JP2017033569A - インスタントメッセージに基づいてユーザの感情および活動を収集するシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】インスタントメッセージに基づいてユーザの感情および活動を収集するシステムおよび方法を提供する。【解決手段】サーバのシステムは１つ以上のプロセッサを含み、プロセッサは、ネットワークを介して電子機器にインスタントメッセージングサービスを提供するようにサーバを制御するサービス提供制御部、インスタントメッセージングサービスを利用して電子機器からメッセージおよび位置情報を受信するようにサーバを制御する受信制御部、メッセージからユーザの感情に関する情報を抽出して定量化してメッセージの感情指数を生成するか、または電子機器でメッセージに対して生成された感情指数をメッセージと共に受信するようにサーバを制御する感情指数取得制御部、および感情指数を受信した位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、送受信されるメッセージによる感情指数を位置情報別に保存するようにサーバを制御する保存制御部を備える。【選択図】図１

Description

下記の説明は、インスタントメッセージに基づいてユーザの感情および活動を収集し、収集された情報を活用することができるシステムおよび方法に関する。

既存のレビューシステムは、任意のユーザが特定の場所や地域などに対する評価文や評価点数などの情報を直接インターネット上にアップロードすると、他のユーザが、アップロードされた情報から該当の場所や地域などに関する情報を取得する方式を採用している。しかし、このようなレビューシステムは、一部のユーザが該当の場所や地域などに関する情報を直接アップロードするため、アビュージング（ａｂｕｓｉｎｇ）が可能であるという問題がある。

また、メッセンジャのようなインスタントメッセージングサービスでは、位置や時間とは関係なく数多くのデータ（メッセージ）が送受信される。このようなメッセージはビックデータであるため、多様な活用の可能性が存在するが、現在はこのようなメッセージを活用することができてない実情にある。

ＰＣＴ／ＫＲ／２０１４／０１０１６７ ＵＳ２０１４／００１９５４０Ａ１ ＵＳ２０１３／０３３２５４３Ａ１ ＵＳ２０１３／０２６０８９３

インスタントメッセージに基づいてユーザの感情指数と活動指数を収集し、収集された感情指数と活動指数を位置情報別および／または時間別に確認して多様な用途に活用することができるシステムおよび方法を提供する。

１つ以上のプロセッサを含むサーバのシステムであって、前記１つ以上のプロセッサは、ネットワークを介して電子機器にインスタントメッセージングサービスを提供するように前記サーバを制御するサービス提供制御部、前記インスタントメッセージングサービスを利用して前記電子機器からメッセージおよび前記電子機器の位置情報を受信するように前記サーバを制御する受信制御部、前記メッセージから前記電子機器を利用するユーザの感情に関する情報を抽出して定量化して前記メッセージの感情指数を生成するか、または前記電子機器で前記メッセージに対して生成された感情指数を前記メッセージと共に受信するように前記サーバを制御する感情指数取得制御部、および前記生成または受信した感情指数を前記受信した電子機器の位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、前記インスタントメッセージングサービスで送受信されるメッセージによる感情指数を位置情報別に保存するように前記サーバを制御する保存制御部を備えることを特徴とするシステムを提供する。

一側面によると、前記１つ以上のプロセッサは、前記受信したメッセージの種類を確認するように前記サーバを制御するメッセージ種類確認制御部をさらに備え、前記保存制御部は、前記生成または受信した感情指数に、前記確認されたメッセージの種類に応じて予め設定された感情状態加重値を関連付けて前記感情データベースに格納することを特徴としてもよい。

他の側面によると、前記メッセージの種類は、前記メッセージが含む情報に応じてテキスト、スタンプ、イメージ、および位置情報のうち少なくとも１つに決定されることを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記感情指数は、単語別感情指数およびスタンプ別感情指数が予め設定されて格納された推薦データベースから前記メッセージが含む単語またはスタンプに対応する感情指数を検索して生成されることを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記受信制御部は、前記メッセージの送信時刻をさらに受信するように前記サーバを制御し、前記保存制御部は、前記生成または受信した感情指数を前記送信時刻とさらに関連付けて前記感情データベースに格納するように前記サーバを制御することを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記１つ以上のプロセッサは、前記保存された位置情報別感情指数に基づいて地域別または場所別感情情報を生成または提供するか、または特定の感情情報と関連する地域または場所を選択し、選択された地域または場所に関する情報を提供するように前記サーバを制御する感情情報活用制御部を、さらに備えることを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記感情情報は、ストレス指数、幸福指数、不満指数、および犯罪指数のうち少なくとも１つを含むことを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記１つ以上のプロセッサは、前記電子機器で前記メッセージが発送される通信セッションの種類を確認するように前記サーバを制御する通信セッション確認制御部、前記通信セッション中に同じ位置情報から前記ユーザがメッセージを発送する回数および前記ユーザが発送するメッセージの種類のうち少なくとも１つの情報と前記通信セッションの種類とに基づいて前記ユーザの活動指数を測定するように前記サーバを制御する活動指数測定制御部、および前記測定された活動指数を前記同じ位置情報と関連付けて活動データベースに格納することによって活動指数を位置情報別に保存するように前記サーバを制御する活動指数保存制御部をさらに備えることを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記通信セッションの種類は、同じ場所に位置するユーザ間の個人チャットルーム、同じ場所に位置するユーザ間のグループチャットルーム、互いに異なる場所に位置するユーザ間の個人チャットルーム、および互いに異なる場所に位置するユーザ間のグループチャットルームに分類され、前記活動指数測定制御部は、前記少なくとも１つの情報に基づいて測定される指数に、前記通信セッションの種類に応じて予め設定された活動状態加重値を付与して前記ユーザの活動指数を測定するように前記サーバを制御することを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記１つ以上のプロセッサは、前記保存された感情指数および前記保存された活動指数に基づいて位置情報別または時間別統計情報を生成または提供するように前記サーバを制御する情報提供制御部をさらに備えることを特徴としてもよい。

さらに他の側面によると、前記感情データベースに格納された感情指数と前記活動データベースに格納された活動指数それぞれは、対応するユーザの識別子とさらに関連付いて格納され、前記１つ以上のプロセッサは、前記ユーザの識別子と関連付いて前記感情データベースに格納された感情指数および前記ユーザと関連付いて前記活動データベースに格納された活動指数に基づき、前記ユーザに関する位置情報別または時間別統計情報を生成または提供するか、または前記ユーザの状態情報を生成または提供するように前記サーバを制御する情報提供制御部をさらに備えることを特徴としてもよい。

コンピュータよって実現される方法であって、電子機器でインスタントメッセージングサービスを利用してメッセージを送信するためのユーザインタフェースをユーザに提供するステップ、前記電子機器で前記ユーザインタフェースに入力されたメッセージから前記ユーザの感情に関する情報を抽出して定量化して前記メッセージの感情指数を生成するステップ、および前記電子機器から前記メッセージ、前記感情指数、および前記電子機器の位置情報を、ネットワークを介してサーバに送信するステップを含み、前記サーバで前記感情指数を前記電子機器の位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、前記インスタントメッセージングサービスで送受信されるメッセージに対応する感情指数が位置情報別に保存されることを特徴とする、コンピュータによって実現される方法を提供する。

インスタントメッセージに基づいてユーザの感情指数と活動指数を収集し、収集された感情指数と活動指数を位置情報別および／または時間別に確認することで、多様な用途に活用することができる。

本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態の方法がさらに含むことのできるステップの例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における、ユーザの活動状態を推定する過程の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、ユーザの活動状態を推定する過程の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、地域別幸福指数と犯罪指数の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、お勧め旅行先の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、日別精神的活動と身体的活動の例を示した図である。

以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。

図１は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図１のネットワーク環境は、複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０、複数のサーバ１５０、１６０、およびネットワーク１７０を含む例を示している。このような図１は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図１のように限定されることはない。

複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０は、コンピュータシステムによって実現される固定型端末や移動型端末であってもよい。電子機器１１０、１２０、１３０、１４０の例としては、スマートフォン（ｓｍａｒｔ ｐｈｏｎｅ）、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノート型パンコン、デジタル放送用端末、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）、ＰＭＰ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｐｌａｙｅｒ）、タブレットＰＣなどがある。一例として、電子機器１（１１０）は、無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク１７０を介して他の電子機器１２０、１３０、１４０および／またはサーバ１５０、１６０と通信してもよい。

通信方式が制限されることはなく、ネットワーク１７０が含むことのできる通信網（一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網）を活用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク１７０は、ＰＡＮ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＬＡＮ（ｌｏｃａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＣＡＮ（ｃａｍｐｕｓ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＭＡＮ（ｍｅｔｒｏｐｏｌｉｔａｎ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＷＡＮ（ｗｉｄｅ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＢＢＮ（ｂｒｏａｄｂａｎｄ ｎｅｔｗｏｒｋ）、インターネットなどのネットワークのうち１つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。さらに、ネットワーク１７０は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター−バスネットワーク、ツリーまたは階層的（ｈｉｅｒａｒｃｈｉｃａｌ）ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうち任意の１つ以上を含んでもよいが、これに制限されることはない。

サーバ１５０、１６０それぞれは、電子機器１１０、１２０、１３０、１４０とネットワーク１７０を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置または複数のコンピュータ装置によって実現されてもよい。

一例として、サーバ１６０は、ネットワーク１７０を介して接続した電子機器１（１１０）にアプリケーションのインストールのためのファイルを提供してもよい。この場合、電子機器１（１１０）は、サーバ１６０から提供されたファイルを利用してアプリケーションをインストールすることができる。また、電子機器１（１１０）が含むオペレーティングシステム（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ：ＯＳ）および少なくとも１つのプログラム（一例として、ブラウザや前記インストールされたアプリケーション）の制御にしたがってサーバ１５０に接続し、サーバ１５０が提供するサービス（一例として、インスタントメッセージングサービス）やコンテンツの提供を受けることも可能である。例えば、電子機器１（１１０）がアプリケーションの制御にしたがってネットワーク１７０を介してサービス要請メッセージをサーバ１５０に送信すると、サーバ１５０は、サービス要請メッセージに対応するコードを電子機器１（１１０）に送信してもよく、電子機器１（１１０）はアプリケーションの制御にしたがってコードに基づいた画面を構成して表示することによってユーザにコンテンツを提供してもよい。

図２は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図２では、１つの電子機器に対する例として電子機器１（１１０）を説明し、１つのサーバに対する例としてサーバ１５０の内部構成を説明する。

電子機器１（１１０）とサーバ１５０は、メモリ２１１、２２１、プロセッサ２１２、２２２、通信モジュール２１３、２２３、および入力／出力インタフェース２１４、２２４を含んでもよい。メモリ２１１、２２１は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、ＲＡＭ（ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（ｒｅａｄ ｏｎｌｙ ｍｅｍｏｒｙ）、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置（ｐｅｒｍａｎｅｎｔ ｍａｓｓ ｓｔｏｒａｇｅ ｄｅｖｉｃｅ）を含んでよい。また、メモリ２１１、２２１には、オペレーティングシステムと、少なくとも１つのプログラムコード（一例として、電気機器１（１１０）にインストールされ駆動するアプリケーションのためのコード）が格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム（ｄｒｉｖｅ ｍｅｃｈａｎｉｓｍ）（図示せず）を利用してメモリ２１１、２２１とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてもよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、ＤＶＤ／ＣＤ−ＲＯＭドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール２１３、２２３を利用してメモリ２１１、２２１にロードされてもよい。例えば、少なくとも１つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム（一例として、上述したアプリケーション）に基づいてメモリ２１１、２２１にロードされてもよい。

プロセッサ２１２、２２２は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ２１１、２２１または通信モジュール２１３、２２３によって、プロセッサ２１２、２２２に提供されてよい。例えば、プロセッサ２１２、２２２は、メモリ２１１、２２１のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてもよい。

通信モジュール２１３、２２３は、ネットワーク１７０を介して電子機器１（１１０）とサーバ１５０とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、他の電子機器（一例として、電子機器２（１２０））または他のサーバ（一例として、サーバ１６０）と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器１（１１０）のプロセッサ２１２がメモリ２１１のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって生成した要請（一例として、コンテンツに対するストリーミングサービス要請）が、通信モジュール２１３の制御にしたがってネットワーク１７０を介してサーバ１５０に伝達されてもよい。これとは逆に、サーバ１５０のプロセッサ２２２の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール２２３とネットワーク１７０を経て電子機器１（１１０）の通信モジュール２１３を通じて電子機器１（１１０）に受信されてもよい。例えば、通信モジュール２１３を通じて受信されたサーバ１５０の制御信号や命令などは、プロセッサ２１２やメモリ２１１に伝達されてもよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器１（１１０）がさらに含むことのできる格納媒体に格納されてもよい。

入力／出力インタフェース２１４、２２４は、入力／出力装置２１５とのインタフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置は、キーボードまたはマウスなどの装置を、また出力装置は、アプリケーションの通信セッションを表示するためのディスプレイのような装置を含んでもよい。他の例として、入力／出力インタフェース２１４は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が１つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。より具体的な例として、電子機器１（１１０）のプロセッサ２１２は、メモリ２１１にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ１５０や電子機器２（１２０）が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力／出力インタフェース２１４を通じてディスプレイに表示されてもよい。

また、他の実施形態において、電子機器１（１１０）とサーバ１５０は、図２の構成要素よりもさらに多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器１１０は、上述した入力／出力装置２１５のうち少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ（ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ）、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。

図３は、本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図であり、図４は、本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。さらに、図５は、本発明の一実施形態における方法がさらに含むことのできるステップの例を示したフローチャートである。図３に示すように、サーバ１５０のプロセッサ２２２は、サービス提供制御部３１０、受信制御部３２０、感情指数取得制御部３３０、および保存制御部３４０を備えてもよい。このようなプロセッサ２２２の構成要素は、図４の方法が含むステップ４１０〜４４０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、このような制御のためにメモリ２２１が含むオペレーティングシステムと少なくとも１つのプログラムコードを通じて動作するように実現されてもよい。

ステップ４１０で、サーバ１５０は、ネットワークを介して電子機器（一例として、電子機器１（１１０））にインスタントメッセージングサービスを提供してもよい。このために、サービス提供制御部３１０は、サーバ１５０がステップ４１０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよい。インスタントメッセージングサービスとは、ユーザが、通信セッションが設定された他のユーザ（個人チャットルーム）または他のユーザら（グループチャットルーム）とメッセージを送受信することが可能なサービスであって、サーバ１５０は、インスタントメッセージングサービスによって電子機器から受信したメッセージを通信セッション上の他のユーザや他のユーザらに提供する役割を行う。

ステップ４２０で、サーバ１５０は、インスタントメッセージングサービスを利用して電子機器からメッセージおよび電子機器の位置情報を受信してもよい。このために、受信制御部３２０は、サーバ１５０がステップ４２０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよい。例えば、電子機器は、電子機器で駆動するアプリケーションの制御にしたがい、メッセージの送受信のためのユーザインタフェースをユーザに提供してもよい。このとき、ユーザがユーザインタフェースを利用して電子機器にメッセージを入力して送信ボタンを押すと、メッセージと共に電子機器の位置情報がサーバ１５０に送信されてもよい。この場合、サーバ１５０は、電子機器が送信したメッセージと位置情報とを共に受信することができる。

ステップ４３０で、サーバ１５０は、メッセージから電子機器を利用するユーザの感情に関する情報を抽出して定量化してメッセージの感情指数を生成してもよいし、電子機器でメッセージに対して生成された感情指数をメッセージと共に受信してもよい。このために、感情指数取得制御部３３０は、サーバ１５０がステップ４３０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよい。例えば、感情指数は、受信したメッセージに基づいてサーバ１５０で生成されてもよいし、アプリケーションの制御に基づいて電子機器で直接生成されてサーバ１５０に送信されてもよい。

より具体的な実施形態として、感情指数は、単語別感情指数およびスタンプ別感情指数が予め設定されて格納された推薦データベースからメッセージが含む単語またはスタンプに対応する感情指数を検索して生成されてもよい。より具体的な例として、下記の表１は、特定の単語とスタンプに対応する感情指数の例を示している。言語「ｋｏ」は、韓国語（Ｋｏｒｅａｎ）を意味する。

受信したメッセージが単語「オッケー」を含んでいるか、識別子６に対応するスタンプを含んでいる場合、サーバ１５０は、単語「ＯＫ」または識別子６に対応するスタンプを感情データベースから検索してもよく、検索結果として感情指数８を得てもよい。このような感情データベースは、サーバ１５０に含まれてもよいし、サーバ１５０とネットワーク１７０を介して通信可能な別のシステムに含まれるように実現されてもよい。例えば、感情データベースが別のシステムに含まれている場合、サーバ１５０は、別のシステムに検索しようとする単語やスタンプの識別子を送信してもよく、別のシステムは、感情データベースから受信した単語やスタンプの識別子に対応する感情指数を検索してサーバ１５０に提供してもよい。

このような表１は、単語やスタンプに感情指数を対応させた一例に過ぎず、より多様な単語や文章、スタンプやイメージなどに感情指数を対応させて活用することも可能である。

上述したように、他の実施形態において、感情指数は、電子機器で生成されてもよい。この場合、電子機器は、アプリケーションの制御にしたがって感情データベースにアクセスし同じ方式で感情指数を取得してもよく、取得した感情指数をメッセージと共にサーバ１５０に送信してもよい。この場合、感情データベースは、アプリケーションを通じて電子機器に格納されてもよいし、サーバ１５０や上述した別のシステムに含まれてもよい。例えば、電子機器は、サーバ１５０や別のシステムと通信してメッセージに含まれた単語やスタンプに対応する感情指数を取得してもよい。

１つのメッセージが感情データベースに格納された複数の単語を含む場合、複数の感情指数が提供されてもよい。この場合、１つのメッセージに対して複数の感情指数が生成されてもよいし、感情指数の合計が該当のメッセージの感情指数として活用されてもよい。

ステップ４４０で、サーバ１５０は、生成または受信した感情指数を、受信した電子機器の位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、インスタントメッセージングサービスで送受信されるメッセージによる感情指数を位置情報別に保存してもよい。このために、保存制御部３４０は、サーバ１５０がステップ４４０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよい。位置情報別に保存された感情指数は、場所別または地域別にストレス指数、幸福指数、不満指数、犯罪指数などのような多様な感情情報を提供するために活用されてもよい。また、不満指数が高い場所や地域、幸福指数が高い場所や地域などを選択し、選択された地域に関する情報を提供するなど多様な用途に活用されてもよい。

他の実施形態では、感情指数を時間別に活用することも可能である。このために、サーバ１５０は、ステップ４２０で、メッセージの送信時刻をさらに受信してもよい。この場合、サーバ１５０は、ステップ４４０で、生成または受信した感情指数を送信時刻とさらに関連付けて感情データベースに格納してもよい。送信時刻別に格納された感情指数は、特定の時間帯別に分類され、曜日別感情情報や平日と週末別感情情報の差、日付別感情情報や時間帯別感情情報などの提供のように多様な用途に活用されてもよい。

このような位置情報と時間を共に活用することにより、特定の地域に対して犯罪指数が最も高い時間帯に関する情報を取得して該当の地域の警察システムに提供したり、週末に人々が最も幸せを感じる地域を選択して約束場所や旅行先として勧めたりするなど、多様に活用することができる。

このように、サーバ１５０は、感情マップのように地域別感情分布情報を得ることができるようになる。

図３に示すように、サーバ１５０のプロセッサ２２２は、実施形態によって選択的に、メッセージ種類確認制御部３５１、感情情報活用制御部３５２、通信セッション確認制御部３５３、活動指数測定制御部３５４、活動指数保存制御部３５５、および情報提供制御部３５６のうち少なくとも１つをさらに備えてもよい。このような追加の構成要素は、図４の方法が実施形態に応じて選択的にさらに含むことのできる図５のステップ５１０〜５６０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよい。

ステップ５１０で、サーバ１５０は、受信したメッセージの種類を確認してもよい。このために、メッセージ種類確認制御部３５１は、サーバ１５０がステップ５１０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、ステップ５１０は、図４のステップ４２０以降に実行されてもよい。メッセージの種類は、メッセージが含む情報に応じてテキスト、スタンプ、イメージ、および位置情報のうち少なくとも１つに決定されるようにしてもよく、各種類別に加重値（感情状態加重値）が予め設定されてもよい。例えば、テキストには「０．１」、スタンプには「０．３５」、イメージには「０．３」、位置情報には「０．２」のように感情状態加重値が予め設定されてもよい。ここで、位置情報とは、電子機器の位置情報だけではなく、以前にユーザが写真撮影をした位置情報などのように、ユーザがメッセージに含ませる多様な位置に関する情報を含んでもよい。また、メッセージの種類による感情状態加重値は、階層分析法（Ａｎａｌｙｔｉｃ Ｈｉｅｒａｒｃｈｙ Ｐｒｏｃｅｓｓ：ＡＨＰ）モデルを利用して決められてもよく、周期的に更新されてもよい。

このとき、サーバ１５０は、ステップ４４０で、生成または受信した感情指数に、確認されたメッセージの種類に応じて予め設定された感情状態加重値を関連付けて感情データベースに格納してもよい。例えば、上述した表１において、メッセージに含まれたスタンプの識別子が「識別子６」の場合、感情データベースからは感情指数「８」が検索されるようになる。このとき、サーバ１５０は、メッセージの種類がスタンプに分類されたため、感情指数「８」に感情状態加重値「０．３５」を掛け、最終的に感情指数「２．８」が得られるようになり、メッセージと共に受信した位置情報と関連付けて感情指数「２．８」を感情データベースに格納してもよい。本実施形態では、感情指数が高いほど肯定的な感情が、感情指数が低いほど否定的な感情が認識されるように感情指数が設定された例を説明している。

ステップ５２０で、サーバ１５０は、保存された位置情報別感情指数に基づいて地域別または場所別感情情報を生成または提供してもよいし、特定の感情情報と関連する地域または場所を選択し、選択された地域または場所に関する情報を提供してもよい。このために、感情情報活用制御部３５２は、サーバ１５０がステップ５２０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、ステップ５２０は、図４のステップ４４０以降に実行されてもよい。上述したように、感情情報は、ストレス指数、幸福指数、不満指数、および／または犯罪指数などを含んでもよい。例えば、サーバ１５０は、特定の地域に該当する位置情報の感情指数を利用して該当の地域の幸福指数を計算してもよい。例えば、特定の地域に対応する感情指数の全体の合計がどの範囲に属するかによって幸福指数が決められてもよい。具体的な一例として、特定の地域に対応する感情指数の全体の合計が１０１〜１５０の場合には幸福指数が５、全体の合計が１５１〜２００の場合には幸福指数が６のように決められてもよい。他の例として、該当の地域に対応する感情情報の全体の合計がそのまま幸福指数として決められてもよい。このように、感情指数は、必要に応じて多様に活用されることができる。

ステップ５３０で、サーバ１５０は、電子機器からメッセージが発送される通信セッションの種類を確認してもよい。このために、通信セッション確認制御部３５３は、サーバ１５０がステップ５３０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、ステップ５３０は、図４のステップ４２０以降に実行されてもよい。

通信セッションの種類は、同じ場所に位置したユーザ間の個人チャットルーム、同じ場所に位置したユーザ間のグループチャットルーム、互いに異なる場所に位置したユーザ間の個人チャットルーム、および互いに異なる場所に位置したユーザ間のグループチャットルームに分類されてもよい。例えば、平日の昼間に同じ場所に位置するユーザ間の個人チャットルームやグループチャットルームで発生するメッセージは、ユーザが会社などで精神的な活動をしていることを示す可能性が高い。他の例として、平日に互いに異なる場所に位置するユーザ間の個人チャットルームやグループチャットルームで発生するメッセージは、ユーザが平常的な活動（友達との会話など）をしていることを示す可能性が高い。このように、ユーザがどのような種類の通信セッションでメッセージを発生させるかによってユーザの活動状態を示すことができるため、サーバ１５０は、メッセージが発送される通信セッションの種類を確認することができる。

ステップ５４０で、サーバ１５０は、通信セッション中に同じ位置情報からユーザがメッセージを発送する回数およびユーザが発送するメッセージの種類のうち少なくとも１つの情報と通信セッションの種類とに基づいてユーザの活動指数を測定してもよい。このために、活動指数測定制御部３５４は、サーバ１５０がステップ５４０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、ステップ５４０は、ステップ５３０以降に実行されてもよい。例えば、サーバ１５０は、ステップ５４０で、上述した回数および種類のうち少なくとも１つの情報に基づいて測定される指数に、通信セッションの種類に応じて予め設定された活動状態加重値を付与してユーザの活動指数を測定してもよい。より具体的な例として、通信セッションの種類に応じ、同じ場所に位置するユーザ間の個人チャットルームやグループチャットルームには「０．７」の活動状態加重値が、互いに異なる場所に位置するユーザ間の個人チャットルームやグループチャットルームには「０．３」の活動状態加重値がそれぞれ予め設定されてもよい。ここで、メッセージが発送される回数に応じて設定された指数（例えば、回数が多いほど相対的に高く（または低く）設定された指数）やメッセージの種類に応じて設定された指数（例えば、テキストは相対的に高く（または低く）、スタンプやイメージは相対的に低く（または高く）設定された指数）に、通信セッションの種類に応じて予め設定された活動状態加重値が付与されてユーザの活動指数が測定されてもよい。

ステップ５５０で、サーバ１５０は、測定された活動指数を対応する位置情報と関連付けて活動データベースに格納することによって活動指数を位置情報別に保存してもよい。このために、活動指数保存制御部３５５は、サーバ１５０がステップ５５０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、ステップ５５０は、ステップ５４０以降に実行されてもよい。したがって、サーバ１５０は、位置情報別に保存された活動指数を得ることができ、これを活用することができるようになる。例えば、サーバ１５０は、特定のユーザに対し、活動指数が高くて位置情報変化が少ないほど相対的に精神的な活動が多く、活動指数が低くて位置情報変化が大きいほど相対的に精神的な活動が少ないと判断してもよい。他の例として、サーバ１５０は、活動指数が高い地域であるほどストレス指数が高い地域と判断してもよい。

また、サーバ１５０は、活動指数を利用して測定される精神的な活動の他に、外部データを利用して身体的な活動に関する情報を取得することも可能である。例えば、ユーザの運動量を測定する電子機器や電子機器が測定した運動量を受信して管理するシステムがあるとする。サーバ１５０は、運動量に関する情報を格納している電子機器やシステムからネットワークを介して運動量に関する情報を受信し、受信した情報を利用してユーザの身体的な活動に関する情報を得ることができる。このために、サーバ１５０は、外部装置からネットワークを介してユーザの運動量情報を受信（一例として、受信制御部３２０の制御にしたがって）するステップ（図示せず）、および受信した運動量情報に基づいてユーザの身体的な活動指数を測定（一例として、活動指数測定制御部３５４の制御にしたがって）するステップ（図示せず）をさらに実行してもよい。このような身体的な活動指数も位置情報と時間に応じて測定されてもよく、精神的な活動を示す活動指数と共に多様な統計情報を提供するために活用されてもよい。

ステップ５６０で、サーバ１５０は、保存された感情指数および保存された活動指数に基づいて位置情報別または時間別統計情報を生成または提供してもよい。このために、情報提供制御部３５６は、サーバ１５０がステップ５６０を実行するようにサーバ１５０を制御してもよく、ステップ５６０は、ステップ５５０以降に実行されてもよい。

他の実施形態として、感情データベースに格納された感情指数と活動データベースに格納された活動指数それぞれは、対応するユーザの識別子とさらに関連付いて格納されてもよい。この場合、サーバ１５０は、ユーザ別に統計情報を提供することもできるようになる。例えば、サーバ１５０は、ステップ５６０で、ユーザの識別子と関連付いて感情データベースに格納された感情指数およびユーザと関連付いて活動データベースに格納された活動指数に基づき、ユーザに対する位置情報別または時間別統計情報を生成または提供してもよいし、ユーザの状態情報を生成または提供してもよい。例えば、時間帯別にメッセージ件数は類似するが、特定のユーザの感情指数と活動指数が急激に減少する場合には、ユーザの状態に異常が発生した可能性が高いと判断してもよい。

図６は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図であり、図７は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。

図６に示すように、電子機器１（１１０）のプロセッサ２１２は、インタフェース提供制御部６１０、感情指数生成制御部６２０、および送信制御部６３０を備えてもよい。このようなプロセッサ２１２の構成要素は、図７の方法が含むステップ７１０〜７３０を実行するように電子機器１（１１０）を制御してもよく、このような制御のためにメモリ２１１が含むオペレーティングシステムと少なくとも１つのプログラムコードを通じて動作するように実現されてもよい。ここで、少なくとも１つのプログラムコードは、電子機器１（１１０）にインストールされて駆動し、電子機器１（１１０）にインスタントメッセージングサービスを提供するアプリケーションのコードを含んでもよい。

ステップ７１０で、電子機器１（１１０）は、インスタントメッセージングサービスを利用してメッセージを送信するためのユーザインタフェースをユーザに提供してもよい。このために、インタフェース提供制御部６１０は、電子機器１（１１０）がステップ７１０を実行するように電子機器１（１１０）を制御してもよい。

ステップ７２０で、電子機器１（１１０）は、ユーザインタフェースに入力されたメッセージからユーザの感情に関する情報を抽出して定量化してメッセージの感情指数を生成してもよい。このために、感情指数生成制御部６２０は、電子機器１（１１０）がステップ７２０を実行するように電子機器１（１１０）を制御してもよい。上述したように、電子機器１（１１０）は、単語別感情指数およびスタンプ別感情指数が予め設定されて格納された推薦データベースからメッセージが含む単語またはスタンプに対応する感情指数を検索してメッセージの感情指数を生成してもよい。

ステップ７３０で、電子機器１（１１０）は、メッセージ、感情指数、および電子機器の位置情報を、ネットワークを介してサーバ（一例として、サーバ１５０）に送信してもよい。このために、送信制御部６３０は、電子機器１（１１０）がステップ７３０を実行するように電子機器１（１１０）を制御してもよい。

この場合、サーバは、感情指数を電子機器の位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、インスタントメッセージングサービスで送受信されるメッセージに対応する感情指数を位置情報別に保存してもよい。

また、電子機器１（１１０）は選択的に、ステップ７３０で、メッセージの送信時刻をサーバにさらに送信してもよい。この場合、サーバは、感情指数を送信時刻とさらに関連付けて感情データベースに格納してもよい。

サーバは、保存された位置情報別感情指数に基づいて地域別または場所別感情情報を生成または提供してもよいし、特定の感情情報と関連する地域または場所を選択し、選択された地域または場所に関する情報を提供してもよい。

サーバの具体的な動作などについては、図３〜図５を参照しながら既に説明したため、繰り返される説明は省略する。

以下、さらに具体的な実施例について説明する。

図８および図９は、本発明の一実施形態における、ユーザの活動状態を推定する過程の例を示した図である。

図８を参照すると、電子機器８１０は、サーバ８３０にメッセージ８２０を送信してもよい。このとき、ユーザによって入力されたメッセージは、テキスト８２１、スタンプ８２２、位置情報８２３だけではなく、写真や動画などのように多様な種類のデータのうち少なくとも１つを含んでもよく、既に説明したように、位置データ８２４と送信時刻８２５をさらに含んでサーバ８３０に送信してもよい。感情指数８２６は、電子機器８１０で生成されてメッセージ８２０に含まれてもよいし、サーバ８３０で生成されてもよいが、本実施形態では電子機器８１０が感情指数８２６を生成して送信する例を示している。感情指数８２６の生成のために、電子機器８１０は、感情ＤＢ８３０からメッセージが含む単語やスタンプに対応する感情指数を抽出してもよい。感情ＤＢ８３０には、表１で示したように、予め設定された単語とスタンプに対応する感情指数が格納されてもよい。

サーバ８３０は、メッセージ８２０の種類に応じて感情指数８２６に加重値を適用するために感情状態加重値８３１に関する情報を含んでもよく、以後の活動指数の測定のために、通信セッションの種類（チャットルームの種類）による活動状態加重値８３２をさらに含んでもよい。

図９を参照すると、メッセージ８２０と感情状態加重値８３１、そして活動状態加重値８３２を利用して活動状態を推定するためのソース９１０が確保されてもよい。活動状態推定ソース９１０は、図９に示すように、収集された活動指数９１１、収集された感情指数９１２、収集された位置データ９１３、および収集された送信時刻９１４に関する情報を含んでもよい。

サーバ１５０は、このような活動状態推定ソース９１０を利用することで、ユーザ別、位置情報別、時間別活動状態を推定（活動状態推定９２０）できるようになる。例えば、サーバ１５０は、ユーザ／位置情報／時間別に精神的な活動状態測定値９２１と感情状態測定値９２２とを計算し、計算された精神的な活動状態測定値９２１と感情状態測定値９２２とを多様な用途に活用してもよい。例えば、既に説明したように、計算された精神的な活動状態測定値９２１と感情状態測定値９２２は、ストレス指数、幸福指数、不満指数、犯罪指数などの統計情報を生成または提供したり、現地住民または旅行客の訪問経路を追跡して旅行案内情報を提供したり、特定の地域や場所を勧めたりするなど、多様な用途に活用されてもよい。また、サーバ１５０は、運動量のような外部データ９３０を利用して身体的な活動指数を測定し、測定された身体的な活動指数をさらに活用することも可能である。

図１０は、本発明の一実施形態における、地域別の幸福指数と犯罪指数の例を示した図である。グラフ１０００は、４つの地域（地域Ａ、地域Ｂ、地域Ｃ、および地域Ｄ）それぞれで測定された幸福指数と犯罪指数を示している。一例として、サーバ１５０または別のシステム（一例として、旅行地域を勧めるサーバ）は、このような幸福指数と犯罪指数とに基づき、幸福指数が相対的に高くて犯罪指数が相対的に低い地域Ｃをユーザに勧めてもよい。他の例として、サーバ１５０や別のシステムは、犯罪指数が高い地域Ｄに関する情報を警察署システムに提供し、防犯などの活動を強化するように誘導してもよい。

図１１は、本発明の一実施形態における、お勧めの旅行先の例を示した図である。グラフ１１００は、現地住民がよく行く場所と旅行客がよく行く場所とを地図上に円で表示した例を示している。現地住民と旅行客は、ユーザの位置データを分析して分類されてもよい。例えば、特定の地域を基準とし、該当の地域からメッセージを継続して送信するユーザは現地住民である可能性が高く、普段は他の地域からメッセージを継続して送信していたのに、特定の時期にだけ該当の地域からメッセージを送信するユーザは旅行客である可能性が高い。このように、サーバ１５０や別のシステムは、収集された多様な情報を利用することで、お勧めの旅行先などのように多様なサービスを提供することが可能となる。

図１２は、本発明の一実施形態における、日別精神的活動と身体的活動の例を示した図である。グラフ１２００は、特定のユーザの曜日別の活動を、精神的な活動と身体的な活動とに区分して表示した例を示している。上述したように、精神的な活動は、メッセージに基づいて収集された多様な情報を利用して測定されてもよく、身体的な活動は外部データを活用してもよい。

この場合、一例として、サーバ１５０や別のシステム（一例として、ユーザの健康状態を管理するサーバ）は、ユーザの身体的な活動が基準値未満の場合には、ユーザに運動を勧めてもよい。他の例として、サーバ１５０や別のシステムは、ユーザの精神的な活動が基準値以上の場合には、ユーザのストレス解消のためのコンテンツをユーザに勧めてもよい。

さらに他の実施形態において、感情指数（サーバ１５０で生成されるか、電子機器から受信した感情指数）は、電子機器の位置情報だけではなく、メッセージの受信者（会話相手）情報とも関連付いて感情データベースに格納されてもよい。この場合、サーバ１５０は、ユーザに感情状態別対話相手情報（例えば、「幸福」な感情状態のときは、主に誰と会話していたかに関する情報）を提供してもよく、位置情報別会話相手情報（例えば、自宅で最も多く会話する相手は誰かに関する情報）を提供してもよい。

このように、本発明の実施形態によると、インスタントメッセージに基づいてユーザの感情指数と活動指数を収集し、収集された感情指数と活動指数を位置情報別および／または時間別に確認することで、多様な用途に活用することができる。

上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および／またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ＡＬＵ（ａｒｉｔｈｍｅｔｉｃ ｌｏｇｉｃ ｕｎｉｔ）、デジタル信号プロセッサ（ｄｉｇｉｔａｌ ｓｉｇｎａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、マイクロコンピュータ、ＦＰＧＡ（ｆｉｅｌｄ ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｇａｔｅ ａｒｒａｙ）、ＰＬＵ（ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｌｏｇｉｃ ｕｎｉｔ）、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、１つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム（ＯＳ）および前記ＯＳ上で実行される１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理および生成してもよい。理解の便宜のために、１つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素（ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｅｌｅｍｅｎｔ）および／または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは１つのプロセッサおよび１つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ（ｐａｒａｌｌｅｌ ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）のような、他の処理構成（ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）も可能である。

ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの１つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に（ｃｏｌｌｅｃｔｉｖｅｌｙ）処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび／またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供するために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置（ｖｉｒｔｕａｌ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）、コンピュータ格納媒体または装置、または送信される信号波（ｓｉｇｎａｌ ｗａｖｅ）に永久的または一時的に具現化（ｅｍｂｏｄｙ）されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、１つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。

実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピディスク、および磁気テープのような磁気媒体、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤのような光媒体、フロプティカルディスク（ｆｌｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）のような光磁気媒体、およびＲＯＭ、ＲＡＭ、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために１つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。

以上のように、実施形態を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、および／あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。

したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。

１１０、１２０、１３０、１４０：電子機器
１５０、１６０：サーバ
１７０：ネットワーク

Claims (19)

1. １つ以上のプロセッサを含むサーバのシステムであって、
   前記１つ以上のプロセッサは、
   ネットワークを介して電子機器にインスタントメッセージングサービスを提供するように前記サーバを制御するサービス提供制御部、
   前記インスタントメッセージングサービスを利用して前記電子機器からメッセージおよび前記電子機器の位置情報を受信するように前記サーバを制御する受信制御部、
   前記メッセージから前記電子機器を利用するユーザの感情に関する情報を抽出して定量化して前記メッセージの感情指数を生成するか、または前記電子機器で前記メッセージに対して生成された感情指数を前記メッセージと共に受信するように前記サーバを制御する感情指数取得制御部、および
   前記生成または受信した感情指数を前記受信した電子機器の位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、前記インスタントメッセージングサービスで送受信されるメッセージによる感情指数を位置情報別に保存するように前記サーバを制御する保存制御部
   を備えることを特徴とする、システム。
2. 前記１つ以上のプロセッサは、
   前記受信したメッセージの種類を確認するように前記サーバを制御するメッセージ種類確認制御部
   をさらに備え、
   前記保存制御部は、
   前記生成または受信した感情指数に、前記確認されたメッセージの種類に応じて予め設定された感情状態加重値を関連付けて前記感情データベースに格納することを特徴とする、請求項１に記載のシステム。
3. 前記メッセージの種類は、前記メッセージが含む情報に応じてテキスト、スタンプ、イメージ、および位置情報のうち少なくとも１つに決定されることを特徴とする、請求項２に記載のシステム。
4. 前記感情指数は、単語別感情指数およびスタンプ別感情指数が予め設定されて格納された推薦データベースから前記メッセージが含む単語またはスタンプに対応する感情指数を検索して生成されることを特徴とする、請求項１に記載のシステム。
5. 前記受信制御部は、
   前記メッセージの送信時刻をさらに受信するように前記サーバを制御し、
   前記保存制御部は、
   前記生成または受信した感情指数を前記送信時刻とさらに関連付けて前記感情データベースに格納するように前記サーバを制御することを特徴とする、請求項１に記載のシステム。
6. 前記１つ以上のプロセッサは、
   前記保存された位置情報別感情指数に基づいて地域別または場所別感情情報を生成または提供するか、または特定の感情情報と関連する地域または場所を選択し、選択された地域または場所に関する情報を提供するように前記サーバを制御する感情情報活用制御部を、さらに備えることを特徴とする、請求項１に記載のシステム。
7. 前記感情情報は、ストレス指数、幸福指数、不満指数、および犯罪指数のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする、請求項６に記載のシステム。
8. 前記１つ以上のプロセッサは、
   前記電子機器から前記メッセージが発送される通信セッションの種類を確認するように前記サーバを制御する通信セッション確認制御部、
   前記通信セッション中に同じ位置情報から前記ユーザがメッセージを発送する回数および前記ユーザが発送するメッセージの種類のうち少なくとも１つの情報と前記通信セッションの種類とに基づいて前記ユーザの活動指数を測定するように前記サーバを制御する活動指数測定制御部、および
   前記測定された活動指数を前記同じ位置情報と関連付けて活動データベースに格納することによって活動指数を位置情報別に保存するように前記サーバを制御する活動指数保存制御部
   をさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載のシステム。
9. 前記通信セッションの種類は、同じ場所に位置するユーザ間の個人チャットルーム、同じ場所に位置するユーザ間のグループチャットルーム、互いに異なる場所に位置するユーザ間の個人チャットルーム、および互いに異なる場所に位置すするユーザ間のグループチャットルームに分類され、
   前記活動指数測定制御部は、
   前記少なくとも１つの情報に基づいて測定される指数に、前記通信セッションの種類に応じて予め設定された活動状態加重値を付与して前記ユーザの活動指数を測定するように前記サーバを制御することを特徴とする、請求項８に記載のシステム。
10. 前記１つ以上のプロセッサは、
    前記保存された感情指数および前記保存された活動指数に基づいて位置情報別または時間別統計情報を生成または提供するように前記サーバを制御する情報提供制御部
    をさらに備えることを特徴とする、請求項８に記載のシステム。
11. 前記感情データベースに格納された感情指数と前記活動データベースに格納された活動指数それぞれは、対応するユーザの識別子とさらに関連付いて格納され、
    前記１つ以上のプロセッサは、
    前記ユーザの識別子と関連付いて前記感情データベースに格納された感情指数および前記ユーザと関連付いて前記活動データベースに格納された活動指数に基づき、前記ユーザに関する位置情報別または時間別統計情報を生成または提供するか、または前記ユーザの状態情報を生成または提供するように前記サーバを制御する情報提供制御部
    をさらに備えることを特徴とする、請求項８に記載のシステム。
12. 前記受信制御部は、
    外部装置からネットワークを介して前記ユーザの運動量情報をさらに受信し、
    前記１つ以上のプロセッサは、
    前記受信した運動量情報に基づいて前記ユーザの身体的な活動指数を測定する活動指数測定制御部
    をさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載のシステム。
13. コンピュータによって実現される方法であって、
    電子機器でインスタントメッセージングサービスを利用してメッセージを送信するためのユーザインタフェースをユーザに提供するステップ、
    前記電子機器で前記ユーザインタフェースに入力されたメッセージから前記ユーザの感情に関する情報を抽出して定量化して前記メッセージの感情指数を生成するステップ、および
    前記電子機器から前記メッセージ、前記感情指数、および前記電子機器の位置情報を、ネットワークを介してサーバに送信するステップ
    を含み、
    前記サーバで前記感情指数を前記電子機器の位置情報と関連付けて感情データベースに格納することにより、前記インスタントメッセージングサービスで送受信されるメッセージに対応する感情指数が位置情報別に保存されることを特徴とする、コンピュータによって実現される方法。
14. 前記感情指数を生成するステップは、
    単語別感情指数およびスタンプ別感情指数が予め設定されて格納された推薦データベースから前記メッセージが含む単語またはスタンプに対応する感情指数を検索して前記メッセージの感情指数を生成することを特徴とする、請求項１３に記載のコンピュータによって実現される方法。
15. 前記メッセージの種類は、前記メッセージが含む情報に応じてテキスト、スタンプ、イメージ、および位置情報のうち少なくとも１つに決定されることを特徴とする、請求項１４に記載のコンピュータによって実現される方法。
16. 前記送信するステップは、
    前記メッセージの送信時刻を前記サーバにさらに送信し、
    前記サーバで前記感情指数が前記送信時刻とさらに関連付いて前記感情データベースに格納されることを特徴とする、請求項１３に記載のコンピュータによって実現される方法。
17. 前記サーバで前記保存された位置情報別感情指数に基づいて地域別または場所別感情情報を生成または提供するか、または特定の感情情報と関連する地域または場所を選択し、選択された地域または場所に関する情報を提供することを特徴とする、請求項１３に記載のコンピュータによって実現される方法。
18. 前記感情情報は、ストレス指数、幸福指数、不満指数、および犯罪指数のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする、請求項１７に記載のコンピュータによって実現される方法。
19. 請求項１３〜１８のうちいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムが記録されていることを特徴とする、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。

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