JP2017016798A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】グレアを防止しつつも、天井等の被取付部での存在感を抑制して自然な空間を実現できる照明器具を提供する。
【解決手段】天井90等の被取付部に設置される照明器具1であって、光源部10、及び、第2開口部22を有する反射部20を有する器具本体部2と、器具本体部2と天井90との間に配置された枠体部30とを備え、光源部10からの光は、反射部20の第2開口部22から出射して枠体部30の内部空間を通って外部に出射し、反射部20の第2開口部22から出射する光の光路上には、枠体部30の内面が位置していない。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関する。
店舗等で用いられる意匠性に配慮するダウンライト等の照明器具は、一般的に天井に埋め込まれた状態で設置される。ダウンライトは、LED(Light Emitting Diode)を有する光源部及びこの光源部からの光の配光を制御する反射部を有する器具本体部と、この器具本体部を天井に保持するための枠体部とを備えている。このようなダウンライトは、枠体部が天井面に略一致するような状態で天井に埋め込まれる。
ダウンライト等の照明器具については、グレアを抑えたり天井での存在を目立たせないようにしたりすることが求められている。このため、従来のダウンライトでは、反射部の輝度を抑えるべく、内面に鏡面加工が施された反射部が採用されている(特許文献1、特許文献2)。さらには、照明器具が周辺の窓ガラス等に映り込まないように鏡面性を一層高くした反射部を有する照明器具も提案されている。
実開昭62−123012号公報 特開2008−016417号公報
しかしながら、従来のダウンライトでは、内面(反射面)が鏡面となった反射部を採用した結果、ダウンライトの周囲に存在するものがその鏡面に写り込み、天井等の被取付部での照明器具としての存在をかえって目立たせてしまうという課題が新たに発生した。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、グレアを防止しつつも、天井等の被取付部での存在感を抑制して自然な空間を実現できる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、被取付部に設置される照明器具であって、光源部、及び、開口部を有する反射部を有する器具本体部と、前記器具本体部と前記被取付部との間に配置された枠体部とを備え、前記光源部からの光は、前記反射部の前記開口部から出射して前記枠体部の内部空間を通って外部に出射し、前記反射部の前記開口部から出射する光の光路上には、前記枠体部の内面が位置していない。
グレアを防止しつつも、天井等の被取付部での存在感を抑制して自然な空間を実現できる。
実施の形態に係る照明器具を模式的に示す断面図である。 比較例の照明器具を室内の天井に設置したときの状態を示す模式図である。 実施の形態に係る照明器具を室内の天井に設置したときの状態を示す模式図である。 変形例1に係る照明器具を模式的に示す断面図である。 変形例2に係る照明器具を模式的に示す断面図である。 変形例3に係る照明器具を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
本実施の形態に係る照明器具1は、例えば住宅等の建物の天井等の被取付部に設置される。一例として、照明器具は、天井に埋め込み配設されることにより下方(床や地面、壁等)に光を照明するダウンライト等の埋込型照明器具である。図1は、実施の形態に係る照明器具1を模式的に示す断面図であり、天井90に設置された照明器具1を示している。
照明器具1は、光源部10及び反射部20を有する器具本体部2と、枠体部30と、基台40とを備える。本実施の形態において、基台40も器具本体部2の一部である。つまり、器具本体部2は、光源部10及び反射部20だけではなく基台40も有する。なお、器具本体部2は、これら以外の部材を含んでいてもよい。以下、照明器具1の各構成部材について詳細に説明する。
[光源部]
光源部10は、LEDを有するLED光源(LEDモジュール)である。光源部10は、例えば白色光を放出する白色LED光源である。本実施の形態において、光源部10は、COB(Chip On Board)構造であり、基板と、基板に実装された複数のLEDと、LEDを封止する封止部材とを有する。
基板は、LEDを実装するための実装基板であって、例えば、セラミックス基板、樹脂基板又はメタルベース基板等である。なお、基板には、LEDを発光させるための直流電力を外部から受電するための一対の電極端子と、LEDを電気的に接続するための所定のパターンの金属配線とが形成されている。
LEDは、発光素子の一例であり、本実施の形態では、単色の可視光を発するベアチップである。LEDは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップである。LEDは、例えば基板にマトリクス状に複数個配置されており、基板に形成されて金属配線によって互いに電気的に接続されている。なお、LEDは、少なくとも1つ配置されていればよい。
封止部材としては、例えば透光性樹脂が用いられる。本実施の形態における封止部材は、LEDからの光を波長変換する波長変換材として蛍光体を含んでいる。封止部材は、例えば、シリコーン樹脂に蛍光体を分散させた蛍光体含有樹脂である。蛍光体粒子としては、LEDが青色光を発光する青色LEDである場合、白色光を得るために、例えばYAG系の黄色蛍光体を用いることができる。本実施の形態において、封止部材は、全てのLEDを一括封止するように円形状に形成されているが、複数のLEDを列ごとにライン状に封止してもよいし、各LEDを1つずつ個別に封止してもよい。
光源部10は、例えばねじやホルダ等の取付部材によって基台40に固定される。光源部10は、電源装置(不図示)と電気的に接続される。具体的には、光源部10の基板の電極端子と電源装置の出力端子とがリード線等によって接続される。なお、電源装置は、例えば、商用電源等の外部電源からの交流電力を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電力に変換し、当該直流電力を光源部10に供給する。
[反射部]
反射部20は、筒状の反射体(反射板)であり、光源部10からの光が入射する第1開口部21と第1開口部21から入射した光が出射する第2開口部22とを有する。第1開口部21は、反射部20における光源部10側の端部に位置する開口である。一方、第2開口部22は、反射部20における枠体部30側の端部に位置する開口である。
第1開口部21は、光源部10を囲むように形成されている。第2開口部22の開口の大きさは、第1開口部21の開口の大きさよりも大きくなっている。本実施の形態において、反射部20は、内径が第1開口部21から第2開口部22に向かって漸次大きくなるように、内面形状が漏斗状である。
反射部20の内面は、光源部10からの光を反射させる反射面となっている。反射部20の内面は、平面及び曲面のいずれであってもよい。本実施の形態において、反射部20は、配光制御機能を有しており、光源部10から出射した光が所定の広がり角αで進行するように制御している。つまり、反射部20は、照明器具1の主反射板(主反射部材)として機能する。具体的には、反射部20の内面(反射面)の形状は、反射部20の第2開口部22から出射する光が所定の広がり角αで枠体部30の内部を通過するように形成されている。
反射部20から出射する光の広がり角αは、例えば、光源部10の発光部の端部(図1の点A)と反射部20の第2開口部22の開口面の端部(図1の点B)とを結ぶ線によって決定される。本実施の形態において、反射部20から出射する光の広がり角αは、反射部20から出射する光のうちの最外光で決定される。なお、光源部10の発光部の端部は、例えば封止部材(蛍光体含有樹脂)の端縁である。
反射部20は、例えば、PBT(ポリブチリレンテレフタレート)等の硬質の樹脂材料によって構成された白色の樹脂部品、又は、アルミニウム等の金属材料によって構成された金属部品である。なお、反射性を向上させるために反射部20の内面に白色塗装又は金属蒸着膜(金属反射膜)を形成してもよい。反射部20は、例えば基台40に固定される。
[枠体部]
枠体部30は、反射部20で反射した光が通過する筒状の枠体である。枠体部30は、反射部20からの光が入射する第1開口部31と第1開口部31から入射した光が出射する第2開口部32とを有する。第1開口部31は、枠体部30における光源部10側(反射部20側)の端部に位置する開口である。一方、第2開口部32は、枠体部30における天井90側(被取付部側)の端部に位置する開口である。
第1開口部31は、反射部20の第2開口部22を囲むように形成されており、第1開口部31の開口の大きさは反射部20の第2開口部22の開口の大きさよりも大きい。また、枠体部30において、第2開口部32の大きさは、第1開口部31の開口の大きさよりも大きくなっている。
枠体部30の内面形状は、反射部20から入射する光が当たらないように形成されている。つまり、反射部20の第2開口部21から出射する光の光路上には、枠体部30の内面が位置していない。
本実施の形態において、枠体部30は、内面が円錐台状の円筒形状であり、内径が第1開口部31から第2開口部32に向かって漸次大きくなっている。より具体的には、枠体部30は、内面形状の広がり角が反射部20から出射する光の広がり角αとほぼ一致し、かつ、内面が反射部20から出射する光のうちの最外光と近接するように形成されている。つまり、反射部20から出射する光がぎりぎり枠体部30の内面に当たらないようにしており、枠体部30における反射部20からの最外光と枠体部30の内面との距離は例えば2〜3mm程度である。枠体部30の内面は、平面及び曲面のいずれであってもよい。
なお、反射部20から入射する光が枠体部30の内面に当たらないことは枠体部30の設計上(設計のねらい)のことであり、実際には、枠体部30の内面には不可避的に到達する光が存在する。例えば、光源部10から出射する光が反射部20の内面で反射する際に反射部20の内面で光が拡散(散乱)するので、その拡散光が枠体部30の内面に到達することがある。
枠体部30の内面は、天井90と同色かつ同じ模様にするとよい。また、光源部10が発光するときの枠体部30の内面の幾何平均輝度は、40[cd/m]以下であるとよい。ここで、幾何平均輝度とは、幾何平均により得られた視野内の輝度の平均値のことである。
枠体部30は、器具本体部2と天井90(被取付部)との間に配置される。本実施の形態では、枠体部30は、反射部20と天井90との間に配置されている。より具体的には、枠体部30は、反射部20と天井90とが所定の間隔をあけて位置するように、反射部20の第2開口部22の開口面と天井90の天井面との間に介在している。
また、枠体部30は、枠体部30の径方向の外向きに突出するように形成されたフランジ部33によって天井90に保持されている。具体的には、照明器具1を天井90の開口部に配設する際、このフランジ部33を天井90の天井面(被取付面)に係止させて照明器具1を天井90に固定する。なお、図示しないが、枠体部30には、照明器具1を天井等の被取付部に取り付けるための金属板等からなる取付バネが複数本取り付けられており、照明器具1は、この取付バネによって天井90の開口部に保持される。
天井90に設置された照明器具1をユーザが見上げて見た場合、ユーザは、枠体部30及び反射部20のうち仰角θが30°以内では枠体部30のみが見える。具体的には、仰角θが30°以内では枠体部30の内面のみが見えており、それ以外の部材は見えないようになっている。なお、仰角θは、天井90の天井面とユーザの視線とのなす角であり、例えば、枠体部30の第2開口部32の開口面の端部(図1の点C)と反射部20の第2開口部22の開口面の端部(図1の点B)とを結ぶ線と、天井90の天井面とのなす角である。
枠体部30は、例えば、PBT等の硬質の樹脂材料によって構成された白色の樹脂成型品であり、枠体部30の内面は模様のない白色面である。なお、枠体部30は、樹脂製に限るものではなく、アルミニウム等の金属材料によって構成された金属製等であってもよい。本実施の形態において、枠体部30は、ノイズを減らすために薄板状の枠にしている。
[基台]
基台40は、光源部10が取り付けられる取付台である。また、基台40は、光源部10で発生する熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。したがって、基台40は、金属材料によって形成するとよく、例えばアルミダイカスト製である。なお、本実施の形態において、基台40は、器具本体部2の一部である。
[作用]
このように構成される照明器具1では、光源部10が発光(点灯)すると、光源部10から光が出射する。この光源部10からの光は、反射部20の第2開口部22から出射して枠体部30の内部空間を通って外部に出射する。
具体的には、光源部10から出射した光は、反射部20の第1開口部21に入射して第2開口部22から出射して枠体部30に入射する。このとき、反射部20に入射した光の一部は、反射部20の内面で反射して反射光として枠体部30に入射する。一方、反射部20に入射した光の他の一部は、反射部20の内面で反射せずに光源部10からの直接光として枠体部30に入射する。本実施の形態では、光源部10から出射する光は反射部20の内面形状によって配光制御されており、反射部20の第2開口部22から出射する光(直接光、反射光)の広がり角αは反射部20の内面形状によって決定されている。
また、枠体部30は、反射部20から入射する光が枠体部30の内面に当たらないように構成されており、反射部20の第2開口部22から出射する光の光路上には枠体部30の内面が位置していない。つまり、光源部10からの直接光及び反射部20の内面で反射した反射光の光路は枠体部30の内部に位置しており、これらの直接光及び反射光の光路上には枠体部30の内面が位置していない。具体的には、反射部20から出射する光の広がり角αの範囲内には、枠体部30の内面が存在しない。これにより、枠体部30に入射した反射部20からの光は、枠体部30の内面に反射することなく枠体部30から照明器具1の外部に出射する。
この結果、枠体部30の内面を、光源部10からの直接光及び反射部20による反射光の光路上から外すことができるので、枠体部30の内面にこれらの直接光及び反射光が当たることを実質上回避することができる。
このとき、光源部10及び反射部20等の器具本体部を天井90(被取付部)の内方に位置させることができる。このため、照明器具1を室内からから見た場合に、光が当たっていない枠体部30が主として見えるのみである。これにより、グレアを抑制することができる。
しかも、枠体部30の内面を鏡面にする必要が無いために、照明器具1の周囲に存在するものが鏡面に写り込むことを防止することができる。この結果、照明器具1の存在感を抑制することができるので、照明器具1を設置しても、自然な空間を実現することができる。
この点について、図2A及び図2Bを用いて説明する。図2Aは、比較例の照明器具100を室内の天井90に設置したときの状態を示す模式図である。図2Bは、実施の形態に係る照明器具1を室内の天井90に設置したときの状態を示す模式図である。
図2Aに示すように、内面が鏡面の枠体部130を用いた照明器具100では、枠体部130の内面(鏡面)に照明器具100の周囲のもの(空間内に置かれた物又は壁や床等)が写り込んで、ユーザに照明器具100が存在することを感じさせてしまうことになる。つまり、グレアを抑えたり天井90での存在感を抑制したりするために枠体部130の内面を鏡面にしたはずであるが、枠体部130の内面を鏡面にすることで、照明器具100の存在をかえって目立たせてしまうということが分かった。
一方、図2Bに示すように、本実施の形態における照明器具1では、枠体部30の内面が鏡面ではないので、枠体部30の内面に周囲のものが写り込むことを防止できる。これにより、ユーザに照明器具1が存在することを感じさせにくくできる。これにより、照明器具1の点灯時及び消灯時のいずれの場合でも照明器具1の存在感を抑制することができるので、自然な室内空間を実現することがでる。
なお、照明器具1の配光角は、図1に示すように、枠体部30の開口径(φ)、光源部10から天井90の天井面までの距離(L)、及び、反射部20の反射面の形状(反射部20から出射する光の広がり角α)を適宜設定することにより調整することができる。枠体部30の開口径(φ)は、例えば100mmである。
[まとめ]
以上、本実施の形態における照明器具1によれば、光源部10からの光が反射部20の第2開口部22から出射して枠体部30の内部空間を通って外部に出射する際、反射部20の第2開口部22から出射する光の光路上には、枠体部30の内面が位置していない。
これにより、反射部20から出射する光源部10からの光が枠体部30の内面に当たることを実質上回避できるとともに、照明器具1の周囲に存在するものが枠体部30の内面に写り込むことを回避することが可能となる。したがって、グレアを防止しつつ、天井90での存在感を抑制して自然な空間を実現できる照明器具を実現できる。
また、本実施の形態において、枠体部30の内面は、被取付部である天井90と同色である。なお、天井90に模様がある場合は、枠体部30の内面を天井90と同色でかつ同じ模様にすることもできる。
これにより、枠体部30の内面が被取付部(天井90)に馴染ませて照明器具1を被取付部に同化させることができる。したがって、照明器具1の存在感を一層抑制することができ、より自然な空間を実現することができる。
また、本実施の形態において、枠体部30及び反射部20のうち、仰角θが30°以内では枠体部30のみが見える。
これにより、グレアを確実に防止することができるとともに、照明器具1の存在感をより一層抑制することができ、より一層自然な空間を実現することができる。
また、本実施の形態において、光源部10が発光するときの枠体部30の内面の幾何平均輝度は、40[cd/m]以下である。
上述のとおり、光源部10から出射する光が反射部20の内面で反射する際、光の拡散(散乱)によってその拡散光が枠体部30の内面に不可避的に当たることがある。このため、枠体部30の内面が反射部20から出射する光の光路上に存在しなくても枠体部30の内面で光が反射する場合がある。つまり、枠体部30の内面が反射によって光る場合がある。しかし、枠体部30の内面の幾何平均輝度を40[cd/m]以下にすることで、グレアをコントロールすることができる。これにより、グレアを一層確実に防止することができる。
(変形例等)
以上、本発明に係る照明器具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、枠体部30は、内面形状の広がり角が反射部20から出射する光の広がり角αとがほぼ一致するように、かつ、内面が反射部20から出射する光のうちの最外光と近接するように形成されていたが、枠体部30の形状は、これに限るものではない。一例として、図3に示される枠体部30Aのように、内面形状の広がり角が反射部20から出射する光の広がり角αと異なっており、かつ、内面が反射部20から出射する光のうちの最外光と近接しないように形成されていてもよい。
また、上記実施の形態において、光源部10の光出射側の位置に、光源部10から出射する光の配光を制御するための配光制御部材を配置してもよい。この場合、反射部20から出射する光を配光制御部材及び反射部20によって配光制御してもよい。例えば、図4に示すように、このような配光制御部材としてレンズ50を光源部10の光出射側に配置することができる。レンズ50は、例えば凸レンズである。なお、配光制御部材は、レンズ50に限るものではなく、反射板等の他の光学部材であってもよい。また、レンズ50の位置は、反射部20の内部でなくてもよい。
また、上記実施の形態において、光源部10の光出射側の位置に、透光部材を配置してもよい。例えば、図5に示すように、反射部20の第2開口部22の近傍に、透光部材として透光パネル60を設けることができる。透光パネル60を設けることで光源部10を保護することができる。なお、透光パネル60の位置は、反射部20の第2開口部22の近傍に限るものではなく、枠体部30の第2開口部32の近傍又は光源部10の近傍に配置してもよい。また、反射部20からの光が枠体部30の内面に当たらなければ、透光部材は透光性だけではなく光拡散性を有していてもよい。例えば、光源部10と反射部20との間に、拡散性を有する透光部材(拡散パネルや拡散シート)を配置してもよい。
また、上記実施の形態において、光源部10は、青色LEDと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成しても構わない。
また、上記実施の形態において、LEDとして、青色LEDを用いたが、これに限らない。例えば、LEDとしては、青色以外の色を発光するLEDを用いても構わない。この場合、蛍光体としては、LEDに応じて適宜選択すればよい。
また、上記実施の形態において、光源部10(LED光源)は基板上にLEDチップを直接実装したCOB構造としたが、これに限らない。例えば、COB構造のLEDモジュールに代えて、SMD(Surface Mount Device)構造のLEDモジュールを用いても構わない。SMD構造のLEDモジュールは、樹脂製のパッケージ(容器)の凹部の中にLEDチップ(発光素子)を実装して当該凹部内に封止部材(蛍光体含有樹脂)を封入したパッケージ型のLED素子(SMD型LED素子)を、1個又は複数個、基板に実装した構成である。
また、上記実施の形態において、発光素子としてLEDを例示したが、発光素子としては、半導体レーザ等の半導体発光素子、又は、有機EL(Electro Luminescence)や無機EL等のその他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態における照明器具1は、天井90以外の造営材等、その他の被取付部(被取付体)に設置されていてもよい。また、本発明は、ダウンライト以外の照明器具にも適用することができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明器具
2 器具本体部
10 光源部
20 反射部
21、31 第1開口部
22、32 第2開口部
30、30A 枠体部
33 フランジ部
40 基台
50 レンズ
60 透光パネル
90 天井(被取付部)

Claims (4)

  1. 被取付部に設置される照明器具であって、
    光源部、及び、開口部を有する反射部を有する器具本体部と、
    前記器具本体部と前記被取付部との間に配置された枠体部とを備え、
    前記光源部からの光は、前記反射部の前記開口部から出射して前記枠体部の内部空間を通って外部に出射し、
    前記反射部の前記開口部から出射する光の光路上には、前記枠体部の内面が位置していない
    照明器具。
  2. 前記枠体部は筒体であり、
    前記枠体部の内面は、前記被取付部と同色かつ同じ模様である
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記枠体部及び前記反射部のうち、仰角θが30°以内では前記枠体部のみが見える
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記光源部が発光するときの前記枠体部の内面の幾何平均輝度は、40[cd/m]以下である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
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