JP2017012909A - アテローム切除および血栓除去システム - Google Patents

アテローム切除および血栓除去システム Download PDF

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Abstract

【課題】アテローム切除および血栓除去システムを提供すること。
【解決手段】
アテローム切除および血栓除去システムは、カテーテル基端部分とカテーテル先端部分との間に延在するカテーテル本体を含む。カテーテル本体の内部には吸引内腔が延在する。アテローム切除アセンブリがカテーテル先端部分に結合され、回転式カッタを含む。血栓除去アセンブリがカテーテル先端部分に結合される。血栓除去アセンブリは吸引内腔内の噴射体と、カテーテル本体を通って延在し吸引内腔と連通する流入オリフィスおよび流出オリフィスとを含む。血栓除去形態では、循環流が噴射体により流出オリフィスおよび流入オリフィスを通して発生し血栓を流体力学的に剥離し、循環流は血栓を閉じ込め吸引内腔内に血栓を送り込む。アテローム切除形態では、回転式カッタはプラークをプラーク粒子に切断し、血栓除去アセンブリの循環流は、粒子を閉じ込め、吸引内腔内に粒子を送り込む。
【選択図】図1

Description

本文書は、概して、ただし限定するものではなく、アテローム切除術および血栓除去術に関する。
アテローム切除術および血栓除去術は、血管系からプラークおよび血栓を除去する処置である。プラークは、血栓と比較してより強固でありかつ血管壁にこびりつき、血栓は、より軟度が高く、血管からより容易に除去される。
いくつかの例では、アテローム切除カテーテル(アテレクトミーカテーテル)は、プラークの機械的係合および剥離によって血管壁からプラークを除去する。プラークの機械的除去により、血管壁内に緩い粒子状物質が発生し、それにより、血流内の塞栓のリスクが上昇する。
同様に、いくつかの例では、血栓除去処置において、血栓と機械的に係合しそれを除去する機械的システムによって、たとえば、カテーテルの端部の1つ以上の機構によって血栓を切除することにより、血管壁から血栓を除去する。さらに他の例では、カテーテルは、血栓と係合して血管壁から血栓を流体力学的に除去する、生理食塩水等の溶液の流れを発生させる流体力学的機構を含む。さらに他の例では、細胞溶解性薬剤等の溶液が、血管系内の血栓に送達され、その薬剤が血栓を分解する。
本発明の目的は、上記したアテローム切除術および血栓除去術において使用されるより向上したデバイスを提供することにある。
本発明者らは、特に解決すべき問題として、血管系のさまざまな特徴、たとえばプラークおよび血栓の同定および識別が含まれ得ることを認識した。単一デバイスでは、血栓から(より強力な処置が必要である可能性がある)プラークを同定することは困難である。プラークおよび血栓は各々、血管壁に沿って生じ、同じ位置に生じる可能性がある。一例では、本主題は、単一カテーテルにアテローム切除機能と血栓除去機能を組み合わせることによる等、この問題に対する解決法を提供することができる。たとえば、横断流が流れる1つ以上の流入オリフィスを含めることにより、流入オリフィスは、血管内の対象領域において緩い血栓を吸引する。血管に沿ったプラークは、後に残り、画像化によって容易に同定される。
流入オリフィスおよび流出オリフィスを含む血栓除去アセンブリと組み合わせて、アテローム切除カテーテルは、たとえば、内部噴射ループ(たとえば、噴射体)によって流入オリフィスおよび流出オリフィスを通して注入溶液の循環流を導入することにより、血管部位において血栓除去機能を提供する。血栓除去アセンブリは、血栓を粉砕し血管から吸引し、それにより、いかなるプラークもその位置であらわになってカテーテルのアテローム切除アセンブリによって除去される。したがって、(血栓除去術およびアテローム切除術の両方を含む)カテーテルシステムは、容易にかつカテーテルを交換することなく、プラークを機械的に剥離することができる。任意選択的に、プラークの画像化にさらに役立ち、したがってアテローム切除アセンブリのためにより適切な標的を提供するように、流出オリフィスに沿った噴射ループを用いて、血管部位に造影剤を導入する。
さらに、たとえば1つ以上の流入開口部を含む血栓除去アセンブリは、アテローム切除アセンブリと協働して、アテローム切除処置の機械的剥離によって発生した緩い粒子状物質を迅速に除去する。たとえば、カテーテル本体内の噴射ループは、1つ以上の流入開口部を横切って1つ以上の横断流ジェットを送り出し、ベンチュリ効果により、粒子状物質(たとえば、塞栓血栓)を粉砕し、実質的に粒子状物質がアテローム切除アセンブリから下流に移動することができる前にカテーテルの吸引内腔内に引き込む。同様に、血栓除去アセンブリは、(本明細書に記載するような循環流を用いる)血栓除去処置中に、緩い血栓を粉砕しその血栓を排出物容器に送出するために吸引内腔内に引き込むように作動する。任意選択的に、血栓除去アセンブリは、アテローム切除処置または血栓除去処置のいずれかまたは両方の間に、流入オリフィスと流出オリフィスとの間で循環流に粒子を閉じ込めて、粒子状物質(プラークであっても血栓であっても)を粉砕し、最終的に吸引内腔に沿って排出物容器に粒子状物質を送り出すように作動する。
この概要は、本特許出願の主題の概説を提供するように意図されている。本発明の排他的または網羅的説明を提供するようには意図されていない。詳細な説明は、本特許出願に関するさらなる情報を提供するために含まれている。
必ずしも正確な縮尺で描かれていない図面では、それぞれの図において同様の数字は類似する構成要素を表すものとする。異なる接尾文字を有する同様の数字は、類似する構成要素の異なる例を表すものとする。図面は、概して、例として、ただし限定するためではなく、本文書において考察されるさまざまな実施形態を例示する。
統合されたアテローム切除および血栓除去アセンブリの一例の等角図である。 アテローム切除および血栓除去アセンブリのカテーテル先端部分の斜視図である。 アテローム切除および血栓除去アセンブリのカテーテル基端部分に結合されたマニホールドハウジングの側面図である。 図3Aのマニホールドハウジングの断面図である。 アテローム切除システムおよび血栓除去システムを含む図2のカテーテル先端部分の断面図である。 血栓除去システムおよびアテローム切除システムの一部の詳細な断面斜視図である。 血管内で作動中の図5の血栓除去システムの詳細な断面図である。 アテローム切除システムの一例の詳細な断面斜視図である。 カテーテル先端部分における回転式カッタの一例の斜視図である。 回転スピンドルおよび回転可能に取り付けられた切断部材を含む回転式カッタの一例の斜視図である。 突出バー部材を有するマセレータコアの一例の斜視図である。 血管内で作動中のアテローム切除および血栓除去システムのカテーテルの断面図である。
図1は、複合システム、たとえば、血管内の単一位置においてアテローム切除処置および血栓除去処置の両方を行うように構成されたアテローム切除および血栓除去システム100の一例を示す。図1を参照すると、複合システム100は、注入および吸引源102を含む。注入および吸引源102は、たとえば、図1に示すカテーテル112用の注入ライン104に沿って注入流体源を提供するように構成された定量ポンプを含む。さらに、注入および吸引源102は、たとえばマニホールドハウジング108を介してカテーテル112に結合された吸引ライン106を提供し、吸引ライン106は、排出物バッグ等、吸引先への戻り注入流に閉じ込められた粒子等の粒子の吸引を可能にする。一例では、複合システムの注入および吸引源102(たとえば、定量ポンプ、真空ポンプ、真空シリンジ等)における陰圧源によって、吸引ライン106を通して陰圧がかけられる。
再び図1を参照すると、図示するように、マニホールドハウジング108は、注入ライン104および吸引ライン106によって複合システム100の注入および吸引源102に結合されている。注入ライン104および吸引ライン106は、協働して、マニホールドハウジング108およびマニホールドハウジングに結合されたカテーテル112のための注入流体源とともに、たとえば、体液および生理食塩水等の注入流体、ならびにその中の血栓およびプラーク粒子状物質等の閉じ込められた粒子を含む注入流体の吸引を提供する。
図1では、マニホールドハウジング108は、マニホールドハウジング108の一部からアテローム切除コントローラ110が延出しているように示されている。別の例では、アテローム切除コントローラ110は、マニホールドハウジング108に組み込まれている。本明細書においてさらに詳細に記載するように、マニホールドハウジング108は、モータと、カテーテル112を通って延在する駆動シャフトの一部とを含む。モータおよび駆動シャフトは、カテーテル112のカテーテル先端部分116におけるアテローム切除アセンブリを作動させるように構成されている。カテーテル112のカテーテル基端部分114は、マニホールドハウジング108に結合されている。カテーテル基端部分114は、注入および吸引源102からカテーテル112の長さに沿って、たとえばカテーテル先端部分116まで、注入流体を送り出すための流体密封シールを可能にする。アテローム切除コントローラ110は、マニホールドハウジング108内の駆動シャフトおよびモータを作動させ、それにより、カテーテル先端部分116におけるアテローム切除アセンブリを作動させる。注入および吸引源102は、カテーテル先端部分116の端部における血栓除去システムと協働して、粒子(たとえば血栓)を取り除き、血栓およびプラーク等の粒子を除去する。
本明細書に記載するように、血栓除去システムおよびアテローム切除システムは、カテーテル112におけるそれらの位置に従って協働しともに作動することができる。たとえば、アテローム切除システムは、血栓およびプラーク等の粒子を取り除いて粉砕し、血栓除去システムは、アテローム切除アセンブリによって発生したプラーク粒子等の粒子状物質を除去する。
図2は、図1において先に示したカテーテル先端部分116を示す。図示するように、カテーテル先端部分116は、1つ以上の回転式カッタを含むアテローム切除アセンブリ200と、アテローム切除アセンブリ200に隣接して配置された血栓除去アセンブリ202とを含む。別の例では、血栓除去アセンブリ202は、アテローム切除アセンブリ200に対して間隔を空けて配置されている。一例では、血栓除去アセンブリ202は、アテローム切除アセンブリ200に対して先端側に配置されている。さらに別の例では、血栓除去アセンブリ202は、血栓除去アセンブリ202を、たとえば図1において先に示したカテーテル基端部分114に向かってカテーテル本体210をさらに下って配置することにより、アテローム切除アセンブリ200から間隔を空けて配置される。
図2に示すように、一例では、アテローム切除アセンブリ200は、1つ以上の回転式カッタを含む。一例では、アテローム切除アセンブリ200は、たとえば、詳細に後述する駆動シャフトの作動により、カテーテル本体210に対して回転可能な1つ以上のブレードを含む先端チップカッタ204を含む。別の例では、アテローム切除アセンブリ200は、図2に示すような1つ以上の拡張可能切断部材222を有する拡張可能カッタ206を含む。さらに詳細に後述するように、一例では、拡張可能切断部材222は、スピンドル224に回転可能に結合されている。スピンドル224は、一例では、カテーテル本体210に対して回転可能に結合されている。さらに、スピンドル224は、駆動シャフトに固定して結合され、駆動シャフトの回転に応じてスピンドルが回転する。スピンドルの特定方向における回転により、拡張可能切断部材222は、スピンドルに対して図2に示す形態に展開され、血管壁からのプラークの切除を容易にする。
別の選択肢では、アテローム切除アセンブリ200は、先端チップカッタ204および拡張可能カッタ206に対して基端側に配置されたマセレータ208を含む。任意選択的に、マセレータ208は、アテローム切除アセンブリ200の回転式カッタのうちの1つとして含まれる。図2に示すように、マセレータ208は、カテーテル本体210の一部の中に配置され、たとえば、マセレータポート226を通して、カテーテル本体210の外側に露出している。
本明細書において詳細に記載するように、たとえば、先端チップカッタ204、拡張可能カッタ206およびマセレータ208を含む複数の回転式カッタは、プラーク等、血管内の物質と機械的に係合し、血管壁から物質を切り離し、それによりプラークを解放して血管内に粒子を形成するように構成されている。一例では、マセレータ208は、粒子状物質を粉砕し、その物質を、最終的に吸引内腔に沿って、たとえば図1に示す注入および吸引源102(たとえば、排出物バッグ)に送り出すために、カテーテル本体210内に引き込むように構成されている。
別の例では、マセレータ208は、アテローム切除アセンブリ200に含まれない。代りに、(本明細書に記載した)血栓除去アセンブリ202に、アテローム切除アセンブリ200の先端チップカッタ204および拡張可能カッタ206が設けられる。一例では、血栓除去アセンブリ202は、図2に示す位置に対して先端側に、したがって回転式カッタ206により近接して配置される。本明細書に記載するように、血栓除去アセンブリ202は、アテローム切除アセンブリ200(カッタ204、206)と協働して、粒子(プラークおよび血栓)の取除きを促進する。別の例では、血栓除去アセンブリ202は、カッタ204、206と協働して、流入オリフィス216および流出オリフィス218によって提供される再循環流を通して血管内の粒子を除去する。任意選択的に、少なくとも流入オリフィス216をカッタ204、206に近接するように移動させることにより、粒子の吸引を促進することができる。
再び図2を参照すると、血栓除去アセンブリ202は、カテーテル本体210内において想像線で示されている。一例では、血栓除去アセンブリ202の少なくとも一部、たとえば噴射体212が、カテーテル本体210の吸引内腔内に配置されている。図2に示すように、血栓除去アセンブリ202は、噴射体212とともに、少なくとも1つの流入オリフィス216と流入オリフィス216から間隔を空けて配置された少なくとも1つの流出オリフィス218とを含む。噴射体212は、注入流体の1つ以上のジェットを提供するように構成され、注入流体は注入チューブ214によって送り出される。注入流体のジェットは、流入オリフィス216および流出オリフィス218を越えて広がる(流入オリフィス216および流出オリフィス218を横切る)。たとえば、噴射体212において生成されたジェットからの注入流体の流れにより、たとえばベンチュリ効果によって、流体の循環流が生成され、そこでは、流出オリフィス218に向かって送り出される注入流体が、たとえば流出オリフィス218を通って、カテーテル本体210の外側に送り出される。噴射体212から迅速に移動する注入液により流入オリフィス216で生成された陰圧により、注入流体および閉じ込められた粒子が、カテーテル本体210の外側から流入オリフィス216内に引き込まれる。引き込まれた粒子は、循環流内で粉砕され、最終的に、吸引内腔(たとえば、カテーテル112内)を下って、たとえば図1に示す注入および吸引源102に送り出される。
本明細書において詳細に記載するように、アテローム切除アセンブリ200および血栓除去アセンブリ202は、協働して、血管内の同じ位置での血栓除去処置およびアテローム切除処置を容易にする。たとえば、血栓除去アセンブリ202は、プラークおよび血栓のうちの1つ以上を含む血管内の領域を明確にして、プラークの周囲から血栓をうまく除去し、それによりアテローム切除アセンブリ200の作動のためにプラークが現れるようにすることができる。その後、アテローム切除アセンブリ200が作動して、血管壁からプラークを切り離す。プラークの切離しにより、血管内に緩い粒子状プラークがもたらされる。粒子状プラークは、たとえば血栓除去アセンブリ202(またはマセレータ208)の作動によって、カテーテル本体210内に引き込まれる。粒子状物質は、一例では、流入オリフィス216を通して引き込まれ、その後、流入オリフィス216および流出オリフィス218を通る注入流体の循環流によって粉砕される。その後、噴射体212が、粒子状物質をカテーテル本体210に沿って、たとえばカテーテル112内の吸引内腔を通って、図1に示す注入および吸引源102まで送り出す。
図3Aおよび図3Bは、それぞれ図1に先に示したマニホールドハウジング108の外観図および断面図である。まず図3Aを参照すると、マニホールドハウジング108は、吸引ポート300および注入ポート302を含む。吸引ポート300は、注入および吸引源102とマニホールドハウジング108との間を延びる吸引ライン106と結合するように構成されている。同様に、注入ポート302は、注入および吸引源102とマニホールドハウジング108との間を延びる注入ライン104と結合する。それにより、吸引ポート300および注入ポート302は、たとえば、近端カテーテル部分114に結合されたカテーテル継手310において、カテーテル本体210に吸引および流体の注入を行う。別の例では、注入ポート302にアクセスポート304が結合されている。アクセスポート304は、細胞溶解物、医薬品等の流体を、アクセスポート304を通ってカテーテル本体210に結合された注入ラインに導入するのを可能にする。
別の例では、マニホールドハウジング108は、ガイドワイヤアクセスポート306を含む。一例では、ガイドワイヤアクセスポート306は、マニホールドハウジング108内に延在するカテーテル本体210と位置合せされる。ガイドワイヤは、ガイドワイヤアクセスポート306を通ってカテーテル112の一部、たとえば、カテーテル先端部分116まで延在しかつ内部にアテローム切除アセンブリ200が配置されている駆動シャフトの内部に送られる。図3Aに示すように、マニホールドハウジング108は、別の例では、ガイドワイヤクランプ308を含む。ガイドワイヤクランプ308は、ガイドワイヤアクセスポート306を通って延在するガイドワイヤの周囲を締め付け、それにより、カテーテル112を通して送られた後のガイドワイヤを静止して固定するように構成されている。別の例では、ガイドワイヤクランプ308は、たとえば、ガイドワイヤアクセスポート306およびガイドワイヤクランプ308を通る、ガイドワイヤの摺動可能な移動を可能にする。ガイドワイヤクランプ308は、ガイドワイヤの移動が終了した後に、ガイドワイヤを即座に把持し固定する。
マニホールドハウジング108の反対側の端部に示すように、マニホールドハウジングは、カテーテル継手310およびアテローム切除コントローラ継手312を含む。一例では、カテーテル継手310は、カテーテル基端部分114等のカテーテル本体210の一部を受け入れるように構成された可撓性継手を提供する。同様に、アテローム切除コントローラ継手312は、たとえば、図1に示すアテローム切除コントローラ110からのコントローラワイヤを受け入れるような寸法および形状である可撓性継手を含む。別の例では、アテローム切除アセンブリ200(および任意選択的に血栓除去アセンブリ202)用のコントローラは、マニホールドハウジング108に設けられる。任意選択的に、アテローム切除アセンブリ200用のマニホールドハウジング108のコントローラは、アテローム切除コントローラ110内に含まれる制御機能と重複する。別の選択肢では、マニホールドハウジング108のコントローラは、アテローム切除アセンブリ200または血栓除去アセンブリ202のうちの一方または両方に対して重複する制御機能および補助制御機能のうちの1つ以上を提供する。
ここで図3Bを参照すると、マニホールドハウジング108が断面で示されている。マニホールドハウジング108は、図1において先に示した注入および吸引源102と流体連通するように構成された吸引ポート300および注入ポート302を含む。さらに、マニホールドハウジング108は、カテーテル継手310およびアテローム切除コントローラ継手312を含む。図3Bに示すように、マニホールドハウジング108内にマニホールド314が配置されている。一例では、マニホールド314は、吸引ポート300をカテーテル112に結合するような寸法および形状である吸引インタフェース316を含む。別の例では、マニホールドハウジング108は注入インタフェース318を含む。一例では、注入インタフェース318は、吸引インタフェース316に対して先端側に配置されている。任意選択的に、注入インタフェース318は、注入チューブを、カテーテル112、たとえばカテーテル基端部分114内にその吸引内腔に沿って挿入する。それにより、マニホールド314は、カテーテル本体210内への注入チューブの挿入とともに、排出物、たとえば閉じ込められた粒子状物質を含む流体が、吸引ポート300および最終的に図1において先に示した注入および吸引源102に送り出されるための経路を促進する。
再び図3Bを参照すると、マニホールドハウジング108の内部には、アテローム切除駆動モータ(たとえば、モータ)320がさらに配置されている。任意選択的に、アテローム切除駆動モータ320と駆動シャフト324との間に、伝動装置322が設けられている。図示するように、駆動シャフト324は、カテーテル本体210と一致するように延在している。さらに詳細に後述するように、駆動シャフト324は、カテーテル本体210を通ってカテーテル先端部分116まで延在し、カテーテル先端部分116では、駆動シャフト324はアテローム切除システム200に結合されている。任意選択的に、マニホールドハウジング108内には、バッテリシステム326が配置されている。バッテリシステム326は、アテローム切除駆動モータ320を作動させるように構成されている。別の例では、圧縮空気、液圧、電力等、別個のエネルギー源が、たとえばケーブルまたは他の接続を通してマニホールドハウジング108から別個に設けられ、それにより、マニホールドハウジング108の駆動シャフト324およびアテローム切除駆動モータ320を作動させる。一例では、別個のエネルギー源は、注入および吸引源102と結合された配線(および場合によっては、インライン電力調整ハウジングまたは「ボックス」)を含む。任意選択的に、配線および電力調整(および一例では制御)用のインラインボックスは、本明細書に記載するように他のアテローム切除アセンブリまたはアテローム切除および血栓除去アセンブリで後に使用するために、再使用可能でありかつ注入および吸引源102とともに保持される。
図4は、(たとえば、本明細書に記載するアテローム切除システムおよび血栓除去システムを含む)複合システム100を備えたカテーテル先端部分116の一例を示す。図示するように、カテーテル先端部分116は、1つ以上の回転式カッタを含むアテローム切除アセンブリ200とともに、アテローム切除アセンブリ200と協働するように構成された血栓除去アセンブリ202を含み、それにより両方の機能を向上させる。
図4に示す断面図では、駆動シャフト324は、カテーテル先端部分116の基端部分から、たとえば先端チップカッタ204の近くのカテーテル先端部分の先端部分に向かって、延在しているように示されている。一例では、駆動シャフト324は、1つ以上のコイルを含み、それは、たとえば、本来、対応するカテーテル本体210内で駆動シャフト324の急な動きをもたらす可能性がある1つ以上のコイルの巻付けなしに、駆動シャフト324に沿ったねじれの伝達を容易にするように、複数の方向に巻き付けられているコイル部分を含む。図示するように、駆動シャフト324は、カテーテル本体210の吸引内腔400を通って延在している。カテーテル先端部分116では、吸引内腔400は、たとえばマセレータ208に隣接する、少なくともアテローム切除アセンブリの一部の中に延在している。たとえば、吸引内腔400は、血栓除去アセンブリ202を通って、マセレータ208のマセレータコア410と隣接する位置まで延在している。
一例では、駆動シャフト324は、カテーテル先端部分116まで延在し、シャフトブッシュ404が駆動シャフト324の内部に沿って延在している。一例では、シャフトブッシュ404は、駆動シャフト324のガイドワイヤ内腔402に沿ったガイドワイヤ等の器具の通過を容易にするように、シャフトの内部に沿ったポリマーコーティングである。図4にさらに示すように、1つの選択肢では、シャフトブッシュ404の一部の上に、駆動シャフト324に対して先端側に延在する先端ブッシュ406が配置されている。駆動シャフト324は、回転運動をアテローム切除アセンブリ200の1つ以上の構成要素に伝達し、それにより、マセレータ208、先端チップカッタ204または拡張可能カッタ206を、カテーテル本体210の残りの部分に対して回転させる。たとえば、(たとえば、カテーテル本体210に沿って直列に形成されたコイルを含む)駆動シャフト324は、回転運動を、少なくとも図4に示すマセレータコア410に伝達する。マセレータコア410は、拡張可能カッタ206のスピンドル224に固定して結合されており、マセレータコタ410の回転により、対応してスピンドル224が回転し、拡張可能カッタ部材222が展開される。同様に、スピンドル224は、先端チップカッタ204に結合され、対応して、複数のブレード220が延出している先端チップカッタ204を回転させる。
さらに別の例では、駆動シャフト324は、たとえばマセレータコア410に結合されかつカッタ204、206の各々に別個に結合され、回転運動をこれらのカッタの各々に別個に伝達し、それにより、カテーテル本体210に対してカッタを別個に駆動する。たとえば、図4に示すように、駆動シャフト324は、マセレータコア410内に結合されている。別の例では、先端ブッシュ406はシャフトブッシュ404に結合され、シャフトブッシュ404は駆動シャフト324に結合される。先端ブッシュ406が先端チップカッタ204および拡張可能カッタ206のうちの1つ以上と係合することにより、先端チップカッタ204および拡張可能カッタ206に対する回転の別個の伝達が可能になる。
さらに別の例では、駆動シャフト324は、シャフトスリーブ412によって吸引内腔400の少なくとも一部から隔離されている。一例では、シャフトスリーブは、駆動シャフト324の周囲に延在しかつそこから間隔を空けて配置され、それにより、駆動シャフト324がカテーテル本体210の残りの部分に対して容易に回転するのを可能にする。たとえば、シャフトスリーブ412は、カテーテル先端部分116に対して基端側のカテーテル本体の基端部分に沿う等、カテーテル本体210の一部に固定して結合されている。別の例では、シャフトスリーブ412は、図1に示すマニホールドハウジング108の一部に固定して結合される。それにより、駆動シャフト324は、限定されないが注入チューブ214を含む血栓除去アセンブリ202内の構成要素、およびカテーテル本体210の内壁と係合することなく、シャフトスリーブ412内で回転することができる。代りに、シャフトスリーブ412は、駆動シャフト324に沿ったカテーテル先端部分116への回転の伝達を容易にする低摩擦材料によって裏打ちされるかまたはそれによって構成される。
ここで図5を参照すると、たとえば血栓除去アセンブリ202を含むカテーテル先端部分116の一部が、詳細な断面で示されている。上述したように、血栓除去アセンブリ202は、注入チューブ214に結合された噴射体212を含み、注入チューブ214は、カテーテル本体210内を図1において先に示したマニホールドハウジング108まで基端方向に延在している。注入チューブ214は、噴射体212に注入流体の流れを提供するように構成されている。噴射体は、カテーテル本体210に対して基端方向に向けられた流体ジェット502を提供するような寸法および形状である複数の噴射オリフィス500を含む。たとえば図5において図示するように、複数の流体ジェット502は、吸引内腔400を通って基端方向に、たとえばシャフトスリーブ412の外側にかつシャフトスリーブ412の内側(たとえばシャフトスリーブ412と駆動シャフト324の間)の中に向けられる。さらに、別の例では、流体ジェット502は、駆動シャフト324内で、たとえば、駆動シャフトのコイルの間の複数の間隙を通して、ガイドワイヤ内腔402内に部分的に向けられる。
一例では、血栓除去アセンブリ202は、噴射体212の周囲における噴射オリフィス500の位置決めに従って基端方向に向けられた注入流体の流れを提供する。図5の例に示すように、複数の噴射オリフィス500は、基端方向に向けられるように配置され、それにより、対応して、それらの流体ジェット502を基端方向に向ける。図5にさらに示すように、一例では、複数の流体ジェット502は、ジェット流のさまざまな部分が吸引内腔400の異なる部分に入るように向けられる。流体ジェット502の1つの部分は、シャフトスリーブ412と流入オリフィス216および流出オリフィス218との間の領域内に向けられる。シャフトスリーブ412と流入オリフィス216および流出オリフィス218との間の領域では、流体ジェット502は、たとえばオリフィス216、218を通して、カテーテル本体210に入りかつそこから出る循環流を生成する。流体ジェット502の通過により、流出オリフィス218から出て広がる流体の流れがもたらされ、それはその後、流体ジェット502が流入オリフィス216を横切る際にベンチュリ効果に従って循環して、流入オリフィス216内に引き込まれる。したがって、流体ジェット502からの流れのこの部分は、カテーテル本体210の外側で血栓除去処置を行う。流入オリフィス216および流出オリフィス218を通る循環流体力学的流れは、注入流体のたとえば血管壁に沿った血栓との流体力学的係合をもたらし、血管壁から血栓を剥離し、それを流入オリフィス216内に押し込み、そこでその後、血栓は、流入オリフィス216および流出オリフィス218の1回以上の通過によって粉砕され、最終的に、シャフトスリーブ412とカテーテル本体210の内部との間の吸引内腔に沿って送り出される。
たとえば図5において示すように、流入オリフィス216内に送り込まれるいかなる血栓も、シャフトスリーブ412とカテーテル本体210との間に送られる。流体ジェット502のために、血栓、緩いプラーク等の実質的にすべての粒子状物質が、シャフトスリーブ412とカテーテル本体210との間に送られる。流体ジェット502と組み合わせて、シャフトスリーブ412を流入オリフィス216に対して先端側に位置決めすることにより、粒子状物質は、シャフトスリーブ412の周囲で移動することができず、よってシャフトスリーブ412と駆動シャフト324との間に入る。したがって、駆動シャフト324は、プラーク粒子、血栓粒子等の粒子状物質が間に進入することが実質的になく、シャフトスリーブ412に対して自由に回転することができる。
別の例では、流体ジェット502からの流体流の別の部分は、たとえば図5に示す矢印に従って、内側に向けられる。一例では、流体ジェット502は、注入流体の一部をシャフトスリーブ412と駆動シャフト324との間に向ける。たとえば、駆動シャフト324は、駆動シャフト324の少なくとも一部に沿って延在するシース504を含む。一例では、シース504は、限定されないが、駆動シャフト324のコイルに沿ってコーティングされたポリマー(たとえばポリイミド)を含む。一例では、シース504は、駆動シャフト324に、シャフトスリーブ412に対する駆動シャフト324の回転を容易にする低摩擦コーティングを提供する。
任意選択的に、シャフトブッシュ404と同様に、一例では、シース504は、駆動シャフト324のコイルに沿って形成され、したがって駆動シャフト324に沿って長手方向に不連続であり、駆動シャフト324の個々のコイル巻線の間に間隙を維持する。その結果、たとえば図5において矢印で示す注入流体の一部は、シース504および駆動シャフト324を通してガイドワイヤ内腔402内に向けられる。そして、注入ジェット502によって向けられた注入流体のこの部分は、ガイドワイヤ内腔402を潤滑し、たとえば駆動シャフト324の回転中に、ガイドワイヤがガイドワイヤ内腔402内で容易に通過し相対的に回転するのを可能にする。さらに、上述したように、流体ジェット502の方向に従って送り出される注入流体は、シース504とシャフトスリーブ412との間に送られる。注入流体のこの流れは、回転駆動シャフト324とシャフトスリーブ412との間に潤滑剤を提供する。シャフトスリーブ412とシース504との間に挟まるいかなる偶発的な粒子状物質または破片も、円滑に運ばれ、または流体力学的にシャフトスリーブ412を下るように押され、駆動シャフト324のシャフトスリーブ412およびカテーテル210の残りの部分に対して回転する能力を維持する。それにより、血栓除去アセンブリ202は、アテローム切除アセンブリ200の駆動シャフト324に対して潤滑機能を提供することができ、したがって、アテローム切除処置および血栓除去処置を通して駆動シャフト324の回転移動を維持する。
別の例では、シャフトスリーブ412は、穿孔されている(外周から駆動シャフト324に隣接する内周まで延在する一続きの孔またはオリフィスを含む)。穿孔により、潤滑剤としての注入流体を駆動シャフトに同様に供給することが容易になる。これらの潤滑構成の各々により、一例では潤滑注入流体が、シャフトスリーブ412と駆動シャフト324との間の間隙を充填して、その中で、詰まらせる粒子またはフィブリンを含む排出物の移動を制限する。駆動シャフト324の潤滑性により、ガイドワイヤ内腔402内でガイドワイヤが詰まり拘束されることが最小限になり、同様に、駆動シャフト324がカテーテル112の作動を通して確実に回転することができる(たとえば、拘束されない)。
図6は、血管壁604を含む血管603内で作動中のカテーテル112の一例を示す。図6に示す例では、血栓除去アセンブリ202は、血管603内に注入流体600の循環流を提供する。任意選択的に、アテローム切除アセンブリ200は、作動モードではなく、たとえば、駆動シャフト324はこの時点では作動していない。別の例では、アテローム切除アセンブリ200は、血栓除去アセンブリ202が作動するのと同時に回転している。
再び図6を参照すると、図4において先に示したガイドワイヤオリフィス408から延在するガイドワイヤ602が示されている。ガイドワイヤ602は、一例では、血管603を通って予め送られて、カテーテル112、たとえばカテーテル先端部分116が、血管壁604に沿った血栓およびプラーク堆積物のうちの1つ以上の位置等、血管603内の対象位置まで追跡するのを可能にする。図6に示すように、血栓606およびプラーク610はともに、血管壁604に沿って位置している。
作動時、図6に示すように、血栓除去アセンブリ202は、プラーク612等の血管壁604に沿った他の特徴のより適切なアクセスおよび観察を可能にするように、血管604内の領域を明確にすることができる。たとえば、血栓除去アセンブリ202の作動により、注入流体の循環流600が、流体力学的に、循環流内に血栓粒子608を閉じ込め、図4において先に示した吸引内腔400を通して血栓粒子608を送り出す。このように血管603から血栓を徐々に除去することにより、血管603内でのプラークの容易な同定が可能になる。内部に疑わしいプラーク610がある血管603内の領域を明確にすることにより、医師は、たとえば画像化法を用いてプラーク610をより適切に視覚化することができ、それにより、後の時点でアテローム切除アセンブリ200を作動させて、血栓を不必要に除去する必要なく対象位置においてプラーク612を容易に除去することができ、この場合、血管603から血栓606を除去するためには、血栓除去術等の相対的に積極的ではない処置が行われる。
別の例では、血栓606のすべてまたは実質的にすべてが除去された後に、図6に示す血栓除去アセンブリ202が再び使用されて、血管603に造影剤が提供される。たとえば、図2において先に示した注入チューブ214および噴射体212を介して造影剤を送り出すことを優先して、注入流体の送出は実質的に中断される。図6に示す血管603の領域内に造影剤を送り込むことにより、たとえば血栓606の血栓除去術による除去の後に、プラーク610の同定が可能になる。それにより、医師は、容易にプラーク610を同定し、それに従って、たとえば本明細書に記載するようなアテローム切除アセンブリ200の作動により、プラークを処置する。
図7は、たとえばアテローム切除アセンブリ200を含むカテーテル112のカテーテル先端部分116の別の部分を示す。上述したように、一例では、アテローム切除アセンブリ200は、たとえば図6に示すプラーク610等のプラークに対して、アテローム切除処置を行うように構成された1つ以上のカッタを含む。図7に示す例では、アテローム切除アセンブリ200は、先端カッタ204、拡張可能カッタ206およびマセレータ208を含む。図示するように、カッタは、カテーテル先端部分116に沿って直列に形成されている。上述したように、駆動シャフト324は、カッタのうちの1つ以上に回転を伝達し、それにより、対応して、カテーテル本体210の残りの部分に対してカッタを回転させるように構成されている。
一例では、駆動シャフト324は、たとえばマセレータ208に結合され、マセレータ208は、カテーテル先端部分116に沿って、たとえば拡張可能カッタ206に回転を伝達するように構成されており、拡張可能カッタ206の回転により、先端カッタ204もまた回転する。別の例では、駆動シャフト324は、本明細書において上述したような先端カッタ204および拡張可能カッタ206の各々に対して回転運動を提供するように構成されたシャフトブッシュ404および先端ブッシュ406のうちの1つ以上を含む。駆動シャフト324がマセレータ208に回転を伝達し、対応して、マセレータが回転を先端方向に拡張可能カッタ206および先端カッタ204の各々に伝達する例では、コアフランジ700およびカッタフランジ702等の1つ以上のフランジが、マセレータコア410を拡張可能カッタ206のスピンドル224に固定して結合するように設けられている。カッタフランジ702は、先端カッタ204を拡張可能カッタ206のスピンドル224に固定して結合するように設けられている。それにより、フランジ700、702は協働して、駆動シャフト324によって提供されるようにマセレータ208に対する先端方向の回転の伝達を確実にする。
図7にさらに示すように、一例では、マセレータコア410は、カテーテル本体210に回転可能に結合されている。一例では、玉軸受等の複数の軸受704が、マセレータコア410と、たとえばマセレータコア410の周囲に環状に延在するケーシング706を含む、カテーテル本体410の一部との間に介挿される。複数の軸受704により、マセレータコア410の回転が可能になり、同時に、カテーテル本体210内の中心位置にマセレータコア410が維持される。一例では、ケーシング706は、カテーテル本体210の周囲に形成されたアルミニウム、ステンレス鋼等を含む金属リング等のリングであり、それには、軸受704の一部を受け入れるのを容易にするように対応する溝が設けられている。マセレータコア410の対応する部分には、軸受704を受け入れるような寸法および形状の軸受溝708がある。
図8は、先端カッタ204の別の例を示す。図示する例では、カッタ204は、複数の切断ブレード800を含み、それらの間にオリフィス802が配置されている。一例では、オリフィス802は、図4において先に示した吸引内腔400と連通している。別の例では、オリフィス802は、たとえば噴射体212によって提供される注入流体の供給源と流体連通している。噴射体212は、たとえばオリフィス802に注入流体流を提供するような寸法および形状である、先端方向に向けられたオリフィスを含む。一例では、複数のオリフィス802は、たとえば噴射体212の作動により最終的に吸引内腔400を下って送り出すために、粒子状物質を吸引しかつ除去するような寸法および形状である。
図8にさらに示すように、一例では、先端カッタ204はカッタ基部804を含む。複数の切断ブレード800が、ブレードの間にオリフィス802が配置されるように、カッタ基部804から延在している。一例では、カッタ基部804は、図7において先に示したカッタフランジ702等のフランジにより、たとえば駆動シャフト324に結合されている。別の例では、カッタ基部804または先端カッタ204の他のいずれかの部分が、ブッシュ(たとえば、図4に示すブッシュ404、406を参照)等の中間継手によって、駆動シャフト324に結合されている。
ここで図9を参照すると、スピンドル224の一例が提供されている。図示する例では、複数の拡張可能切断部材222が、図7に示す格納形態に対して拡張形態で示されている。たとえば、一例では、スピンドル224が左回りに回転する場合、複数の拡張可能切断部材222は、遠心力により、図9に示す拡張位置まで回転する。複数の支持基部906が拡張可能切断部材222と係合し、それにより、拡張可能切断部材222を拡張位置で支持する。図示するように、拡張可能切断部材222は、スピンドル224内に形成された切断部材凹部902内に受け入れられるような寸法および形状であるカッタピン904を含む。図9に示す例では、複数の拡張可能切断部材222は、スピンドル224の周囲に平衡した構成で配置されている。別の例では、拡張可能切断部材222のうちの1つ以上は取り除かれる。この構成により、不平衡の拡張可能カッタ206がもたらされ、拡張可能カッタ206の回転中、不平衡のスピンドル224が、カテーテル112の長手方向軸に対して、たとえば拡張可能カッタ206において、カッタを横方向に振動させる。任意選択的に、拡張可能カッタ206のこの振動により、血管内のプラーク610の横方向の切断を増大させることができる。それにより、たとえば拡張可能カッタ206を血管内のプラークの内外で移動させるように、カテーテル112を繰り返し往復運動させることが、実質的に回避される。代りに、拡張可能カッタ206は、横方向に振動して、拡張可能切断部材222の平衡した組に本来必要であるような往復運動を必要とすることなくまたは最小限にして、血管壁内のプラーク610と係合する。
別の例では、スピンドル224は、駆動シャフト324またはブッシュ404、406等の駆動シャフトに関連する機構を受け入れるような寸法および形状であるスピンドル内腔900を含む。上述したように、一例では、ブッシュは、スピンドル224に回転不能に結合されて、スピンドル224に回転を伝達し、それに応じて、拡張可能切断部材222をスピンドル224に対して展開するかまたは後退させる。たとえば、拡張可能部材の後退が望まれる場合、図9に示すスピンドル224は、右回りに回転する。拡張可能切断部材222をこの方向に支持する支持面906がなく、拡張可能切断部材222は、スピンドルに対して回転し、それにより、対向する支持面906に沿って収縮形態で受け入れられる。すなわち、複数の拡張可能切断部材222は、スピンドル224の第1端部908と第2端部910との間に受け入れられる。たとえば図9に示すように、拡張可能切断部材222の少なくとも一部は、第1端部908と第2端部910との間の対応する凹部内に受け入れられる。図9に示すように、複数の収納凹部912は、切断部材222が後退している(たとえば、スピンドル224に沿ってかつ凹部912内に折り畳まれている)間、拡張可能切断部材222の大部分を受け入れてカテーテル本体210の外径に対して実質的に等直径の拡張可能カッタ206を形成するような寸法および形状である。
図10は、図2において先に示したようにカテーテル本体210内に回転可能に結合されたマセレータコア410の一例を示す。マセレータコア410のこの例は、直径がコアバレル1002より大きいコア基部1000を含む。たとえば図7に示すように、玉軸受の一部を受け入れてカテーテル本体212内におけるマセレータコア410の回転を容易にするように、コア基部1000とコアバレル1002との間に軸受溝708が設けられている。マセレータコア410は、駆動シャフト324の少なくとも一部を受け入れるような寸法および形状であるコア内腔1004をさらに含む。たとえば、一例では、マセレータコア410は、駆動シャフト324の一部のコイルを受け入れるような寸法および形状である。任意選択的に、駆動シャフトのコイルは、たとえばコア内腔1004の壁に沿って、マセレータコア410の内部と摩擦係合して係合する。
図10に示すように、マセレータコア、たとえばコアバレル1002は、1つ以上の突出バー1006を含む。1つ以上の突出バー1006は、たとえば図2において先に示したマセレータポート226の内部ポート面に対して近接し密接して回転するような寸法および形状である外周面1014等、少なくとも1つの外周面を含む。マセレータポート226の内面に沿った突出バー1006の近接した回転により、突出バー1006は、内部に受け入れた粒子状物質、たとえばプラーク粒子、血栓粒子等を切断し粉砕し、その後、それらの粒子を吸引内腔400内に送り出す(図4を参照)。
図10にさらに示すように、一例では、複数の突出バー1006は先細り面1008を含む。先細り面1008は、粒子状物質、たとえば、内部に粒子状物質を含む注入流体の吸引内腔400内への基端方向への基端側移動を容易にするように、突出バー1006に沿って形成されている。たとえば、回転中、コアバレル1002に沿った先細り面1008は、内部に閉じ込められた粒子状物質を含む注入流体と係合する先細り面を提供する。それにより、先細り面は、回転すると、その面に沿って閉じ込められた流体を押し流すかまたは移動させ、流体を基端方向に吸引内腔400に向ける。図10に示すように、一例では、先細り面1008は、第1端部1010から、コア基部1000に対して基端側に配置された第2端部1012に向かって先細りになっている。たとえば、突出バー1006は、両側の先細り面1008を含む。別の例では、先細り面1008は、(カテーテル112の長手方向軸に位置合せされた)コアバレル1002の長手方向軸に対して先細りになっている。別の例では、先細り面1008は、第1端部1010と第2端部1012との間のその深さに対して先細りになっている。たとえば、突出バー1006は、基端側第2端部1012において先端側第1端部1010に対して厚さが大きい。第1端部1010と第2端部1012との間の突出バー1006の先細りにより、上述したような角度の先細りであってもここで記載したような深さの先細りであっても、粒子状物質、たとえば流体に閉じ込められた粒子状物質がコアバレル1002に沿って基端方向にかつ最終的に吸引内腔400内に送り出されるのを容易にする。
図11は、作動中、たとえば血管603内でのアテローム切除処置中の本明細書において上述したカテーテル112を示す。上述したように図6の例では、カテーテル112は、血栓除去形態では、血管から血栓606を除去して、血管内の、たとえば血管壁604に沿ったプラーク610を露出させ現れるようにすることにより、血管603の領域を明確にするように使用可能である。図11は、アテローム切除アセンブリ202がカテーテル112で使用されて血管壁604からプラーク610を除去する間、現れた形態にある、図6において初めから備わっているプラーク610を示す。上述したように、アテローム切除アセンブリ202は、たとえば先端チップカッタ204、拡張可能カッタ206およびマセレータ208を含む1つ以上のカッタを含む。図11に示す例では、アテローム切除アセンブリ202を含むカテーテル112は、先端チップカッタ204、拡張可能カッタ206およびマセレータ208の各々を含む。これらのカッタの各々または1つあるいは複数は、プラーク610内を進みながら、プラーク610を血管壁604から切り離して除去するように作動する。任意選択的に、これらのカッタのうちの1つ以上はアテローム切除アセンブリ200に存在しない。たとえば、マセレータ208が取り除かれ、代りに、駆動シャフト324が、拡張可能カッタ206または先端チップカッタ204のうちの1つ以上を回転させる。
血管壁604からプラーク610を除去することにより、たとえば、血管の流体内に閉じ込められたプラーク610の自由粒子を含む、粒子状物質1100が発生する。図11に示すように、血栓除去アセンブリは、このアテローム切除処置中にアテローム切除アセンブリ202と結合して作動する。たとえば、流入オリフィス216および流出オリフィス218を通る注入流体の循環流600は、粒子状物質1100を循環流内に閉じ込め、粒子状物質を粉砕し、それを図4に示すような吸引内腔400に沿って送り出す。言い換えれば、血栓除去アセンブリ200は、アテローム切除アセンブリ202と協働して、粒子状物質が処置位置、たとえば血管壁604に沿ったプラーク616の位置に対して下流に移動することができる前に、あらゆる自由粒子状物質1100を容易に除去する。任意選択的に、血栓除去アセンブリ200は1つ以上の流入オリフィスのみを含む。噴射体212からの注入流体の流れは、1つ以上の流入オリフィス216においてベンチュリ効果を発生させ、粒子状物質1100を吸引内腔400内に引き込む。
任意選択的に、カテーテル112は、血栓除去アセンブリ202の作動を検出するように構成された流量センサ、圧力センサ等のうちの1つ以上を含む。別の例では、アテローム切除アセンブリ200は、血栓除去アセンブリ202もまた作動している間にのみ作動し、それにより、処置位置からの自由粒子の排出を確実にする。たとえば、カテーテル112内に(たとえば、血栓除去アセンブリ202に隣接するかまたはその下流に)配置された流量センサ、圧力センサ等は、血栓除去アセンブリ202の作動を示す閾値圧力または閾値流量を測定することにより、血栓除去アセンブリ202の作動を検出する。血栓除去アセンブリ202の作動が検出された後、アテローム切除アセンブリ200用のコントローラ(たとえば、アテローム切除コントローラ110)は、アテローム切除アセンブリ200の作動を可能にするように解除される(起動が可能である)。したがって、(流体の対応する吸引または注入なしの)アテローム切除アセンブリ200の作動は、こうした例では、血栓除去アセンブリ202が起動されるまで阻止される。
別の例では、アテローム切除処置中の血栓除去アセンブリ202の作動により、たとえば画像化による検査において血管603の領域を明確にすることができる。たとえば、循環流600に粒子状物質1100を閉じ込め、粒子状物質を吸引内腔400に沿って送り出すことにより、プラーク610の周囲の領域は、アテローム切除アセンブリ202の作動中に容易に粒子状物質が除去される。これにより、医師に対してプラーク610がよく見えるようになり、本来血管壁604に沿って残っているプラーク610を見えにくくする粒子状物質の影なしに、プラーク610の迅速な除去が可能になる。別の例では、造影剤が、たとえば血栓除去アセンブリ200を通して、たとえばプラーク610に隣接する検査対象の領域に提供される。血栓除去アセンブリによって提供される造影剤により、たとえばアテローム切除アセンブリ202によるアテローム切除処置の間またはその前に、プラーク610の容易な画像化および観察が可能になる。
アテローム切除アセンブリ202と組み合わせて提供される血栓除去アセンブリ200は、アテローム切除アセンブリ202の作動の間、前または後に、血管603から粒子状物質1100等の粒子状物質を除去するのを容易にすることにより、アテローム切除アセンブリの機能を利用する。さらに、血栓除去アセンブリ200は、プラーク610等の血管壁604に沿った特徴をさらに明確にしかつ明らかにするために、検査対象の領域に造影剤等の流体を導入するのを可能にする。別の例では、血栓除去アセンブリ200は、アテローム切除アセンブリ202の作動の前に単独で作動して、アテローム切除アセンブリ202の作動の前に血管603の領域内のあらゆる血栓を実質的に取り除き除去する。統合されたカテーテル112において血栓除去アセンブリ200による処置により、(血管壁604に沿ってより強固に付着する)プラーク610の容易な同定が可能になり、たとえば、先端カッタ204、拡張可能カッタ206およびマセレータ208等のカッタを含むアテローム切除アセンブリ202に対して明確な標的を提供することにより、アテローム切除処置が加速される。任意選択的に、マセレータ208は、たとえば、突出バー1006の各々の先細り面1008に沿って粒子状物質を除去することにより粒子状物質1100のさらなる吸引を提供する。こうした例では、マセレータ208は、たとえば血栓除去アセンブリ200と協働して、血管603からの粒子状物質1100の吸引を促進する。
別の例では、たとえばカテーテル112内に、追加の特徴が含められる。一例では、こうした追加の特徴は、図11に示すバルーン1102等、偏心して取り付けられたバルーン1102を含む。バルーン1102の膨張により、先端カッタ204、拡張可能カッタ206およびマセレータ208等のアテローム切除アセンブリ202のカッタのうちの1つ以上を血管603に対して横方向に位置決めすることができる。言い換えれば、バルーン1102の膨張は、カテーテル112、たとえばカテーテル先端部分116をプラーク610に対して横方向に付勢して、プラーク610に対してカテーテル先端部分116を繰り返し往復運動させることなく、プラーク610の容易な除去を可能にする。一例では、膨張式バルーン1102は、注入溶液の流れによって膨張し、たとえば、バルーン1102は、図2において先に示した注入チューブ214に結合されかつ連通している。
別の例では、膨張式バルーン1102は、アテローム切除アセンブリ200によって発生した排出物から背圧で膨張する。別法として、膨張式バルーン1102は、噴射体212から下流に配置され、したがって、基端方向に向けられた排出物(たとえば、注入流体および流体内の閉じ込められた粒子)によって充填される。さらに他の例では、バルーン1102は、膨張して、アテローム切除アセンブリ200および血栓除去アセンブリ202のうちの一方または両方をプラーク610および血栓606のうちの1つ以上に向かって付勢する。任意選択的に、バルーン1102は、カテーテル112の回転とともに繰り返し膨張および収縮して、バルーン1102を各膨張の間に再配置する。バルーン1102は、したがって、回転するカテーテル112(および血栓除去アセンブリ202およびアテローム切除アセンブリ200)を、再配置されたバルーンに従って血栓またはプラークに向かって付勢する。
さまざまな注記および例(付記)
例1は、アテローム切除および血栓除去システムであって、カテーテル基端部分からカテーテル先端部分まで延在するカテーテル本体であって、カテーテル先端部分からカテーテル基端部分まで延在する吸引内腔を含むカテーテル本体と、カテーテル先端部分に結合され、かつ、回転式カッタを含むアテローム切除アセンブリと、カテーテル先端部分に結合され、かつ、アテローム切除形態および血栓除去形態で作動可能である血栓除去アセンブリであって、吸引内腔内の噴射体と、カテーテル本体を通って延在し、かつ、吸引内腔と連通している流入オリフィスと、カテーテル本体を通って延在し、かつ、吸引内腔と連通している流出オリフィスであって、流入オリフィスが流出オリフィスより噴射体に近い、流出オリフィスとを含む血栓除去アセンブリと、を備え、血栓除去形態では、循環流が、噴射体によって流出オリフィスおよび流入オリフィスを通して発生して、血栓を流体力学的に剥離し、循環流が、血栓を閉じ込め、吸引内腔内に血栓を送り込み、アテローム切除形態では、回転式カッタがプラークをプラーク粒子に切断し、循環流が、そのプラーク粒子を閉じ込め、吸引内腔内にプラーク粒子を送り込む、アテローム切除および血栓除去システムを含む手段を含むことができる。
例2は、例1の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、アテローム切除アセンブリが、回転式カッタに結合されかつカテーテル基端部分まで延在する駆動シャフトを含むことができ、駆動シャフトが回転式カッタを回転させるように構成されている。
例3は、例1または例2のうちの一方または任意の組合せの主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、吸引内腔内にシャフトスリーブを含むことができ、駆動シャフトは、シャフトスリーブ内にかつそれに対して回転可能に配置され、噴射体は、少なくともアテローム切除形態で、シャフトスリーブと駆動シャフトとの間に送られる注入流体を潤滑する基端方向の流れを発生させる。
例4は、例1〜例3のうちの1つまたは任意の組合せの主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、アテローム切除アセンブリが、カテーテル先端部分に回転可能に結合されかつ駆動シャフトに結合されたスピンドルと、スピンドルに沿って回転可能に結合された1つ以上の拡張可能切断部材とを含む拡張可能カッタを含むことができる。
例5は、例1〜例4のうちの1つまたは任意の組合せの主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、アテローム切除アセンブリが、カテーテル本体を通して外側ポート面と内側ポート面との間に延在するマセレータポートであって、吸引内腔と連通しているマセレータポートと、カテーテル先端部分に回転可能に結合されかつ駆動シャフトに結合されたマセレータコアと、マセレータコアに沿って結合された1つ以上の突出バーであって、内側ポート面に沿って移動可能な少なくとも1つの外周面を含む、1つ以上の突出バーと、を含む回転式マセレータを含むことができる。
例6は、例1〜例5の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、血栓除去アセンブリがアテローム切除アセンブリに対して基端側にある特徴を含むことができる。
例7は、例1〜例6の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、噴射体が噴射ループを含み、噴射ループが噴射ループに沿って1つ以上の噴射オリフィスを含み、カテーテル基端部分からカテーテル先端部分の近くの噴射ループまで延在する注入チューブをさらに備えることができる。
例8は、例1〜例7の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、血栓除去形態では、循環流が血栓を粉砕し、アテローム切除形態では、循環流がプラーク粒子を粉砕することができる。
例9は、例1〜例8の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、カテーテル基端部分からカテーテル先端部分まで延在する吸引内腔内にシャフトスリーブと、回転式カッタに結合された駆動シャフトとを含むことができ、駆動シャフトはシャフトスリーブ内に配置され、駆動シャフトはシャフトスリーブに対して回転可能であり、駆動シャフトはシャフトスリーブによって吸引内腔から隔離されている。
例10は、例1〜例9の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、カテーテル基端部分からカテーテル先端部分まで延在するカテーテル本体であって、カテーテル先端部分からカテーテル基端部分まで延在する吸引内腔を含むカテーテル本体と、カテーテル先端部分に結合されたアテローム切除アセンブリであって、回転式カッタと、回転式カッタに結合されかつカテーテル基端部分まで延在する駆動シャフトとを含むアテローム切除アセンブリと、吸引内腔を通して延在しかつ駆動シャフトを包囲するシャフトスリーブであって、駆動シャフトがシャフトスリーブに対して回転可能であり、シャフトスリーブが駆動シャフトを吸引内腔から隔離している、シャフトスリーブと、吸引内腔内のカテーテル先端部分の近くに配置された噴射体であって、吸引内腔を通して近位方向に向けられた少なくとも1つの噴射オリフィスを含む噴射体と、カテーテル本体を通して延在しかつ吸引内腔と連通する流入オリフィスであって、噴射体に隣接しかつそこから下流にある流入オリフィスと、を備えるアテローム切除システムを含むことができる。
例11は、例1〜例10の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、注入形態では、少なくとも1つの噴射オリフィスが注入および潤滑流を発生させ、注入および潤滑流の潤滑部分が、シャフトスリーブと駆動シャフトとの間に送られ、注入および潤滑流の注入部分が、流入オリフィスを横切って送られ、ベンチュリとして粒子状物質を吸引内腔内に引き込むことができる。
例12は、例1〜例11の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、注入および潤滑流の注入部分が、シャフトスリーブとカテーテル本体の内面との間に送られる。
例13は、例1〜例12の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、駆動シャフトに沿って結合されたシースを含むことができ、注入および潤滑流の潤滑部分は、シースと駆動シャフトとの間に送られる。
例14は、例1〜例13の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、駆動シャフトが、駆動シャフト内に1つ以上のコイルおよびガイドワイヤ内腔を含み、注入および潤滑流の潤滑部分が、1つ以上のコイルを通してガイドワイヤ内腔に送られる。
例15は、例1〜例14の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、シャフトスリーブの先端部が、流入オリフィスに対して先端側であり、噴射体に対して基端側にある特徴を含むことができる。
例16は、例1〜例15の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、カテーテル基端部分からカテーテル先端部分の近くの噴射体まで延在する注入チューブ含むことができ、注入チューブは、シャフトスリーブとカテーテル本体の内面との間に配置されている。
例17は、例1〜例16の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、噴射体が、駆動シャフトの周囲に延在する噴射ループを含み、噴射ループが、シャフトスリーブの先端部分に対して先端側にある特徴を含むことができる。
例18は、例1〜例17の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、マニホールドハウジングであって、駆動シャフトに結合された駆動モータであって、駆動シャフトを回転させるように構成された駆動モータと、駆動モータに電気的に結合された内蔵バッテリと、カテーテル本体を通って延在する注入チューブに結合された注入ポートであって、噴射体がカテーテル先端部分において注入チューブに結合されている、注入ポートと、吸引内腔に結合された排出物ポートと、を含むマニホールドハウジングを含むことができる。
例19は、例1〜例18の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、回転式カッタが1つ以上のブレードを含む先端チップカッタを含むことができる。
例20は、例1〜例19の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、回転式カッタが拡張可能カッタを含み、拡張可能カッタが、カテーテル先端部分に回転可能に結合されかつ駆動シャフトに結合されたスピンドルと、スピンドルに沿って回転可能に結合された1つ以上の拡張可能切断部材とを含むことができる。
例21は、例1〜例20の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、血管からプラークまたは血栓のうちの1つ以上を同定しかつ除去する方法であって、血栓除去システムに結合されたアテローム切除システムを含むカテーテルを、血管壁に沿ったプラークまたは血栓のうちの1つ以上を含む血管内の位置まで送るステップと、血栓除去システムを用いて血栓除去処置を行うステップであって、注入流体の循環流を流出オリフィスおよび流入オリフィスを通してカテーテル本体に沿って上記位置まで送り、血栓を流体力学的に除去することと、循環流内に除去した血栓を閉じ込め、その血栓をカテーテル本体の吸引内腔に沿って送り出すこととを含む、ステップと、血栓が除去された後に、上記位置を検査し、血管壁に沿ったプラークの位置を確定するステップであって、血栓除去処置が検査のために上記位置を明確にするステップと、明確にされた位置でアテローム切除システムを用いてアテローム切除処置を行うステップであって、カテーテル本体に結合された回転式カッタを用いてプラークを回転切断することと、切断されたプラークを、流出オリフィスおよび流入オリフィスを通して注入流体の循環流により吸引内腔内に送り込むこととを含む、ステップと、を含む。
例22は、例1〜例21の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、切断されたプラークを吸引内腔に送り込むことは、切断されたプラークを循環流によって粉砕することを含むことができる。
例23は、例1〜例22の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、循環流を送ることが、吸引内腔内で基端方向の注入流体流を発生させることを含み、基端方向の注入流体流が、流入オリフィスおよび流出オリフィスを横切るように向けられ、基端方向の注入流体流が、回転式カッタに結合された駆動シャフトの周囲に延在する噴射ループによって発生する。
例24は、例1〜例23の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、基端方向の注入流体流によって駆動シャフトを潤滑することを含むことができる。
例25は、例1〜例24の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、駆動シャフトを潤滑することが、基端方向の注入流体流をシャフトスリーブとシャフトスリーブに対して回転可能な駆動シャフトとの間に少なくとも部分的に送ることを含むことができる。
例26は、例1〜例25の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、回転式カッタを用いてプラークを回転切断することが、1つ以上のブレードを含む先端チップカッタを用いて回転切断することを含むことができる。
例27は、例1〜例26の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、回転式カッタを用いてプラークを回転切断することが、スピンドルとスピンドルに沿って回転可能に結合された1つ以上の拡張可能切断部材を含む拡張可能カッタを用いて回転切断することを含むことができる。
例28は、例1〜例27の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、拡張可能カッタを用いて回転切断することが、拡張可能カッタを横方向に振動させることを含み、拡張可能カッタが、回転する時に拡張可能カッタを振動させる不平衡のスピンドルまたは拡張可能切断部材の不平衡の配置のうちの1つ以上を含むことができる。
例29は、例1〜例28の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、切断されたプラークを1つ以上の突出バーを有するマセレータコアを用いて粉砕することを含むことができ、マセレータコアはカテーテル本体に回転可能に結合され、1つ以上の突出バーは、粉砕された切断されたプラークを、噴射体を通過するように仕向け、噴射体は、粉砕された切断されたプラークを吸引内腔に沿って送り出す。
例30は、例1〜例29の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、カテーテル本体に沿って偏心して取り付けられたバルーンを膨張させるステップを含み、バルーンを膨張させることにより、回転式カッタまたは流入オリフィスおよび流出オリフィスのうちの1つ以上が血管壁に向かって付勢されることを含むことができる。
例31は、例1〜例30の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、血栓除去処置を行うステップが、アテローム切除処置を行う前であることを含むことができる。
例32は、例1〜例31の主題を含み、または任意選択的にそうした主題と組み合わせることにより、血栓除去処置を行うことが、アテローム切除処置を行う前にかつ行うと同時に行われることを含むことができる。
これらの限定しない例の各々は、独立することができ、または他の例のうちの任意の1つ以上とあらゆる並べ替えまたは組合せで結合することができる。
上記詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付図面に対する参照を含む。図面は、例示として、本発明を実施することができる具体的な実施形態を示す。これらの実施形態を、本明細書では「例」とも呼ぶ。こうした例は、図示しまたは記載したものに加えて要素を含むことができる。しかしながら、本発明者らは、図示しまたは記載した要素のみが提供される例も企図している。さらに、本発明者らはまた、特定の例(またはその1つあるいは複数の態様)に関して、または本明細書に図示しまたは記載した他の例(またはその1つあるいは複数の態様)に関して、図示しまたは記載した要素(またはその1つあるいは複数の態様)の任意の組合せまたは並べ替えを用いる例も企図している。
本文書と参照により本明細書に組み込まれるあらゆる文書との間で一貫しない使用がある場合、本文書における使用を優先する。
本文書では、「1つの(a、an)」という用語は、特許文書において一般的であるように、「少なくとも1つの」または「1つ以上の」という他のいかなる場合または使用とは無関係に、1つまたは2つ以上を含むように使用されている。本文書では、「または」という用語は、非排他的論理和を指すように使用され、そのため、特に示さない限り、「Aまたは」は「AであるがBではない」「BであるがAではない」および「AおよびB」を含む。本文書では、「含む(including)」および「〜において(in which)」という用語は、「備える(comprising)」および「〜において(wherein)」というそれぞれの用語の平易な英語の同意語として使用されている。また、以下の特許請求の範囲では、「含む」および「具備する、備える(comprising)」という用語は、非限定的であり、すなわち、請求項においてそうした用語の後に列挙されたものに加えて要素を含むシステム、デバイス、物品、組成物、配合物またはプロセスは、依然として、その請求項の範囲内にあるものとみなされる。さらに、以下の特許請求の範囲において、「第1」、「第2」および「第3」等の用語は、単に標識として使用されており、それらの対象に対して数値的要件を課すようには意図されていない。
本明細書に記載する方法例は、少なくとも部分的には機械またはコンピュータが実施することができる。いくつかの例は、上記例に記載したような方法を実行するように電子デバイスを構成するように動作可能な命令によってコード化されたコンピュータ可読媒体または機械可読媒体を含むことができる。こうした方法の実施は、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高水準言語コード等のコードを含むことができる。こうしたコードは、さまざまな方法を実行するコンピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を形成することができる。さらに、一例では、コードを、実行中にまたは他の時点で、1つ以上の揮発性、非一時的または不揮発性の有形のコンピュータ可読媒体に有形的に格納することができる。これらの有形のコンピュータ可読媒体の例としては、限定されないが、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、リムーバブル光ディスク(たとえば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードあるいはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)等を挙げることができる。
上記説明は、例示を意図しており、限定を意図していない。たとえば、上述した例(またはその1つあるいは複数の態様)を、互いに組み合わせて使用することができる。他の実施形態を、上記説明を検討した当業者による等、使用することができる。要約書は、読者が技術的開示内容の特質を迅速に確認することができるように、米国特許施行規則第1.72条(b)に準拠するように提供されている。要約書は、請求項の範囲または意味を解釈または限定するために使用されるものではないということが理解されて提出されている。また、上記詳細な説明では、開示を簡素化するために、さまざまな特徴を合わせてグループ化している場合がある。これは、請求項に記載されていない開示された特徴がいかなる請求項にも必須であることを意図するものとして解釈されるべきではない。そうではなく、本発明の主題は、特定の開示した実施形態のすべての特徴にあるとは限らない。したがって、以下の特許請求の範囲は、例または実施形態として詳細な説明に組み込まれ、各請求項は別個の実施形態として独立しており、こうした実施形態を、さまざまな組合せまたは並べ替えで互いに結合することができることが企図されている。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を、こうした特許請求の範囲に権利が与えられる均等物の完全な範囲とともに参照して、判断されるべきである。

Claims (15)

  1. アテローム切除および血栓除去システムであって、
    カテーテル基端部分からカテーテル先端部分まで延在するカテーテル本体であって、前記カテーテル先端部分から前記カテーテル基端部分まで延在する吸引内腔を含むカテーテル本体と、
    前記カテーテル先端部分に結合されたアテローム切除アセンブリであって、
    回転式カッタと、
    前記回転式カッタに結合され、かつ、前記カテーテル基端部分まで延在するとともに、前記回転式カッタを回転させるように構成されている駆動シャフトと、を含むアテローム切除アセンブリと、
    前記カテーテル先端部分に結合された血栓除去アセンブリであって、
    前記カテーテル本体を通って延在し、かつ、前記吸引内腔と連通している流入オリフィスであって、流体をその中へ引き込み、かつ、粒子を閉じ込めるように構成されている流入オリフィスを含む血栓除去アセンブリと、
    を具備する、アテローム切除および血栓除去システム。
  2. 前記吸引内腔内にシャフトスリーブを具備し、前記駆動シャフトが、前記シャフトスリーブ内にかつそれに対して回転可能に配置される、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  3. 前記シャフトスリーブが、前記駆動シャフトを流体から隔離し、かつ、粒子を前記吸引内腔内に閉じ込める、請求項2に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  4. 前記血栓除去アセンブリが前記吸引内腔内に噴射体をさらに具備し、前記噴射体が、前記シャフトスリーブと前記駆動シャフトとの間に送られる注入流体を潤滑する基端方向の流れを発生させる、請求項2に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  5. 前記駆動シャフトが1つ以上のコイルを含み、前記1つ以上のコイルが、前記駆動シャフトの個々のコイル巻線の間に間隙を有することで、前記駆動シャフトのガイドワイヤ内腔へ流体を送って、該ガイドワイヤ内腔を潤滑する、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  6. 前記駆動シャフトがその少なくとも一部に沿って延在するシースを具備する、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  7. 前記シースが前記駆動シャフトのコイルに沿って形成され、該駆動シャフトの個々のコイル巻線の間に間隙を維持することで、前記駆動シャフトのガイドワイヤ内腔へ流体を送って、該ガイドワイヤ内腔を潤滑する、請求項6に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  8. 前記血栓除去アセンブリが、前記カテーテル本体を通って延在し、かつ、前記吸引内腔と連通している流出オリフィスをさらに含み、前記流入オリフィスが前記流出オリフィスより前記噴射体に近い、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  9. 前記血栓除去アセンブリが、前記吸引内腔内に噴射体と、前記カテーテル本体を通って延在し、かつ、前記吸引内腔と連通している流出オリフィスと、をさらに含む、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  10. 前記血栓除去形態では、循環流が、前記噴射体によって前記流出オリフィスおよび前記流入オリフィスを通して発生して、血栓を流体力学的に剥離し、前記循環流が、血栓を閉じ込めて前記吸引内腔内に送り込む、請求項9に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  11. 前記アテローム切除形態では、前記回転式カッタがプラークをプラーク粒子に切断し、前記循環流が、前記プラーク粒子を閉じ込めて前記吸引内腔内に送り込む、請求項10に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  12. 前記血栓除去アセンブリが、前記アテローム切除アセンブリに対して基端側にある、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  13. マニホールドハウジングをさらに具備し、前記マニホールドハウジングが、
    前記駆動シャフトに結合された駆動モータであって、前記駆動シャフトを回転させるように構成されている駆動モータと、
    前記吸引内腔に結合された排出物ポートと、
    を含む、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  14. 前記マニホールドハウジングが、ガイドワイヤアクセスポートと、前記ガイドワイヤアクセスポートを通って延在するガイドワイヤの周囲を締め付けて、該ガイドワイヤを固定するように構成されているガイドワイヤクランプと、をさらに具備する、請求項13に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
  15. 前記血栓除去アセンブリの作動を検出するセンサをさらに具備し、前記血栓除去アセンブリが起動されるまで、前記アテローム切除アセンブリの作動が阻止される、請求項1に記載のアテローム切除および血栓除去システム。
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