JP2017013726A - 自動車 - Google Patents

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秀哉 粟田
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Abstract

【課題】運転者に不安感を与えるのを抑制する。
【解決手段】モータの温度Tmg3,インバータの温度Tin3,ベースプレートの温度Tbp3に基づくモータのトルク制限Tlim3[Tmg3],Tlim3[Tin3],Tlim3[Tbp3]のうちの最小値を制御用トルク制限Tlim3として設定する(S120)。そして、外気温Taが閾値Taref以下のときには(S150)、制御用トルク制限Tlim3が閾値Tref以下のときに(S160)、ディスプレイに警告を表示出力する(S180)。外気温Taが閾値Tarefよりも高いときには、モータのトルク制限Tlim3[Tmg3]が閾値Tref以下のときに(S170)、ディスプレイに警告を表示出力する(S180)。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に関する。
従来、この種の自動車としては、アクセル開度に応じたモータの仮負荷率をモータ温度に基づく負荷率制限で上限ガードして得られる要求負荷率でモータを制御するものにおいて、要求負荷率が大きいときにはモータ温度が比較的低い温度でも過熱に至ると判定すると共に要求負荷率が小さいときにはモータ温度が比較的高い温度でも過熱に至らないと判定する過熱警告判定用マップに対して、要求負荷率とモータ温度とが過熱警告範囲に属するときには、過熱警告ランプを点灯するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、こうした処理により、要求負荷率に応じたモータ温度を用いて、モータが過熱に至ることを報知することができる。
特開2010−142029号公報
こうした自動車では、モータ温度に基づく負荷率制限の他に、モータを駆動するインバータの温度に基づく負荷率制限およびインバータが取り付けられるベースプレートの温度に基づく負荷率制限も考慮して、これらの最小値の範囲内でモータを制御すると共にこの最小値が所定値以下のときにモータの出力を制限している旨の警告を報知することも行なわれている。しかし、一般に、ベースプレートは、インバータの冷却(空冷・水冷)用に熱伝導性の良好な材料によって形成されているから、夏期など外気温が比較的高いときには、ベースプレートの温度も高くなりやすい。このため、外気温に拘わらずに最小値が所定値以下のときに警告を報知するものとすると、外気温の影響によってベースプレートの温度が比較的高いために警告を報知する頻度が多くなったり時間が長くなったりして、運転者に不安感を与える可能性がある。
本発明の自動車は、運転者に不安感を与えるのを抑制することを主目的とする。
本発明の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
走行用のモータと、
モータを駆動するためのインバータと、
前記インバータが取り付けられるベースプレートと、
を備える自動車であって、
外気温が所定温度以下のときには、前記モータの温度に基づく前記モータの第1最大許容出力,前記インバータの温度に基づく前記モータの第2最大許容出力,前記ベースプレートの温度に基づく前記モータの第3最大許容出力のうちの最小値が所定値以下のときに、警告を報知し、
外気温が前記所定温度よりも高いときには、前記第1最大許容出力が前記所定値以下のときに、前記警告を報知する報知手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、外気温が所定温度以下のときには、モータの温度に基づくモータの第1最大許容出力,インバータの温度に基づくモータの第2最大許容出力,ベースプレートの温度に基づくモータの第3最大許容出力のうちの最小値が所定値以下のときに、警告を報知する。一方、外気温が所定温度よりも高いときには、第1最大許容出力が所定値以下のときに、警告を報知する。これにより、外気温が比較的高いときに、ベースプレートの温度が高いために警告を報知する頻度が多くなったり時間が長くなったりするのを抑制することができる。この結果、運転者に不安感を与えるのを抑制することができる。
ここで、第1最大許容出力は、モータの温度が第1閾値以下のときにはモータの定格トルクが設定され、モータの温度が第1閾値よりも高いときにはモータの温度が高いほどモータの定格トルクから小さくなるように設定され、第2最大許容出力は、インバータの温度が第2閾値以下のときにはモータの定格トルクが設定され、インバータの温度が第2閾値よりも高いときにはインバータの温度が高いほどモータの定格トルクから小さくなるように設定され、第3最大許容出力は、ベースプレートの温度が第3閾値以下のときにはモータの定格トルクが設定され、ベースプレートの温度が第3閾値よりも高いときにはベースプレートの温度が高いほどモータの定格トルクから小さくなるように設定されるものとしてもよい。また、前記ベースプレートは、熱伝導性の良好な材料によって形成されているものとしてもよい。
こうした本発明の自動車において、前記インバータおよび前記ベースプレートは、ファンから前記ベースプレートに送風される空気によって冷却されるものとしてもよい。
また、本発明の自動車において、前記モータが前記最小値の範囲内で駆動されるように前記モータを制御する制御手段を備えるものとしてもよい。
さらに、本発明の自動車において、前輪と後輪とのうち一方の車輪に動力を出力可能な駆動装置を備え、前記モータは、前記前輪と前記後輪とのうち他方の車輪に動力を出力可能であり、前記報知手段は、前記外気温が前記所定温度以下で且つ前記最小値が前記所定値以下のときおよび前記外気温が前記所定温度よりも高く且つ前記第1最大許容出力が前記所定値以下のときには、前記警告として、前記他方の車輪に出力する動力を制限している旨を報知する手段であるものとしてもよい。この場合、前記報知手段は、前記最小値が値0のときには、前記警告として、前記他方の車輪に動力を出力することができない旨を報知する手段であるものとしてもよい。
本発明の第1実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 インバータ43,ベースプレート44周辺の様子を示す説明図である。 実施例のHVECU70によって実行される制御ルーチンの一例を示す説明図である。 モータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3],Tlim3[Tin3],Tlim3[Tbp3]の設定に用いられるトルク制限設定用マップの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。第1実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2,MG3と、インバータ41,42,43と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、前輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37Fを介して連結された駆動軸36Fが接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36Fに接続されている。モータMG3は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が後輪38c,38dにデファレンシャルギヤ37Rを介して連結された駆動軸36Rに接続されている。インバータ41,42,43は、電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2,MG3は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42,43の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
インバータ43は、図2に示すように、ベースプレート44に取り付けられている。ここで、ベースプレート44は、熱伝導性の良好な材料(例えば、アルミニウム,銅など)によって形成されている。ベースプレート44は、ベースプレート44付近に配置されたファン48から送風される空気によって冷却され、インバータ43は、ベースプレート44との熱交換によって冷却される。インバータ41,42も、それぞれ図示しないベースプレートに取り付けられており、このベースプレートは、ベースプレート付近に配置されたファンから送風される空気によって冷却され、インバータ41,42は、ベースプレートとの熱交換によって冷却される。なお、インバータ43,ベースプレート44などは、空冷されるのに代えて、水冷されるものとしてもよい。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。図1,図2に示すように、モータECU40には、モータMG1,MG2,MG3を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU40に入力される信号としては、以下のものを挙げることができる。
・モータMG3の温度を検出する温度センサ45からのモータMG3の温度Tmg3
・インバータ43の温度を検出する温度センサ46からのインバータ43の温度Tin3
・ベースプレート44の温度を検出する温度センサ47からのベースプレート44の温度Tbp3
モータECU40からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。モータECU40から出力される制御信号としては、以下のものを挙げることができる。
・インバータ41,42,43の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号
・ファン48,図示しないファンへの制御信号
モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2,MG3を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2,MG3の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、以下のものを挙げることができる。
・バッテリ50の端子間に設置された電圧センサからの電池電圧Vb
・バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサからの電池電流Ib
・バッテリ50に取り付けられた温度センサからの電池温度Tb
バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと、温度センサからの電池温度Tbと、に基づいて入出力制限Win,Woutを演算している。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、以下のものを挙げることができる。
・イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号
・シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP
・アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc
・ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP
・車速センサ88からの車速V
・外気温センサ89からの外気温Ta
HVECU70からは、情報を表示するディスプレイ90への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求される要求トルクTd*を設定し、要求トルクTd*に前輪38a,38b側,後輪38c,38d側のトルク配分率Df,Dr(Df+Dr=1)を乗じて前輪38a,38b側,後輪38c,38d側の要求トルクTf*,Tr*を設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,WoutおよびモータMG1,MG2,MG3の制御用トルク制限Tlim1,Tlim2,Tlim3の範囲内で、前輪38a,38bに要求トルクTf*が出力されると共に後輪38c,38dに要求トルクTr*が出力されるようにエンジン22とモータMG1,MG2,MG3とを制御する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3の設定およびディスプレイ90の制御について説明する。図3は、実施例のHVECU70によって実行される制御ルーチンの一例を示す説明図である。このルーチンは、繰り返し実行される。
図3の制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、モータMG3の温度Tmg3,インバータ43の温度Tin3,ベースプレート44の温度Tbp3,外気温Taなどのデータを入力する(ステップS100)。ここで、モータMG3の温度Tmg3,インバータ43の温度Tin3,ベースプレート44の温度Tbp3は、それぞれ、温度センサ45,46,47によって検出された値をモータECU40から通信によって入力するものとした。外気温Taは、外気温センサ89によって検出された値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したモータMG3の温度Tmg3,インバータ43の温度Tin3,ベースプレート44の温度Tbp3に基づいて、それぞれに応じたモータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3],Tlim3[Tin3],Tlim3[Tbp3]を設定し(ステップS110)、設定したトルク制限Tlim3[Tmg3],Tlim3[Tin3],Tlim3[Tbp3]の最小値を上述の制御用トルク制限Tlim3として設定する(ステップS120)。なお、実施例では、同様の手法により、モータMG1,MG2の制御用トルク制限Tlim1,Tlim2を設定するものとした。図4は、モータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3],Tlim3[Tin3],Tlim3[Tbp3]の設定に用いられるトルク制限設定用マップの一例を示す説明図である。図4(a)は、モータMG3の温度Tmg3とトルク制限Tlim3[Tmg3]との関係の一例を示し、図4(b)は、インバータ43の温度Tin3とトルク制限Tlim3[Tin3]との関係の一例を示し、図4(c)は、ベースプレート44の温度Tbp3とトルク制限Tlim3[Tbp3]との関係の一例を示す。図4(a)〜(c)中、「Tm3rt」は、モータMG3の定格トルクであり、「T1」,「T2」,「T3」は、それぞれモータMG1を定格トルクTm3rtで駆動してよいモータMG3の温度Tmg3,インバータ43の温度Tin3,ベースプレート44の温度Tbp3の範囲の上限である。トルク制限Tlim3[Tmg3]は、図4(a)に示すように、モータMG3の温度Tmg3が閾値T1以下のときには、定格トルクTm3rtが設定され、モータMG3の温度Tmg3が閾値T1よりも高いときには、温度Tmg3が高いほど定格トルクTm3rtから小さくなるように設定される。トルク制限Tlim3[Tin3]は、図4(b)に示すように、インバータ43の温度Tin3が閾値T2以下のときには、定格トルクTm3rtが設定され、インバータ43の温度Tin3が閾値T2よりも高いときには、温度Tin3が高いほど定格トルクTm3rtから小さくなるように設定される。トルク制限Tlim3[Tbp3]は、図4(c)に示すように、ベースプレート44の温度Tbp3が閾値T3以下のときには、定格トルクTm3rtが設定され、ベースプレート44の温度Tbp3が閾値T3よりも高いときには、温度Tbp3が高いほど定格トルクTm3rtから小さくなるように設定される。
次に、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3が値0かそれよりも大きいかを判定し(ステップS130)、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3が値0であると判定されたときには、「システムが高負荷のため後輪への出力不可(前輪への出力のみ可能)」などの警告をディスプレイ90に表示出力して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。
ステップS130でモータMG3の制御用トルク制限Tlim3が値0よりも大きいと判定されたときには、外気温Taを閾値Tarefと比較する(ステップS150)。ここで、閾値Tarefは、ベースプレート44の温度Tbpが継続的に比較的高い温度となりやすいか否かを判定するために用いられる閾値であり、例えば、18℃,20℃,22℃などが用いられる。これは、ベースプレート44が外気温Taの影響を受けやすい部品特性を有する(夏期など外気温Taが比較的高いときには、ベースプレート44の温度も高くなりやすい)ことに基づくものである。
外気温度Taが閾値Taref以下のときには、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3を閾値Trefと比較する(ステップS160)。ここで、閾値Trefは、例えば、モータMG3の定格トルクTm3rtの25%,30%,35%などの値が用いられる。そして、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3が閾値Trefよりも大きいときには、そのまま本ルーチンを終了し、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3が閾値Tref以下のときには、「システムが高負荷のため後輪への出力制限中」などの警告をディスプレイ90に表示出力して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
ステップS150で外気温Taが閾値Tarefよりも高いときには、モータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3]を閾値Trefと比較し(ステップS170)、トルク制限Tlim3[Tmg3]が閾値Trefよりも大きいときには、そのまま本ルーチンを終了し、トルク制限Tlimが閾値Tref以下のときには、「システムが高負荷のため後輪への出力制限中」などの警告をディスプレイ90に表示出力して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
上述したように、夏期など外気温Taが比較的高いときには、ベースプレート44の温度Tbp3が高くなりやすい。このため、外気温Taに拘わらずにモータMG3の制御用トルク制限Tlim3が閾値Tref以下のときにディスプレイ90に警告を表示出力するものとすると、外気温Taが比較的高いときには、ディスプレイ90に警告を表示出力する頻度が多くなったり時間が長くなったりして、運転者に不安感を与える可能性がある。また、4輪駆動の自動車において、こうした警告をディスプレイ90に表示出力する機能は、一般に、4輪駆動での走行性能を必要とする冬期の低μ路などの走行中にモータMG3の出力を制限しているときにそのことを報知するために用いられるものであり、4輪駆動での走行をそれほど必要としない夏期の乾燥路面などの走行中にこうした警告がディスプレイ90に表示出力されると、運転者に違和感を与える可能性がある。実施例では、外気温Taが閾値Tarefよりも高いときには、モータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3]が閾値Tref以下のときにディスプレイ90に警告を表示出力することにより、これらの不都合が生じるのを抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、外気温Taが閾値Taref以下のときには、モータMG3の温度Tmg3,インバータ43の温度Tin3,ベースプレート44の温度Tbp3に基づくモータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3],Tlim3[Tin3],Tlim3[Tbp3]のうちの最小値としての制御用トルク制限Tlim3が閾値Tref以下のときに、ディスプレイ90に警告を表示出力する。一方、外気温Taが閾値Tarefよりも高いときには、モータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3]が閾値Tref以下のときに、ディスプレイ90に警告を表示出力する。これにより、外気温Taが比較的高いときに、ベースプレート44の温度Tbp3が低くなりにくいためにディスプレイ90に警告を表示出力する頻度が多くなったり時間が長くなったりする、のを抑制することができる。この結果、運転者に不安感を与えるのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3が値0のときと、制御用トルク制限Tlim3が値0よりも大きく且つ外気温Taが閾値Taref以下で且つ制御用トルク制限Tlim3が閾値Tref以下のときおよび制御用トルク制限Tlim3が値0よりも大きく且つ外気温Taが閾値Tarefよりも高く且つモータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3]が閾値Tref以下のときと、で異なる警告をディスプレイ90に表示出力するものとした。しかし、同一の警告をディスプレイ90に表示出力するものとしてもよい。この場合、図3の制御ルーチンのステップS130,S140の処理を行なわないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG3の制御用トルク制限Tlim3が値0のとき制御用トルク制限Tlim3が値0よりも大きく且つ外気温Taが閾値Taref以下で且つ制御用トルク制限Tlim3が閾値Tref以下のとき,制御用トルク制限Tlim3が値0よりも大きく且つ外気温Taが閾値Tarefよりも高く且つモータMG3のトルク制限Tlim3[Tmg3]が閾値Tref以下のときには、ディスプレイ90に警告を表示出力するものとした。しかし、ディスプレイ90に警告を表示出力するのに代えて、警告灯を点灯するものとしてもよいし、スピーカから音声出力するものとしてもよい。
実施例では、前輪38a,38b側のエンジン22およびモータMG1,MG2と、後輪38c,38d側のモータMG3と、を備えるハイブリッド自動車20の構成とした。しかし、前輪38a,38b側について、エンジンと1つのモータと変速機とを備える構成としてもよい。また、走行のモータとモータを駆動するインバータとインバータが取り付けられるベースプレートとを備える構成であればよいから、4輪駆動でなく、2輪駆動の電気自動車或いはハイブリッド自動車の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG3が「モータ」に相当し、インバータ43が「インバータ」に相当し、ベースプレート44が「ベースプレート」に相当し、ディスプレイ90とHVECU70とが「報知手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36F,36R 駆動軸、37F,37R デファレンシャルギヤ、38a,38b 前輪、38c,38d 後輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42,43 インバータ、44 ベースプレート、45,46,47 温度センサ、48 ファン、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU52)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 外気温センサ、90 ディスプレイ、MG1,MG2,MG3 モータ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータと、
    モータを駆動するためのインバータと、
    前記インバータが取り付けられるベースプレートと、
    を備える自動車であって、
    外気温が所定温度以下のときには、前記モータの温度に基づく前記モータの第1最大許容出力,前記インバータの温度に基づく前記モータの第2最大許容出力,前記ベースプレートの温度に基づく前記モータの第3最大許容出力のうちの最小値が所定値以下のときに、警告を報知し、
    外気温が前記所定温度よりも高いときには、前記第1最大許容出力が前記所定値以下のときに、前記警告を報知する報知手段、
    を備える自動車。
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