JP2017005813A - 太陽電池モジュール設置架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱支持部材の部位における支柱とブレスの新規な固定構造を提案する。【解決手段】太陽電池モジュール2を載置するレール部材と、レール部材を支持する支柱5と、支柱5の下端を支持する支柱支持部材30と、レール部材と支柱支持部材30とを連結するブレス7と、を有する太陽電池モジュール設置架台であって、支柱5には、レール部材の長手方向に開放される縦溝部53が設けられる、太陽電池モジュール設置架台とする。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールを設置するための架台に関する。
太陽電池モジュールを固定するための構造について、例えば、特許文献1に開示される構成が知られている。
特許文献1に開示される構成では、長さの異なる前後の支柱の上端に架設される縦レール(斜材)を複数平行に配設し、この縦レール(斜材)の上に複数のパネル形状の太陽電池モジュールが設置される構成としている。
前後の支柱の下端部は、基礎に固定される支柱支持部材(脚金具)に固定されて上方に立設され、その上端部に縦レール(斜材)が固定される。そして、支柱支持部材と縦レールの中途部がブレス(前方杖、後方杖)で接続されている。このように、従来では、一つの支柱支持部材に対し、支柱の下端部と、ブレスの下端部の合計二つの部材が固定されるようになっている。
特開2015―55102号公報
しかし、特許文献1のような構成では、支柱支持部材において、支柱とブレスの位置が重ならないように、両者をずらして固定できるようにする必要がある。このため、支柱支持部材においては、固定箇所を確保するために十分に大きな寸法を有する必要があった。
他方、太陽電池モジュール設置架台の低コスト化の観点に着目した際に、支柱支持部材の寸法の大きさが材料費に直接的に関係するため、支柱支持部材の小型化(コンパクト化)が課題であることを見出した。
本発明は以上の課題を見出し、支柱支持部材の部位における支柱とブレスの新規な固定構造を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
太陽電池モジュールを載置するレール部材と、前記レール部材を支持する支柱と、前記支柱の下端を支持する支柱支持部材と、前記レール部材と前記支柱支持部材とを連結するブレスと、を有する太陽電池モジュール設置架台であって、前記支柱には、前記レール部材の長手方向に開放される縦溝部が設けられる、太陽電池モジュール設置架台とする。
また、請求項2に記載のごとく、
前記ブレスの下端部は、前記縦溝部に挿入された状態で前記支柱支持部材に対して固定される、こととする。
また、請求項3に記載のごとく、
前記支柱は、断面H形のソリッド形材、或いは、中空のホロー形材とする。
また、請求項4に記載のごとく、
前記ブレスは、断面ロ形、又は、断面C形の部材にて構成される、こととする。
また、請求項5に記載のごとく、
前記支柱の下端と、前記ブレスの下端は、前記支柱支持部材に対し、共通の締結具を用いて固定されることとする。
請求項1に記載の発明によれば、
ブレスの下端部を支柱の縦溝部に挿入することによれば、ブレスの下端部を支柱の中心線に近づけて配置することができるため、ブレスの支柱支持部材に対する固定箇所を支柱に中心線により近づけて配置することができる。これにより、支柱支持部材を構成する底板や立壁の間口方向の寸法を短く構成することができ、支柱支持部材の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、
ブレスの下端部が支柱の縦溝部に挿入された構成であるので、支柱支持部材を構成する底板や立壁の間口方向の寸法を短く構成することができ、支柱支持部材の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、
支柱について、縦溝部を構成することができる。また、断面H形等として二つの縦溝部を形設することによれば、支柱の両側にブレスを固定することもできる。
また、請求項4に記載の発明によれば、
支柱の縦溝部の内面に当接する面を確保することができ、支柱との結合強度を高めることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、
共通の締結具による共締めが可能となることで、締結具の数を少なくすることができ、部品点数削減による低コスト化、作業工程の単純化、施工時間の短縮化が図られる。
太陽電池モジュールを設置する架台の全体構成について示す図。 コンクリート基礎に支柱を立設する実施形態ついて示す正面図。 図2の矢印A方向からの側面図。 図2のB−B線断面図。 図2のC−C線断面図。 杭基礎に支柱を立設する実施形態ついて示す正面図。 図6の矢印A方向からの側面図。 図6のB−B線断面図。 (A)は断面形状を略H字状とする支柱の実施例について示す断面図、(B)は断面形状をホロー形状とする支柱の実施例について示す断面図、(C)は断面形状をホロー形状とした支柱を用いる実施例について示す断面図。 (A)はC字形の断面形状を有する二本の部材を組み合わせて略H字状とする支柱の実施例について示す断面図、(B)は(A)の支柱を用いる実施例について示す断面図、(C)は(A)の支柱を用いる実施例について示す側面図。
次に、発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の説明において図1に示す横レール10の長手方向を間口方向X、横方向X、又は、列方向Xとし、縦レール20の長手方向を奥行方向Y、縦方向Y、又は段方向Yとする。また、縦、横の用語は説明の便宜上用いるものであり、具体的な方向を限定するものではない。
図1は、太陽電池モジュール2を設置する架台1の全体構成について示すものである。地面などの設置面に複数のコンクリート基礎3,3が配置され、各コンクリート基礎3,3に設置された支柱支持部材30(「ベースアングル」とも称される)やレール支持部材6に対し、支柱5や横レール10が支持される。なお、コンクリート基礎3の他、後述する杭基礎26(図6)や、建物屋上などに設置されるユニット基礎などについて架台が設置されることも想定されるものである。
図1の実施例では、奥行方向Yの一側(水上側)において、コンクリート基礎30に設置される各支柱支持部材30に支柱5が立設される。この支柱5は、間口方向Xの複数個所のコンクリート基礎3においてそれぞれ立設され、支柱5,5の上端部に横レール10が架設される。
他方、奥行方向Yの他側(水下側)においては、コンクリート基礎3に載置されるレール支持部材6にて横レール10が支持される。このレール支持部材6は、間口方向Xの複数個所のコンクリート基礎3にそれぞれ設置され、レール支持部材6,6に横レール10が架設される。
以上のように奥行方向Yに離間して平行に配置される複数の横レール10,10の上には、横レール10,10の長手方向と直交する方向に縦レール20,20が架設される。
支柱5の上部に支持される横レール10は、レール支持部材6に支持される横レール10よりも高く配置されることで、縦レール20,20が傾斜して設置される。
縦レール20,20には、パネル形状の太陽電池モジュール2,2が複数枚配設される。縦レール20,20の傾斜角に応じて太陽電池モジュール2,2も傾斜して配置される。この傾斜配置により、高効率で太陽光を受けることが可能となるとともに、奥行方向Yにおいて低い側が水下側、高い側が水上側となり、太陽電池モジュール2,2の上面の水や雪を滞留させずに滑り流すことができる。
横レール10の中途部には、斜めに配置されるブレス7の上端が接続されており、このブレス7の下端が支柱支持部材30に接続される。このブレス7により、横レール10に作用する荷重をコンクリート基礎3側に分散させることで、架台1の構造強度を向上させ、耐風性や対積雪性などの性能が確保される。
なお、以上の構成において、レール支持部材6の代わりに支柱支持部材30を設置するとともに、短い支柱を設置して、太陽電池モジュール2が傾斜して配置される構成としてもよい。また、代わりに支柱支持部材30を設置するとともに、支柱5と同一長さの支柱を設置して、太陽電池モジュール2が略水平に配置される構成としてもよい。
図2はコンクリート基礎3に支柱5を立設する実施形態ついて示す正面図、図3は図2の矢印A方向からの側面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は図2のC−C線断面図である。
図2乃至図4に示すように、コンクリート基礎3は、敷地に太陽電池パネル架台1を設置する際の基礎となる部材であり、本実施例ではブロック状にて構成され、その下部は地面に埋設され、その上部が地表から突出される。
コンクリート基礎3の上面3aには、支柱支持部材30が設置される。支柱支持部材30は、コンクリート基礎3の上面3aに配置される底板31と、底板31から垂直方向に立設され互いに平行に延びる二つの立壁32,32と、を有している。支柱支持部材30は、アルミ押出材や鋼材などにて構成することができる。
底板31には、コンクリート基礎3に予め埋め込まれたアンカーボルト33を挿通する長孔状の貫通孔31aが形成されており、アンカーボルト33にナット34を締結することにより、コンクリート基礎3に対して支柱支持部材30が固定される。なお、支柱支持部材30とコンクリート基礎3の上面3aとの間にスペーサーが挟まれる構成としてもよい。
図3に示すように、二つの立壁32,32は、奥行方向Yにて奥行幅32yだけ互いに離間して平行に配置され、二つの立壁32,32の間に奥行幅32yよりも小さい奥行幅5yを有する支柱5が納められる。このように、支柱支持部材30においては、二つの立壁32,32の間に支柱5を納めるための空間32cが形成されている。
図2に示すように、立壁32,32は、間口方向Xに延びており、この立壁32,32が延びる方向と、詳しくは後述する支柱5の縦溝部53の開放方向(ブレス7が差し込まれる方向:溝深さ方向)が一致するように施工される。
図2乃至図4に示すように、支柱5は、本実施例では、奥行方向Yに延びるブリッジ板部51と、ブリッジ板部51の両端部においてそれぞれ間口方向Xに伸びて互いに対向する側板部52,52と、を有し、断面視において略H字をなすソリッド形材として構成されている。支柱5は、アルミ押出材や鋼材などにて構成することができ、支柱5に必要とされる十分な曲げ強度が確保されるようになっている。
支柱5の二つの側板部52,52には、それぞれ奥行方向Yに貫通する貫通孔52a,52aが形成されている。また、支柱支持部材30の二つの立壁32,32には、それぞれ長孔状に構成される貫通孔32a,32aが形成されている。
そして、支柱5と支柱支持部材30の各貫通孔52a,32aの位置は、互いに一致するように配置されており、貫通孔52a,32aの位置を合わせた状態において、ボルト41を挿通させるとともに、ナット42を締結することで、支柱支持部材30に対して支柱5が固定される。
この固定が完了した状態では、支柱5の下端が支柱支持部材30の底板31に接触し、支柱5の下向きの荷重が支柱支持部材30を通じてコンクリート基礎3へと伝えられ、コンクリート基礎3にて架台の全体の荷重が支えられるようになっている。
また、図4に示すように、支柱5には、ブリッジ板部51と、側板部52,52によって一方が開放される略コ字状の縦溝部53が二つ形成される。この縦溝部53は、支柱5の長手方向に延びるように構成され、断面略H字をなす本実施例においては、ブリッジ板部51の両側に縦溝部53,53が構成されている。また、本実施例の構成においては、縦溝部53の溝深さ方向、換言すれば、断面視における縦溝部53が開放される方向は、間口方向Xとなり、横レール10の長手方向となる。
そして、図2乃至図4に示すように、縦溝部53の内部にブレス7の下端部が挿入される。本実施例のブレス7は、中空の角パイプ材(ホロー形材)にて構成されており、対向する一対の側板部72,72には、貫通孔72a,72aが形成されている。なお、ブレス7は、断面略ロ形の角パイプ材にて構成するほか、断面C形(略コ字状)の部材にて構成してもよい。
このブレス7の貫通孔72a,72aは、支柱5と支柱支持部材30の各貫通孔52a,32aの位置と一致するように配置されており、これら三つの貫通孔72a,52a,32aを一致させるとともに、ボルト41,ナット42による締結を行うことで、ブレス7、支柱5、支柱支持部材30が一体的に固定される。
そして、以上のように、三つの貫通孔72a,52a,32aついて共通の締結具(ボルト41,ナット42)による共締めが可能となることで、支柱支持部材30において、支柱5とブレス7の固定箇所を共用化することができ、個別に固定箇所を設ける必要がない。これにより、支柱支持部材30を構成する底板31や立壁32の間口方向Xの寸法(横幅32x:図2)を短く構成することができ、支柱支持部材30の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
加えて、共通の締結具(ボルト41,ナット42)による共締めが可能となることで、締結具の数を少なくすることができ、部品点数削減による低コスト化、作業工程の単純化、施工時間の短縮化が図られる。
なお、以上の実施例においては、ブレス7の下端部を支柱5の縦溝部53に挿入しつつ、三つの貫通孔72a,52a,32aついて共通の締結具(ボルト41,ナット42)による共締めを行う構成としたが、支柱5と支柱支持部材30の固定、ブレス7と支柱支持部材30の固定を、それぞれ別の箇所において行う構成としてもよい。
この構成においても、ブレス7の下端部を支柱5の縦溝部53に挿入することで、ブレス7の下端部を支柱5の中心線Cに近づけて配置することができるため、ブレス7の支柱支持部材30に対する固定箇所を支柱5に中心線Cにより近づけて配置することができる。これにより、支柱支持部材30を構成する底板31や立壁32の間口方向Xの寸法(横幅32x)を短く構成することができ、支柱支持部材30の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
また、図2及び図3に示すように、支柱5の上端部は、支柱連結部材60を介して横レール10と連結されている。支柱連結部材60は、奥行方向Yに延びる水平面を構成するブリッジ板部61と、ブリッジ板部61の両端部においてそれぞれ上下方向Zに伸びて互いに対向する側板部62,62と、を有し、側面視(図3)において略H字をなすように構成されている。支柱連結部材60は、アルミ押出材や鋼材などにて構成することができる。
図3に示すように、ブリッジ板部61の下側において、ブリッジ板部61と側板部62,62にて囲まれる下側開放部63には、支柱5の上部が差し込まれる。支柱連結部材60の側板部62には、支柱5の側板部52の貫通孔52aに対応する位置において貫通孔62aが形成されており、両貫通孔52a,62aにボルト43aを挿通させるとともに、ナット44aを締結することで、支柱5に対して支柱連結部材60が固定される。
図3に示すように、ブリッジ板部61の上側において、ブリッジ板部61と側板部62,62にて囲まれる上側開放部64には、横レール10の下部が差し込まれる。支柱連結部材60の側板部62には、横レール10の側板部12の貫通孔12aに対応する位置において貫通孔62bが形成されており、両貫通孔12a,62bにボルト43bを挿通させるとともに、ナット44bを締結することで、横レール10に対して支柱連結部材60が固定される。
以上のようにして、支柱連結部材60を介して横レール10と支柱5が連結され、支柱5の上端部において横レール10が支持される構成が実現される。
また、図2及び図5に示すように、ブレス7の上端部は、ブレス連結部材80を介して横レール10と連結されている。ブレス連結部材80は、奥行方向Yに延びる水平面を構成するブリッジ板部81と、ブリッジ板部81の両端部においてそれぞれ上下方向Zに伸びて互いに対向する側板部82,82と、を有し、側面視において略H字をなすように構成されている。ブレス連結部材80は、アルミ押出材や鋼材などにて構成することができる。
図5に示すように、ブリッジ板部81の下側において、ブリッジ板部81と側板部82,82にて囲まれる下側開放部83には、ブレス7の上部が差し込まれる。ブレス連結部材80の側板部82には、ブレス7の側板部72の貫通孔72bに対応する位置において貫通孔82aが形成されており、両貫通孔72b,82aにボルト43cを挿通させるとともに、ナット44cを締結することで、ブレス7に対してブレス連結部材80が固定される。
図5に示すように、ブリッジ板部81の上側において、ブリッジ板部81と側板部82,82にて囲まれる上側開放部84には、横レール10の下部が差し込まれる。ブレス連結部材80の側板部82には、横レール10の側板部12にビス止めを行うための貫通孔83aが形成されており、貫通孔83aにビス45を打ち込むことで、横レール10に対してブレス連結部材80が固定される。
以上のようにして、ブレス連結部材80を介して横レール10とブレス7が連結され、さらに、ブレス7を介して横レール10と支柱支持部材30が連結される構成が実現される。
次に、杭基礎に支柱を立設する実施例について説明する。
図6は杭基礎26に支柱5を立設する実施形態ついて示す正面図、図7は図6の矢印A方向からの側面図、図8は図6のB−B線断面図である。
図6乃至図8に示すように、杭基礎26は鋼管杭などにて構成され、地面に打設されて、地面から所定の高さに支柱支持部材35を配設可能とするものである。
杭基礎26の上端部には、アタッチメント27が設けられており、このアタッチメント27から上方に突設されるアンカーボルト38に対し、支柱支持部材35が固定される。
支柱支持部材35は、底板36と、一対の縦壁37,37を有する構成としており、図2に示される支柱支持部材30と同様の機能を有する構成とするものである。
支柱支持部材35の底板36には、アンカーボルト38を挿通させるための長孔状の構成される貫通孔36aが形成され、貫通孔36aからアンカーボルト38を突出させるとともに、ナット39を締結することで、支柱支持部材35が杭基礎26に対して固定される。
また、図7に示すように、本実施例では、一対の縦壁37,37の内側面37m,37mに、支柱5の下端部(ブリッジ板部51の一部、側板部52,52)を載置するための突部37n,37nが形設されており、突部37n,37nに支柱5が載置された状態において、支柱5と底板36の間に隙間Sが形成され、当該隙間Sにアンカーボルト38の突端やナット39を納めることができるようになっている。
なお、本実施例の突部37n,37nは、内側面37m,37mの面内方向において水平方向(間口方向X)に延びる突条にて構成したが、その形状については、特に限定されるものではなく、また、突部37n,37nと同等の機能を発揮する部位を底板36から立設することとしてもよい。また、隙間Sを形成するために、別部材を設置して隙間Sを確保することとしてもよい。
そして、以上の構成においても、支柱5とブレス7を、共通の締結具(ボルト41,ナット42)にて共締めすることにより、支柱支持部材35において、支柱5とブレス7の固定箇所を共用化することができ、個別に固定箇所を設ける必要がない。これにより、支柱支持部材35を構成する底板36や立壁37の間口方向Xの寸法(横幅37x)を短く構成することができ、支柱支持部材35の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
加えて、共通の締結具(ボルト41,ナット42)による共締めが可能となることで、締結具の数を少なくすることができ、部品点数削減による低コスト化、作業工程の単純化、施工時間の短縮化が図られる。
以上の各実施形態では、略H形の断面を有するソリッド形材からなる支柱が使用された。
即ち、図9(A)に示すように、支柱5について、略H形の断面を有するものを利用した。この支柱5は、奥行方向Yに延びるブリッジ板部51と、ブリッジ板部51の両端部においてそれぞれ間口方向Xに伸びて互いに対向する側板部52,52と、を有し、断面視において略H字をなすソリッド形材として構成されている。そして、支柱5には、ブリッジ板部51と、側板部52,52によって一方が開放される略コ字状の縦溝部53が二つ形成されるものとし、縦溝部53に対しては図示せぬブレスを挿入可能とするものである。
そして、この略H形の断面を有する支柱の他にも、図9(B)(C)に示すように、縦溝部53Aを有するホロー形材(中空長尺部材)からなる支柱5Aを用いることとしてもよい。
この支柱5Aにおいては、奥行方向Yに平行に延びるブリッジ板部51A,51Aと、ブリッジ板部51A,51Aの両端部において、それぞれブリッジ板部51A,51Aの片端部同士を接続しつつ間口方向Xに延出し、対向する側板部52A,52Aと、を有し、ブリッジ板部51Aと側板部52Aに囲まれる中空部54Aが形成される。また、ブリッジ板部51Aと、側板部52A,52Aによって一方が開放される略コ字状の縦溝部53Aが二つ形成されるものとし、縦溝部53Aにブレス7が挿入可能に構成されるものである。
このように、支柱5Aは、縦溝部53Aが形成されるホロー形材によっても構成することができる。なお、図9(C)は、図8の杭基礎26に支柱を設置する実施形態において、ホロー形材の支柱5Aを用いた例であるが、図4に示すコンクリート基礎3に支柱を設置する実施形態においても、ホロー形材の支柱を用いることができる。
さらに、図10(A)乃至(C)に示すように、断面C字形の長尺の二つのソリッド形材5b,5bを用い、ブリッジ板部51B,51B同士を背中合わせに配置して、全体として断面H形のソリッド形材を構成する支柱5Bを用いることとしてもよい。
図10(A)に示すように、ブリッジ板部51Bと、ブリッジ板部51Bの両端部において間口方向Xの一側に延出されて共に対向する側板部52B,52Bと、を有してなる断面C字形のソリッド形材5bを二本用意し、ブリッジ板部51B同士を付け合せることで一本の支柱5Bが構成される。
また、ブリッジ板部51Bと、側板部52B,52Bによって略コ字状の縦溝部53Bが構成され、図10(B)(C)に示すように、縦溝部53Bにブレス7が挿入可能に構成される。
このように、支柱5Bは、断面C字形の二本のソリッド形材5bを用いることによっても構成することができる。なお、図10(B)(C)は、図8の杭基礎26に支柱を設置する実施形態において、ホロー形材の支柱5Bを用いた例であるが、図4に示すコンクリート基礎3に支柱を設置する実施形態においても、ホロー形材の支柱を用いることができる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、太陽電池モジュール2を載置するレール部材と、レール部材を支持する支柱5と、支柱5の下端を支持する支柱支持部材30と、レール部材と支柱支持部材30とを連結するブレス7と、を有する太陽電池モジュール設置架台であって、支柱5には、レール部材の長手方向に開放される縦溝部53が設けられる、太陽電池モジュール設置架台とする。
これにより、図2に示すように、ブレス7の下端部を支柱5の縦溝部53に挿入することによれば、ブレス7の下端部を支柱5の中心線Cに近づけて配置することができるため、ブレス7の支柱支持部材30に対する固定箇所を支柱5に中心線Cにより近づけて配置することができる。これにより、支柱支持部材30を構成する底板31や立壁32の間口方向Xの寸法(横幅32x)を短く構成することができ、支柱支持部材30の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
また、図1乃至図5に示すように、ブレス7の下端部は、縦溝部53に挿入された状態で支柱支持部材30に対して固定される、太陽電池モジュール設置架台とする。
この構成では、図2に示すように、ブレス7の下端部が支柱5の縦溝部53に挿入された構成であるので、支柱支持部材30を構成する底板31や立壁32の間口方向Xの寸法(横幅32x)を短く構成することができ、支柱支持部材30の小型化(コンパクト化)を図ることができる。
また、支柱5は、断面H形のソリッド形材、或いは、中空のホロー形材とする。
これにより、支柱5について、縦溝部53を構成することができる。また、断面H形等として二つの縦溝部を形設することによれば、支柱5の両側にブレス7を固定することもできる。
また、ブレス7は、断面ロ形、又は、断面C形の部材にて構成される。
これにより、支柱5の縦溝部53の内面に当接する面を確保することができ、支柱5との結合強度を高めることができる。
また、支柱5の下端と、前記ブレス7の下端は、支柱支持部材30に対し、共通の締結具を用いて、固定されることとする。
これにより、共通の締結具(ボルト41,ナット42)による共締めが可能となることで、締結具の数を少なくすることができ、部品点数削減による低コスト化、作業工程の単純化、施工時間の短縮化が図られる。
本発明は、太陽電池モジュールの架台について幅広く適用することができる。
1 架台
2 太陽電池モジュール
3 コンクリート基礎
5 支柱
6 支柱
7 ブレス
10 横レール
20 縦レール
26 杭基礎
30 支柱支持部材
31 底板
32 立壁
32x 横幅
32y 奥行幅
33 アンカーボルト
38 アンカーボルト
X 間口方向
Y 奥行方向

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュールを載置するレール部材と、
    前記レール部材を支持する支柱と、
    前記支柱の下端を支持する支柱支持部材と、
    前記レール部材と前記支柱支持部材とを連結するブレスと、
    を有する太陽電池モジュール設置架台であって、
    前記支柱には、前記レール部材の長手方向に開放される縦溝部が設けられる、
    太陽電池モジュール設置架台。
  2. 前記ブレスの下端部は、前記縦溝部に挿入された状態で前記支柱支持部材に対して固定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール設置架台。
  3. 前記支柱は、断面H型のソリッド形材、或いは、中空のホロー形材とする、
    ことを特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載の太陽電池モジュール設置架台。
  4. 前記ブレスは、断面ロ型、又は、断面C型の部材にて構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール設置架台。
  5. 前記支柱の下端と、前記ブレスの下端は、前記支柱支持部材に対し、共通の締結具を用いて固定される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール設置架台。
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WO2018123859A1 (ja) 2016-12-27 2018-07-05 株式会社ファルテック レーダカバー及びレーダカバーの製造方法

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