JP2017027210A - 電子機器及び電子機器の動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】許諾期間が満了しているか否かの判定の精度を向上することが可能な技術を提供する。【解決手段】記憶制御部100は、ネットワークから、現在時刻を示すネットワーク時刻が取得されたとき、リアルタイムクロック130での第1時刻を取得し、取得した第1時刻と、取得されたネットワーク時刻とを記憶部190に記憶する。推定部は、現在時刻を推定する。判定部は、推定部で推定された現在時刻に基づいて、電子機器に対して付与されたライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かを判定する。推定部は、現在時刻を推定するとき、リアルタイムクロック130での第2時刻を取得し、取得した第2時刻から、記憶部190内の第1時刻を差し引いて得られる時間を、記憶部190内のネットワーク時刻に足し合わせ、それによって得られる第3時刻を現在時刻とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1にも記載されているように、従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2007−42204号公報
特許文献1に記載されているように、電子機器では、当該電子機器に付与されたライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かが判定されることがある。この場合には、電子機器は、許諾期間が満了しているか否かを正しく判定できることが望まれる。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、許諾期間が満了しているか否かの判定の精度を向上することが可能な技術を提供することを目的とする。
電子機器及び電子機器の動作方法が開示される。一の実施の形態では、電子機器は、ネットワークと通信する電子機器である。電子機器は、リアルタイムクロックと、記憶部と、記憶制御部と、推定部と、判定部とを備えている。記憶制御部は、ネットワークから、現在時刻を示すネットワーク時刻が取得されたとき、リアルタイムクロックでの第1時刻を取得し、取得した第1時刻と、取得されたネットワーク時刻とを記憶部に記憶する。推定部は、現在時刻を推定する。判定部は、推定部で推定された現在時刻に基づいて、電子機器に対して付与されたライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かを判定する。推定部は、現在時刻を推定するとき、リアルタイムクロックでの第2時刻を取得し、取得した第2時刻から、記憶部内の第1時刻を差し引いて得られる時間を、記憶部内のネットワーク時刻に足し合わせ、それによって得られる第3時刻を現在時刻とする。
また、一の実施の形態では、電子機器の動作方法は、ネットワークと通信し、リアルタイムクロックを備える電子機器の動作方法である。電子機器の動作方法は、第1〜第3工程を備える。第1工程では、ネットワークから、現在時刻を示すネットワーク時刻が取得されたとき、リアルタイムクロックでの第1時刻が取得され、取得された第1時刻と、取得されたネットワーク時刻とが記憶される。第2工程では、現在時刻が推定される。第3工程では、第2工程で推定された現在時刻に基づいて、電子機器に対して付与されたライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かが判定される。第2工程において、現在時刻が推定されるとき、リアルタイムクロックでの第2時刻が取得され、取得された第2時刻から、第1工程で記憶された第1時刻を差し引いて得られる時間が、第1工程で記憶されたネットワーク時刻に足し合わされ、それによって得られる第3時刻が現在時刻とされる。
許諾期間が満了しているか否かの判定の精度が向上する。
電子機器の構成を示す図である。 電子機器がネットワークに接続されている様子を示す図である。 電子機器で使用される時刻の種類を説明するための図である。 電子機器及びサーバ装置の動作を示す図である。 電子機器の動作を示すフローチャートである。 電子機器の動作を示すフローチャートである。 電子機器の構成の変形例を示す図である。
図1は電子機器1の構成を示すブロック図である。電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。電子機器1は、図2に示されるように、ネットワーク2と通信可能である。ネットワーク2には、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、無線LAN(Local Area Network)、インターネットなどが含まれる。電子機器1は、ネットワーク2を通じて、他の通信装置、例えば携帯電話機及びサーバ装置3等と通信可能である。
図1に示されるように、電子機器1には、制御部100、無線通信部110、表示部120、リアルタイムクロック(RTC)130及びタイマ140が設けられている。さらに電子機器1には、レシーバ150、外部スピーカ160、マイク170、撮像部180、記憶部190及び電源部200が設けられている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101及びDSP(Digital Signal Processor)102等を備える制御回路である。制御部100は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理する。
記憶部190は、不揮発性記憶部191及び揮発性記憶部192を備えている。不揮発性記憶部191は例えばフラッシュメモリであって、揮発性記憶部192は例えばRAM(Random Access Memory)である。フラッシュメモリ及びRAMのそれぞれは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体である。不揮発性記憶部191は、電子機器1の動作を制御するための各種プログラムを記憶している。具体的には、不揮発性記憶部191は、例えば、オペレーティングシステム(OS)及び各種アプリケーションプログラムなどを記憶している。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が不揮発性記憶部191内の各種プログラムを実行することによって実現される。なお、制御部100のすべての機能あるいは制御部100の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアを必要としないハードウェア回路で構成されても良い。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、アンテナ111を用いて、ネットワーク2と無線通信することが可能である。無線通信部110は、アンテナ111で受信された受信信号に対して増幅処理等の各種処理を実行し、処理後の受信信号を制御部100に出力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる各種情報を取得する。また無線通信部110は、制御部100で生成された、各種情報を含む送信信号に対して増幅処理等の各種処理を実行し、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信する。アンテナ111から送信される送信信号は、ネットワーク2を通じて、携帯電話機あるいはサーバ装置3等の通信相手装置に送信される。
表示部120は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルを備えている。表示部120は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を、当該表示部120が有する表示画面に表示する。表示画面は、電子機器1の前面に設けられている。また、表示部120はタッチパネル機能を有している。これにより、表示部120は、その表示画面に対するユーザ操作を検出し、検出したユーザ操作に応じた検出信号を制御部100に出力することができる。ユーザは、表示部120の表示画面に対して指等の操作子によって操作を行うことによって、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。
リアルタイムクロック(RTC)130は時刻を計測する。制御部100は、RTC130が計測する時刻を取得することが可能である。
タイマ140は、図示しないクロック信号に基づいて所定時間を計測し、所定時間を計測するたびに制御部100に通知信号を出力する。タイマ140は、例えば、1秒間を計測し、1秒間計測するたびに制御部100に通知信号を出力する。したがって、タイマ140が通知信号を出力する間隔は1秒を示すことになる。制御部100は、タイマ140から通知信号を受け取るたびに、後述するOS時刻を1秒進める。これにより、OS時刻が適宜更新される。
外部スピーカ160は、例えばダイナミックスピーカである。外部スピーカ160は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。外部スピーカ160から出力される音は、電子機器1の外装を構成する機器ケースの表面に設けられたスピーカ穴から外部に出力される。スピーカ穴から出力される音は、電子機器1から離れた場所でも聞こえるようになっている。
レシーバ150は受話音を出力する。レシーバ150は例えばダイナミックスピーカで構成されている。レシーバ150は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。レシーバ150から出力される音は、機器ケースの表面に設けられたレシーバ穴から外部に出力される。レシーバ穴から出力される音の音量は、上記のスピーカ穴から出力される音の音量よりも小さくなっている。なお、レシーバ150の代わりに、機器ケースを振動させる、圧電振動素子等の振動素子を設けて、機器ケースから音をユーザに伝えても良い。
マイク170は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力する。電子機器1の外部からの音は、機器ケースの表面に設けられたマイク穴から電子機器1の内部に取り込まれてマイク170に入力される。
撮像部180はレンズ及び撮像素子などを備えている。撮像部180は、制御部100による制御に基づいて、レンズに映る被写体を撮影し、撮影した被写体を示す静止画像あるいは動画像を生成して制御部100に出力する。
電源部200は、制御部100、無線通信部110及び表示部120等の、電子機器1の各構成に対して電源を供給する。電源部200は電池201を備えている。電池201は、例えば、電子機器1に対して着脱可能である。電源部200は、電池201からの電力を電子機器1の各構成に対して電源として供給することが可能である。また電源部200は、電子機器1の外部から供給される電力を、電子機器1の各構成に対して電源として供給することが可能である。そして、電源部200は、電子機器1の外部から供給される電力に基づいて電池201を充電することが可能である。
<電子機器で使用される時刻の種類>
図3は電子機器1で使用される複数種類の時刻を示す図である。電子機器1では、OS時刻300、RTC時刻310及びネットワーク時刻320が使用される。OS時刻300は、オペレーションシステムにおいて管理される時刻であって、システム時刻とも呼ばれる。OS時刻300は制御部100によって更新される。RTC時刻310は、RTC130で計測される時刻であって、ハードウェア時刻とも呼ばれる。
ネットワーク時刻320は、電子機器1がネットワーク2から取得する時刻である。本例では、ネットワーク2からは、現在時刻を示すネットワーク時刻320が電子機器1に通知される。例えば、電子機器1は、ネットワーク2に含まれるCDMAネットワークの基地局から放送される、現在時刻を示す時刻情報を含む同期信号を無線通信部110において受信することによって、ネットワーク時刻320を取得することができる。電子機器1は、例えば、当該電子機器1での通信状態が圏外から圏内に変化したとき、言い換えれば当該電子機器1がCDMAネットワークと通信不能な状態から通信可能な状態に変化したときに、CDMAネットワークの基地局から放送される、時刻情報を含む同期信号を受信する。また、電子機器1は、他の携帯電話機等との間の通話が終了したときと、他の携帯電話機等との間のデータ通信が終了したときに、CDMAネットワークの基地局から放送される、時刻情報を含む同期信号を受信する。このような、無線電話回線を利用した時刻情報の提供は、NITZ(Network Identity and Time Zone)と呼ばれる。また、ネットワーク時刻320は、NTP(Network Time Protocol)サーバなどの、現在時刻を配信するサーバ装置からネットワーク2を通じて電子機器1に提供される時刻であっても良い。制御部100は、無線通信部110から出力される受信信号から、当該受信信号に含まれるネットワーク時刻320を取得する。
電子機器1では、オペレーションシステムが起動するたびに、制御部100は、RTC130でのRTC時刻を取得し、OS時刻を、取得したRTC時刻に一致させる。また、制御部100は、ネットワーク時刻を取得すると、OS時刻を、取得したネットワーク時刻に一致させる。OS時刻の更新は、タイマ140の通知信号に基づいて行われる。つまり、制御部100は、タイマ140から通知信号を1秒間隔で受け取るたびにOS時刻を1秒進める。
ユーザは、電子機器1を操作することによって、電子機器1にOS時刻を変更させることが可能である。制御部100は、ユーザが表示部120の表示画面を操作して時刻を入力すると、入力された時刻にOS時刻を一致させ、その後、タイマ140から通知信号に基づいてOS時刻を更新する。
制御部100は、基本的には、OS時刻を現在時刻として各種処理を行う。例えば、制御部100は、表示部120にOS時刻を表示させることによって、OS時刻を現在時刻としてユーザに提示する。
<サーバ装置による電子機器に対するライセンスの付与>
電子機器1は、ネットワーク2に接続されたサーバ装置3と通信を行うことによって、当該サーバ装置3から、一定期間だけ、ある行為(機能)のライセンスが与えられることがある。ライセンスが与えられる行為としては、例えば、サーバ装置3から提供されるソフトウェアの使用(実行)、サーバ装置3から提供されるコンテンツデータの再生などがある。
以下に、一例として、映像データあるいは音楽データなどのコンテンツデータをストリーミング配信するサーバ装置3が、電子機器1に対して、コンテンツデータの受信及び再生のライセンスを付与する場合の当該電子機器1及び当該サーバ装置3の動作ついて説明する。図4は当該動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示されるように、ステップs1において、電子機器1は、サーバ装置3に対してライセンスの付与を申請する。サーバ装置3は、電子機器1から申請があると、ステップs2において、当該電子機器1に対してライセンスを付与するか否かを判定する。そして、サーバ装置3は、ステップs3において、判定結果を電子機器1に対して通知する。つまり、サーバ装置3は、ライセンスを付与するか、付与しないかを電子機器1に通知する。このとき、サーバ装置3は、ライセンスを付与する場合、許諾期間、ここではコンテンツデータの受信及び再生が可能な利用可能期間を電子機器1に通知する。
電子機器1は、サーバ装置3から判定結果が通知されると、ステップs4において、通知された判定結果に応じた通知をユーザに対して行う。ステップs4では、電子機器1は、サーバ装置3からライセンスが付与されない場合には、例えば、表示部120の表示画面に、コンテンツデータの利用が不可である旨を表示する。一方で、電子機器1は、サーバ装置3からライセンスが付与されると、ステップs4において、例えば、表示部120の表示画面に、サーバ装置3から通知される許諾期間を表示する。電子機器1は、サーバ装置3から通知される許諾期間を不揮発性記憶部191に記憶する。
このように、電子機器1は、ある行為のライセンスが与えられ、与えられたライセンスにおける許諾期間が通知されることがある。電子機器1は、許諾期間が通知された後は、所定のタイミングで、当該許諾期間が満了しているか否かを判定する。電子機器1は、例えば、ライセンスが与えられた行為を実行しようとするたびに(上記の例では、コンテンツデータの受信及び再生を実行しようとするたびに)、許諾期間が満了しているか否かを判定する。そして、電子機器1は、許諾期間が満了していると判定すると、その旨をユーザに通知する。電子機器1は、例えば、表示部120の表示画面に、許諾期間が満了している旨を表示してユーザに通知する。
電子機器1では、制御部100が、ネットワーク時刻及びRTC時刻を用いて許諾期間が満了しているか否かを判定する。以後、許諾期間が満了しているか否かの判定を「許諾期間満了判定」と呼ぶことがある。以下に、電子機器1での許諾期間満了判定について詳細に説明する。
<許諾期間満了判定>
図5は制御部100の動作を示すフローチャートである。図5に示されるように、ステップs11において、制御部100は、無線通信部110からの受信信号からネットワーク時刻を取得すると、ステップs12において、そのときのRTC130でのRTC時刻を取得する。ここで取得されたRTC時刻を「第1RTC時刻」と呼ぶ。そして、ステップs13において、制御部100は、ステップs11で取得したネットワーク時刻と、ステップs12で取得した第1RTC時刻とを不揮発性記憶部191に記憶する。
その後、制御部100は、ステップs11において新たなネットワーク時刻を取得すると、ステップs12及びステップs13を実行する。制御部100は、ステップs13において、新たなネットワーク時刻及び第1RTC時刻を不揮発性記憶部191に記憶する際に、不揮発性記憶部191内の古いネットワーク時刻及び第1RCT時刻を、新たなネットワーク時刻及び第1RTC時刻で書き換える。制御部100は、新たなネットワーク時刻を取得するたびに、ステップs12及びステップs13を実行する。
このように、制御部100は、ネットワーク2からネットワーク時刻が取得されたとき、RTC130のRTC時刻(第1RTC時刻)を取得し、取得したRTC時刻と、取得されたネットワーク時刻とを記憶部190に記憶する。制御部100は、記憶部190に情報を記憶する記憶制御部として機能する。
図6は、制御部100が、ネットワーク時刻とRTC時刻を用いて許諾期間が満了しているか否かを判定する際の当該制御部100の動作を示すフローチャートである。制御部100は、ライセンスが与えられた行為を実行しようとするとき、図6に示されるように、ステップs21において、不揮発性記憶部191からネットワーク時刻及び第1RTC時刻を読み出す。そして、ステップs22において、制御部100は、RTC130での現在のRTC時刻を取得する。ここで取得されたRTC時刻を「第2RTC時刻」と呼ぶ。
ステップs22の後、制御部100は、ステップs21で読み出したネットワーク時刻及び第1RTC時刻と、ステップs22で取得した第2RTC時刻に基づいて、現在時刻を推定する。具体的には、制御部100は、以下の式(1)を使用して現在時刻CTを求める。
Figure 2017027210
式(1)中のNT、RT1及びRT2は、ネットワーク時刻、第1RTC時刻及び第2RTC時刻をそれぞれ意味する。
式(1)に示されるように、現在時刻を推定する推定部として機能する制御部100は、第2RTC時刻RT2から、第1RTC時刻RT1を差し引いて得られる時間を、ネットワーク時刻NTに足し合わせ、それによって得られる時刻を現在時刻CTとしている。第2RTC時刻RT2から、第1RTC時刻RT1を差し引いて得られる時間(RT2−RT1)は、記憶部103内のネットワーク時刻NTがネットワーク2から取得されてからの経過時間であると言える。制御部100は、ネットワーク時刻NTに対して、それが取得されてからの経過時間を足し合わせて得られる時刻を現在時刻CTとしている。
ステップs23において、制御部100は、現在時刻を推定すると、ステップs24において、推定した現在時刻に基づいて許諾期間が満了しているか否かを判定する。具体的には、制御部100は、推定した現在時刻が許諾期間以内の場合には、許諾期間が満了していないと判定する。一方で、制御部100は、推定した現在時刻が許諾期間を超えている場合には、許諾期間が満了していると判定する。
制御部100は、ライセンスが与えられた行為を実行しようとするたびに、上記のステップs21〜s24を実行して、許諾期間満了判定を実行する。そして、制御部100は、許諾期間満了判定を実行すると、その判定結果を表示部120等を利用してユーザに通知する。なお、制御部100は、ステップs21〜s24までの一連の処理を、定期的に実行しても良い。
以上のように、制御部100は、現在時刻を推定するとき、RTC130での第2RTC時刻を取得し、取得した第2RTC時刻から、記憶部190内の第1RTC時刻を差し引いて得られる時間を、記憶部190内のネットワーク時刻に足し合わせ、それによって得られる時刻を現在時刻としている。したがって、ユーザによって操作される可能性があるOS時刻を現在時刻として許諾期間が満了しているか否かを判定する場合と比較して、許諾期間満了判定の精度が向上する。
また、サーバ装置3が、電子機器1に付与したライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かを判定することは可能である。しかしながら、この場合には、電子機器1は、サーバ装置3での判定結果を得るためには、サーバ装置3と通信する必要がある。
これに対して、上記のように、電子機器1が、自ら許諾期間満了判定を行う場合には、電子機器1はサーバ装置3と通信することなく許諾期間満了判定の結果を得ることができる。よって、電子機器1でのサーバ装置3との通信頻度を低減することができ、電子機器1の消費電力を低減することができる。
また、RTC時刻を使用せずにネットワーク時刻だけに基づいて許諾期間が満了しているか否かを判定する場合には、許諾期間満了判定の判定精度が低下する。以下にこの点について詳細に説明する。
例えば、CDMAネットワークの基地局が、電子機器1にネットワーク時刻を通知する場合を考える。このような場合、電子機器1が機内モード(「航空機モード」とも呼ばれる)に設定されているとき、無線通信部110は基地局と通信できない。また電子機器1の電源ボタンに対して例えば長押し操作が行われて、電子機器1がシャットダウンしているとき、無線通信部110は基地局と通信できない。また、電子機器1の通信状態が圏外の場合、無線通信部110は基地局と通信できない。
無線通信部110が基地局と通信できない状態では、電子機器1は基地局から最新のネットワーク時刻を取得することができない。したがって、電子機器1が、ネットワーク時刻だけに基づいて許諾期間満了判定を行う場合、無線通信部110が基地局と長期間通信できないときには、電子機器1は、過去に取得した古いネットワーク時刻に基づいて許諾期間満了判定を行うことになる。その結果、許諾期間満了判定の判定精度が低下する。
これに対して、電子機器1が、上記の式(1)を使用して現在時刻を推定する場合には、ネットワーク時刻を長期間取得できない場合であっても、過去に取得したネットワーク時刻に基づいて現在時刻を推定することができる。したがって、電子機器1は、無線通信部110が基地局と通信できない状態においても、現在時刻を推定することができる。よって、許諾期間満了判定の判定精度が向上する。
なお、図7に示されるように、電子機器1では、電池201とは別に、RTC130に電源を供給する電池202が設けられても良い。この場合、電池201は、電子機器1における、RTC130以外の構成に電源を供給する。電源部200は、電池201の電力を用いて電池202を充電する。満充電時の電池202の容量は、満充電時の電池201の容量よりも小さい。
図7の例のように、電池201とは別に、RTC130に電源を供給する電池202が設けられる場合には、電池201が取り外されたり、電池201の容量が無くなったりした場合であっても、RTC130は動作することができる。また、ネットワーク時刻及び第1RTC時刻は不揮発性記憶部191に記憶されることから、電池201が取り外されたり、電池201の容量が無くなったりして、不揮発性記憶部191に電源が供給されなくなったとしても、不揮発性記憶部191内にネットワーク時刻及び第1RTC時刻が保持される。よって、電池201が取り外されたり、電池201の容量が無くなったりしたとしても、その後、電池201からの電源が各構成に供給されるようになれば、制御部100は、現在時刻を正しく推定することができる。よって、制御部100は許諾期間満了判定を適切に行うことができる。
上記の各例では、電子機器1は、スマートフォン等の携帯電話機であったが、携帯電話機以外の装置であっても良い。例えば、電子機器1は、タブレット端末あるいはパーソナルコンピュータなどであっても良い。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
100 制御部
130 リアルタイムクロック(RTC)
190 記憶部
191 不揮発性記憶部
201,202 電池

Claims (3)

  1. ネットワークと通信する電子機器であって、
    リアルタイムクロックと、
    記憶部と、
    前記ネットワークから、現在時刻を示すネットワーク時刻が取得されたとき、前記リアルタイムクロックでの第1時刻を取得し、取得した前記第1時刻と、取得された前記ネットワーク時刻とを前記記憶部に記憶する記憶制御部と、
    現在時刻を推定する推定部と、
    前記推定部で推定された現在時刻に基づいて、前記電子機器に対して付与されたライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記推定部は、現在時刻を推定するとき、前記リアルタイムクロックでの第2時刻を取得し、取得した前記第2時刻から、前記記憶部内の前記第1時刻を差し引いて得られる時間を、前記記憶部内の前記ネットワーク時刻に足し合わせ、それによって得られる第3時刻を現在時刻とする、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記電子機器における、前記リアルタイムクロック以外の構成に対して電源を供給する第1電池と、
    前記リアルタイムクロックに対して電源を供給する第2電池と
    を備え、
    前記記憶部は、不揮発性記憶部である、電子機器。
  3. ネットワークと通信し、リアルタイムクロックを備える電子機器の動作方法であって、
    前記ネットワークから、現在時刻を示すネットワーク時刻が取得されたとき、前記リアルタイムクロックでの第1時刻を取得し、取得した前記第1時刻と、取得された前記ネットワーク時刻とを記憶する第1工程と、
    現在時刻を推定する第2工程と、
    前記第2工程で推定された現在時刻に基づいて、前記電子機器に対して付与されたライセンスにおける許諾期間が満了しているか否かを判定する第3工程と
    を備え、
    前記第2工程において、現在時刻が推定されるとき、前記リアルタイムクロックでの第2時刻が取得され、取得された前記第2時刻から、前記第1工程で記憶された前記第1時刻を差し引いて得られる時間が、前記第1工程で記憶された前記ネットワーク時刻に足し合わされ、それによって得られる第3時刻が現在時刻とされる、電子機器の動作方法。
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