JP2017048019A - 加工不良段ボールシート排除装置 - Google Patents

加工不良段ボールシート排除装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017048019A
JP2017048019A JP2015173309A JP2015173309A JP2017048019A JP 2017048019 A JP2017048019 A JP 2017048019A JP 2015173309 A JP2015173309 A JP 2015173309A JP 2015173309 A JP2015173309 A JP 2015173309A JP 2017048019 A JP2017048019 A JP 2017048019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated cardboard
processing
defective
cardboard sheet
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015173309A
Other languages
English (en)
Inventor
藤田 剛
Takeshi Fujita
剛 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujita Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Manufacturing Co Ltd filed Critical Fujita Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015173309A priority Critical patent/JP2017048019A/ja
Publication of JP2017048019A publication Critical patent/JP2017048019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

【課題】段ボールシートの加工・梱包集積ラインから、加工不良の段ボールシートを自動的にかつ確実に排除することができる上、構造がシンプルで安価に構築することが可能であり、かつ、加工・梱包集積ラインの搬送速度を高く維持できる実用性の高い不良シート除去装置を提供する。【解決手段】加工不良段ボールシート排除装置1は、加工された段ボールシートを一定の方向へ搬送するための搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・および搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・と、加工不良の段ボールシートを検知するための加工不良検知器3と、加工不良検知器3からの検知信号に基づいて、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・上の加工不良段ボールシートを搬送方向とは異なる方向へ排出するための排出口を形成可能な排出口形成部材4とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、段ボールシートの加工工程において、搬送ラインから加工不良の段ボールシートを自動的に取り除くための加工不良段ボールシート排除装置に関するものである。
段ボールシートの加工工程においては、印刷不良や貼り合わせ不良等の加工不良が生じた段ボールシート(すなわち、不良品)を、製造ラインの作業者が目視にて確実に見つけ出して排除することは困難である。そのため、従来は、段ボールシートの加工不良等を検知するセンサが、加工不良段ボールシートを検知したときに、警報器を作動させて、製造ラインを一時的に止めてから、加工不良段ボールシートを作業者が取り除いていたが、そのような加工不良段ボールシートの除去方法であると、非常に効率が悪く、製造コスト(加工コスト)の低減も図れない。
それゆえ、不良シートを搬送ラインより自動的に取り除くための不良シート除去装置が開発されており、そのような不良シート除去装置としては、搬送手段の搬出端の下流側にシートを受け止める起伏可能なストッパ部材が設けられているとともに、当該ストッパ部材上に不良シートの受取部材が設けられており、搬送手段の搬出端部に設けられた検知センサが不良シートを検知すると、受取部材の先端を下降させて、搬送手段の搬出端から送り出される不良シートを受取部材で受け取ることによって、搬送ラインから自動的に不良シートを取り除くものが知られている(特許文献1)。
そして、特許文献1の不良シート除去装置は、検知センサが不良検知信号を検知すると、送風装置におけるシャッタの羽根が閉じる方向にシャッタ駆動装置を作動させ、ストッパ部材が下流側に倒れる方向に揺動シリンダを作動させ、コンベヤ架台が搬送手段の搬入端に向けて移動する方向に往復動シリンダを作動させ、さらに、排出コンベヤの搬入端が下降する方向に昇降用シリンダを作動させることによって、不良シートを搬送ラインから自動的に取り除くことができる。
特開2005−179002号公報
しかしながら、特許文献1の不良シート除去装置は、1枚の不良シートを取り除くために、シャッタ駆動装置、揺動シリンダ、往復動シリンダ、昇降用シリンダを作動させなければならず、複雑な構造であったため、安価に構成することができない上に、メンテナンスも困難であった。また、加工不良品の除去作業に時間がかかるため、印刷後に梱包集積装置まで搬送するラインの搬送速度を速くすることができなかった。
本発明の目的は、段ボールシートの加工・梱包集積ラインから、加工不良の段ボールシートを自動的にかつ確実に排除することができる上、構造がシンプルで安価に構築することが可能であり、かつ、加工・梱包集積ラインの搬送速度を高く維持できる実用性の高い不良シート除去装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、加工不良の段ボールシートを選別して搬送ラインから自動的に除去する加工不良段ボールシート排除装置であって、加工された段ボールシートを一定の方向へ搬送するための搬送用ベルトコンベアと、加工不良の段ボールシートを検知するための加工不良検知器と、加工不良検知器からの検知信号に基づいて、搬送用ベルトコンベア上の加工不良の段ボールシートを搬送方向とは異なる方向へ排出するための排出口を形成可能な排出口形成部材とを有していることを特徴とするものである。なお、本発明における加工とは、ライナと中芯との貼り合わせ加工、裁断加工、印刷等の段ボールの原料から段ボール製の製品ができ上がるまでに施される各種の加工のことを言う。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、排出口形成部材が、搬送方向に対して直交するように配置された一定幅の帯状体であり、基端縁を中心として上下に回動するものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、搬送用ベルトコンベアが、長手方向に沿って一定の間隔を設けた複数の搬送用小幅ベルトコンベアからなるものであり、それらの搬送用小幅ベルトコンベアの隙間に、加工不良の段ボールシートを排出するための排出用ベルトコンベアが設置されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る加工不良段ボールシート排除装置は、加工不良検知器が加工不良の段ボールシートを検知した場合に、排出口形成部材が加工不良の段ボールシートを排出するための排出口を形成するように作動するものであるため、シンプルな構造で加工不良の段ボールシートを自動的にかつ確実に排除することができる上、排出動作を短時間の内に完了して元の状態に復元することができるので、加工(段ボールの形成、裁断、印刷等)から梱包集積までの製品の搬送ラインを高速に保って歩留まりを良好なものとすることができる。
請求項2に係る加工不良段ボールシート排除装置は、一定幅の帯状体である排出口形成部材が後端縁を中心として上下に回動することによって排出口を形成するため、排出動作をきわめて短時間の内に完了して元の状態に復元することができるので、加工から製品集積までの製品の搬送ラインの一層の高速化を図ることが可能となる。また、排出口形成部材が、回動することによって、搬送コンベアで搬送された加工不良の段ボールをせき止めて排出経路へと導く壁体として機能するので、加工不良の段ボールが誤って正規経路で搬送される事態を高い精度で防止することができる。
請求項3に係る加工不良段ボールシート排除装置は、搬送コンベアを構成する複数の搬送用小幅ベルトコンベアの隙間に、加工不良の段ボールシートを排出するための排出用ベルトコンベアを設置したものであるので、排出用ベルトコンベアを小幅ベルトコンベアと同様に駆動制御することができるため、安価に構築することができる上、作動エラーが起こりにくい。
加工不良段ボールシート排除装置の側面図である。 加工不良段ボールシート排除装置の平面図である。 排出口形成部材の設置部分を拡大して示す説明図(側面図)である。 排出口形成部材の設置部分の斜視図である。 加工不良段ボールシート排除装置の制御機構を示す説明図である。 加工不良段ボールシート排除装置が使用される加工・梱包集積ライン(フレキソプリントライン)全体を示す説明図である。 加工不良段ボールシート排除装置が加工不良品を排除する様子を示す説明図である(aは加工不良が検知されない状態を示したものであり、bは加工不良の段ボールシートが排出口形成部材によって開口部分に導かれる様子を示したものであり、cは加工不良の段ボールシートが排出用ベルトコンベアによって排出される様子を示したものである。)
<加工不良段ボールシート排除装置の構造>
以下、本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置1の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図4は、本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置を示したものであり、加工不良段ボールシート排除装置1は、機台6、搬送用ベルトコンベア2、加工不良検知器3、排出口形成部材4、排出用ベルトコンベア5、ベルト用モータ7、開口用モータ8等を組み付けることによって構成されている。そして、かかる加工不良段ボールシート排除装置1は、前後の長さ×左右の幅(奥行き)が約6m×約2mであり、約2mの高さを有している。
機台6は、前側の左右2本の柱状フレーム6a,6a、および後側の左右2本の柱状フレーム6b,6bを、左右それぞれにおいて、上下2本ずつのサイド水平フレーム6c,6cで連結するとともに、前後それぞれにおいて、上下2本ずつのセンター水平フレーム6d,6dで連結することによって高床の棚状に形成されている。そして、前側の左右2本の柱状フレーム6a,6aの間には、9個の車輪9,9・・を等間隔で設置した円柱状のシャフト10が、水平にかつ回転可能に設けられている
シャフト10に設置された車輪9,9・・の内の外側から数えて奇数番目の車輪9a,9a,・・は、段ボールシートの搬送に用いられる搬送駆動用車輪であり、外側から数えて偶数番目の車輪9b,9b・・は、段ボールシートの排出に用いられる排出駆動用車輪である。さらに、シャフト10の搬送駆動用車輪9a,9a,・・の後方には、長尺な棒状のアーム部材11,11・・が、シャフト10と直交して後方に突出するように、かつ、平行に設けられている(機台6に固着されている)。さらに、それらの各アーム部材11,11・・の後端には、それぞれ、車輪12が回転自在に設けられている。そして、各搬送駆動用車輪9aとアーム部材11の車輪12とに跨がるように、硬質ゴム製の小幅ベルトが懸架されており、5本の搬送用小幅ベルトコンベア(搬送用上流側コンベア)2a,2a・・を構成した状態になっている。かかる搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・は、表面(上側の仮想面)が、水平面に対して前上がりに約10°傾斜した状態になっている。
また、前側の左右2本の柱状フレーム6a,6aの外面には、それぞれ、側板13,13が前方へ突出するように設けられており、それらの側板13,13の間には、支持部材14が架け渡されている。そして、当該支持部材14の前方には、所定の間隔で、4個の二股状の軸受部材(図示せず)が突設されており、それらの各軸受部材には、それぞれ、排出用車輪15が回転自在に設けられている。そして、シャフト10の各排出駆動用車輪9bと支持部材14の排出用車輪15とに跨がるように、硬質ゴム製の小幅ベルトが懸架されており、4本の排出用ベルトコンベア5,5・・を構成した状態になっている。なお、各排出用ベルトコンベア5,5・・の後端と各搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・との間には、所定間隔の隙間が設けられている。また、排出用ベルトコンベア5,5・・は、表面(上側の仮想面)が、水平面に対して前下がりに約10°傾斜した状態になっている。
さらに、前側の左右2本の柱状フレーム6a,6aの外面であって側板13の上方には、それぞれ、支持板(図示せず)が前方へ突出するように設けられており、それらの支持板の中央上方には、一定幅の帯状の設置補助板17が架設されている(図5参照)。そして、その設置補助板17の下面には、所定の間隔で、5個の二股状の軸受部材16,16・・が突設されており、それらの各軸受部材16,16・・には、それぞれ、搬送用車輪18が回転自在に設けられている(図5参照)。また、左右の支持板(図示せず)の前端際には、所定の間隔で周溝を刻設した円柱状の支軸19が回転自在に架設されている。そして、設置補助板17の各搬送用車輪18,18・・と支軸19の各周溝とに跨がるように、硬質ゴム製の小幅ベルトが懸架されており、搬送用小幅ベルトコンベア(搬送用下流側コンベア)2b,2b・・を構成した状態になっている。かかる搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・は、表面(上側の仮想面)が、水平面に対して前上がりに約15°傾斜した状態になっている。
一方、機台6の側方(シャフト10の後方辺り)には、段ボールシート搬送用および加工不良段ボールシート排出用の駆動装置であるベルト用モータ7が設置されており、ベルトを介して、シャフト10および支軸19を回転駆動させることができるようになっている。また、機台6の前端際の中央(幅方向における中央)には、加工不良の段ボールシートを検知するための加工不良検知器(画像処理装置)3が設けられており、加工された段ボールシートの画像を瞬時に読み込んで(スキャニングして)、加工不良が認められた場合(たとえば、印刷不良が認められた場合)には、所定の検知信号を、制御装置23(図5参照)に出力するようになっている。
また、シャフト10と隣接する前方には、排出口形成部材4が設けられている。排出口形成部材4は、金属製のベース体4aと、硬質な合成樹脂製の開口体4bとによって構成されている。ベース体4aは、左右に長尺で扁平な直方体状に形成されている。一方、開口体4bは、ベース体4aと同一幅の三角柱状に形成されており、ベース体4aの後端縁から突出した状態になっている。なお、排出口形成部材4の左右の端縁は、最も外側の搬送用小幅ベルトコンベア2a,2aの外端縁よりも外側に位置している。
さらに、機台6の側方(排出口形成部材4の側方)には、排出口形成部材4を回動させるための駆動装置である開口用モータ(ステッピングモータ)8が、シャフト10および支軸19を駆動するためのベルト用モータ7とは別個に設けられている。そして、排出口形成部材4は、開口用モータ8によって、ベース体4aの基端縁(前端際)の左右に設けられた支軸(回動中心軸P)を中心として、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面に対して、0°〜35°の角度の範囲内で回動するようになっている。
加えて、排出口形成部材4は、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面に対して0°の角度を成した状態(すなわち、閉じた状態)においては、ベース体4aおよび開口体4bが搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面と面一になり、開口体4bの先端が、シャフト10の最高位置よりも約10mm下側に位置する。
一方、シャフト10の後方には、排出用ベルトコンベア5,5・・から排出された加工不良段ボールシートをストックするための不良品ストッカー21が設けられており、所定枚数の加工不良段ボールシートをストックできるようになっている。そして、所定枚数の加工不良段ボールシートがストックされると、その事態が報知されるようになっている。
また、各下流側小幅ベルトコンベア2b,2b・・の前端の上方には、ニップロール22が設けられており、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・によって搬送された段ボールシート(加工不良品が除かれたもの)を、支軸19とともに挟持して、後述するスタッカに送り出すようになっている。
一方、図5は、加工不良段ボールシート排除装置1の作動を制御するための制御機構を示したものであり、加工不良段ボールシート排除装置1の制御装置23は、CPU24、記憶手段25、タイマ26等を有しており、インターフェイス27を介して加工不良検知器3、ベルト用モータ7、開口用モータ8等と接続された状態になっている。
<加工不良段ボールシート排除装置の作動内容>
上記の如く構成された加工不良段ボールシート排除装置1は、図6の如き、段ボールシート加工・集積梱包ラインの中に組み込まれて使用される。すなわち、加工不良段ボールシート排除装置1は、上流側に、所定の形状に裁断された段ボールシートに印刷を施すためのプリンタ装置41を設置し、下流側に、加工後の段ボールシートを集積梱包するためのスタッカ装置42を設置した状態で使用される。
そして、所定の形状に裁断後にプリンタ装置41により良好に印刷が施された段ボールシートSを、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・および搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・によってスタッカ装置42まで搬送するとともに、加工不良(裁断不良や印刷不良等)の段ボールシートS’を検知して搬送路から排除する。なお、加工不良段ボール排出装置1は、制御装置23によってライン速度(搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・および搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・による搬送速度)を、約0.5m/s〜1.5m/sの範囲内で自由に調整することができるようになっている。
図7は、加工不良段ボールシート排除装置1が加工不良の段ボールシートS’を排除する様子を示す説明図である。裁断後に印刷された段ボールシートSが加工不良品でない場合(加工不良検知器3が加工不良を検知しない場合)には、図3(a)の如く、排出口形成部材4は、閉じた状態(すなわち、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面に対して傾斜していない状態)になっている。したがって、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・によってシャフト10まで搬送された段ボールシートSは、そのまま排出口形成部材4の上面を通って、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・の上面へ導かれ、それらの搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・によってスタッカ装置42まで搬送されて、スタッカ装置42に導かれる。
そして、機台6の後方に設けられた加工不良検知器3が、裁断された段ボールシートS’の形状が不良であると判断した場合や、段ボールシートS’に施された印刷が不良であると判断した場合には、加工不良検知器3から、不良検知信号が制御装置23へと送信される。制御装置23は、その不良検知信号を検知すると、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・によって搬送される加工不良段ボールシートS’が、シャフト10から所定の距離まで近付いたタイミングで、開口用モータ8に電源を投入して、開口用モータ8の回転軸を所定の角度だけ回転させる。そのように開口用モータ8の回転軸を所定の角度だけ回転させると、図3(b)の如く、排出口形成部材4が、開口した状態(すなわち、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面に対して約35°傾斜した状態)となる。
上記の如く、排出口形成部材4が開口した状態となると、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・によってシャフト10まで搬送された加工不良段ボールシートS’が排出口形成部材4の開口体4bの内面(下面)に衝突して、排出口形成部材4とシャフト10との間に形成された一定幅のスリット状の開口部分に導かれ、排出用ベルトコンベア5,5・・の上面に載置される。そして、図3(c)の如く、排出用ベルトコンベア5,5・・の上面に載置された加工不良段ボールシートS’は、排出用ベルトコンベア5,5・・によって、前方の不良品ストッカーまで搬送されて集積される。
<加工不良段ボールシート排除装置の効果>
加工不良段ボールシート排除装置1は、上記の如く、加工された段ボールシートを一定の方向へ搬送するための搬送用ベルトコンベア2(搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・および搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・)と、加工不良の段ボールシートS’を検知するための加工不良検知器3と、加工不良検知器3からの検知信号に基づいて、搬送用ベルトコンベア2(搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・)上の加工不良段ボールシートS’を搬送方向とは異なる方向へ排出するための排出口を形成可能な排出口形成部材4とを有している。そして、加工不良検知器3が加工不良の段ボールシートS’を検知した場合に、排出口形成部材4が加工不良の段ボールシートS’を排出するための排出口を形成するように作動するものであるため、シンプルな構造で加工不良の段ボールシートS’を自動的にかつ確実に排除することができる上、排出動作を短時間の内に完了して元の状態に復元することができるので、加工から梱包集積までの製品の搬送ラインを高速に保って歩留まりを良好なものとすることができる。
また、加工不良段ボールシート排除装置1は、排出口形成部材4が、搬送方向に対して直交するように配置された一定幅の帯状体であり、基端縁(前端縁)を中心として上下に回動するものであるため、排出動作をきわめて短時間の内に完了して元の状態に復元することができるので、印刷から製品集積までの製品の搬送ラインの一層の高速化を図ることが可能となる。また、排出口形成部材4が、回動することによって、搬送コンベアで搬送された加工不良の段ボールシートS’をせき止めて排出経路へと導く壁体として機能するので、加工不良の段ボールシートS’が誤って正規経路で搬送される事態を高い精度で防止することができる。
さらに、加工不良段ボールシート排除装置1は、搬送用ベルトコンベア2の一部が、長手方向に沿って一定の間隔を設けた複数の搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・からなるものであり、それらの搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・の隙間に、加工不良の段ボールシートS’を排出するための排出用ベルトコンベア5,5・・が設置されているため、排出用ベルトコンベア5,5・・を搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・と同様に駆動制御することができるので、安価に構築することができる上、作動エラーが起こりにくい。
加えて、加工不良段ボールシート排除装置1は、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・および排出用ベルトコンベア5,5・・のみならず、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・をも、同一の駆動装置(ベルト用モータ7)によって駆動させることができるので、非常に安価に構築することができ、メンテナンスも容易である。
さらに、加工不良段ボールシート排除装置1は、搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の傾斜角度の方が、搬送用小幅ベルトコンベア2a,2a・・の傾斜角度より大きくなっているため、搬送用小幅ベルトコンベアで搬送された(矩形の)段ボールシートの前端縁が確実に搬送用小幅ベルトコンベアの表面に接触し、浮き上がったりしないので、段ボールシートSを位置ずれさせることなくスタッカ装置42まで搬送することができる。
加えて、加工不良段ボールシート排除装置1は、排出口形成部材4が搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面に対して25°以上45°以下の角度の範囲内で回動するように構成されているため、加工不良の段ボールシートS’を、起立した排出口形成部材4によってきわめてスムーズに搬送経路外へ排出することができる。すなわち、起立した排出口形成部材4と搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面との成す角度が25°を下回ると、加工不良の段ボールシートS’が、起立した排出口形成部材4を乗り越えてそのままスタッカ装置6へ搬送されてしまう事態が起こり得るので好ましくなく、反対に、起立した排出口形成部材4と搬送用小幅ベルトコンベア2b,2b・・の表面とのなす角度が45°を上回ると、加工不良の段ボールシートS’が排出口形成部材4に衝突した際に、排出口形成部材4とシャフト10との間に形成された開口部分に導かれず、その場で滞留してしまう虞れがあるため好ましくない。
<加工不良段ボールシート排除装置の変更例>
本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、搬送用ベルトコンベア、加工不良検知器、排出口形成部材、排出用ベルトコンベア、駆動装置等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、排出口形成部材は、上記実施形態の如く、表面(上面)が平坦であるものに限定されず、エンボス加工等によって表面に凸凹が形成されたもの等でも良い。かかる構成を採用した場合には、排出口形成部材の表面(上面)での段ボールシートの位置ずれを効果的に防止することが可能となる。
また、本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置は、上記実施形態の如く、搬送用ベルトコンベアと排出用ベルトコンベアとを同一のシャフトに懸架したものに限定されず、搬送用ベルトコンベアと排出用ベルトコンベアとを別々に駆動させるもの等に変更することも可能である。さらに、本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置を、上記実施形態の如く、複数の搬送用小幅ベルトコンベアの間に、複数の小幅な排出用ベルトコンベアを設置したものとする場合には、搬送用小幅ベルトコンベアの個数が5個で排出用ベルトコンベアの個数が4個であるものに限定されず、3個の搬送用小幅ベルトコンベアの間に2個の排出用ベルトコンベアを設置したもの等に変更することも可能であり、搬送用小幅ベルトコンベアや排出用ベルトコンベアの個数を、必要に応じて適宜変更することができる。
また、本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置は、上記実施形態の如く、排出口形成部材をステッピングモータによって駆動させるものに限定されず、ソレノイド等の別の駆動装置によって排出口形成部材を駆動させるものでも良い。なお、排出口形成部材を、上記実施形態の如く、ステッピングモータによって駆動させるものとした場合には、排出口形成部材の追従性がきわめて良好なものとなるので、ライン速度を速くすることが可能となる、というメリットがある。
加えて、本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置は、上記実施形態の如く、裁断不良や印刷不良の段ボールシートを排除するためのものに限定されず、ライナと中芯との貼り合わせや加熱、乾燥等の裁断、印刷以外の加工における不良品を排除するためのものに変更することも可能である。
本発明に係る加工不良段ボールシート排除装置は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、段ボールシートの加工・集積梱包ラインから加工不良品を自動的に排除するための装置として好適に用いることができる。
1・・加工不良段ボールシート排除装置
2・・搬送用ベルトコンベア
2a・・搬送用小幅ベルトコンベア(搬送用上流側コンベア)
2b・・搬送用小幅ベルトコンベア(搬送用下流側コンベア)
3・・加工不良検知器
4・・排出口形成部材
5・・排出用ベルトコンベア

Claims (3)

  1. 加工不良の段ボールシートを選別して搬送ラインから自動的に除去する加工不良段ボールシート排除装置であって、
    加工された段ボールシートを一定の方向へ搬送するための搬送用ベルトコンベアと、
    加工不良の段ボールシートを検知するための加工不良検知器と、
    加工不良検知器からの検知信号に基づいて、搬送用ベルトコンベア上の加工不良の段ボールシートを搬送方向とは異なる方向へ排出するための排出口を形成可能な排出口形成部材とを有していることを特徴とする加工不良段ボールシート排除装置。
  2. 排出口形成部材が、搬送方向に対して直交するように配置された一定幅の帯状体であり、基端縁を中心として上下に回動するものであることを特徴とする請求項1に記載の加工不良段ボールシート排除装置。
  3. 搬送用ベルトコンベアが、長手方向に沿って一定の間隔を設けた複数の搬送用小幅ベルトコンベアからなるものであり、
    それらの搬送用小幅ベルトコンベアの隙間に、加工不良の段ボールシートを排出するための排出用ベルトコンベアが設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加工不良段ボールシート排除装置。
JP2015173309A 2015-09-02 2015-09-02 加工不良段ボールシート排除装置 Pending JP2017048019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015173309A JP2017048019A (ja) 2015-09-02 2015-09-02 加工不良段ボールシート排除装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015173309A JP2017048019A (ja) 2015-09-02 2015-09-02 加工不良段ボールシート排除装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017048019A true JP2017048019A (ja) 2017-03-09

Family

ID=58279097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015173309A Pending JP2017048019A (ja) 2015-09-02 2015-09-02 加工不良段ボールシート排除装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017048019A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10594883B2 (en) 2017-12-18 2020-03-17 Konica Minolta, Inc. Image forming system
KR102182998B1 (ko) * 2020-01-16 2020-11-26 (주)씨.아이.제이코리아 높은해상도와 빠른속도로 인쇄가 가능한 슬라이딩 플레이트

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04182257A (ja) * 1990-11-17 1992-06-29 Shizuoka Koki Kk 紙加工機における不良シートの除去装置
JPH0847896A (ja) * 1994-08-01 1996-02-20 Isowa Corp 段ボール製函機の打ち抜き屑除去装置
JP2003237974A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Isowa Corp シート搬送装置
JP2004338006A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Rengo Co Ltd シート製品の品質保証検査装置
JP2009078462A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 製函機の不良品除去装置および製函機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04182257A (ja) * 1990-11-17 1992-06-29 Shizuoka Koki Kk 紙加工機における不良シートの除去装置
JPH0847896A (ja) * 1994-08-01 1996-02-20 Isowa Corp 段ボール製函機の打ち抜き屑除去装置
JP2003237974A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Isowa Corp シート搬送装置
JP2004338006A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Rengo Co Ltd シート製品の品質保証検査装置
JP2009078462A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 製函機の不良品除去装置および製函機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10594883B2 (en) 2017-12-18 2020-03-17 Konica Minolta, Inc. Image forming system
KR102182998B1 (ko) * 2020-01-16 2020-11-26 (주)씨.아이.제이코리아 높은해상도와 빠른속도로 인쇄가 가능한 슬라이딩 플레이트
WO2021145504A1 (ko) * 2020-01-16 2021-07-22 (주)씨.아이.제이코리아 높은해상도와 빠른속도로 인쇄가 가능한 슬라이딩 플레이트
KR20210092663A (ko) * 2020-01-16 2021-07-26 (주)씨.아이.제이코리아 높은해상도와 빠른속도로 인쇄가 가능한 슬라이딩 플레이트
KR102619045B1 (ko) 2020-01-16 2023-12-28 (주)씨.아이.제이코리아 높은해상도와 빠른속도로 인쇄가 가능한 슬라이딩 플레이트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI398307B (zh) Detection and screening device and its detection and screening method
JP5430019B2 (ja) フィルムの間欠搬送装置及びフィルムの間欠搬送方法
JP4653663B2 (ja) 紙葉類処理装置
TW201731747A (zh) 積載輸送機系統及搬送系統
TWI593616B (zh) 用於將板片元件供給至機器的方法,供給平台以及裝備該供給平台的加工機
WO2017191751A1 (ja) 錠剤印刷装置
US20150329290A1 (en) System for transporting away stacks of items which consist of pallets with items stacked thereon, and method for transporting away stacks of items which consist of pallets with items stacked thereon
EP3362385B1 (en) Apparatus for receiving and transporting a stream of eggs
JP2017048019A (ja) 加工不良段ボールシート排除装置
JP2015157648A (ja) Ptp包装機
JP2020036672A (ja) Ptp包装機
JP6057426B2 (ja) シート裁断及び丁合装置
JP2524734B2 (ja) 段ボ−ル印刷機におけるバ−コ−ド印刷不良のシ−ト排除装置
WO2019167595A1 (ja) ブックブロック搬送装置
JP6156908B2 (ja) シート処理装置
JP2003312895A (ja) 重走検知装置
JP6347063B2 (ja) シート搬送装置及びシート搬送方法
JP2006199446A (ja) シート状物搬送装置および方法
JP2020081219A (ja) 錠剤印刷装置
JP6559962B2 (ja) 姿勢転換機構、および、これを備える箱詰め装置
JP7435959B2 (ja) 加工装置
JP4251978B2 (ja) 不良シートの除去装置
JP6474675B2 (ja) シート除去装置
JP4914879B2 (ja) 折不良紙検出排紙装置および折不良紙検出排紙方法
JP5604950B2 (ja) 重ね合わせ可能なベルトコンベア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191204