JP3592622B2 - 有機性廃棄物を原料とするカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法 - Google Patents

有機性廃棄物を原料とするカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機性廃棄物の有効利用と脱臭処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
家畜から***される糞尿や畜舎の敷材または各種汚泥等の有機性廃棄物は、窒素、リン酸、カリ等の肥料成分を含むため、従来は、そのままの状態あるいは発酵させて肥料とするか、または処理せずに廃棄物として埋立てや焼却処分されていた。
【0003】
しかし、現在一般的に実施されている上記有機性廃棄物を発酵・堆肥化処理する場合は、品質が安定しないという欠点がつきまとうとともに、その生成に40日以上の長期間を要するだけでなく、有機性廃棄物は定常的に排出されるのに対し、堆肥は春秋の2回程度しか使用されないために、堆肥化処理過程中及びその保管中に悪臭と汚水の発生が避けられず、周辺住民から忌避されていた。
【0004】
そのため衛生上の観点から、平成11年11月に「家畜***物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」が農林水産省により施行され、畜産事業から派生する廃棄物の管理を適正に行い、環境問題を引き起さないように家畜の糞尿を適正に処理し、その残渣をリサイクルして有効活用することを目的として、国及び自治体が畜産事業家の共同利用設備に対して財政支援を行うことになったが、上記の諸問題点があるために堆肥の販売が困難であり、現状では事業計画が成り立たなくなっている。
【0005】
一方、現在の農家では、速効性があり施肥量が計算できる化学肥料のみを使用するだけで、遅効性の堆肥を使用しなくなったために、土壌が疲弊して通気性や通水性が悪化しているだけでなく、過剰な窒素肥料の散布に起因して硝酸性窒素による地下水の汚染問題が発生しており、早急な対策が望まれている。
【0006】
図3は、従来の堆肥化技術の対策の一例としての、特開平9−67580号公報に開示された「含水有機性廃棄物を乾燥及び炭化処理する方法とその処理装置」の概要を示している。
【0007】
図3において、Aは炭化処理炉であり、含水有機性廃棄物を乾燥・炭化させる加熱筒部Bと、該加熱筒部B外周にあって加熱用熱風を誘導するケーシングCと、加熱筒部Bの下方に位置する熱風発生炉D及び、加熱筒部Bの終端に設置された炭化物と砂等を分離させる冷却分離装置Eによって構成されている。
【0008】
加熱筒部Bは、攪拌・移送部材であるスクリューコンベヤbを内蔵し多段状に連結された複数の加熱内筒bと、各加熱内筒bとを連結するロータリーバルブbと、加熱内筒bの入口に配設されスクリューフィーダを有するホッパbと、該ホッパbに連なる供給口b及び、加熱内筒bの出口に配設された排出口b並びに複数のスクリューコンベヤbを駆動する図示しない駆動機構により構成されている。
【0009】
ケーシングCは、上記加熱筒部Bの外周を囲む外壁cと、各加熱内筒bの間に挿入される仕切り壁cと、上記外壁cと仕切り壁cとにより形成された熱風通路cと、外壁cの上部に取付けられた排気口c及び、各加熱内筒bから発生する排ガスを排出するファンcと、調整弁を備えた排気ダクトcによって構成されている。
【0010】
熱風発生炉Dは、バーナdを備えた熱風発生炉本体dと、熱風噴出口d及び炭化物供給口dによって構成されている。
【0011】
冷却分離槽Eは、砂排出口e1 と、上述の炭化物供給口d4 から分離された炭化物排出口e2 と、分離冷却用の空気供給口e3 により構成されている。
【0012】
上記のように構成された炭化炉における含水有機性廃棄物の乾燥及び炭化処理方法について説明する。
【0013】
ホッパbから投入された牛舎や厩舎の敷藁、籾殻、多量の砂を含有する刈り芝等の有機性廃棄物Fは、供給口bから加熱内筒bに送人され、スクリューコンベヤb及びロータリーバルブbによって順次下方に移送される。
【0014】
ケーシングC内の熱風通路cには、下方の熱風噴出口dから上方の排気口cに向けて熱風Hが流通して加熱内筒b内の有機性廃棄物Fを間接的に加熱しているため、複数の加熱内筒bの下方は高温で熱せられて炭化処理帯域となり、上方は熱風Hの温度が低下するために乾燥処理帯域となり、有機性廃棄物Fは、スクリューコンベヤbによって攪拌・移送されながら乾燥され、続いて蒸し焼き状態で炭化処理される。
【0015】
炭化処理された土砂等を含む生成物は排出口bから冷却分離装置Eに送り込まれ、空気供給口eから送人される空気によって冷却されるとともに、自重によって沈下する砂等は砂排出口eから外部に排出され、軽い炭化物Gは炭化物排出口eから排出されて再利用され、その必要がない時には、炭化物供給口dから熱風発生炉本体dに供給されて加熱燃料となる。
【0016】
加熱内筒b内で発生した臭気ガスは、ファンcに吸引されて排気ダクトcを介して、図示しない排煙処理装置または熱風発生炉本体d側に切替え接続されて、脱臭処理される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述の対策技術は、堆肥化処理の欠点を改良しているものの、複数の加熱内筒bとロータリーバルブbを主体とする加熱筒部B及び、仕切り壁cと排気ダクトc系統を必要とするケーシングCの構造は複雑であり、設備費が嵩むという問題がある。
【0018】
また、複数基で構成されたスクリューコンベヤbと加熱内筒b内面との相互磨耗及びロータリーバルブbの磨耗が避けられず、また、装置周辺の臭気及び排気口cから発生する乾留ガスの臭気処理装置が必要となり、設備費及び維持費が上昇する。
【0019】
さらに、乾留・炭化設備において必要な、温度制御に関する配慮がなされていないために、有機性廃棄物に含有される肥効成分を効率よく、無機物として最大量を回収することは困難である。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の有機性廃棄物を原料とするカリ成分を含有する炭化肥料の製造方
法は、有機性廃棄物の受入供給設備、炭化設備、脱臭炉とで主体が構成される設備を用い
た、有機性廃棄物を原料とするカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法であって、炭化設
備が、キルン前部に配設された有機性廃棄物を送入する有機性廃棄物投入機、キルン後部
に連結された炭化生成物を冷却する空冷式排出機、その胴部を囲繞する加熱部に送入され
る下記高温ガスにより内部の有機性廃棄物を外周から間接加熱するキルン、キルン可動部
を駆動するキルン駆動機構で構成され、脱臭炉が、受入供給設備の周辺で発生した臭気と
キルン内で発生した乾留ガスとを加熱分解した高温ガスを所定時間滞留させる容積を有し
、上記キルン胴部を囲繞する加熱部、上記加熱部に連結部を経て配設された脱臭部とで主
体が構成され、加熱部壁部には乾燥バーナが、連結部には空冷ブロワが、脱臭部壁部には
脱臭バーナがそれぞれ取付けられており、運転当初は乾燥バーナによってキルン内の有機
性廃棄物を乾燥させ、有機性廃棄物の昇温に伴ってキルン内で発生した乾留ガスと、受入
供給設備の周辺で発生した臭気を、押込ブロワと臭気ブロワによって脱臭炉下方に位置す
る脱臭部内に送入し、脱臭部出口温度検出器の信号を受けた脱臭温度制御器の指示により
、脱臭バーナを制御して、脱臭部内の温度を850〜950℃の間に保持してガスを加熱
分解するとともに、この高温燃焼により脱臭された高温ガスを加熱部に送入して外部から
キルンの胴部を間接的に加熱し、キルン内を蒸気リッチで還元性雰囲気の下で昇温し、さ
らに、キルン後部に設けられた乾留ガス温度検出器によりキルン内後部温度を検出し、キ
ルン制御器により乾燥バーナ、空冷ブロワ、キルン駆動機構、有機性廃棄物投入機を制御
してキルン内温度を550〜650℃に保つ、ことにより当該キルン内に供給された高含
水率の有機性廃棄物を乾留・炭化処理することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、有機性廃棄物のうち家畜糞尿を代表として、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、家畜糞尿の炭化カリ等肥料化施設の全体構成を示す概略図であり、図2は主要部分の温度制御の関係を示す説明図である。
【0024】
図1及び図2において、1は受入供給設備であり、受入タンク11と、投入ポンプ12及び投入配管13からなるし尿系と、受入ホッパ14と、破砕機15及び投入コンベア16からなる固体系とで構成されている。
【0025】
2は炭化設備であり、後述する加熱部31によりその胴部を外部から間接加熱される、胴部が固定式でスクリューコンベアを内蔵する外熱キルンまたは、胴部のみが回転されるロータリーキルン(以後両者を総称してキルンと略称する。)21と、上記し尿系と固体系の糞尿を該キルン21前部に送入する投入機22と、キルン21内部で生成された炭化物を排出するためにキルン21の後部に連結された空冷式の排出機23と、キルン可動部を駆動する変速自在なキルン駆動機構24等で構成されている。
【0026】
3は上記受入供給設備1周辺の臭気とキルン21内で発生する乾留ガスとを加熱分解した高温ガスHGを、2秒以上滞留させる容積を有する脱臭炉であり、キルン21の胴部を囲繞する加熱部31と、該加熱部31の下方に連結部32(図2参照)を経て配設された脱臭部33とで主体が構成され、加熱部31の側壁には昇温バーナとしての乾燥バーナ34が、連結部32には冷却ブロワとしての空冷ブロワ35(図2参照)が、脱臭部33の側壁には脱臭バーナ36がそれぞれ取付けられている。
【0027】
また、キルン21内で発生した乾留ガスDG(図2参照)を脱臭部33に送入するための押込ブロワ37を備えた配管が脱臭部33の底部に接続され、受入供給設備1周辺で発生した臭気は臭気ブロワ38で吸引して脱臭バーナ36に送入するようになされている。
【0028】
4は排ガス処理設備であり、加熱部31から排出された高温ガスHG(図2参照)を冷却するガス冷却器41と、該ガス冷却器41で冷却された低温ガスLG中の粉じんを除去するバグフィルタ等の集じん器42と、除じん後の清浄ガスPGを再加熱する加熱器43と、触媒等によるダイオキシン分解装置や脱硝装置44と、誘引ブロワ45及び排気筒46とが各配管によって連接されており、一方、冷却ブロワ47によりガス冷却器41で高温ガスHGと熱交換された昇温空気は、加熱器43で清浄ガスPGを加熱して白煙の発生を防止したあと、排気筒46に排出される。
【0029】
5は選別貯留設備であり、排出機23と生成物コンベア51とを結ぶ炭化物移送手段52と、集じん器42下部と生成物コンベア51とを結ぶ粉じん移送手段53と、炭化物CAと粉じんとから成る生成物を生成物コンベア51により搬送して貯留する生成物ホッパ54と、該生成物ホッパ54から選別機55に生成物を送る選別機コンベア56及び、選別された各製品を個別に移送する複数の製品移送コンベア57と複数の製品ホッパ58及びその付属品によって構成されている。
【0030】
次に、このように構成された家畜糞尿の炭化設備を用いて行われる本発明の有機性廃棄物を原料としたカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法について、図面を参照して説明する。
【0031】
受入タンク11から供給ポンプ12によって供給されたし尿系と、破砕機15によって破砕されて投入コンベア16によって供給された固体系とからなり、副資材や補助材を添加しない糞尿EMは、駆動機構24によって適当な速度で運転されるキルン21内に、投入機22によって送入される。
【0032】
キルン21の胴部の外周は、脱臭炉3の上部に位置する加熱部31によって囲繞されており、運転当初は乾燥バーナ34によって、上記糞尿EMを乾燥させる。
【0033】
糞尿EMの昇温に伴ってキルン21内で発生した乾留ガスDGと、受入供給設備1の周辺で発生した臭気とを集めた臭気ガスを、押込ブロワ37と臭気ブロワ38によって脱臭炉3下方に位置する脱臭部33内に送入し、図2に示す脱臭部出口温度検出器61の信号を受けた脱臭温度制御器62の指示により、脱臭バーナ36を制御して、脱臭部33内の温度を臭気分解に必要な850〜950℃の間に保持して臭気を加熱分解するとともに、この高温燃焼により脱臭された高温ガスHGを加熱部31に送入して外部からキルン21の胴部を間接的に加熱する。
【0034】
この間接加熱によって、キルン21内は、蒸気リッチにおける還元性雰囲気の下で昇温され、図2に示す乾留ガス温度検出器63によりキルン21内後部温度を検出して、キルン制御器64により乾燥バーナ34と空冷ブロワ35及び駆動機構24、あるいは投入機22を制御することによりキルン21内温度をカリ合成に最適な550〜650℃に保つ。
【0035】
上述の温度制御により、送入された糞尿EMは乾留されて次第に炭化され、炭化物CAはキルン終端から排出機23へと排出される。
【0036】
排出された炭化物CAは、排出機23上の下方から送入される空気によって冷却され、炭化物移送手段52によって生成物コンベア51を経て生成物ホッパ54に貯留される。
【0037】
一方、キルン21を加熱し終わった高温の排ガスHGはガス冷却器41に送られ、冷却ブロワ47から送られる常温の空気と熱交換することにより集じん器42の適温まで冷却されて、集じん器42により低温ガスLGに含まれる粉じんを除去したのち、加熱器43において前記の熱交換後の高温空気と再熱交換を行い、ダイオキシン分解装置や脱硝装置44の適温まで再上昇されて、誘引ブロワ45に吸引されて排気筒46から大気中に放出される。
【0038】
この集じん器42で除去された粉じんは、粉じん移送手段53により生成物ホッパ54に送られ、前述の炭化物CAとともに選別機55において、炭化物CAの寸法・形状によって粉状製品/造粒製品/粒状製品に選別されて、それぞれの製品ホッパ58に貯留される。
【0039】
上述の炭化処理方法を実施することにより、有機性廃棄物中の揮発分は乾留ガスDGとなって脱臭炉3に送られて脱臭処理されるが、残りの乾留物中には残留炭素を主体とした無機分が多量に含まれており、その中には表1及び表2に示すように窒素、燐酸、 カリという肥料分が多く存在していることがわかる。
【0040】
【表1】
Figure 0003592622
【0041】
【表2】
Figure 0003592622
【0042】
表1及び表2において、発酵物の各種成分は畜産廃棄物を単純に発酵させた場合で、炭化物の各種成分は本発明により乾燥・炭化処理した場合であり、発酵物よりも炭化物の方がカリ分及び燐酸分の比率が飛躍的に向上することを示している。
【0043】
本発明により乾燥・炭化処理した場合の実験結果は、キルン21内温度を、カリ合成最適温度である600±50℃に制御したことによるものである。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の有機性廃棄物を原料とするカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法によれば、炭化設備内に供給された有機性廃棄物を、蒸気立地で還元性雰囲気状態のキルンに供給して間接的に加熱することにより乾留工程中の着火を防止する炭化処理方法であり、キルン内の乾留温度を、カリ合成最適温度である550〜650℃に保つことにより、肥料効果の高いカリ分等を効率よく採集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機性廃棄物からの炭化カリ等肥料の製造方法が実施される家畜糞尿の炭化カリ等肥料化施設の全体構成を示す概略図である。
【図2】主要部分の温度制御の関係を示す説明図である。
【図3】従来の堆肥化技術の対策の一例を示す装置の概略図である。
【符号の説明】
2 炭化設備
21 キルン
3 脱臭炉
34 乾燥バーナ(昇温バーナ)
35 空冷ブロワ(冷却ブロワ)
36 脱臭バーナ
CA 炭化物
DG 乾留ガス
EM 糞尿(有機性廃棄物)

Claims (1)

  1. 有機性廃棄物の受入供給設備、炭化設備、脱臭炉とで主体が構成される
    設備を用いた、有機性廃棄物を原料とするカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法であっ
    て、
    炭化設備が、キルン前部に配設された有機性廃棄物を送入する有機性廃棄物投入機、キ
    ルン後部に連結された炭化生成物を冷却する空冷式排出機、その胴部を囲繞する加熱部に
    送入される下記高温ガスにより内部の有機性廃棄物を外周から間接加熱するキルン、キル
    ン可動部を駆動するキルン駆動機構で構成され、
    脱臭炉が、受入供給設備の周辺で発生した臭気とキルン内で発生した乾留ガスとを加熱
    分解した高温ガスを所定時間滞留させる容積を有し、
    上記キルン胴部を囲繞する加熱部、
    上記加熱部に連結部を経て配設された脱臭部とで主体が構成され、
    加熱部壁部には乾燥バーナが、連結部には空冷ブロワが、脱臭部壁部には脱臭バーナが
    それぞれ取付けられており、
    運転当初は乾燥バーナによってキルン内の有機性廃棄物を乾燥させ、有機性廃棄物の昇
    温に伴ってキルン内で発生した乾留ガスと、受入供給設備の周辺で発生した臭気を、押込
    ブロワと臭気ブロワによって脱臭炉下方に位置する脱臭部内に送入し、
    脱臭部出口温度検出器の信号を受けた脱臭温度制御器の指示により、脱臭バーナを制御
    して、脱臭部内の温度を850〜950℃の間に保持してガスを加熱分解するとともに、
    この高温燃焼により脱臭された高温ガスを加熱部に送入して外部からキルンの胴部を間接
    的に加熱し、キルン内を蒸気リッチで還元性雰囲気の下で昇温し、
    さらに、キルン後部に設けられた乾留ガス温度検出器によりキルン内後部温度を検出し
    、キルン制御器により乾燥バーナ、空冷ブロワ、キルン駆動機構、有機性廃棄物投入機を
    制御してキルン内温度を550〜650℃に保つ、ことにより当該キルン内に供給された
    高含水率の有機性廃棄物を乾留・炭化処理することを特徴とする有機性廃棄物を原料とす
    るカリ成分を含有する炭化肥料の製造方法。
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