JP2017021137A - 臓器モデル - Google Patents
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Abstract
Description
このような臓器モデルでは、樹脂材料において、人体のような親水性を有しているため、切開等の手技訓練のときに、訓練を行う者である使用者に対して、生体臓器と同様の切削感や感触を与えることができ、手技訓練をするのに好適なものとされている。
また、このような臓器モデルでは、部分的な切除の手技訓練で使用する場合に、切除を要する部分である切除部分と残す部分である残存部分との区別がなされず一体形成されている。そのため、手技訓練を実施する者である使用者は、手技訓練の指導を行う指導者の指示を受けても、切除部分と残存部分との区別を認識し難く、本来であれば切除部分であるにもかかわらず、その部分を残してしまうなど、適切な手技訓練をすることができないという問題がある。
さらに、部分的な切除の訓練後の臓器モデルを確認した場合、指導者と使用者との両者において、切除部分が全て切除されているか否かを容易に判断することができないという問題もある。つまり、このような臓器モデルを使用して手技訓練をしたとしても、指導者が望むような訓練の効果を奏することができない場合もあった。
第1部材(10)は、手技訓練における切除行為によって、切除される部分であってマーキング(14)された切除部(12)及び切除行為によって残存する部分である残存部(17)とが形成された第1部材(10)とを形成したものである。
第2部材(20)は、第1部材(10)が着脱可能に嵌め込まれる嵌込部(25)が形成され、第1部材(10)が嵌込部(25)に嵌め込まれた場合に、一体となって所定の臓器の外形形状に模した形状とされるものである。
また、第1部材(10)において、切除部(12)がマーキング(14)されているため、部分的な切除の手技訓練にて利用する場合に、使用者は、切除部(12)と残存部(17)とを容易に判別することができる。
またさらに、請求項4に記載のように、第1部材(10)を形成する樹脂材料を、ウレタンゲル材とすると、第1部材(10)の硬さ、弾性などの触感が実物の臓器に近いものとなり、臓器の模擬度が向上するため、切除訓練の効果を向上させることができる。
図1は、本発明が適用された臓器モデル1の概略の構成を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図である。
図2(a)および(b)に示すように、第1部材10は、樹脂材料(例えば、シリコーンやウレタンゲル)が茶色に着色されたものを素材として、所定の厚みを有するとともに、第2部材20と一体になって肝臓を模した外形形状となるような形状に成形されたものである。
図3(a)および(b)に示すように、第2部材20は、第1部材10の樹脂材料に比べて硬度の高い樹脂材料(例えば、ABS樹脂や硬質ウレタン樹脂)が濃茶色に着色されたもの素材として、第1部材10と一体になって肝臓を模した外形形状となるような形状に成形されたものである。
以上のような臓器モデル1では、第1部材10における切除部12においてマーキング14が施されているため、使用者は、切除部12と残存部17との区別を容易に判別して、切除部12のみを切除することが可能となり、適切な手技訓練をすることができる。
次に、切除部62に彩色を施した第1部材60を備える第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態では、切除部62に彩色を施したことを除けば第1実施形態の臓器モデル1と同じであるため、第2部材についての説明を省略する。
第1部材60の切除部62は、図4(a)および(b)に示すように、残存部67とは異なる彩色(例えば、残存部67を茶色、切除部62は桃色。)を施しており、特に、図4(b)の点線部も含めて、第1部材60の表面および厚み方向の内部にも彩色が施されている。
(1)上記の第1実施形態では、マーキング14を円形としたが、実際の医療における様々なケースを想定した上での種々の臓器モデルにすべく、例えば、楕円形状や不定形状としてもよいし、複数のマーキングを施してもよい。
この場合、指導者は、使用者に対する手技訓練の事前説明として、断面図等を使用して切除部の位置の確認を行うなどすれば、適切な手技訓練となるように指導することができる。また、使用者は、表面に彩色が施されていて容易に切除部を判別できる場合に比べ、表面の目視により切除部を判別できないため、より高度な手技訓練を実施できる。
Claims (4)
- 医療の手技訓練における切除行為によって、切除される部分であってマーキングされた切除部及び前記切除行為によって残存する部分である残存部が形成された第1部材と、
前記第1部材が着脱可能に嵌め込まれる嵌込部が形成され、前記第1部材が前記嵌込部に嵌め込まれた場合に、一体となって所定の臓器の外形形状に模した形状とされる第2部材と
を備えたことを特徴とする臓器モデル。 - 請求項1に記載の臓器モデルにおいて、
前記切除部は、前記残存部とは異なる彩色が施されることによって、マーキングされていることを特徴とする臓器モデル。 - 請求項1又は請求項2に記載の臓器モデルにおいて、
前記第1部材は、第1の樹脂材料で形成されており、
前記第2部材は、前記第1の樹脂材料に比べて硬質の第2の樹脂材料で形成されていることを特徴とする臓器モデル。 - 請求項3に記載の臓器モデルにおいて、
前記第1部材を形成する前記第1の樹脂材料は、ウレタンゲル材であることを特徴とする臓器モデル。
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2015
- 2015-07-09 JP JP2015137676A patent/JP2017021137A/ja active Pending
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