JP2016509959A - タンデムホットワイヤシステム - Google Patents

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Abstract

システム(100)及び方法が提供される。システムは、第1の溶接電流を出力する第1の電源(130)を含む。第1の電源(130)は、トーチ(120)を介して第1の溶接電流を第1のワイヤ(140)に提供して、第1のワイヤ(140)とワークピース(115)との間にアークを創り出す。システム(100)は、第1のワイヤをトーチ(120)に送る第1のワイヤフィーダ(150)や、第2のワイヤ(145)をコンタクトチューブ(125)に送る第2のワイヤフィーダ(155)も含む。システムは、第1の動作モードの間に加熱電流を出力し且つ第2の動作モードの間に第2の溶接電流を出力する第2の電源(135)を更に含む。システムは、第2の電源を第1の動作モードから第2の動作モードに切り替えて第2の追従アークを創り出すコントローラ(195)も含む。

Description

本発明のシステム及び方法は、溶接及び接合に関し、より具体的には、タンデムホットワイヤシステムに関する。
溶接における進歩が起こったので、溶接処理量に対する要求が増大した。このため、溶接作業の速度を増大させるよう、多数の溶接電源を用いるシステムを含む様々なシステムが開発されており、多数の溶接電源を用いるシステムでは、1つの電源を用いて消耗電極中にアークを創り出して溶接パッドルを形成し、第2の電源を用いて同じ溶接作業中に溶接ワイヤを加熱する。これらのシステムは、溶接作業の速度又は溶着速度を増大させ得るが、それらの電源は、プロセス、例えば、溶接、接合、クラッディング、ビルドアップ、鑞接等を最適化するために熱入力を変更する能力及び機能において制約される。よって、改良されたシステムが望まれる。
タンデムホットワイヤシステムを用いる溶接作業を向上させるために、本発明は請求項1に従った溶接システム及び請求項2に従った溶接方法を提案する。更なる実施態様を従属項から及び/又は本記載から及び/又は図面から得てもよい。本発明の例示的な実施態様は、プロセス、例えば、溶接、接合、クラッディング、ビルドアップ、鑞接等を最適化するために、少なくとも1つの電源の電流波形を変更させて所望の熱入力を達成する。幾つかの実施態様において、システムは、第1のアーク溶接電流を出力する第1の電源を含む。第1の電源は、トーチを介して第1のワイヤに第1のアーク溶接電流をもたらして、第1のワイヤとワークピースとの間にアークを創り出す。システムは、第1のワイヤをトーチに送る第1のワイヤフィーダや、第2のワイヤをコンタクトチューブに送る第2のワイヤフィーダも含む。システムは、更に、第1の動作モードの間に加熱電流を出力し且つ第2の動作モードの間に第2のアーク溶接電流を出力する第2の電源を含む。第2の電源は、コンタクトチューブを介して加熱電流又は第2のアーク溶接電流を第2のワイヤにもたらす。システムは、コントローラも含み、コントローラは、第2の電源内で第1の動作モードを開始して第2のワイヤを所望の温度まで加熱し、第2の電源を第1の動作モードから第2の動作モードに切り替えて第2の(追従)アークを創り出す。追従アークは、第1の動作モードによってもたらされる熱入力と比べて増大された熱入力を溶融パッドルにもたらす。
幾つかの実施態様において、システムは、第1の動作モードの間に第1のアーク溶接電流を出力し且つ第2の動作モードの間に第1の加熱電流を出力する第1の電源を含む。第1の電源は、第1のコンタクトチューブを介して第1のアーク溶接電流又は第1の加熱電流を第1のワイヤにもたらす。システムは、第1のワイヤを第1のコンタクトチューブに送る第1のワイヤフィーダや、第2のワイヤを第2のコンタクトチューブに送る第2のワイヤフィーダも含む。システムは、更に、第1の動作モードの間に第2の加熱電流を出力し且つ第2の動作モードの間に第2のアーク溶接電流を出力する第2の電源を含む。第2の電源は、第2のコンタクトチューブを介して第2の加熱電流又は第2のアーク溶接電流を第2のワイヤにもたらす。システムは、進行機構(travel mechanism)も含み、進行機構は、第1の方向における移動の間に、第1のワイヤがワークピースに対して第2のワイヤに先導し、第2の方向における移動の間に、第1のワイヤがワークピースに対して第2のワイヤに追従するよう、ワークピースと第1のワイヤ及び第2のワイヤとの間の相対的な移動をもたらす。システムは、コントローラを更に含み、コントローラは、第1の方向の間に第1の動作モードを開始し、進行機構が第1の方向から第2の方向に切り替わるときに第2の動作モードに自動的に切り替わる。第1の動作モードの間に、第1のアーク溶接電流は第1のワイヤとワークピースとの間にアークを創り出し、第2のワイヤは第2の加熱電流によって所望の温度まで加熱される。第2の動作モードの間に、第2のアーク溶接電流は第2のワイヤとワークピースとの間にアークを創り出し、第1のワイヤは第1の加熱電流によって所望の温度まで加熱される。所望の第1の温度が第1のワイヤの融解温度又はその付近にあるのが特に好ましく、所望の第2の温度は第2のワイヤの融解温度又はその付近にあり、且つ/或いは、進行機構は、その各パスの完了時に、第1の方向と第2の方向との間を切り替え、且つ/或いは、パスは接合又はクラッディング作業であり、且つ/或いは、第1の溶接電流は、パルススプレー移行プロセス、表面張力移行プロセス、又は短絡収縮溶接プロセスに対応する溶接電流であり、第2の溶接電流は、パルススプレー移行プロセス、表面張力移行プロセス、又は短絡収縮溶接プロセスに対応する溶接電流であり、且つ/或いは、コントローラは、熱入力を制御するために、パルススプレー移行プロセス、表面張力移行プロセス、及び短絡収縮溶接プロセスのいずれかの間で、第1の溶接電流又は第2の溶接電流を切り替え、且つ/或いは、第2の電源は、第1の動作モードの間に第2の加熱電流を出力することから溶接電流を出力することに切り替わり、或いは第1の電源は、第2の動作モードの間に第1の加熱電流を出力することから溶接電流を出力することに切り替わって、ワークピースの特定の領域に追加的な熱入力を加え、且つ/或いは、それらの領域は、継手の側壁、クラッディング層の縁、及び溶接層の縁のうちの少なくとも1つを含み、且つ/或いは、コントローラは、単一のアーク/ホットワイヤプロセスからタンデムアークプロセスに切り替わり、第1の動作モードの間に、第1の溶接電流及び第2の加熱電流は同期され、第2の加熱電流は第1の溶接電流から第1の所望の位相角だけシフトされ、第2の動作モードの間に、第2の溶接電流及び第1の加熱電流は同期され、第1の加熱電流は第2の溶接電流から第2の所望の位相角だけシフトされる。
請求する発明のこれらの及び他の構造(features)、並びにそれらの例示される実施態様の詳細は、以下の記載及び図面からより十分に理解されるであろう。
本発明の上の及び/又は他の特徴(aspects)は、添付の図面を参照して本発明の例示的な実施態様を詳細に記載することによってより明らかになるであろう。
本発明に従った溶接システムの例示的な実施態様を示す概略図である。
図1の溶接システムのトーチの周りの領域を示す拡大図である。
図1の溶接システムにおいて用い得る例示的な溶接及びホットワイヤ波形を示す図である。 図1の溶接システムにおいて用い得る例示的な溶接及びホットワイヤ波形を示す図である。 図1の溶接システムにおいて用い得る例示的な溶接及びホットワイヤ波形を示す図である。 図1の溶接システムにおいて用い得る例示的な溶接及びホットワイヤ波形を示す図である。
図1の溶接システムにおいて用い得る例示的な溶接及びホットワイヤ波形を示す図である。
図1の溶接システムによって行い得る例示的な適用を示す図である。 図1の溶接システムによって行い得る例示的な適用を示す図である。
図1の溶接システム中のコントローラによって実行し得る例示的なプログラムを示すブロック図である。
図1の溶接システムによって行い得る例示的な適用を示す図である。
図1の溶接システム中のコントローラによって実行し得る例示的なプログラムを示すブロック図である。
添付の図面を参照して本発明の例示的な実施態様を今や以下に記載する。記載する例示的な実施態様は本発明の理解を助けることを意図し、本発明の範囲を限定することを如何様にも意図しない。例示的な実施態様を通じて、同等の番号は同等の要素を指している。
この例示的な実施態様が図1に示されており、図1は、システム100を示している。システム100は、第1のシステム102がGMAWシステムとして構成され、第2のシステム104がホットワイヤとして構成される、初期的なタンデム構成(configuration)を例示している。以下に詳細に説明するように、本発明の幾つかの実施態様において、これらのシステムの一方又は両方、及びそれらの中の機器を、ホットワイヤプロセスとアーク溶接プロセスとの間で所望に切り替え得る。例えば、幾つかの実施態様において、電源130/135は、アーク溶接電源及びホットワイヤ電源の両方として機能し得る。しかしながら、明瞭性のために、これらのシステム及びそれらの中の機器の機能を、例示的な初期的構成において記載する。GMAWであり得るシステム102は、電源130と、ワイヤフィーダ150と、トーチユニット120とを含み、トーチユニット120は、溶接電極140用のコンタクトチューブ122を含む。電源130は、溶接電極140とワークピース115(作業片)との間にアーク110を創り出す溶接波形をもたらす。溶接電極140は、コンタクトチューブ122を介して、ワイヤフィーダ150によるアーク110によって創り出される、溶融パッドル112に給送される。溶融パッドル112を創り出すことに加えて、アーク110は溶接ワイヤ140の溶滴を溶融パッドル112に移行させる(transfer)。ここに記載する種類のMGAW溶接システムの動作は当業者に周知であり、ここにおいて詳細に記載する必要はない。GMAWシステムを接合/溶接用途について描写する例示的な実施態様に関して示し且つ議論するが、本発明の例示的な実施態様を、接合/溶接、クラッディング、ビルドアップ、鑞接、これらの組み合わせ等を含む用途において、FCAW、MCAW、及びSAWシステムと共に用い得ることも留意されなければならない。図1に示していないのは、既知の方法に従って用い得るシールディングガスシステム(shielding gas system)又はサブアークフラックスシステム(sub arc flux system)である。
ホットワイヤシステム104は、トーチユニット120内に含められるコンタクトチューブ125を介して溶接パッドル112にワイヤ145を送るワイヤフィーダ155を含む。ホットワイヤシステム104は、ワイヤ145が溶融パッドル112に入る前にコンタクトチューブ125を介してワイヤ145を抵抗加熱する電源135も含む。電源135は、ワイヤ145を所望の温度、例えば、ワイヤ145の融解温度又は融解温度付近まで加熱する。よって、ホットワイヤシステム104は、追加的なコンシューマブルを溶融パッドル112に加える。システム100は、ロボット190に動作的に接続される動作コントローラ180を含む運動制御サブシステムも含み得る。動作コントローラ180は、ロボット190の動きを制御する。(コンタクトチューブ122及び125を備える)トーチユニット120がワークピース115に沿って効果的に進行する(travel)よう、ロボット190はワークピース115に動作的に接続されて(例えば機械的に固定されて)ワークピース115を方向111に移動させる。ワークピース115の代わりにトーチユニット120を移動させ得るようにシステム100を構成し得るのは勿論である。
一般的に知られているように、GMAWのようなアーク生成システムは、高いレベルの電流を用いて、前進する溶接コンシューマブル140とワークピース115上の溶融パッドル112との間にアーク110を生成する。これを達成するために、多くの異なるアーク溶接電流波形、例えば、定電流、パルス電流等のような電流波形を利用し得る。
図2は、本発明の例示的な溶接作業の近接図を描写している。図面に見ることができるように、コンタクトチューブ122及び125は、(GMAW/MIGトーチであり得る)トーチユニット120内に統合される。プロセス中のコンシューマブル間の電流移転を防止するために、コンタクトチューブ122はトーチユニット120内でコンタクトチューブ125から電気的に隔離される。コンタクトチューブ122は、一般的に知られているように、アーク110の使用を通じてコンシューマブル140を溶融パッドル112(即ち、溶接パッドル)に給送する。更に、ホットワイヤコンシューマブル145が、コンタクトチューブ125を介して、ワイヤフィーダ155によって溶融パッドル112に給送される。コンタクトチューブ122/125を単一の統合ユニットとして示しているが、これらの構成部品は別個であり得ることが留意されるべきである。
図1に例示するように、感知及び電流コントローラ195を用いて電源130及び135の動作を制御して、それぞれの電流を制御し/同期させる。加えて、感知及び電流コントローラ195を用いてワイヤフィーダ150及び155も制御し得る。図1において、感知及び電流コントローラ195は、電源130及び135の外部に示されているが、幾つかの実施態様において、感知及び電流コントローラ195は、溶接電源130及び135のうちの少なくとも一方の内部に或いはワイヤフィーダ150及び155のうちの少なくとも一方の内部にあり得る。例えば、電源130及び135のうちの少なくとも一方は、他の電源及びワイヤフィーダの動作を制御するマスタであり得る。動作中、(任意の種類のCPU、溶接コントローラ、又は同等物であり得る)感知及び電流コントローラ195は、溶接電源130及び135並びにワイヤフィーダ150及び155の出力を制御し得る。これを数多くの方法において達成し得る。例えば、感知及び電流コントローラ195は、電源からの実時間フィードバックデータ、例えば、アーク電圧V、溶接電流I、加熱電流I、感知電圧V等を用いて、それぞれの電源からの溶接波形及び加熱電流波形が正しく同期させられるのを保証し得る。更に、感知及び電流コントローラ195は、ワイヤフィーダ150及び155からの実時間フィードバックデータ、例えば、ワイヤ送り速度等を制御し且つ受け取り得る。代替的に、電源の一方を用いて他方の出力を制御する場合には、マスタ−スレーブ関係を利用することもできる。
電源の出力電流が安定的な動作のために同期させられるよう電源を制御する状態表又はアルゴリズムの使用を含む数多くの方法論によって、電源及びワイヤフィーダの制御を達成し得る。例えば、感知及び電流コントローラ195は、並列状態ベースコントローラ(parallel state-based controller)を含み得る。並列状態ベースコントローラは、ここに参照としてその全文を援用する米国特許出願第13/534,119号及び13/438,703号において議論されている。従って、並列状態ベースコントローラを詳細には更に議論しない。
図3A−Cは、電源130及び135からそれぞれ出力し得る溶接電流及びホットワイヤ電流についての例示的な電流波形を描写している。図3Aは、アーク110を介したワイヤ140からパッドル112への溶滴の移行(transfer)に役立つよう電流パルス202を用いる、例示的なアーク溶接波形201(例えばGMAW波形)を描写している。図示のアーク溶接波形は例示的であり且つ代表的であり、限定的であることを意図しないのは勿論であり、例えば、アーク溶接電流波形は、パルス化スプレー移行(pulsed spray transfer)、パルス溶接(pulse welding)、短絡アーク移行(short arc transfer)、表面張力移行(surface tension transfer)(STT)溶接、短絡収縮溶接(shorted retract welding)等のために用いられるものであり得る。ホットワイヤ電源135は、上で概ね記載した抵抗加熱を通じてワイヤ145を加熱する一連のパルス204も有する電流波形203を出力する。電流パルス202及び204は、それらのそれぞれのパルス202及び204よりも低い電流レベルのバックグラウンドレベル210及び211によってそれぞれ分離される。前に概ね記載したように、波形203を用いてワイヤ145を所望の温度まで、例えば、その融解温度又は融解温度付近まで加熱し、パルス204及びバックグラウンドを用いて、抵抗加熱を通じてワイヤ145を加熱する。図3Aに示すように、それぞれの電流波形からのパルス202及び204は、それらが互いに同相にあるように同期させられる。この例示的な実施態様において、電流波形は、電流パルス202/204が類似の又は同じ周波数を有し且つ図示のように互いに同相にあるように制御される。上で議論したように、パルス202及び204を同時に、即ち、同相にパルス化することの効果は、アーク110をワイヤ145に向かって引っ張り、更に、溶接パッドル112の上に引っ張ることである。驚くべきことに、同相の波形を有することは、アーク110が波形203によって生成される加熱電流によって有意に干渉されない安定的な一貫した動作をもたらすことが分かった。
図3Bは、本発明の他の例示的な実施態様からの波形を描写している。この実施態様において、加熱電流波形205は、パルス206が一定の位相角Θだけパルス202と位相が外れるように制御され/同期させられる。そのような実施態様において、位相角はプロセスの安定的な動作を保証するように並びにアークが安定的な状態に維持されることを保証するように選択される。本発明の例示的な実施態様において、位相角Θは30〜90度の範囲内にある。他の例示的な実施態様において、位相角は0度である。安定的な動作を得るために他の位相角を利用し得ることは勿論であり、他の位相角は90〜270度の範囲内にあり得るが、他の例示的な実施態様において、位相角は0〜180度の範囲内にある。
図3Cは、位相角Θが溶接パルス202と約180度であり且つ波形201のバックグラウンド部分210の間にだけ起こるよう、ホットワイヤパルス208が位相外にあるように、ホットワイヤ電流207がアーク溶接波形201と同期させられる、本発明の他の例示的な実施態様を描写している。この実施態様において、それぞれの電流は同時にピークにならない。即ち、波形207の波形208は、波形201のそれぞれのバックグラウンド部分210の間に開始し且つ終了する。
図4は、本発明の電流波形の他の例示的な実施態様を描写している。この実施態様において、ホットワイヤ電流403は、溶接電流401(例えば、GMAWシステム)と同期させられるAC電流である。この実施態様において、加熱電流の正パルス404は、電流401のパルス402と同期させられるのに対し、加熱電流403の負パルス405は、アーク溶接電流のバックグラウンド部分406と同期させられる。他の実施態様では、正パルス404がバックグラウンド406と同期させられ、負パルス405がパルス402と同期させられるという点で、同期が反対であり得るのは勿論である。他の実施態様では、パルス化溶接電流とホットワイヤ電流との間に位相角がある。AC波形を利用することによって、交流(よって、交番磁界)を用いてアーク110を安定化するのに役立ち得る。本発明の精神又は範囲から逸脱せずに他の実施態様を利用し得るのは勿論である。
本発明の幾つかの実施態様において、アーク溶接電流は、一定の又はほぼ一定の電流波形であり得る。そのような実施態様では、交流加熱電流を用いてアークの安定性を維持し得る。その安定性は加熱電流403からの一定に変化する磁界によって達成される。図3A−3C及び4はDC溶接波形のような例示的な波形を描写しているが、パルス波形はACでもあり得るので、本発明はこの点において限定されない。ここに参照としてその全文を援用する同時係属中の米国特許出願第13/547,649号中にタンデムホットワイヤ溶接に関する追加的な情報及びシステムを見出し得る。
本発明の幾つかの例示的な実施態様において、溶接パルス及びホットワイヤパルスのパルス幅は同じである。しかしながら、他の実施態様では、それぞれのパルス幅は異なり得る。例えば、ホットワイヤパルス波形と共にGMAWパルス波形を用いるとき、GMAWパルス幅は、1.5〜2.5ミリ秒の範囲内にあり、ホットワイヤパルス幅は、1.8〜3ミリ秒の範囲内にあり、ホットワイヤパルス幅は、GMAWパルス幅よりも大きい。
例示的な実施態様における加熱電流はパルス化電流として示しているが、幾つかの例示的な実施態様に関して、加熱電流は定電力であり得る。ホットワイヤ電流もパルス化加熱電力、定電圧、傾斜出力、及び/又はジュール/時間ベース出力であり得る。
以下に説明するように、両方の電流がパルス化電流である限りにおいて、安定的な動作を保証するために、それらは同期させられなければならない。同期信号の使用を含めて、これを達成するために用い得る多くの方法がある。(例えば電源135/130又はそのいずれかに統合し得る)感知及び電流コントローラ195は、例えば、第1の電源において同期信号を設定してパルス化アークピークが開始させ得るし、第2の電源におけるホットワイヤパルスピーク(及び/又は幾つかの実施態様における第2のアークパルス)のための所望の開始時間も設定し得る。上で説明したように、幾つかの実施態様では、パルスを同時に開始するよう同期させられるのに対し、他の実施態様では、同期信号は、第1の電源のアークパルスピークの後の幾らかの持続時間で、ホットワイヤ電流(及び/又は第2のアークパルス)のためのパルスピークの開始を設定し得る−その持続時間は、動作のための所望の位相角を得るのに十分である。
上で議論した実施態様において、アーク110は進行方向に対して先頭に位置付けられる。これは図1及び2の各々に示されている。これはアーク110を用いてワークピース115内への所望の浸透を達成するからである。即ち、アーク110を用いて溶融パッドル112を創り出してワークピース内の所望の浸透を達成する。次に、第1のアークプロセスの後に続くのは、ホットワイヤプロセス(及び/又は第2のアークプロセス)である。ホットワイヤプロセスの追加は、少なくとも2つのアークを用いる従来的なタンデムMIGプロセスにおけるような他の溶接アークの追加的な熱入力を伴わずに、より多くのコンシューマブル145をパッドル112に加える。しかしながら、幾つかの実施態様では、ワイヤ145からの限定的な時間期間のために、第2のアークプロセスが望ましくあり得る。いずれの構成(configuration)を用いても、本発明の実施態様は既知のタンデム溶接法よりも相当に少ない熱入力で有意な溶着速度を達成し得る。
図2に示すように、ホットワイヤ145はアーク110と同じ溶接パッドル112内に挿入されるが、距離Dだけアークに後れを取る。幾つかの実施態様において、この距離は5〜20mmの範囲内にあり、他の実施態様において、この距離は5〜10mmの範囲内にある。ワイヤ145が先導するアーク110によって創り出されるのと同じ溶融パッドル112内に送られる限り、他の距離を用い得るのは勿論である。しかしながら、ワイヤ140及び145は、同じ溶融パッドル112内に溶着されるべきであり、距離Dは、ワイヤ145(又は幾つかの実施態様におけるような第2のアーク)を加熱するために用いられる加熱電流によるアーク110との最小の有害な磁気干渉があるような距離であるべきである。一般的には、アーク110及びワイヤ145が集合的に向けられるパッドル112の大きさは、溶接速度、アークパラメータ、ワイヤ145への総電力、材料種類等に依存し、それらはワイヤ140及び145の間の所望の距離を決定する要因でもある。
上で述べたように、少なくとも2つのコンシューマブル140/145が同じパッドル内で用いられるので、極めて高い溶着速度を達成することができ、殆どの溶接動作モード中の比較可能なタンデムシステムに基づく最大35%までの熱入力の減少を伴う。これはワークピース内への極めて高い熱入力を有する全時間タンデムMIG溶接システムに対して有意な利点をもたらす。例えば、本発明の実施態様は、単一のアークの熱入力で少なくとも23lb/hr(10.43kg/hr)の溶着速度を容易に達成し得る。他の例示的な実施態様は、少なくとも35lb/hr(15.88kg/hr)の溶着速度を有する。
本発明の例示的な実施態様では、ワイヤ140及び145が同じ組成、直径等を有する点において、ワイヤ140及び145の各々は同じである。しかしながら、他の例示的な実施態様において、それらのワイヤは異なり得る。例えば、それらのワイヤは、特定の動作に望ましい異なる直径、ワイヤ送り速度、及び組成を有し得る。例示的な実施態様において、先導ワイヤ140のためのワイヤ送り速度は、ホットワイヤ145のためのワイヤ送り速度よりも高い。例えば、先導ワイヤ140は450ipm(1143cm/min)のワイヤ送り速度を有し得るのに対し、追従ワイヤ145は400ipm(1016cm/min)のワイヤ送り速度を有する。更に、それらのワイヤは異なる大きさ及び組成を有し得る。
本発明の幾つかの例示的な実施態様では、アーク110及びホットワイヤ145(又はワイヤ145からの第2のアーク)の組み合わせを用いて、遂行されるべき特定の動作の要件及び制約と整合して溶着物への熱入力を均衡させ得る。例えば、アーク(又は複数のアーク)からの熱がワークピースとホットワイヤ145とを接合させるのに必要とされる浸透を得るのに役立つ接合用途のために、先導アーク110(又は必要に応じて用いられるワイヤ145からの第2のアーク)からの熱を増大させることができ、アークモードにおいて用いられないときには、先導アークからの熱を主として継手の充填のために用いる。クラッディング又はビルドアッププロセスでは、ホットワイヤワイヤ送り速度を増大させて持続時間を最小限化し且つビルドアップを増大させ得る。
更に、異なるワイヤの化学的性質を用い得るので、従来的には2つの別個のパス(通過)(pass)によって達成される異なる層を有する溶接継手を創り出し得る。先導ワイヤ140は、従来的な第1のパスのために必要とされる所要の化学的性質を有し得るのに対し、追従ワイヤ145は、従来的な第2のパスのために必要とされる化学的性質を有し得る。更に、幾つかの実施態様において、ワイヤ140/145の少なくとも1つは、有芯ワイヤであり得る。例えば、ホットワイヤ145は、所望の材料を溶接パッドル内に蒸着する粉末コアを有する有芯ワイヤであり得る。
上の実施態様において、システム102及びその構成部品、例えば、電源130は、アーク溶接システムとして記載され、システム104及びその構成部品、例えば、電源135は、主としてホットワイヤシステムとして記載されている。しかしながら、一部の実施態様では、これらのシステムの機能を切り替え得る。即ち、システム104はアーク溶接システムとして機能し、システム102はホットワイヤシステムとして機能し得る。そのようなシステムにおいて、ここにおけるシステム102の記載は、それがアーク溶接システムに関するときには、システム104が溶接モードにあるときのシステム104に適用可能であり、ここにおけるシステム104の記載は、それがホットワイヤシステムに関するときには、システム102がホットワイヤモードにあるときのシステム102に適用可能である。
上で議論したように、ホットワイヤ/GMAWタンデムプロセスは、全時間タンデムGMAW動作と等しい蒸着速度を可能にするが、単一のアークプロセスの熱入力により近い熱入力を伴う。より低い熱入力の故に、ホットワイヤ/GMAWタンデムプロセスは、低浸透プロセスである。しばしば、低浸透プロセスが基板内の以前のパス又は他の突起と接するとき、溶接金属は継手を架橋し、それは空洞を残す。これを避けるために、継手領域への熱入力を増大させるよう、懸念の継手領域の上にトーチを保持し得る。しかしながら、これはプロセス、例えば、接合、クラッディング等を行うのに必要とされる時間を増大させ、それは非効率的である。
本発明の例示的な実施態様において、浸透の増大は、ホットワイヤ操作を行う電源からの熱入力を増大させることによって、「飛行中」(“on the fly”)に行われる。図1の例示的な実施態様において、システム100の電源135は、加熱電流波形をワイヤ145に出力し、例えば、加熱電流波形は、上で議論した波形203、205、207若しくは403、又は他の波形であり得る。トーチユニット120が、アーク110とホットワイヤ145との組み合わせによってもたらされる熱入力よりも高い熱入力を必要とする領域の上を進行するとき、感知及び電流コントローラ195(又は他のデバイス)は、電源135の動作を、ワイヤ145を加熱する動作からアーク溶接動作に切り替え得る、即ち、電源135の出力を加熱電流からアーク溶接電流に切り替えることによって第2のアークを加える。例えば、アーク溶接電流は、パルススプレー移行のような高い熱入力プロセス、又は短絡アーク移行、表面張力移行(STT)溶接若しくは短絡収縮溶接等のような比較的より低い熱入力プロセスであり得る。短絡アークプロセス(短絡アーク移行、STT、短絡収縮溶接)は、パルススプレープロセスに比べてより低い熱入力であるが、短絡アークプロセスは、依然として、ホットワイヤプロセスよりも大きい熱入力をもたらすことが留意されるべきである。加えて(或いは代替的に)、ワイヤ送り速度を増大させて熱入力を集中させ得る。
「飛行中」に加熱電流からアーク溶接電流に変わることによって、本発明の例示的な実施態様においてプロセス(例えば、クラッディング、接合等)は減速されない。コントローラ195が必要に応じて電源の機能を加熱動作からアーク溶接動作に自動的に切り替え得るよう、前もってコントローラ195への入力前に追加的な熱入力を必要とする接合又はクラッディング領域を特定し得る。例えば、図5Aは、ワークピース115A及び115Bによって創り出される溶接継手510を例示している。システム100は、トーチユニット120が溶接継手510に沿って進行するに応じて(矢印を参照)、トーチユニット120が溶接継手510の1つの側壁515Aから他の側壁515BにパターンPを編むように構成される(I、II及びIIIを参照)。当該技術分野において既知であるような機械的オシレータ(図示せず)又はロボット190(図1を参照)によって編み行為Pを行い得る。
この例示的な実施態様では、図5Bに例示するように、溶接継手510は、側壁515A,515Bとの適切な融合のために、側壁515A,515Bで高い熱入力を必要とする。しかしながら、トーチユニット120が側壁から離れる方向に移動するや否や、ホットワイヤ/GMAWタンデムによってもたらされる熱入力は、適切な溶接のために十分である。よって、システム100は、トーチユニット120が側壁515A,515Bから離れる方向に移動するときに、電源135がワイヤ145に加熱電流を出力し、トーチユニット120が側壁515A,515Bにあるときに、電源がアーク溶接電流を出力するように構成される。電源135がアーク溶接電流を出力するとき、電源135のアーク溶接電流がワイヤ145とワークピース115A,115Bとの間に第2アークを創り出すので、トーチユニット120は2つのアークを出力する。本発明の幾つかの実施態様において、トーチユニット120は、側壁515A,515Bで適切な融合があるのを保証するために、所定の持続時間に亘って側壁515A,515Bに留まる。持続時間は、例えば、所定の溶接時間t又は溶接波形の所定の溶接サイクル計数c、例えば、ピークパルス計数に基づき得る。
溶接電流からの/への電源135の切替えが適切な時に、即ち、トーチユニット120が側壁515A,515Bにある時に起こるよう、感知及び電流コントローラ195、ロボット190、及び/又は機械的オシレータを事前構成し得る。例えば、幾つかの実施態様では、編みパターンP(又は溶接継手510寸法)のタイミングを機械的オシレータ又はロボット190内で事前構成し得るし、トーチユニット120が側壁515A,515Bにある時が編みパターンに基づき分かるよう、システム100をキャリブレート(較正)し得る。次に、機械的オシレータ又はロボット190は、感知及び電流コントローラ195が適切な行為を取り得るよう、トーチユニット120が側壁515A,515Bにある(或いは側壁515A,515Bから離れている)という信号を感知及び電流コントローラ195に送信し得る。幾つかの実施態様では、ロボット190又は機械的オシレータからの信号よりもむしろ、所定の時間t又はサイクル計数cに亘る溶接電流への切替え前に、加熱電流が所定の加熱時間期間t(又は所定の加熱電流サイクル数c、例えば、ピークパルスの数)に亘って出力されるよう、感知及び電流コントローラ195を設定し得る。次に、コントローラ195のタイミングは、ロボット190又は機械的オシレータからの編みパターンと同期させられる。更に他の実施態様では、例えば、アーク電圧V1又は何らかの他のフィードバック入力を用いることによって側壁515A,515Bを感知するように、コントローラ195を構成し得る。
図6は、電源135の出力を制御して溶接プロセス602と加熱プロセス604との間の切替えを行うよう、感知及び電流コントローラ195(又は何らかの他のデバイス)によって実施し得る例示的なプログラム600を例示している。プロセスを開始するに先立ち、コントローラ195が適切なプロセス602又は604でプログラム600を処理し始め得るよう、初期的な設定(configuration)がコントローラ195に入力される。例えば、側壁515A,515Bに位置付けられるトーチユニット120で処理を開始するようにコントローラ195を構成し得る。溶接継手510内の他の位置にあるトーチユニット120でプロセスを開始し得るのは勿論である。トーチユニット120が側壁にあるときには、この目的のための適切な熱入力を得るために、電源135はアーク溶接電流信号を出力する必要がある。トーチユニット120の位置は、例えば、ロボット190及び/又は機械的オシレータ又は何らかの他のデバイスから受信する信号から、進行位置プロセス606によって監視される。トーチユニット120が側壁にあるならば、進行位置プロセス606は、アーク溶接プロセス602(ステップ603Aを参照)を開始し且つ加熱プロセス604(ステップ605Bを参照)を停止する信号を送信するステップ607を開始する。アーク溶接プロセス602が開始するや否や、コントローラ195はステップ610に進み、同期パルスを確認し、同期パルスは、電源130がアーク溶接電流ピークパルス、例えば、ピークパルス202(図3を参照)をそのアーク溶接プロセスに亘って開始したことを示す。同期目的のために、例えばピークパルスの立下り(falling edge)のような、電源のアーク溶接電流波形の他の部分を用い得るのは勿論である。同期信号が受信されるや否や、コントローラ195はステップ615に進み、ステップ620で電源135からの溶接電流パルスを開始する前に、所望の位相角Θに基づく適切な時間を待つ。幾つかの実施態様では、アーク溶接及び加熱電流波形の種類に基づき、同期信号は必要とされないことがある。ステップ622で所定の時間期間に亘ってピーク溶接電流レベルを保持し、カウンタCを1だけ増分させた後に、電源135からのアーク溶接電流は、ステップ624でバックグラウンド電流レベルまで減少させられる。ステップ626で、バックグラウンドレベルは、ステップ630に進む前に所定の持続時間に亘って保持され、ステップ630では、カウンタカウンタCを確認して、カウンタCが所定の計数c未満であるか否かを見る。もし所定の計数c未満であるならば、コントローラ195はステップ620に戻り、ステップ620では、電源135からの次のアーク溶接ピークパルスが開始される。計数Cがc以上であるならば、コントローラ195は加熱電流プロセス604を開始する(ステップ605Aを参照)。トーチユニット120が、ステップ608で進行位置プロセス606によって監視される、アーク溶接プロセス602の間の如何なる時にも進行の終了に達しなければならないならば、コントローラはアーク溶接プロセス602を直ぐに停止させるのは勿論である(ステップ603Bを参照)。電源135のアーク溶接段階は任意の所望の持続時間であり得ることが留意されなければならない。例えば、トーチユニット120が側壁515A,515Bにある全時間に亘って又はその時間のほんの一部だけ、電源135からアーク電流を出力し得る。加えて、トーチユニット120が側壁に達する前に、電源135からのアーク溶接電流を開始し得るし、トーチユニット120が側壁から離れる方向に移動した後に、電源135からのアーク溶接電流をある時間期間に亘って延長し得る。加えて、電源135からのアーク溶接電流プロセス602の持続時間は、所定数のサイクルcの代わりに、所定の時間期間tに基づき得る、即ち、ステップ630において、コントローラ135は、カウンタCではなくタイマを確認し得る。
コントローラ195がステップ605Aで加熱プロセス604を開始させるとき、アーク抑制モニタルーチン660(arc suppression monitor routine)が電圧Vを監視する(図1を参照)。アーク溶接プロセス602の間、アーク溶接プロセス602の間に、電源135の電圧Vは14〜40ボルトの範囲内にある。ワイヤ145が短絡させられ、電源135が加熱電流を出力するとき、動作電流レベルはアーク溶接モードと類似するが、システムはカソード/アノード効果を含まないので、電圧Vは1〜12ボルトである。よって、13ボルト以上の電圧は、アークが消されないことを意味し得る。従って、例えば、13ボルトに設定し得る所定の電圧Vに基づき、アーク抑制ルーチン660は、電源135を停止させてワイヤ145を溶接パッドル112に短絡させるか或いはステップ640に進むことによって加熱電流サイクルを開始させるか否かを決定する。電圧Vが13ボルト以上であるならば、例えば、ワイヤフィーダ155内のトルクセンサのような感知機構又はタイマに基づき、電源135はワイヤ145がパッドル112に短絡させられるまで停止させられる。システム及び/又はプロセスに基づきVのための他の値を用い得るのは勿論である。電圧Vが電圧Vより下になるや否や、コントローラはステップ640に進む。しかしながら、加熱サイクルの間でさえも、アーク抑制ルーチン660は電圧Vを監視し、電圧Vが電圧Vよりも上であるならば、電源135を停止させてワイヤ145上のアークを抑制する。
ステップ640で、コントローラ195は、電源130がアーク溶接電流ピークパルス、例えば、ピークパルス202を開始したことを示す同期信号を待つ。上述のように、同期目的のために、ピークパルスの立下がり等のような電源130のアーク溶接電流波形の他の部分を用い得る。同期信号を受信するや否や、コントローラ195は、ステップ650で加熱電流パルスを開始する前に所望の位相角Θに基づく適切な時間を待つ。例えば、加熱電流パルスは、図3に示されるような、パルス204、206、又は208であり得る。幾つかの実施態様では、溶接及び加熱電流波形の種類に基づき、同期信号は必要とされないことがある。
ステップ652で所定の時間期間に亘りピーク加熱電流レベルを維持した後、電源135からの加熱電流は、ステップ654でバックグラウンド電流レベルまで減少させられる。ステップ656で、バックグラウンド電流レベルは、コントローラ195がステップ650に進んで新しい加熱電流サイクルが開始させられる前に、所定の時間期間に亘って保持される。加熱電流サイクルは、そのサイクルがステップ605Bで停止させられるまで続く。何故ならば、トーチユニット120は側壁515A,515Bにあるか(ステップ607)或いはトーチユニット120は進行の終了に達する(ステップ608)からである。
上のプログラム600において、ロボット190及び/又は機械的オシレータは、側壁位置及び進行信号の終了を提供していると想定される。しかしながら、側壁515A及び/又は側壁515Bへのトーチユニット120の近接性を示す他の信号を用いて、溶接電流プロセス602及び/又は加熱電流プロセス604を開始し得る。例えば、アーク電圧Vに基づく信号を用いて、トーチユニット120が側壁515A,515B付近にある時を示し得るし、或いは、アーク溶接プロセス602と同様に、システムを加熱電流波形に同期させ得るし、所定の時間期間t又は所定のサイクル計数c、例えば、ピーク電流パルスの数が満たされたか否かに基づきプロセスを切り替え得る。加えて、上の例示的な実施態様における加熱電流プロセス604はDCであるが、本発明はそのように限定されず、加熱電流プロセス604のプログラムステップへの適切な変更を伴って、可変極性加熱電流、例えば、図4の波形403を用い得る。更に、上で議論した例示的な実施態様は、アーク溶接電流プロセス602及び加熱電流プロセス604のためにパルス型波形を用いる。しかしながら、溶接電流がホットワイヤ加熱電流よりも高い熱入力をもたらす限り、本発明は如何なる種類の溶接電流をも用い得るし、如何なる種類の加熱電流をも用い得る。例えば、アーク溶接及び加熱波形は、正弦波形、三角形、緩やかな正方形波等であり得る。また、上で議論した実施態様において、加熱電流波形は、プロセス中に同じままである。しかしながら、本発明の幾つかの実施態様では、加熱電流形状又は種類、振幅、ゼロオフセット(zero offset)、パルス幅、位相角、又は加熱電流の他のパラメータを所望に変更して、熱入力を制御し得る。同様に、アーク溶接電流形状又は種類、振幅、ゼロオフセット、パルス幅、位相角、又は加熱電流の他のパラメータを所望に変更して、熱入力を制御し得る。例えば、アーク溶接電流プロセス602は、プロセス、例えば、接合、クラッディング等を最適化するよう、例えば、パルススプレープロセスのような、高い熱入力溶接プロセスと、例えば、短絡アーク移行、STT、短絡収縮溶接等のような、比較的低い熱入力との間で所望に変更することを含み得る。
加えて、上で議論した例示的な実施態様は、接合種類の用途のために熱入力を制御することに関し、より具体的には、溶接継手の側壁で熱入力を増大させることに関するが、本発明はそのように限定されない。本発明を用いて、例えば、前のパスにおいて蒸着されたクラッディング層の縁に接合するためにより高い熱入力を必要とするクラッディング用途のような他の用途において、熱入力を制御し得る。加えて、熱入力の制御が側壁及び溶接/クラッディング縁に関する用途に限定される必要はない。例えば、感知及び電流コントローラ195(又は何らかの他のデバイス)は、溶接パッドル112温度を所望の値に維持するために、ホットワイヤ加熱電流プロセスからアーク溶接電流プロセスに切り替わり得る。例えば、溶接パッドル112温度は、センサ117からコントローラ195への入力であり得る(図1を参照)。センサ117からのフィードバックに基づき、コントローラ195は、溶接パッドル112温度(又は溶接パッドル112に隣接する領域)を上で議論したような所望の値に維持し得る。センサ117は、溶接パッドル112又はワークピース115と接触せずに溶接パッドル112又は溶接パッドル112の周りの領域のような小さい領域の温度を検出し得る、レーザ又は赤外線ビームを用いる種類であり得る。プロセスへの熱入力を制御するために、他の方法を用いて、時間ベースの切替え操作(数マイクロ秒毎の切替え)又は距離ベースの切替え操作(数センチメートル毎の切替え)のような、ホットワイヤ加熱電流プロセスから溶接電流プロセスへの切替えを制御し得る。
上の例示的な実施態様において、加熱電流を制御する電源は、所望の熱入力に基づく溶接電流プロセスに切り替えられている。しかしながら、本発明は、ホットワイヤ電源の機能を変更することによって熱入力を調整(規制)することだけに限定されない。幾つかの実施態様では、溶接電源及びホットワイヤ電源の機能を交換してプロセスを最適化し得る。例えば、上で議論したように、例示的なホットワイヤタンデム適用において、アークはホットワイヤに先導する(図2を参照)。従来的なシステムにおいて、電源は機能を切り替え得ない。即ち、溶接電源は溶接電流波形を出力し得るに過ぎず、ホットワイヤ電源は加熱電流波形を出力し得るに過ぎない。よって、従来的なシステムにおいて、トーチ120に対する進行方向は可逆的でない。例えば、図2において、アーク110が先導し且つホットワイヤが追従する状態で、操作は右から左に進む。システムがそのパスの完了後に動作を続けるために、トーチユニット120が再び次のパスのために一番左寄りに再配置されなければならないか或いはトーチ(アーク)及びホットワイヤに対するトーチユニット120の向きが物理的に逆にされて左から右に進まなければならない。いずれのアプローチも貴重な時間が失われることを意味し、それはプロセスを非効率的にする。
本発明の幾つかの実施態様では、トーチユニット120の構成(configuration)を物理的に逆転させたりシステムを再配置させたりすることなく、アーク及びホットワイヤ機能をそれぞれの電源130及び135のために「飛行中に」切り替え得る。図7は、クラッディングの細片(strips)が互いに隣接して堆積されるクラッディング作業を例示している。例えば、図1に例示するシステムによって、クラッディング作業を行い得る。1つのパスから次のパスへのオフセットをロボット190(又は他の機械的デバイス)によって自動的に設定し得るし或いは操作者によって手作業で行い得る。各パスのために、トーチユニット120をロボット190(又は機械的オシレータ)によって上述の編みパターン(図5Aを参照)と類似する編みパターンにおいてオシレート(往復動)させ得る。図7に例示するように、システムは方向702において第1のパス701を完了し、方向704において第2のパス703を行っている。第1のパス701において、ワイヤ140は、ワイヤ140は先導ワイヤ(アーク)である。よって、感知及び電流コントローラ195(又は何らかの他のデバイス)は電源130を制御して、第1のパス701の間にアーク溶接電流をワイヤ140に出力する。例えば、アーク溶接電流波形は、図3A−3C及び4における波形の1つ(又は他の溶接波形)であり得る。また、第1のパス701の間、ワイヤ140に追従したワイヤ145はホットワイヤであり、コントローラ195は電源135を制御して、加熱電流波形、例えば、図3A−3C及び4中のホットワイヤ電流波形のうちの1つ(又は他の加熱電流波形)をワイヤ145に出力する。
第2のパス703において、ワイヤ145は先導ワイヤになる。このときには、電源135が溶接電流波形、例えば、図3A−3C及び4中の溶接電流波形のうちの1つ(又は他の溶接波形)を出力するよう、コントローラ195は電源135の動作を加熱電流プロセスからアーク溶接電流プロセスに自動的に(即ち、「飛行中に」)に切り替える。典型的には、必ずしも必要ではないが、溶接電流波形は、第1のプロセスにおいて電源130が用いる溶接電流波形と同じである。逆に、ワイヤ140は今や追従ワイヤであるので、それはホットワイヤとして作用し、コントローラ195は電源130の出力をアーク溶接電流波形から加熱電流波形に自動的に切り替える。よって、第2のパスの間に、電源130は、加熱電流波形、例えば、図3A−3C及び4中のホットワイヤ波形のうちの1つ(又は他の加熱電流波形)を出力する。典型的には、必ずしも必要ではないが、加熱電流波形は、第1のプロセスにおいて電源135が用いる加熱電流波形と同じである。よって、進行方向に基づき、コントローラ195は、電源130,135の動作を自動的に切り替える。加えて、幾つかの例示的な実施態様において、システムは、接合(継手)の必要に基づき、タンデムアークから1つのアーク/ホットワイヤプロセスに切り替わり得る。例えば、接合(継手)が狭いならば、タンデムアークプロセスが望ましくあり得る。しかしながら、大きな間隙がある領域のためには、アーク及びホットワイヤの組み合わせに切り替えることが望ましくあり得る。上の実施態様におけるように、切替えは接合(継手)の必要に基づき「飛行中」に起こり得る。
図8は、電源130及び135を制御するために感知及び電流コントローラ195において実施し得る例示的なプログラム800を例示している。電源130及び135のいずれか一方(又は何らかの他のデバイス)にプログラミングを配置し得るのは勿論である。プログラム800は、マルチパスを有するホットワイヤタンデムプロセスに向けられており、マルチパスにおいて、アーク及びホットワイヤは、初期的には、1つの通過のために1つの方向に進行し、次に、次の通過のために反対の方向に進行する。例えば、プログラム800を図7中に例示されるようなマルチパスクラッディング作業又は図5Bに例示されるような接合作業に向け得る。図8に例示するように、プログラム800は、トーチ及びホットワイヤの初期進行方向信号804を受信する。初期進行方向信号804は操作者による入力であり得るし、システムの初期的設定に基づき、例えば、ロボット190によって初期方向信号804を自動的に決定し得る。進行方向信号804は、ステップ802でコントローラ195によって確認される。進行方向に基づき、コントローラ195は、ワイヤのうちのどれが先導ワイヤ(アーク)であり、どれが追従ワイヤ(ホットワイヤ)であるかを決定する。例えば、図2の右から左への方向に関して、ワイヤ140は先導(アーク)であり、ワイヤ145は追従(ホットワイヤ)である。よって、先導であるワイヤ140に対応する進行信号804に関して、プログラム800はステップ810に進み、そこでは、ステップ810Aにおいて、電源130は溶接プロセスを出力するよう制御される。例えば、ステップ810Aは、図3の溶接電流201又は図4の溶接電流401を出力するプログラムを出力するプログラムを開始し得る。溶接プロセスが図3及び4の例示的な実施態様に限定されず、パルススプレー移行、短絡アーク移行、STT、短絡収縮溶接等のような、任意の所望の溶接プロセスであり得ることは勿論である。加えて、ステップ810Aは、溶接プロセスを所望に切り替え得る、例えば、熱入力を制御するために或いは何らかの他の理由のためにパルススプレー移行から短絡アーク移行に切り替え得るプログラムを開始し得る。ステップ810Bにおいて、電源135は加熱電流プロセスを出力するよう制御される。例えば、ステップ810Bは、図3A乃至3Cの加熱電流203、205又は207をそれぞれ出力し或いは図4の加熱電流403を出力するプログラムを開始し得る。加熱プロセスは図3及び4における例示的な実施態様に限定されず、ホットワイヤを所望の温度まで加熱する任意の所望の加熱プロセスであり得ることは勿論である。加えて、ステップ810Bは、熱入力を制御するために又は何らかの他の理由のためにアーク溶接プロセスと加熱プロセスとの間を切り替えるプログラムを開始し得る。例えば、ステップ810Bは、例えば、前に蒸着された溶接/クラッディング層、溶接継手側壁等との適切な融合を保証するために、図6のプログラム600と類似するプログラムを開始し得る。異なるプロセスのための異なる要求、例えば、クラッディングの要求に対する接合の要求を考慮に入れるために、適切な変更をプログラム600に行う必要があることがある。例えば、トーチユニット120が前のクラッディングパスに隣接する側にあるときに、進行位置プロセス606が「側壁で」信号(“at sidewall” signal)を送信するに過ぎないように、進行位置プロセス606をプログラムし得る。
コントローラ195がステップ810において適切なプロセスを開始するや否や、コントローラ195は、システムがパス(溶接、クラッディング、ビルドアップ等)、例えば、図7に例示するようなクラッディングパス702又は704を完了したという信号806を確認する。例えば、システムの初期的設定、適切なセンサ等に基づき、パスの終了信号806を手動で或いはシステムによって自動的に開始させ得る。信号806が存在しないならば、コントローラ195は、ステップ810の溶接プロセス(ステップ810A)又は加熱プロセス(ステップ810B)を続ける。パスの終了信号806が存在するならば、ステップ814において、コントローラ195は信号808を確認して、プロセスが停止すべきか否かを見る。例えば、システムの初期的設定、適切なセンサ等に基づき、プロセス信号808の端を手動で或いはシステム(例えば、コントローラ195、ロボット190等)によって自動的に開始させ得る。例えば、特定のプロセスのために必要とされる数のパスでコントローラ195(又は何らかの他のデバイス)を構成してよい。システムが設定された数のパスに到達するや否や、プロセス信号808の端はプログラム800に送信される。代替的に(又は追加的に)並びに「進行の終了」信号608と類似して、トーチユニット120が進行の終了に達するならば、「プログラムの終了を確認する」ステップ814がいつでもプロセスを停止するように、「プロセスの終了を確認する」ステップ814をプログラムし得るのは勿論である。
プロセスの終了信号808が存在しないならば、コントローラ195は、反対の進行方向にある次のパスのために、システム102及び104の機能を自動的に切り替える。例えば、我々の例示的な実施態様において、システムは、ワイヤ145が先導(アーク)であり且つワイヤ140が追従(ホットワイヤ)であるように進行する。よって、プログラム800はステップ820に進み、そこでは、ステップ820Aにおいて、電源130が加熱プロセスを出力するように制御され、ステップ820Bにおいて、電源135はアーク溶接プロセスを出力するように制御される。ステップ820乃至822における機能は、電源135がアーク溶接プロセスを出力し、電源130が加熱プロセス(又は変更された加熱/アーク溶接プロセス)を出力することを除き、ステップ810乃至812における機能とそれぞれ類似する。従って、これらのステップにおけるこれらの機能を更に議論しない。プロセスの終了信号808がステップ824において存在しないならば、コントローラはステップ810乃至814(即ち、次のパス)を反復する。次に、コントローラ195は、プロセスの終了信号808が存在するまで、各後続のパスのためにステップ810−814とステップ820−824との間を切り替える。信号808が存在するならば、プロセスは停止する(ステップ830を参照)。
DC及び可変極性ホットワイヤ電流波形を備える描写の例示的な実施態様に関してGMAWシステムを示し且つ議論しているが、接合/溶接、クラディング、鑞接、及びこれらの組み合わせ等を含む用途において本発明の例示的な実施態様をFCAW、MCAW、及びSAWシステムと共に用い得ることも留意されるべきである。
本発明の例示的な実施態様を参照して本発明を具体的に示し且つ記載したが、本発明はこれらの実施態様に限定されない。当業者は以下の請求項によって定められるような本発明の精神及び範囲から逸脱せずに形態及び詳細における様々な変更を行い得ることを理解するであろう。
100 システム
102 第1のシステム
104 第2のシステム
110 アーク
111 方向
112 溶融パッドル
115 ワークピース
115A ワークピース
115B ワークピース
117 センサ
120 トーチユニット又はコンタクトチューブ
122 第1のコンタクトチューブ
125 第2のコンタクトチューブ
130 第1の電源
135 第2の電源
140 第1のワイヤ又は溶接電力
145 第2のワイヤ
150 第1のワイヤフィーダ
155 ワイヤフィーダ
180 運動コントローラ
190 ロボット
195 コントローラ
201 アーク溶接波形
202 パルス
203 波形
204 パルス
205 波形
206 波形
207 ホットワイヤ電流
208 ホットワイヤパルス
210 バックグラウンド部分
401 溶接電流
402 パルス
403 ホットワイヤ電流
404 正パルス
405 負パルス
406 バックグラウンド
510 溶接継手
515A 側壁
515B 側壁
600 例示的なプログラム
602 溶接プロセス
603A ステップ
603B ステップ
604 加熱プロセス
605A ステップ
605B ステップ
606 位置プロセス
608 ステップ
615 ステップ
620 ステップ
622 ステップ
624 ステップ
640 ステップ
650 ステップ
654 ステップ
660 アーク抑制モニタルーチン
701 第1のパス
702 方向
703 第2のパス
704 方向
800 例示的なプログラム
802 ステップ
804 進行信号
806 パス信号
808 プロセス信号
810 ステップ
810A ステップ
810B ステップ
812 ステップ
814 ステップ
820 ステップ
820A ステップ
820B ステップ
822 ステップ
824 ステップ
C カウンタ
溶接電流
加熱電流
STT 表面張力移行
アーク電圧
アーク電圧
Θ 位相角
(I) 第1の方向
(II) 第2の方向

Claims (11)

  1. 第1の動作モードの間に第1の溶接電流を出力し、第2の動作モードの間に第1の加熱電流を出力する第1の電源であって、第1のコンタクトチューブを介して第1のワイヤに前記第1の溶接電流又は前記第1の加熱電流を提供する第1の電源と、
    前記第1のコンタクトチューブに前記第1のワイヤを送る第1のワイヤフィーダと、
    第2のコンタクトチューブに第2のワイヤを送る第2のワイヤフィーダと、
    前記第1の動作モードの間に第2の加熱電流を出力し、前記第2の動作モードの間に第2の溶接電流を出力する第2の電源であって、前記第2のコンタクトチューブを介して前記第2のワイヤに前記第2の加熱電流又は前記第2の溶接電流を提供する第2の電源と、
    第1の方向における移動の間に、前記第1のワイヤがワークピースに対して前記第2のワイヤに先導し、第2の方向における移動の間に、前記第1のワイヤが前記ワークピースに対して前記第2のワイヤに追従するよう、前記ワークピースと前記第1のワイヤ及び前記第2のワイヤとの間の相対的な移動をもたらす、進行機構と、
    前記第1の方向の間に前記第1の動作モードを開始させ、前記進行機構が前記第1の方向から前記第2の方向に切り替わるときに、前記第2の動作モードに自動的に切り替わる、コントローラとを含み、
    前記第1の動作モードの間に、前記第1の溶接電流は、前記第1のワイヤと前記ワークピースとの間にアークを創り出し、前記第2のワイヤは、前記第2の加熱電流によって、所望の第1の温度まで加熱され、
    前記第2の動作モードの間に、前記第2の溶接電流は、前記第2のワイヤと前記ワークピースとの間にアークを創り出し、前記第1のワイヤは、前記第1の加熱電流によって、所望の第2の温度まで加熱される、
    溶接システム。
  2. 第1のワイヤを第1のコンタクトチューブに送ること、
    第2のワイヤを第2のコンタクトチューブに送ること、
    第1の動作モードの間に前記第1のコンタクトチューブを介して第1のアーク溶接電流を前記第1のワイヤに提供すること、
    第2の動作モードの間に前記第1のコンタクトチューブを介して第1の加熱電流を前記第1のワイヤに提供すること、
    前記第1の動作モードの間に前記第2のコンタクトチューブを介して第2の加熱電流を前記第2のワイヤに提供すること、
    前記第2の動作モードの間に前記第2のコンタクトチューブを介して第2のアーク溶接電流を前記第2のワイヤに提供すること、
    第1の方向における移動の間に、前記第1のワイヤがワークピースに対して前記第2のワイヤに先導し、第2の方向における移動の間に、前記第1のワイヤが前記ワークピースに対して前記第2のワイヤに追従するよう、前記ワークピースと前記第1のワイヤ及び前記第2のワイヤとの間の相対的な移動をもたらすこと、
    前記第1の方向の間に前記第1の動作モードを開始すること、及び
    前記相対的な移動が前記第1の方向から前記第2の方向に切り替わるときに、前記第2の動作モードに自動的に切り替わることを含み、
    前記第1の動作モードの間に、前記第1のアーク溶接電流は、前記第1のワイヤと前記ワークピース上の溶融パッドルとの間に第1のアークを創り出し、前記第2のワイヤは、前記第2の加熱電流によって所望の温度まで加熱され、
    前記第2の動作モードの間に、前記第2のアーク溶接電流は、前記第2のワイヤと前記ワークピース上の前記溶融パッドルとの間に第2のアークを創り出し、前記第1のワイヤは、前記第1の加熱電流によって所望の温度まで加熱される、
    方法。
  3. 前記所望の第1の温度は、前記第1のワイヤの融解温度又はその付近にあり、
    前記所望の第2の温度は、前記第2のワイヤの融解温度又はその付近にある、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記相対的な移動の各パスの完了時に前記第1の方向と前記第2の方向との間を切り替えることを更に含む、
    請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記パスは、接合又はクラッディング作業である、請求項2乃至4のうちのいずれか1項、好ましくは請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の溶接電流は、パルススプレー移行プロセス、表面張力移行プロセス、又は短絡収縮溶接プロセスに対応する溶接電流であり、
    前記第2の溶接電流は、パルススプレー移行プロセス、表面張力移行プロセス、又は短絡収縮溶接プロセスに対応する溶接電流である、
    請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法。
  7. 熱入力を制御するために、前記パルススプレー移行プロセス、前記表面張力移行プロセス、及び前記短絡収縮溶接プロセスのいずれかの間で、前記第1の溶接電流又は前記第2の溶接電流を切り替えることを更に含む、請求項2乃至6のうちのいずれか1項、好ましくは請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の動作モードの間に前記第2の加熱電流を出力することから溶接電流を出力することに切り替え或いは前記第2の動作モードの間に前記第1の加熱電流を出力することから溶接電流を出力することに切り替えて、前記ワークピースの特定の領域に追加的な熱入力を加えることを更に含む、
    請求項2乃至7のうちのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記領域は、継手の側壁、クラッディング層の縁、及び溶接層の縁のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 接合の必要に基づき、単一のアーク/ホットワイヤプロセスからタンデムアークプロセスに切り替えることを更に含む、
    請求項2乃至9のうちのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記第1の動作モードの間に、前記第1の溶接電流と前記第2の加熱電流とを同期させ、前記第2の加熱電流を前記第1の溶接電流から第1の所望の位相角だけシフトさせること、及び
    前記第2の動作モードの間に、前記第2の溶接電流と前記第1の加熱電流とを同期させ、前記第1の加熱電流を前記第2の溶接電流から第2の所望の位相角だけシフトさせることを更に含む、
    請求項2乃至10のうちのいずれか1項に記載の方法。
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