JP2010129501A - 照明装置および照明器具 - Google Patents

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愛子 高橋
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Abstract

【課題】グレアの発生を防止しつつ、光出力の低下を防止することが可能な照明装置および照明器具を提供する。
【解決手段】発光素子11およびこの発光素子の光を反射させる反射体13を有する平板状の発光ユニットAと;一端部に開口部14aを形成し、反射体を開口部の開口端部から陥入した位置に発光ユニットが配置され、この発光ユニットの周囲と開口端部との間に遮光壁14fが設けられた本体12と;本体の開口部に設けられ、発光ユニットの出射光を制御する光制御部材15と;本体の他端部に支持される口金部材17と;発光素子を点灯させる点灯装置16と;を具備する照明装置10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード等の発光素子を光源とした照明装置および照明器具に関する。
近年、フィラメント電球に代わって、寿命が長く、また消費電力の少ない半導体発光素子である発光ダイオードを光源とした電球形LEDランプ等の照明装置が各種照明器具の光源として採用されるようになってきている。例えば、特許文献1には、基板に実装された発光ダイオードと、発光ダイオードを点灯させる点灯装置と、点灯装置が収容され、一方側に口金を装着し、他方側に基板を取り付けているカバーと、発光ダイオードを覆うようにカバーの他方側に取付けられた透光性のグローブとを具備しているLED電球が示され、さらに吊り下げ形照明器具やダウンライトの電球用のソケットに、このLED電球が装着されて使用されることが示されている。
特開2008−091140号公報
一方、省エネなどのために器具に既に取付けられている白熱電球に替えてLED電球を取付けた場合、既存の器具の反射板等の光学設計は白熱電球の配光に基づいて設計されている。このため、LED電球の配光は白熱電球に近づける必要がある。また、LED電球を構成するためにはLEDからの光をロスなく放射させ、かつ白熱電球の配光に近づける必要がある。
しかしながら、LEDは光の指向性が強く輝度が高いため、直視すると眩しさを感じてしまう。このため一般的にはLEDの周囲に遮光壁を設け、水平視方向におけるグレアの発生を極力防止して眩しさを軽減させている。特許文献1においても、カバー部の開口部にLEDを実装した基板が陥入した状態で支持され、LEDの周囲に円筒状の壁が形成されている。このため、LEDから側方(水平)方向に放射される光の多くが円筒状の壁で遮断されるので、その分光出力が低下していた。
また、特許文献1におけるLED電球では、口金方向へ光が放射されないので、白熱電球の配光に近づけることができない。このため、特許文献1のLED電球は、既存器具における反射板の光学設計を活かすことは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、グレアの発生を防止しつつ、光出力の低下を防止することが可能な照明装置および照明器具を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の照明装置の発明は、発光素子およびこの発光素子の光を反射させる反射体を有する平板状の発光ユニットと;一端部に開口部を形成し、反射体を開口部の開口端部から陥入した位置に発光ユニットが配置され、この発光ユニットの周囲と開口端部との間に遮光壁が設けられた本体と;本体の開口部に設けられ、発光ユニットの出射光を制御する光制御部材と;本体の他端部に支持される口金部材と;発光素子を点灯させる点灯装置と;を具備していることを特徴とする。本発明によれば、一端部に開口部を形成し、反射体を開口部の開口端部から陥入した位置に発光ユニットが配置され、この発光ユニットの周囲と開口端部との間に遮光壁が設けられた本体と、本体の開口部に設けられ、発光ユニットの出射光を制御する光制御部材により、グレアの発生を防止しつつ、光出力の低下を防止することが可能な照明装置を構成することができる。
本発明において、照明装置は、白熱電球の形状に近似させた電球形の照明装置(A形)、レフ形の電球形の照明装置(R形)、ボール形の電球形の照明装置(G形)、円筒形の電球形の照明装置(T形)などに構成してもよい。さらに、グローブレスの電球形の照明装置を構成するものであってもよい。
発光素子は、発光ダイオード、有機ELまたは半導体レーザーなど、半導体等を発光源とした発光素子が許容される。発光素子は複数個で構成されていることが好ましいが、照明の用途に応じて必要な個数は選択され、例えば、4個程度の素子群を構成し、この群1個、若しくは複数の群をなすように構成してもよい。さらには、1個の発光素子で構成されるものであってもよい。発光素子は、白色で発光するように構成することが好ましいが、照明器具の用途に応じ、赤色、黄色、緑色等でも、さらには各種の色を組み合わせて構成してもよい。
反射体は、所望の配光が得られるように光学設計されたものであり、発光素子の周囲に設けられている。白熱電球の配光特性に合わせて光学設計されていてもよい。なお、反射体による反射光は後述する本体の遮光壁にはほとんど照射されないか、わずかな反射光だけが照射されるように設計されており、遮光壁によって光出力が低下されることが抑制されている。反射体の形状は、発光素子の中心を軸とした回転対称となる配光を得るために、発光素子の発光領域を囲繞するように横断面が円形をなす「すり鉢状」の凹部で形成してもよい。また、例えば、横断面が矩形状をなす「すり鉢状」の凹部などの形状でもよく、特定された形状のものには限定されない。材質は、光の反射性能を考慮して、耐候性、耐熱性および電気絶縁性を有する白色の合成樹脂、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)や、アクリルやABS等の合成樹脂で一体に形成してもよい。また、その表面を白色に塗装しても、アルミニウムや銀等の金属を蒸着若しくはメッキなどを施して鏡面または半鏡面に加工したものであってもよい。さらに、アルミニウムや銅等の金属で構成し、上記の合成樹脂と同様に白色塗装や蒸着若しくはメッキ等を行ってもよい。
反射体は、発光素子の個数に応じ各発光素子個々、若しくは発光素子群個々に対応して設けるようにしてもよい。個々若しくは群個々に設けられた複数個の反射体は、全て同一の配光特性が得られるように構成しても、個々に異なる配光特性を有するものを組み合わせるようにしてもよい。また、複数個の発光素子、若しくは発光素子群に対して1個の共通の反射体を設けるものであってもよい。さらには1個の発光素子に対して1個の反射体を設けるものであってもよい。平板状の発光ユニットは、上述した発光素子および反射体で構成されることが許容される。発光ユニットは、発光素子と反射体等がモジュール化されたものであってもよい。
本体は、発光素子の熱を放熱させるために、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成されることが好ましいが、例えば、発光素子の放熱は別の機能で構成することができる場合など、金属に限らずPBT等の合成樹脂で構成されたものであってもよい。外観形状は、一端部から他端部に向けて直径が順次少なくなるような、白熱電球におけるネック部分のシルエットに近似させた形状に形成することが、既存照明器具の反射板への適用率が向上して好ましい構成であるが、例えば、直径が段状に減少し、全体として径が段階的に少なくなるような形状などでもよく、特定の形状には限定されない。
本体に設けられる遮光壁は、発光ユニットの周囲から光放射方向に向かって立設するように設けられており、本体の側方から発光素子が直視されにくくなるように設計されている。この遮光壁によってグレアは抑制され、発光ユニットの反射体によって遮光壁へ反射光が照射される量が少ないので、光出力の低下も抑えられる。
本体の開口部に設けられる光制御部材は、例えば、発光素子の光を反射させる反射部材で構成しても、または、発光素子の光を拡散させる光拡散手段で構成したものでもよい。さらには、プリズムやレンズ等で光を屈折させて制御するものであってもよい。
口金部材は、白熱電球が取付けられるソケットに装着可能な全ての口金が許容されるが、一般的に最も普及しているエジソンタイプのE26形やE17形等の口金が好適である。また、材質は口金全体が金属で構成されたものでも、電気的接続部分を銅板等の金属で構成し、それ以外の部分を合成樹脂で構成した樹脂製の口金であっても、さらには、蛍光ランプに使用されるピン形の端子を有する口金でも、引掛シーリングに使用されるL字形の端子を有する口金でもよく、特定の口金には限定されない。
発光素子を点灯させる点灯装置は、例えば、交流電圧100Vを直流電圧24Vに変換して発光素子に供給する点灯回路で構成され、本体に内蔵させて設けることが好適であるが、本体と別置きで構成したものであってもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記光制御部材は、本体の遮光壁の内側周囲に設けられ発光ユニットの出射光を反射させる反射部材で構成したことを特徴とする。本発明によれば、本体の遮光壁の内側周囲に設けられ発光ユニットの出射光または反射光を反射させる反射部材により、光ロスを少なくし、かつ白熱電球の配光に近づけることが可能な照明装置を構成することができる。
反射部材は、本体の遮光壁で遮光される発光素子の直射光または反射光を反射させるものである。反射部材の形状は、本体の中心軸を回転対称となす配光を得るために、遮光壁を覆うように横断面が円形の「皿状」をなすリング状の枠体で構成してもよい。また、例えば、横断面が矩形状の「皿状」をなす枠体などの形状であってもよく、特定された形状のものには限定されない。材質は、光の反射性能を考慮して、耐候性、耐熱性および電気絶縁性を有する白色の合成樹脂、例えば、PBTや、アクリルやABS等の合成樹脂で一体に形成してもよい。また、その表面を白色に塗装しても、アルミニウムや銀等の金属を蒸着若しくはメッキなどを施して鏡面または半鏡面に加工したものであってもよい。さらに、アルミニウムや銅等の金属で構成し、上記の合成樹脂と同様に白色塗装や蒸着若しくはメッキ等を行ってもよい。反射部材は、発光ユニットの反射体に一体に形成されたものであってもよい。また、照明装置の用途、目的に応じて適宜選択され装着されるものであってもよい。さらにグローブ等のカバー部材を有する照明装置においては、カバー部材と一体に形成してもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記光制御部材は、本体の開口部を覆う透光性を有するカバー部材の少なくとも周縁部に形成された光拡散手段で構成したことを特徴とする。本発明によれば、本体の開口部を覆う透光性を有するカバー部材の少なくとも周縁部に形成された光拡散手段により、発光素子から放射される光が、口金方向へ拡散され、白熱電球の配光に、より近づけることが可能な照明装置を構成することができる。
カバー部材は、本体の開口部を、換言すれば、発光素子を覆うように設けられた透明または半透明の合成樹脂製のグローブ等で構成されることが好ましいが、ガラス製のグローブ等で構成されたものであってもよい。
光拡散手段は、例えば、透明なグローブにおいて、グローブの周縁部のみを乳白色に形成して光を拡散させるように構成しても、グローブ全体を乳白色等に形成することにより構成してもよい。
請求項4に記載の照明器具の発明は、ソケットが設けられた器具本体と;器具本体のソケットに装着される請求項1ないし3いずれか一記載の照明装置と;を具備していることを特徴とする。本発明によれば、白熱電球の配光に近づけることが可能な照明器具を構成することができる。
本発明において、照明器具は天井直付形、天井吊下形または壁面取付形、さらには天井埋込形のダウンライト等が許容される。器具本体に制光体としてグローブ、セード、反射体などが取付けられるものであっても、照明装置が露出するものであってもよい。また、照明器具は器具本体に1個の照明装置を取付けたものに限らず、複数個が装着されるものであってもよい。さらに、オフィス等、施設・業務用の大型の照明器具などを構成してもよい。
請求項1記載の発明によれば、反射体によって本体の遮光壁に照射される反射光を少なくしつつ、発光ユニットの放射光を所望に制御する光制御部材を設けているので、グレアを防止しつつ、光出力の低下を抑えて所望の配光に近づけることが可能な照明装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、本体の遮光壁の内側周囲に設けられ発光ユニットの出射光を反射させる反射部材により、光ロスを少なくし、かつ白熱電球の配光に近づけることが可能な照明装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、本体の開口部を覆う透光性を有するカバー部材の少なくとも周縁部に形成された光拡散手段により、発光素子から放射される光が、口金方向へ拡散され、白熱電球の配光に、より近づけることが可能な照明装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、器具本体に組み込まれる請求項1ないし3いずれか一記載の照明装置により、グレアを防止しつつ、光出力の低下を抑えて所望の配光に近づけることが可能な照明器具が構成される。
以下、本発明に係る照明装置およびこの照明装置を組み込んだ照明器具の実施形態につき図に従い説明する。
図1に示すように、本実施例の照明装置は電球形LEDランプとしての照明装置10を構成するもので、発光素子11、発光素子が実装される基体12、発光素子の光を反射させる反射体13、発光素子および反射体を有する発光ユニットA、発光ユニットが配置される本体14、発光ユニットの出射光を制御する光制御部材15、発光素子を点灯させる点灯装置16、口金部材17で構成する。
発光素子11は、半導体発光素子、本実施例では発光ダイオード(以下「LED」と称す)で構成し、同一性能を有する複数個、本実施例では、8個のLED11が用意され、この各LEDは、本実施例では青色LEDチップとこの青色LEDチップにより励起される黄色蛍光体により白色を発光する高輝度、高出力のLEDからなり、さらに、一方向、すなわちLEDの光軸x−xに光線が主として放射される。ここで光軸x−xは、LED11が実装される基体12の面に対して略鉛直方向のことである(図1(b))。
基体12は、回路基板からなり、回路基板は熱伝導性の良好な金属、本実施例では平板状の略円板状をなすアルミニウムで構成され、その表面(図1(a)における上方の面にシリコーン樹脂等の電気絶縁層を介して銅箔からなる配線パターンが形成され、この配線パターン上に8個のLED11が、その1個を中心として残り7個が略同心円状をなすように略等間隔に実装して配設される。これにより円板状の基体12の中心において、複数のLED11が略対称となるように配設される。なお、各LED11は配線パターンにより直列に接続される。
反射体13は、耐候性、耐熱性および電気絶縁性を有する合成樹脂、本実施例では、PBT(ポリブチレンテレフタレート)により円盤状に一体に構成する。円盤の表面側には、表面側に拡開し内面が回転放物面状をなす、同一の形状・寸法を有する凹部13aを複数個、本実施例では8個を、基板12に実装された8個の各LED11に対向するように、その1個の凹部13aを中心として残り7個の凹部13aが略同心円状に略等間隔になるように一体に形成する。上記構成の反射体13の外面および凹部13aの内面にはアルミニウムが蒸着され鏡面加工が施される。
凹部13aは、図1(b)に拡大して示すように、個別の8個の反射体を構成するもので、光源であるLED11からの光を、後述の遮光壁14fに照射される量が少なくなるように反射させ、さらに回転対称となる配光を得るためにLED11の発光領域を囲繞するように横断面が円形をなす「すり鉢状」の反射面13bを形成し、凹部13aの開口を光出射部13cとし底部に貫通孔13dを形成する。また、反射体13を構成する円盤の裏面側には、内部に空間部を形成した開口部13eを形成する。
上記に構成された各LED11を実装した基体12を、反射体13の開口部13eに当接し、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤で固着して支持する。これにより、反射体13の各凹部13aの底面に形成された貫通孔13dの中心に対して、各LED11が外部に露出して臨むように配置され、各凹部13aにより構成された個別の反射体の光軸y−yとLED11の光軸x−xが略一致した状態に構成される。これにより、平板状の略円板状をなす基体12と円盤状の反射体13が組み合わされて平板状の発光ユニットAが形成される(図1(b))。
本体14は、熱伝導性の良好な金属、本実施例ではアルミニウムで構成され、横断面が略円形をなす一端部に径の大きな開口部14aを、他端部に径の小さな開口部14bを一体に形成し、外周面が一端から他端に向かい順次直径が小さくなる略円錐状のテーパー面をなすようにして、外観が白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成し、外周面に一端から他端に向かい放射状に突出する多数の放熱フィン14cを一体に形成する。これら本体14は、例えば、鋳造、鍛造または切削加工等で加工され、内部に空洞を有して構成される。
本体14の一端部の開口部14aには、凹部14dが形成されるように表面を平滑な面に形成した支持段部14eを一体に形成し、この凹部14dに上記構成の発光ユニットAが配置される。すなわち、発光ユニットAにおいて基体12を構成する回路基板の裏面側を、本体21一端部の開口部14aにおける開口端部から挿入し、凹部14dの支持段部14eに熱伝導性を有し電気絶縁性を有するシリコーン樹脂等からなる絶縁シートまたは接着剤等を介して密着させネジ等の固定手段により支持する。
これにより、反射体13を本体14の開口部14aの開口端部から陥入した位置に発光ユニットが配置され、この発光ユニットの周囲と開口端部との間に遮光壁14fが設けられ、反射体13の周囲に、換言すれば、反射体に一体化された各LED11の周囲に、凹部14dの周囲が壁となった遮光壁14fが設けられる。遮光壁14fの高さ寸法h(発光ユニットの最上部から本体14の開口部14aまでの長さ)は、5〜20mm、好ましくは7〜15mmとするのが好ましい。5mm以下だとグレア防止効果が低く、20mmを超えると所望の配光を得るための光学制御が困難となる。これにより、発光ユニットAの光軸a−aが、本体14の中心軸b−bに略合致し(図1(a))、さらに反射体13の光出射部13cが本体14の開口部14aの内側に陥入した状態で配設され、全体として平面視で略円形の発光面を有する光源部Bが構成される。
上記に構成された本体14の光源部Bには、発光ユニットAの出射光を制御する光制御部材が設けられる。光制御部材は、本実施例では、本体14の遮光壁14fを覆うように、本体14の遮光壁14fの内側周囲に設けられ、発光ユニットAの出射光を反射させる反射部材15で構成する。反射部材15は、本体14の遮光壁14fで遮光されるLED11の直射光または反射体13による反射光を反射させるもので、白熱電球の配光に近くするために、広角の配光が得られる反射板で構成され、その形状は、回転対称となる配光を得るために、遮光壁14fを覆うように横断面が円形で順次その直径が小さくなる「皿状」の反射面15aを有するリング状の枠体で構成する。材質は、光の反射性能を考慮して、耐候性、耐熱性および電気絶縁性を有する合成樹脂、本実施例では、PBTの表面にアルミニウムを蒸着して鏡面加工が施されている。
リング状の枠体の外径寸法は、本体14の凹部14dの遮光壁14fを内側から覆うことができる寸法となし、内径寸法は、個別の反射体13を構成する7個の凹部13aを遮蔽しないように、7個の凹部13aが描く仮想同心円の外周より大きい寸法に形成する。これにより、各LED11から反射体13の凹部13aを介して放射される光の内、本来は本体の遮光壁14fで遮光されて光ロスとなってしまう光を反射面15aで反射させることができる。
上記に構成された反射部材15の大きい外径寸法を有する開口部には、アクリル樹脂等で構成された透明なカバー部材18が被され、反射体13の貫通孔13dに露出した各LED11が保護され充電部等が覆われる。このカバー部材18と反射部材15は、樹脂成形の際に一体に形成される。すなわちアクリル樹脂からなるカバー部材18の樹脂成形時に、その開口端部にPBTからなる反射部材15の大きい内径寸法を有する開口部が連結されるように樹脂成形によって一体化される。なお、カバー部材18と反射部材15は別体に構成し、個々に組み立てるようにしてもよい。
上記に構成された反射部材15およびカバー部材18は、本体14の一端部の開口部14aに嵌め込まれ、反射部材15が反射体13の各凹部13aを囲み、かつ遮光壁14fを覆うように位置されようにして反射体13の光出射部13cに設けられると共に、反射部材15の外周段部が本体開口部14aの開口端部に当接し、当接した部分がシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤により固着される。
また、空洞をなす本体14の内部には、点灯装置16を収納し口金部材17を支持するためのケース部材19が嵌め込まれる。ケース部材19は、PBTなどの耐熱性で電気絶縁性を有する合成樹脂で一端部にやや大径の開口部を、他端部に小径の開口部を形成し、本体14の空洞内壁面の形状に略沿った円筒状をなす形状に形成する。また、他端部の小径の開口部はリード線の挿通孔19aを形成した底板19bで一体に閉塞され、外周に段状をなす口金取付部19cを一体に形成する。ケース部材19の内面には、円筒の軸方向に沿ってガイド溝19dが一体に形成され、このガイド溝に点灯装置16を構成する平板状の回路基板16aが縦方向にして嵌合されて支持される。これにより、アルミニウムからなる本体14と回路基板16aとの間の電気的な絶縁がなされる。なお、ガイド溝19dと回路基板16aをシリコーン樹脂やエポキシ樹脂からなる耐熱性の接着剤で固着するようにしてもよい。
上記のように、内部に回路基板16aを収納したケース部材19は、本体14一端部の開口部14aから挿入され、他端部の開口部14bから口金取付部19cが突出するようにして嵌め込まれ本体14の空洞内に支持される。ケース部材19と本体14の内壁にシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤を塗布して固着するようにしてもよい。さらに、本体14の他端部の開口部14bから突出した口金取付部19cの外周面に口金部材17を嵌め込み、カシメ若しくはシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性を有する接着剤を用いて固着する。これにより、本体14から口金部材17にわたる外周面の外観形状が白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成される。点灯装置16の点灯回路は、交流電圧100Vを直流電圧24Vに変換して各LED11に供給するように構成される。なお、回路基板16aの出力端子にはLED給電用の電線が接続され、基体12に実装され直列に配線接続されたLED11に接続される。入力端子には入力線が接続される。
口金部材17は、エジソンタイプのE26形で、ねじ山を備えた筒状のシェル部17aとこのシェル部の下端の頂部に絶縁部17bを介して設けられたアイレット部17cを備えている。シェル部17aの開口部がケース部材19の口金取付部19cに嵌め込まれ接着やカシメなどにより固着される。これにより、アルミニウムからなる本体21と口金部材17との電気絶縁がなされる。口金部材17のシェル部17aおよびアイレット部17cには、回路基板22aの入力端子から導出された入力線が接続される。
次に、上記に構成される電球形の照明装置10の組立手順につき説明する。先ず、点灯装置16を構成する回路基板16aの入力端子に接続された電線を、ケース部材19の底板19bに形成された挿通孔19aから引き出しておく。
次に、回路基板16aの出力端に接続された電線を発光ユニットAの基体12の入力端子に接続し、さらに発光ユニットAを接続した回路基板16aを縦方向にしてケース部材19に挿入し、さらに回路基板の両端辺をガイド溝19dに嵌合させて支持する。
次に、発光ユニットAを接続し回路基板16aを収納したケース部材19を、本体14一端部の開口部14aから挿入し、他端部の開口部14bから口金取付部19cが突出するようにして嵌め込む。
次に、回路基板16aと共に本体14内に挿入された発光ユニットAの回路基板の裏面側を、本体14の凹部14dに形成された支持段部14eに熱伝導性を有し電気絶縁性を有するシリコーン樹脂からなる接着剤を介して密着させ、上面側(表面側)から周囲3箇所程度をねじ等の固定手段を用いて固定する。これにより、基体12の回路基板裏面と支持段部14eの平滑な面が密着して固定され、発光ユニットAを構成する反射体13が本体14の開口部14aの開口端部から陥入させた状態で収容される。
次に、本体14の開口部14a、すなわち、LED11の発光面および反射体13を覆うようにしてカバー部材18を本体14の開口部14aに嵌め込む。これにより、カバー部材18と一体化された反射部材15の外周段部が本体の開口部14aの開口端部に当接し、当接した部分に接着剤を塗布して固着する。これにより反射部材15が、反射体13の各凹部13aを囲みかつ遮光壁14fを覆うように位置して本体14の開口部14aに設けられる。
次に、ケース部材19の挿通孔19aから引き出された電線、すなわち、回路基板16aの入力端子から導出された入力線を、口金17のシェル部17aおよびアイレット部17cに接続し、接続した状態で本体14の開口部14bから突出した口金取付部19cにシェル部17aを嵌め込み接着剤で固着する。
以上により、一端部に略円形の発光面を有する光源部Bが形成され、外観形状が一般白熱電球のネック部のシルエットに近似し、E26形の口金を備え、定格ランプ電力が約5W程度で、白熱電球100Wに相当する明るさの電球形LEDランプとしての照明装置10が構成される。
次に、上記のように構成された電球形の照明装置10を光源とした照明器具の構成を説明する。図3に示すように、20は店舗等の天井面Xに埋め込み設置され、E26形の口金を有する白熱電球を光源としたダウンライト式の既存の照明器具で、下面に開口部21aを有する金属製の箱状をなした本体ケース21と、開口部21aに嵌合される金属製の反射体22と、白熱電球のE26形の口金をねじ込むことが可能なソケット23で構成されている。反射体22は、例えばステンレス等の金属板で構成し、反射体22の上面板の中央部にソケット23を設置される。
上記に構成された白熱電球用の既存の照明器具20において、省エネや長寿命化などのために白熱電球に替えて、上述したLED11を光源とする電球形LEDランプとしての照明装置10を使用する。すなわち、電球形の照明装置10は口金部材17をE26形に構成してあるので、上記照明器具の白熱電球用のソケット23にそのまま差し込むことができる。この際、電球形の照明装置10の本体14が略円錐状のテーパー面をなすようにして、外観が白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成されているので、ネック部がソケット周辺の反射体22等に当たることなくスムーズに差し込むことができ、電球形の照明装置10における既存照明器具への適用率が向上する。これにより、LEDを光源とした電球形LEDランプとしての照明装置が設置された省エネ形のダウンライトが構成される。
上記に構成されたダウンライトに電源を投入すると、ソケット23から電球形の照明装置10の口金部材17を介して電源が供給され、点灯装置16が動作し24Vの直流電圧が出力される。この直流電圧は点灯回路の出力端子に接続されたLED給電用の電線を介して直列に接続されたLED11に印加される。これにより、全てのLED11が同時に点灯して白色の光が放射される。
この際、基体12の表面に1個のLED11を中心にし、残り7個の各LED11が略同心円状をなすように略等間隔に実装して配設されているので、各LED11から放射される光は、図4(a)に示すように、反射体13の凹部13aの反射面13bを介して遮光壁14fに照射される量が少なくなるように反射させ、カバー部材15の内面全周囲に向かって略均等に放射される。同時に図中aで示す光、すなわち、LED11の直射光または反射体13による反射光が反射部材15の皿状の反射面15aで反射され、カバー部材15の側方の内面に向かって放射される。
反射体13から側方に向かう光aは、本来は本体開口部14aの遮光壁14fで遮光され光ロスとなるが、広角用の反射部材15によりカバー部材15に向かって反射され放射されることによりロスなく活用されると同時に、カバー部材15の側方の光量が増大し、白熱電球の配光に近づいた配光特性をもった照明を行うことができる。特に、光源となる電球形の照明装置10の配光が白熱電球の配光に近づくことで、照明器具20内に配置されたソケット23近傍の反射体22への光の照射量が増大し、白熱電球用として構成された反射体22の光学設計を活かし略設計通りの器具特性を得ることが可能となる。
また、電球形の照明装置10が点灯されると、各LED11の温度が上昇し熱が発生する。その熱は、アルミニウムからなる基体12から、基体が密着して固着された支持段部14eに伝達されアルミニウムからなる本体14から放熱フィン14cを介して外気に放熱される。この際、基体12および本体14を熱伝導性の良好なアルミニウムで構成したので、LED11で発生する熱を、伝導ロスを少なくして効果的に放熱させることができ、各LED11の温度上昇および温度むらが防止され、発光効率の低下が抑制され、光束低下による照度の低下を防止することができ、同時にLEDの長寿命化を図ることができる。またアルミニウムによって軽量化することができ電球として重くなることがない。
また、本体14一端部の開口部14aには、凹部14dが形成され、発光ユニットAを構成する反射体13は、本体14の開口部14aから凹部内に陥入させた状態に収容されているので、凹部14dの周囲が壁となった遮光壁14fを有して形成される。これにより、遮光壁の分だけ本体を大きく(長く)構成することができるので本体14の放熱面積を増大させることができ、一層効果的に放熱させることができる。また、点灯装置16の回路部品から発生する熱は、回路基板16aから本体14さらには口金部材17を介して放熱される。これらの放熱作用により点灯装置16の温度上昇および温度むらが抑制され回路部品の信頼性を高めることができる。
以上、本実施例によれば、発光ユニットAの反射体13は、本体14の開口部14aの開口端部から陥入した位置に配置し、遮光壁14fに照射される量が少なくなるように反射させるように構成したので、遮光壁14fによって光出力が低下されることが抑制される。また、遮光壁14fは、発光ユニットAの周囲と本体12の開口端部との間に、発光ユニットAの周囲から光放射方向に向かって立設するように設けられており、本体の側方から発光素子が直視されにくくなってグレアが抑制される。さらに、本体14の遮光壁14fの内側周囲に設けられた反射部材15は、遮光壁14fで遮光されるLED11の直射光または反射体13による反射光を反射させるようにしたので、光ロスを少なくし、かつ白熱電球の配光に近づけることが可能となる。これら構成により、グレアを防止しつつ、光出力の低下を抑えて所望の配光に近づけることが可能な照明装置を提供することができる。
また、光源となる電球形の照明装置の配光が白熱電球の配光に近づくことで、既存の照明器具20の白熱電球に替えて使用しても白熱電球の配光により近づいた配光特性を有する省エネ形の照明器具を提供することができる。また、電球形の照明装置の外観を白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成したので、白熱電球に替えて装着する場合でも、ソケットにスムーズに差し込むことができ、電球形LEDランプとしての照明装置における既存照明器具への適用率を向上させることができる。
また、発光ユニットAの反射体13は、本体14の開口部14aの開口端部から陥入した位置に配置され、反射部材15は遮光壁14fを覆うようにして設けられるので、遮光壁14fによる本体の放熱面積増大によるに放熱効果と相まって、反射部材15による光制御によって白熱電球の配光に近づけることができる。
また、本体開口部14aの光源部Bは、凹部14dを構成するために暗くなる遮光壁14fがアルミニウムを蒸着した綺麗な反射部材15によって覆われ、同じくアルミニウムを蒸着した反射体13の凹部13aと組み合わされて綺麗に光る「すり鉢状」の反射鏡をなすように構成され、外観・意匠的にも優れた電球形の照明装置を提供することができる。
カバー部材18と反射部材15は樹脂成形の際に一体に形成したので、カバー部材18を単に本体14の開口端14aに嵌め込むだけで、反射部材15も同時に組み立てることができるので作業が簡素化されてコスト的にも有利となる。同時に、反射部材15を、遮光壁14fを覆う所定の位置に自動的に確実に配置させることができ、位置ズレ等よって反射性能が損なわれることがなく、安定した光学特性を発揮することができる。
以上、本実施例において、電球形の照明装置の本体14は、外方に露出する外面部分を、例えば、凹凸若しくは梨地状に形成して表面積を大きくしたり、白色塗装や白色アルマイト処理を施して外面部分の熱放射率を高めるようにしてもよい。また、白色塗装や白色アルマイト処理を施した場合には、電球形の照明装置を照明器具に装着して点灯した場合、外面に露出するアルミニウム製の本体14外面の反射率が高くなり、器具効率を高めることが可能となり、また外観・意匠的にも良好となり商品性を高めることもできる。
点灯装置16の回路基板16aを、ケース部材19の内部に縦方向に配設したが、回路基板をより小型に構成して、横方向(水平方向)や斜めに傾斜させて配設してもよい。また、口金部材17をE26形に構成したが、他の例えば、E17形等でもよく、さらにエジソンタイプ以外の口金で構成してもよい。
本実施例は、光制御部材を、透光性を有するカバー部材の少なくとも周縁部に形成された光拡散手段で構成したものである。以下、図5、図6および図4(b)に従って説明する。なお、図5、図6および図4(b)には実施例1の図1〜図4と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施例では、カバー部材として、本体14の開口部14aを覆うグローブで構成する。グローブ30は、透光性を有し、例えば、厚さが薄いポリカーボネイト等の合成樹脂などの材質で、全体形状が白熱電球のボール部分のシルエットに近似させた滑らかな曲面状に形成する。さらに曲面状に構成された中央部を透明に形成し、周縁部を乳白色として光拡散手段40を形成する。
さらに開口側の直径を小さくするようにすぼめて筒状をなす開口30aを一体に形成すると共に、すぼめた筒状の開口30aの周囲に段部30bを形成する。また、本体14の複数の放熱フィン14cは、図6に示すように、本体開口部14aの開口端部まで延長して形成し、各フィン間に形成される隙間sの端部(開口部側の端部)は、光を取り込めるように開放させて形成する。
上記構成のグローブ30は、実施例1と同様に本体14の凹部14dに嵌め込まれ、グローブの筒状をなす開口30aと本体の凹部14d内周面との当接部分をシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤で固着する。これにより、グローブ30の開口30a周囲に形成された段部30bが、複数の放熱フィン14c間に形成された各隙間sの上面に位置する。換言すれば、上端が開放されたフィンの隙間sがグローブ周縁部の乳白色部分である光拡散手段40に対向して位置される。
また、本実施例における本体14は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属からなる本体ケース14gとカバー14hで構成する。本体ケース14gは、凹部14dの底面に平滑な面からなる支持部14e´を一体に形成し、外周面に一端から他端に向かい放射状に突出する多数の放熱フィン14cを一体に形成する。カバー14hは、白色のPBT等、耐熱性で電気絶縁性を有する合成樹脂で一端部にやや大径の開口部を、他端部に小径の開口部を形成し、その直径が段状をなして減少する円筒状をなすように形成して、外観が白熱電球におけるネック部のシルエットに近い形状に構成する。
上記に構成された電球形の照明装置10を点灯すると、図4(b)に示すように、各LED11から放射される光が反射体13の凹部13aを介して遮光壁14fに照射される量が少なくなるように反射させ、グローブ30の内面全周囲に向かって略均等に放射されて透明な部分から光が放射され、同時にLED11の直射光または反射体13による反射光がグローブ30周縁部の内面にも放射される。これらの光bは周縁部に形成された光拡散手段40、すなわち、乳白色の部分を透過する際に光が拡散され、各放熱フィン14cの上端が開放された隙間sを通過して口金方向、すなわち、照明装置を器具へ装着した時の上部方向へも光が拡散されて放射される。これにより、本実施例の電球形LEDランプとしての照明装置10によれば、後方、すなわち、口金側にも光を放射さることができ白熱電球の配光に、より近づけることができる。なお、グローブ30の周縁部のみを乳白色に形成して光拡散手段40を構成したが、グローブ全体を乳白色に形成することにより周縁部に光拡散手段を構成するようにしてもよい。
また、本実施例によれば、本体14の複数の放熱フィン14cは、本体開口部14aの開口端部まで延長して形成し、各フィン間に形成される隙間sの端部は、光を取り込めるように開放させて形成したので、グローブ周縁部の光拡散手段40で拡散された光bが放熱フィン14cによって遮られることなく、後方、すなわち、口金側に効果的に光を放射さることができ、白熱電球の配光に、より一層近づけることができる。
また、本体ケース14gは、凹部14dの底面に平滑な面からなる支持部14e´を一体に形成し、発光ユニットA、すなわち、基体12を密着させて支持するようにしたので、各LED11から発生する熱を、伝導ロスをより少なくして効果的に放熱させることができる。その他、本実施例における他の構成、作動、作用効果、変形例等は、実施例1と同様である。
本実施例は、光制御部材を実施例1の反射部材15と実施例2の光拡散手段40を組み合わせて構成したものである。以下、図7および図4(c)に従って説明する。なお、図7および図4(c)には実施例1の図1〜図4および実施例2の図5、図6および図4(b)と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施例では、実施例2の周縁部に光拡散手段40を設けたグローブ30において、筒状をなす開口30aを傾斜させてその内側の表面にアルミニウムを蒸着し反射面15aとなした反射部材15を一体若しくは別体に形成する。これによれば、図4(c)に示すように、反射部材15による光aによって側方の光量が増大し、さらにグローブ周縁部の光拡散手段40による光bによって、後方、すなわち、口金側にも光を放射させることができ、より一層白熱電球の配光に近づけることができる。
その他、本実施例における他の構成、作動、作用効果、変形例等は実施例1、2と同様である。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の第1の実施例に係る照明装置を示し、(a)は縦断面図、(b)は反射体の要部を拡大して示す断面図。 同じく照明装置を示し、(a)は反射部材と本体とを分離した状態で示す斜視図、(b)は反射部材を本体に装着した状態を示す斜視図。 同じく照明装置を装着した照明器具を概略的に示す断面図。 同じく照明装置の配光状態を示し、(a)は第1の実施例の照明装置における配光状態を示す図、(b)は第2の実施例の照明装置における配光状態を示す図、(c)は第3の実施例の照明装置における配光状態を示す図。 本発明の第2の実施例に係る照明装置を示す縦断面図。 同じく第2の実施例に係る照明装置を示し、(a)はグローブと本体とを分離した状態で示す斜視図、(b)はグローブを本体に装着した状態を部分的に示す斜視図。 本発明の第3の実施例に係る照明装置を示す縦断面図。
符号の説明
10 照明装置
A 発光ユニット
11 発光素子
12 基体
13 反射体
13c 光出射部
14 本体
14a 開口部
14f 遮光壁
15 光制御部材
16 点灯装置
17 口金部材
18 カバー部材
20 照明器具
21 器具本体
23 ソケット
40 光拡散手段

Claims (4)

  1. 発光素子およびこの発光素子の光を反射させる反射体を有する平板状の発光ユニットと;
    一端部に開口部を形成し、反射体を開口部の開口端部から陥入した位置に発光ユニットが配置され、この発光ユニットの周囲と開口端部との間に遮光壁が設けられた本体と;
    本体の開口部に設けられ、発光ユニットの出射光を制御する光制御部材と;
    本体の他端部に支持される口金部材と;
    発光素子を点灯させる点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
  2. 前記光制御部材は、本体の遮光壁の内側周囲に設けられ発光ユニットの出射光を反射させる反射部材で構成したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記光制御部材は、本体の開口部を覆う透光性を有するカバー部材の少なくとも周縁部に形成された光拡散手段で構成したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. ソケットが設けられた器具本体と;
    器具本体のソケットに装着される請求項1ないし3いずれか一記載の照明装置と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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