JP2017038417A - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP2017038417A
JP2017038417A JP2015156223A JP2015156223A JP2017038417A JP 2017038417 A JP2017038417 A JP 2017038417A JP 2015156223 A JP2015156223 A JP 2015156223A JP 2015156223 A JP2015156223 A JP 2015156223A JP 2017038417 A JP2017038417 A JP 2017038417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
branch
connector
main line
branch line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015156223A
Other languages
English (en)
Inventor
哲矢 宮村
Tetsuya Miyamura
哲矢 宮村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2015156223A priority Critical patent/JP2017038417A/ja
Publication of JP2017038417A publication Critical patent/JP2017038417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】幹線部分と支線部分とが分割されかつその分割部分の保護が可能なワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネスは、幹線ハーネス10と、支線ハーネス20と、幹線ハーネス10の途中部分に設けられる幹線コネクタ30と、支線ハーネス20の端部に設けられて幹線コネクタ30と結合可能な支線コネクタ40と、方向変換部材50と、を備える。方向変換部材50は、ハーネス支持部54を有し、ハーネス支持部54は、これを支点に支線ハーネス20が曲げられてその方向が変換された状態で当該支線ハーネス20を支持する。【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに分割された複数の部分を有してその分割された部分同士がコネクタを介して結合されるワイヤハーネスに関する。
近年、ワイヤハーネスの大型化、複雑化に伴い、当該ワイヤハーネスを分割してその分割された部分同士をコネクタにより相互接続する技術が、検討されている。例えば特許文献1には、自動車に搭載されるワイヤハーネスを複数のサブハーネスに分割し、その分割されたサブハーネス同士をコネクタを介して接続する技術が、開示されている。
特開2002−204521号公報
本発明者らは、前記ワイヤハーネスの組立の合理化に適した分割箇所として、その幹線部と支線部との接続箇所である分岐部に着目した。この分岐部において当該幹線部と当該支線部とを分割することは、例えば、前記幹線部には共通のものを使用しながら、端末の機器に接続される支線部を当該機器の種類やグレードに応じて適宜変更することにより、様々な車種や仕様に対応した複数種のワイヤハーネスを低コストで合理的に構築することが可能になる。
しかしながら、前記幹線部から当該幹線部に前記支線部を接続するための幹線コネクタをぶらさげることは、当該幹線部の運搬等の際に当該幹線コネクタが他の部材に接触する可能性を高くするため、好ましくない。これを避けるために、当該幹線コネクタを当該幹線部の外周面上に固定すると、当該幹線コネクタと支線部側に設けられる支線コネクタとが結合する方向(コネクタ結合方向)が固定されるため、前記幹線部から前記支線部が分岐する方向を自由に設定することが難しくなる。例えば、前記結合方向が前記幹線部の長手方向に沿う方向であるのに対し、当該幹線部からこれと略直交する方向に支線部を分岐させようとすると、前記支線コネクタの近傍の支線部を構成する電線に無理な曲げ力が作用してしまう。さらに、この箇所には前記支線部に作用する引張荷重等に起因して大きな荷重が作用し易く、当該荷重によって前記無理な力が増強されるおそれがある。
このような理由により、当該幹線部と当該支線部との境界部分である分岐部にコネクタを設けることは困難とされているのが実状である。
本発明は、幹線部分と支線部分とが相互に分割されたワイヤハーネスであってその分割部分が有効に保護されることが可能なものを提供することを目的とする。
本発明により提供されるワイヤハーネスは、複数の電線が束ねられた幹線ハーネスと、複数の電線が束ねられた支線ハーネスであって前記幹線ハーネスの途中部分に接続されることにより当該幹線ハーネスから分岐可能なものと、前記幹線ハーネスを構成する前記複数の電線に接続されかつ当該幹線ハーネスの外周面上に配置される幹線コネクタと、前記支線ハーネスの端部に設けられて当該支線ハーネスを構成する前記複数の電線に接続され、前記幹線コネクタと結合することにより前記幹線ハーネスと前記支線ハーネスとを相互に電気的に接続する支線コネクタと、前記幹線ハーネスに固定され、前記幹線コネクタと前記支線コネクタとが結合された状態で前記支線ハーネスの方向を変える方向変換部材と、を備える。前記方向変換部材は、前記幹線ハーネスの外周面上で外向きに突出するハーネス支持部を含み、このハーネス支持部は前記支線ハーネスの途中部分が当該ハーネス支持部を支点として曲げられた状態で当該支線ハーネスを支持することにより当該支線ハーネスの長手方向を変更させる。
このワイヤハーネスによれば、前記幹線コネクタと前記支線コネクタとの結合に加え、前記幹線ハーネスに固定された方向変換部材のハーネス支持部を支点とした前記支線ハーネスの曲げにより、当該支線ハーネスの長手方向を好適な分岐方向に合せるように調節することが可能である。従って、前記幹線コネクタと他の部材との接触を抑止するために当該幹線コネクタ及びこれに結合される支線コネクタを前記幹線ハーネスの外周面上に位置させながらも、当該幹線ハーネスから前記支線ハーネスが延びる方向(分岐方向)を高い自由度で変更することが可能である。例えば、前記幹線ハーネス上に配置される前記幹線コネクタと前記支線コネクタとの結合方向が当該幹線ハーネスの長手方向に沿う方向であっても、前記ハーネス支持部を支点とする前記支線ハーネスの曲げによって当該支線ハーネスが前記幹線ハーネスから分岐する方向を当該幹線ハーネスの長手方向に対して交差する方向(例えば略直交する方向)に変換することが可能である。
しかも、このように支線ハーネスの途中部分を曲げて当該支線ハーネスの長手方向を変更することは、当該支線ハーネスに作用する引張荷重などが幹線コネクタと支線コネクタとの結合箇所に直接的に作用するのを抑止し、これにより、当該荷重に起因するコネクタ同士の相対変位を抑止し、当該相対変位に起因する接点部分の摩耗やコネクタ同士の離脱を有効に抑止することができる。
前記方向変換部材は、前記幹線ハーネスの外周面上に固定される被固定部を有し、前記ハーネス支持部は当該被固定部から外向きに突出するものが、好ましい。この方向変換部材によれば、前記被固定部を前記幹線ハーネスの外周面上に固定することにより、当該幹線ハーネス上での前記ハーネス支持部の位置を固定することができる。
この場合、前記方向変換部材は、さらに、前記支線コネクタに連結されることにより当該支線コネクタと前記被固定部との相対位置を固定するコネクタ連結部を含むのがよい。このコネクタ連結部は、前記支線コネクタに連結されることにより、前記幹線ハーネスに固定される前記被固定部と前記支線コネクタとの相対位置を固定し、これにより、前記支線コネクタに結合される前記幹線コネクタが当該支線コネクタ、前記コネクタ連結部及び前記被固定部を介して前記幹線コネクタに固定されることを可能にする。また、このコネクタ連結部は、予め支線コネクタを当該コネクタ連結部を介して前記被固定部に連結しておいてから当該支線コネクタと前記幹線コネクタとの結合及び前記幹線ハーネスへの前記被固定部の固定を行うことが可能であり、このことは組立作業の容易化を可能にする。
前記方向変換部材は、さらに、前記ハーネス支持部を支点に曲げられる前記支線ハーネスを当該支線ハーネスよりも前記幹線ハーネスの径方向の外側の位置で拘束する外側拘束部を含むのが好ましい。この外側拘束部は、前記支線ハーネスが前記幹線ハーネスから離れる向きに前記ハーネス支持部から離脱するのを抑止することができる。
また、前記方向変換部材は、前記ハーネス支持部から離れた位置で前記幹線ハーネスの外周面から外向きに突出する曲げ拘束部を有し、この曲げ拘束部は当該曲げ拘束部と前記ハーネス支持部との間で前記支線ハーネスを拘束することにより当該支線ハーネスの曲げ角度の変動を規制するのが、より好ましい。この曲げ拘束部による拘束は、前記支線ハーネスの曲げ角度を安定させることにより、前記幹線ハーネスから前記支線ハーネスが分岐する方向を安定させることができる。
以上のように、本発明によれば、幹線部分と支線部分とが相互に分割されたワイヤハーネスであってその分割部分が大きな荷重から有効に保護されることが可能なものを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るワイヤハーネスの要部を示す斜視図である。 図1に示されるワイヤハーネスの要部を示す平面図である。 図2のIII−III線に沿った断面を示す図である。 図2のIV−IV線に沿った断面を示す図である。 図1に示されるワイヤハーネスを構成する方向変換部材の斜視図である。 前記方向変換部材の正面図である。 前記方向変換部材の側面図である。 前記方向変換部材の平面図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は、本発明の実施の形態に係るワイヤハーネスの要部を示す。このワイヤハーネスは、幹線ハーネス10と、支線ハーネス20と、幹線コネクタ30と、支線コネクタ40と、方向変換部材50と、を備える。
前記幹線ハーネス10は、互いに束ねられる複数の電線12を含む。前記支線ハーネス20は、互いに束ねられる複数の電線22を含み、前記幹線ハーネス10の途中部分から分岐するように当該幹線ハーネス10に接続されることが可能である。
前記幹線コネクタ30は、前記幹線ハーネスの途中部分に設けられる。詳しくは、当該幹線コネクタ30は、前記幹線ハーネス10に含まれる電線12のうち前記支線ハーネス20に分岐接続されるべき電線12の端末に設けられる。幹線コネクタ30は、当該分岐接続の対象となる電線12の端末にそれぞれ装着される複数のコネクタ端子と、これらのコネクタ端子を保持するコネクタハウジングと、を有し、このうち当該コネクタハウジングのみが図1〜図4に示されている。
前記支線コネクタ40は、前記支線ハーネス20の一方の端部であって前記幹線ハーネス10に接続されるべき基端部に設けられ、前記幹線コネクタ30と結合することにより、前記幹線ハーネス10に含まれる分岐接続対象電線12と、前記支線ハーネス20に含まれる電線22とを相互に電気的に接続する。この支線コネクタ40は、前記複数の電線22の端末にそれぞれ装着される複数のコネクタ端子と、これらのコネクタ端子を保持するコネクタハウジングと、を有し、このうち当該コネクタハウジングのみが図1〜図4に示されている。一方、前記支線ハーネス20の他方の端部である先端部には、ワイヤハーネスの端末に接続されるべき各種機器が接続される。
この実施の形態に係る前記幹線コネクタ30は、当該幹線コネクタ30と前記支線コネクタ40との結合方向が前記幹線ハーネス10の長手方向と平行な方向となるように当該幹線ハーネス10の電線12に接続されている。具体的には、当該幹線コネクタ30は、図1に示される姿勢で上側から見て、図2に示すように、当該幹線コネクタ30が前記幹線ハーネス10の両縁の内側に収まれるように、当該幹線ハーネス10の外周面上に配置されている。
前記方向変換部材50は、前記幹線ハーネス10から前記支線ハーネス20が分岐する方向を前記コネクタ30,40同士の結合方向(すなわち幹線ハーネス30の長手方向)から当該結合方向に対して交差する方向、この実施の形態では略直交する方向、に変換する機能を有する。さらに、この実施の形態に係る方向変換部材50は、前記支線コネクタ40に連結されるとともに当該方向変換部材50自身が前記幹線ハーネス10に固定されることにより、前記支線コネクタ40さらにはこれに結合される前記幹線コネクタ30を前記幹線ハーネス10の外周面上に固定する機能を有する。
当該機能を得るため、この実施の形態に係る前記方向変換部材50は、図5〜図8に示すように、基部51と、固定バンド52と、ハーネス支持部54と、外側拘束部55と、曲げ拘束部56と、コネクタ連結部57と、を一体に有する。
前記基部51及び前記固定バンド52は、前記幹線ハーネス10に固定される被固定部を構成する。前記固定バンド52は、前記幹線ハーネス10の外周面上に巻き付けられることが可能な程度の可撓性を有し、当該固定バンド52の一端が前記基部51に一体につながっている。前記基部51は、前記幹線ハーネス10の外周面上に巻き付けられた状態の前記固定ハンド52の他端(自由端)に近い側の部分を保持する機能を有する。具体的に、前記固定バンド52の外周面は当該固定バンド52の長手方向に並ぶ複数の被係止部53を有し、前記基部51は前記複数の被係止部53のうちの任意の被係止部53を係止する機能を有する。従って、前記固定バンド52が前記幹線ハーネス10に巻き付けられた状態で、当該幹線ハーネス10の径に応じた位置の被係止部53が前記基部51に係止されることにより、当該固定バンド52及び当該基部51が当該幹線ハーネス10に固定されることができる。
前記ハーネス支持部54は、前記基部51が前記幹線ハーネス10の外周面上に固定された状態で当該外周面から径方向外向きに突出するように、当該基部51から立ち上がる。このハーネス支持部54は、前記支線コネクタ40につながる支線ハーネス20の途中部分が前記ハーネス支持部54を支点として曲げられた状態で当該支線ハーネス20を支持することにより当該支線ハーネス20の長手方向を変更させる。具体的に、この実施の形態に係るハーネス支持部54は、前記幹線ハーネス10の径方向(すなわち当該幹線ハーネス10の長手方向と直交する方向)と平行な幅方向に延びる壁状をなし、当該幅方向の両端のうち前記幹線ハーネス10の中心軸に近い側の内側端54aに前記支線ハーネス20のうち前記支線コネクタ40に近い部分が当てられながら曲げられることにより、当該支線ハーネス10の長手方向(幹線ハーネス10から分岐する方向)を前記両コネクタ30,40の結合方向つまり幹線ハーネス10の長手方向からこれと略直交する方向に変更することが可能となっている。
前記外側拘束部55は、前記ハーネス支持部54を支点に曲げられる前記支線ハーネス20を当該支線ハーネス20よりも前記幹線ハーネス10の径方向の外側の位置、図1では上側の位置、で拘束することにより、当該支線ハーネス20が前記幹線ハーネス10から離れる方向(図1では上向き)に前記ハーネス支持部54から離脱するのを抑止する。具体的に、この実施の形態に係る前記外側拘束部55は、前記ハーネス支持部54の内側端54aの上端からさらに当該ハーネス支持部54の幅方向に沿って突出する棒状をなし、当該外側拘束部55と前記幹線ハーネス10の外周面との間に前記支線ハーネス20を拘束する。
前記曲げ拘束部56は、前記ハーネス支持部54から離れた位置で前記幹線ハーネス10の外周面から外向きに突出するように配置されることにより、当該曲げ拘束部56と前記ハーネス支持部54との間で前記支線ハーネスを拘束し、これにより当該支線ハーネス20の当該ハーネス支持部54を支点とする曲げ角度の変動を規制する。具体的に、この実施の形態に係る曲げ拘束部56は、前記ハーネス支持部54を挟んで前記支線コネクタ40と反対側の位置であって当該ハーネス支持部54と前記幹線コネクタ10の長手方向に並ぶ位置で前記基部51から外向きに突出し、当該曲げ拘束部56と当該ハーネス支持部54との間で前記支線ハーネス20を前記幹線ハーネス10の長手方向と平行な方向に挟み込むことにより、前記支線ハーネス20の曲げ角度を安定させる。つまり、前記幹線ハーネス10から前記支線ハーネス20が分岐する方向を安定させる。
前記コネクタ連結部57は、前記支線コネクタ40に連結されることによって、当該支線コネクタ40と前記被固定部である基部51及び固定バンド52との相対位置を固定する。
この実施の形態に係るコネクタ連結部57は、前記ハーネス支持部54とともに立直した状態で、当該ハーネス支持部54の幅方向の両端のうち幹線ハーネス10の中心軸から遠い端である外側端から支線コネクタ40に向かって前記幹線ハーネス10の長手方向に沿って延びる壁状をなす。当該コネクタ連結部57の端部には、前記幹線ハーネスの長手方向と直交する方向(図1では下方向)に開く切欠58が形成される一方、前記支線コネクタ40はその側面から側方に突出する連結用突起48を有している。当該連結用突起48が当該切欠58に嵌め込まれることにより、前記支線コネクタ40に前記コネクタ連結部57が連結され、これにより、当該支線コネクタ40と前記ハーネス支持部54及び前記基部51との相対位置、特に前記幹線ハーネス10の長手方向及びコネクタ30,40同士の結合方向と平行な方向についての相対位置、が固定される。
このワイヤハーネスは、例えば次の工程を経ることにより、製造されることが可能である。
(1)前記幹線ハーネス10に含まれる電線12のうちの適当な電線12の端末に前記幹線コネクタ30が接続されて当該幹線ハーネス10の外周面上に配置されたものと、前記支線ハーネス20に含まれる電線22の端末に前記支線コネクタ40が接続されたものと、が用意される。
(2)前記支線ハーネス20のうち前記支線コネクタ40に近い部分が方向変換部材50のハーネス支持部54の内側端54aに当てられて当該内側端54aを支点に曲げられ、かつ外側拘束部55及び曲げ拘束部56によって拘束されるように、当該方向変換部材に対して当該支線ハーネス20が配索される。つまり、前記方向変換部材50が前記支線ハーネス20の形状を固定するように、特に支線コネクタ40に対する前記支線ハーネス20の相対角度を固定するように、当該方向変換部材50が当該支線ハーネス20を拘束する状態が形成される。
(3)前記幹線ハーネス10上に配置された前記幹線コネクタ30に対して前記支線コネクタ40が当該幹線ハーネス10の長手方向に沿って結合される。幹線コネクタ30に結合される。これにより、当該幹線ハーネス10上における両コネクタ30,40の位置が概ね決まる。
(4)前記支線コネクタ40の位置に合わせて、前記幹線ハーネス10上の前記方向変換部材50の位置が決められ、この位置で当該方向変換部材50が当該幹線ハーネス10に固定される。具体的には、当該方向変換部材50の固定バンド52が前記幹線ハーネス10に巻き付けられ、当該固定バンド52の複数の被係止部53のうちの適当な被係止部53が前記基部51に係止されることにより、当該基部51が前記幹線ハーネス10上に固定される。この固定に伴い、当該幹線ハーネス10上での前記支線コネクタ40の位置さらにはコレット結合される幹線コネクタ30の位置も固定される。
なお、(2)〜(4)の工程は前後してもよい。
以上説明したワイヤハーネスによれば、幹線ハーネス10と支線ハーネス20とが分割されているので、例えば幹線ハーネス10には共通のものを用いながら支線ハーネス20をこれに接続される機器の種類等に応じて適宜変更することにより、低コストで当該ワイヤハーネスの多様化が可能である。また、全体が一体化されたワイヤハーネスに比べて組立も容易である。
しかも、前記幹線ハーネス10と前記支線ハーネス20とを接続するための幹線コネクタ30及び支線コネクタ40を幹線ハーネス10の外周面上に配置して当該コネクタ30,40が他の部材と接触するのを抑止しながらも、前記支線コネクタ40につながる支線ハーネス20を方向変換部材50のハーネス支持部54に当てて当該ハーネス支持部54を支点に曲げることにより、前記両コネクタ30,40の結合方向にかかわらず、支線ハーネス20の長手方向すなわち幹線ハーネス10から支線ハーネス20が分岐する方向を好ましい方向に変換することができる。また、この方向の変換は、支線ハーネス20に作用する張力が支線コネクタ40に伝わるのを抑止することを可能にする。このことは、当該張力によるコネクタ30,40同士の相対変位に起因する接点部分の摩耗を抑止し、また当該コネクタ30,40同士の離脱を防ぐことを可能にする。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されない。本発明は、例えば次のような形態を含む。
(a)幹線ハーネスに方向変換部材を固定するための具体的手段は限定されない。例えば、当該方向変換部材は、幹線ハーネスの外周面上に載置可能な板状片を有し、この板状片が粘着テープの巻き付け等によって前記外周面に固定されてもよい。この場合、ハーネス支持部は前記板状片から前記幹線ハーネスの径方向の外向きに突出する形状を有していればよい。あるいは、本発明に係る方向変換部材は、支線コネクタと一体に形成されてもよい。この場合、当該支線コネクタが前記粘着テープの巻き付け等によって幹線ハーネスに固定されることにより、当該幹線ハーネスに前記方向変換部材が固定されることが可能である。
(b)ハーネス支持部の形状は適宜設定が可能である。当該ハーネス支持部は、例えば、これを支点に支線ハーネスが適当な曲率で曲がることを可能にする、当該曲率に対応した直径をもつ円柱であってもよい。
(c)前記コネクタ連結部57は適宜省略が可能である。この場合、前記幹線コネクタ30及び支線コネクタ40の少なくとも一方が粘着テープの巻き付け等によって前記幹線ハーネス10に固定されることが、好ましい。換言すれば、前記コネクタ連結部57は、前記粘着テープ等による前記コネクタ30,40の固定作業を不要にする効果を生じさせる。また、当該コネクタ連結部57の存在は、当該支線コネクタ40と当該コネクタ連結部57との連結、及び方向変換部材50への支線ハーネス20のセッティングを予め行っておいてから、コネクタ30,40同士の結合及び幹線ハーネス10への方向変換部材50の固定を行うことを可能にし、これにより組立作業の容易化を可能にする利点がある。
あるいは、当該コネクタ連結部は支線コネクタのコネクタハウジングまたは幹線コネクタのコネクタハウジングと一体に形成されてもよい。例えば、当該コネクタハウジングと前記ハーネス支持部を含む方向変換部材とが単一の部材として形成されてもよい。
(d)外側拘束部55や曲げ拘束部56の省略も可能である。例えば、支線ハーネス20が他の固定手段で固定される場合は、ハーネス支持部54による支持のみでも支線ハーネス20の姿勢を安定させることが可能である。あるいは、前記のようにハーネス支持部54が支線ハーネス20の分岐方向と平行に延びる壁状である場合、このハーネス支持部54に前記支線ハーネス20を粘着テープ等で固定することによっても当該支線ハーネス20の姿勢を安定させることが可能である。
10 幹線ハーネス
12 幹線ハーネスに含まれる電線
20 支線ハーネス
22 支線ハーネスに含まれる電線
30 幹線コネクタ
40 支線コネクタ
48 連結用突起
50 方向変換部材
51 基部(被固定部)
52 固定バンド(被固定部)
54 ハーネス支持部
55 外側拘束部
56 曲げ拘束部
57 コネクタ連結部

Claims (6)

  1. ワイヤハーネスであって、
    複数の電線が束ねられた幹線ハーネスと、
    複数の電線が束ねられた支線ハーネスであって前記幹線ハーネスの途中部分に接続されることにより当該幹線ハーネスから分岐可能なものと、
    前記幹線ハーネスを構成する前記複数の電線に接続されかつ当該幹線ハーネスの外周面上に配置される幹線コネクタと、
    前記支線ハーネスの端部に設けられて当該支線ハーネスを構成する前記複数の電線に接続され、前記幹線コネクタと結合することにより前記幹線ハーネスと前記支線ハーネスとを相互に電気的に接続する支線コネクタと、
    前記幹線ハーネスに固定され、前記幹線コネクタと前記支線コネクタとが結合された状態で前記支線ハーネスの方向を変える方向変換部材と、を備え、
    前記方向変換部材は、前記幹線ハーネスの外周面上で外向きに突出するハーネス支持部を含み、このハーネス支持部は前記支線ハーネスの途中部分が当該ハーネス支持部を支点として曲げられた状態で当該支線ハーネスを支持することにより当該支線ハーネスの長手方向を変更させる、ワイヤハーネス。
  2. 請求項1記載のワイヤハーネスであって、前記幹線ハーネス上に配置される前記幹線コネクタと前記支線コネクタとの結合方向が当該幹線ハーネスの長手方向に沿う方向であり、前記ハーネス支持部を支点とする前記支線ハーネスの曲げによって当該支線ハーネスが前記幹線ハーネスから分岐する方向が当該幹線ハーネスの長手方向に対して交差する方向(例えば略直交する方向)に変換される、ワイヤハーネス。
  3. 請求項1または2記載のワイヤハーネスであって、前記方向変換部材は、前記幹線ハーネスの外周面上に固定される被固定部を有し、前記ハーネス支持部は当該被固定部から外向きに突出する、ワイヤハーネス。
  4. 請求項3記載のワイヤハーネスであって、前記方向変換部材は、さらに、前記支線コネクタに連結されることにより当該支線コネクタと前記被固定部との相対位置を固定するコネクタ連結部を含む、ワイヤハーネス。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤハーネスであって、前記方向変換部材は、前記ハーネス支持部を支点に曲げられる前記支線ハーネスを当該支線ハーネスよりも前記幹線ハーネスの径方向の外側の位置で拘束することにより当該支線ハーネスの曲げ角度の変動を規制する外側拘束部をさらに含む、ワイヤハーネス。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のワイヤハーネスであって、前記方向変換部材は、前記ハーネス支持部から離れた位置で前記幹線ハーネスの外周面から外向きに突出する曲げ拘束部を有し、この曲げ拘束部は当該曲げ拘束部と前記ハーネス支持部との間で前記支線ハーネスを拘束することにより当該支線ハーネスの曲げ角度の変動を規制する、ワイヤハーネス。
JP2015156223A 2015-08-06 2015-08-06 ワイヤハーネス Pending JP2017038417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015156223A JP2017038417A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 ワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015156223A JP2017038417A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 ワイヤハーネス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017038417A true JP2017038417A (ja) 2017-02-16

Family

ID=58048083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015156223A Pending JP2017038417A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 ワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017038417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110970762A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 矢崎总业株式会社 线束

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110970762A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 矢崎总业株式会社 线束

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012115021A (ja) ワイヤハーネス配索構造
US10490986B2 (en) Method of manufacturing branch protector and method of manufacturing wire harness
WO2016158321A1 (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
JP2017028958A (ja) ワイヤハーネス及びその製造方法
JP2010045900A (ja) ハーネスの曲げ部保持構造及びハーネスの曲げ部保持方法
JP2017038417A (ja) ワイヤハーネス
JP6325275B2 (ja) ワイヤハーネス形状保持部材及び形状保持部材付きワイヤハーネス
KR101006471B1 (ko) 자동차용 클리어런스 클립
KR100580495B1 (ko) 와이어 하니스의 결속용 밴드 케이블
WO2018034200A1 (ja) 車両固定部材、車両固定部材付配線モジュール及び車両固定部材付配線モジュールの製造方法
KR200431313Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 클립
JP6426918B2 (ja) ワイヤハーネス配索構造体
JP2015122870A (ja) ワイヤーハーネスの固定構造
JP2013153568A (ja) ジョイント部材のワイヤハーネス固定構造
JP2022118940A (ja) ワイヤハーネス
JP7295823B2 (ja) バンドクランプ、ワイヤーハーネス、及び、ハーネス製造方法
JP7444088B2 (ja) ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法
JP6217781B2 (ja) 電線保護部材及びワイヤーハーネスモジュール
JP2012014112A (ja) 光コネクタ用ブーツ
JP6969916B2 (ja) 分岐プロテクタ及びワイヤーハーネス
JP2018113789A (ja) ハーネス取付構造
JP2010154665A (ja) 保持具
JP2010273467A (ja) 吊り上げフックの引っ掛け部を有するワイヤーハーネスの製造方法および配索治具
JP2019017200A (ja) 分岐プロテクタ及びワイヤーハーネス
JP2022134720A (ja) 固定バンド及び扁平バンドクランプ