JP2017069773A - 表示装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

表示装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置を鏡として用いる際に、利用者に違和感を与えることがないようにする。
【解決手段】システム制御回路50はカメラ11で得られた画像データにおいて利用者の大きさを検出するとともに、カメラと利用者との距離を観察距離として検出し、被写体の大きさおよび観察距離に基づいて、画像データに応じた画像を表示パネル2に表示する際の表示倍率を設定する。そして、システム制御回路は表示倍率に基づいて画像データに応じた画像の大きさを補正して当該補正された画像を表示パネルに表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、テレビ電話又はテレビ会議などに用いられる撮像装置付き表示装置に関し、特に、有機ELパネルなどの透過型の表示パネルの背面に撮像装置が配置された表示装置に関する。
一般に、テレビ電話又はテレビ会議などのように、リアルタイムで双方向通信を行うようにした通信システムが知られている。例えば、テレビ会議システムにおいて用いられる機器には、テレビ会議を行う拠点毎にカメラなどの撮像装置とディスプレイなどの表示装置が備えられている。そして、1つの拠点において撮像装置による撮像で得られた映像が他の拠点に送られ、他の拠点では表示装置に当該映像が表示される。
つまり、テレビ会議システムの利用者は、表示装置に表示された相手の顔を見つつ会話を行う。そして、利用者の顔は撮像装置によって撮像されて映像として相手側に送られる。
ところで、上述の表示装置をテレビ会議などに使用するばかりでなく、撮像装置によって利用者の顔を撮影して、当該顔画像を表示装置に表示して、表示装置を恰も鏡のように使用することがある。
例えば、表示装置の周辺部にカメラなどの撮像装置を配置し、当該カメラによって利用者を撮影して得られた画像を左右反転して表示装置に鏡像表示するようにした表示装置がある(特許文献1参照)。特許文献1に記載の表示装置では、奥行き方向(表示面に対して垂直方向)の長さを小さくするために、カメラを表示装置の近傍(周辺部)に配置している。
特開2004−355494号公報
ところで、特許文献1に記載の表示装置が携帯型である場合には、表示装置を鏡として用いる場合に、表示装置と利用者との相対位置が変化してしまうことがある。例えば、後述するように、利用者の頭が動いてカメラおよび表示装置との距離が変化すると、表示装置に表示される利用者の顔の大きさは約2倍の敏感度で変化して、表示装置を鏡として使用する利用者に違和感を与えてしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、表示装置を鏡として用いる際に、利用者に違和感を与えることのない表示装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による表示装置は、画像が表示される表示パネルと、被写体を撮像して画像データを得る撮像装置とを有する表示装置であって、前記画像データにおいて前記被写体の大きさを検出するとともに、前記撮像装置と前記被写体との距離を観察距離として検出する第1の検出手段と、前記被写体の大きさおよび前記観察距離に基づいて、前記画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際の表示倍率を設定する設定手段と、前記表示倍率に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正して、当該補正された画像を前記表示パネルに表示する第1の表示制御を行う表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、画像が表示される表示パネルと、被写体を撮像して画像データを得る撮像装置とを有する表示装置の制御方法であって、前記画像データにおいて前記被写体の大きさを検出するとともに、前記撮像装置と前記被写体との距離を観察距離として検出する検出ステップと、前記被写体の大きさおよび前記観察距離に基づいて、前記画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際の表示倍率を設定する設定ステップと、前記表示倍率に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正して、当該補正された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、画像が表示される表示パネルと、被写体を撮像して画像データを得る撮像装置とを有する表示装置で用いられる制御プログラムであって、前記表示装置が備えるコンピュータに、前記画像データにおいて前記被写体の大きさを検出するとともに、前記撮像装置と前記被写体との距離を観察距離として検出する検出ステップと、前記被写体の大きさおよび前記観察距離に基づいて、前記画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際の表示倍率を設定する設定ステップと、前記表示倍率に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正して、当該補正された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、被写体の大きさおよび観察距離に基づいて画像を表示パネルに表示する際の表示倍率を設定して、当該表示倍率に基づいて画像の大きさを補正する。これによって、表示装置を鏡として用いる際に利用者に違和感を与えることがないようにすることができる。
本発明の第1の実施形態による表示装置の外観を説明するための図であり、(a)は表示装置を正面から見た図であり、図1(b)は表示装置を上側から見た図である。 図1に示す表示装置の制御系の一例を示すブロック図である。 図1および図2に示す表示装置における表示制御動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示す表示画像の大きさ設定処理を説明するためのフローチャートである。 カメラで撮影された画像を表示パネルに表示して鏡として用いる一例を説明するための図であり、(a)は利用者による鏡の使用を示す図、(b)は表示パネルを鏡として用いる場合のカメラによる撮影を示す図である。 表示装置の周辺部にカメラを配置して利用者の撮影を行う場合について説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による表示装置の一例について図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態による表示装置について説明する前に、表示装置に備えられたカメラなどの撮像装置で利用者を撮影して、撮影の結果得られた画像を表示装置に表示して表示装置を鏡として用いる場合について説明する。
表示装置にはその背面側にカメラが配置されたものであり、このような表示装置では、表示装置に備えられた表示パネルを介して光がカメラに入射する。そして、カメラで撮像された画像は表示パネルに表示される。
図5は、カメラで撮影された画像を表示パネルに表示して鏡として用いる一例を説明するための図である。そして、図5(a)は利用者による鏡の使用を示す図であり、図5(b)は表示パネルを鏡として用いる場合のカメラによる撮影を示す図である。
まず、図5(a)を参照して、利用者αは鏡200から距離Zα離れた位置から鏡200に映った自分の顔を観察しているものとする。ここでは、利用者αは、利用者αと鏡200との距離Zαだけ鏡200から右側に離れた位置にいる自分の顔を観察していることになる。よって、カメラ211で利用者αを撮影した得られた画像を表示パネルに表示して表示装置を鏡として用いる際には、上記の位置にカメラ211を配置する必要がある。つまり、カメラ211を利用者αから距離2Zαの位置に配置する必要がある。
続いて、図5(b)を参照して、いま、カメラ211が撮影レンズ212と撮像素子210を備えているものとする。ここで、撮影レンズ212と撮像素子210との間隔をZβとすると、利用者αに関する撮影倍率m1は、次の式(1)で表される。
m1=Zβ/(2Zα) (1)
前述の特許文献1に記載の表示装置では、カメラで利用者を撮影して得られた画像を左右反転して表示装置に鏡像表示するようにしている。
図6は、表示装置の周辺部にカメラを配置して利用者の撮影を行う場合について説明するための図である。
図6において、利用者αから距離Zαの位置に、撮影レンズ12および撮像素子10を有するカメラ11が配置されている。ここで、撮影レンズ12と撮像素子10との間隔をZγとすると、利用者αに関する撮影倍率m2は、次の式(2)で表される。
m2=Zγ/Zα (2)
この際、利用者αが鏡から距離Zα離れた位置から鏡を見ている場合と同様とするためには、撮影レンズ12と撮像素子10との間隔Zγを、次の式(3)で示すように設定する必要がある。
Zγ=Zβ/2 (3)
前述のように、表示装置が携帯型である場合、表示装置を鏡の代わりに使用する際には、表示装置(つまり、ここではカメラ)と利用者との相対位置が変化してしまうことがある。例えば、図6において、カメラと利用者との距離がZδ変化すると、その撮影倍率m2′は式(2)と同様にして求めることができる。そして、この際の撮影倍率の変化Δm2(=m2−m2′)は、次の式(4)で表される。
Δm2=Zγ・Zδ/Zα/(Zα+Zδ) (4)
一方、鏡と利用者の顔との距離がZδ変化した際の撮影倍率m1′は式(1)と同様にして求めることができる。そして、この際の撮影倍率の変化Δm1(=m1−m1′)は、式(3)を用いると、次の式(5)で表される。
Δm1=Zβ・Zδ/(2Zα)/(2Zα+Zδ)=Zγ・Zδ/Zα/(2Zα+Zδ) (5)
距離Zαが撮影レンズ12と撮像素子10との間隔Zγより十分大きいとすると、撮影倍率変化の比Δm2/Δm1は、次の式(6)で表すことができる。
Δm2/Δm1≒2 (6)
このように、特許文献1に記載の表示装置では、利用者の頭が動いてカメラおよび表示装置との距離が変化すると、表示装置に映る顔画像の大きさはおよそ2倍の敏感度で変化する。この結果、利用者は、表示装置を鏡として用いると実際に鏡に映る自分自身を見ている場合とは異なって違和感が覚えることになる。
続いて、本発明の実施の形態による表示装置の一例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による表示装置の外観を説明するための図である。そして、図1(a)は表示装置を正面から見た図であり、図1(b)は表示装置を上側から見た図である。
表示装置1は、後述するように、撮像装置を備えており、この撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)11である。表示装置1の前面には表示パネル2が配置されており、この表示パネル2は光を透過可能である(例えば、有機ELパネル)。表示パネル2の背面側(図中+z方向)には、表示パネル2を目視する利用者(人物)を撮影するためのカメラ11が配設されている。このカメラ11は、表示パネル2の画面中央よりもやや上方(図中+y方向)に位置し、表示パネル2を介して利用者を撮影する。
表示パネル2の周囲において、表示装置1の筐体には、利用者の音声を集音するマイク21、22、および23と、相手側の音声を出力するスピーカー31、32、および33が配置されている。マイク21、22、および23で集音された音声は、後述の音声処理回路53において処理される。
なお、複数の利用者が存在する場合には、音声処理回路53は既知の遅延和手法によって話者を検出する。さらに、複数の利用者が存在する場合には、後述の駆動回路54はスピーカー31、32、および33を駆動してスピーカー31、32、および33を話者の方向に向ける。そして、表示装置1の筐体側面には、利用者によって操作される操作SW40が配置されている。
図2は、図1に示す表示装置の制御系の一例を示すブロック図である。
表示装置1は、システム制御回路50を有しており、システム制御回路50は表示装置1の制御を司る。カメラ11は、撮影レンズ(図示せず)、撮像素子10、および撮像素子駆動回路51を備えており、撮影レンズを介して被写体像(ここでは、利用者像)が撮像素子10に結像する(つまり、受光する)。
撮像素子駆動回路51は、システム制御回路50の制御下で、撮像素子10を駆動して、画素読み出しなどを行う。これによって、撮像素子10は被写体像(光学像)に応じたアナログ信号を得る。そして、撮像素子10は当該アナログ信号をA/D変換して、撮像素子駆動回路51を介して画像データとしてシステム制御回路50に送る。
マイク21〜23で集音された音声は、音声信号として音声処理回路53に送られる。音声処理回路53は、システム制御回路50の制御下で、音声信号に対して所定の処理を行って、音声データとしてシステム制御回路50に送る。システム制御回路50は、前述の画像データおよび音声データを送受信回路56によって相手側の表示装置1に送る。
なお、画像演算回路57は、システム制御回路50の制御下で、後述するようにして画像処理を行う。また、システム制御回路50は画像データを記憶回路58に記録する。また、記憶回路58には、後述する倍率などが記憶される。
送受信回路56はネットワークなどを介して相手側の表示装置と接続される。送受信回路56を介して相手側の表示装置1から画像データおよび音声データを受信すると、システム制御回路50は表示処理回路52によって画像データに応じた画像を表示パネル2に表示する。また、システム制御回路50は、駆動回路54によってスピーカー31〜33を駆動して、音声データに応じた音声をスピーカー31〜33から出力する。
なお、リモコン回路55は、利用者によって操作されるリモコン(図示せず)から各種指示を受けて、当該指示をシステム制御回路50に送る。また、システム制御回路50は、リモコン回路55を介してリモコンに各種情報を表示する。
図3は、図1および図2に示す表示装置における表示制御動作を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、システム制御回路50の制御下で行われる。
表示装置1の電源がオンされると、表示装置1が起動する。電源がオンすると、システム制御回路50は操作SW40による設定モードを確認する(ステップS101)。そして、システム制御回路50は設定モードが鏡モードであるか否かを判定する(ステップS102)。例えば、ここでは、システム制御回路50は、設定モードがテレビ電話を行うための通信モードであるか又は利用者自身の画像を表示パネル2に表示する鏡モードであるか否かを確認する。設定モードが鏡モードでないと(ステップS102において、NO)、つまり、設定モードが通信モードであると、システム制御回路50は送受信回路56の接続状態を確認する(ステップS103)。そして、システム制御回路50は接続が完了したか否かを判定する(ステップS104)。
接続が完了していないと(ステップS104において、NO)、システム制御回路50はステップS103の処理に戻る。一方、接続が完了すると(ステップS104において、YES)、つまり、送受信回路56が相手側の表示装置1と通信状態となると、システム制御回路50はカメラ10によって利用者αを連続して撮影する(ステップS105)。この際には、システム制御回路50は撮像素子駆動回路51によって撮像素子10を駆動して画像データを読み出すことになる。
続いて、システム制御回路50はカメラ11によって得られた画像データ(第1の画像データ)を送受信回路56によって相手側の表示装置に送信する(ステップS106)。一方、システム制御回路50は送受信回路56によって相手側の表示装置から画像データ(第2の画像データ)を受信する。そして、システム制御回路50は画像演算回路57によって第2の画像データにおける顔の位置を求める。
前述のように、表示装置1においては、表示パネル2の背面側(図中+z方向)に、カメラ11が配設されている。そして、相互に会話を行う利用者同士がアイコンタクト状態であるようにするため、表示パネル2においてカメラ11が配置された位置の近傍に利用者が目視する相手側の顔を表示制御する。
このため、システム制御回路50は画像演算回路57によって得られた相手側の顔の位置を表示パネル2においてカメラ11が配設された位置の近傍となるようにその表示位置を補正するための補正量(表示位置補正量)を算出する(ステップS107)。そして、システム制御回路50の制御下で、表示処理回路52は表示位置補正量に基づいて相手側の顔の位置を表示パネル2においてカメラ11が配設された位置に対応する位置又はその近傍に表示制御する(ステップS108)。
表示パネル2に相手側の画像(つまり、顔画像)が表示されると、システム制御回路50は電源がオフであるか否かを判定する(ステップS109)。電源がオフでないと(ステップS109において、NO)、システム制御回路50はステップS101の処理に戻る。
一方、電源がオフとなると(ステップS109において、YES)、システム制御回路50は表示パネル2の表示を停止する(ステップS111)。さらに、システム制御回路50はカメラ11による撮像を停止する(ステップS112)。そして、システム制御回路50は表示制御処理を終了する。
ステップS102において、設定モードが鏡モードであると(ステップS102において、YES)、システム制御回路50はカメラ11によって利用者αを撮影して第1の画像データを得る(ステップS110)。そして、システム制御回路50は、第1の画像に応じて表示パネル2に表示される画像の大きさを設定する(ステップS200)。ここでは、システム制御回路50は、表示パネル2に表示される表示画像の大きさが適切になるように表示倍率の補正量を求める。その後、システム制御回路50はステップS108の処理に進んで、利用者αの顔画像を表示パネル2に表示する。
図4は、図3に示す表示画像の大きさ設定処理を説明するためのフローチャートである。
表示画像の大きさ設定処理を開始すると、システム制御回路50は、画像演算回路57によって第1の画像データにおいて顔を認識する認識処理を行う(ステップS201)。顔の認識処理の際には、画像演算回路57は、利用者αの顔の輪郭および目の位置を検出する。そして、システム制御回路50は、利用者αの顔の輪郭および目の位置に応じて画像における顔の大きさWαおよび両目の間隔を求める(ステップS202)。そして、システム制御回路50は利用者αの両目の間隔とカメラ11の焦点距離とに基づいて、表示装置1を鏡として用いる利用者αの観察距離(表示パネル2と利用者αとの距離)Zαについてその概算値を求める。
続いて、システム制御回路50は、鏡モードにおいて利用者αの顔を表示する基準となる倍率(表示基準倍率)k0が記憶回路58に記憶されているか否かを確認する(ステップS203)。この表示基準倍率k0は、表示装置1を鏡として用いる際に表示パネル2に表示される顔の大きさを適切な大きさにするための倍率であり、利用者αの顔の大きさおよび鏡モードにおける標準的な観察距離(標準観察距離)Zα0に依存する。
表示基準倍率k0が記憶されていないと(ステップS203において、NO)、システム制御回路50は標準観察距離Zα0における顔の大きさ(基準となる顔の大きさ)Wα0と標準観察距離Zα0とを記憶回路58に記憶する(ステップS204)。さらに、システム制御回路50は、次のようにして表示基準倍率k0を記憶回路58に記憶する(ステップS205)。
ステップS205においては、システム制御回路50は、例えば、利用者αに係る標準観察距離Zα0において表示パネル2に表示される顔の大きさWα0を表示パネル2のサイズWhの約6割の大きさとなるように、表示基準倍率k0を設定する。つまり、ここでは、表示基準倍率K0は、次の式(7)で表される。
k0=0.6×Wh/Wα0 (7)
続いて、システム制御回路50は利用者αに係る表示画像の大きさを設定する(ステップS206)。例えば、利用者αが標準観察距離において表示パネル2を目視する場合、システム制御回路50は利用者αに係る表示画像の大きさ(つまり、顔の大きさ)Wを、次の式(8)で設定する。そして、システム制御回路50は、図3に示すステップS108の処理に進む。
W=Wα0×k0 (8)
ステップS203において、表示基準倍率k0が記憶回路58に記憶されていると(S203において、YES)、システム制御回路50は、利用者αの顔の大きさおよび観察距離を更新して顔の大きさWα1および観察距離Zα1として記憶回路58に記憶する(ステップS207)。そして、システム制御回路50は、利用者αの頭の位置が動いていると判定すると、顔の大きさの変化量ΔWα(=Wα1−Wα0)を算出する(ステップS208)。
前述のように、表示パネル2の背面側にカメラ11が配設されているので、式(6)式に示すように、利用者αの頭が動くとカメラ11と利用者αとの距離が変化する。そして、当該距離が変化すると、表示パネル2に表示される利用者αの顔の大きさは鏡に比べておよそ2倍の敏感度で変化する。
このため、システム制御回路50は、利用者αが恰も鏡を見ているように顔の表示を行うために顔の大きさの変化量が半分(1/2)となるように表示制御を行う。つまり、システム制御回路50は、ステップS206において、変化量ΔWαに基づいて利用者αの顔画像の大きさWを、次の式(9)で示す大きさに設定する。
W=[Wα0+(Wα1−Wα0)/2]×k0 (9)
このように表示制御を行うと、利用者αの頭が動いて、表示装置1、つまり、カメラ11との距離が変化しても、利用者αは恰も鏡を目視しているように制御することができる。
上述のようにして、利用者αの顔画像の大きさWを設定した後、システム制御回路50は、図3に示すステップS108の処理に進む。
上述のように、本発明の実施の形態では、顔の大きさの変化量に応じて顔画像の大きさの表示制御を行うようにしたので、表示装置を鏡として用いる際に、たとえ利用者が動いたとしても利用者に違和感を与えることがない。
なお、上述の実施の形態では、カメラ11を表示パネル2の背面に配置した例について説明したが、カメラを表示パネルの周囲に配置した場合についても同様にして適用することができる。また、カメラ11が表示パネル2からその光軸方向に所定の距離離れた位置に配設されている場合には、カメラ11を配置した位置を考慮して鏡モードにおける表示画像の大きさを制御する。
上述の説明から明らかなように、図2に示す例では、システム制御回路50および画像演算回路57が第1の検出手段および第2の検出手段として機能する。また、システム制御回路50は設定手段として機能し、システム制御回路50および表示処理回路52は表示制御手段として機能する。そして、操作SW40およびシステム制御回路50は選択手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を表示装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを表示装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
2 表示パネル
10 撮像素子
40 操作SW
50 システム制御回路
51 撮像素子駆動回路
52 表示処理回路
53 音声処理回路
56 送受信回路
57 画像演算回路
58 記憶回路

Claims (10)

  1. 画像が表示される表示パネルと、被写体を撮像して画像データを得る撮像装置とを有する表示装置であって、
    前記画像データにおいて前記被写体の大きさを検出するとともに、前記撮像装置と前記被写体との距離を観察距離として検出する第1の検出手段と、
    前記被写体の大きさおよび前記観察距離に基づいて、前記画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際の表示倍率を設定する設定手段と、
    前記表示倍率に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正して、当該補正された画像を前記表示パネルに表示する第1の表示制御を行う表示制御手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記撮像装置で連続して得られた画像データにおいて前記被写体の顔の大きさの変化量を検出する第2の検出手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記変化量に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記被写体の大きさの変化が前記変化量の1/2となるように前記画像データに応じた画像を補正することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示パネルを鏡として用いる鏡モードと、前記画像データを第1の画像データとして相手側の機器に送信するとともに前記相手側の機器から画像データを第2の画像データとして受信する通信モードとのいずれかを選択する選択手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記選択手段によって前記鏡モードが選択された際、前記第1の表示制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記選択手段によって前記通信モードが選択された際、前記第2の画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際、前記第2の画像データに含まれる被写体を前記表示パネルの予め定められた位置に表示する第2の表示制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは光の透過が可能なパネルであり、前記撮像装置は前記表示パネルの背面側に配置されており、前記予め定められた位置は前記撮像装置が配置された位置に対応する位置であることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは光の透過が可能なパネルであり、前記撮像装置は前記表示パネルの背面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記被写体は、人物の顔であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 画像が表示される表示パネルと、被写体を撮像して画像データを得る撮像装置とを有する表示装置の制御方法であって、
    前記画像データにおいて前記被写体の大きさを検出するとともに、前記撮像装置と前記被写体との距離を観察距離として検出する検出ステップと、
    前記被写体の大きさおよび前記観察距離に基づいて、前記画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際の表示倍率を設定する設定ステップと、
    前記表示倍率に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正して、当該補正された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 画像が表示される表示パネルと、被写体を撮像して画像データを得る撮像装置とを有する表示装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記表示装置が備えるコンピュータに、
    前記画像データにおいて前記被写体の大きさを検出するとともに、前記撮像装置と前記被写体との距離を観察距離として検出する検出ステップと、
    前記被写体の大きさおよび前記観察距離に基づいて、前記画像データに応じた画像を前記表示パネルに表示する際の表示倍率を設定する設定ステップと、
    前記表示倍率に基づいて前記画像データに応じた画像の大きさを補正して、当該補正された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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