JP2017019641A - 乗りかご及びエレベータ - Google Patents

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真介 石塚
Shinsuke Ishizuka
真介 石塚
福家 毅
Takeshi Fukuya
毅 福家
長谷川 裕子
Hiroko Hasegawa
裕子 長谷川
美香子 渡邊
Mikako Watanabe
美香子 渡邊
淑人 伊藤
Yoshito Ito
淑人 伊藤
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Abstract

【課題】セーフティーシューの強度を保ちながら、セーフティーシューの薄型化を図ることができる乗りかご及びエレベータを提供する。
【解決手段】乗りかご110は、ドア部11Aにおける開閉方向の端部に進退移動可能に設けられたセーフティーシュー21と、を備えている。セーフティーシュー21は、折り曲げ部15cよりもかご室と反対側に配置されて、側面部15bよりも開閉方向の一側に向けて突出可能な第1凸部21aと、主面部15aと折り曲げ部15cの間に配置される第2凸部21bと、第1凸部21aと第2凸部21bの間に形成され、折り曲げ部15cが入り込む谷部21cと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、異物や乗客が挟まれたことを検出可能な乗りかご、及びこの乗りかごを備えたエレベータに関するものである。
エレベータは、人や物が乗り降りするために、建築構造物の各階に出入口が設けられている。同様に、人や物が載置される乗りかごにも人や物が出入りする開口部が設けられている。この出入口や乗りかごの開口部には、それぞれ開閉可能なドアが設けられている。
また、乗りかごのドアには、異物や乗客が挟まれたことを検出する挟まれ検出機構が設けられている。挟まれ検出機構としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、セーフティーシューが、かご戸に、戸開閉方向に進退自在に設けられた技術が記載されている。この特許文献1に記載された技術では、セーフティーシューを構成するシュー部が2つのリンクによって戸に連結されている。
特開2010−247951号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、荷物や乗客が乗りかごに搬入及び搬出する際に、荷物や乗客がセーフティーシューに衝突し、セーフティーシューや、セーフティーシューを支持する部材が変形するおそれがあった。
また、セーフティーシューが変形することを防ぐために、セーフティーシューの厚みを厚くしてセーフティーシューの強度を高めることが考えられる。しかしながら、セーフティーシューを厚くすると、乗りかごが大型化する、という問題を有していた。さらに、昇降路内における乗りかごが占有する領域は変わらないため、セーフティーシューが厚くなる分、乗りかごのかご室が狭くなる、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、セーフティーシューの強度を保ちながら、乗客から見える箇所のセーフティーシューの薄型化を図ることができる乗りかご及びエレベータを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の乗りかごは、開口部を有するかご室と、かご室の開口部を開閉可能に覆うドア部と、ドア部における開閉方向の端部に進退移動可能に設けられたセーフティーシューと、を備えている。ドア部は、開口部を覆う主面部と、主面部における開閉方向の一端からかご室と反対側に垂直に連続する側面部と、側面部における主面部が接続する端部と反対側の端部から垂直に連続し、主面部と対向する折り曲げ部と、を有している。セーフティーシューは、ドア部における折り曲げ部よりもかご室と反対側に配置されて、側面部よりも開閉方向の一側に向けて突出可能な第1凸部と、主面部と折り曲げ部の間に配置される第2凸部と、第1凸部と第2凸部の間に形成され、折り曲げ部が入り込む谷部と、を有する。
また、本発明のエレベータは、昇降路内を昇降する乗りかごと、乗りかごを昇降させる巻上機と、を備えている。乗りかごは、上述した乗りかごが用いられる。
本発明の乗りかご及びエレベータによれば、セーフティーシューの強度を保ちながら、乗客から見える箇所のセーフティーシューの薄型化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータを示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる乗りかごを示す正面図である。 図2に示すT−T線断面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるセーフティーシューが後退した状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるセーフティーシューに幅方向から荷重が加わった状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかる乗りかごを示す正面図である。 図6に示すS−S線断面図である。
以下、本発明のエレベータの実施の形態例について、図1〜図7を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.エレベータの構成
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベータの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベータの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベータ1は、建物構造物内に形成された昇降路100の上方に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベータである。なお、本例のエレベータ1では、機械室レスエレベータを用いた例を説明するが、これに限定されるものではなく、昇降路100の上方に機械室を有するエレベータであってもよい。
エレベータ1は、昇降路100内を昇降する乗りかご110と、巻上機120と、釣合錘130と、第1の従動プーリ140と、第2の従動プーリ150と、ロープ170と、を有している。
乗りかご110の下部には、せり上げ用プーリ111が設けられている。せり上げ用プーリ111には、ロープ170が巻き掛けられている。なお、乗りかご110の詳細な説明については後述する。
釣合錘130の上部には、錘側プーリ131が設けられている。錘側プーリ131には、ロープ170が巻き掛けられている。さらに、昇降路100の最下部における釣合錘130の下方には、緩衝部材133が配置されている。緩衝部材133は、釣合錘130が昇降路100の最下部に衝突した場合の衝撃を緩和させるための部材である。なお、昇降路100の最下部における乗りかご110の下方にも同様に不図示の緩衝部材が配置される。
巻上機120は、昇降路100の最下部に配置されており、ロープ170を介して乗りかご110及び釣合錘130をつるべ式に昇降させるものである。巻上機120は、制御部によってその駆動が制御される。
第1の従動プーリ140と、第2の従動プーリ150は、昇降路100の最上部に固定されている。ロープ170の一端171と他端172は、昇降路100の最上部に固定されている。ロープ170は、釣合錘130に設けられた錘側プーリ131から第1の従動プーリ140に装架され、そして巻上機120、第2の従動プーリ150、乗りかご110のせり上げ用プーリ111の順に巻き掛けられている。
乗りかご110は、人や物が乗り降りするかご室10と、ドアユニット12とを有している。かご室10の一面には、開口部10Aが設けられている。そして、この開口部10Aから人や物が出入りする。ドアユニット12は、かご室10の開口部10Aを覆うようにして、かご室10に開閉可能に設けられている。
図2は、乗りかご110の正面図である。
図2に示すように、ドアユニット12は、一対のドア部11A、11Bと、ドアポケット13と、ドアシル14とを有している。ドアポケット13は、かご室10における開口部10Aの上端部に設けられており、ドアシル14は、開口部10Aの下端部に設けられている。ドアポケット13は、一対のドア部11A、11Bを開閉可能に吊り下げるドアレール16を有している。また、ドアポケット13には、一対のドア部11A、11Bを開閉駆動させる不図示の開閉駆動部が設けられている。
ドアシル14は、一対のドア部11A、11Bの下端部に配置されている。そして、ドアシル14は、一対のドア部11A、11Bの開閉を案内する不図示のガイド溝を有している。
一対のドア部11A、11Bは、それぞれドアパネル15と、移動ローラ17と、スライダ18を有している。移動ローラ17は、ドアパネル15の上部に配置されている。移動ローラ17は、ドアレール16に摺動可能に係合する。スライダ18は、ドアパネル15の下端部に配置されている。スライダ18は、ドアシル14に設けたガイド溝に摺動可能に挿入される。そして、移動ローラ17がドアレール16に沿って摺動し、かつスライダ18がガイド溝に沿って摺動することで、一対のドア部11A、11Bは、開閉移動する。
また、一対のドア部11A、11Bは、不図示の連動ロープにより連結されている。一対のドア部11A、11Bは、不図示の開閉駆動部が駆動すると、連動ロープにより連動し、互いに接近又は離反する。これにより、かご室10の開口部10Aの開口が開閉される。
図3は、図2に示すT−T線断面図である。
図3に示すように、ドアパネル15は、平板状に形成された主面部15aと、側面部15bと、折り曲げ部15cとを有している。主面部15aは、矩形状に形成されている。側面部15bは、主面部15aにおける短手方向(開閉方向)の一端から略垂直に連続している。側面部15bは、主面部15aからかご室10の開口部10Aと反対方向に向けて屈曲している。
側面部15bにおける主面部15aと接続する一端部と反対側の他端部からは、折り曲げ部15cが略垂直に連続している。折り曲げ部15cは、側面部15bの他端部から、主面部15aと略平行に屈曲している。そして、折り曲げ部15cは、主面部15aと対向している。
図2に示すように、一対のドア部11A、11Bのうち開閉方向の片側のドア部11Aには、挟まれ検出機構20が設けられている。挟まれ検出機構20は、ドアパネル15における一対のドア部11A、11Bが互いに接近及び離反する側の一端部に配置されている。
挟まれ検出機構20は、セーフティーシュー21と、セーフティーシュー21を支持する第1支持部材22A及び第2支持部材22Bと、検出部38とを有している。セーフティーシュー21は、ドアパネル15の主面部15aにおける開閉方向の一側に配置されて、主面部15aの長手方向、すなわち上下方向に所定の長さで延在している。
図3に示すように、セーフティーシュー21は、第1凸部21aと、第2凸部21bと、谷部21cと、接続部21dとを有している。第1凸部21a及び第2凸部21bは、接続部21dから開閉方向に沿って、一対のドア部11A、11Bのうち反対側のドア部11Bに向けて突出している。また、第1凸部21a及び第2凸部21bは、上下方向に連続して設けられている。
第1凸部21aは、接続部21dにおける開閉方向及び上下方向とも直交する幅方向の一側に配置されている。第2凸部21bは、接続部21dにおける幅方向の他側に配置されている。そして、第1凸部21aと第2凸部21bにおける幅方向の間には、隙間が設けられている。この第1凸部21aと第2凸部21bの間の隙間が、谷部21cを形成している。
また、第1凸部21aにおける接続部21dから開閉方向への突出長さは、第2凸部21bにおける接続部21dから開閉方向への突出長さよりも長く設定されている。セーフティーシュー21をドアパネル15に第1支持部材22A及び第2支持部材22Bを介して取り付けた際、第1凸部21aは、ドアパネル15の折り曲げ部15cよりも幅方向の外側、かご室10の開口部10Aと反対側に配置される。このとき、第2凸部21bは、ドアパネル15における主面部15aと折り曲げ部15cの間に形成された空間15dに配置される。さらに、谷部21cには、ドアパネル15の折り曲げ部15cが入り込む。
すなわち、セーフティーシュー21におけるドアパネル15から露出し、乗客から見える部分は、第1凸部21aと、接続部21dの一部だけである。このように、セーフティーシュー21の一部をドアパネル15内に配置することで、セーフティーシュー21全体の厚さを保ちながら、セーフティーシュー21おける乗客から見える部分の厚さを薄くすることができる。
また、図2及び図3に示すように、セーフティーシュー21における接続部21dには、第1支持片27と、第2支持片37が固定されている。第1支持片27は、セーフティーシュー21の上下方向の上部に配置されており、第2支持片37は、セーフティーシュー21の上下方向の下部に配置されている。第1支持片27には、第1支持部材22Aが接続されており、第2支持片37には、第2支持部材22Bが接続されている。
第1支持部材22Aは、ベース板23と、アーム部24と、第1回動軸25と、第2回動軸26と、ストッパー28とを有している。ベース板23は、平板状に形成されている。ベース板23は、固定部材29(図3参照)を介してドアパネル15における主面部15aの一面に固定されている。ベース板23には、ストッパー28とアーム部24が設けられている。
アーム部24の長手方向の一端部には、第1回動軸25が設けられており、アーム部24の長手方向の他端部には、第2回動軸26が設けられている。アーム部24の長手方向の一端部は、第1回動軸25を介してベース板23に回動可能に支持されている。また、アーム部24の他端部は、第2回動軸26を介して第1支持片27に回動可能に支持されている。ストッパー28は、アーム部24の長手方向の中間部と対向するようにベース板23に固定されている。
第2支持部材22Bは、第1支持部材22Aと同様に、ベース板33と、アーム部34と、第1回動軸35と、第2回動軸36とを有している。ベース板33、アーム部34、第1回動軸35及び第2回動軸36の構成は、第1支持部材22Aのベース板23、アーム部24、第1回動軸25及び第2回動軸26と同様の構成を有している。なお、第2回動軸26は、セーフティーシュー21の第2支持片37に取り付けられる。
また、第2支持部材22Bのベース板33には、検出部38が設けられている。検出部38は、不図示の制御部に接続されている。検出部38は、アーム部34の長手方向の中間部と対向するようにベース板23に配置されている。そして、検出部38は、アーム部34と接触した際に、セーフティーシュー21に荷重が加わったこと、すなわち一対のドア部11A、11Bの間に人や物が挟まったことを検出する。
1−2.挟まれ検出機構の動作
次に、上述した構成を有する挟まれ検出機構20の動作の一例について図2〜図4を参照して説明する。
図4は、セーフティーシュー21が移動した状態を示す断面図である。
図2及び図3に示すように、セーフティーシュー21に対して開閉方向に荷重が加わっていない状態(通常状態)では、アーム部24、34は、第1回動軸25、35を中心に、その自重により長手方向の他端部がドアパネル15に接近する方向に回動する。図3に示すように、セーフティーシュー21の第2凸部21bは、ドアパネル15の側面部15bに当接する。これにより、アーム部24、34における他端部がドアパネル15に接近する方向への回動動作が停止される。このとき、セーフティーシュー21の第1凸部21aは、ドアパネル15の側面部15bから開閉方向に沿って反対側のドア部11B(図2参照)に向けて突出する。
通常状態における第1凸部21aのドアパネル15からの突出長さは、第1凸部21aと第2凸部21bにおける接続部21dからの突出長さの差から側面部15bの板厚の長さを引いた長さである。すなわち、第1凸部21aの突出長さは、第1凸部21a及び第2凸部21bの寸法差と側面部15bの板厚によって設定される。このように、第1凸部21aの突出長さを、ストッパーを設けることなく容易に調整することができ、部品点数の削減を図ることができる。
また、第2凸部21bの先端部又は、側面部15bにおける第2凸部21bと対向する一面にゴムやシリコン等からなる緩衝部材を設けてもよい。これにより、第2凸部21bと側面部15bが接触する際に生じる衝撃力によってセーフティーシュー21が破損したり、異音が発生したりすることを防ぐことができる。
第1凸部21aに対して開閉方向の一側から他側、すなわちドア部11Aが開く方向に向けて荷重が加わると、アーム部24、34は、第1回動軸25、35を中心に、他端部がドアパネル15から離反する方向に回動する。これにより、図4に示すように、セーフティーシュー21は、開閉方向に沿ってドア部11Aが開く方向に移動する。そのため、第1凸部21aは、側面部15bよりも開閉方向の他側へ後退する。
このとき、第2支持部材22Bのベース板33に設けた検出部38は、アーム部34によって押圧される。これにより、検出部38は、一対のドア部11A、11Bの間に人や物が挟まれたことを検出する。また、検出部38は、検出した信号を制御部に送信する。そして、制御部は、検出部38が検出した信号に基づいて、一対のドア部11A、11bを開くように制御する。
また、第1支持部材22Aのアーム部24は、ストッパー28に当接する。これにより、アーム部24の回動が規制され、セーフティーシュー21の後退量を制限することができる。
図5は、セーフティーシュー21に対してかご室10側から幅方向に荷重が加わった状態を示す断面図である。
図5に示すように、セーフティーシュー21に対してかご室10の開口部10A(図1及び図2参照)側から幅方向に荷重が加わると、第2凸部21bにおける第1凸部21a側の一面が折り曲げ部15cに接触する。そのため、セーフティーシュー21に対して加わる荷重は、第2凸部21bの一面に分散される。これにより、セーフティーシュー21に対して加わる荷重が、第1支持部材22A及び第2支持部材22Bのアーム部24、34や第1凸部21aに集中し、アーム部24、34や第1凸部21aが変形したり、破損したりすることを防ぐことができる。その結果、セーフティーシュー21の強度を高めることができる。
また、セーフティーシュー21の強度を高めても、上述したように、セーフティーシュー21の一部をドアパネル15内に配置している。その結果、セーフティーシュー21の強度を高めながら、セーフティーシュー21における乗客から見える部分である第1凸部21aの厚さを薄くすることができる。
また、第1凸部21aは、乗りかご110から昇降路100内に突出する箇所である。そして、昇降路100内における乗りかご100が占有可能な領域は、変化しないため、第1凸部21aの厚さを薄くした面積だけ、乗りかご110におけるかご室10の面積を広げることができる。
さらに、第2凸部21b及び折り曲げ部15cにおける互いに当接する2つの面のうち少なくともどちらか一方に、ゴムやシリコン等からなる緩衝部材を設けてもよい。これより、第2凸部21bと折り曲げ部15cが接触した際に生じる衝撃力を和らげることができ、セーフティーシュー21や折り曲げ部15cが変形したり、異音が発生したりすることを防ぐことができる。
なお、本例の挟まれ検出機構20は、通常状態では、検出部38とアーム部34が離反しており、セーフティーシュー21が後退した際に、検出部38とアーム部34が接触する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、検出部38を第1回動軸35よりもアーム部34の長手方向の一端側に配置し、通常状態では、検出部38とアーム部34が接触しており、セーフティーシュー21が後退した際に、検出部38とアーム部34が離反するようにしてもよい。この場合、検出部38は、アーム部34が離反した際に、一対のドア部11A、11Bの間に人や物が挟まれたことを検出する。
2.第2の実施の形態例
次に、図6及び図7を参照して本発明のエレベータの第2の実施の形態例について説明する。
図6及び図7は、第2の実施の形態例にかかるエレベータにおける乗りかごを示す説明図である。
この第2の実施の形態例にかかるエレベータが、第1の実施の形態例にかかるエレベータ1と異なる点は、挟まれ検出機構の構成である。そのため、ここでは、挟まれ検出機構について説明し、第1の実施の形態例にかかるエレベータ1と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図6及び図7に示すように、挟まれ検出機構40は、セーフティーシュー41と、第1支持部材42Aと、第2支持部材42Bと、検出部58とを有している。セーフティーシュー41は、第1支持片47を介して第1支持部材42Aに支持され、第2支持片57を介して第2支持部材42Bに支持されている。
図7に示すように、セーフティーシュー41は、第1凸部41aと、第2凸部41bと、接続部41dと、第1凸部41aと第2凸部41bの間に形成される谷部41cとを有している。通常状態では、第2凸部41bは、ドアパネル15における主面部15aと折り曲げ部15cの間に配置される。そして、第2凸部41bの突出方向の先端部は、側面部15bと所定の間隔を空けて対向する。すなわち、第2の実施の形態例における第2凸部41bは、側面部15bに当接していない。
図6に示すように、第1支持部材42Aは、第1の実施の形態例における第1支持部材22Aと同様に、ベース板43と、アーム部44と、第1回動軸45と、第2回動軸46とストッパー48とを有している。そして、第1支持部材42Aの構成は、第1の実施の形態例における第1支持部材22Aと同様であるため、その説明は省略する。
第2支持部材42Bは、第1の実施の形態例における第2支持部材22Bと同様に、ベース板53と、アーム部54と、第1回動軸55と、第2回動軸56とを有している。そして、ベース板53には、検出部58が設けられている。
また、ベース板53には、第2ストッパー59が設けられている。第2ストッパー59は、アーム部54における第1回動軸45よりも一端側に配置されている。そして、通常状態において、第2ストッパー59には、アーム部54の一端部が当接する。これにより、アーム部54における他端部が側面部15bに接近する方向への回動が制限される。そして、第2ストッパー59とアーム部54が当接することで、通常状態における第1凸部41aの突出量が規制される。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる挟まれ検出機構20と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する挟まれ検出機構40によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる挟まれ検出機構40と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。上述した実施の形態例では、ストッパー28、48を第1支持部材22A、42Aに設け、検出部38、58を第2支持部材22B、42Bに設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ストッパー28、48を第2支持部材22B、42Bに設け、検出部38、58を第1支持部材22A、42Aに設けてもよい。
また、第2凸部を上下方向に連続して形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。第2凸部は、接続部に上下方向に沿って所定の間隔を空けて複数箇所から突出するようにしてもよい。この場合、第2凸部は、セーフティーシューに幅方向から荷重が加わった際に、応力が集中する箇所に設けることが好ましい。なお、応力が集中すること、及びセーフティーシューの製造のし易さを考慮すると、第2凸部は、実施の形態例のように上下方向に沿って連続して形成することが好ましい。
上述した実施の形態例では、一対のドア部が互いに接近及び離反することでかご室の開口部を開閉する例を説明したが、これに限定されるものではなく、一つのドア部が移動することで、かご室の開口部を開閉させてもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベータ、 10…かご室、 10A…開口部、 11A、11B…ドア部、 12…ドアユニット、 13…ドアポケット、 14…ドアシル、 15…ドアパネル、
15a…主面部、 15b…側面部、 15c…折り曲げ部、 15d…空間、 16…ドアレール、 17…移動ローラ、 18…スライダ、 20、40…挟まれ検出機構、 21、41…セーフティーシュー、 21a、41a…第1凸部、 21b、41b…第2凸部、 21c、41c…谷部、 21d、41d…接続部、 22A、42A…第1支持部材、 22B、42B…第2支持部材、 23、33、43、53…ベース板、 24、34、44、54…アーム部、 25、35、45、55…第1回動軸、 26、36、46、56…第2回動軸、 27、47…第1支持片、 28、48…ストッパー、 29…固定部材、 37、57…第2支持片、38、58…検出部 100…昇降路、 120…巻上機、 130…釣合錘、 170…ロープ

Claims (5)

  1. 開口部を有するかご室と、
    前記かご室の前記開口部を開閉可能に覆うドア部と、
    前記ドア部における開閉方向の端部に進退移動可能に設けられたセーフティーシューと、を備え、
    前記ドア部は、
    前記開口部を覆う主面部と、
    前記主面部における開閉方向の一端から前記かご室と反対側に垂直に連続する側面部と、
    前記側面部における前記主面部が接続する端部と反対側の端部から垂直に連続し、前記主面部と対向する折り曲げ部と、を有し、
    前記セーフティーシューは、
    前記ドア部における前記折り曲げ部よりも前記かご室と反対側に配置されて、前記側面部よりも開閉方向の一側に向けて突出可能な第1凸部と、
    前記主面部と前記折り曲げ部の間に配置される第2凸部と、
    前記第1凸部と前記第2凸部の間に形成され、前記折り曲げ部が入り込む谷部と、を有する
    乗りかご。
  2. 前記第2凸部は、前記第1凸部が前記側面部よりも開閉方向の一側に向けて突出する際に、前記側面部に当接する
    請求項1に記載の乗りかご。
  3. 前記第2凸部の突出方向の先端部、又は前記側面部における前記第2凸部と対向する一面には、緩衝部材が設けられる
    請求項2に記載の乗りかご。
  4. 前記第2凸部は、前記ドア部の上下方向に連続して設けられる
    請求項1に記載の乗りかご。
  5. 昇降路内を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごを昇降させる巻上機と、を備え、
    前記乗りかごは、
    開口部を有するかご室と、
    前記かご室の前記開口部を開閉可能に覆うドア部と、
    前記ドア部における開閉方向の端部に進退移動可能に設けられたセーフティーシューと、を備え、
    前記ドア部は、
    前記開口部を覆う主面部と、
    前記主面部における開閉方向の一端から前記かご室と反対側に垂直に連続する側面部と、
    前記側面部における前記主面部が接続する端部と反対側の端部から垂直に連続し、前記主面部と対向する折り曲げ部と、を有し、
    前記セーフティーシューは、
    前記ドア部における前記折り曲げ部よりも前記かご室と反対側に配置されて、前記側面部よりも開閉方向の一側に向けて突出可能な第1凸部と、
    前記主面部と前記折り曲げ部の間に配置される第2凸部と、
    前記第1凸部と前記第2凸部の間に形成され、前記折り曲げ部が入り込む谷部と、を有する
    エレベータ。
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