JP2016501860A - 流動性を有する無粉塵性の粒状メチレンジチオシアナート - Google Patents
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Abstract
本発明は、産業用の抗菌薬に使用するための安全で環境に優しい粒状メチレンジチオシアナート、及びそれを製造する方法を提供する。
Description
本発明は、無粉塵性の固体の形態のメチレンジチオシアナート、それらを製造する方法、及びそれらの用途に関する。
メチレンジチオシアナートは、メチレンビス(チオシアナート)としても知られ、抗菌剤、抗真菌剤、及び防藻剤として汎用される殺虫剤である。この材料(本明細書ではMBTと省略される)の用途には、水冷却システム、塗料の製造、金属加工切削液、パルプ及び製紙工場、石油の掘削/泥水、フラクチャリング、皮革加工、ラテックス塗料、木材圧入処理(wood pressure treatment)、木材保護処理(住居地域における木材腐朽を抑制するための木材保護着色剤としての木材保護処理が含まれる)が含まれる。入手可能であるのは、希釈液を含む様々な配合物である。MBTの原料は常温下で粉末固体であり、これは粉塵性であり、固まる傾向がある。MBTは毒性が高く、その潜在的な分解生成物にはシアン化物及びホルムアルデヒドが含まれるため、皮膚接触又は吸入は特に回避されるべきである。したがって、未加工のMBTの輸送及びその取扱いをより安全で安価なものにする、安全な、高密度化された固体の形態に対する必要性が感じられる。したがって、結合剤を用いなくても顆粒状であるような、高密度化された固体のMBTを提供することが、本発明の目的である。
粉塵になる傾向がない顆粒状MBTを製造する方法を提供することが、本発明のさらなる目的である。
固まる傾向がない顆粒状MBTを製造する方法を提供することが、本発明の別の目的である。
直接使用するための、並びに/又は固体及び液体配合物/混合物を調製するための、並びにフラクチャリングなどの用途で石油&ガス分野に使用するための、流動性を有する無粉塵性の固体MBTを提供することが、本発明のさらに別の目的である。
本発明の他の目的及び利点は、説明が進むにつれて明らかになろう。
本発明は、0.2mmから20mmの間の大きさを有する顆粒の形態のMBTを少なくとも97%含む、粒状メチレンビス(チオシアナート)(MBT)を提供する。本発明による粒状MBTは、MBTの理論密度の少なくとも87%を有する粒子を含む。本発明の粒状MBTは、好ましくは流動自在な無粉塵性の固体であり、好ましくは固まる傾向がない。
本発明は、様々な有害生物、特に有害な微生物の侵襲を防除又は予防する方法であって、0.2mmから20mmの間の大きさを呈する、顆粒中少なくとも97%のMBTから構成される粒状MBTを用いることを含む上記方法を対象とする。本発明による方法は、前記MBTを、水冷却システム、塗料の製造、金属加工切削液、パルプ及び製紙工場、石油&ガス用途、フラクチャリング、掘穿泥水、皮革加工、ラテックス塗料、木材保護処理、並びに木材圧入処理に用いることを含む。有害生物による侵襲の前記防除又は予防は、次の活性、殺菌活性、静菌活性、殺真菌活性、静真菌活性、殺藻活性、又は静藻活性(algaestatic)のうち1つを含む。
本発明は、少なくとも97%のMBTを含む、0.2mmから20mmの大きさを呈する顆粒の形態である粒状メチレンビス(チオシアナート)(MBT)を製造する方法であって、i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、例えば真空フィーダーによって、ペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮するステップであり、送出圧力が少なくとも500kg/cm2、好ましくは少なくとも1000kg/cm2であるステップとを含む、上記方法を提供する。該方法は、好ましくは、i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、例えば真空フィーダーによって、ペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮し、それによってチャンクを得るステップであり、送出圧力が少なくとも1000kg/cm2、好ましくは少なくとも1500kg/cm2であるステップと、iii)前記MBTのチャンクを粉砕し、それによって一次粒子を得るステップと、iv)前記粒子を振動スクリーン上で選別し、それによって0.2から20mmの間の大きさを有する圧縮MBT顆粒を分別するステップとを含む。好ましい実施形態では、本発明の方法は、i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮し、それによってチャンクを得るステップであり、送出圧力が少なくとも1500kg/cm2であるステップと、iii)前記MBTのチャンクを粉砕し、それによって一次粒子を得るステップと、iv)前記粒子を振動スクリーン上で選別し、それによって0.2から20mmの間の大きさを有する最終的な圧縮MBT顆粒を分別するステップと、v)最終的な顆粒に含まれない残留するMBT材料を、真空フィーダーによってスクリューフィーダーに戻すステップとを含む。前記送出圧力は、2500kg/cm2以下である。本発明は、MBTの理論的固体密度の少なくとも87%の密度を呈する粒状メチレンビス(チオシアナート)(MBT)を製造する方法であって、i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮するステップであり、送出圧力が少なくとも1500kg/cm2であるステップと含み、iii)それによって無粉塵性の固体MBTを得る、上記方法である。本発明の一実施形態では、粒状メチレンビス(チオシアナート)(MBT)を製造する方法であって、前記MBTが、MBTの理論的固体密度の少なくとも87%、例えば、MBTの理論的固体密度の少なくとも88%の密度を呈し、前記方法が、i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮するステップであり、送出圧力が少なくとも1500kg/cm2であるステップとを含み、それによって、固まる傾向がより低い固体MBTを得る、上記方法である。
広く使用される殺虫剤、MBTを、結合剤を使用せずに、無粉塵性の形態の固体状態で、100%に迫る濃度で提供することができることが今回見出された。メチレンジチオシアナートは、本発明の方法において、結合剤、充填剤又は他のいかなる添加剤も添加することなく圧縮することができる。既存のMBT固体材料の取扱いには、この殺生物剤の、とりわけ細粉の形態の殺生物剤の有害な性質のために、高価な安全対策が必要であった。入手可能なMBT固体材料の使用に関する別の問題は、それがかたまりを生じる傾向を有することであり、それによって流動性が低下し、取扱い及び安全の問題が引き起こされていた。本発明は、記載した問題を解決する。
本発明によれば、粉状MBTは、結合剤、充填剤又は添加剤を何も使用せずに、乾式法によって粒状MBTに変換することができる(測定では最低98%)。本発明によれば、高品質の粒状MBTが、少なくとも500kg/cm2、好ましくは少なくとも1000kg/cm2、有利には少なくとも1500kg/cm2のペレット製造機のローラーの送出圧力下で得られる。
よって、本発明は、粉塵性の低下を示す、より安全な形態のMBTを調製する方法を提供する。顆粒状MBTの形態は、凝集してブロックになりにくく、また固まる傾向がより低いことをさらに示す。本発明のMBT製品は、作業者の健康及び環境により安全である。この製品は、流動性が向上しており、それ自体として適用する可能性又は固体若しくは液体の希釈配合物の調製においてさらに加工される可能性が向上している。本発明の優れたMBT形態は、乾式での計量供給(dry dosing)が必要とされる用途、例えば石油及びガス掘削、主にフラクチャリングに有利に使用することができる。
本発明は、高密度化された、取扱いが容易な固体のMBTを提供する。本発明の好ましい実施形態では、MBT製品は、少なくとも97%のメチレンジチオシアナートからなり、結合剤を含まない。前記製品は、好ましくは少なくとも98%のMBTを含み、ペレット、顆粒、タブレット又はブリケットを含む形態である。
本発明による形態のメチレンジチオシアナート(MBT)は、細菌、藻類、酵母及び真菌の防除に、例えば産業用水システムに有利に使用されることとなろう。他の用途には、例えば、木材及び皮革防腐が含まれる。本発明によるMBTはまた、有機溶媒中の配合物を調製するために又は水性分散液として有利に使用されることとなろう。この殺虫剤には優れた透過力があるために多くの用途で好ましい殺生物剤となっているが、本発明の有利な形態によりその用途はさらに広がることとなろう。
本発明の技術により、純粋な粒状MBT製品を実質的に得ることができ、好ましい実施形態では、該製品は、ペレット製造機(圧縮成型機)を用いて、結合剤、充填剤又は添加剤を添加せずに製造され、それによって、活性薬剤の濃度の低下による悪影響を受けずに製品が使用されることが確実となる。
本発明の技術により、乾燥した純粋な粒状MBTを得ることができ、顆粒の形状は本技術の範囲内で変更されてもよい。市場では様々な形状が要求される可能性があるが、それらは、本発明の範囲内でペレット製造機又は圧縮成型機から得ることができる。圧縮顆粒(compaction granule)とブリケットはいずれも、ロールプレスで作製される。一態様では、圧縮顆粒は、圧縮されてまとまったばら材料(チャンクが形成される)から作製され、次いで、場合により造粒機中で、ばらばらにされる。別の態様では、ブリケット又はタブレットが形成される。
本発明の一態様では、本発明の粒状MBTの使用を含む、有害生物を減少させる方法であって、有害生物が、ウイルス、細菌、嫌気性菌、硫酸塩還元細菌、硫化水素産生菌、スライム形成菌、藻類、真菌、辺材変色又は乾燥腐敗に関連する真菌、表面カビ(surface mold)、腐敗微生物、酵母、及び寄生生物の少なくとも1種を含む方法が提供される。
本発明の一態様では、粉塵性の原料は、MBTの理論密度の少なくとも87%の粒子に圧縮される。好ましい実施形態では、顆粒状MBTは、理論密度の少なくとも88%の密度を呈する。他の好ましい実施形態では、顆粒状MBTは、理論密度の87から89%に相当する密度を有する。
本発明のMBT粒状製品は、直接、又は溶解させた後若しくは分散させた後に、接着剤、コーティング、燃料、金属加工切削液、プラスチック製品、樹脂乳剤、塗料、紙製品、石油&ガス用途、フラクチャリング及び他の工業製品などの製品に、有利に組み込まれることとなろう。
ペレット化法の様々な変法において、ペレット化はペレットミルで行われてもよく、そこで、供給材料は、ペレットミルに装備された調節装置で調整及び熱処理され、次いで、供給材料は押されて孔及びペレットダイを通り、ペレット化供給材料としてペレットミルを出る。一般に、乾式造粒法は、一次粉末粒子を高圧下で凝集させ、強力な打錠機中で大きなタブレット(スラグ)を生成するか、或いは粉末を2つのローラーの間で圧迫して(乾式圧縮造粒機、チルソネーター(chilsonator))、圧迫された材料のシートを生成する。湿式造粒法では、液体を粉体層上に添加することによって顆粒が形成され、それは、インペラー(高せん断造粒機中)、スクリュー(二軸造粒機中)又は空気(流動層造粒機中)の影響下で行われる。メタノール(metanol)/水のような溶媒が乾燥し、粉末がより稠密に保持された塊を形成したら、材料を破砕する。この方法によって顆粒が形成される。本発明の顆粒状MBTは、様々な粉末から、ペレット製造機のローラーの、好ましくは500kg/cm2より大きい、なおさらに好ましくは1000kg/cm2より大きい、例えば約1500kg/cm2の送出圧力下で圧縮し、場合によりチャンクを粉砕し、ふるい分けする場合に、得ることができる。圧縮を上げ、顆粒密度を理論密度(約0.82)に近づければ、顆粒の安定性が上がることとなろう。
本発明を以下の例によってさらに説明し、例示する。
本発明による方法の一実施形態では、MBTは、以下の記載の通りに圧縮される。
高品質の粒状MBTは、ペレット製造機の1500kg/cm2以上のローラーの送出圧力下で圧縮されたときに得ることができ、ここでは、主工程は、
i)例えば真空フィーダーによって、ペレット製造機のスクリューフィーダーにMBT粉末を送出するステップと、
ii)MBT粉末を、2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮して、チャンクにするステップと、
iii)MBTのチャンクを粉砕するために粉砕機の下に進め、それによってMBTをより大きい粒子とより細かい粉末との混合物に粉砕し、次いで混合物を振動ふるいに通し、それによってMBTの粒子を分別して回収するステップと、
iv)MBTの最終的な顆粒を最終生成物として包装し、すべての粉状MBTが完全に造粒されるまで、残留するMBTを真空フィーダーによってスクリューフィーダーに再び送出するステップと
を含む。
i)例えば真空フィーダーによって、ペレット製造機のスクリューフィーダーにMBT粉末を送出するステップと、
ii)MBT粉末を、2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮して、チャンクにするステップと、
iii)MBTのチャンクを粉砕するために粉砕機の下に進め、それによってMBTをより大きい粒子とより細かい粉末との混合物に粉砕し、次いで混合物を振動ふるいに通し、それによってMBTの粒子を分別して回収するステップと、
iv)MBTの最終的な顆粒を最終生成物として包装し、すべての粉状MBTが完全に造粒されるまで、残留するMBTを真空フィーダーによってスクリューフィーダーに再び送出するステップと
を含む。
MBTは刺激臭を有し、人間の目、呼吸器系及び皮膚に対して有害なので、すべての加工システムを、空気を通さない適切な状態に保持することが重要である。ペレット製造機は空気を通さないフレームで覆うことが好ましく、MBT粉末は、気密性のPPラインを通してペレット製造機に送り込み、粉塵が外気にもれないようにする。真空フィーダーの末端及び気密性のフレームを、好ましくはサイクロンセパレーターを介してバッグハウスに接続し、次にスクラブカラム(scrubbing column)に接続する。バッグハウスは定期的に清浄にしてMBTを回収する。カラムの吸収液は水であってもよく、MBTを回収して、経費を下げ、収率を上げることができる。よって、本発明によるMBT製造は、人の健康に安全であり、環境に優しい。
(例1)
3種の試験では、鉛筆型のチタン合金のローラーを使用する、3つの異なるレベルの送出圧力、すなわち、1500kg/cm2、2000kg/cm2、2500kg/cm2の下でのペレット製造機を用い、ローラーのスロットのサイズは1mm×2.5mm(幅×深さ)であり、各試験で50kgの原料粉末を加工して、表1に示す通りのパラメーターの顆粒を得た:
3種の試験では、鉛筆型のチタン合金のローラーを使用する、3つの異なるレベルの送出圧力、すなわち、1500kg/cm2、2000kg/cm2、2500kg/cm2の下でのペレット製造機を用い、ローラーのスロットのサイズは1mm×2.5mm(幅×深さ)であり、各試験で50kgの原料粉末を加工して、表1に示す通りのパラメーターの顆粒を得た:
(例2)
粒状MBTの製造は、約98.5%のMBTを含有する粉末500kgを加工することによって行われ、粉砕スクリーンの孔の直径は8mmであり、送出圧力は1500kg/cm2であった。粒状MBT製品が、結合剤、充填剤又は添加剤を何も活用せずに得られ、4〜12mmの高品質のMBTの顆粒が収量490kgで得られた。
粒状MBTの製造は、約98.5%のMBTを含有する粉末500kgを加工することによって行われ、粉砕スクリーンの孔の直径は8mmであり、送出圧力は1500kg/cm2であった。粒状MBT製品が、結合剤、充填剤又は添加剤を何も活用せずに得られ、4〜12mmの高品質のMBTの顆粒が収量490kgで得られた。
本発明を幾つかの具体例を使用して説明してきたが、多くの変更形態及び変形形態が可能である。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲以外によって決して限定されないことが意図されることが理解される。
Claims (12)
- i)少なくとも97%のMBTと、
ii)0.2mmから20mmの間の大きさを呈する顆粒と
を含む、粒状メチレンビス(チオシアナート)(MBT)。 - 有害生物による侵襲を防除する又は予防する方法であって、請求項1の粒状MBTを用いることを含む上記方法。
- 前記MBTを、水冷却システム、塗料の製造、金属加工切削液、パルプ及び製紙工場、石油&ガス用途、フラクチャリング、掘穿泥水、皮革加工、ラテックス塗料、木材保護処理、並びに木材圧入処理に用いることを含む、請求項2に記載の方法。
- 有害生物による侵襲の前記防除又は予防が、MBTの次の活性、殺菌活性、静菌活性、殺真菌活性、静真菌活性、殺藻活性、又は静藻活性のうち1つを含む、請求項2に記載の方法。
- 請求項1の粒状メチレンビス(チオシアナート)(MBT)を製造する方法であって、
i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、
ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮するステップであり、送出圧力が少なくとも500kg/cm2、好ましくは少なくとも1000kg/cm2である上記ステップと
を含む、上記方法。 - i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、
ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮し、それによってチャンクを得るステップであり、送出圧力が少なくとも1000kg/cm2、好ましくは少なくとも1500kg/cm2である上記ステップと、
iii)前記MBTのチャンクを粉砕し、それによって一次粒子を得るステップと、
iv)前記粒子を振動スクリーン上で選別し、それによって0.2から20mmの間の大きさを有する圧縮MBT顆粒を分別するステップと
を含む、請求項5の方法。 - i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、
ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮し、それによってチャンクを得るステップであり、送出圧力が少なくとも1500kg/cm2である上記ステップと、
iii)前記MBTのチャンクを粉砕し、それによって一次粒子を得るステップと、
iv)前記粒子を振動スクリーン上で選別し、それによって0.2から20mmの間の大きさを有する最終的な圧縮MBT顆粒を分別するステップと、
v)最終的な顆粒に含まれない残留するMBT材料を、真空フィーダーによってスクリューフィーダーに戻すステップと
を含む、請求項5の方法。 - 前記送出圧力が2500kg/cm2以下である、請求項5の方法。
- i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、
ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮するステップであり、送出圧力が少なくとも1500kg/cm2である上記ステップと
を含み、それによって、MBTの理論的固体密度の少なくとも87%の密度を呈する、無粉塵性の固体MBTを得る、請求項5の方法。 - i)少なくとも97%のMBTを含有し、結合剤を含有しない粉末を、真空フィーダーによってペレット製造機のスクリューフィーダーに送出するステップと、
ii)前記粉末を2つのローラーによってスクリューフィーダーの力の下で圧縮するステップであり、送出圧力が少なくとも1500kg/cm2である上記ステップと
を含み、それによって、MBTの理論的固体密度の少なくとも87%の密度を呈する、固まる傾向がより低い固体MBTを得る、
請求項5の方法。 - MBTの理論密度の少なくとも87%を有する粒子を含む、請求項1に記載の粒状MBT。
- 固まる傾向がない、流動自在な無粉塵性の固体である、請求項1に記載の粒状MBT。
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