JP2012014112A - 光コネクタ用ブーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバケーブルが外部に露出することを防止し、光接続損失を抑制した高品質な光コネクタ用ブーツを提供する。
【解決手段】光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51を収容・保護する光コネクタ用ブーツ1であって、光ファイバケーブル51が収容されるケーブル収容溝13が設けられたブーツ上部11と、光ファイバケーブル51が収容されるケーブル収容溝23が設けられ、ブーツ上部11と重ね合わされてブーツを形成するブーツ下部21と、ブーツ上部11とブーツ下部21とを光ファイバケーブル51の軸方向の一側で連結し、ブーツ上部11とブーツ下部21とを折り重ねることでブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせ可能な開き防止用ヒンジ31と、ブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせた状態を保持する重ね合わせ保持部41とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバケーブルを収容・保護する光コネクタ用ブーツに関する。
従来から、光ファイバケーブルを収容・保護する光コネクタ用ブーツとして、例えば、特開2009−282177号公報(特許文献1)に記載された光コネクタ用ブーツが提案されている。この光コネクタ用ブーツは、光ファイバケーブルの外周を囲繞し、光ファイバケーブルを光コネクタに組み付ける際、光ファイバケーブルが曲げられること等による破損を保護するものである。
図9及び図10は、特許文献1に記載された光コネクタ用ブーツの構成を示す図である。図9及び図10に示すように、光コネクタ用ブーツ101は、光ファイバケーブル91を収容するブーツ本体102と、収容された光ファイバケーブル91の軸方向に対して直交する方向に設けられた複数の切り込み部103と、光ファイバケーブルの軸方向に開口したスリット104と、光ファイバケーブル91が挿通される挿通孔105と、光コネクタ92と嵌合するブーツ嵌合部106と、保形用線材が挿入される挿入部107から略構成されている。
また、図9及び図10に示すように、光コネクタ用ブーツ101は、複数の切り込み部103が互いに平行になって形成されているため、図10(a)及び10(b)に示すように、ブーツ本体102は繞曲が可能である。
そして、光コネクタ用ブーツ101のスリット104を介して挿通孔105内に光ファイバケーブル91を導入した後、ブーツ本体102を光ファイバケーブル91に沿って光コネクタ92側にスライドすることにより、ブーツ嵌合部106に嵌挿して、光コネクタ92に光コネクタ用ブーツ101が組み付けられる(図9(c)及び図10(c)参照)。
特開2009−282177号公報
しかしながら、上述した光コネクタ用ブーツ101では、光ファイバケーブル91を光コネクタ用ブーツ101に収容した後、光コネクタ92に光コネクタ用ブーツ101を組み付け可能にするため、光ファイバケーブル91の軸方向にスリット104が形成されている。このため、光コネクタ用ブーツ101を組み付け後、光ファイバケーブル91の軸方向に対して上下方向(図9(c)に示す矢印X及び矢印Y方向)に力が加わった際、光コネクタ92近傍のスリット104が開くおそれがある。そのため、光ファイバケーブル91が外部に露出することにより光接続損失が増加するという問題が発生する。
そこで、本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光ファイバケーブルが外部に露出することを防止し、光接続損失を抑制した高品質な光コネクタ用ブーツを提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載した本発明の光コネクタ用ブーツは、光コネクタの光ファイバケーブル引き出し側に組み付けられて前記光コネクタから引き出された光ファイバケーブルを収容・保護する光コネクタ用ブーツであって、前記光コネクタから引き出された光ファイバケーブルが収容されるケーブル収容溝が設けられたブーツ上部と、前記光コネクタから引き出された光ファイバケーブルが収容されるケーブル収容溝が設けられ前記ブーツ上部と重ね合わされて前記ブーツを形成するブーツ下部と、前記ブーツ上部と前記ブーツ下部とを前記光ファイバケーブルの軸方向の一側で連結し前記ブーツ上部と前記ブーツ下部とを折り重ねることでブーツ上部とブーツ下部とを重ね合わせ可能な開き防止用ヒンジと、前記ブーツ上部と前記ブーツ下部とを重ね合わせた状態を保持する重ね合わせ保持部と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の光コネクタ用ブーツは、請求項1に記載の光コネクタ用ブーツであって、前記ブーツ上部は、光ファイバケーブルの軸方向に対して直交する方向に複数のスリットが設けられたブーツ上部本体と、このブーツ上部本体の幅方向の中間部に光ファイバケーブルの引き出し方向に沿って設けられた前記ケーブル収容溝と、を備え、前記ブーツ下部は、光ファイバケーブルの軸方向に対して直交する方向に複数のスリットが設けられたブーツ下部本体と、このブーツ下部本体の幅方向の中間部に光ファイバケーブルの引き出し方向に沿って設けられ前記ケーブル収容溝としてケーブル挿通孔部を形成する前記ケーブル収容溝と、を備え、前記開き防止用ヒンジは、前記両ケーブル収容溝の一側に設けられ、前記重ね合わせ保持部は前記両ケーブル収容溝の他側に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載した本発明の光コネクタ用ブーツは、請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ用ブーツであって、前記重ね合わせ保持部は、前記ブーツ上部又は前記ブーツ下部のいずれか一方に設けたつめ部と、他方に設けられて前記つめ部が嵌合するつめ嵌合部とからなることを特徴とする。
請求項4に記載した本発明の光コネクタ用ブーツは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光コネクタ用ブーツであって、前記ブーツ上部と前記ブーツ下部には、前記光コネクタの光ファイバケーブル引き出し側の後端部に取り付けられる取り付けアームがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の光コネクタ用ブーツによれば、ブーツ上部とブーツ下部とを折り重ね合わせることが可能な開き防止用ヒンジにより、ブーツ上部とブーツ下部とを重ね合わせた後に光ファイバケーブルを挿通することができる。このため、光コネクタ用ブーツは、光コネクタに対して着脱が容易となる。
また、ブーツ上部とブーツ下部を重ね合わせた後に、光ファイバケーブルに張力がかかることにより、ブーツ上部とブーツ下部が開放することがない。このため、光ファイバケーブルが外部に露出することがなく、光接続損失を低減することができる。
さらに、重ね合わせ保持部により、ブーツ上部とブーツ下部を重ね合わせた状態を保持するため、ブーツ上部とブーツ下部が開放することがない。このため、ブーツ上部とブーツ下部が離脱することがなく、光ファイバケーブルが外部に露出することがない。
従って、光ファイバケーブルが外部に露出することを防止し、光接続損失を抑制した高品質な光コネクタ用ブーツを提供することができる。
請求項2に記載した本発明の光コネクタ用ブーツによれば、ブーツ上部及びブーツ下部のケーブル収容溝の一側に開き防止用ヒンジが設けられ、ブーツ上部及びブーツ下部のケーブル収容溝の他側に重ね合わせ保持部が設けられている。このため、光ファイバケーブルに張力がかかることにより、ブーツ上部とブーツ下部が開放することがなく、ブーツ上部とブーツ下部を重ね合わせた状態を保持することができる。
請求項3に記載した本発明の光コネクタ用ブーツによれば、つめ部とつめ嵌合部により、ブーツ上部とブーツ下部を重ね合わせる際の位置を規制することができる。このため、つめ部がつめ嵌合部に完全に嵌合した状態でブーツ上部とブーツ下部が固定されるため、ブーツ上部とブーツ下部が離脱するのを防止することができる。
請求項4に記載した本発明の光コネクタ用ブーツによれば、ブーツ上部とブーツ下部に設けられた取り付けアームにより、光コネクタ用ブーツは光コネクタに対して着脱が容易となる。また、ブーツ上部とブーツ下部が離脱することがなく、光コネクタ用ブーツと光コネクタも離脱することがないため、光ファイバケーブルが露出することによる光接続損失を防止することができる。
本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの斜視図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの背面からの斜視図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開放状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開放状態の正面図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開き防止用ヒンジの概略図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの断面図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツのブーツ上部とブーツ下部のスライド状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツを光コネクタに組み付けた状態を示す図である。 従来における光コネクタ用ブーツを示す図である。 従来における光コネクタ用ブーツを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。はじめに、図1から図4を参照して、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの背面からの斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開放状態を示す斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開放状態の正面図である。
本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツは、光コネクタの光ファイバケーブル引き出し側に組み付けられて、光コネクタから引き出された光ファイバケーブルを収容・保護するものである。
図1から図4に示すように、筒形状に形成されている光コネクタ用ブーツ1は、光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51(図8参照)が収容されるブーツ上部11と、光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51が収容され、ブーツ上部11と重ね合わされて光コネクタ用ブーツ1を形成するブーツ下部21と、ブーツ上部11とブーツ下部21とを折り重ねることでブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせ可能な開き防止用ヒンジ31と、ブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせた状態を保持する重ね合わせ保持部41とから略構成されている。
ブーツ上部11は、光ファイバケーブル51(図8参照)の軸方向に対して直交する方向にブーツ上部側スリット15が複数設けられたブーツ上部本体12と、ブーツ上部本体12の幅方向の中間部に光ファイバケーブル51の引き出し方向(図8の矢印B方向)に沿って設けられたブーツ上部側ケーブル収容溝13と、光コネクタ50の光ファイバケーブル51の引き出し側(図8の矢印B方向)の後端部56(図8参照)に取り付けられるブーツ上部側取り付けアーム14とを有している。
ブーツ上部側スリット15は、この幅方向が光ファイバケーブル51(図8参照)の軸方向と一致するようにしてブーツ上部本体12に設けられている。また、ブーツ上部側スリット15は、複数の第1のスリット15aと、複数の第2のスリット15bとで構成されている。
第1のスリット15aは、ブーツ上部11の幅方向で、ブーツ上部11の一方の端部から中央部近傍にかけて、及び、ブーツ上部11の他方の端部から中央部近傍にかけて設けられている。また、第1の各スリット15aは、光ファイバケーブル51の軸方向で、所定の間隔をあけて設けられている。図1及び図2では、第1のスリット15aは4つ(4対)設けられている。
第2のスリット15bは、ブーツ上部11の高さ方向で、ブーツ上部11の一方の端部(ブーツ下部21とは反対側の端部)から中央部近傍にかけて、設けられている。また、各第2のスリット15bは、光ファイバケーブル51の軸方向で、第1の各スリット15aの間に位置するようににして、所定の間隔をあけて設けられている。図1及び図2では、第2のスリット15bは4つ設けられている。
各スリット15a、15bは、半円柱状のブーツ上部側ケーブル収納孔13とつながっている。
ブーツ上部側取り付けアーム14は、ブーツ上部11とブーツ下部21が重ね合わされた際に、光コネクタ50に設けられた光コネクタ側鉤部53(図8参照)と接触するブーツ上部側アーム部16と、光コネクタ50側に設けられた光コネクタ側アーム部54(図8参照)と接触するブーツ上部側鉤部17とを有している。
ブーツ下部21は、光ファイバケーブル51(図8参照)の軸方向に対して直交する方向にブーツ下部側スリット25が複数設けられたブーツ下部本体22と、ブーツ下部本体22の幅方向の中間部に光ファイバケーブル51の引き出し方向(図8の矢印B方向)に沿って設けられたブーツ下部側ケーブル収容溝23と、光コネクタ50の光ファイバケーブル引き出し側の後端部56(図8参照)に取り付けられるブーツ下部側取り付けアーム24とを有している。
ブーツ下部側スリット25は、この幅方向が光ファイバケーブル51(図8参照)の軸方向と一致するようにしてブーツ下部本体22に設けられている。また、ブーツ下部側スリット25は、複数の第1のスリット25aと、複数の第2のスリット25bとで構成されている。
第1のスリット25aは、ブーツ下部21の幅方向で、ブーツ下部21の一方の端部から中央部近傍にかけて、及び、ブーツ下部21の他方の端部から中央部近傍にかけて設けられている。また、第1の各スリット25aは、光ファイバケーブル51の軸方向で、所定の間隔をあけて設けられている。図1及び図2では、第1のスリット25aは4つ(4対)設けられている。
第2のスリット25bは、ブーツ下部21の高さ方向で、ブーツ下部21の一方の端部(ブーツ上部11とは反対側の端部)から中央部近傍にかけて、設けられている。また、各第2のスリット25bは、光ファイバケーブル51の軸方向で、第1の各スリット25aの間に位置するようににして、所定の間隔をあけて設けられている。図1及び図2では、第2のスリット25bは4つ設けられている。
各スリット25a、25bは、半円柱状のブーツ下部側ケーブル収納孔23とつながっている。
なお、図1及び図2に示すように、ブーツ下部21にブーツ上部11を係合させた場合には、光ファイバケーブル51の軸方向で、第1の各スリット15aの位置と、第1の各スリット25aの位置とがお互いに一致しており、第2の各スリット15bの位置と、第2の各スリット25bの位置とがお互いに一致している。
このように、ブーツ上部11及びブーツ下部21は、光ファイバケーブル51(図8参照)の軸方向に対して直交する方向にブーツ上部側スリット15及びブーツ下部側スリット25が形成されている。このため、ブーツ上部本体12及びブーツ本体下部22は繞曲が可能となるので、光ファイバケーブル51を光コネクタ用ブーツ1に収容した後、光コネクタ50に光コネクタ用ブーツ1を容易に組み付けることができる。
ブーツ下部側取り付けアーム24は、ブーツ上部11とブーツ下部21が重ね合わされた際に、光コネクタ50に設けられた光コネクタ側鉤部53(図8参照)と接触するブーツ下部側アーム部26と、光コネクタ50側に設けられた光コネクタ側アーム部54(図8参照)と接触するブーツ下部側鉤部27とを有している。
ブーツ上部11のブーツ上部側ケーブル収容溝13と、ブーツ下部21のブーツ下部側ケーブル収容溝23は、ブーツ上部11とブーツ下部21が重ね合わせた場合、光ファイバケーブルが挿通するケーブル挿通孔部52を形成する。
開き防止用ヒンジ31は、図3及び図4に示すように、ブーツ上部11とブーツ下部21とを光ファイバケーブル51(図8参照)の軸方向の一側で連結している。そして、図1に示すように、開き防止用ヒンジ31を曲げて、ブーツ上部11とブーツ下部21とを折り重ねることでブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせることが可能である。
また、開き防止用ヒンジ31は、図3及び図4に示すように、ブーツ上部側ケーブル収容溝13とブーツ下部側ケーブル収容溝23の幅方向の一側に設けられている。
重ね合わせ保持部41は、ブーツ上部側ケーブル収容溝13とブーツ下部側ケーブル収容溝23の幅方向の一側及び他側に設けられている。なお、本発明の実施形態では、重ね合わせ保持部41は、ブーツ上部側ケーブル収容溝13とブーツ下部側ケーブル収容溝23の幅方向の一側及び他側に設けられている場合について説明するが、ブーツ上部側ケーブル収容溝13とブーツ下部側ケーブル収容溝23の幅方向の一側又は他側のいずれかに設けてもよい。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開き防止用ヒンジについて詳細に説明する。図5は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの開き防止用ヒンジの概略図である。
開き防止用ヒンジ31は、側面視すると略コ字状、又は、ヒンジ上部31aからヒンジ下部31bへ湾曲した形状(平板を湾曲した形状)を有しており(図2及び図5参照)、図5に示すように、ブーツ上部11とブーツ下部21を折り重ねることで、開放したブーツ上部11とブーツ下部21(図3及び図4参照)を重ね合わせることが可能である。つまり、開き防止用ヒンジ31は、ブーツ上部11とブーツ下部21を開閉可能に支持している。
また、開き防止用ヒンジ31は、ヒンジ上部31aがブーツ上部側ケーブル収容溝13(図2参照)の一側に一体に設けられ、ヒンジ下部31bがブーツ下部側ケーブル収容溝23(図2参照)の一側に一体に設けられている。このため、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせた後、例えば、光ファイバケーブル51にブーツ下部21側(図5の矢印A側)に張力がかかった場合、ブーツ上部11とブーツ下部21が開くことがない。
このように、開き防止用ヒンジ31により、ブーツ上部11とブーツ下部21とを折り重ね合わせることが可能であるため、ブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせた後に光ファイバケーブル51を挿通することができる。このため、光コネクタ用ブーツ1は、光コネクタ50に対して着脱が容易となる。
また、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせた後、光ファイバケーブル51に張力がかかることにより、ブーツ上部11とブーツ下部21が開放することがない。このため、光ファイバケーブルが外部に露出することがなく、光接続損失を低減することができる。
なお、開き防止用ヒンジ31は、ブーツ上部11とブーツ下部21を開閉することを可能にするため弾性部材で構成されている。また、ブーツ上部11とブーツ下部21を光ファイバケーブル51の軸方向に若干のスライドをすることが可能な程度(図7(a)参照)の弾性を備えた弾性部材で開き防止用ヒンジ31を構成してもよい。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの重ね合わせ保持部について詳細に説明する。図6は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツの断面図である。図7(a)は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツのブーツ上部とブーツ下部のスライド前の状態を示す断面図である。図7(b)は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツのブーツ上部とブーツ下部のスライド後の状態を示す断面図である。
図6に示すように、重ね合わせ保持部41は、ブーツ上部側ケーブル収容溝13とブーツ下部側ケーブル収容溝23の幅方向の一側及び他側に設けられている。重ね合わせ保持部41は、ブーツ上部11に設けられたつめ部42と、ブーツ下部21に設けられてつめ部42が嵌合するつめ嵌合部43を有している。
図6及び図7に示すように、つめ部42は、鉤状(フック状)を有し、つめ上部42aと、つめ下部42bから構成されている。また、つめ嵌合部43は、ブーツ上部11とブーツ下部21のスライド後、つめ部42が係止することが可能に、ブーツ下部21側へ突出している。つまり、ブーツ上部11とブーツ下部21のスライド後、つめ上部42aと当接する嵌合上部43aと、つめ下部42bと当接する嵌合側部43bから構成されている。
そして、図7に示すように、ブーツ上部11とブーツ下部21を折り重ねた場合、ブーツ上部11とブーツ下部21をスライドすることにより、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせる。
つまり、図7(a)に示すように、ブーツ上部11とブーツ下部21が折り重ねた状態であって、ブーツ上部11とブーツ下部21の位置が一致していない場合(ブーツ上部本体12とブーツ下部本体22の外周が一致していない場合)に、図7(b)に示すように、つめ嵌合部43の嵌合上部43aがつめ部42のつめ上部42aと当接し、つめ嵌合部43の嵌合側部43bがつめ部42のつめ下部42bと当接することにより、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせる。
そして、つめ嵌合部43の嵌合上部43aがつめ部42のつめ上部42aと当接したか否か、つめ嵌合部43の嵌合側部43bがつめ部42のつめ下部42bと当接したか否かにより、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせる際の位置(光コネクタ用ブーツ1の幅方向及び長手方向)を規制することができる。このため、つめ部42がつめ嵌合部43に完全に嵌合した状態でブーツ上部11とブーツ下部21が固定されるため、ブーツ上部11とブーツ下部21の離脱を防止することができる。
このように、つめ部42とつめ嵌合部43により、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせた状態を保持するため、ブーツ上部11とブーツ下部21が開放することがない。このため、ブーツ上部11とブーツ下部21が離脱することがないので、光ファイバケーブル51(図8参照)が外部に露出することがない。
次に、図8を参照して、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1を光コネクタ50に組み付ける場合について説明する。図8(a)は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツを光コネクタに組み付けた状態を示す図である。図8(b)は、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツを光コネクタに組み付けた状態の内部を示す図である。
図8(a)に示すように、光コネクタ用ブーツ1は、光コネクタ50の光ファイバケーブル51の引き出し側(図8(a)の矢印B参照)に組み付けられ、光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51を収容・保護する。
光コネクタ用ブーツ1が光コネクタ50に組み付けられる際、ブーツ上部側アーム部16、ブーツ下部側アーム部26と、光コネクタ50に設けられた光コネクタ側鉤部53が当接する。また、ブーツ上部側鉤部17、ブーツ下部側鉤部27と、光コネクタ50側に設けられた光コネクタ側アーム部54が当接することにより、光コネクタ50の光ファイバケーブル51の引き出し側(図8の矢印B方向)の後端部56に光コネクタ用ブーツ1が組み付けられる。
このように、光コネクタ50に設けられた光コネクタ側鉤部53が、ブーツ上部側アーム部16及びブーツ下部側アーム部26と当接し、光コネクタ側アーム部54が、ブーツ上部側鉤部17及びブーツ下部側鉤部27と当接することにより、ブーツ上部11とブーツ下部21が重ね合わされて光コネクタ50に組み付けられる。
このため、光コネクタ用ブーツ1は、光コネクタ50に対して着脱が容易となる。また、ブーツ上部11とブーツ下部21が離脱することがなく、光コネクタ用ブーツ1と光コネクタ50が離脱することもないため、光ファイバケーブル51が露出することによる光接続損失を防止することができる。
このようにして、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1は、光コネクタ50の光ファイバケーブル51の引き出し側に組み付けられて、光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51を収容・保護する光コネクタ用ブーツ1であって、光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51が収容されるケーブル収容溝(ブーツ上部側ケーブル収容溝)13が設けられたブーツ上部11と、光コネクタ50から引き出された光ファイバケーブル51が収容されるケーブル収容溝(ブーツ下部側ケーブル収容溝)23が設けられ、ブーツ上部11と重ね合わされてブーツを形成するブーツ下部21と、ブーツ上部11とブーツ下部21とを光ファイバケーブル51の軸方向の一側で連結し、ブーツ上部11とブーツ下部21とを折り重ねることでブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせ可能な開き防止用ヒンジ31と、ブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせた状態を保持する重ね合わせ保持部41と、を有する。
また、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1は、ブーツ上部11は、光ファイバケーブル51の軸方向に対して直交する方向に複数のスリット(ブーツ上部側スリット)15が設けられたブーツ上部本体12と、このブーツ上部本体12の幅方向の中間部に光ファイバケーブル51の引き出し方向に沿って設けられたケーブル収容溝(ブーツ上部側ケーブル収容溝)13と、を備え、ブーツ下部21は、光ファイバケーブル51の軸方向に対して直交する方向に複数のスリット(ブーツ下部側スリット)25が設けられたブーツ下部本体22と、このブーツ下部本体22の幅方向の中間部に光ファイバケーブル51の引き出し方向に沿って設けられケーブル収容溝としてケーブル挿通孔部を形成するケーブル収容溝(ブーツ下部側ケーブル収容溝)23と、を備え、開き防止用ヒンジ31は、両ケーブル収容溝13、23の一側に設けられ、重ね合わせ保持部41は両ケーブル収容溝13、23の他側に設けられている。
さらに、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1は、重ね合わせ保持部41は、ブーツ上部11又はブーツ下部21のいずれか一方に設けたつめ部42と、他方に設けられてつめ部42が嵌合するつめ嵌合部43とからなる。
また、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1は、ブーツ上部11とブーツ下部21には、光コネクタ50の光ファイバケーブル51の引き出し側の後端部56に取り付けられる取り付けアーム14、24がそれぞれ設けられている。
そして、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1によれば、ブーツ上部11とブーツ下部21とを折り重ね合わせることが可能な開き防止用ヒンジ31により、ブーツ上部11とブーツ下部21とを重ね合わせた後に光ファイバケーブル51を挿通することができる。このため、光コネクタ用ブーツ1は、光コネクタ50に対して着脱が容易となる。
また、ブーツ上部とブーツ下部を重ね合わせた後に、光ファイバケーブルに張力がかかることにより、ブーツ上部とブーツ下部が開放することがない。このため、光ファイバケーブル51が外部に露出することがなく、光接続損失を低減することができる。
さらに、重ね合わせ保持部41により、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせた状態を保持するため、ブーツ上部11とブーツ下部21が開放することがない。このため、ブーツ上部11とブーツ下部21が離脱することがなく、光ファイバケーブルが外部に露出することがない。
従って、光接続損失を抑制した高品質な光コネクタ用ブーツを提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1によれば、ブーツ上部11及びブーツ下部21のケーブル収容溝13、23の一側に開き防止用ヒンジ31が設けられ、ブーツ上部11及びブーツ下部21のケーブル収容溝13、23の一側及び他側に重ね合わせ保持部41が設けられている。このため、光ファイバケーブル51に張力がかかることにより、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせた状態を保持することができる。
さらに、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1によれば、つめ部42とつめ嵌合部43により、ブーツ上部11とブーツ下部21を重ね合わせる際の位置を規制することができる。このため、つめ部42がつめ嵌合部43に完全に嵌合した状態でブーツ上部11とブーツ下部21が固定されるため、ブーツ上部11とブーツ下部21が離脱するのを防止することができる。
また、本発明の実施形態に係る光コネクタ用ブーツ1によれば、ブーツ上部11とブーツ下部21に設けられた取り付けアーム14、24により、光コネクタ用ブーツ1は光コネクタ50に対して着脱が容易となる。また、ブーツ上部11とブーツ下部21が離脱することがなく、光コネクタ用ブーツ1と光コネクタ50も離脱することがないため、光ファイバケーブル51が露出することによる光接続損失を防止することができる。
以上、本発明の光コネクタ用ブーツを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上記した実施形態では、つめ部42はブーツ上部11に設けられ、つめ嵌合部43はブーツ下部21に設けられている場合について説明したが、つめ部42がブーツ下部21に設けられ、つめ嵌合部43がブーツ上部11に設けられていてもよい。
本発明は、光ファイバケーブルが外部に露出することを防止し、光接続損失を抑制する上で極めて有用である。
1 光コネクタ用ブーツ
11 ブーツ上部
12 ブーツ上部本体
13 ブーツ上部側ケーブル収容溝
14 ブーツ上部側取り付けアーム
15 ブーツ上部側スリット
16 ブーツ上部側アーム
17 ブーツ上部側鉤部
21 ブーツ下部
22 ブーツ下部本体
23 ブーツ下部側ケーブル収容溝
24 ブーツ下部側取り付けアーム
25 ブーツ下部側スリット
26 ブーツ下部側アーム部
27 ブーツ下部側鉤部
31 開き防止用ヒンジ
41 重ね合せ保持部
42 つめ部
43 つめ嵌合部
50 光コネクタ
51 光ファイバケーブル
52 ケーブル挿通孔部
53 光コネクタ側鉤部
54 光コネクタ側アーム部
56 後端部

Claims (4)

  1. 光コネクタの光ファイバケーブル引き出し側に組み付けられて前記光コネクタから引き出された光ファイバケーブルを収容・保護する光コネクタ用ブーツであって、
    前記光コネクタから引き出された光ファイバケーブルが収容されるケーブル収容溝が設けられたブーツ上部と、
    前記光コネクタから引き出された光ファイバケーブルが収容されるケーブル収容溝が設けられ前記ブーツ上部と重ね合わされて前記ブーツを形成するブーツ下部と、
    前記ブーツ上部と前記ブーツ下部とを前記光ファイバケーブルの軸方向の一側で連結し前記ブーツ上部と前記ブーツ下部とを折り重ねることでブーツ上部とブーツ下部とを重ね合わせ可能な開き防止用ヒンジと、
    前記ブーツ上部と前記ブーツ下部とを重ね合わせた状態を保持する重ね合わせ保持部と、を有することを特徴とする光コネクタ用ブーツ。
  2. 請求項1に記載の光コネクタ用ブーツであって、
    前記ブーツ上部は、光ファイバケーブルの軸方向に対して直交する方向に複数のスリットが設けられたブーツ上部本体と、このブーツ上部本体の幅方向の中間部に光ファイバケーブルの引き出し方向に沿って設けられた前記ケーブル収容溝と、を備え、
    前記ブーツ下部は、光ファイバケーブルの軸方向に対して直交する方向に複数のスリットが設けられたブーツ下部本体と、このブーツ下部本体の幅方向の中間部に光ファイバケーブルの引き出し方向に沿って設けられ前記ケーブル収容溝としてケーブル挿通孔部を形成する前記ケーブル収容溝と、を備え、
    前記開き防止用ヒンジは、前記両ケーブル収容溝の一側に設けられ、
    前記重ね合わせ保持部は前記両ケーブル収容溝の他側に設けられていることを特徴とする光コネクタ用ブーツ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ用ブーツであって、
    前記重ね合わせ保持部は、前記ブーツ上部又は前記ブーツ下部のいずれか一方に設けたつめ部と、他方に設けられて前記つめ部が嵌合するつめ嵌合部とからなることを特徴とする光コネクタ用ブーツ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光コネクタ用ブーツであって、
    前記ブーツ上部と前記ブーツ下部には、前記光コネクタの光ファイバケーブル引き出し側の後端部に取り付けられる取り付けアームがそれぞれ設けられていることを特徴とする光コネクタ用ブーツ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014164295A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Shinko Giken Kk 光ファイバの保護部材
KR200479528Y1 (ko) 2013-03-29 2016-02-05 디에이취 인포텍 (웨이하이) 아이엔씨. 열융착형 광섬유 커넥터 보호 슬리브 및 이를 포함하는 광섬유 커넥터

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