JP6700770B2 - 表示装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

表示装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、有機ELパネルなどの透過型の表示パネルの背面に撮像装置が配置された表示装置に関する。
一般に、テレビ電話においては、表示部に表示された相手の顔を目視して会話を行うが、この際、撮像装置によって通信機器の利用者が撮像されて、画像が相手側に送られる。そして、利用者を正面から撮像するため、表示部として有機ELパネルなどの光透過型の表示部を用いて当該表示部の背面側に撮像装置を配置するようにした表示装置がある。
ところで、上述の表示装置をテレビ会議などに使用するばかりでなく、撮像装置によって利用者の顔を撮影して、当該顔画像を表示装置に表示して、表示装置を恰も鏡のように使用することがある。つまり、テレビ電話などの通信モードから鏡モードに切り替えると、表示装置は撮像装置で撮像された利用者の顔画像を自装置の表示部に表示する。この際、利用者と顔画像との視線を合致させれば、利用者は通常の鏡と同様に表示装置を鏡として用いても違和感を解消することができる。
図6は、鏡を用いて化粧などを行う際の状況を説明するための図である。そして、図6(a)は鏡に対面する利用者の状態を示す図であり、図6(b)は鏡に映る利用者の像を示す図である。
鏡の用途として、例えば、顔の化粧がある。化粧する際には、鏡に対面する利用者は化粧の具合を確認するため、鏡に対して顔を前後させることがある(図6(a)参照)。利用者が鏡に近づくと、鏡には利用者の顔が大きく映り、利用者が鏡から遠ざかると、鏡には利用者の顔が小さく映る(図6(b)参照)。つまり、顔の細部を化粧する際には、利用者は鏡に顔を近づけて化粧の具合を確認する。一方、化粧全体を確認する際には、利用者は鏡から顔を遠ざける。そして、化粧する際には、利用者は鏡に対して顔を頻繁に前後させる必要がある。
一方、上述の表示装置を鏡として用いる場合には、光学的なズーム又はデジタル画像処理によるズームによって表示部に顔画像を拡大表示することが可能である。しかしながら、通常の画像と拡大画像とを頻繁に切り替えるためには、利用者は拡大画像を表示するための起動スイッチなどの操作部材をその都度操作する必要があり、利用者にとっては極めて煩雑である。
このため、操作部材を操作することなく、利用者のジェスチャーに応じて画像の拡大などを行うようにした表示装置がある(特許文献1参照)。ここでは、表示装置はディスプレイ、タッチパネル、およびハンドジェスチャーを撮影するカメラを備え、ハンドジェスチャーに応じて画像の移動、回転、拡大、および縮小を行う。
特開平11―338120号公報
ところが、特許文献1においては、利用者の無意識な動作、又は誤って手を動かした場合などにおいても、当該動作がジェスチャー入力と判定されて、画像の移動又は回転などが行われてしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、表示装置を鏡として用い、利用者のジェスチャーによって表示倍率を制御する際、利用者の誤動作の影響を受けることなく表示倍率を制御することのできる表示装置、その制御方法、制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による表示装置は、被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じた画像が表示される表示パネルとを有する表示装置であって、前記被写体と前記表示装置との距離を検出して前記距離が縮まる状況にある否かを判定する判定手段と、前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあるか否かを検出する検出手段と、前記判定手段によって前記距離が縮まる状態にあると判定された場合に、前記検出手段によって前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあると検出されると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じた画像が表示される表示パネルとを有する表示装置の制御方法であって、前記被写体と前記表示装置との距離を検出して前記距離が縮まる状況にある否かを判定する判定ステップと、前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあるか否かを検出する検出ステップと、前記判定ステップで前記距離が縮まる状態にあると判定された場合に、前記検出ステップで前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあると検出されると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じた画像が表示される表示パネルとを有する表示装置で用いられる制御プログラムであって、前記表示装置が備えるコンピュータに、前記被写体と前記表示装置との距離を検出して前記距離が縮まる状況にある否かを判定する判定ステップと、前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあるか否かを検出する検出ステップと、前記判定ステップで前記距離が縮まる状態にあると判定された場合に、前記検出ステップで前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあると検出されると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置を鏡として用い、利用者のジェスチャーによって表示倍率を制御する場合に、利用者の誤動作の影響を受けることなく表示倍率を制御することができる。
本発明の実施の形態による表示装置を備える電子機器の一例を説明するための図であり、(a)は電子機器を正面から見た図、(b)は電子機器を利用者とともに上方から見た図である。 図1に示す携帯端末の構成についてその一例を示すブロック図である。 図2に示す携帯端末による撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その1)。 図2に示す携帯端末による撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その2)。 図2に示す携帯端末で鏡モードにおいて利用者を撮影する状況を説明するための図であり、(a)は利用者が携帯端末に対して顔を前に動かす状況を示す図、(b)および(c)はカメラの焦点距離に応じた倍率の画像が表示された状態を示す図である。 鏡を用いて化粧などを行う際の状況を説明するための図であり、(a)は鏡に対面する利用者の状態を示す図、(b)は鏡に映る利用者の像を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による表示装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による表示装置を備える電子機器の一例を説明するための図である。そして、図1(a)は電子機器を正面から見た図であり、図1(b)は電子機器を利用者とともに上方から見た図である。なお、ここでは、電子機器の1つである携帯端末を例に挙げて説明する。
携帯端末は表示パネル(表示部)2を備えており、表示パネル2は、例えば、有機ELパネルなどの光を透過可能な(つまり、光透過領域を備える)パネルである。そして、表示パネル2の背面側(図中+z方向)には、光透過領域と対向して表示パネル2を目視する利用者を撮影するための撮像装置(例えば、デジタルカメラ)11が配置されている。
図2は、図1に示す携帯端末の構成についてその一例を示すブロック図である。
図1および図2を参照して、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)11は、撮影レンズ(図示せず)、撮像素子10、および撮像素子駆動回路51を有している。カメラ11は、表示パネル2の水平方向(図中x方向)の中心で、かつ垂直方向(図中y方向)には画面中央よりも上方(図中+y方向)に位置づけられ、表示パネル2を介して利用者を撮影する。
図1(a)に示すように、携帯端末の側面には、操作スイッチ(SW)40が配置されており、利用者は操作SW40を用いて、システム制御回路50に各種指令を入力する。例えば、利用者は操作SW40によって通信モードおよび鏡モードのいずれかを設定する。
通信モードが設定されると、撮像素子駆動回路51は、システム制御回路50の制御下で撮像素子10を駆動する。これによって、撮像素子10は、撮影レンズを介して結像した利用者像(光学像)に応じたアナログ信号を出力して、当該アナログ信号をA/D変換して画像データとして撮像素子駆動回路51に出力する。撮像素子駆動回路51は当該画像データをシステム制御回路50に送る。
表示パネル2の周囲には、利用者に面する部分が半透過性の材料からなるフレームが配設されている。当該フレームにはマイク21が配置されるとともに、一対のスピーカー31および32が配置されている。
マイク21で集音された音声は、音声信号として音声処理回路53に送られる。音声処理回路53は、システム制御回路50の制御下で、音声信号に対して所定の処理を行って、音声データとしてシステム制御回路50に送る。システム制御回路50は、撮像素子10で得られた画像データおよび音声データを送受信回路56によって相手側の携帯端末に送る。
送受信回路56はネットワークなどを介して相手側の携帯端末と接続される。送受信回路56を介して相手側の携帯端末から画像データおよび音声データを受信すると、システム制御回路50は表示処理回路52によって、相手側から受信した画像データに応じた画像を表示パネル2に表示する。また、システム制御回路50は、駆動回路54によってスピーカー31および32を駆動して、相手側から受信した音声データに応じた音声をスピーカー31および32から出力する。
携帯端末には加速度センサ35が備えられており、センサ駆動回路55は、システム制御回路50の制御下で加速度センサ35を駆動する。加速度センサ35は携帯端末の振動の周期を検出するとともに、x、y、およびzの各方向における加速度を検出する。そして、センサ駆動回路55は加速度センサ35で検出された検出結果をシステム制御回路50に送る。
なお、演算回路57は、システム制御回路50の制御下で画像処理を行う。また、システム制御回路50は画像データを記憶回路58に記録する。
利用者が操作SW40によって鏡モードを設定すると、システム制御回路50は、撮像素子駆動回路51によって撮像素子10を駆動して、利用者自身を撮像する。そして、システム制御回路50は、表示処理回路52によって利用者自身の画像データ(以下利用者画像データと呼ぶ)に応じた画像を表示パネル2に表示する。なお、図1(a)に示す例では、鏡モードにおいて利用者自身の画像が表示パネル2に左右反転した状態で表示されている。
図3および図4は、図2に示す携帯端末による撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、システム制御回路50の制御下で行われる。
携帯端末の電源がオンされると携帯端末が起動し、システム制御回路50は操作SWの設定状態によって通信モードであるか又は鏡モードであるかを確認する(ステップS101)。そして、システム制御回路50は鏡モードであるか否かを判定する(ステップS102)。
鏡モードに設定されていないと(ステップS102において、NO)、つまり、通信モードであると、システム制御回路50は送受信回路56による相手側の携帯端末との接続状態を確認する(ステップS103)。そして、システム制御回路50は送受信回路56による接続が完了したか否かを判定する(ステップS104)。接続が完了しないと(ステップS104において、NO)、システム制御回路50はステップS103の処理に戻る。
接続が完了すると(ステップS104において、YES)、システム制御回路50は撮像素子駆動回路51によって撮像素子10を駆動し、利用者を撮影する(ステップS105)。なお、ここでは、利用者の顔を中心とする上半身を含む画像が撮影される。この際、システム制御回路50は音声処理回路53によってマイク21で集音された音声を音声データに処理する。
続いて、システム制御回路50は送受信回路56によって画像データおよび音声データを相手側の携帯端末に送信する。画像データおよび音声データの送信に当たっては、携帯端末で得られた画像および音声データが逐次送信される。一方、システム制御回路50は、送受信回路56によって相手側の携帯端末から送られた画像データおよび音声データをそれぞれ相手側画像データおよび相手側音声データとして受信する(ステップS106)。
システム制御回路50は表示処理回路52によって相手側画像データに応じた相手側の画像を表示パネル2に表示する(ステップS107)。この際、システム制御回路50はスピーカー駆動回路54によって相手側音声データに応じた音声をスピーカー31および32から出力する。
続いて、システム制御回路50は電源がオフであるか否かを判定する(ステップS108)。電源がオフでないと(ステップS108において、NO)、システム制御回路50はステップS101の処理に戻ってモード確認を行う。一方、電源がオフされると(ステップS108において、YES)、システム制御回路50は通信終了と判定して、撮影動作を終了する。なお、電源オフ操作によって、システム制御回路50は相手側の携帯端末との通信を終了するとともに、カメラ11による利用者の撮影および表示パネル2への相手側の画像表示を終了する。
鏡モードに設定されていると(ステップS102において、YES)、システム制御回路50は、まず画像初期設定を行う(ステップS110)。ここでは、システム制御回路50は表示パネル2に画像を表示する際の倍率に関する設定を行う。例えば、システム制御回路50は画像の倍率に関するフラグPを設定する。この際、カメラ11の光学系の焦点距離に応じた画像を表示する場合にはフラグP=0とする。一方、化粧などに適した大きさとするために画像を所定の倍率(ここでは、約2倍)に拡大して表示する場合にはフラグP=1とする。なお、画像初期設定においてはフラグP=0とする。
続いて、システム制御回路50はカメラ11によって利用者自身を撮像する(ステップS111)。つまり、システム制御回路50は撮像素子駆動回路51によって撮像素子10を駆動して利用者画像データを得る。そして、システム制御回路50は当該利用者画像データを記憶回路58に記憶する。
図5は、図2に示す携帯端末で鏡モードにおいて利用者を撮影する状況を説明するための図である。そして、図5(a)は利用者が携帯端末に対して顔を前に動かす状況を示す図であり、図5(b)および図5(c)はカメラの焦点距離に応じた倍率の画像、所謂生画像が表示された状態(右側図)から、拡大表示された状態(左側図)への変化を示す図である。
鏡モードにおいては、図5に示すように、利用者は、顔の細部を確認するため携帯端末に対して顔をわずかに前に動かす。この際には、後述するように、利用者の顔が拡大(約2倍)されて表示パネル2に表示される。
次に、システム制御回路50の制御下で、演算回路57はフラグP=1であるか否かを判定する(ステップS112)。フラグP=1であると(ステップS112において、YES)、システム制御回路50は、表示処理回路52によって所定の倍率(約2倍)で拡大した画像(拡大画像)を表示パネル2に表示する(ステップS113)。その後、システム制御回路50は記憶回路58に記憶した利用者画像データを呼び出して、演算回路57によって画像認識を行う(ステップS114)。
一方、フラグP=0であると(ステップS112において、NO)、システム制御回路50は、カメラ11で得られた画像(以下生画像と呼ぶ)を表示処理回路52によって表示パネル2に表示する(ステップS115)。その後、システム制御回路50はステップS114の処理に進む。
ステップS114の処理においては、演算回路57は所定の時間の間隔をおいて撮影された複数の画像(つまり、連続して得られた画像)について画像認識を行う。そして、本実施形態においては、システム制御回路50の制御下で、演算回路57は画像中の被写体が水平方向(X方向)に所定の速度で首振り状態であるか否かを判定する(ステップS116)。首振り状態であると(ステップS116において、YES)、システム制御回路50はフラグP=0とする(ステップS117)。その後、システム制御回路50は、後述するステップS124の処理に進む。
ここでは、利用者が一般に否定の意味である短時間に首を左右に振る動作を行うと、演算回路57は状況を否定する動作として、当該動作を認識する。そして、当該認識によって、システム制御回路50は画像拡大を終了して生画像を表示パネル2に表示する。つまり、首振り状態であると、システム制御回路50はフラグP=0として、拡大表示をリセットすることになる。
なお、画像認識においては、既知の画像認識手法によって、例えば、眼球における黒目の左右に位置する白目の面積を検出して、当該面積の比に応じて眼球を左右方向のいずれに向けているかを検出する。ここでは、利用者が表示パネル2を注視しているので、黒目(眼球)はほぼ正面を向いており、その状態で短時間の間に首を振ると、所定時間内に白目の面積が変化して見えることで顔の向きを判定している。このようにして、時間経過に伴う黒目の左右に位置する白目の面積変化を検出すれば、利用者が顔(首)を左右に振ったか否かを判定することができる。
例えば、1周期の間において左右の白目面積の変化を積分すると、顔が右を向いている時間と左を向いている時間とが得られ、これらの積分面積が等しければ顔(首)をおよそ左右対称に振っていると推定することができる。つまり、被写体の向きの変化は略左右対称の状態であると判断することができる。
首振り状態でないと(ステップS116において、NO)、システム制御回路50は演算回路57を制御して所定の時間の間隔をおいて撮影された複数の画像から被写体の大きさの変化である顔の大きさの変化を検出して比較する。そして、演算回路57は顔(画像)が順次大きくなるか否かを判定する(ステップS118)。
顔(画像)が順次大きくなると(ステップS118において、YES)、システム制御回路50は利用者と表示パネル2との距離が縮まっていると判断して、加速度センサ35の検出結果に応じて携帯端末の振動を検出する(ステップS119)。
続いて、システム制御回路50は振動検出結果に基づいて携帯端末が手持ち状態であるか否かを判定する(ステップS120)。通常、人体は0.5〜2Hz程度で周期的に前後に揺れているといわれている。よって、加速度センサ35の検出結果が所定の範囲(例えば、0.5〜2Hz程度)であれば、携帯端末は人体の手で保持されている手持ち状態と判定することができる。
手持ち状態であると(ステップS120において、YES)、システム制御回路50は、演算回路57によって加速度センサ35の検出結果に基づいて携帯端末の移動方向を検出する(ステップS121)。そして、システム制御回路50の制御下で、演算回路57は移動方向が利用者の方向(図1に示すマイナスZ方向)であるか否かを判定する(ステップS122)。
携帯端末の移動方向が利用者の方向であると(ステップS122において、YES)、システム制御回路50は利用者の画像が次第に大きくなっている点を考慮して、利用者が携帯端末を把持して利用者に近付けていると判断する。そして、システム制御回路50は利用者が利用者画像を拡大したいと判断してフラグP=1とする(ステップS123)。
続いて、システム制御回路50は鏡モードが終了しているか否かを判定する(ステップS124)。鏡モードが終了すると(ステップS124において、YES)、システム制御回路50はステップS101の処理に戻る。一方、鏡モードが終了していないと(ステップS124において、NO)、システム制御回路50はステップS111の処理に戻る。ステップS111において利用者の最新の画像を撮像後、ステップS112において、フラッグPの判定を行い、現在P=1であることから、ステップS113にて拡大画像表示を行い、図5(b)の左側の図の状態となる。
なお、ステップS118において、顔(画像)が順次大きくならないと(ステップS118において、NO)、つまり、顔の大きさに変化がないか又は小さくなっていると、システム制御回路50はステップS124の処理に進む。また、携帯端末の移動方向が利用者の方向でないと(ステップS122において、NO)、フラグP=0のまま、システム制御回路50はステップS124の処理に進む。従って、その後、S112に戻っても、拡大画像表示は行われず、生画像が表示される。
手持ち状態でないと(ステップS120において、NO)、システム制御回路50は、携帯端末が机上などに据え置き状態であると判定する。そして、システム制御回路50は、演算回路57によって画像の揺れを算出する(ステップS125)。その後、演算回路57は、当該画像の揺れに基づいて被写体である利用者がぶれたか否かを判定する(ステップS126)。ここでは、演算回路57は画像認識によって、画像の揺れが利用者の自然な揺れに起因する揺れであるか又は利用者が意識的に顔を携帯端末に近付けているかを判定する。
前述のように、人体は0.5〜2Hz程度で周期的に前後に揺れているといわれている。よって、演算回路57は被写体の揺れの周期である画像の揺れの周期を求めて、揺れの周期が所定の範囲(0.5〜2Hz程度)であれば、利用者の無意識な揺れである被写体ぶれによって画像が大きくなったとする。つまり、演算回路57は、利用者は意識的に拡大画像を希望したのではないとする。
画像の揺れが被写体ぶれでないと(ステップS126において、NO)、システム制御回路50は利用者の画像が次第に大きくなっている点を考慮して、ステップS123の処理に進んで、P=1とする。従って、ステップS113に達すれば図5(b)の左側の図のように拡大画像が表示される。一方、画像の揺れが被写体ぶれであると(ステップS126において、YES)、つまり、被写体ぶれが存在すると、フラグP=0のまま、システム制御回路50はステップS124の処理に進む。従って、拡大画像は表示されない。
このように、本発明の実施の形態では、利用者自身の画像を拡大する際に、拡大画像起動スイッチなどを操作する必要がない。そして、携帯端末を手持ちしている場合には、当該携帯端末を顔に近付ける動作を行うのみで簡単に画像を拡大することができる。つまり、解体端末を恰も手鏡のように用いることができる。
さらに、本発明の実施の形態では、携帯端末と利用者との距離が近づいていることおよび利用者の手ぶれではないことの2つの条件が満たした場合のみ、拡大画像を表示する。よって、利用者の手ぶれなどによって拡大画像が表示されるという誤動作を防止することができる。
また、携帯端末が机上などに据え置かれている場合には、利用者が顔を携帯端末に近付ける動作を行うのみで簡単に画像を拡大することができる。この際には、携帯端末と利用者との距離が近づいていることおよび利用者の無意識な揺れ(被写体ぶれ)でないことの2つの条件を満たされた場合にのみ拡大画像を表示する。よって、利用者の無意識な揺れ(被写体ぶれ)などによって拡大画像が表示されるという誤動作を防止することができる。
上述の説明から明らかなように、図2に示す例では、システム制御回路50および演算回路57が第1の判定手段、第2の判定手段、およびの検出手段として機能する。また、システム制御回路50および表示処理回路52は表示制御手段として機能する。なお、図2に示す例では、少なくとも撮像素子10、撮像素子駆動回路51、システム制御回路50、演算回路57、表示処理回路52、表示パネル2、加速度センサ35、およびセンサ駆動回路55が表示装置を構成する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を表示装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを表示装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
2 表示パネル
10 撮像素子
35 加速度センサ
40 操作SW
50 システム制御回路
51 撮像素子駆動回路
52 表示処理回路
53 音声処理回路
56 送受信回路
57 演算回路

Claims (9)

  1. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じた画像が表示される表示パネルとを有する表示装置であって、
    前記被写体と前記表示装置との距離を検出して前記距離が縮まる状況にある否かを判定する第1の判定手段と、
    前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあるか否かを検出する検出手段と、
    前記第1の判定手段によって前記距離が縮まる状態にあると判定された場合に、前記検出手段によって前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあると検出されると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の判定手段は、連続して得られた前記画像データにおいて前記被写体が所定の動作を行っていない状態で前記画像データにおける被写体が大きくなると前記距離が縮まる状況にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記所定の動作は首を左右に振る動作であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態において前記表示装置が前記被写体の方向に移動していると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記被写体が前記所定の動作を行っていると、前記表示制御手段は前記画像データに応じた画像を拡大することなく前記表示パネルに表示することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記被写体によって前記表示装置が把持されていない状態であると、前記画像データにおいて前記被写体に所定の周期のぶれが存在するか否かを判定する第2の判定手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記第2の判定手段によって前記被写体にぶれが存在しない場合に、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは光透過領域を有しており、前記撮像手段は前記光透過領域に対向して前記表示パネルの背面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じた画像が表示される表示パネルとを有する表示装置の制御方法であって、
    前記被写体と前記表示装置との距離を検出して前記距離が縮まる状況にある否かを判定する判定ステップと、
    前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあるか否かを検出する検出ステップと、
    前記判定ステップで前記距離が縮まる状態にあると判定された場合に、前記検出ステップで前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあると検出されると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  9. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じた画像が表示される表示パネルとを有する表示装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記表示装置が備えるコンピュータに、
    前記被写体と前記表示装置との距離を検出して前記距離が縮まる状況にある否かを判定する判定ステップと、
    前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあるか否かを検出する検出ステップと、
    前記判定ステップで前記距離が縮まる状態にあると判定された場合に、前記検出ステップで前記被写体によって前記表示装置が把持されている状態にあると検出されると、前記画像データに応じた画像を所定の倍率で拡大して、当該拡大された画像を前記表示パネルに表示する表示制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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