JP2017023127A - 麺類の製造方法 - Google Patents
麺類の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017023127A JP2017023127A JP2016039817A JP2016039817A JP2017023127A JP 2017023127 A JP2017023127 A JP 2017023127A JP 2016039817 A JP2016039817 A JP 2016039817A JP 2016039817 A JP2016039817 A JP 2016039817A JP 2017023127 A JP2017023127 A JP 2017023127A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noodles
- treatment
- noodle
- raw
- noodle strings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Noodles (AREA)
Abstract
Description
また本発明は、前記の本発明の麺類の製造方法によって製造された麺類である。
下記表1に示す組成の原料粉100質量部に対し、食塩4質量部、水37質量部をそれぞれ加え、製麺用ミキサーを用いて回転数90rpmで10分間混合し、麺生地を作製した。次いで、作製した麺生地を、製麺ロールを用いて圧延して厚さ3.5mmの麺帯にした後、10番の切り刃を通して厚さ3mmの麺線に加工し、未α化状態の生麺線を作製した。次いで、作製した生麺線を所定の浸漬用液に所定時間浸漬した(浸漬用液に浸漬しない生麺線も用意した)。次いで、生麺線を沸騰した湯を用いて対麺歩留りが190%になるように茹で時間を調整して茹で処理することで、生麺線のα化処理を行い、α化麺類としてのうどんを製造した。
未α化状態の生麺線に対しα化処理(蒸し処理)を施した後、そのα化麺類を炭酸水に所定時間浸漬した。以上の点以外は、実施例6と同様にしてα化麺類としてのうどんを製造した。
下記表2に示す組成の原料粉100質量部に対し、かんすい1質量部、水36質量部をそれぞれ加え、製麺用ミキサーを用いて回転数90rpmで10分間混合し、麺生地を作製した。次いで、作製した麺生地を、製麺ロールを用いて圧延して厚さ2.0mmの麺帯にした後、16番の切り刃を通して厚さ1.5mmの麺線に加工し、未α化状態の生麺線を作製した。次いで、作製した生麺線を所定の浸漬用液に所定時間浸漬した(浸漬用液に浸漬しない生麺線も用意した)。次いで、生麺線を沸騰した湯を用いて対麺歩留りが190%になるように茹で時間を調整して茹で処理することで、生麺線のα化処理を行い、α化麺類としての中華麺を製造した。
下記表3に示す組成の原料粉100質量部に対し、食塩1.2質量部及びかんすい(オリエンタル酵母社製「赤かんすい」)0.4質量部を水35質量部に溶かして調製した水溶液を加え、製麺用ミキサーを用いて回転数90rpmで10分間混合し、麺生地を作製した。次いで、作製した麺生地を、製麺ロールを用いて圧延して厚さ1.5mmの麺帯にした後、18番の切り刃を通して厚さ1.25mmの麺線に加工し、未α化状態の生麺線を作製した。次いで、作製した生麺線を所定の浸漬用液に所定時間浸漬した(浸漬用液に浸漬しない生麺線も用意した)。次いで、生麺線を温度100℃の蒸気で2分間蒸し処理することで、生麺線のα化処理を行った後、110℃の熱風で24分間乾燥して、α化麺類としてのノンフライ即席中華麺を製造した。
未α化状態の生麺線に対しα化処理を施した後、そのα化麺類を炭酸水に所定時間浸漬した。以上の点以外は、実施例16と同様にしてα化麺類としてのノンフライ即席中華麺を製造した。
生麺線のα化処理後の乾燥方法を熱風から油揚げ即ちフライに変更した以外は、前記のノンフライ即席中華麺の製造と同様にして、α化麺類としてのフライ即席中華麺を製造した。斯かるフライによる麺線の乾燥は、麺線を容器に入れ、150℃の油中で2分間フライすることによって実施した。
・炭酸水(市販品、pH4.4、液温20℃)
・実施例25で用いたpH4.7の炭酸水は、pH4.4の市販炭酸水と水道水との質量比50:50の混合液であり、実施例26で用いたpH5.1の炭酸水は、pH4.4の市販炭酸水と水道水との質量比20:80の混合液である。
・酢酸水溶液(株式会社ミツカン製「ミツカン醸造酢MHV−S」、pH4.4、酢酸濃度0.1質量%、液温20℃)
・乳酸水溶液(pH3.1、50%発酵乳酸濃度0.1質量%、液温20℃)
・クエン酸水溶液(pH3.1、クエン酸濃度0.05質量%、液温20℃)
・リンゴ酸水溶液(pH2.8、リンゴ酸濃度0.1質量%、液温20℃)
各実施例及び比較例で製造したα化麺類(うどん、中華麺)を、その製造直後に水洗し、さらに必要に応じ冷却した後、10名のパネラーに喫食してもらい、下記評価基準に基づいて製造直後の麺類の粘弾性及び透明感をそれぞれ評価してもらった。
また別途、各実施例及び比較例で製造したα化麺類(うどん、中華麺)を、その製造直後に水洗し、さらに必要に応じ冷却した後、冷蔵庫内で24時間保管し、しかる後、10名のパネラーに喫食してもらい、下記評価基準に基づいて製造直後から一定時間経過後の麺類の食感についての老化耐性を評価してもらった。
尚、評価対象の麺類を喫食する際には、めんつゆをかけて麺類をほぐした。以上の評価結果(パネラー10名の平均点)を下記表1、表2及び表5に示す。
各実施例及び比較例で製造したα化麺類(ノンフライ即席中華麺、フライ即席中華麺)60gを入れた容器に、450mlの沸騰水を注ぎ、蓋をして4分間かけて麺類を可食状態に復元した後、濃縮スープを入れて、10名のパネラーに喫食してもらい、下記評価基準に基づいて麺類の粘弾性、透明感、復元性及び滑らかさをそれぞれ評価してもらった。以上の結果(パネラー10名の平均点)を下記表3及び表4に示す。
5点:麺の粘弾性のバランスが極めて良好であった。
4点:麺の粘弾性のバランスが良好であった。
3点:麺の粘弾性のバランスがやや良好であった。
2点:麺の粘弾性のバランスがやや悪かった。
1点:麺の粘弾性のバランスが極めて悪かった。
(透明感の評価基準)
5点:麺の透明感が極めて良好であった。
4点:麺の透明感が良好であった。
3点:麺の透明感がやや良好であった。
2点:麺の透明感がやや悪かった。
1点:麺の透明感が極めて悪かった。
(老化耐性の評価基準)
5点:麺の老化耐性が極めて良好で、製造直後と比較して、軟らかさや粘弾性が極めて良好に維持されていた。
4点:麺の老化耐性が良好で、製造直後と比較して、軟らかさや粘弾性が良好に維持されていた。
3点:麺の老化耐性がやや良好で、製造直後と比較して、軟らかさや粘弾性が維持されていた。
2点:麺の老化耐性がやや悪く、製造直後と比較して、やや硬く脆い食感であった。
1点:麺の老化耐性が極めて悪く、製造直後と比較して、硬く脆い食感であった。
5点:麺の戻りが極めて良好であった。
4点:麺の戻りが良好であった。
3点:麺の戻りがやや良好であった。
2点:麺の戻りがやや悪かった。
1点:麺の戻りが極めて悪かった。
(滑らかさの評価基準)
5点:麺線表面の滑らかさが極めて良好であった。
4点:麺線表面の滑らかさが良好であった。
3点:麺線表面の滑らかさがやや良好であった。
2点:麺線表面の滑らかさがやや悪かった。
1点:麺線表面の滑らかさが極めて悪かった。
Claims (2)
- 穀粉を含む原料粉を用いて常法により作製した未α化状態の生麺線を、炭酸水に浸漬した後、該生麺線にα化処理を施す麺類の製造方法。
- 前記α化処理は、前記生麺線の茹で処理、蒸し処理、油ちょう処理、熱風乾燥処理のいずれか1種又は2種以上を含むα化処理である請求項1に記載の麺類の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015141583 | 2015-07-15 | ||
JP2015141583 | 2015-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017023127A true JP2017023127A (ja) | 2017-02-02 |
JP6571559B2 JP6571559B2 (ja) | 2019-09-04 |
Family
ID=57948873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016039817A Active JP6571559B2 (ja) | 2015-07-15 | 2016-03-02 | 麺類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6571559B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020162542A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日清製粉株式会社 | 麺生地、麺類の製造方法、及び麺類の透明性を高める方法 |
JP2020162467A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺体の白色化抑制方法 |
JP7421677B1 (ja) | 2023-04-14 | 2024-01-24 | エースコック株式会社 | 即席油揚げ麺及びその製造方法 |
-
2016
- 2016-03-02 JP JP2016039817A patent/JP6571559B2/ja active Active
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020162542A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日清製粉株式会社 | 麺生地、麺類の製造方法、及び麺類の透明性を高める方法 |
JP2020162467A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺体の白色化抑制方法 |
JP7171492B2 (ja) | 2019-03-29 | 2022-11-15 | 日清製粉株式会社 | 麺生地、麺類の製造方法、及び麺類の透明性を高める方法 |
JP7240929B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-03-16 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺体の白色化抑制方法 |
JP7421677B1 (ja) | 2023-04-14 | 2024-01-24 | エースコック株式会社 | 即席油揚げ麺及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6571559B2 (ja) | 2019-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016002000A (ja) | 低糖質麺及びその調製に使用するミックス粉 | |
JP6530504B2 (ja) | ノンフライ即席復元容器入り乾燥麺の製造方法 | |
CN105249218A (zh) | 营养筋道方便面面饼及其制备方法 | |
JP6408732B1 (ja) | 麺類用穀粉組成物及び麺類の製造方法 | |
JP6571559B2 (ja) | 麺類の製造方法 | |
JP6198476B2 (ja) | 麺類の製造方法 | |
JP6199622B2 (ja) | 製麺用穀粉組成物 | |
JP5065312B2 (ja) | 茹で麺類の製造方法 | |
JP6577279B2 (ja) | 即席麺の製造方法 | |
JP6215058B2 (ja) | 電子レンジ調理用生中華麺の製造方法 | |
JP2004305011A (ja) | 即席麺類の製造方法 | |
JP2020005533A (ja) | 冷凍麺及びチルド麺 | |
CN101744172A (zh) | 含鱼肉成分的面条及其制备方法 | |
JP6523541B1 (ja) | 麺類または麺皮類の製造方法 | |
WO2017099133A1 (ja) | ビーフン様米粉麺類の製造方法 | |
WO2016153033A1 (ja) | 調理済み米粉麺類 | |
WO2020196824A1 (ja) | 米飯食品の製造方法 | |
JP5153754B2 (ja) | 電子レンジ調理用即席中華麺類の製造方法 | |
JP4707515B2 (ja) | 即席麺類の製造方法 | |
JP6757741B2 (ja) | 米粉麺類の製造方法及び麺類用ミックス粉 | |
JP6616601B2 (ja) | 乾麺 | |
JP2007159546A (ja) | 米粉を主原料にした揚げ麺の製造方法 | |
RU2790207C2 (ru) | Способ получения лапши быстрого приготовления | |
JPWO2019049859A1 (ja) | 調理済み冷凍麺類の製造方法 | |
JP4560648B2 (ja) | 米飯食品の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160316 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6571559 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |