JP2017061226A - 電動機の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の動力源として搭載された二つの電動機に対する冷却性能を向上させるとともに、冷却装置の小型化と軽量化を図ること。
【解決手段】二つのモータ2,3の冷却装置100において、機械式オイルポンプ101が吐出した冷媒を第一モータ2に供給する第一経路210と、機械式オイルポンプ101が吐出した冷媒を空冷クーラ103で空冷してから第一モータ2に供給する第二経路220と、第二経路220から分岐して空冷後の冷媒を第二モータ3に供給する第三経路230と、電動オイルポンプ102が吐出した冷媒を水冷クーラ104で水冷してから第二モータ3に供給する第四経路240と、第一経路210と第二経路220との分岐点Pよりも機械式オイルポンプ101側に設けられた逆止弁105と、エンジンが駆動中は電動オイルポンプ102を常時駆動させる制御装置112とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動機の冷却装置に関する。
特許文献1には、内燃機関と二つの電動機とを備えるハイブリッド車両において、内燃機関によって駆動する機械式オイルポンプと電動オイルポンプとを含むポンプユニットに、オイルクーラを接続し、オイルクーラで冷却された後のオイルを二つの電動機に供給して電動機を冷却する冷却装置が記載されている。
特開2013−220771号公報
しかしながら、特許文献1の冷却装置では、オイルクーラからケース内部に至る流路が一つであり、ケース内に収容された二つの電動機を一括して冷却するものであった。そのため、体格や出力特性などが異なる二つの電動機を適切に冷却できない可能性がある。また、一方のオイルポンプが駆動し、かつ他方のオイルポンプが停止する場合に、停止中のオイルポンプの吐出口側の流路内にある冷媒が逆流しないように、各オイルポンプの吐出口側の流路に逆止弁を設けているので、冷却装置の重量化や体格増大となる。冷却装置の車載スペースは限られているため、部品点数を削減して冷却装置を小型化することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の動力源である二つの電動機に対する冷却性能を向上できるとともに、小型で軽量な電動機の冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関と、第一電動機と、第二電動機とを備える車両に搭載された電動機の冷却装置において、各電動機を冷却する冷媒を貯留する冷媒源と、前記内燃機関によって駆動され、かつ前記冷媒源から冷媒を吸入して吐出口から吐出する機械式オイルポンプと、前記機械式オイルポンプの吐出口に接続され、かつ前記機械式オイルポンプが吐出した冷媒を前記第一電動機に供給するための第一流路と、前記第一流路から分岐した第一分岐路を介して前記機械式オイルポンプに接続され、かつ前記機械式オイルポンプが吐出した冷媒を空冷する空冷クーラと、前記空冷クーラに接続され、かつ前記空冷クーラで空冷された後の冷媒を前記第一電動機に供給するための第二流路と、前記第二流路から分岐し、かつ前記空冷クーラで空冷された後の冷媒を前記第二電動機に供給するための第三流路と、前記冷媒源に対して前記機械式オイルポンプと並列に接続され、かつ前記冷媒源から冷媒を吸入して吐出口から吐出するように駆動する電動オイルポンプと、前記電動オイルポンプが吐出した冷媒を水冷する水冷クーラと、前記水冷クーラに接続され、かつ前記水冷クーラで水冷された後の冷媒を前記第二電動機に供給するための第四流路と、前記第一流路から前記第一分岐路に分岐する分岐点よりも前記機械式オイルポンプ側に設けられた逆止弁と、前記内燃機関が駆動している最中は、前記電動オイルポンプを常時駆動させる制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明では、二つの電動機に対して複数の流路から、各クーラで冷却後の冷媒を供給できるため、冷却装置の冷却性能を向上させることができる。また、内燃機関が駆動中に、制御装置が電動オイルポンプを常時正回転させるように構成されているので、従来のように電動オイルポンプ側の流路に逆止弁がなくても、各流路内の冷媒が逆流することを抑制できる。これにより、冷媒が逆流することによってオイルポンプが空気を吸入して、ポンプ性能が低下することを抑制できる。つまり、機械式オイルポンプ側の流路に逆止弁を一つ設ければよく、電動オイルポンプ側には逆止弁が不要となるため、冷却装置の部品点数を削減でき、小型化と軽量化を図れる。
図1は、電動機の冷却装置を搭載する車両の一例を示すスケルトン図である。 図2は、冷却装置の概略構成を示す模式図である。 図3は、冷却装置および冷却回路の詳細構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における電動機の冷却装置について具体的に説明する。
図1は、本実施形態における電動機の冷却装置を搭載した車両Veの一例を示すスケルトン図である。車両Veは、動力源として、エンジン1と、第一モータ(MG1)2と、第二モータ(MG2)3とを備えたハイブリッド車両である。エンジン1は、周知の内燃機関である。各モータ2,3は、モータ機能と発電機能とを有する周知のモータ・ジェネレータであって、インバータを介してバッテリ(いずれも図示せず)に電気的に接続されている。
車両Veでは、エンジン1から駆動輪4に至る動力伝達経路中に設けられた動力分割機構5によって、エンジン1が出力した動力を第一モータ2側と駆動輪4側とに分割できる。その際、第一モータ2はエンジン1が出力した動力によって発電し、その電力がバッテリに蓄電され、あるいは第二モータ3に供給される。
エンジン1のクランクシャフト1aと同一軸線上に、入力軸6と動力分割機構5と第一モータ2とが配置されている。クランクシャフト1aは、クラッチCを介して入力軸6と連結されている。クラッチCが係合している場合には、エンジン1と入力軸6とが動力伝達可能に接続され、クラッチCが解放している場合には、エンジン1と入力軸6との間が動力伝達できないように遮断される。つまり、クラッチCが係合状態では、クランクシャフト1aと入力軸6が一体回転し、クラッチCが解放状態では、エンジン1は動力伝達系から切り離される。第一モータ2は、動力分割機構5に隣接し、軸線方向でエンジン1とは反対側に配置されている。第一モータ2は、コイルが巻き回されたステータ2aと、ロータ2bと、そのロータ2bが一体回転するように取り付けられた回転軸(ロータ軸)2cとを備えている。
動力分割機構5は、複数の回転要素を有する差動機構であって、図1に示す例ではシングルピニオン型の遊星歯車機構(プラネタリギヤ)によって構成されている。動力分割機構5は、三つの回転要素として、外歯歯車のサンギヤ5Sと、サンギヤ5Sに対して同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ5Rと、これらサンギヤ5Sとリングギヤ5Rとに噛み合っているピニオンギヤを自転可能かつ公転可能に保持しているキャリヤ5Cとを備えている。
サンギヤ5Sには、第一モータ2のロータ軸2cが一体回転するように連結されている。キャリヤ5Cには、入力軸6が一体回転するように連結されており、エンジン1が入力軸6を介してキャリヤ5Cに連結されている。リングギヤ5Rには、動力分割機構5から駆動輪4側へ向けてトルクを出力する出力ギヤ7が一体化されている。出力ギヤ7は、リングギヤ5Rと一体回転する外歯歯車であり、カウンタギヤ機構8のカウンタドリブンギヤ8bと噛み合っている。
出力ギヤ7は、カウンタギヤ機構8を介してデファレンシャルギヤ機構9に連結されている。カウンタギヤ機構8は、入力軸6と平行に配置されたカウンタシャフト8aと、出力ギヤ7と噛み合っているカウンタドリブンギヤ8bと、デファレンシャルギヤ機構9のリングギヤ9aと噛み合っているカウンタドライブギヤ8cとを有する。カウンタシャフト8aには、カウンタドリブンギヤ8bとカウンタドライブギヤ8cとが一体回転するように取り付けられている。デファレンシャルギヤ機構9には、左右のドライブシャフト10を介して駆動輪4が連結されている。
車両Veでは、エンジン1から駆動輪4に伝達されるトルクに、第二モータ3が出力したトルクを付加できるように構成されている。第二モータ3は、コイルが巻き回されたステータ3aと、ロータ3bと、そのロータ3bが一体回転するように取り付けられた回転軸(ロータ軸)3cとを備えている。ロータ軸3cは、カウンタシャフト8aと平行に配置され、カウンタドリブンギヤ8bと噛み合っているリダクションギヤ11が一体回転するように取り付けられている。
また、車両Veには、エンジン1によって駆動する機械式オイルポンプ(MOP)101が設けられている。機械式オイルポンプ101は、エンジン1のクランクシャフト1aと同一軸線上に配置され、入力軸6と一体回転するポンプロータ(図示せず)を備えている。エンジン1の動力によって車両Veが走行する際、入力軸6のトルクによって機械式オイルポンプ101のポンプロータが正方向に回転し、機械式オイルポンプ101は吐出口からオイルを吐出する。機械式オイルポンプ101から吐出されたオイルは、供給油路を介して動力分割機構5などの潤滑必要部に供給されて潤滑油として機能するとともに、各モータ2,3などの冷却必要部に供給されて冷媒として機能する。つまり、車両Veでは、機械式オイルポンプ101から吐出されたオイルを冷媒として各モータ2,3に供給して各モータ2,3を冷却するように構成されている。
図2は、各モータ2,3の冷却装置100の概略構成を示す模式図である。本実施形態の冷却装置100は、機械式オイルポンプ101と、電動オイルポンプ(EOP)102と、空冷式オイルクーラ(以下「空冷クーラ」という)103と、水冷式オイルクーラ(以下「水冷クーラ」という)104と、逆止弁105と、MG1冷却パイプ107と、二本のMG2冷却パイプ108A,108Bとを備えている。
冷媒としてのオイルは、冷媒源としてのオイルパン109内に貯留されている。各オイルポンプ101,102は、ストレーナ110を介してオイルパン109内のオイルを吸入するように構成されているとともに、ストレーナ110に対して並列に接続されている。
電動オイルポンプ102は、電動モータ(M)111によって駆動し、制御装置112によって駆動制御される。制御装置112は、電動オイルポンプ102を制御することができる周知の電子制御装置により構成され、電動モータ111を制御することによって電動オイルポンプ102を駆動制御する。電動モータ111のロータ軸111a(図3に示す)は、電動オイルポンプ102のポンプロータと一体回転するものであり、電動オイルポンプ102の駆動軸として機能する。例えば、エンジン1が駆動している最中、制御装置112は、ロータ軸111aを常時正回転させるように電動モータ111を制御して、電動オイルポンプ102を常時正回転させる駆動制御を実行する。そして、電動オイルポンプ102のポンプロータが正回転することによって、電動オイルポンプ102はオイルパン109から吸入したオイルを吐出口から吐出し、その吐出圧によって流路内のオイルを第二モータ3へ向けて圧送させるように構成されている。なお、正回転とは、電動オイルポンプ102がオイルパン109側から水冷クーラ104側へ向けてオイルを圧送させる回転方向のことである。
空冷クーラ103は、オイルと空気(例えば車両Veの外気)との間で熱交換を行う熱交換器であって、水冷クーラ104よりも高い冷却性能を有する。水冷クーラ104は、オイルと冷却水(例えばエンジン冷却水やハイブリッド冷却水)との間で熱交換を行う熱交換器である。なお、ハイブリッド冷却水は、インバータなどを冷却するものであって、エンジン冷却水の温度よりも低温である。
逆止弁105は、機械式オイルポンプ101の吐出口側のオイルが逆流することを防止するためのものであって、機械式オイルポンプ101と空冷クーラ103との間に設けられている。機械式オイルポンプ101が吐出したオイルは、逆止弁105を通過して空冷クーラ103へ圧送される。逆止弁105を設置可能な範囲は、機械式オイルポンプ101と分岐点Pとの間である。分岐点Pとは、オイル回路の分岐点である。分岐点Pは、機械式オイルポンプ101と空冷クーラ103との間で、流路が空冷クーラ103側と第一モータ2のロータ2b側とに分岐する箇所である。つまり、機械式オイルポンプ101から吐出されたオイルは、分岐点Pにおいて第一モータ2のロータ2bと動力分割機構5側に圧送されると、空冷クーラ103を経由せずに入力軸6の油穴(軸芯側流路の吐出孔)から、第一モータ2のロータ2bと動力分割機構5とに供給される。一方、分岐点Pにおいて空冷クーラ103側に圧送されたオイルが、空冷クーラ103内に流入する。
MG1冷却パイプ107は、空冷クーラ103で空冷された後のオイルを、吐出孔から吐出して、第一モータ2のステータ2aに供給する。空冷側MG2冷却パイプ108Aは、空冷クーラ103で空冷された後のオイルを、吐出孔から吐出して、第二モータ3のステータ3aに供給する。水冷側MG2冷却パイプ108Bは、水冷クーラ104で水冷された後のオイルを、吐出孔から吐出して、第二モータ3のステータ3aに供給する。冷却装置100は、第二モータ3を効果的に冷却するために二本のMG2冷却パイプ108A,108Bを有し、冷却性能が異なる各クーラ103,104で冷却後のオイル(冷媒)を別経路で圧送し、第二モータ3のステータ3aに供給できる。このように冷却装置100には、冷媒供給源の各オイルポンプ101,102から冷却対象の各モータ2,3に至る複数の経路を有する冷却回路200が形成されている。
図3は、冷却装置100および冷却回路200の詳細構成を示す模式図である。なお、図3に示すプラネタリギヤは動力分割機構5であり、ギヤはデファレンシャルギヤ機構9である。
冷却装置100および冷却回路200は、ケース30の内外にわたって形成されている。ケース30は、二つのモータ2,3と動力分割機構5とを収容しているケース本体31と、ケース本体31に取り付けられているリヤカバー32と、ケース本体31とリヤカバー32との間に形成されたポンプボデー33と、ケース本体31の下部でデファレンシャルギヤ機構9を収容しているハウジング34とを含む。ポンプボデー33は、機械式オイルポンプ101の一部を形成し、ポンプロータを内部に収容している。ケース本体31とハウジング34との隔壁部には窓部(開口部)が設けられており、内部空間が開口部によって連通している。デファレンシャルギヤ機構9が掻きあげたハウジング34内のオイルは、窓部からケース本体31内に移動し第一モータ2へ供給される。
冷却回路200は、機械式オイルポンプ101から各クーラ103,104を経由せずに第一モータ2に至る第一経路210と、機械式オイルポンプ101から空冷クーラ103を経由して第一モータ2に至る第二経路220と、機械式オイルポンプ101から空冷クーラ103を経由して第二モータ3に至る第三経路230と、電動オイルポンプ102から水冷クーラ104を経由して第二モータ3に至る第四経路240とを含む。
第一経路210は、機械式オイルポンプ101から空冷クーラ103を経由せずに第一モータ2(ロータ2b)と動力分割機構5へ冷媒を供給するための流路によって形成されている。第一経路210は、機械式オイルポンプ101の吐出口に接続された吐出流路210aと、逆止弁105と、逆止弁105下流側の接続流路210bと、オリフィス113と、オリフィス113を介して接続流路210bと連通され、かつ第一モータ2(ロータ2b)と動力分割機構5に冷媒を吐出する第一供給流路210cとによって構成されている。逆止弁105は、リヤカバー32の内部に設けられており、第一経路210内のオイルが機械式オイルポンプ101側へ向けて逆流することを防止する。機械式オイルポンプ101の駆動時、その吐出圧によって逆止弁105が開き、オイルパン109内の冷媒が逆止弁105よりも第一モータ2側へ圧送される。オリフィス113は、接続流路210bからケース本体31内の第一供給流路210cに流入するオイル流量を制御する。
第一供給流路210cは、中空の入力軸6内部に形成された軸芯側流路を含み、ケース本体31内において第一モータ2と動力分割機構5に冷媒としてのオイルを供給する。第一供給流路210cは、ケース本体31内を入力軸6の軸線方向に沿って延びており、入力軸6の吐出孔(径方向貫通孔)から冷媒をケース本体31内に吐出する。第一供給流路210cからケース本体31内へ吐出された冷媒は、第一供給流路210cの油圧や回転部材による遠心力や重力によって、回転中心側から径方向外側に向けて移動して、潤滑や冷却を行う。なお、第一経路210において、吐出流路210aと、逆止弁105と、接続流路210bと、第一供給流路210cとからなる流路を、第一流路ということができる。
また、第一供給流路210cには、第一供給流路210c内の油圧を調整する二つのリリーフ弁114A,114Bが設けられている。各リリーフ弁114A,114Bはいずれも、供給口が接続流路210bに接続され、かつ排出口がケース本体31内部に向けて開口している。例えば、第一リリーフ弁114Aのリリーフ圧と、第二リリーフ弁114Bのリリーフ圧とは異なる大きさに設定されている。接続流路210b内の冷媒は、各リリーフ弁114A,114Bからケース本体31内部に供給されるように構成されている。
第二経路220は、分岐点Pにおいて第一経路210から分岐する経路であって、空冷クーラ103で空冷後のオイル(冷媒)を第一モータ2(ステータ2a)へ供給するための流路によって形成されている。第二経路220は、分岐点Pで接続流路210bから分岐して空冷クーラ103の供給口に接続された第一分岐路220aと、空冷クーラ103の排出口に接続されてケース本体31の内部に至る空冷後流路220bと、空冷後流路220b下流側の空冷後分岐点Qで分岐して第一モータ2(ステータ2a)に冷媒を吐出する第二供給流路220cとを含む。
第二供給流路220cは、MG1冷却パイプ107としてケース30の内部に設けられている流路であって、ケース本体31の天井側に設けられ第一モータ2のステータ2aへ冷媒を吐出する吐出孔を有する。空冷クーラ103はケース30の外部に設けられているため、第二経路220内を圧送されるオイルは、一旦ケース30外部を流通してから再びケース30内部へ戻ることになる。
なお、第二経路220全体としては、吐出流路210aと、逆止弁105と、接続流路210bのうち逆止弁105から分岐路Pまでと、第一分岐路220aと、空冷クーラ103と、空冷後流路220bと、第二供給流路220cとによって構成されている。第二経路220において、分岐点Pよりも下流側の第一分岐路220aと、空冷クーラ103と、空冷後流路220bと、第二供給流路220cとからなる流路を、第二流路ということができる。
第三経路230は、空冷後分岐点Qにおいて第二経路220から分岐する経路であって、空冷クーラ103で空冷後の冷媒を第二モータ3(ステータ3a)へ供給するための流路によって形成されている。第三経路230は、空冷後分岐点Qで第二供給流路220cと分岐して第二モータ3(ステータ3a)に冷媒を吐出する第三供給流路230aを含む。
第三供給流路230aは、空冷側MG2冷却パイプ108Aとしてケース本体31の内部に設けられている流路であって、第二モータ3のステータ3aへ冷媒を吐出する吐出孔を有する。なお、第三経路230全体としては、吐出流路210aと、逆止弁105と、接続流路210bのうち逆止弁105から分岐路Pまでと、第一分岐路220aと、空冷クーラ103と、空冷後流路220bと、第三供給流路230aとによって構成されている。その第三経路230において、空冷後分岐点Qよりも下流側の第三供給流路230aを、第三流路ということができる。
第四経路240は、水冷クーラ104で水冷後のオイル(冷媒)を第二モータ3(ステータ3a)へ供給するための流路によって形成されている。第四経路240は、電動オイルポンプ102の吐出口に接続され、その吐出口と水冷クーラ104の供給口とを連通させる吐出流路240aと、水冷クーラ104の排出口に接続された水冷後流路240bと、水冷後流路240bのうちケース本体31の内部に至る部分と連通され、かつ第二モータ3(ステータ3a)に冷媒を吐出する第四供給流路240cとを含む。
第四供給流路240cは、水冷側MG2冷却パイプ108Bとしてケース本体31の内部に設けられている流路であって、第二モータ3のステータ3aへ冷媒を吐出する吐出孔を有する。なお、第四経路240において、水冷クーラ104よりも下流側の水冷後流路240bと、第四供給流路240cとからなる流路を、第四流路ということができる。
次に、車両Veの走行状態に応じて変化する冷却装置100の駆動状態について説明する。車両Veは、エンジン1の動力によって走行するHV走行モードと、エンジン1を停止させてモータの動力によって走行するEV走行モードとに制御することができる。
HV走行モードでは、エンジン1が駆動し、機械式オイルポンプ101が駆動するので、第一経路210と第二経路220とから第一モータ2に冷媒が供給され、かつ第三経路230から第二モータ3に冷媒が供給される。さらに、HV走行時、制御装置112によって電動オイルポンプ102が常時駆動(正回転)するので、上述した冷媒に加えて、水冷後の冷媒が第四経路240から第二モータ3に供給される。これにより、冷却装置100は、HV走行時に電動オイルポンプ102を停止させた場合に比べて、HV走行時の冷却性能を向上させることができる。また、HV走行時に電動オイルポンプ102は常時正回転しているので、機械式オイルポンプ101が駆動することによって電動オイルポンプ102側の流路内の冷媒を逆流させてしまうことを抑制できる。これにより、HV走行時に機械式オイルポンプ101が空気を吸入してしまいポンプ性能が低下することを抑制でき、冷却装置100の冷却性能が低下することを抑制できる。
EV走行モードでは、エンジン1が停止し、機械式オイルポンプ101は停止する。EV走行時、冷却装置100が冷却性能を発揮するために、電動オイルポンプ102は駆動する必要がある。EV走行時、第一経路210と第二経路220と第三経路230とからは、第二モータ3(ステータ3a)に冷媒が供給されないが、第四経路240からは、水冷後の冷媒が第二モータ3(ステータ3a)に供給される。この場合、駆動中の電動オイルポンプ102が、停止中の機械式オイルポンプ101の吐出口側(吐出流路210a側)からオイルを吸入してしまい、吐出流路210a内のオイルを逆流させることを、逆止弁105によって防止する。そのため、第一供給流路210cと第二供給流路220cと第三供給流路230aの各吐出孔(開口部)から空気を吸入してしまうことを防止できる。これにより、電動オイルポンプ102が空気を吸入してしまいポンプ性能が低下することを防止でき、冷却装置100の冷却性能が低下することを防止できる。
以上説明した通り、本実施形態によれば、二つのモータ2,3に対して複数の経路210,220,230,240から冷媒としてのオイルを供給できるため、冷却装置100の冷却性能を向上させることができる。さらに、HV走行時など、エンジン1が駆動している最中は、制御装置112が電動オイルポンプ102を常時駆動(正回転)させるので、電動オイルポンプ102側に逆止弁がなくても、冷却回路200の各流路内の冷媒が逆流することを抑制できる。これにより、冷媒が逆流することによってオイルポンプが空気を吸入して、ポンプ性能が低下することを抑制できる。つまり、機械式オイルポンプ101側の流路に逆止弁105を一つ設ければよく、電動オイルポンプ102側には逆止弁が不要となるため、冷却装置100の部品点数を削減でき、小型化と軽量化が図れる。
また、冷却装置100の制御装置は、電動オイルポンプ102を駆動制御するためのものであればよいので、例えば冷却回路200の経路を切り替えるための電動切替装置や、電動切替装置を制御するための電子制御装置を追加する必要がない。よって、電動切替装置や電子制御装置の追加に伴う、コスト増加、冷却装置の体格増大、重量化を抑制することができる。
1 エンジン
2 第一モータ(MG1)
2a ステータ
2b ロータ
3 第二モータ(MG2)
3a ステータ
3b ロータ
5 動力分割機構(プラネタリギヤ)
9 デファレンシャルギヤ機構(ギヤ)
100 冷却装置
101 機械式オイルポンプ(MOP)
102 電動オイルポンプ(EOP)
103 空冷式オイルクーラ
104 水冷式オイルクーラ
105 逆止弁
107 MG1冷却パイプ
108A 空冷側MG2冷却パイプ
108B 水冷側MG2冷却パイプ
109 オイルパン(冷媒源)
111 電動モータ
111a ロータ軸
112 制御装置
200 冷却回路
210 第一経路
210a 吐出流路
210b 接続流路
210c 第一供給流路
220 第二経路
220a 第一分岐路
220b 空冷後流路
220c 第二供給流路
230 第三経路
230a 第三供給流路
240 第四経路
240a 吐出流路
240b 水冷後流路
240c 第四供給流路
P 分岐点
Q 空冷後分岐点
Ve 車両

Claims (1)

  1. 内燃機関と、第一電動機と、第二電動機とを備える車両に搭載された電動機の冷却装置において、
    各電動機を冷却する冷媒を貯留する冷媒源と、
    前記内燃機関によって駆動され、かつ前記冷媒源から冷媒を吸入して吐出口から吐出する機械式オイルポンプと、
    前記機械式オイルポンプの吐出口に接続され、かつ前記機械式オイルポンプが吐出した冷媒を前記第一電動機に供給するための第一流路と、
    前記第一流路から分岐した第一分岐路を介して前記機械式オイルポンプに接続され、かつ前記機械式オイルポンプが吐出した冷媒を空冷する空冷クーラと、
    前記空冷クーラに接続され、かつ前記空冷クーラで空冷された後の冷媒を前記第一電動機に供給するための第二流路と、
    前記第二流路から分岐し、かつ前記空冷クーラで空冷された後の冷媒を前記第二電動機に供給するための第三流路と、
    前記冷媒源に対して前記機械式オイルポンプと並列に接続され、かつ前記冷媒源から冷媒を吸入して吐出口から吐出するように駆動する電動オイルポンプと、
    前記電動オイルポンプが吐出した冷媒を水冷する水冷クーラと、
    前記水冷クーラに接続され、かつ前記水冷クーラで水冷された後の冷媒を前記第二電動機に供給するための第四流路と、
    前記第一流路から前記第一分岐路に分岐する分岐点よりも前記機械式オイルポンプ側に設けられた逆止弁と、
    前記内燃機関が駆動している最中は、前記電動オイルポンプを常時駆動させる制御装置と
    を備えることを特徴とする電動機の冷却装置。
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