部分とが交互に設けられるようにしたものを使用しても良い。
円筒体220は、空気層212の高温の空気によって周面が熱くなった状態で回転しており、円筒体220の投入口221から内部に投入された敷藁500は、加熱されながら円筒体220の傾斜により手前側から奥側に滑落するが、仕切板226で止められて滑落が制限されることで加熱される時間が長くなる。さらに、円筒体220の回転に伴い、仕切板226で止められた敷藁500は、引掛板227に載って上方に運ばれる。円筒体220の下部においては、仕切板226によって敷藁500が奥側に進むことが制限されるが、円筒体220の上部まで運ばれると、敷藁500は引掛板227の先端部に載り、仕切板226の制限がなくなる。そうすると、敷藁500は奥側に滑落し、さらに引掛板227の先端部からも滑落することで、円筒体220の下部に戻るが、その際に仕切板226を1つ乗り越え、次の仕切板226まで移動する。上部から下部に落下する際に敷藁500がバラケ落ちるので乾燥も促進される。これを繰り返すことで、敷藁500が円筒体220内で撹拌されながら加熱され、徐々に円筒体220の手前側から奥側に進みながら半炭化物501となる。敷藁500は、水分を含んでいるので、加熱により水分が蒸発し、水蒸気が投入口221から排出されていくため、円筒体220の内部は酸素が供給されにくい状態が維持される。
円筒体220は炎510で直接に加熱される訳ではなく、燃焼ガス511を空気層212に充填させることによって比較的低温度で加熱されるので、敷藁500は円筒体220の奥側まで進むうちに徐々に焙焼されて半炭化物501に変化する。円筒体220の奥側においては、外装体210が被されておらず、図6に示すように、円筒体220の周面の一部に落下口222が空けられる。そして、図7に示すように、円筒体220の回転により落下口222が下側に来たときに、半炭化物501が落下口222から排出される。例えば、落下口222を2つ空けて、円筒体220が半周するごとに半炭化物501が排出されるようにしても良い。
ロータリーキルン200は、その下方に分別手段300及び燃焼台400を配置するため、フレーム240によって所定の高さを持たせた状態で支持される。なお、フレーム240は、ロータリーキルン200を載せる支持フレーム241と、少なくともロータリーキルン200の四方を所定の高さで支える脚フレーム242とを組み合わせたものである。なお、脚フレーム242の下端にキャスター243を取り付けてロータリーキルン200を移動可能にしても良い。
ロータリーキルン200の下方に配置される分別手段300は、ロータリーキルン200の落下口222から排出された半炭化物501を受け取り、その後の処理先ごとに分けて運搬する。図8は、トレファクション装置の分別手段の斜視図である。分別手段300は、ホッパー310と、送出板340と、送出管320とを有し、送出管320の内部に送りスクリュー330を有する。
ホッパー310は、ロータリーキルン200の落下口222から落とされた敷藁500の半炭化物501を受入口311で受け取る。ホッパー310には、図8に示すように、設置溝313を切り欠いて送出板340を設ける。送出板340は、滑り台状に傾斜させた板であり、設置溝313に対して上端側がホッパー310の中央付近まで来るように差し込まれる。落下してきた半炭化物501のうち、一部は送出板340で受け取り、残りはホッパー310の底に落とす。なお、送出板340を差し込む度合を変えて分別する割合を調整する。例えば、半炭化物501の約7〜8割を送出板340で受け、半炭化物501の約3〜2割をホッパー310で受けるようにすれば良い。
送出板340で受けた一部の半炭化物501は、燃料用として蓄積保存し、ホッパー310で受けた残りの半炭化物501は、送出管320を介して燃焼台400に送る。ホッパー310の底には送りスクリュー330が横向きに配置される。送りスクリュー330は送出管320の内部に延びており、半炭化物501の残りを送りスクリュー330で運搬し、送出管320の排出口321から排出する。
送りスクリュー330は、金属等を素材とする棒状の回転軸331の周りに突起する板を螺旋状に巻いたスクリューであり、回転軸331を回転させることによりスクリューの板間に形成された溝に挟まった半炭化物501を軸方向に移動させる。回転軸331は、駆動モータ332で発生した動力をベルト333で伝達することにより回転させれば良い。
送りスクリュー330で送出管320の中を通すためには、半炭化物501が送りスクリュー330の溝に入り込ませる必要がある。半炭化物501は、主に稲藁であるため細長いものが多く含まれると送出管320の中に入っていかない。そのため、図1に示すように、ホッパー310と送出管320とを繋ぐ接続部312の角を丸めて湾曲させることにより、半炭化物501が入り込み易くする。また、送出管320に入る前の位置において、半炭化物501を蓋状のもので強制的に溝に押し込むための押さえ込み機構を設けても良い。なお、送りスクリュー330に対して押さえ込んだ状態のままであると、後から入ってくる半炭化物501が入らなくなるので、押さえ込み機構をバネなどで開閉式にすれば良い。
分別手段300の先に配置される燃焼台400は、半炭化物501を燃料として焼却し、その際に発生した燃焼ガス511はロータリーキルン200に送られ、ロータリーキルン200を加熱するのに利用される。また、燃焼台400に残った焼却灰502は、肥料用として回収保存される。図9は、トレファクション装置の燃焼台の斜視図である。燃焼台400は、燃焼テーブル410と、ブロア420と、灰受箱430と、を有する。
燃焼テーブル410は、円柱状の台であり、上に半炭化物501を載せて回転することが可能である。上の載せた半炭化物501を燃焼させるため、燃焼テーブル410の内部に熱源を収納しておき、燃焼テーブル410の上に炎510を発生させても良い。半炭化物501は、燃焼テーブル410の円周に近い側に環状に載置するため、送出管320の排出口321から排出する際に、燃焼テーブル410の端側に落とし、燃焼テーブル410を回転させる。
燃焼テーブル410は、駆動モータ412で燃焼テーブル410の中心を垂直に通る回転軸411を回転させれば良い。半炭化物501が燃焼テーブル410上に環状に載置されているので、燃焼テーブル410の中心で燃焼させる場合よりも拡がった状態の炎510が発生する。燃焼テーブル410の外方に炎510が拡がり過ぎないように、また、半炭化物501の燃焼により発生した燃焼ガス511が外部に漏れないようにするため、燃焼テーブル410の上にカバー401を被せ、その上で、ロータリーキルン200の給気口213に燃焼ガス511を送出し、空気層212に流す。燃焼ガス511を効率的に上方へ流すために、下から上に向けて風を発生させるブロア420を燃焼テーブル410の下方に配置する。
半炭化物501の燃焼が進むと燃焼後に残った焼却灰502が徐々に増え、燃焼テーブル410の中心に蓄積されるか外側に落下する。燃焼テーブル410の外側に落下したものは灰受箱430で一時的に受けておく。灰受箱430に焼却灰502が蓄積されたら、灰受箱430に開閉式に排出窓を設けておく等して灰受け431に移し、肥料用として溜めておく。また、灰受箱430の外側に落下せずに燃焼テーブル410の上に残っている焼却灰502については、ワイパー等を設けて、燃焼テーブル410を回転させながら焼却灰502を灰受箱430に落とすようにすれば良い。ワイパーについては、自動的に回動するなど可動式にして、所定の間隔でワイパーが焼却灰502を取り除くようにしても良い。
燃焼台400も、脚などの枠体で支持され、枠体の下面に設けた車輪で移動可能である。すなわち、ロータリーキルン200及び分別手段300と分離して単独の熱源として利用可能である。また、別のボイラー等の外部エネルギーを用意してロータリーキルン200に燃焼ガス511を送っても良い。
このように、競走馬の育成牧場又は厩舎から回収した敷藁500を効率的に半炭化することができる。半炭化物501は、バイオマス燃料として使用することができ、また、半炭化物501を燃焼させることで、別の敷藁500を半炭化する際の熱源として利用することが可能であり、さらに残った焼却灰502は肥料として利用することができる。
次に、本発明であるトレファクション処理方法について詳細に説明する。図10は、トレファクション装置による処理方法の流れを示すフローチャートである。処理方法600は、材料収集610の工程と、材料切断620の工程と、材料投入630の工程と、トレファクション640の工程と、燃料回収650の工程と、半炭化物送出660の工程と、半炭化物燃焼670の工程と、燃焼ガス送出680の工程と、焼却灰回収690の工程と、を有する。
材料収集610の工程は、競走馬の育成牧場や厩舎から材料として敷藁500を収集する。収集したばかりの敷藁500は、約300〜500mmの長さの稲藁が多いので、トレファクション装置100で処理するには長すぎる場合がある。
材料切断620の工程は、材料収集610で収集した敷藁500を切断機で適当な長さに切断する。約20〜50mmの長さにすることが好ましい。
材料投入630の工程は、材料切断620で長さを調整した敷藁500をロータリーキルン200に投入する。
トレファクション640の工程は、材料投入630で投入された敷藁500をロータリーキルン200で処理して半炭化物501を生成する。ロータリーキルン200を約8〜10度に傾斜させ、あまり自然落下させずに送り詰まりが生じない程度に奥側に徐々に進ませる。また、酸素も供給されにくいので自然発火することもなく半炭化が進む。半炭化物501は2つに分けられ、半炭化物501の一部は、燃料回収650の工程で処理し、半炭化物501の残りは、半炭化物送出660の工程で処理する。なお、燃料として利用するための半炭化物501の水分量は約8〜10%が好ましく、敷藁500の水分量に応じて、ロータリーキルン200の回転速度や加熱温度などを調節する。
燃料回収650の工程は、トレファクション640で処理した半炭化物501のうち分別手段で分けられた一部(例えば、約70〜80%)をバイオマス燃料として利用するために回収する。
半炭化物送出660の工程は、トレファクション640で処理した半炭化物501のうち分別手段で分けられた残り(例えば、約20〜30%)を燃焼台400に送る。
半炭化物燃焼670の工程は、半炭化物送出660で送られた半炭化物501の残りを燃焼させる。燃焼時に発生した燃焼ガス511については、燃焼ガス送出680の工程で処理し、燃焼後に残った焼却灰502については、焼却灰回収690の工程で処理する。
燃焼ガス送出680の工程は、半炭化物燃焼670で発生した燃焼ガス511をトレファクション640の工程で処理するためにロータリーキルン200に送る。ロータリーキルン200で敷藁500から半炭化物501を生成するための熱を供給するために燃焼ガス511を利用する。
焼却灰回収690の工程は、半炭化物燃焼670で残った焼却灰502を肥料として利用するために回収する。
最初は、燃焼台400で燃焼させる半炭化物501がないので、ロータリーキルン200を加熱するための燃焼ガス511も発生しない。そのため、着火剤として枯れた杉の葉など燃えやすい落ち葉をロータリーキルン200に投入し、そのまま燃焼台400まで送った上で、燃焼台400で燃焼させれば良い。
焼却灰502の成分としては、窒素が1530mg/kg(0.15%)、リン酸が45300mg/kg(4.53%)、カリウムが70300mg/kg(7.03%)で、pHは10.5であった。なお、馬糞を含まない藁のみの場合の成分は、窒素が0.06%、リン酸が2.47%、カリウムが10.0%で、pHは10.2であり、焼却灰502は、農作物の肥料として非常に有効であることが分かる。
以上、本発明の実施例を述べたが、これらに限定されるものではない。例えば、競走馬の育成牧場や厩舎だけでなく、牛や豚や鶏など家畜の飼育牧場において使用しても良い。また、動物の糞が含まれていない稲藁や草木などを半炭化しても良い。
100:トレファクション装置
200:ロータリーキルン
210:外装体
211:断熱材
212:空気層
213:給気口
220:円筒体
221:投入口
222:落下口
223:回転軸
224:駆動モータ
225:ベルト
226:仕切板
227:引掛板
230:受けローラー
231:外輪
232:内輪
233:軸
234:支持板
240:フレーム
241:支持フレーム
242:脚フレーム
243:キャスター
250:煙突
251:排気口
300:分別器
310:ホッパー
311:受入口
312:接続部
313:設置溝
320:送出管
321:排出口
330:送りスクリュー
331:回転軸
332:駆動モータ
333:ベルト
340:送出板
400:燃焼台
401:カバー
410:燃焼テーブル
411:回転軸
412:駆動モータ
420:ブロア
430:灰受箱
431:灰受け
500:敷藁
501:半炭化物
502:焼却灰
510:炎
511:燃焼ガス
600:処理方法
610:材料収集
620:材料切断
630:材料投入
640:トレファクション
650:燃料回収
660:半炭化物送出
670:半炭化物燃焼
680:燃焼ガス送出
690:焼却灰回収

Claims (6)

  1. 投入口のある手前側から落下口のある奥側に向かって傾斜する回転可能に支持された円筒体と、前記円筒体の外周側に空気層が確保された上で前記空気層を断熱材で覆い被せられた外装体と、前記円筒体の手前側から奥側にかけて前記円筒体の内周に沿って設けられた環状又は円弧状の複数の仕切板と、前記円筒体の手前側から奥側に向かって前記円筒体の内周から突出させて前記仕切板の幅よりも出た位置で前記円筒体の回転方向に折曲させた複数の引掛板と、を有し、前記空気層の温められた空気で加熱された前記円筒体を回転させながら、前記投入口から前記円筒体の内部に投入された敷藁が前記仕切板で止められ、さらに前記引掛板で上方に運ばれて落ちる際に奥側に進むことが繰り返されることで、前記敷藁から水分を飛ばして半炭化するためのロータリーキルンと、
    前記ロータリーキルンの前記落下口から落とされた前記敷藁の半炭化物を受けるホッパーと、前記半炭化物の一部を燃料用として別に排出する送出板と、前記半炭化物の残りを螺旋状に回転する送りスクリューで運搬する送出管と、を有し、前記半炭化物の残りが前記送出管に入り込み易くすべく前記ホッパーと前記送出管の接続部を湾曲させるとともに、前記半炭化物の残りを前記送りスクリューに押し込むための開閉式の押さえ込み機構を設けた分別手段と、
    前記分別手段の前記送出管で運ばれた前記半炭化物の残りを環状に載置しながら燃焼するために回転する燃焼テーブルと、前記燃焼テーブルで燃焼により発生した燃焼ガスを前記ロータリーキルンの前記空気層に送るための風を発生させるブロアと、前記燃焼テーブルで燃焼後に残った焼却灰を肥料用に溜めておく灰受箱と、を有し、前記燃焼テーブルを回転させながら前記焼却灰を前記灰受箱に落とすワイパーを設けた燃焼台と、を備えた、
    ことを特徴とするトレファクション装置。
  2. 前記ロータリーキルンは、水平に対して7〜15度の角度で傾斜させ、150〜250度の低温度で1分間あたり0.5〜2回転させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトレファクション装置。
  3. 前記仕切板と前記引掛板とを接続して円筒状の枠体を形成し、前記仕切板及び前記引掛板は、前記円筒体の内部に着脱可能に挿入される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトレファクション装置。
  4. 前記仕切板は、前記円筒体の内周に沿って、前記引掛板とそれに隣接する引掛板との間に弧状に設ける部分と設けない部分とが交互に来るようにし、さらに前記円筒体の手前側から奥側にかけて弧状に設ける部分と設けない部分とが交互に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載のトレファクション装置。
  5. 前記燃焼台は、前記ロータリーキルン及び前記分別手段と分離して単独の熱源として利用可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載のトレファクション装置。
  6. 敷藁を収集する材料収集の工程と、
    収集した前記敷藁を切断機で切断する材料切断の工程と、
    投入口のある手前側から落下口のある奥側に向かって傾斜する回転可能に支持された円筒体と、前記円筒体の外周側に空気層が確保された上で前記空気層を断熱材で覆い被せられた外装体と、前記円筒体の手前側から奥側にかけて前記円筒体の内周に沿って設けられた環状又は円弧状の複数の仕切板と、前記円筒体の手前側から奥側に向かって前記円筒体の内周から突出させて前記仕切板の幅よりも出た位置で前記円筒体の回転方向に折曲させた複数の引掛板と、を有するロータリーキルンに、切断した前記敷藁を投入する材料投入の工程と、
    前記ロータリーキルンにおいて、前記空気層の温められた空気で加熱された前記円筒体を回転させながら、前記投入口から前記円筒体の内部に投入された敷藁が前記仕切板で止められ、さらに前記引掛板で上方に運ばれて落ちる際に奥側に進むことが繰り返されることで、前記敷藁から水分を飛ばして半炭化するトレファクションの工程と、
    前記ロータリーキルンの前記落下口から落とされた前記敷藁の半炭化物を受けるホッパーと、前記半炭化物の一部を燃料用として別に排出する送出板と、前記半炭化物の残りを螺旋状に回転する送りスクリューで運搬する送出管と、を有する分別手段で、前記半炭化物の一部を燃料として利用するために回収する燃料回収の工程と、
    前記分別手段に前記半炭化物の残りが前記送出管に入り込み易くすべく前記ホッパーと前記送出管の接続部を湾曲させるとともに、前記半炭化物の残りを前記送りスクリューに押し込むための開閉式の押さえ込み機構を設けて、前記半炭化物の残りを運搬する半炭化物送出の工程と、
    前記分別手段の前記送出管で運ばれた前記半炭化物の残りを環状に載置しながら燃焼するために回転する燃焼テーブルと、前記燃焼テーブルで燃焼により発生した燃焼ガスを前記ロータリーキルンの前記空気層に送るための風を発生させるブロアと、前記燃焼テーブルで燃焼後に残った焼却灰を肥料用に溜めておく灰受箱と、を有する燃焼台で、前記半炭化物の残りを燃焼させる半炭化物燃焼の工程と、
    前記半炭化物の残りを燃焼させた時に発生した燃焼ガスを、前記ロータリーキルンで敷藁から半炭化物を生成するための熱を供給するために、前記ロータリーキルンに送る燃焼ガス送出の工程と、
    前記燃焼台において、前記燃焼テーブルを回転させながら前記焼却灰を前記灰受箱に落とすワイパーを設け、前記焼却灰を肥料として利用するために回収する焼却灰回収の工程と、を備えた、
    ことを特徴とするトレファクション処理方法。
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