JP2017003380A - 漏水検知システムの設置方法、漏水検知システムおよび漏洩検知方法 - Google Patents

漏水検知システムの設置方法、漏水検知システムおよび漏洩検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の主な目的は、信頼性の高い漏水検知システムの設置方法、漏水検知システム、および漏洩検知方法を提供することである。【解決手段】本発明にかかる漏水検知システムの設置方法は、管網110と、管網110に設けられる第1の振動計測装置201と、管網110に設けられる第2の振動計測装置202と、第1の振動計測装置201から所定の地上開放位置まで接続する接続線300と、第2の振動計測装置202から所定の地上開放位置まで接続する接続線300と、を一体的に地中に埋設する埋設工程と、埋設工程により埋設される第1の振動計測装置201の位置情報および第2の振動計測装置202の位置情報をパーソナルコンピュータ500に記録する記録工程と、を含むものである。【選択図】図1

Description

本発明は、漏水検知システムの設置方法、漏水検知システムおよび漏洩検知方法に関する。
例えば、特許文献1(特開2013−213535号公報)には、地下に埋設された配管や高所にある配管などのように、人手によって検査することが容易ではない配管を検査することが容易でかつ電池交換が不要な配管網の監視装置について開示されている。
特許文献1(特開2013−213535号公報)記載の配管網の監視装置は、管および継手からなる配管網の複数箇所にそれぞれ取り付けられて配管内流体の移動に伴う圧力変動を電荷信号に変換する複数の圧電素子と、各圧電素子で得られた電荷信号を送信する通信機と、通信機からの送信情報を遠隔地で受信して表示する表示装置とを備えているものである。
また、特許文献2(国際公開番号WO2014/155792A1号公報)には、取得される振動データが高品質で、異常検知の精度が向上し、かつ、固定設置できるため、配管から外れる危険性および人為的に外されて紛失する可能性を低減可能な配管異常検知データロガー装置、及びそれを用いた配管構造並びに配管異常検知システムについて開示されている。
特許文献2(国際公開番号WO2014/155792A1号公報)記載の配管異常検知データロガー装置においては、ボルト部と、アンテナ部とを含み、ボルト部は、ボルトヘッド部と、ボルトねじ部とを含み、アンテナ部は、ボルトヘッド部のボルトねじ部と反対側又はボルトヘッド部内に配置され、ボルトヘッド部は、振動検出素子と、記憶部と、制御部と、無線制御部と、時計装置と、電源装置とを含むものである。
特開2013−213535号公報 国際公開番号WO2014/155792A1号公報
上記のように、上水道またはガス管等の老朽化が進み、欠陥からの流体漏洩を検出する分野において、種々の研究開発が行われている。
しかしながら、配管が樹脂からなる場合、漏水音の振動が減衰され、漏水位置を検出することが難しいという問題がある。
同様に、都心部においては、マンホール毎の間隔が50mから100m程度の範囲に設置されているが、郊外においては、マンホール毎の間隔が広いため、漏水位置の検出が困難となる場合ある。すなわち、漏洩する流体量が少なく漏水の異常音が小さい場合、漏洩位置と検出装置との距離が離れており、検出される異常音が小さく、検出できていないという問題がある。
さらに、配管異常検知データロガ―装置においては、ボルトの内部に設けるため、金属の腐食が問題となり、経年劣化の問題が生じやすいという問題点がある。
本発明の主な目的は、信頼性の高い漏水検知システムの設置方法、漏水検知システムおよび漏洩検知方法を提供することである。
(1)
一局面に従う漏水検知システムの設置方法は、配管と、配管に設けられる第1の振動計測装置と、配管に設けられる第2の振動計測装置と、第1の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続する第1の接続線と、第2の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続する第2の接続線と、を一体的に地中に埋設する埋設工程と、埋設工程により埋設される第1の振動計測装置の位置情報および第2の振動計測装置の位置情報を記録媒体に記録する記録工程と、を含むものである。
この場合、第1および第2の振動計測装置が、配管に設けられる。また、第1および第2の振動計測装置から第1および第2の接続線が接続される。そして、埋設工程により配管が埋設される。また、記録工程により位置情報が記録される。
その結果、記録された位置情報から、埋設された第1および第2の振動計測装置を選定し、選定された第1および第2の振動計測装置が計測した漏水音の位置を容易に推定することができる。また、配管が、樹脂管である場合、第1および第2の振動計測装置の間隔があまりに長過ぎると、従来の方法では、検知困難な場合がある。しかし、本発明では、容易に推定することができる。
(2)
他の局面に係る漏水検知システムの設置方法は、配管に第1の振動計測装置を取り付ける第1取り付け工程と、配管に第2の振動計測装置を取り付ける第2取り付け工程と、第1取り付け工程により取り付けられた第1の振動計測装置に第1の接続線を取り付ける第1接続工程と、第2取り付け工程により取り付けられた第2の振動計測装置に第2の接続線を取り付ける第2接続工程と、第1取り付け工程、第2取り付け工程、第1接続工程、第2接続工程を施した配管を地中に埋設し、第1の接続線および第2の接続線を所定の地上開放位置まで接続する埋設工程と、埋設工程により埋設される第1の振動計測装置の位置情報および第2の振動計測装置の位置情報を記録媒体に記録する記録工程と、を含んでもよい。
この場合、第1および第2の振動計測装置が、配管に設けられる。また、第1および第2の振動計測装置から第1および第2の接続線が接続される。そして、埋設工程により配管が埋設される。また、記録工程により位置情報が記録される。
その結果、記録された位置情報から、埋設された第1および第2の振動計測装置を選定し、選定された第1および第2の振動計測装置が計測した漏水音の位置を容易に推定することができる。また、配管が、樹脂管である場合、第1および第2の振動計測装置の間隔があまりに長過ぎると、従来の方法では、検知困難な場合がある。しかし、本発明では、容易に推定することができる。
(3)
第3の発明にかかる漏水検知システムの設置方法は、第2の発明にかかる漏水検知システムの設置方法において、第1取り付け工程は、配管に薄膜状の圧電素子を巻回する第1の巻回工程と、圧電素子に接続された第1の増幅器を取り付ける第1の増幅工程と、を含み、第2取り付け工程は、配管に薄膜状の圧電素子を巻回する第2の巻回工程と、圧電素子に接続された第2の増幅器を取り付ける第2の増幅工程と、を含んでもよい。
この場合、第1の取り付け工程により配管に薄膜状の圧電素子を巻回し、第2の取り付け工程により配管に薄膜状の圧電素子を巻回する。その結果、上下左右の配管の振動を全て検知することができる。さらに漏水によっておきる圧力変動による配管の拡径、縮径を検知することができるため、漏水を確実に推定することができる。
(4)
他の局面にかかる漏水検知システムは、地中に埋設された埋設配管と、配管に設けられるとともに地中に埋設される第1の振動計測装置と、配管に設けられるとともに地中に埋設される第2の振動計測装置と、第1の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続するとともに地中に埋設される第1の接続線と、第2の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続するとともに地中に埋設される第2の接続線と、第1の振動計測装置の位置情報および第2の振動計測装置の位置情報を記録する記録媒体と、を含むものである。
この場合、第1および第2の振動計測装置が、配管に設けられる。また、第1および第2の振動計測装置から第1および第2の接続線が接続される。そして、埋設工程により配管が埋設される。また、記録工程により位置情報が記録される。
その結果、記録された位置情報から、埋設された第1および第2の振動計測装置を選定し、選定された第1および第2の振動計測装置が計測した漏水音の位置を容易に推定することができる。また、配管が、樹脂管である場合、第1および第2の振動計測装置の間隔があまりに長過ぎると、従来の方法では、検知困難な場合がある。しかし、本発明では、容易に推定することができる。
(5)
第5の発明にかかる漏水検知システムは、他の局面に従う漏水検知システムにおいて、第1の振動計測装置および第2の振動計測装置は、圧電素子および増幅器より構成されてもよい。
この場合、第1の振動計測装置および第2の振動計測装置が、圧電素子および増幅器より構成されるので、容易に配管の漏水音を計測することができる。
特に、増幅器を圧電素子の近傍に配設させるので、圧電素子からの信号をノイズが発生する前に増幅することができる。
(6)
第6の発明にかかる漏水検知システムは、他の局面または第5の発明にかかる漏水検知システムにおいて、配管は、樹脂材料より構成されてもよい。
この場合、配管が樹脂からなっても、配管に直接振動計測装置200を設けているので、漏水音の振動を確実に検出することができる。
(7)
第7の発明にかかる漏水検知システムは、他の局面から第6の発明にかかる漏水検知システムにおいて、圧電素子は、高分子材料より構成されてもよい。
この場合、圧電素子は、高分子材料からなるので、容易に巻回することができる。
(8)
さらに他の局面に従う漏洩検知方法は、請求項4から7のいずれか1つに記載の漏水検知システムを用いたものである。
この場合、請求項4乃至7に係る漏水検知システムを用いることにより、漏洩検知位置を容易に推定することができる。
地中に埋設された漏水検知システムの一例を示す模式図である。 振動計測装置の一例を示す模式図である。 漏水検知システムの工程を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態にかかる漏水位置特定方法の一例を示すフローチャートである。 振動センサの周波数帯域における強度を示す模式図である。 振動センサの周波数帯域における強度を示す模式図である。 頻度処理化の一例を示すフローチャートである。 相互相関関数の一例を示す模式図である。 相互相関関数の一例を示す模式図である。 相互相関関数の一例を示す模式図である。 相互相関関数の一例を示す模式図である。 相互相関関数の一例を示す模式図である。 相互相関関数の一例を示す模式図である。 ステップS74の処理を説明する模式図である。 ステップS35の位置算出処理を行った結果の一例を示す模式図である。 図7の頻度処理化の他の例を示すフローチャートである。 ステップS74aの処理を説明する模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<埋設された漏水検知システム>
図1は、地中に埋設された漏水検知システム100の一例を示す模式図である。
図1に示すように、地中に漏水検知システム100が埋設されている。漏水検知システム100は、管網110に取り付けられた振動計測装置200、振動計測装置200に取り付けられた接続線300、およびパーソナルコンピュータ500を含む。
パーソナルコンピュータ500は、少なくとも電源、データロガー、アナログ―デジタル変換部(AD変換部)および後述する異常音位置の推定プログラムが内蔵されている。
本実施の形態における振動計測装置200は、第1の振動計測装置201、第2の振動計測装置202、および第3の振動計測装置203を含む。
第1の振動計測装置201は、ポイントAに設置され、第2の振動計測装置202は、ポイントBに設置され、第3の振動計測装置203は、ポイントCに設置される。
本実施の形態においては、第1の振動計測装置201、第2の振動計測装置202、第3の振動計測装置203を含むこととしているが、これに限定されず、第1から第nの振動計測装置(nは自然数)を含むことが望ましい。
また、図1に示すように、管網110には、一定間隔でハンドホール120が設けられている。ここで、ハンドホール120とは、ケーブル等の接続工事および接続部保護のために地中に埋設される地中箱のことを意味する。一般に図1に示すように、地上から地中の管網110まで接続されている。
<振動計測装置>
次いで、本実施の形態にかかる振動計測装置200について説明を行う。図2は、振動計測装置200の一例を示す模式図である。
図2に示すように、振動計測装置200は、増幅器230、および薄膜の圧電素子250を含む。薄膜の圧電素子250は、可撓性を有する高分子圧電材料であるポリフッ化ビニリデンの延伸フィルム(PVDFフィルム)からなり、かつ長尺形状からなる。
したがって、図2に示すように本実施の形態において、後述するように、振動計測装置200は、管網110に対して薄膜の圧電素子250を矢印Rの方向に巻回する。すなわち、矢印Rの方向とは、管網110を形成する配管の軸芯周りの周方向に沿った方向である。
また、薄膜の圧電素子250の端部に、増幅器230が設けられる。増幅器230には、接続線300が取り付けられる。
したがって、図1に示すように、接続線300の一端側は、振動計測装置200の増幅器230に接続され、接続線300の他端側は、管網110の壁面、およびハンドホール120内を介して地上のパーソナルコンピュータ500に接続される。
<配管に振動計測装置を取り付ける取り付け工程>
図3は、漏水検知システム100の工程を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、漏水検知システム100は、以下の工程により形成される。まず、地中に埋設された場合に管網110を形成する配管に対して、振動計測装置200を取り付ける(ステップS51)。
具体的には、図2に示したように、振動計測装置200の圧電素子250を配管に巻回する。
次に、図2に示す増幅器230に接続線300を配設する(ステップS52)。
次いで、図1に示すように、所定の間隔で、振動計測装置200を取り付けた配管を埋設する(ステップS53)。
続いて、図3に示すように、配管を地中に埋設する場合、振動計測装置200の位置情報をパーソナルコンピュータ500に記録する(ステップS54)。
また、配管を地中に埋設する場合、振動計測装置200の接続線300の端部をハンドホール120内を介してパーソナルコンピュータ500に接続する。
この場合、振動計測装置200にGPSを設けて、自動的に位置情報をパーソナルコンピュータ500に記録させてもよい。その結果、漏水検知システム100を形成することができる。
<漏水位置特定方法>
以下、当該漏水検知システム100を用いて漏水位置を推定するための手法について説明を行う。
パーソナルコンピュータ500は、接続線300から出力される電位差を振動波形として出力する。
なお、本実施の形態においては、接続線300を用いることとしているが、これに限定されず、パーソナルコンピュータ500との間で送受信可能な機能部を振動計測装置200に設けてもよい。
なお、本実施の形態においては、振動計測装置200の設置位置を予め記録しているため、接続線300と管路図とを照らし合わせて接続線300からの振動波形をパーソナルコンピュータ500に入力する。
<漏水位置特定方法のフローチャート>
続いて、漏水位置特定方法について具体例を示しつつ説明する。
本実施の形態にかかる漏水位置特定方法は、管網110の少なくとも2ヶ所(ポイントAおよびポイントB)に振動計測装置200を設置し、管網110の欠陥等によって発生する異常音または振動を振動計測装置200により検知する。
まず、本実施の形態では、各振動計測装置200に入力された波形のコヒーレンス関数を用いてフィルターを作成する。このフィルターを作成する際に、異常音発生位置の精度を高めるために後述する処理を行い、フィルターを作成し、当該フィルターを適用した後、相互相関関数から振動の伝達時間差Tdを求め、伝達時間差Tdと振動の伝搬速度Vとから異常音発生位置を特定する漏水位置特定方法である。
図1において、ポイントAの第1の振動計測装置201から距離Lの位置で流体の漏洩が発生したと仮定する。すなわち、距離Lの位置が異常音の発生位置(流体の漏洩位置)である。この場合、漏洩音は、ポイントBの第2の振動計測装置202に到達するまでにポイントAの第1の振動計測装置201の距離Lよりも距離にして距離Nだけ長い距離(L+N)を伝搬する。
したがって、ポイントAの第1の振動計測装置201およびポイントBの第2の振動計測装置202の距離をDと仮定した場合、漏洩音がポイントAの第1の振動計測装置201とポイントBの第2の振動計測装置202とに到着する伝達時間差Tdとすると、漏洩音の伝搬速度V、2つの第1の振動計測装置201および第2の振動計測装置202間の距離をDとして以下の式で求めることができる。
Td=N/V・・・(3)
また、
N=D−2L・・・(4)
で示すことができる。
式(4)を式(3)に代入することにより、
L=(D−V・Td)/2・・・(5)
と表すことができる。
以上のように距離Lを求めることができる。
続いて、本実施の形態にかかる漏水位置特定方法の具体例について説明する。図4は、本実施の形態にかかる漏水位置特定方法の一例を示すフローチャートである。
まず、図4に示すように、管網110のポイントAの第1の振動計測装置201から漏洩音の波形を取得する(ステップS11)。同様に、管網110のポイントBの第2の振動計測装置202から漏洩音の波形を取得する(ステップS21)。
次いで、ポイントAの第1の振動計測装置201から取得した漏洩音の波形をフーリエ変換処理(ステップS12)し、フーリエスペクトルAを取得する(ステップS13)。次いで、ポイントBの第2の振動計測装置202から取得した漏洩音の波形をフーリエ変換処理(ステップS22)し、フーリエスペクトルBを取得する(ステップS23)。
<フーリエ変換処理(ステップS12およびステップS22)>
フーリエ変換処理に際しては、ポイントAの第1の振動計測装置201およびポイントBの第2の振動計測装置202で得られた波形から、同時刻を始点とする一定時間(例えば、1秒間)の波形を取り出して、その波形をフーリエ変換処理する。フーリエスペクトルをX(f)とすると、X(f)は、下記の(6)式のように、複素関数として表現される。
X(f)=∫-∞ x(t)e-j2πftdt・・・(6)
式(6)は、下記の式(7)のように、実数部と虚数部とに分けて表現することが出来る。
X(f)=XR(f)+jX(f)=|X(f)|ejθ(f)・・・(7)
式(7)において、|X(f)|は、フーリエスペクトルの振幅を表し、θ(f)は、位相を表す。フーリエスペクトルの振幅|X(f)|は、下記(8)式で求めることができる。
|X(f)|=√{X(f)+X(f)}・・・(8)
ここで、図5および図6で示すように、振動計測装置200のそれぞれの周波数帯域に対する感度を取得することができる。ここで、図5および図6に示すように、振動計測装置200により取得された波形は、周波数250Hzの近辺において高い値を示していることが判る。
次いで、図4に示すように、これら2つのフーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBからクロススペクトルを算出する(ステップS31)。
ここで、クロススペクトルとは、フーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBの周波数成分を相互に掛け合わせた上で平均したものである。
このクロススペクトルが大きな値を示すことは、その周波数帯域においては、2つのスペクトルの周波数成分同士の相関が大きく、両者の周波数成分の大きさが大きいことを意味する。
ここで、X(f)をフーリエスペクトルの振幅|X(f)|で割ることにより、正規化し、この正規化したものをA(f)とすると、A(f)は、式(9)で求めることができる。
A(f)=X(f)/|x(f)|=ejθ(f)・・・(9)
続いて、図4に示すように、クロススペクトルをフーリエ逆変換する(ステップS32)ことにより相互相関関数(ステップS33)が求められる。
上記の相互相関をとることによって伝達時間差Tdを求めることができる。なお、本実施の形態においては、後述するように相互相関を用いて頻度処理化(ステップS34)を行い、頻度処理化により得られた相互相関を用いて伝達時間差Tdを算出し、異常音の位置算出処理(ステップS35)を行う。
<頻度処理化(ステップS34)>
次いで、ステップS34における頻度処理化について説明を行う。ステップS34における頻度処理化は、複数の相互相関関数のうちから一部の相互相関関数を選択または抽出するものである。
図7は、頻度処理化の一例を示すフローチャートである。また図8から図13は、相互相関関数の一例を示す模式図である。また、図14はステップS74の処理を説明する模式図である。
図8から図13において、縦軸は相関値を示し、横軸は伝達時間差Td(秒)を示す。また、図14に示す(1)〜(100)は、図8から図13までの相互相関関数を略記したものである。
図7に示すように、頻度処理化においては、相互相関関数を所定のスパン毎に分割する(ステップS71)。具体的に、図8から図13に示したように、相互相関関数の横軸(伝達時間差Td)を所定のスパンSPa,〜,SPhに区分する。
ここで、所定とは管種、管径、埋設時期などにより定義されるものであるが、最も多くの場合において用いられる場合は、距離換算で好ましくは0.5m以上10m以下、より好ましくは1m以上3m以下である。尚、各距離に相当する時間は管を伝わる振動の伝達速度から求めることができる。例えば、振動の伝達速度が400m/s管を、1mに相当するスパンで分割する場合、時間に換算すると0.0025s間隔である。この時、相互相関をスパン0.0025sで分割するとよい。
また、本実施の形態においては、所定のスパンを一定としているが、これに限定されず、任意のスパン幅に変化させてもよく、所定の可変変数を用いてもよい。
次に、図7に示すように、、分割した所定のスパン毎のうち、相関値が最大値または所定の相関値以上を有するスパンを特定スパンとして特定する(ステップS72)。
具体的に、図8に示したように、相互相関関数の最大値は、SPdであるため、特定スパンをSPdと特定する。
また、図8に示す相互相関関数において、所定の相関値以上を0.8以上であるとした場合、SPdおよびSPeが該当するため、特定スパンをSPdおよびSPeと特定する。なお、本実施の形態においては、所定の相関値を0.8以上であることとしたが、これに限定されず、任意の相関値であってもよい。
次いで、相互相関関数は、複数個あるため、他の相互相関関数についても同様のステップS72の処理を行う。具体的に、図9に示したように、相互相関関数の最大値を含むスパンは、SPdであるため、特定スパンをSPdと特定する。
また、図9に示す相互相関関数において、所定の相関値以上を0.8以上であるとした場合、SPcおよびSPdが該当するため、特定スパンをSPcおよびSPdと特定する。
続いて、図10に示したように、相互相関関数の最大値は、SPeであるため、特定スパンをSPeと特定する。
また、図10に示す相互相関関数において、所定の相関値以上を0.8以上であるとした場合、SPeおよびSPfが該当するため、特定スパンをSPeおよびSPfと特定する。
当該処理を繰り返し、図11に示したように、相互相関関数の最大値を含むスパンは、SPeであるため、特定スパンをSPeと特定する。
また、図11に示す相互相関関数において、所定の相関値以上を0.8以上であるとした場合、SPdおよびSPeが該当するため、特定スパンをSPdおよびSPeと特定する。
続いて、図12に示したように、相互相関関数の最大値を含むスパンは、SPgであるため、特定スパンをSPgと特定する。
また、図12に示す相互相関関数において、所定の相関値以上を0.8以上であるとした場合、SPc,SPd,SPfおよびSPgが該当するため、特定スパンをSPc,SPd,SPfおよびSPgと特定する。
次いで、具体的に、図13に示したように、相互相関関数の最大値を含むスパンは、SPeであるため、特定スパンをSPeと特定する。
また、図13に示す相互相関関数において、所定の相関値以上を0.8以上であるとした場合、SPeが該当するため、特定スパンをSPeと特定する。
このようにして、ステップS72の処理を実施する。
また、ステップS11,S21において、2回以上10000回以下の検知を行うことが好ましい。本実施の形態においては、100回の検知を行った。その結果、100個の相互相関関数が得られているため、100個の相互相関関数に対してステップS72の処理を行った。
以上のように、複数の相互相関関数を繰り返し、最大値または所定の相関値以上のスパンを特定スパンとして特定し、図7に示すように、特定スパンの頻度を算出する(ステップS73)。
例えば、各スパンSPa,〜,SPhにおける最大値の出現が、スパンSPaは0回、スパンSPbは2回、スパンSPcは10回、スパンSPdは15回、スパンSPeは12回、スパンSPfは3回、スパンSPgは2回、スパンSPhは0回であったとする。
なお、ステップS73の処理を最大値の出現回数として例示したが、これに限定されず、所定の相関値以上の各スパンSPa,〜,SPhの出現が、例えば、スパンSPaは0回、スパンSPbは2回、スパンSPcは20回、スパンSPdは35回、スパンSPeは22回、スパンSPfは14回、スパンSPgは2回、スパンSPhは0回であったとしてもよい。
続いて、図7に示すように、所定の回数以上の相互相関関数を選択し(ステップS74)、図14に示した選択された相互相関関数を平均化して、相互相関関数を再度算出し(ステップS75)、位置算出処理(ステップS35)に与える。
例えば、3回以上の他の任意の回数で規定した場合、出現回数が2回であるスパンSPgを最大値にもつ図12の相互相関関数は、除外される。すなわち、図14に示すように、図12の相互相関関数は、平均化に加えられない。
以上のように、2回以上の他の任意の回数で規定するため、外乱などが含まれた図12のような相互相関関数を除外し、外乱などを含まない相互相関関数を用いて位置算出を行うため、信頼性の高い位置算出を行うことができる。
図15は、ステップS35の位置算出処理を行った結果の一例を示す模式図である。
図15に示すように、検知レベル値18、検知レベル値5および検知レベル値4の三か所で、棒グラフ状に示された場合について説明する。ここで、検知レベル10以上は、漏水の可能性が大きい判定Aと仮定し、検知レベル10未満は、漏水の可能性がある判定Bと規定する。
この場合、検知レベル値18の判定Aの領域を有する箇所については、漏水がある可能性が高いため、修理のために穴を掘ることができ、検知レベル値4または検知レベル値5の判定Bの領域を有する箇所については、再度、検知を行ってもよい。
また、判定Bの領域を有する箇所においても、樹脂管または大口径の配管の場合には、漏水音が明確に生じないことがあるため、漏水の可能性が無いとは言えない。その結果、漏水の可能性があるため、穴を掘って確かめてもよい。
なお、上記の説明においては、検知レベル10以上か未満かで、判定Aおよび判定Bのいずれかに決定したが、判定レベルを3段階以上にしてもよく、検知レベルを、配管の種類、素材別、口径別で数値を任意に設定しても良い。
このように、本実施の形態においては、外乱を除去することができるため、信頼性の高い位置算出を行うことができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、主に第1の実施の形態と異なる点について説明を行う。
図16は、図7の頻度処理化の他の例を示すフローチャートであり、図17はステップS74aの処理を説明する模式図である。
また、図17に示す(1)〜(100)は、図8から図13までの相互相関関数を略記したものである。
図16に示すように、第2の実施の形態に係る頻度処理化は、ステップS71〜ステップS73およびステップS75の処理は第1の実施の形態と同一であり、異なる部分は、所定の回数以上の相互相関関数のスパン部分のみを選択(ステップS74a)する部分である。
具体的に、ステップS74aの処理について説明する。ステップS74aの処理では、所定の相関値が0.8以上を示すもののみを抽出する。例えば、図8の特定スパンSPd,SPeのみを抽出し、図9の特定スパンSPc,SPdのみを抽出し,図10の特定スパンSPe,SPfのみを抽出し、図11の特定スパンSPd,SPeのみを抽出し、図12の特定スパンSPc,SPd,SPfおよびSPgのみを抽出し、図13の特定スパンSPeのみを抽出する。
なお、図17においては、所定の相関値以上か否かにおいて処理を行ったが、最大値に基づいて処理を行ってもよい。
その結果、各スパンのうち、影響の高い特定スパンについて処理を行うことができるため、位置算出を明確に行うことができる。
以上のように、本実施の形態に係る漏水検知システム100においては、第1の振動計測装置201および第2の振動計測装置202の接続線300を用いて、容易に漏水位置を検出することができる。特に、管網110の配管が樹脂からなる場合であっても、確実に漏水位置を検出することができる。
また、振動計測装置200が予め管網110に取り付けられているので、確実に漏水を検出することができる。
また、振動計測装置200は、圧電素子250、および増幅器230により形成されるので、圧電素子250からの振動検出信号にノイズがのる前に増幅し、振動検出信号を明確にすることができる。すなわち、SN比を向上させることができる。
また、パーソナルコンピュータ500に振動計測装置200の位置情報を記録することができるので、接続線300とパーソナルコンピュータ500とを接続することで、確実に漏水位置を検出することができる。
なお、上記漏水位置特定方法については、各種の管網110に適用することができる。例えば、水道の配管からの漏水を検出する他、水道以外の各種配管内の漏水を検出する用途、または、工場内の薬液等の配管における薬液等の流体の漏洩を検出する用途などでも使用することができる。
本発明においては、管網110が「配管」に相当し、第1の振動計測装置201が「第1の振動計測装置」に相当し、第2の振動計測装置202が「第2の振動計測装置」に相当し、接続線300が「第1の接続線、第2の接続線」に相当し、パーソナルコンピュータ500が「記録媒体」に相当し、ステップS53の処理が「埋設工程」に相当し、ステップS54の処理が「記録工程」に相当し、ステップS51からS54の処理が「漏水検知システムの設置方法」に相当し、ステップS51の処理が「第1取り付け工程、第2取り付け工程」に相当し、ステップS52の処理が「第1接続工程、第2接続工程」に相当し、圧電素子250が「薄膜状の第1圧電素子、薄膜状の第2圧電素子」に相当し、ステップS51の処理が「第1の巻回工程、第2の巻回工程」に相当し、増幅器230が「第1の増幅器、第2の増幅器」に相当し、増幅器230による信号増幅が「第1の増幅工程、第2の増幅工程」に相当し、漏水検知システム100が「漏水検知システム」に相当し、ステップS11〜S13、ステップS21からS23、およびステップS31〜S35の処理が「漏洩検知方法」に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 漏水検知システム
110 管網
200 振動計測装置
230 増幅器
250 圧電素子
300 接続線
500 パーソナルコンピュータ

Claims (8)

  1. 配管と、前記配管に設けられる第1の振動計測装置と、前記配管に設けられる第2の振動計測装置と、前記第1の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続する第1の接続線と、前記第2の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続する第2の接続線と、を一体的に地中に埋設する埋設工程と、
    前記埋設工程により埋設される前記第1の振動計測装置の位置情報および前記第2の振動計測装置の位置情報を記録媒体に記録する記録工程と、を含む、漏水検知システムの設置方法。
  2. 配管に第1の振動計測装置を取り付ける第1取り付け工程と、
    前記配管に第2の振動計測装置を取り付ける第2取り付け工程と、
    前記第1取り付け工程により取り付けられた前記第1の振動計測装置に第1の接続線を取り付ける第1接続工程と、
    前記第2取り付け工程により取り付けられた前記第2の振動計測装置に第2の接続線を取り付ける第2接続工程と、
    前記第1取り付け工程、前記第2取り付け工程、前記第1接続工程、前記第2接続工程を施した前記配管を地中に埋設し、前記第1の接続線および前記第2の接続線を所定の地上開放位置まで接続する埋設工程と、
    前記埋設工程により埋設される前記第1の振動計測装置の位置情報および前記第2の振動計測装置の位置情報を記録媒体に記録する記録工程と、を含む、漏水検知システムの設置方法。
  3. 前記第1取り付け工程は、前記配管に薄膜状の第1圧電素子を巻回する第1の巻回工程と、
    前記第1圧電素子に接続された第1の増幅器を取り付ける第1の増幅工程と、を含み、
    前記第2取り付け工程は、前記配管に薄膜状の第2圧電素子を巻回する第2の巻回工程と、
    前記第2圧電素子に接続された第2の増幅器を取り付ける第2の増幅工程と、を含む、請求項2記載の漏水検知システムの設置方法。
  4. 地中に埋設された配管と、
    前記配管に設けられるとともに地中に埋設される第1の振動計測装置と、
    前記配管に設けられるとともに地中に埋設される第2の振動計測装置と、
    前記第1の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続するとともに地中に埋設される第1の接続線と、
    前記第2の振動計測装置から所定の地上開放位置まで接続するとともに地中に埋設される第2の接続線と、
    前記第1の振動計測装置の位置情報および前記第2の振動計測装置の位置情報を記録する記録媒体と、を含む、漏水検知システム。
  5. 前記第1の振動計測装置および前記第2の振動計測装置は、圧電素子および増幅器より構成される、請求項4記載の漏水検知システム。
  6. 前記配管は、樹脂材料より構成される、請求項4または5記載の漏水検知システム。
  7. 前記圧電素子は、高分子材料より構成される、請求項4から6のいずれか1項に記載の漏水検知システム。
  8. 請求項4から7のいずれか1つに記載の漏水検知システムを用いた、埋設配管の漏洩検知を行う漏洩検知方法。
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