JP2017041703A - 測定システム、測定システム構築方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

測定システム、測定システム構築方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】測定装置を複数備える測定システムにおいて、測定装置が望ましい分布で設置されることを容易にする、測定システムを提供する。【解決手段】測定装置5を複数備える測定システム1であって、複数の測定装置の分布情報を管理するサーバ3は、測定装置が設置された位置の情報を含む位置情報を受信する位置情報受信部17と、位置情報を評価する評価部19と、測定装置を設置する位置ごとの評価をリアルタイムに表示する評価表示部21と、価値情報を保持する価値情報保持部27と、価値情報保持部が保持する価値情報を譲渡する価値情報譲渡部(価値情報送信部23)とを備える。評価部19は、測定装置5の位置情報送信部41から送られた位置情報を評価し、価値情報譲渡部は、評価部の評価結果に基づいて、価値情報を測定装置5の価値情報受信部43に譲渡する。【選択図】図1

Description

本発明は、測定システム、測定システム構築方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、測定装置を複数備える測定システム等に関する。
近年、複数の測定装置を用いる測定システムとして、分散型クラウド地震計のようなネットワーク型測定システムが提案されている。分散型クラウド地震計は、測定装置が地震動の詳細データを取得し、サーバに測定データが送信され、複数の測定装置から集約された測定データをサーバが解析する測定システムである。このようなシステムが普及することにより、これまで以上に地震の性質が詳細に解析され、今後の防災計画策定等がさらに的確なものになることが期待されている。
これまでに、クラウドサーバを利用して、位置情報を有すると共に地震等を観測する観測点に設置される計測端末が多数にのぼる大規模なコンピュータネットワーク計測システムを構築することが提案されている(例えば、特許文献1)。
また、関連する技術背景として、インターネットに接続される装置の種類及び数が急激に増大している。併せて、インターネット上で価値情報を含む情報を流通させる技術が進歩を遂げている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2)。
特開2014−203184号公報
V. Pureswaran、 P. Brody、"Device democracy"、[online]、平成27年、 IBM corporation、[平成27年8月17日検索]、インターネット<URL:http://www-01.ibm.com/common/ssi/cgi-bin/ssialias?subtype=XB&infotype=PM&appname=GBSE_GB_TI_USEN&htmlfid=GBE03620USEN&attachment=GBE03620USEN.PDF> S. Panikkar、他3名、"IBM ADEPT Practictioner Perspective − Pre Publication Draft − 7 Jan 2015"、[online]、平成27年1月7日、CoinDesk、[平成27年8月17日検索]、インターネット<URL: http://ja.scribd.com/doc/252917347/IBM-ADEPT-Practictioner-Perspective-Pre-Publication-Draft-7-Jan-2015>
しかしながら、例えば地震波測定システムや気象観測システムのように、多数の測定装置を設置することで測定システムとしての有効性が発揮される場合、システム構築に膨大な費用を要する。ところが、事業性が見通せない初期段階で新規の測定装置を多数生産して設置することには、投資が回収できるか否かの点で大きなリスクを伴う。
そのため、多数の測定装置で測定システムを構築する場合、初期段階でいかに多くの測定装置を望ましい分布で設置できるかが有効な規模の測定システムを構築できるか否かの分水嶺となる。
しかし、これまでに多数の測定装置の設置するコストを抑制しながら測定システムを構築するための方法について十分な知見がない。特許文献1にも、一般ユーザが計測端末を購入して自宅等に固定設置可能であることの記載はあるものの、多数の計測端末が設置されるための方策については記載されていない。まして、測定へのニーズに連動させて多数の端末が分布するよう促進させる方策については記載も示唆もない。
ゆえに、本発明は、測定装置を複数備える測定システムにおいて、測定装置が望ましい分布で設置されることを容易にする、測定システム等を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点は、測定装置を複数備える測定システムであって、複数の前記測定装置の分布情報を管理するサーバと、前記測定装置が設置された位置の情報を含む位置情報を前記サーバに送信する位置情報送信部と、前記位置情報を評価する評価部と、前記測定装置を設置する位置ごとの評価をリアルタイムに表示する評価表示部と、価値情報を保持する価値情報保持部と、前記価値情報保持部が保持する前記価値情報を譲渡する価値情報譲渡部とを備え、前記評価部は、前記位置情報送信部から送られた前記位置情報を評価し、前記価値情報譲渡部は、前記評価部の評価結果に基づいて、前記価値情報を譲渡する、測定システムである。
本発明の第2の観点は、第1の観点の測定システムであって、前記測定装置の設置に関する情報とは異なる外部情報を保持する外部情報保持部をさらに備え、前記評価部は、前記外部情報を参照して前記位置情報を評価する。
本発明の第3の観点は、第2の観点の測定システムであって、前記測定装置による測定値に基づく解析結果を表示する解析結果表示部をさらに備え、前記外部情報保持部は、前記解析結果表示部の表示内容に対する閲覧に関する情報である閲覧情報を保持する閲覧情報保持部であり、前記外部情報は、前記閲覧情報保持部が保持する前記閲覧情報であり、前記評価部は、他の条件が同じであれば、閲覧された表示範囲における前記測定装置の分布密度が小さいほど高く評価し、閲覧回数が多い前記位置情報であるほど高く評価し、又は、閲覧時間が長い前記位置情報であるほど高く評価する。
本発明の第4の観点は、第1から第3のいずれかの観点の測定システムであって、前記測定装置が設置された順序の情報を含む順序情報保持部をさらに備え、前記評価部は、他の条件が同じであれば、早い順序に設置された前記測定装置の前記位置情報であるほど高く評価する。
本発明の第5の観点は、第1から第4のいずれかの観点の測定システムであって、前記位置情報送信部は、前記位置情報と共に日時情報を送信する。
本発明の第6の観点は、第1から第5のいずれかの観点の測定システムであって、電子端末をさらに備え、前記電子端末は、当該電子端末の電子端末秘密鍵を保持する電子端末秘密鍵保持部と、前記電子端末秘密鍵に対応する電子端末公開鍵を前記測定装置に送信する電子端末公開鍵送信部とを有し、前記測定装置は、当該測定装置の測定装置秘密鍵を保持する測定装置秘密鍵保持部と、前記電子端末公開鍵を受信する電子端末公開鍵受信部と、前記測定装置秘密鍵を用いて前記電子端末公開鍵に署名を付する署名部と、前記署名を付した前記電子端末公開鍵を前記サーバに送信する署名付公開鍵送信部とを有する。
本発明の第7の観点は、測定装置を複数備える測定システムにおける測定システム構築方法であって、前記測定システムは、複数の前記測定装置の分布情報を管理するサーバと、前記測定装置が設置された位置の情報を含む位置情報を前記サーバに送信する位置情報送信部と、前記位置情報を評価する評価部と、前記評価部の評価結果を表示する評価結果表示部と、価値情報を保持する価値情報保持部と、前記価値情報保持部が保持する前記価値情報を譲渡する価値情報譲渡部とを備え、前記測定装置が設置される設置ステップと、前記位置情報送信部が、前記サーバに前記位置情報を送信する位置情報送信ステップと、前記評価部が、前記位置情報を評価する評価ステップと、前記価値情報譲渡部が、前記価値情報を譲渡する価値情報譲渡ステップとを含む、測定システム構築方法である。
本発明の第8の観点は、コンピュータに第7の観点の測定システム構築方法を実行させるためのプログラムである。
本発明の第9の観点は、第8の観点のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の各観点によれば、仮想通貨や電子マネーといった価値情報をインセンティブとして、自律的にかつリアルタイムに望ましい分布となるように測定装置の設置を促進することが可能となる。
さらに、例えば気象観測システムや地震波測定システムについては、人口密度が高い地域ほど測定装置の密度が高くなることが望ましい分布となる。そのような地域では解像度の高い観測データのニーズが高いと考えられるからである。
そこで、本発明の第2及び第3の観点によれば、例えば測定装置に対するニーズ、測定装置の密度、タイミングといった外部情報を反映した測定装置の分布を自律的に実現可能となる。特に、本発明の第3の観点によれば、測定に対するリアルタイムなニーズに対応する測定装置の設置を促すことが容易となる。
ここで、測定装置の設置は、設置された測定装置が少ない早期の段階ほど、システムが稼働しないリスクが大きい。
そこで、本発明の第4の観点によれば、早い段階で設置された測定装置ほど高く評価することにより、有効に機能する測定システムを構築することがさらに容易となる。
また、多数の測定装置を設置した場合、測定装置の保守・点検を計画的に行うことがシステムの有効性を保つために重要となる。
そこで、本発明の第5の観点によれば、自律分散的に測定装置が設置されるにもかかわらず、設置から一定期間経過後等に点検するなど、計画的に測定装置を保守・点検することが容易となる。
さらに、本発明の第6の観点によれば、測定装置とは異なる携帯電子端末のような電子端末に価値情報を送信する場合であっても、測定装置を設置した者に確実に価値情報を譲渡することが容易となる。
本発明の実施例に係る測定システム1の概要を示すブロック図である。 測定システム1を構築するフローの一例を示す図である。 測定システム1を用いた測定方法の一例を示すフロー図である。 実施例2に係る測定システム101の概要を示すブロック図である。 測定システム101を用いた測定装置設置の評価方法の一例を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について述べる。なお、本発明の実施の形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
また、「価値情報」とは、電子化された通貨、電子マネー、仮想通貨、ポイント、クーポン、広告枠、データ、コンテンツ等の電子化された価値ある情報を指す。ここで、価値情報は、上記のように送信可能な情報であってもよく、ビットコインにおけるブロックチェーンのように複数のP2Pサーバのネットワーク上で保持・更新される情報であってもよい。
図1は、本発明の実施例に係る測定システム1の概要を示すブロック図である。以下、図1の測定システム1の概要を説明する。
測定システム1(本願請求項における「測定システム」の一例)は、サーバ3(本願請求項における「サーバ」の一例)と、複数の測定装置5、・・・、5(nは2以上の自然数)(本願請求項における「測定装置」の一例)とを備える。なお、以下では、まとめて「測定装置5」と表記する場合がある。サーバ3は、複数の測定装置5の分布情報及び測定装置5の測定結果を管理する。測定装置5は、測定を行うとともに測定結果をサーバ3に送信する。
サーバ3は、測定装置設置促進部7と、測定結果受信部9と、解析部11と、解析結果表示部13と、解析結果保持部15とを有する。測定装置設置促進部7は、自律的にかつリアルタイムに測定装置5が設置されることを促進する。測定結果受信部9は、測定装置5から測定結果を受信する。解析部11は、測定結果を解析する。解析結果表示部13は、解析結果をウェブサイトに表示された地図上に表示する。解析結果保持部15は、解析結果を保持する。
測定装置設置促進部7は、位置情報受信部17と、評価部19(本願請求項における「評価部」の一例)と、評価表示部21(本願請求項における「評価表示部」の一例)と、価値情報送信部23(本願請求項における「価値情報譲渡部」の一例)と、分布情報保持部25と、順序情報保持部27と、閲覧情報保持部29と、価値情報保持部31(本願請求項における「価値情報保持部」の一例)とを有する。位置情報受信部17は、測定装置5の位置情報を受信する。評価部19は、位置情報を測定装置5のニーズが高い位置ほど高いポイントを付与するポイント制を用いて評価する。評価表示部21は、測定装置5の設置位置の評価をウェブサイトに表示された地図上にリアルタイムに表示する。価値情報送信部23は、評価部19の評価に基づいて価値情報を送信する。分布情報保持部25は、測定装置5の分布に関するデータを保持する。順序情報保持部27(本願請求項における「順序情報保持部」の一例)は、測定装置5の順序に関するデータを保持する。閲覧情報保持部29(本願請求項における「外部情報保持部」及び「閲覧情報保持部」の一例)は、解析結果表示部13の表示内容に対する閲覧に関する情報である閲覧情報を保持する。価値情報保持部31は、価値情報送信部23が送信する価値情報を保持する。
測定装置5は、測定装置設置部33と、測定部35と、測定結果送信部37と、測定結果保持部39とを有する。測定装置設置部33は、測定装置の設置に関する情報処理を行う。測定部35は、測定を行う。測定結果送信部37は、測定部35による測定結果をサーバ3に送信する。測定結果保持部39は、測定部35による測定結果を保持する。なお、測定装置5においても同様である。
測定装置設置部33は、位置情報送信部41(本願請求項における「位置情報送信部」の一例)と、価値情報受信部43と、位置情報保持部45と、日時情報保持部47と、価値情報保持部31とを有する。位置情報送信部41は、サーバ3に測定装置5の位置情報を送信する。価値情報受信部43は、サーバ3の価値情報送信部23が送信した価値情報を受信する。位置情報保持部45は、測定装置5の位置に関するデータを保持する。日時情報保持部は、測定装置5が設置された日時に関するデータを保持する。価値情報保持部31は、価値情報受信部43が受信した価値情報を保持する。
ここで、図2を参照して、測定システム1が有効に機能するために、測定装置5が適切な分布となるように測定装置5の設置を促進する評価方法について述べる。図2は、測定システム1を構築するフローの一例(本願請求項における「測定システム構築方法」の一例)を示す図である。
まず、ステップST001において、測定装置5が設置される(本願請求項における「設置ステップ」の一例)。ステップST002において、位置情報送信部41が、サーバ3の位置情報受信部17に測定装置5の位置情報を送信する(本願請求項における「位置情報送信ステップ」の一例)。このとき、測定装置5が設置された日時情報も併せて位置情報受信部17に送信される。測定装置設置促進部7は、受信した位置情報を新たに測定装置の分布に関するデータと関連付けて分布情報保持部25に保持する。また、測定装置設置促進部7は、受信した日時情報を参照して、受信した位置情報と測定装置が設置された順序に関するデータである順序情報とを関連付けて順序情報保持部27に保持する。
続いて、ステップST003において、評価部19は、順序情報保持部27が保持する順序情報及び閲覧情報保持部29が保持する閲覧情報を参照して、位置情報受信部が受信した位置情報を評価する(本願請求項における「評価ステップ」の一例)。ここで、評価部19は、他の条件が同じであれば、早い順序に設置された測定装置5の位置情報であるほど高く評価する。また、評価部19は、他の条件が同じであれば、測定装置5の設置が少ない地域であるほど位置情報を高く評価する。
また、解析結果表示部13がWeb上に表示する測定解析結果の表示に対して、拡大して表示される地域ほど測定のニーズが高いと判断される。そのため、閲覧される表示範囲に対して十分な分布密度で測定装置が分布していることが望ましい。また、頻繁に閲覧されたり、長く閲覧されたりする地域も測定のニーズが高いと判断される。
そこで、閲覧情報保持部29は、閲覧情報として、表示範囲が拡大された回数、閲覧された回数、及び、閲覧された時間の長さを位置ごとに保持する。評価部19は、他の条件が同じであれば、閲覧された表示範囲における測定装置の分布密度が小さいほど、閲覧回数が多いほど、閲覧時間が長いほど、位置情報を高く評価する。評価部19は、以上の評価に基づいて設置位置にポイントを算出して付与する。これにより、測定装置に対する位置ごとのニーズと設置への評価を連動させることが可能となる。
ステップST004において、価値情報送信部23は、評価部19の評価結果に基づいて、価値情報保持部31が保持する価値情報を評価対象となった測定装置5の価値情報受信部43に報酬として送信する(本願請求項における「価値情報譲渡ステップ」の一例)。また、評価表示部21は、新たに設置された測定装置の設置をも前提として、設置位置の評価を更新して表示する。価値情報受信部43が受信した価値情報は、価値情報保持部31に保持される。
評価表示部21は、新たに設置された測定装置5の追加をふまえて新たな評価を表示する。これにより、さらに別の測定装置5の設置を予定する者は、測定装置5の設置に対する評価及び/又は価値情報をリアルタイムに知ることができる。
次に、図3を参照して、測定システム1による測定フローについて述べる。図3は、測定システム1を用いた測定方法の一例を示すフロー図である。
まず、ステップST101において、測定装置5の測定部35が測定を行う。測定データは、測定結果保持部39に保持される。ステップST102において、測定結果送信部37は、測定部35の測定データをサーバ3の測定結果受信部9に送信する。ステップST103において、解析部11は、測定結果受信部9が受信した測定データを用いて解析を行う。ステップST104において、解析結果表示部13は、解析結果を表示する。また、解析結果は、解析結果保持部15に保持される。
なお、測定装置5の設置後の評価フロー(図2のステップST002からST004)と、測定装置5の設置後の測定フロー(図3のステップST101からST104)は、どちらが先に実行されてもよいし、一方のフローの任意の一部のステップが他方のフローの任意の一部のステップの先に実行されてもよいし、両者のフローの全部又は一部が並行して実行されてもよい。
実施例1においては、サーバ3と測定装置5の間でのみ情報のやりとりが行われるシステムについて述べた。本実施例においては、価値情報を測定装置5とは異なる携帯電子端末等の電子機器で受信する場合について、実施例1とは異なる点を中心に述べる。
図4を参照して、本実施例に係る測定システムについて述べる。図4は、実施例2に係る測定システム101の概要を示すブロック図である。
測定システム101は、サーバ103と、複数の測定装置105、・・・、105(nは2以上の自然数)と、携帯電子端末109(本願請求項の「電子端末」の一例)とを備える。サーバ103の測定装置設置促進部107は、実施例1の測定装置設置促進部7の構成に加えて、復号部49と、秘密鍵保持部51と、署名付公開鍵受信部55と、署名付公開鍵保持部57とをさらに有する。携帯電子端末109は、価値情報受信部43と、秘密鍵保持部51(本願請求項の「電子端末秘密鍵保持部」の一例)と、価値情報保持部31と、公開鍵送信部59(本願請求項の「電子端末公開鍵送信部」の一例)とを有する。測定装置105は、実施例1の測定装置5が有する位置情報送信部41と、測定部35と、測定結果送信部37と、位置情報保持部45と、日時情報保持部47と、測定結果保持部39に加えて、暗号化部53と、秘密鍵保持部51(本願請求項の「測定装置秘密鍵保持部」の一例)と、公開鍵受信部61(本願請求項の「電子端末公開鍵受信部」の一例)と、署名部63(本願請求項の「署名部」の一例)と、署名付公開鍵送信部65(本願請求項の「署名付公開鍵送信部」の一例)とを有する。
本実施例では、測定装置105ではなく携帯電子端末109がサーバ103から価値情報を受信する。そこで、新たに設置された測定装置105と携帯電子端末109とを関連付ける必要がある。以下、図5を参照して、本実施例における測定装置設置の評価方法について述べる。図5は、測定システム101を用いた測定装置設置の評価方法の一例を示すフロー図である。
ステップST201において、携帯電子端末109の公開鍵送信部59は、携帯電子端末109の秘密鍵保持部51が保持する秘密鍵(本願請求項の「電子端末秘密鍵」の一例)に対応する公開鍵(本願請求項の「電子端末公開鍵」の一例)を測定装置105に送信する(公開鍵送信ステップ)。ステップST202において、測定装置105の署名部63は、公開鍵受信部61が受信した携帯電子端末109の公開鍵に対して、測定装置105の秘密鍵保持部51が有する秘密鍵(本願請求項の「測定装置秘密鍵」の一例)を用いた署名を付する(測定装置署名ステップ)。さらに、ステップST203において、測定装置105の署名付公開鍵送信部65は、測定装置105の秘密鍵を用いた署名を付した携帯電子端末109の公開鍵をサーバ103に送信する(署名付公開鍵送信ステップ)。サーバ103の署名付公開鍵受信部55は、測定装置105の秘密鍵を用いた署名を付した携帯電子端末109の公開鍵を受信し、署名付公開鍵保持部57が保持する。こうして、サーバ103は、携帯電子端末109が測定装置105と関連することを把握することが可能となる。
ステップST204において、測定装置105が設置される。ステップST205において、暗号化部53が、測定装置105の位置情報及び/又は関連する情報に対して、測定装置105の秘密鍵保持部51が有する秘密鍵を用いて署名し、かつ、サーバ103の秘密鍵保持部51が有する秘密鍵に対応する公開鍵を用いて暗号化する。ステップST206において、位置情報送信部41が、署名及び暗号化された情報をサーバ103の位置情報受信部17に送信する。ステップST207において、復号部49が、秘密鍵保持部51が保持する秘密鍵を用いて位置情報受信部17が受信した情報を復号する。
ステップST208において、評価部19は、順序情報保持部27が保持する順序情報及び閲覧情報保持部29が保持する閲覧情報を参照して、位置情報受信部17が受信した位置情報を評価する。評価方法については、実施例1の評価部19による評価方法と同様である。
ステップST209において、価値情報送信部23は、評価部19の評価結果に基づいて、価値情報保持部31が保持する価値情報を携帯電子端末109の価値情報受信部43に送信する。ここで、価値情報は、携帯電子端末109の秘密鍵保持部51が保持する秘密鍵に対応する公開鍵で暗号化される。携帯電子端末109は、価値情報受信部43が受信した価値情報を秘密鍵保持部51が保持する秘密鍵で復号する。価値情報保持部31は、復号された価値情報を保持する。
測定システム1において本発明に係る測定システム構築方法を実行することにより、自律的にかつリアルタイムに望ましい分布となるように測定装置の設置を促進することが可能となる。測定システム1は、必要な密度で予算的に効率よく測定装置が配置されていくよう設計されたシステムである。測定システム1は、経済原理に従い拡張するシステムといえる。
なお、位置情報送信部及び価値情報受信部は、測定装置が備えるものであってもよいし、スマートフォン等の測定装置とは異なる機器が備えるものであってもよい。
また、価値情報保持部に保持される価値情報は、サーバが位置情報を取得する前に予め価値情報保持部に保持されていてもよいし、サーバが位置情報を取得した後に価値情報保持部に保持されるものであってもよい。サーバに提供される価値情報は、私企業や個人が提供するものでもよいし、国や地方自治体をはじめとする公的機関が提供するものであってもよい。
さらに、本発明に係る測定システムは、地震波測定システムや気象観測システムのように、公共性の高い測定システムに用いることもできるし、特定の建物内における人の移動の測定のような特定の企業経営の向上に用いることもできる。
さらに、測定装置は、一か所に固定して設置されるものであってもよく、ビーコンのように人間や買い物カゴ等に取り付けられて移動する測定装置であってもよい。
さらに、測定システム1は、外部情報保持部29とは別に外部情報保持部をさらに備え、人口密度を外部情報として保持してもよい。また、評価部19は、他の条件が同じであれば、人口密度が高い地域であるほど位置情報を高く評価してもよい。ここで、人口密度や測定装置の分布情報といった情報は、刻々と変化するものである。そこで、価値情報送信部は、新たに測定装置が設置されたときに新たな測定装置に関連付けられた価値情報受信部に価値情報を送信することに加え、定期的に全ての測定装置に関連付けられた価値情報受信部に対して、順序情報や外部情報に基づいて価値情報を送信してもよい。これにより、設置時点の人口密度等の外部情報に基づく測定装置の設置に加えて、今後の人口密度など外部情報の変化を予測した測定装置の設置を促進することも可能となる。さらに、外部情報保持部は、測定システムが有効に構築されることに寄与する外部情報であれば、上記以外の情報を保持してもよいし、評価部は、それらの外部情報を参照して評価してもよい。
さらに、実施例2において、携帯電子端末109は、携帯を想定しないコンピュータ等の電子機器であってもよい。また、価値情報保持部31は、価値情報受信部43が受信した価値情報を復号しないまま保持してもよい。
さらに、実施例2において、公開鍵又は秘密鍵を用いる代わりに、共通鍵を用いて測定データや価値情報の暗号化、復号及び/又は署名を行ってもよい。また、ステップST205において、測定装置105は、データを暗号化せずにサーバ103に送信してもよい。同様に、ステップST209において、サーバ103は、価値情報を暗号化せずに携帯電子端末109に送信してもよい。
さらに、ステップST209において、サーバ103の価値情報送信部23が携帯電子端末109の価値情報受信部43に価値情報を送信する以外の方法で価値情報を届けてもよい。例えば、サーバ103が仮想通貨決済部を備え、価値情報の所有権者(測定装置を設置した者)に価値情報を所有させるべく、仮想通貨決済部が例えばビットコインのブロックチェーンを書き換えることにより価値情報を所有権者に所有させてもよい。つまり、サーバ103は、携帯電子端末109の秘密鍵に対応する公開鍵を宛先として報酬を配ることとしてもよい。この場合、所有権者は、携帯電子端末109及び/又は測定装置105の秘密鍵保持部51が保持する秘密鍵によりビットコインを使用可能となる。また、支払われる価値は、サーバ103又はその他のサーバが単独で保有していたものではない。ここで支払われる価値は、新たな価値が採掘(マイニング)されたり取引が行われたりする度にブロックチェーンと呼ばれる履歴が更新されながら、複数のP2Pサーバにより共同して保持されていたものである。
1及び101・・・測定システム、3及び103・・・サーバ、5及び105・・・測定装置、7及び107・・・測定装置設置促進部、17・・・位置情報受信部、19・・・評価部、21、評価表示部、23・・・価値情報送信部、25・・・分布情報保持部、27・・・順序情報保持部、29・・・閲覧情報保持部、31・・・価値情報保持部、33・・・測定装置設置部、41・・・位置情報送信部、43・・・価値情報受信部、45・・・位置情報保持部、47・・・日時情報保持部、49・・・復号部、51・・・秘密鍵保持部、53・・・暗号化部、109・・・携帯電子端末

Claims (9)

  1. 測定装置を複数備える測定システムであって、
    複数の前記測定装置の分布情報を管理するサーバと、
    前記測定装置が設置された位置の情報を含む位置情報を前記サーバに送信する位置情報送信部と、
    前記位置情報を評価する評価部と、
    前記測定装置を設置する位置ごとの評価をリアルタイムに表示する評価表示部と、
    価値情報を保持する価値情報保持部と、
    前記価値情報保持部が保持する前記価値情報を譲渡する価値情報譲渡部とを備え、
    前記評価部は、前記位置情報送信部から送られた前記位置情報を評価し、
    前記価値情報譲渡部は、前記評価部の評価結果に基づいて、前記価値情報を譲渡する、測定システム。
  2. 前記測定装置の設置に関する情報とは異なる外部情報を保持する外部情報保持部をさらに備え、
    前記評価部は、前記外部情報を参照して前記位置情報を評価する、請求項1記載の測定システム。
  3. 前記測定装置による測定値に基づく解析結果を表示する解析結果表示部をさらに備え、
    前記外部情報保持部は、前記解析結果表示部の表示内容に対する閲覧に関する情報である閲覧情報を保持する閲覧情報保持部であり、
    前記外部情報は、前記閲覧情報保持部が保持する前記閲覧情報であり、
    前記評価部は、他の条件が同じであれば、
    閲覧された表示範囲における前記測定装置の分布密度が小さいほど高く評価し、
    閲覧回数が多い前記位置情報であるほど高く評価し、又は、
    閲覧時間が長い前記位置情報であるほど高く評価する、請求項2記載の測定システム。
  4. 前記測定装置が設置された順序の情報を含む順序情報保持部をさらに備え、
    前記評価部は、他の条件が同じであれば、早い順序に設置された前記測定装置の前記位置情報であるほど高く評価する、請求項1から3のいずれかに記載の測定システム。
  5. 前記位置情報送信部は、前記位置情報と共に日時情報を送信する、請求項1から4のいずれかに記載の測定システム。
  6. 電子端末をさらに備え、
    前記電子端末は、
    当該電子端末の電子端末秘密鍵を保持する電子端末秘密鍵保持部と、
    前記電子端末秘密鍵に対応する電子端末公開鍵を前記測定装置に送信する電子端末公開鍵送信部とを有し、
    前記測定装置は、
    当該測定装置の測定装置秘密鍵を保持する測定装置秘密鍵保持部と、
    前記電子端末公開鍵を受信する電子端末公開鍵受信部と、
    前記測定装置秘密鍵を用いて前記電子端末公開鍵に署名を付する署名部と、
    前記署名を付した前記電子端末公開鍵を前記サーバに送信する署名付公開鍵送信部とを有する、請求項1から5のいずれかに対応する、測定システム。
  7. 測定装置を複数備える測定システムにおける測定システム構築方法であって、
    前記測定システムは、
    複数の前記測定装置の分布情報を管理するサーバと、
    前記測定装置が設置された位置の情報を含む位置情報を前記サーバに送信する位置情報送信部と、
    前記位置情報を評価する評価部と、
    前記評価部の評価結果を表示する評価結果表示部と、
    価値情報を保持する価値情報保持部と、
    前記価値情報保持部が保持する前記価値情報を譲渡する価値情報譲渡部とを備え、
    前記測定装置が設置される設置ステップと、
    前記位置情報送信部が、前記サーバに前記位置情報を送信する位置情報送信ステップと、
    前記評価部が、前記位置情報を評価する評価ステップと、
    前記価値情報譲渡部が、前記価値情報を譲渡する価値情報譲渡ステップとを含む、測定システム構築方法。
  8. コンピュータに請求項7記載の測定システム構築方法を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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