JP2017043873A - ガラスクロス - Google Patents

ガラスクロス Download PDF

Info

Publication number
JP2017043873A
JP2017043873A JP2015169660A JP2015169660A JP2017043873A JP 2017043873 A JP2017043873 A JP 2017043873A JP 2015169660 A JP2015169660 A JP 2015169660A JP 2015169660 A JP2015169660 A JP 2015169660A JP 2017043873 A JP2017043873 A JP 2017043873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass cloth
warp
weft
glass
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015169660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5905150B1 (ja
Inventor
崇治 宮崎
Takaharu Miyazaki
崇治 宮崎
一貴 崎谷
Kazutaka Sakitani
一貴 崎谷
大介 西中
Daisuke Nishinaka
大介 西中
服部 剛士
Takeshi Hattori
剛士 服部
藤井 実
Minoru Fujii
実 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Glass Fiber Co Ltd, Unitika Ltd filed Critical Unitika Glass Fiber Co Ltd
Priority to JP2015169660A priority Critical patent/JP5905150B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5905150B1 publication Critical patent/JP5905150B1/ja
Priority to CN201680038121.2A priority patent/CN107709642B/zh
Priority to PCT/JP2016/069882 priority patent/WO2017038240A1/ja
Priority to KR1020177018245A priority patent/KR101814971B1/ko
Priority to TW105122214A priority patent/TWI720996B/zh
Publication of JP2017043873A publication Critical patent/JP2017043873A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/24Impregnating materials with prepolymers which can be polymerised in situ, e.g. manufacture of prepregs
    • C08J5/248Impregnating materials with prepolymers which can be polymerised in situ, e.g. manufacture of prepregs using pre-treated fibres
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D1/00Woven fabrics designed to make specified articles
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

【課題】 厚さを14μm以下と薄くしつつ、例えば、厚さ20μm以下のように薄いプリプレグとしたときにピンホールの発生を抑制することができる、ガラスクロスの提供。【解決手段】 下記(i)〜(iv)を満足する、ガラスクロス。(i)開繊度が、経糸が70〜90%であり、緯糸が95〜120%。(ii)隣接する前記経糸間の隙間間隔、または隣接する前記緯糸間の隙間間隔のいずれかが100μm以下。(iii)JIS R 3420:2013 7.10.1に従って測定される厚さが14μm以下。(iv)JIS R 3420:2103 7.2に従って測定されるクロス質量が11g/m2以下。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラスクロスに関し、樹脂を含浸したプリプレグ及び該プリプレグを用いた基板、としたときにピンホールの発生が抑制可能な、ガラスクロス、該ガラスクロスを含むプリプレグ、基板、並びに、該基板を含む集積回路及び電子機器に関する。
近年、プリント配線板は、電子機器の小型化に伴い、薄型化が求められている。プリント配線板を製造するには、ガラスクロスに樹脂が含浸されたプリプレグが用いられるが、上記薄型化に伴って、プリプレグも薄型化が求められており、例えば、プリプレグの厚さを20μm以下とすることが要求されている。そして、プリプレグに含まれるガラスクロスも同様に薄型化が求められており、例えば、プリプレグの厚さ20μm以下を達成するために、ガラスクロスの厚さを14μm以下とすることが要求されている。
薄型化したガラスクロスとして、ガラスクロスの厚さが15〜20μmで、且つ、タテ糸またはヨコ糸のうち少なくともどちらか一方が、平均フィラメント径3〜4μm、構成フィラメント数70〜200本のガラス糸で構成され、隣り合う糸同士が実質的に隙間無く配列されているプリント配線板用ガラスクロスが知られている(例えば、特許文献1参照。)。該ガラスクロスによれば、ガラスクロスを構成するタテ糸またはヨコ糸のうち少なくともどちらか一方が平均フィラメント径3〜4μm、構成フィラメント数70〜200本のガラス糸、好ましくは平均フィラメント径3〜3.7μm、フィラメント数80〜120本のガラス糸を用いて、ガラスクロスの織り密度、糸の拡幅条件を最適化することで、実質的に隙間無く配列され、且つ厚みが25μm以下のガラスクロスを得ることが可能となり、極めて良好なレーザ加工性の優れたプリント配線板が得られるとされている。
薄型化したガラスクロスとして、タテ糸及びヨコ糸の両方の平均フィラメント径が2.5μm以上であり、その少なくとも片方の平均フィラメント径が4.5μm未満であり、且つタテ糸及びヨコ糸の両方のフィラメント数が5本以上70本以下のガラスヤーンで構成されるガラスクロスであって、厚さが5μm以上12μm以下で、且つ表面ガラス糸被覆率が50%以上85%以下であるガラスクロスが知られている(例えば、特許文献2参照)。該ガラスクロスによれば、厚さが15μm未満で且つ目曲がり量が小さいため、該ガラスクロスを用いたプリプレグを硬化させることで寸法安定性、機械的特性に優れたフィルム状基板を提供することができるとされている。同文献には、実施例1として、タテ糸及びヨコ糸として平均フィラメント直径が4.1μm、フィラメント数50本のガラス糸を使用し、経糸及び緯糸の織密度を80本/25mmとして製織し、開繊加工を施してガラスクロスを得たこと、該ガラスクロスの厚さが12μmであったことが開示されている。
特許第3756066号公報 特許第4446754号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたガラスクロスは、実施例において圧力1.96MPaの高圧水流による開繊処理をおこなわれているものの、構成フィラメント数が70〜200本と多いことから、厚さが14μm以下とすることが困難であるという問題がある。そこで、該ガラスクロスの厚さを小さくする方法として、織密度を小さいものとしつつ、例えば6MPa等、より高圧とした水流による開繊処理をおこない糸幅を拡幅する方法が考えられる。ところが、本発明者等の検討によると、該方法により得られるガラスクロスは、例えばエポキシ樹脂のような硬化性樹脂を含浸して薄いプリプレグとしたときに、該プリプレグに貫通孔が生じる、所謂ピンホールが発生しやすくなるという問題があることが判明した。
また、特許文献2に開示されたガラスクロスは、タテ糸及びヨコ糸の両方のフィラメント数が5本以上70本以下とすることにより厚さを薄くすることができ、また、表面ガラス糸被覆率を特定範囲とすることにより寸法安定性及び機械的特性に優れるとされている。上記表面ガラス糸被覆率とは、ガラスクロス中におけるガラス糸の占める面積の割合を示すものであり、これが高いほどガラスクロス中におけるガラス糸の占める面積の割合が大きいことを示す。そして、該被覆率を調整する方法としては、例えば、ガラス糸の開繊処理により調整する方法が挙げられる。しかしながら、特許文献2では、ガラスクロス中におけるガラス糸の占める面積についてしか検討されておらず、具体的に経糸及び緯糸をどのような糸幅とするか、隣接する経糸同士、緯糸同士の隙間間隔をどのように設定するかは、検討されていない。そして、本発明者等の検討によると、表面ガラス糸被覆率を特定のものとしても、ガラス糸の開繊処理の度合いによっては、得られるガラスクロスを薄いプリプレグとしたときにピンホールが発生しやすくなる場合があるという問題があることが判明した。さらに、特許文献2の実施例で具体的な開繊処理条件として挙げられている、経方向張力を4.9N/mとして開繊処理をおこなうと、緯糸方向に沿ってピンホールが発生しやすくなるという問題があることが判明した。
本発明の目的は、上記問題を解決し、厚さを14μm以下と薄くしつつ、例えば、厚さ20μm以下のように薄いプリプレグ及び該プリプレグを用いた基板としたときに、ピンホールの発生を抑制することができるガラスクロス、該ガラスクロスを含むプリプレグ及び基板、並びに該基板を含む集積回路及び電子機器の提供を課題とする。
本発明者等は、上記特許文献1及び2に開示されているガラスクロスにおける、ピンホールの発生の原因についてより詳細に検討した。結果、ピンホールは、特に、ガラスクロスを含むプリプレグの質量(g/m)に対する硬化性樹脂の質量(g/m)の質量割合(以下、RCと略することがある。)を少なくしたときに、顕著に発生することを知得した。
上記の原因について、本発明者等は、以下のように考えた。すなわち、硬化性樹脂をガラスクロスに含浸する際には、経糸と緯糸によって形成される空間、所謂バスケットホール内において、樹脂溶液が薄膜を形成する。そして、RCが少なくなるにつれて、該薄膜は厚さが薄くなる。そのとき、バスケットホールの面積が大きければ、バスケットホール内において樹脂溶液の表面張力により該薄膜が割れたり、バスケットホールから液垂れが発生したりしやすくなることから、部分的にバスケットホール内から樹脂が無くなり、ピンホールが発生するのではないかと考えた。そこで、本発明者等が検討を重ねた結果、バスケットホールの大きさがピンホールの発生に大きく影響を及ぼすことが判明した。
具体的に、特許文献1に開示されたガラスクロスは、上記したようにより高圧とした散水流による開繊処理をおこない厚さを14μm以下としようとすると、部分的にガラス糸の目曲がり等が生じる。結果、目曲がりが生じた部分にバスケットホールの大きい部分が生じ、該部分にピンホールが発生することを突き止めた。
また、特許文献2の実施例1に開示されたガラスクロスは、経方向の張力を4.9N/mという低張力条件下で開繊処理をおこなっていることから、経糸の開繊が相当大きくなると考えられる。しかしながら、本発明者等の検討によれば、上記低張力条件下で開繊処理をおこなうと、一般的な張力(例えば、300N/m)の条件下で開繊処理をおこなう場合と比して、経糸の開繊が大きくなるのとは反対に緯糸の開繊は小さくなることが判明した。そして、同実施例1において、仮に経糸幅と緯糸幅とが同じ幅であるとして隣接する経糸間及び緯糸間の隙間間隔を計算すると約136μmとなる。そして、このように設計したガラスクロスは上記隙間間隔が大きく、ピンホールが発生することを突き止めた。
この時点で、ピンホールの発生の抑制には、バスケットホールの大きさをガラスクロス全体に均一に小さくすることが有効であろうことが判明したものの、単にバスケットホールの大きさを小さくするのみでは、ピンホールの発生を抑制するのは困難であった。具体的に、例えば、特許文献2の実施例1において、経糸及び緯糸の織密度をより大きくして経糸間及び緯糸間の隙間間隔を小さくしても、例えば厚さ20μm以下のように薄いプリプレグとする場合にはピンホールが多く発生する場合があるという問題があった。そこで、本発明者等が当該問題の原因についてさらに検討したところ、織密度を大きいものとするとガラスクロスの質量が大きくなることから、例えば厚さ20μm以下のように薄いプリプレグとする場合に、RCが少なくなり、ピンホールが発生しやすくなることを知得した。
そこで、本発明者等が研究を重ねた結果、薄いプリプレグとする場合にピンホールの発生を抑制するには、バスケットホールの面積の割合を小さくするのみでは十分でなく、バスケットホールの縦横のいずれか一方の長さを100μm以下に短くすることが必要であることを知得した。そして、RCを高める観点からガラスクロスの質量を11g/m以下とすることが必要であることを知得した。そして、経糸、緯糸の開繊度が特定範囲になるように開繊処理をおこなうことにより、厚さが14μmとしつつも、経糸及び緯糸の目曲がりが生じにくくなり、結果、薄いプリプレグとする場合にピンホールの発生を抑制できることを見出した。
即ち、本発明は、以下のとおりである。
項1.下記(i)〜(iv)を満足する、ガラスクロス。
(i)下記式(1)に示す開繊度が、経糸が70〜90%であり、緯糸が95〜120%。
開繊度(%)={(25×1000)/W−I}/(D×N)×100 (1)
:経糸または緯糸の織密度(本/25mm)
I:隣接する経糸間または緯糸間の隙間間隔(μm)
D:経糸または緯糸の平均フィラメント直径(μm)
N:経糸または緯糸の平均フィラメント本数(本)
(ii)隣接する前記経糸間の隙間間隔、または隣接する前記緯糸間の隙間間隔のいずれかが100μm以下。
(iii)JIS R 3420:2013 7.10.1に従って測定される厚さが14μm以下。
(iv)JIS R 3420:2103 7.2に従って測定されるクロス質量が11g/m以下。
項2.前記経糸の平均フィラメント直径が3.0〜4.3μm、平均フィラメント本数が35〜55本であり、前記緯糸の平均フィラメント径が3.0〜4.3μm、平均フィラメント本数が35〜70本である、項1に記載のガラスクロス。
項3.前記経糸の織密度(本/25mm)と前記緯糸の織密度(本/25mm)との比率(経糸の織密度/緯糸の織密度)が0.9〜1.1である、項1または2に記載のガラスクロス。
項4.前記経糸の織密度(本/25mm)及び前記緯糸の織密度(本/25mm)が80本〜130本/25mmである、項1〜3のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項5.前記経糸の平均フィラメント直径と前記緯糸の平均フィラメント直径との比率(経糸の平均フィラメント直径/緯糸の平均フィラメント直径)が0.9〜1.1である、項1〜4のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項6. 前記緯糸間の隙間間隔に対する前記経糸間の隙間間隔の比率(経糸間の隙間間隔/緯糸間の隙間間隔)が1.5〜3.0である、項1〜5のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項7.厚さ20μm以下のプリプレグに用いられる、項1〜6のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項8.項1〜7のいずれか1項に記載のガラスクロスを含む、プリプレグ。
項9.項1〜7のいずれか1項に記載のガラスクロスを含む、基板。
項10.項9に記載の基板を含む、集積回路。
項11.項9に記載の基板を含む、電子機器。
本発明のガラスクロスによれば、厚さを14μm以下と薄くしつつ、例えば、厚さ20μm以下のように薄いプリプレグ及び該プリプレグを用いた基板としたときに、ピンホールの発生を抑制することができる。従って、該ガラスクロスを用いたプリプレグ及び基板は、薄型化しつつ、ピンホールの発生を抑制することが可能となり、該基板を含む集積回路及び電子機器は、薄型化しつつ、ピンホール発生に起因する絶縁不良等の欠点を抑制することが可能となる。
ガラス糸の開繊度について説明する横断面模式図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のガラスクロスは、下記式(1)に示す開繊度が、経糸が70〜90%であり、緯糸が95〜120%である。
開繊度(%)={(25×1000)/W−I}/(D×N)×100 (1)
:経糸または緯糸の織密度(本/25mm)
I:隣接する経糸間または緯糸間の隙間間隔(μm)
D:経糸または緯糸の平均フィラメント直径(μm)
N:経糸または緯糸の平均フィラメント本数(本)
本発明において、上記開繊度は、仮想的にガラス糸中においてフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置されたガラス糸幅に対する、隣接するガラス糸間の隙間間隔及び該ガラス糸の織密度から計算される実際のガラス糸幅の比率によって評価する。具体的に、図1を用いて説明する。
図1(a)は、経糸中において、仮想的にフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置された態様を例示する横断面模式図であり、図1(b)は実際の隣接する経糸の一態様を例示する横断面模式図であり、図1(c)は、緯糸中において、仮想的にフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置された態様を例示する横断面模式図であり、図1(d)は、実際の隣接する緯糸の一態様を例示する横断面模式図である。なお、図1においては、説明のため、仮に、経糸のフィラメント本数を8本、緯糸のフィラメント本数を10本としている。
図1(a)及び(c)において、ガラス糸1は、仮想的にフィラメント2が幅方向に隙間なく一列に配置されている。そして、図1(a)及び(c)中、LVA及びLVBは、「仮想的にフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置されたガラス糸幅」を示し、平均フィラメント径×平均フィラメント数(D×N)により計算される。
図1(b)及び(d)中、LA及びLBは、経糸及び緯糸の実際の糸幅を示し、以下のように計算される。すなわち、LAは、経糸の織密度(WA(本/25mm))と隣接する経糸間の隙間間隔IAを測定し、該織密度から、経糸の糸幅と隣接する経糸間の隙間間隔との合計(LA+IA)を算出(LA+IA=(25×1000)/WA)し、該経糸の糸幅と隣接する経糸間の隙間間隔との合計から、隣接する経糸間の隙間間隔IAを減じる((LA+IA)−IA)ことにより、計算される。また、LBは、緯糸の織密度(WB(本/25mm))と隣接する緯糸間の隙間間隔IBを測定し、該織密度から、緯糸の糸幅と隣接する緯糸間の隙間間隔との合計(LB+IB)を算出(LB+IB=(25×1000)/WB)し、該緯糸の幅と隣接する緯糸間の隙間間隔との合計から、隣接する緯糸間の隙間間隔IBを減じる((LB+IB)−IB)ことにより、計算される。
そして、開繊度は、仮想的にフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置されたガラス糸幅に対する、隣接するガラス糸間の隙間間隔及び該ガラス糸の織密度から計算される実際のガラス糸幅の比率であり、例えば、図1中、経糸の開繊度(%)は、LA/LVA×100によって計算され、緯糸の開繊度(%)は、LB/LVB×100によって計算される。すなわち、例えば、開繊度が100%を超えるものであれば、仮想的にガラス糸中においてフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置されたガラス糸よりも、実際のガラス糸の方が開繊していることを示し(例えば、図1(d)参照。)、開繊度が100%未満のものであれば、仮想的にガラス糸中においてフィラメントが幅方向に隙間なく一列に配置されたガラス糸よりも、実際のガラス糸が開繊していない(集束する方向、例えば図1(b)参照。)ことを示す。
経糸と緯糸の開繊度を上記のようにすることにより、厚さが14μmとしつつも、経糸及び緯糸の目曲がりが生じにくくなり、結果、ピンホールの発生を抑制できる。上記開繊度は、ガラスクロスの厚さをより薄くしやすくなるという観点から、経糸が75〜85%、緯糸が100〜110%が好ましい。
経糸の開繊度を70〜90%、及び緯糸の開繊度を95〜120%とする方法としては、例えば、平均フィラメント本数が20〜55本のガラス糸を経糸とし、平均フィラメント本数が35〜70本のガラス糸を緯糸として、水流加工による開繊処理をおこなうことが挙げられる。このとき、水流加工による開繊処理条件としては、ガラスクロスの張力を経方向が50〜100N/m、より好ましくは80〜100N/mとしながら開繊処理をおこなうことが好ましく挙げられる。開繊処理時にガラスクロスにかかる張力の測定には、フィルム分野で一般的に使用される張力検出器を用いた張力検出方法によることが好ましい。該張力検出方法においては、ガイドロール2つ(以下、ガイドロールX、ガイドロールYという。)と張力検出用ロール1つを左右対称になるように二等辺三角形の頂点に配置し、ガラスクロスがガイドロールX、張力検出用ロール、ガイドロールYの順に通るようにセットする。張力検出用ロールにおいては、ガイドロールX側に働く張力、ガイドロールY側に働く張力、及び該張力検出用ロールに働く重力の合力が荷重として該張力検出用ロールに作用するので、該張力検出用ロールにセットした荷重センサーの測定値から計算によってガラスクロスにかかる張力を求めることができる。そして、水流加工における水流圧力としては、例えば、1〜3MPaが挙げられる。また、開繊度を経糸が75〜85%、緯糸が100〜110%とする方法としては、上記ガラスクロスの張力を経方向が50〜100N/m、より好ましくは80〜100N/mとし、上記水流圧力として開繊処理をおこなうことに加え、経糸の織密度を90〜110本/25mmとすることが挙げられる。
経糸の開繊度と緯糸の開繊度との比率(経糸の開繊度/緯糸の開繊度)としては、例えば、0.6〜0.9、ガラスクロスの厚さをより薄くしやすくなるという観点から、0.7〜0.8とすることが挙げられる。
本発明のガラスクロスは、隣接する経糸間の隙間間隔、または隣接する緯糸間の隙間間隔のいずれかが100μm以下である。これにより、ピンホールの発生を抑制することができる。厚さを薄くすることと、とりわけ低RCとして後述する合成樹脂、より好ましくは硬化性樹脂を含浸させた際にもピンホールの発生をより一層抑制することに加え、コストパフォーマンスをより一層優れたものとするという観点からは、上記隙間間隔は、50〜100μmがより好ましく、60〜100μmがより一層好ましい。中でも、より一層目曲がりを低減させつつ、より一層RCを高いものとしやすくして、ピンホールの発生をより一層抑制するという観点からは、隣接する緯糸間の隙間間隔が60〜100μmとし、隣接する経糸間の隙間間隔を100〜150μmとしつつ、緯糸間の隙間間隔に対する経糸間の隙間間隔の比率(経糸間の隙間間隔/緯糸間の隙間間隔)を1.5〜1.8とすることがより一層好ましい。
本発明において、経糸は、毛羽の発生を抑制しつつ、ガラスクロスの厚さをより薄くするという観点からは、平均フィラメント直径が3.0〜4.3μmが好ましく、3.4〜4.3μmがより好ましく、3.4〜3.8μmがさらに好ましく、3.4〜3.6μmが特に好ましい。
経糸は、ガラスクロスの厚さを14μm以下とすることと、樹脂を含浸して基板としたときにピンホールの発生をより一層抑制することとをより一層両立させやすくするという観点から、平均フィラメント本数が20〜55本であることが好ましく、37本〜53本が好ましい。
経糸の番手は、1.5tex以下であることが好ましい。経糸の番手が1.5texを超える場合、得られるガラスクロスは厚さが14μm以下となりにくくなる場合がある。ガラスクロスの厚さを14μm以下とすることと、樹脂を含浸して基板としたときにピンホールの発生をより一層抑制することとをより一層両立させやすくするという観点から、0.5〜1.5texが好ましく、1.0〜1.5texがより好ましく、1.1〜1.4texが特に好ましい。
経糸の撚り数は、経糸をより開繊しやすくし、ガラスクロスの厚さをより薄くしやすくするという観点から、0(無撚り)〜1.0回/25mmが好ましく、0〜0.7回/25mmがより好ましく、0〜0.5回/25mmが特に好ましい。本発明において、撚り数は、JIS R 3420 2013 7.5に従い、測定、算出される値である。撚りの方向としては、S、Zのいずれでもよい。
本発明において、緯糸は、毛羽の発生を抑制しつつ、ガラスクロスの厚さをより薄くするという観点からは、平均フィラメント径が3.0〜4.3μmが好ましく、3.4〜4.3μmがより好ましく、3.4〜3.8μmがさらに好ましく、3.4〜3.6μmが特に好ましい。
本発明において、緯糸は、ガラスクロスの厚さを14μm以下とすることと、樹脂を含浸して基板としたときにピンホールの発生をより一層抑制することとをより一層両立させやすくするという観点から、平均フィラメント本数が35〜70本が好ましく、35〜60本がより好ましく、35〜55本がさらに好ましく、37〜53本が特に好ましい。
緯糸の番手は、1.5tex以下であることが好ましい。緯糸の番手が1.5texを超える場合、得られるガラスクロスは厚さが14μm以下となりにくくなる場合がある。ガラスクロスの厚さを14μm以下とすることと、樹脂を含浸して基板としたときにピンホールの発生をより一層抑制することとをより一層両立させやすくするという観点から、0.5〜1.5texが好ましく、1.0〜1.5texがより好ましく、1.1〜1.4texが特に好ましい。
本発明において、緯糸の撚り数は、緯糸をより開繊しやすくし、ガラスクロスの厚さをより薄くしやすくするという観点から、0(無撚り)〜1.0回/25mmが好ましく、0〜0.7回/25mmがより好ましく、0〜0.5回/25mmが特に好ましい。
本発明において、JIS R 3420:2013 7.10.1に従って測定される前記ガラスクロスの厚さは、14μm以下である必要があり、10〜14μmが好ましく、11〜14μmがより好ましい。これにより、例えば厚さ20μm以下のように薄いプリプレグとすることができる。
本発明において、JIS R 3420:2103 7.2に従って測定されるクロス質量が11g/m以下である必要があり、8〜11g/mが好ましく、9.0〜10.0g/mがより好ましい。これにより、例えば厚さ20μm以下のように薄いプリプレグとする場合に、RCが高いものとしやすくなり、ピンホールの発生を抑制することが可能となる。
本発明において、経糸の平均フィラメント直径と緯糸の平均フィラメント直径との比率(経糸の平均フィラメント直径/緯糸の平均フィラメント直径)は、0.9〜1.1であることが好ましく、0.95〜1.05がより好ましい。これにより、得られるガラスクロスは、縦緯の寸法安定性がより優れたものとなり、目曲がり等がより生じにくくなり、ピンホールの発生がより抑制しやすくなる。
本発明において、経糸及び緯糸を構成するガラス材料については、特に制限されず、公知のガラス材料を用いることができる。ガラス材料としては、具体的には、無アルカリガラス(Eガラス)、耐酸性の含アルカリガラス(Cガラス)、高強度・高弾性率ガラス(Sガラス、Tガラス等)、耐アルカリ性ガラス(ARガラス)等が挙げられる。これらのガラス材料の中でも、好ましくは汎用性の高い無アルカリガラス(Eガラス)が挙げられる。ガラス繊維布帛2を構成するガラス繊維は、1種類のガラス材料からなるものであってもよいし、異なるガラス材料からなるガラス繊維を2種類以上組み合わせたものであってもよい。
本発明のガラスクロスは、経糸の織密度(本/25mm)と前記緯糸の織密度(本/25mm)との比率(経糸の織密度/緯糸の織密度)が0.9〜1.4であることが好ましく、0.9〜1.1がより好ましく、0.95〜1.05が特に好ましい。これにより、経糸と緯糸との拘束力が均一なものとなりやすく、目曲がり等がより生じにくくなり、ピンホールの発生がより抑制しやすくなる。
経糸の織密度(本/25mm)及び緯糸の織密度(本/25mm)は、厚さを薄くすることと、経糸及び緯糸の交絡点を多くし目曲がりを生じにくくさせてピンホールの発生を抑制することと、をより一層両立させるという観点からは、80本〜130本/25mmであることが好ましく、80〜110本がより好ましく、90〜110本が特に好ましい。
ガラス繊維織物の織組織としては、特に制限されないが、例えば、平織、朱子織、綾織、斜子織、畦織などが挙げられる。中でも、平織が好ましい。
本発明のガラスクロスは、薄いプリプレグとする場合にピンホールの発生を抑制することができる。本発明が用いられるプリプレグの厚さとしては、例えば、20μm以下が挙げられ、10〜20μmが好ましく、15〜18μmがより好ましい。
次に、本発明のガラスクロスの製造方法について説明する。
まず、経糸及び緯糸を用いて織成する。織成方法は、従来公知の任意の方法を採用すればよく、例えば、経糸を整経工程及び糊付工程を施した後、ジェット織機(例えば、エアージェット織機、ウォータージェット織機等)、スルザー織機、レピヤー織機等を用いて緯糸を緯糸として打ち込むことが挙げられる。
ガラスクロスの厚さをより薄くしながら、隣接する緯糸間の隙間間隔をより効率的に小さくするという観点から、開繊処理を施すのが好ましい。開繊処理する方法としては、例えば、得られたガラスクロスに水流の圧力による開繊処理、水(例えば脱気水、イオン交換水、脱イオン水、電解陽イオン水又は電解陰イオン水等)等を媒体とした高周波振動による開繊処理、ロールによる加圧での加工処理等が挙げられる。かかる開繊処理は織成と同時に行ってもよいし、織成後に行ってもよい。後述するヒートクリーニング前或いは後若しくはヒートクリーニングと同時に行ってもよいし、後述する表面処理と同時に若しくは後に行ってもよい。
中でも、経糸の開繊度を70〜90%、及び緯糸の開繊度を95〜120%とするには、開繊処理として、前述したガラスクロスの張力を経方向が50〜100N/mとしながら水流加工による開繊処理をおこなうことが好ましく挙げられる。
織成したガラスクロスに、集束剤等、基板とする際のマトリックス樹脂の密着性、含浸性を阻害する物質が付着している場合は、例えば、ヒートクリーニング処理等により該物質を除去するのが好ましい。更に、ヒートクリーニング処理されたガラスクロスは従来公知のシランカップリング剤で表面処理が施されるのが好ましい。かかる表面処理手段は、従来公知の手段でよく、例えば、シランカップリング剤をガラスクロスに含浸する方法、塗布する方法、スプレーする方法等が挙げられる。
本発明のプリプレグは、本発明のガラスクロスを含む。これにより、得られるプリプレグは、薄型化しつつ、ピンホールの発生が抑制することができる。
本発明のプリプレグの厚さは、例えば、20μm以下が挙げられ、10〜20μmが好ましく、15〜18μmがより好ましい。
本発明の基板は、本発明のガラスクロスを含む。これにより、得られる基板は、薄型化しつつ、ピンホールの発生が抑制することができる。
本発明の集積回路は、上記本発明の基板を含む。上記したように、本発明の基板は、本発明のガラスクロスを含むことから薄型化しつつ、ピンホールの発生が抑制することができる。従って、該基板を含む集積回路及び電子機器は、薄型化しつつ、ピンホール発生に起因する絶縁不良等の欠点を抑制することが可能となる。
本発明のプリプレグ及び基板において、本発明のガラスクロスに含浸される樹脂としては、本発明のガラスクロスと複合し得る合成樹脂であれば得に限定されず、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、これらの複合樹脂等が挙げられる。
上記熱硬化性樹脂は、熱硬化性を有する樹脂であれば特に限定されず、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステル樹脂(例えば不飽和ポリエステル樹脂等)、ビニルエステル樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、BT(ポリビスマレイミドトリアジン)樹脂、シアネート樹脂(例えばシアネートエステル樹脂等)、シリコーン樹脂、PPE(ポリフェニレンエーテル)樹脂、PES(ポリエーテルサルフォン)樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、CPレジン、これらの共重合体樹脂、これら樹脂を変性させた変性樹脂、又はこれら混合物などが挙げられる。
上記熱可塑性樹脂は、熱可塑性を有する樹脂であれば特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂、液晶ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリブチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、スチレン系樹脂、ポリオキシメチレン(POM)樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリメチレンメタクリレート(PMMA)樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂、ポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂、ポリイミド(PI)樹脂、ポリアミドイミド(PAI)樹脂、ポリエーテルイミド(PEI)樹脂、ポリスルホン(PSU)樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリケトン(PK)樹脂、ポリエーテルケトン(PEK)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリアリレート(PAR)樹脂、ポリエーテルニトリル(PEN)樹脂、フェノール(ノボラック型など)樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、ポリイソプレン系又はフッ素系等の熱可塑性エラストマー、又はこれらの共重合体樹脂又は変性体樹脂等が挙げられる。
上記複合樹脂は、例えば、上記熱硬化性樹脂に熱可塑性樹脂を混合したもの(例えばエポキシ樹脂−PES、エポキシ樹脂−PSU又はエポキシ樹脂−PPS等)などが挙げられる。
上記合成樹脂の中では、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BT樹脂、シアネートエステル樹脂、PPE樹脂等の硬化性樹脂が好ましく、エポキシ樹脂がより好ましい。この場合、本発明の基板は、本発明のガラスクロス1枚にエポキシ樹脂が含浸された層を含むことが好ましい。
本発明の基板において、RC(ガラスクロスを含む基板の質量(g/m)に対する硬化性樹脂の質量(g/m)の質量割合)としては、例えば、70〜80質量%が挙げられる。
本発明のプリプレグ及び基板の製造方法は、特に限定されず、従来公知の任意の製造方法が採用されればよい。
本発明の基板の製造方法としては、ガラスクロスに含浸されたエポキシ樹脂を硬化する工程を含むことが好ましい。硬化の方法は特に限定されず、例えば、ガラスクロスに含浸されたエポキシ樹脂を含むプリプレグを製造したあとに硬化する方法等が挙げられる。
本発明の集積回路は、上記本発明の基板を含む。本発明の基板は、薄型化しつつ、ピンホールの発生が抑制することができることから、集積回路とするのに好適である。特に、LSIに用いるのに好適であり、LSIの中でも、携帯電話やスマートフォンに用いられるアプリケーションプロセッサやモバイルDRAM、NANDメモリなどのサブストレートに用いることが好適である。
本発明の電子機器は、上記本発明の基板を含む。本発明の基板は、薄型化しつつ、ピンホールの発生が抑制することができるので、電子機器を小型化することが可能となる。電子機器としては、例えば、映像機器(例えばテレビ、VTR、DVD−ビデオ、ビデオカメラ、デジタルカメラ又はカーナビゲーションシステム等)、音声機器(例えばラジカセ、ヘッドホンステレオ若しくはテープデッキ等のテープレコーダー、セット若しくはコンポーネント等のステレオ、カーステレオ、カー用スピーカ、ラジオ、拡声装置、又は補聴器等)、電気計測器(例えば電気計器又は環境計測器等)、事務用機械(例えば謄写機、事務用印刷機、複写機、マイクロ写真機械又はタイプライタ等)、通信機器(例えば有線通信機器又は無線通信機器等)、コンピューター、又はコンピューター関連機器(例えばプリンタ等)等が挙げられ、特に、小型の通信機器、例えば、携帯電話やスマートフォン等が好ましく挙げられる。
以下、実施例によって本発明を詳しく説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
以下の実施例、比較例における測定及び評価は下記の方法でおこなった。
1.ガラス糸の平均フィラメント直径D(μm)、平均フィラメント本数(本)
得られたガラスクロスを30cm角にカットしたものを2枚用意し、一方を経糸観察用、他方を緯糸観察用として、それぞれをエポキシ樹脂(丸本ストルアス株式会社製商品名3091)に包埋して硬化させ、経糸、緯糸が観察可能な程度に研磨し、SEM(日本電子株式会社製商品名JSM−6390A)を用い、倍率500倍で観察、測定をおこなった。
(1)ガラス糸の平均フィラメント直径D(μm)
経糸、緯糸それぞれについて無作為に20本選び、該20本のガラス糸の全フィラメントの直径(最も大きい部分)を測定して平均値を算出し、ガラス糸の平均フィラメント直径とした。
(2)平均フィラメント本数N(本)
経糸、緯糸それぞれについて無作為に20本選び、20本のガラス糸の全フィラメント数を測定して平均値を算出し、ガラス糸の平均フィラメント直径とした。
2.ガラスヤーンの番手(tex)
JIS R 3420 2013 7.1に従い、測定、算出した。
3.ガラスクロスの織密度W(本/25mm)
JIS R 3420 2013 7.9に従い、経、緯糸の織密度を測定、算出した。
4.ガラスクロスの厚さ(μm)
JIS R 3420 2013 7.10.1A法に従い、測定、算出した。14μm以下のものを合格とした。
5.ガラスクロスの質量(g/m
JIS R 3420 2013 7.2に従い、測定、算出した。11.4g/m以下のものを合格とした。
6.隣接する経糸間及び緯糸間の隙間間隔I(μm)
まず、得られたガラスクロスにおいて、任意に選ばれた3箇所から、経糸、緯糸ともに隙間が連続して100箇所ずつ観察できる大きさにカットし、サンプルとした。次いで、該サンプルについて、マイクロスコープを用い、倍率150倍で隙間間隔の観察、測定をおこなった。具体的に、ガラスクロス平面の法線方向から、クロス経方向、緯方向それぞれ同一直線上に連続する隙間間隔100箇所ずつについて観察した。それを上記任意に選ばれた3箇所についておこない、経糸、緯糸ともに合計300箇所ずつ測定し、当該300箇所の平均値を隙間間隔I(μm)とした。
7.経糸及び緯糸の開繊度(%)
前記した方法により測定、算出した。
8.ピンホール発生の評価
得られたガラスクロスを下記処方のエポキシ樹脂ワニスに充分に浸漬することにより、ガラスクロスに該ワニスを塗布した。ガラスクロスに塗布した該ワニスの付着量を、ギャップロールを用いて、得られるプリプレグの厚さが18μmになるように調整し、乾燥機を用いて加熱硬化させることにより、プリプレグを得た。得られたプリプレグを無作為に30cm角にカットしたものを3枚用意し、目視でピンホールの数を観察した。このとき、プリプレグにおけるRCについて、プリプレグの質量(g/m)からガラスクロスの質量(g/m)を減じることにより硬化性樹脂の質量(g/m)を求め、該硬化性樹脂の質量とプリプレグの質量からRCを求めた。
<処方>
エポキシ樹脂(三菱化学株式会社製 jER5045B80) 100質量部
硬化剤(三菱化学株式会社製 jERキュアDICY7) 2.7質量部
(ジシアンジアミド)
硬化促進剤(三菱化学株式会社製2−エチル−4−メチルイミダゾール) 0.2質量部
希釈溶剤(キシダ化学株式会社製ジメチルホルムアミド) 20質量部
実施例1
経糸及び緯糸として平均フィラメント径3.7μm、平均フィラメント本数47本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が95本/25mm、緯糸密度が95本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力1.5MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が100N/mとしながら開繊処理を施し、実施例1のガラスクロスを得た。
実施例2
経糸密度を90本/25mm、緯糸密度を90本/25mmとして製織した以外は、実施例1と同様におこない、実施例2のガラスクロスを得た。
実施例3
経糸及び緯糸として平均フィラメント径3.7μm、平均フィラメント本数40本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が110本/25mm、緯糸密度が110本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力1.5MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が100N/mとしながら開繊処理を施し、実施例3のガラスクロスを得た。
実施例4
経糸及び緯糸として平均フィラメント径4.1μm、平均フィラメント本数40本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が95本/25mm、緯糸密度が95本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力1.5MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が100N/mとしながら開繊処理を施し、実施例4のガラスクロスを得た。
実施例5
経糸及び緯糸として平均フィラメント径3.5μm、平均フィラメント本数51本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が95本/25mm、緯糸密度が95本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力1.5MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が100N/mとしながら開繊処理を施し、実施例5のガラスクロスを得た。
実施例6
経糸密度を90本/25mm、緯糸密度を90本/25mmとして製織した以外は、実施例5と同様におこない、実施例6のガラスクロスを得た。
比較例1
経糸密度を85本/25mm、緯糸密度を85本/25mmとして製織した以外は、実施例1と同様におこない、比較例1のガラスクロスを得た。
比較例2
経糸密度を115本/25mm、緯糸密度を115本/25mmとして製織した以外は、実施例1と同様におこない、比較例2のガラスクロスを得た。
比較例3
経糸及び緯糸として平均フィラメント径3.7μm、平均フィラメント本数61本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が95本/25mm、緯糸密度が95本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力1.5MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が100N/mとしながら開繊処理を施し、比較例3のガラスクロスを得た。
比較例4
経糸及び緯糸として平均フィラメント径4.1μm、平均フィラメント本数40本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が95本/25mm、緯糸密度が95本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力2.0MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が200N/mとしながら開繊処理を施し、比較例4のガラスクロスを得た。
比較例5
経糸及び緯糸として平均フィラメント径4.1μm、平均フィラメント本数51本、撚り数0.5Zのガラス糸を用い、エアージェット織機で製織し、経糸密度が95本/25mm、緯糸密度が95本/25mmの平織のガラスクロスを得た。ついで、得られたガラスクロスに付着している紡糸集束剤と製織集束剤を400℃で30時間加熱して除去した。その後、表面処理剤のシランカップリング剤(S−350:N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)チッソ株式会社)を15g/Lの濃度に調整しパダーロールで絞った後、120℃で1分乾燥・キュアリングした。そして、圧力1.5MPaの水流加工でガラスクロスの張力を経方向が100N/mとしながら開繊処理を施し、比較例5のガラスクロスを得た。
得られた結果を表1に示す。
実施例1〜6は、前述した(i)〜(iv)を全て満足することから、例えば厚さ20μm以下のように薄いプリプレグとする場合にピンホールの発生を抑制することができるものであった。特に、実施例1〜3、5、及び6は、平均フィラメント径が3.4〜3.8μmの範囲内であったことから、ガラスクロスの厚さがより一層薄いものであった。
一方、比較例1は、隣接する経糸間の隙間間隔及び隣接する緯糸間の隙間間隔が100μmを越えるものであったことから、ピンホールの発生が多くなった。また、経糸及び緯糸の織密度が90(本/25mm)未満であったことから、やや目曲がりが生じやすいものであった。
比較例2は、隣接する経糸間の隙間間隔及び隣接する緯糸間の隙間間隔が100μm以下であったものの、ガラスクロスの質量が11g/mを超えるものであったことから、RCが低くなり、ピンホールの発生が多くなった。
比較例3は、実施例1に比して、フィラメント本数が多かった結果、ガラスクロスの質量が11g/mを超えるものであったことから、RCが低くなり、ピンホールの発生が多くなった。また、経糸の開繊度が70%未満及び緯糸の開繊度が95%未満であったことから、ガラスクロスの厚さも14μmを超えるものとなった。
比較例4は、緯糸の開繊度が120%を超えるものであったことから、緯糸に目曲がりが生じ、結果ピンホールの発生が多くなった。
比較例5は、隣接する緯糸間の隙間間隔が100μm以下であったものの、ガラスクロスの質量が11g/mを超えるものであったことから、RCが低くなり、ピンホールの発生が多くなった。また、ガラスクロスの厚さも14μmを超えるものとなった。
1 ガラス糸
2 フィラメント
即ち、本発明は、以下のとおりである。
項1.下記(i)〜(iv)を満足する、ガラスクロス。
(i)前記ガラスクロスの下記式(i)に示す開繊度が、経糸が70〜90%であり、緯糸が95〜120%。
開繊度(%)={(25×1000)/W−I}/(D×N)×100
前記ガラスクロスの経糸または緯糸の織密度(本/25mm)
I:前記ガラスクロスの隣接する経糸間または緯糸間の隙間間隔(μm)
D:前記ガラスクロスの経糸または緯糸の平均フィラメント直径(μm)
N:前記ガラスクロスの経糸または緯糸の平均フィラメント本数(本)
(ii)前記経糸間の隙間間隔、または前記緯糸間の隙間間隔のいずれかが100μm以下。
(iii)前記ガラスクロスのJIS R 3420:2013 7.10.1に従って測定される厚さが14μm以下。
(iv)前記ガラスクロスのJIS R 3420:2103 7.2に従って測定されるクロス質量が11g/m以下。
項2.前記経糸の平均フィラメント直径が3.0〜4.3μm、平均フィラメント本数が35〜55本であり、前記緯糸の平均フィラメント径が3.0〜4.3μm、平均フィラメント本数が35〜70本である、項1に記載のガラスクロス。
項3.前記経糸の織密度(本/25mm)と前記緯糸の織密度(本/25mm)との比率(経糸の織密度/緯糸の織密度)が0.9〜1.1である、項1または2に記載のガラスクロス。
項4.前記経糸の織密度(本/25mm)及び前記緯糸の織密度(本/25mm)が80本〜130本/25mmである、項1〜3のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項5.前記経糸の平均フィラメント直径と前記緯糸の平均フィラメント直径との比率(経糸の平均フィラメント直径/緯糸の平均フィラメント直径)が0.9〜1.1である、項1〜4のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項6. 前記緯糸間の隙間間隔に対する前記経糸間の隙間間隔の比率(経糸間の隙間間隔/緯糸間の隙間間隔)が1.5〜3.0である、項1〜5のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項7.厚さ20μm以下のプリプレグに用いられる、項1〜6のいずれか1項に記載のガラスクロス。
項8.項1〜7のいずれか1項に記載のガラスクロスを含む、プリプレグ。
項9.項1〜7のいずれか1項に記載のガラスクロスを含む、基板。
項10.項9に記載の基板を含む、集積回路。
項11.項9に記載の基板を含む、電子機器。

Claims (11)

  1. 下記(i)〜(iv)を満足する、ガラスクロス。
    (i)下記式(1)に示す開繊度が、経糸が70〜90%であり、緯糸が95〜120%。
    開繊度(%)={(25×1000)/W−I}/(D×N)×100 (1)
    :経糸または緯糸の織密度(本/25mm)
    I:隣接する経糸間または緯糸間の隙間間隔(μm)
    D:経糸または緯糸の平均フィラメント直径(μm)
    N:経糸または緯糸の平均フィラメント本数(本)
    (ii)隣接する前記経糸間の隙間間隔、または隣接する前記緯糸間の隙間間隔のいずれかが100μm以下。
    (iii)JIS R 3420:2013 7.10.1に従って測定される厚さが14μm以下。
    (iv)JIS R 3420:2103 7.2に従って測定されるクロス質量が11g/m以下。
  2. 前記経糸の平均フィラメント直径が3.0〜4.3μm、平均フィラメント本数が35〜55本であり、
    前記緯糸の平均フィラメント径が3.0〜4.3μm、平均フィラメント本数が35〜70本である、請求項1に記載のガラスクロス。
  3. 前記経糸の織密度(本/25mm)と前記緯糸の織密度(本/25mm)との比率(経糸の織密度/緯糸の織密度)が0.9〜1.1である、請求項1または2に記載のガラスクロス。
  4. 前記経糸の織密度(本/25mm)及び前記緯糸の織密度(本/25mm)が80本〜130本/25mmである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラスクロス。
  5. 前記経糸の平均フィラメント直径と前記緯糸の平均フィラメント直径との比率(経糸の平均フィラメント直径/緯糸の平均フィラメント直径)が0.9〜1.1である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラスクロス。
  6. 前記緯糸間の隙間間隔に対する前記経糸間の隙間間隔の比率(経糸間の隙間間隔/緯糸間の隙間間隔)が1.5〜3.0である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラスクロス。
  7. 厚さ20μm以下のプリプレグに用いられる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラスクロス。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラスクロスを含む、プリプレグ。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラスクロスを含む、基板。
  10. 請求項9に記載の基板を含む、集積回路。
  11. 請求項9に記載の基板を含む、電子機器。
JP2015169660A 2015-08-28 2015-08-28 ガラスクロス Active JP5905150B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169660A JP5905150B1 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガラスクロス
CN201680038121.2A CN107709642B (zh) 2015-08-28 2016-07-05 玻璃布
PCT/JP2016/069882 WO2017038240A1 (ja) 2015-08-28 2016-07-05 ガラスクロス
KR1020177018245A KR101814971B1 (ko) 2015-08-28 2016-07-05 유리 클로스
TW105122214A TWI720996B (zh) 2015-08-28 2016-07-14 玻璃布、預浸材、基板、積體電路、及電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169660A JP5905150B1 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガラスクロス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5905150B1 JP5905150B1 (ja) 2016-04-20
JP2017043873A true JP2017043873A (ja) 2017-03-02

Family

ID=55755939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015169660A Active JP5905150B1 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガラスクロス

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5905150B1 (ja)
KR (1) KR101814971B1 (ja)
CN (1) CN107709642B (ja)
TW (1) TWI720996B (ja)
WO (1) WO2017038240A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019019431A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2019104996A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
WO2021090756A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14 ユニチカ株式会社 ガラスクロス

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6020764B1 (ja) 2016-08-03 2016-11-02 日東紡績株式会社 ガラスクロス
TWI654091B (zh) 2017-09-08 2019-03-21 厚生股份有限公司 矽橡膠棚布及其製造方法
US10934640B2 (en) * 2018-02-22 2021-03-02 Nitto Boseki Co., Ltd. Glass cloth, prepreg, and glass fiber reinforced resin molded product
JP6536764B1 (ja) * 2018-02-22 2019-07-03 日東紡績株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及び、ガラス繊維強化樹脂成形品
CN113874567B (zh) * 2019-08-27 2022-08-16 日东纺绩株式会社 玻璃布、预浸料以及玻璃纤维强化树脂成型品
JP7448329B2 (ja) * 2019-10-07 2024-03-12 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
CN115667604B (zh) * 2020-05-22 2023-05-02 日东纺绩株式会社 表面着色玻璃布及纤维强化树脂成形品
JP7014346B1 (ja) * 2020-06-10 2022-02-01 日東紡績株式会社 ガラス繊維強化樹脂成形品、電子機器筐体、モビリティ製品用内装部品、及び、モビリティ製品用外装部品
JP2022183025A (ja) * 2021-05-27 2022-12-08 旭化成株式会社 ガラス糸、ガラスクロスの製造方法及びガラスクロス
JP7425393B1 (ja) 2022-06-08 2024-01-31 日東紡績株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及び、プリント配線板

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063489A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Unitika Glass Fiber Co Ltd 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP2009263824A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 石英ガラスクロス

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4192054B2 (ja) 2003-07-31 2008-12-03 ユニチカ株式会社 超軽量ガラスクロス
JP4446754B2 (ja) * 2004-01-27 2010-04-07 旭化成イーマテリアルズ株式会社 ガラスクロス
US8533942B2 (en) * 2007-11-22 2013-09-17 Ajinomoto Co., Inc. Production method of multilayer printed wiring board and multilayer printed wiring board
KR101251141B1 (ko) * 2009-08-26 2013-04-05 아사히 가세이 이-매터리얼즈 가부시키가이샤 인쇄 배선판용 유리 클로스
JP4804595B1 (ja) * 2010-03-16 2011-11-02 積水化学工業株式会社 透明複合シートの製造方法
JP5488112B2 (ja) * 2010-03-29 2014-05-14 富士通株式会社 プリント基板製造方法およびプリント基板
JP5516117B2 (ja) * 2010-06-18 2014-06-11 日東紡績株式会社 ガラス繊維織物の製造方法、ガラス繊維織物及びプリプレグ
JP5936726B2 (ja) * 2015-02-04 2016-06-22 ユニチカ株式会社 ガラスクロス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063489A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Unitika Glass Fiber Co Ltd 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP2009263824A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 石英ガラスクロス

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019019431A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2022001690A (ja) * 2017-07-19 2022-01-06 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP7169053B2 (ja) 2017-07-19 2022-11-10 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP7321222B2 (ja) 2017-07-19 2023-08-04 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2019104996A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2022003692A (ja) * 2017-12-11 2022-01-11 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP7010684B2 (ja) 2017-12-11 2022-02-10 旭化成株式会社 ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
WO2021090756A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14 ユニチカ株式会社 ガラスクロス
KR20210057051A (ko) 2019-11-06 2021-05-20 유니티카 가부시끼가이샤 유리 클로스
JP2021075805A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 ユニチカ株式会社 ガラスクロス

Also Published As

Publication number Publication date
KR101814971B1 (ko) 2018-01-04
TW201708642A (zh) 2017-03-01
TWI720996B (zh) 2021-03-11
CN107709642A (zh) 2018-02-16
CN107709642B (zh) 2018-10-23
JP5905150B1 (ja) 2016-04-20
WO2017038240A1 (ja) 2017-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905150B1 (ja) ガラスクロス
JP5936726B2 (ja) ガラスクロス
CN108411446B (zh) 玻璃布、预浸料、及印刷电路板
US11149363B2 (en) Glass cloth
JP5027335B2 (ja) プリント配線板用ガラスクロス
JP7010684B2 (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP7321222B2 (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2018127750A (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
KR102209096B1 (ko) 석영 유리 섬유용 집속제, 석영 유리 섬유, 석영 유리 실 및 석영 유리 클로스
JP4446754B2 (ja) ガラスクロス
JP2011021304A (ja) パッケージ基板用超極薄高充填ガラスクロス
JP7054359B2 (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
CN112626670B (zh) 玻璃布、预浸料及印刷布线板
JP7305467B2 (ja) ロール状長尺ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP7335991B2 (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2020066827A (ja) ロール状長尺ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP7320388B2 (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
WO2021124913A1 (ja) ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
JP2001348757A (ja) ガラスクロス及びプリント配線板
JP2000234239A (ja) ガラスクロス及びプリント配線板
CN105635927A (zh) 小型喇叭振动片及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5905150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250