JP2016501407A - タクシーのためのタクシーメーター、システム及び方法 - Google Patents

タクシーのためのタクシーメーター、システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016501407A
JP2016501407A JP2015544275A JP2015544275A JP2016501407A JP 2016501407 A JP2016501407 A JP 2016501407A JP 2015544275 A JP2015544275 A JP 2015544275A JP 2015544275 A JP2015544275 A JP 2015544275A JP 2016501407 A JP2016501407 A JP 2016501407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
taximeter
mobile device
processor
wireless
operable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015544275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6356690B2 (ja
JP2016501407A5 (ja
Inventor
ケリー.ピーター.フランシス
チェロス.スパイロ.ジョン
ダーシー.ジョン.フィリップ
ヤング.ジョン.ウィリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taxiprop Pty Ltd
Original Assignee
Taxiprop Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2012905266A external-priority patent/AU2012905266A0/en
Application filed by Taxiprop Pty Ltd filed Critical Taxiprop Pty Ltd
Publication of JP2016501407A publication Critical patent/JP2016501407A/ja
Publication of JP2016501407A5 publication Critical patent/JP2016501407A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6356690B2 publication Critical patent/JP6356690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0283Price estimation or determination
    • G06Q30/0284Time or distance, e.g. usage of parking meters or taximeters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/30Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
    • G06Q20/32Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using wireless devices
    • G06Q20/326Payment applications installed on the mobile devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/30Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
    • G06Q20/32Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using wireless devices
    • G06Q20/327Short range or proximity payments by means of M-devices
    • G06Q20/3278RFID or NFC payments by means of M-devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/38Payment protocols; Details thereof
    • G06Q20/40Authorisation, e.g. identification of payer or payee, verification of customer or shop credentials; Review and approval of payers, e.g. check credit lines or negative lists
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B13/00Taximeters
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q2240/00Transportation facility access, e.g. fares, tolls or parking

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 タクシーのためのタクシーメーター、システム及び方法が開示される。【解決手段】 一観点において、本発明のタクシーメーターは、処理システムを含み、そこには複数のコンピューターアプリケーションを保存するメモリを含み、前記処理システムは、利用運賃を決定するため、乗客を輸送している間にメーターアプリケーションを実行し、そして利用運賃の電子支払いを可能にするための支払いアプリケーションを実行するように構成される。具体的な実施態様では、前記タクシーメーターは、乗客のモバイル装置と無線データ通信セッションを確立して、前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを可能にする。【選択図】 図4

Description

本発明は、タクシーのためのタクシーメーター、システム及びそれを操作する方法に関する。
[関連出願の表示]
本出願は、2012年11月30日付けで出願されたオーストラリア特許仮出願番号2012905266及び2013年4月11日付けで出願された仮出願番号2013901235からの優先権を主張するものであり、その内容は、参照により本書に組み込まれる。
タクシーにおいてその利用運賃を決定して支払いを可能にするには、数多くの構成要素が存在する。たとえば、そのシステムは、支払いエンジン、並びに支払い装置(一般的には支払いPINパッドと呼ぶ)及びメーター装置を含む。タクシーのための支払いシステムにおけるこれらの構成要素間には、統合性が欠落していることが分かっており、装置の設置及び操作のタスクを困難にしている。さらには、タクシーにおける現在の支払いテクノロジーは、顧客に提供可能なタクシー移動と運賃情報、ネットワーク及び事業者に関して限定されたものである。さらに、現在の支払いテクノロジーを活用しての現金以外の運賃支払いは、困難である。現金以外の支払い取り引きを正しく完了させるには、乗客とタクシー運転手から複数の手動プロセスを必要とする。さらには、乗客、事業者及びネットワークにとっても、タクシー運賃の支払い監査を実施することが困難である。加えて、利用者が携帯電話などといったモバイル装置を使用して無線で運賃の支払いを承認したい場合、当該携帯電話が正しい支払いシステムと無線データ接続を確立することを保証するのは、特に複数のタクシーが当該携帯電話の無線に近接して存在するエリアにいる場合、困難である。
したがって、前記問題の少なくとも1つ以上を軽減し、商用的な代替手段を提供する必要がある。
本明細書における何らかの先行文献(若しくはその先行文献から派生する情報)又は既知の事柄への参照は、そうした先行文献(若しくはその先行文献から派生する情報)又は既知の事柄が、本明細書が対象とする発明分野における一般的共通知識の一部を構成することを認知、承認、又は何らかの暗示を成すものではなく、そのように解釈されるべきものではない。
本概要は、概念の選択を分かりやすく紹介するために提供されるものであり、好ましい実施態様において、さらに詳しく後述される。本概要は、請求対象の主要な特徴や本質的な特徴を識別することを意図するものではなく、また請求対象の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。
第一の観点では、タクシーで使用されるタクシーメーターが提供され、前記タクシーメーターは、複数のコンピューターアプリケーションを保存しているメモリを含む処理システムを備え、前記処理システムは、
利用運賃を決定するため、乗客を輸送している間にメーターアプリケーションを実行し、そして
利用運賃の電子支払いを可能にするための支払いアプリケーションを実行するように構成される。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、タッチスクリーンディスプレイを含み、複数のコンピューターアプリケーションの1つ以上のインターフェイスを表示し、複数のコンピューターアプリケーションの少なくとも1つを操作するための入力を受信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、1つ以上のセンサーを含むか、それらと通信可能であり、そこには、感知した信号を示す運用データを保存するためのメモリが配置されている。
特定の実施態様では、前記1つ以上のセンサーが加速度計を含み、前記運用データは、タクシーにおける前記タクシーメーターの固有加速度を示す。
特定の実施態様では、前記運用データは、固有加速度しきい値を上回る前記タクシーメーターの固有加速度を示す。
特定の実施態様では、前記1つ以上のセンサーが1つ以上の乗客検出センサーを含み、タクシーを乗り降りする乗客を検出するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記1つ以上の乗客検出センサーが1つ以上のドアラッチセンサーを含む。
特定の実施態様では、前記1つ以上の乗客検出センサーが1つ以上の圧力センサーを含み、タクシーの乗客席に座っている乗客を感知するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターがNFCリーダーを含み、NFC有効化装置と通信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記NFCリーダーは、NFCチップを含む支払い機器と通信するように動作可能であり、そこでは、前記支払いアプリケーションが、前記支払い機器から感知されたデータに基づいて利用運賃の支払いができるように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターが光センサーを含み、支払い要求を示す記録媒体をスキャンするように動作可能であり、そこでは、前記支払いアプリケーションが、利用運賃の電子支払いを可能にするため、前記支払い要求を使用するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記記録媒体は、
活字メディア、又は
電子的に表示されたグラフィックである。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、地理的位置情報ユニットを含み、移動中のタクシーの地理座標を提供するように動作可能であり、そこでは、前記地理座標がタイムスタンプされる。
特定の実施態様では、前記メモリは、有料エリアの関連出入口エリアを示す通行料データを保存しており、そこでは、処理システムが記録された地理座標を使用して、タクシーが有料エリアの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出するように動作可能であり、そこでは、検出に応答して、対応する有料エリアに関連する有料金額を含めるため、前記メーターアプリケーションが利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記処理システムは、検出された出入口エリアをタクシーが通過した時間長を1つ以上の時間的しきい値と比較して判断するように動作可能であり、前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、前記メーターアプリケーションがその関連有料金額に従って利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記処理システムが判断したことに応答して、前記メーターアプリケーションが有料金額で利用運賃を適宜修正するように構成される。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、タクシーのタイヤと関連したエンコーダーからエンコーダーパルスを受信して、前記タクシーメーターは、
地理座標を使用してタクシーの第一移動距離を特定し、
前記エンコーダーから受信したパルスを使用して第二移動距離を特定し、そして
前記第一距離と前記第二距離との不一致に基づいて、不一致しきい値を満たしているかどうかを判断し、肯定的な判断に応答して、前記処理システムは、前記タクシーメーターが再設定を要することを示すメッセージを出力するように構成される。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、前記タクシーメーターのインターフェイスに接続可能なポータブル設定保存装置によって設定されるように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、1つ以上のリモート装置との無線通信を可能にするように動作する通信装置を含む。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、乗客が所持するモバイル装置とのデータ通信接続を確立するように動作可能であり、利用運賃の支払いを可能にするために使用される。
特定の実施態様では、前記データ通信接続が確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から利用運賃の支払いを認める承認データオブジェクトを受信するように動作可能であり、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつサーバー処理システムによって管理される口座と関連しており、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行うように動作可能であり、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す。
第二の観点では、
第一の観点に従うタクシーメーター、及び
前記タクシーメーターとデータ通信するサーバー処理システムを含むシステムが提供される。
特定の実施態様では、前記サーバー処理システムは、前記タクシーメーターによって記録された移動データ及び支払いデータが保存されているサーバーデータストアにアクセス可能であり、前記サーバー処理システムは、
要求している装置から移動に関する電子レシートのリクエストを受信し、そして
要求している装置に前記移動に関連する移動データ及び支払いデータを示す電子レシートを送信し、前記移動データ及び支払いデータが前記サーバーデータストアから取得されるように構成される。
特定の実施態様では、前記電子レシートは、移動のルートを示す。
特定の実施態様では、前記移動のルートが地図で示される。
特定の実施態様では、前記サーバー処理システムは、タクシーのタクシーメーターによって記録されて前記サーバーデータストアに保存されたデータの少なくとも一部を報告するための報告ポータルをホストし、前記サーバー処理システムは、
要求している装置から、対応するタクシーに関連するタクシーメーターによって記録されたデータの少なくとも一部を報告するためのリクエストを受信し、
前記サーバーデータストアに保存されたデータに基づいてレポートを生成し、そして
要求している装置に前記レポートを送信するように構成される。
特定の実施態様では、前記システムは、乗客が所持するモバイル装置において実行されるモバイルアプリケーションを含み、そこでは、乗客が前記モバイルアプリケーションとやり取りして利用運賃の支払いを可能にし、前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションの制御下で、前記タクシーメーター及び前記サーバー処理システムの少なくとも一方と通信して利用運賃の支払いを可能にする。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションによって、
受信した無線信号に基づいて、前記モバイル装置と通信可能な複数の無線装置のリストを生成し、
各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断し、
前記受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断し、そして
乗客が前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーターであると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にするように構成される。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションによって、
各無線装置に対する送信パワーレベルを特定し、そして
各無線装置に対する前記送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように構成される。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションによって、
各無線装置に対する較正済み送信パワーレベルを特定し、そして
各無線装置に対する前記較正済み送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように構成される。
特定の実施態様では、前記データ通信接続が確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から利用運賃の支払いを認める承認データオブジェクトを受信し、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつサーバー処理システムによって管理される口座と関連しており、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信する。
特定の実施態様では、前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行い、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す。
第三の観点では、タクシーに関連するタクシーメーターでの利用運賃の支払いを承認するため、乗客が所持するモバイル装置のメモリに保存されたコンピューター実行可能なインストラクションが提供され、そこでは、前記モバイル装置は、前記メモリと通信するように動作可能なプロセッサー、及びトランシーバーを含み、前記モバイル装置のプロセッサーは、
受信した無線信号に基づいて、前記モバイル装置と通信可能な複数の無線装置のリストを前記モバイル装置のメモリに生成し、前記無線装置の1つがそのタクシーメーターであり、
各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断し、
前記受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断し、そして
乗客が前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーターであると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にするように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のプロセッサーは、
各無線装置に対する送信パワーレベルを特定し、そして
各無線装置に対する前記送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から送信パワーレベルを受信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、各無線装置に対する較正済み送信パワーレベルを特定するように動作可能であり、各較正済み送信パワーレベルは、較正係数に従って調節される対応する無線装置の送信パワーレベルを示す。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置の較正済み送信パワーレベルを受信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から較正係数及び送信パワーレベルを受信するように動作可能であり、そこでは、前記モバイル装置のプロセッサーは、
前記較正係数及び前記送信パワーレベルを使用して較正済み送信パワーレベルを特定し、そして
各無線装置に対する前記較正済み送信パワーレベルに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のプロセッサーは、複数の無線装置から受信される1つ以上の広告メッセージと、前記モバイル装置が前記広告メッセージの少なくとも一部を受信した時刻とを示すデータを、前記モバイル装置のメモリにログするように動作可能であり、そこでは、前記モバイル装置のプロセッサーは、
各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間を特定し、そして
各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間にさらに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のプロセッサーは、前記モバイル装置のメモリに保存された1つ以上の得点ルールを使用して、各無線装置に対して得点を生成して複数の無線装置間で識別するように動作可能であり、そこでは、それぞれの得点に基づいて前記無線装置の1つがそのタクシーメーターとして識別される。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のプロセッサーが前記タクシーメーターとのセキュアな無線データ通信セッションを確立できるように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、受信した無線信号に基づいて、各無線装置に関連する装置識別子を判断するように動作可能であり、そこでは、前記モバイル装置のメモリがタクシーネットワーク装置識別子をそこに保存しており、前記モバイル装置のプロセッサーは、前記タクシーネットワーク装置識別子に一致しない装置識別子を有する1つ以上の無線装置をリストから削除するように動作可能である。
第四の観点では、タクシーが使用するためのシステムを提供し、前記システムは、
第三の観点に従うコンピューター実行可能なインストラクション、及び
タクシー内に実装されたタクシーメーターを含み、前記タクシーメーターは、トランシーバーと通信するプロセッサーと、前記プロセッサーを設定して利用運賃の電子支払いを可能にする実行可能なインストラクションを保存するメモリを含み、そこでは、前記タクシーメーターは、
前記タクシーメーターのトランシーバーを介して広告メッセージを無線でブロードキャストして、前記タクシーメーターが無線データ通信セッションを確立可能であることを示し、そして
乗客が操作するモバイル装置から利用運賃の電子支払いの承認を受信するため、前記モバイル装置との無線データ通信セッションを確立できるように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、地理的位置情報ユニットを含み、前記タクシーメーターのプロセッサーと通信するように動作可能であり、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーは、移動中に前記地理的位置情報ユニットから複数の地理座標を取得し、かつ前記複数の地理座標を示す移動データを前記タクシーメーターのメモリに記録するように動作可能であり、そこでは、各地理座標がタイムスタンプされる。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記地理的位置情報ユニットから取得した地理座標の1つを前記タクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較するように動作可能であり、前記地理座標が実質的に同様である場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記タクシーメーターのメモリに取得した地理座標を記録しないように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイル装置のプロセッサーと通信するように動作可能である出力装置を含み、無線データ通信セッションが前記タクシーメーターと前記モバイル装置との間で確立した後、前記タクシーメーターは、移動のルートを示す移動データを前記モバイル装置に無線で送信するように動作可能であり、かつ前記モバイル装置の出力装置は、前記移動データを使用したルートを表示するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターのメモリは、1つ以上の有料エリアの関連出入口エリア及び対応する1つ以上の有料金額を示す通行料データをそこに保存しており、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーが記録された地理座標を使用して、タクシーが1つ以上の有料エリアのうちの何れか1つの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出するように動作可能であり、そこでは、検出に応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが対応する有料金額を含めるため、利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターのプロセッサーは、
検出された出入口エリアと関連するそれぞれの地理座標のタイムスタンプ間の時間長を特定し、
前記時間長を前記タクシーメーターのメモリに保存された1つ以上の時間的しきい値と比較し、そして
前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、その関連有料金額に従って利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、各時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記タクシーメーターのプロセッサーが判断したことに応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記関連有料金額を含めるため、利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のメモリが承認データオブジェクトをそこに保存しており、そこでは、前記承認データオブジェクトがサーバー処理システムによって生成されて前記モバイル装置に送信され、前記無線データ通信セッションが確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から前記承認データオブジェクトを受信して利用運賃の支払いを認めるように動作可能であり、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつ前記サーバー処理システムによって管理される口座を示し、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金することを承認するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行うように動作可能であり、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す。
特定の実施態様では、前記システムが前記モバイル装置を含む。
第五の観点では、乗客が前記乗客の所持するモバイル装置を介してタクシーメーターからの利用運賃の支払いを承認できるようにする方法を提供し、そこでは、前記モバイル装置が、メモリと通信するプロセッサー、及びトランシーバーを含み、前記方法は、
前記モバイル装置のプロセッサーが、受信した無線信号に基づいて、前記モバイル装置と通信可能な複数の無線装置のリストを前記モバイル装置のメモリに生成し、前記無線装置の1つがそのタクシーメーターであり、
前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断し、
前記モバイル装置のプロセッサーが、前記受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断し、そして
前記モバイル装置のプロセッサーは、乗客が前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーターであると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にすることを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、
前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する送信パワーレベルを特定し、そして
前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する前記送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断することを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、前記モバイル装置が前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から送信パワーレベルを受信することを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、前記モバイル装置が各無線装置に対する較正済み送信パワーレベルを特定し、各較正済み送信パワーレベルは、較正係数に従って調節されるそれぞれの無線装置の送信パワーレベルを示すことを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、前記モバイル装置が前記モバイル装置のトランシーバーを介して、前記較正済み送信パワーレベルを受信することを含む。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から較正係数及び送信パワーレベルを受信し、前記方法は、
前記モバイル装置のプロセッサーが、前記較正係数及び前記送信パワーレベルを使用して較正済み送信パワーレベルを特定し、そして
前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する前記較正済み送信パワーレベルにさらに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断することを含む。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のプロセッサーは、複数の無線装置から受信される広告メッセージと、前記モバイル装置が前記広告メッセージの少なくとも一部を受信した時刻とを示すデータを、前記モバイル装置のメモリにログし、前記方法は、
前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間を特定し、そして
前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間にさらに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断することを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、前記モバイル装置のプロセッサーが前記モバイル装置のメモリに保存された1つ以上の得点ルールを使用して、各無線装置に対して得点を生成して複数の無線装置間で識別するように動作可能であり、そこでは、それぞれの得点に基づいて前記無線装置の1つがそのタクシーメーターとして識別されることを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、前記モバイル装置のプロセッサーが前記タクシーメーターとのセキュアな無線データ通信セッションを確立できるようにすることを含む。
特定の実施態様では、広告メッセージがタクシーネットワーク識別子を含み、前記モバイル装置のメモリが前記タクシーネットワーク識別子をそこに保存しており、前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記タクシーネットワーク識別子を示すことができない1つ以上の無線装置をリストから削除することを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、
前記モバイル装置のプロセッサーが、受信した無線信号に基づいて、各無線装置に関連する装置識別子を判断し、そこでは、前記モバイル装置のメモリがタクシーネットワーク装置識別子をそこに保存しており、そして
前記モバイル装置のプロセッサーは、前記タクシーネットワーク装置識別子に一致しない装置識別子を有する1つ以上の無線装置をリストから削除することを含む。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、トランシーバーと通信するプロセッサーと、前記プロセッサーを設定して利用運賃の電子支払いを可能にする実行可能なインストラクションを保存するメモリを含み、前記方法は、
前記タクシーメーターのトランシーバーが、広告メッセージを無線でブロードキャストして、前記タクシーメーターが無線データ通信セッションを確立可能であることを示し、そして
前記タクシーメーターのプロセッサーは、乗客が操作するモバイル装置から利用運賃の電子支払いの承認を受信するため、前記モバイル装置との無線データ通信セッションを確立できるようにすることを含む。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、地理的位置情報ユニットを含み、前記タクシーメーターのプロセッサーと通信し、前記方法は、
前記タクシーメーターのプロセッサーが、移動中に前記地理的位置情報ユニットから複数の地理座標を取得し、そして
前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記地理座標を示す移動データを前記タクシーメーターのメモリに記録し、そこでは、各地理座標がタイムスタンプされることを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記地理的位置情報ユニットから取得した地理座標の1つを前記タクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較し、前記地理座標が実質的に同様である場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記タクシーメーターのメモリに取得した地理座標を記録しないことを含む。
特定の実施態様では、前記モバイル装置は、前記モバイル装置のプロセッサーと通信する出力装置を含み、無線データ通信セッションが前記タクシーメーターと前記モバイル装置との間で確立した後、前記方法は、前記タクシーメーターが移動データを前記モバイル装置に無線で送信し、そして前記モバイル装置の出力装置が前記移動データを使用したタクシーのルートを表示することを含む。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターのメモリは、1つ以上の有料エリアの関連出入口エリア及び対応する1つ以上の有料金額を示す通行料データをそこに保存しており、前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが記録された地理座標を使用して、タクシーが1つ以上の有料エリアのうちの何れか1つの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出し、検出に応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが対応する有料金額を含めるため、利用運賃を修正することを含む。
特定の実施態様では、前記方法は、
前記タクシーメーターのプロセッサーが、検出された出入口エリアと関連するそれぞれの地理座標のタイムスタンプ間の時間長を特定し、
前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記時間長を前記タクシーメーターのメモリに保存された1つ以上の時間的しきい値と比較し、そして
前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、前記タクシーメーターのプロセッサーが、その関連有料金額に従って利用運賃を修正することを含む。
特定の実施態様では、各時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記タクシーメーターのプロセッサーが判断したことに応答して、前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記関連有料金額を含めるため、利用運賃を修正することを含む。
特定の実施態様では、前記モバイル装置のメモリが承認データオブジェクトをそこに保存しており、そこでは、前記承認データオブジェクトがサーバー処理システムによって生成されて前記モバイル装置に送信され、前記無線データ通信セッションが確立した後、前記方法は、
前記タクシーメーターが前記モバイル装置から利用運賃の支払いを認める前記承認データオブジェクトを受信し、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつ前記サーバー処理システムによって管理される口座を示し、
前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金することを承認するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信することを含む。
特定の実施態様では、前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、前記方法は、
前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行い、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、そして
前記承認データオブジェクトが期限切れであると判断した場合には、前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示すことを含む。
第六の観点では、タクシー内に実装されたタクシーメーターを提供し、前記タクシーメーターは、トランシーバーと通信するプロセッサー、地理的位置情報ユニット、及びメモリを含み、前記メモリには、乗客の利用運賃を計算するために前記プロセッサーを設定する実行可能なインストラクション、1つ以上の有料エリアの関連出入口エリアを示す通行料データ、及び対応する1つ以上の有料料金、及び前記関連出入口エリアに対する1つ以上の時間的しきい値が保存されており、
そこでは、
前記タクシーメーターのプロセッサーは、タクシーの乗客に対する移動中に前記地理的位置情報ユニットから複数の地理座標を取得するように動作可能であり、そこでは、前記地理座標がタイムスタンプされており、
前記タクシーメーターのプロセッサーは、取得した地理座標を使用して、タクシーが前記1つ以上の有料エリアのうちの何れか1つの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出するように動作可能であり、
前記タクシーメーターのプロセッサーは、検出された出入口エリアと関連するそれぞれの地理座標のタイムスタンプ間の時間長を特定するように動作可能であり、
前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記時間長を検出された出入口エリアに関連する1つ以上の時間的しきい値と比較するように動作可能であり、
前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、その関連有料金額に従って利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、
前記タクシーメーターのトランシーバーを介して広告メッセージを無線でブロードキャストして、前記タクシーメーターが無線データ通信セッションを確立可能であることを示し、そして
乗客が操作するモバイル装置から利用運賃の電子支払いの承認を受信するため、前記モバイル装置との無線データ通信セッションを確立できるように構成される。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターは、乗客のルートの地理座標を示す移動データをメモリに記録するように構成される。
特定の実施態様では、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記地理的位置情報ユニットから取得した地理座標の1つを前記タクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較するように動作可能であり、前記地理座標が実質的に同様である場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記タクシーメーターのメモリに取得した地理座標を記録しないように動作可能である。
無線データ通信セッションが前記タクシーメーターと前記モバイル装置との間で確立した後、前記タクシーメーターは、乗客に表示するため、移動のルートを示す移動データを前記モバイル装置に無線で送信するように動作可能である。
特定の実施態様では、各時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記タクシーメーターのプロセッサーが判断したことに応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記関連有料金額を含めるため、利用運賃を修正するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記無線データ通信セッションが確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から承認データオブジェクトを受信して利用運賃の支払いを認めるように動作可能であり、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつサーバー処理システムによって管理される口座を示し、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金することを承認するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信するように動作可能である。
特定の実施態様では、前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行うように動作可能であり、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す。
特定の実施態様では、タクシーメーターは、タクシーのタイヤと関連したエンコーダーからエンコーダーパルスを受信して、前記タクシーメーターのプロセッサーは、
地理座標を使用してタクシーの第一移動距離を特定し、
前記エンコーダーから受信したパルスを使用して第二移動距離を特定し、そして
前記第一距離と前記第二距離との不一致に基づいて、メモリに保存された不一致しきい値を超過しているかどうかを判断し、肯定的な判断に応答して、前記プロセッサーは、前記タクシーメーターが再設定を要すると判断するように構成される。
その他の観点及び実施態様も、好ましい実施態様の詳細な説明を通じてその有効性が評価される。
実施態様の例は、以下の説明から明らかとなるが、あくまでも例として示されるものであり、少なくとも1つの実施態様(ただし、それに限定されない)において、数字を添えて説明される。
図1は、特定の実施態様を具体化又は実施するために利用できる処理システムの一例の機能ブロック図を示す。
図2は、特定の実施態様を具体化又は実施するために利用できるネットワークインフラの一例を示す。
図3は、タクシーで使用するためのタクシーメーターの一例を示す。
図4は、図3のタクシーメーターと使用するためのシステムの一例を示す。
以下のモードは、あくまでも例として示されるものであり、1つ以上の好ましい実施態様の発明対象をより正確に理解するために記載される。
これらの図は、実施態様の一例の特徴を示すために掲載されるものであり、図全体を通じて、同じ参照番号が同じ部分を識別するために使用される。
本発明の特定の実施態様は、図1に示す一例の処理システムを使用して実現可能である。具体的には、処理システム100は、一般的に1つ以上のプロセッサー102、又は処理ユニット若しくは複数のプロセッサー、メモリ104、1つ以上の入力装置106及び1つ以上の出力装置108を含み、バス又はバスのグループ110を介して共に結合される。特定の実施態様では、入力装置106及び出力装置108は、同じ装置でもよい。処理システム100を1つ以上の周辺装置と結合するため、インターフェイス112も提供されて、たとえば、インターフェイス112は、PCIカード又はPCカードである。1つ以上のデータベース116を収容する1つ以上の記憶装置114も提供される。メモリ104は、いかなる形態のメモリ装置でもよく、たとえば、揮発性又は不揮発性のメモリ、ソリッドステート記憶装置、磁気装置などである。プロセッサー102は、たとえば、処理システム100内のさまざま機能を取り扱うため、複数の区別された処理装置を含むことができる。
入力装置106は、入力データ118を受信し、たとえば、キーボード、ポインター装置(ペンのような装置又はマウスなど)、ボイスコントロール起動用オーディオ受信装置(マイクロフォンなど)、データ受信器又はアンテナ(モデム又は無線データアダプター、データ収集カードなど)を含むことができる。入力データ118は、さまざまなソースから到来する場合があり、たとえば、キーボードインストラクションがネットワークを介して受信されるデータと組み合わされる。出力装置108は、出力データ120を生成又は発生し、たとえば、ディスプレイ装置又はモニターを含む場合には、出力データ120は、可視的なものであり、プリンターを含む場合、出力データ120は印刷されるものであり、たとえば、USBポートなどのポート、周辺コンポーネントアダプター、データ送信器又はアンテナ(モデム又は無線ネットワークアダプターなど)を含む場合がある。出力データ120は、区別されて、さまざまな出力装置から発生される場合があり、たとえば、モニターの画像ディスプレイがネットワークに送信されるデータと組み合わされる。ユーザーは、たとえば、モニター上又はプリンターを使用して、データ出力を見るか、データ出力を解釈したものを見ることができる。記憶装置114は、いかなる形態のデータ又は情報記憶手段でもよく、たとえば、揮発性又は不揮発性のメモリ、ソリッドステート記憶装置、磁気装置などである。
使用において、処理システム100は、有線又は無線の通信手段を介して、1つ以上のデータベース116とやり取りして、データ又は情報を保存及び/又は取得できるようにする。インターフェイス112は、処理ユニット102と周辺コンポーネント(特定の目的に機能する場合がある)との間での有線及び/又は無線通信を可能にする。プロセッサー102は、入力装置106を介してインストラクションを入力データ118として受信し、出力装置108を利用して処理結果又はその他の出力をユーザーに表示できる。複数の入力装置106及び/又は出力装置108が提供されてもよい。処理システム100は、いかなる形態の端末、サーバー、専用ハードウェア、又は同様のものでもよいことを、理解すべきである。
処理システム100は、図2に示すように、ネットワーク型通信システム200の一部でもよい。処理システム100は、たとえば、インターネット又はWANといったネットワーク202に接続できる。入力データ118及び出力データ120は、ネットワーク202を介してその他の装置と通信できる。その他の端末は、たとえば、シンクライアント204、さらなる処理システム206及び208、ノートブックコンピューター210、メインフレームコンピューター212、PDA 214、ペンコンピューター216、サーバー218なども、ネットワーク202に接続できる。多様なその他のタイプの端末又は構成を利用できる。ネットワーク202での情報及び/又はデータの送信は、有線通信手段220又は無線通信手段222を使用して達成できる。サーバー218は、ネットワーク202と1つ以上のデータベース224との間のデータの送信を円滑にできる。サーバー218及び1つ以上のデータベース224は、情報源の一例を提供する。
その他のネットワークがネットワーク202と通信してもよい。たとえば、電気通信ネットワーク230は、ネットワーク202と携帯電話若しくはセルラーフォン232又はPDAタイプ装置234との間のデータ送信を、無線通信手段236及び送受信基地局238を利用して円滑にできる。衛星通信ネットワーク240は、衛星信号受信器242と通信でき、衛星244からデータ信号を受信することで、衛星信号送信器246と遠隔通信する。こすうることで、さらなる処理システム248、ノートブックコンピューター250又は衛星電話252などといった端末がネットワーク202と通信できる。ローカルネットワーク260は、たとえば、プライベートネットワーク、LANなどであり、これらもネットワーク202と接続できる。たとえば、ネットワーク202は、イーサネット(登録商標)262と接続でき、こうして端末264、サーバー266(データベース268との間でのデータ送信を制御する)、及びプリンター270と接続できる。さまざまなその他のタイプのネットワークを利用できる。
処理システム100は、その他の端末、たとえば、さらなる処理システム206, 208とデータ118, 120をネットワーク202との間で送受信することで通信でき、これにより、ネットワーク型通信システム200のその他の構成要素との円滑な通信を可能にする。
したがって、たとえば、ネットワーク202, 230, 240は、インターネットの一部を成すか、又はインターネットに接続してもよく、その場合には、端末206, 212, 218は、たとえば、ウェブサーバー、インターネット端末、又は同様のものでよい。ネットワーク202, 230, 240, 260は、その他の通信ネットワーク(LAN、WAN、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDIリング、スターなどのネットワーク)、又は携帯電話ネットワーク(GSM(登録商標)、CDMA若しくは3Gなどのネットワーク)であるか、その一部を成してもよく、特定の実装に応じて、たとえば、光ファイバーを含む完全若しくは部分的な有線であるか、又は無線ネットワークでもよい。
図3を参照すると、タクシーメーター301を含むタクシーメーターシステム300が示される。タクシーメーター301は、タクシーに設置できるように構成される。タクシーメーター301は、図1に関係して説明された処理システム100に実質的に基づく処理システムを含む。
図3をより具体的に参照すると、タクシーメーター301は、バス390を介してメモリ304に結合されたセントラルプロセッサー302を含む。セントラルプロセッサー302も、複数の周辺機器を含み、それらは、バス399を介してセントラルプロセッサー302とデータ通信する。
具体的には、プロセッサー302と通信する周辺装置は、入力制御ユニット318、SIM(加入者識別モジュール)カード314と結合可能な1つ以上の通信装置316(すなわち、トランシーバー)、加速度計324、光センサー326、タッチスクリーンディスプレイ328、NFC(近距離通信)リーダー330、セキュア暗号プロセッサー334、クロック336、地理的位置情報ユニット337(GPSシステム、GLONASSユニット、ガリレオシステム、IRNSSシステム、及び/又は北斗衛星導航系統を利用する)及びインターフェイス338を含む。装置301のこれらの周辺装置は、タクシーメーター301のハウジング内に統合されることで、取り外しができない周辺装置となる。
タクシーメーターシステム300はまた、タクシーメーター301のハウジングの外側に位置する複数の周辺装置を含む。具体的には、タクシーメーターシステム300は、地理的位置情報ユニット337に結合された地理的位置情報アンテナ344、1つ以上の乗客検出センサー346、プリンター348、PINパッド350、タクシーの車輪の1つ以上の回転を測定するためのエンコーダー352、タクシーの外側の位置に搭載された1つ以上のカメラ353、及びタクシーの内部に位置するビデオカメラ332を含む。ハウジングの外側に位置するこれらの装置の一部は、通信装置320を介してプロセッサー302と無線通信するか、又は有線通信メディアを介することが理解される。
較正装置342は、特定のタクシーに対してタクシーメーター301を較正するため、インターフェイス338を介してタクシーメーター301に対して着脱自在に結合される。加えて、追加のPINパッド装置340は、USBインターフェイスを介してタクシーメーター301に対して着脱自在に結合される。オプションとして、記憶装置339は、装置301対して着脱自在に結合される。
タクシーメーター301のメモリ304は、アプリケーションストア308を含み、そこには複数の実行可能なアプリケーションが保存されており、タクシーメーター301のプロセッサー302によって実行できる。具体的には、アプリケーションストア308は、設定アプリケーション309、支払いアプリケーション310、メーターアプリケーション312、報告アプリケーション314、ニュースアプリケーション316、及びオペレーティングシステム317を含む。メモリ304はまた、データストア306も含み、そこにはタクシーメーター301のためのさまざまなデータを保存する。具体的には、データストア306は、運賃データ354、通行料データ356、支払いデータ358、運用データ360、運転手データ362、乗客検出データ364、移動データ366、キーデータ368、及び設定データ370を含む。
タクシーメーターシステム300は、図2に描かれるようなネットワーク型システムの一部を成すことができる。具体的には、図4を参照すると、タクシーメーターシステム300を含むコンピューター ネットワークシステム400が示される。タクシーメーターシステム300は、サーバー処理システム410とデータ通信している。システム300とサーバー処理システム410との間の通信は、一般的に1つ以上のネットワークを使用して無線で行われるものであり、そこでは、無線通信装置320を利用して無線通信が可能となる。
タクシーメーターシステム300はまた、支払い処理システム470とも通信しており、支払い取り引きを完了するために金銭支払いデータを処理する。一般的に、タクシーメーターシステム300は、無線通信装置320を使用して支払い処理システム470と無線で通信する。
タクシーメーターシステム300はまた、タクシーの乗客が所持するモバイル通信装置450とも通信できる。モバイル通信装置は、好ましくは、スマートフォン又はタブレット処理システムの形態で提供される。モバイル通信装置は、プロセッサー451、メモリ452、入力装置453、出力装置454、及びトランシーバー455を含み、バス456によって共に結合される。
ある特定の形態では、モバイル通信装置450は、タクシーメーターシステム300と通信するため、メモリ452に保存されたモバイルコンピューターアプリケーション460を実行する。一般的に、タクシーメーターシステム300とモバイル通信装置460との間の通信は、1つ以上の無線通信装置を使用して無線で行われる。好ましくは、データ通信は、Bluetooth(登録商標)プロトコルを使用して行われる。一形態において、Bluetooth(登録商標)プロトコルは、Bluetooth(登録商標)低エネルギープロトコルにできるが、その他の先行するBluetooth(登録商標)プロトコル(すなわち、バージョン1、2又は3)を利用することもできる。しかしながら、その他のバリエーションでは、タクシーメーターシステム300の無線通信装置320は、タクシー内のWi-Fiを使用して無線ホットスポットを確立する無線ルーターでもよく、モバイル通信装置450は、当該無線ホットスポットを使用してシステム300と通信できる。モバイル通信装置450はまた、コンピューターアプリケーション460を介してサーバー処理システム410とも通信できる。
サーバー処理システム410は、タクシーメーターシステム300から、さらにはネットワーク400のその他の装置から受信されるデータを収集、送信及び処理するためのデータ処理システム420、モバイル通信装置460によって実行されるコンピューターアプリケーション460との通信を可能にするアプリケーションサーバー430、及びウェブサーバー440を含む。ウェブサーバー440は、サーバー処理システム410と1つ以上のコンピューター端末480(処理システム100など)との間の通信を可能にし、そこでは、コンピューター端末480がウェブブラウザーアプリケーション490を解釈して、情報をコンピューター端末480のユーザーに表示し、そしてサーバー処理システム410との通信を可能にする。各端末装置480は、インターネットなどといった広域ネットワークを介してウェブページにアクセスできる装置であることが理解される。
タクシーメーター301及びタクシーメーターシステム300は、タクシーのバッテリーから電力を受けるように構成される。
使用において、タクシーメーターシステム300は、タクシーから電力を受けることで動作し、タクシーメーター301は、起動プロセスを行い、そこでは、オペレーティングシステム317が起動する。いったん起動プロセスが完了すると、プロセッサー302がタッチスクリーンディスプレイ328を介する制御により、オペレーティングシステム317のユーザーインターフェイスを表示する。タクシー運転手にはログインインターフェイスが提示されてもよく、当該タクシー運転手は、ユーザー名及びパスワードなどといった識別データを入力することで当該タクシー運転手を識別する。あるいは、タクシー運転手は、スマートカード実現装置などといったNFC実現装置と関連付けられてもよく、当該運転手によってタクシーメーター301の読み取り圏内に配置されて当該タクシー運転手の識別情報を取得できる。オペレーティングシステム317は、データストア306に保存されたローカル運転手データ362に基づいてタクシー運転手を認証してもよいし、タクシー運転手を認証するためサーバー処理システム410に認証要求を送信してもよく、またその両方を行ってもよく、そこでは、メッセージがサーバー処理システム410からタクシーメーター301に送り戻されて、当該タクシーメーター301へのアクセスが認められるか否かなどといった認証の結果が示される。
乗客がタクシーに乗車すると、タクシー運転手は、プロセッサー302の実行によりメーターアプリケーション312とのやり取りが可能となり、運賃の記録を開始する。メーターアプリケーション312とのやり取りは、タッチスクリーンインターフェイス328を介することができる。タクシー運転手の選択プロセスを容易にするため、タクシー運転手は、代替手段として触覚入力コントロール318を使用できる。やり取りでは、メーターアプリケーション312を実行するプロセッサー302は、データストア306に保存された運賃データ354を利用してリアルタイムで移動の運賃を計算する。一般的に、メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー102は、ルールの組み合わせを使用して移動中の利用運賃を特定する。運賃データ354は、装置301で更新可能な運賃表を含む。一般的に、プロセッサー102がメーターアプリケーション312を実行して計算される運賃は、移動距離と移動時間に基づく。移動距離は、タクシーの車輪の回転を示すエンコーダー352から受信される信号を使用して計算される。運賃の計算にその他の要素を使用してもよい。たとえば、移動が開始される時間又は曜日(すなわち、平日又は週末)が、適用される運賃の高低に影響する場合がある。加えて、以下でより詳細に記載されるように、移動中に発生するすべての通行料も利用運賃に加算してよい。メーターアプリケーション312を実行するプロセッサー302は、移動中にタッチ スクリーンインターフェイスを介してメーターアプリケーションインターフェイスを表示することで、乗客は、生じている利用運賃を認識できる。
メーターアプリケーション312を実行するプロセッサー302は、通行料データ356も利用して移動中に発生する通行料を自動的に特定する。通行料データ356は、道路網の有料エリアに対する複数の関連出入口エリアを定義する。出入口エリアは、地理的なエリアであり、タクシーが通行料に関連した道路にいつ出入りしたかを定義する。移動中、タイムスタンプ済みデータ地理座標を示すデータは、地理的位置情報ユニット337及び地理的位置情報アンテナ344を使用してプロセッサー302によって定期的にメモリ304に記録されて、データストア306に移動データ366として保存され、そこでは、保存された移動データ366は、乗客に対する特定の移動に対する識別情報と関連付けられる。必要な場合、地理座標にタイムスタンプするのに、クロック336を使用してもよいが、プロセッサーに提供される地理座標は、すでにタイムスタンプされているものでもよい。さらには、プロセッサー302は、タクシーメーター301のメモリ304の記憶能力を高めるため、最も新しく取得した地理座標と最も新しく記録した地理座標との間での地理座標の変化のみをメモリ304に記録できる。メーターアプリケーション312を実行するプロセッサー302は、最後に記録した地理座標を通行料データ356で定義された出口及び/又は入口エリアの1つ以上に対して継続的に比較する。タクシーが有料エリアの入口エリアを通過したと識別される場合、プロセッサー302は、移動データ366に有料進入イベント及びこの進入の発生時間をログする。そして、メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサーは、移動中に最後に記録した地理座標の選択を、有料エリアの出口エリアをタクシーが通過するのを検出するまで、定義された出入口エリアに対して継続的に比較する。検出されたで出口エリア及びタクシーが当該出口を通過した時間が、移動データ366に記録される。そして、メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー302は、通行料データ356に定義された関連出入口エリアに基づいて、検出された出口エリアと先に検出した入口エリアとの組み合わせを試みる。各関連出入口エリアは、メモリ304に保存される1つ以上の関連する時間的しきい値(時間的範囲など)を備えており、当該エリアをタクシーが通過するのにかかるべき時間について下限及び上限を定義する。メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー302は、入口エリアと出口エリアとの間をタクシーが通過した時間長を時間的範囲と比較する。検出間の時間長が時間的範囲外である場合、メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー302は、その通行料検出を採用しない。しかしながら、検出間の時間長が時間的範囲内である場合、メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー302は、通行料データ356から検出された出入口エリアと関連する有料金額を取得して、生じている利用運賃と組み合わされて、タッチスクリーンディスプレイ328に表示される。こうして、タクシー運転手が移動の最後にこの料金をそれまでに生じた料金に含める必要がある代わりに、タッチ スクリーンディスプレイ328は、生じた通行料が加えられた料金をリアルタイムで表示する。メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー302はまた、タイムスタンプ済み地理座標を使用してタクシーが移動している方向を判断し、通行料が乗客に生じるべきかどうかを判断してもよい(すなわち、方向依存の通行料)。
一形態では、タクシーメーターのプロセッサー302は、地理的位置情報ユニット337から取得した地理座標の少なくとも一部をタクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較する。地理座標が実質的に同様である場合、タクシーメーターのプロセッサー302は、タクシーメーターのメモリ304に取得した地理座標を記録しない。この設定は、メモリ304の記憶能力を高めるために有益であり、これにより、タクシーが実質的に停止している場合に、同一又は実質的に同様な地理座標がメモリに複数回記録されない。
移動の最後に、タクシー運転手は、触覚入力コントロール318又はタッチスクリーンディスプレイ328を介して移動が終了したことを入力できる。これに応答して、メーターアプリケーション312を実行しているプロセッサー302は、生じている利用運賃の計算を停止して、最終利用運賃を決定する。そして、支払いアプリケーション310は、プロセッサーによるか、又はタクシー運転手による入力を介して実行される。支払いアプリケーション310は、メーターアプリケーション312によって計算された最終運賃を示すインターフェイスとして、乗客の支払いのオプション複数を表示する。
具体的には、乗客は、PINパッド装置340,350を利用して最終利用運賃を支払うことを希望できる。具体的には、磁気ストライプを含むカード又はスマートカードなどといった金融器具を利用して金銭取り引きを行うことができる。PINパッド装置350の入力手段を利用して個人識別番号を提供し、金銭取り引きを確定させてもよいが、取り引きのタイプに応じては、必要ない場合もある。通信装置320が支払い処理システム470と無線で通信できるエリアにタクシーが位置する場合、暗号化データがPINパッド装置350からセキュア暗号プロセッサー334に送信されて、暗号化された金銭取り引きデータを処理し、これが通信装置320によって支払い処理システム470に無線で送信される(図4を参照し、一般的に「スイッチ」と呼ばれる)。そして、メッセージがタクシーメーター301によって通信装置320を介して受信されて、金銭取り引きが正しく処理されたかどうかを示す。そして、プロセッサー302によって支払いデータ358として記録される支払い記録がデータストア306に保存されて、金銭支払いが処理されたことを示し、そこでは、取り引きと関連する運転手を識別するため、運転手識別情報が支払い記録と関連して記録される。しかしながら、通信装置320が支払い処理システム470と無線で通信できないエリアにタクシーが位置する場合、セキュア暗号プロセッサー334は、暗号化された金銭取り引きデータを保存し、支払い処理システム470との通信が利用可能なその後の時間/日付に処理できる。暗号化された金銭取り引きデータは、期限日と関連付けられてもよく、そこでは、金銭取り引きデータが当該期限日よりも前に処理されなければならない。
別の支払いオプションは、NFC実現支払いカード又はNFC実現モバイル通信装置450などといったNFC実現装置を使用して乗客が金銭取り引きを完了できるものを含む。具体的には、乗客がNFC実現装置をNFCリーダーの一定圏内にNFC実現装置を配置すると、当該NFCリーダー及びNFC送信器が結合することで、データが当該NFC実現装置からタクシーメーター301に無線で送信されて、セキュア暗号プロセッサー334によって処理される。
別のオプションでは、乗客は、バーコードなどといった視覚的記録媒体を利用する金銭支払いツールの使用を希望してもよい。たとえば、視覚的記録媒体を備える印刷されたクーポン/伝票を提示するか、又は視覚的記録媒体が乗客のモバイル通信装置450上に表示されてもよい。視覚的記録媒体は、光センサー326によってスキャンすることができ、そしてキャプチャーした視覚的記録媒体をタクシーメーター310が処理して金銭取り引きを可能にする。たとえば、スキャンした視覚的記録媒体に基づいてプロセッサー302により識別子が判断されてもよく、そして当該識別子は、利用可能な場合、支払い処理システム470に送信される。支払い処理システム470との通信が利用できない場合、後で処理するため識別子がメモリに保存される。
別のオプションでは、乗客が各自のモバイル通信装置450を使用して金銭取り引きを完了してもよく、プロセッサーがモバイルコンピューターアプリケーション460を実行して、サーバー処理システムのアプリケーションサーバー430と通信して支払いを可能にする。具体的には、乗客は、アプリケーションサーバー430に口座を登録してもよい。乗客は、アプリケーション460を起動でき、そこでは、利用運賃を支払うための認証、及びタクシー、装置301又は移動の識別情報がサーバーアプリケーションに送信される。乗客は、これらの詳細の少なくとも一部を入力できるか、又は装置301は、このデータをBluetooth(登録商標)又はWi-Fiといった通信装置320を介してアプリケーション460に無線で送信してもよい。アプリケーションサーバー430がアプリケーション460からデータを受信する場合、当該アプリケーションサーバー430は、利用運賃の支払いを可能にする。一形態では、乗客は、登録した口座と関連するクレジットを保有してもよく、そこでは、アプリケーションサーバー430が当該乗客に関連するクレジットの課金を可能にする。あるいは、乗客は、クレジットカード又は登録した口座と関連付けて保存されたダイレクトデビットデータを保有してもよく、そこでは、アプリケーションサーバー430が支払い処理システム470と連携し、これらの保存された詳細を使用して利用運賃の処理を可能にする。一部の実施態様では、金銭取り引きを可能にする前に、乗客が各自の識別情報をアプリケーションサーバー430に証明するため、モバイル通信装置450を介してユーザー名及び/又はパスワードといった識別データを提供する必要性があってもよい。メッセージが支払い処理システム470からアプリケーションサーバー430に送信されて、取り引きが成功したかどうかを指し示す。そして、メッセージは、タクシー又は装置301の識別情報を使用してデータ処理システム420を介してタクシーメーター301に送信されて、取り引きの結果をタッチスクリーンディスプレイを介して表示する。アプリケーションサーバー430はまた、取り引き結果の内容をモバイル通信装置450のアプリケーション460に送信する。
別のオプションでは、乗客は、モバイル通信装置450のアプリケーション460を利用してタクシーの装置301と無線データ通信セッションを確立しもよく、そこでは、当該装置301が当該乗客の操作によって当該モバイル通信装置から支払い承認データを受信する。上述のように、乗客は、アプリケーションサーバー430に口座を登録している。アプリケーション460は、アプリケーションサーバー430から1つ以上の承認データオブジェクトを受信する。各承認データオブジェクトは、事実上、仮想的な支払い機器であり、乗客の承認を提供して、サーバー処理システムによって管理される乗客の口座に課金する。乗客が運賃を支払う必要がある場合、承認データオブジェクトの1つをモバイル通信装置450からタクシーメーター301に送信できるため、当該タクシーメーター301は、当該承認データオブジェクトに基づいて乗客の口座に対して当該運賃の課金を手配できる。
各承認データオブジェクトは、サーバー処理システム410により乗客の口座を示す。加えて、各承認データオブジェクトは、有効期限を示すことができる。各承認データオブジェクトは、好ましくはサーバー処理システム410によって暗号化される。サーバー処理システム410は、サーバーデータストア415で、各乗客に発行された承認データオブジェクトを示すデータを管理する。
アプリケーション460は、当該アプリケーション460が乗客によって起動されて、そして当該アプリケーション460がアプリケーションサーバー430とデータ通信接続を確立できる場合、当該アプリケーションサーバー430から1つ以上の承認データオブジェクトを自動的に受信してもよい。乗客を識別することが要求されてもよいことが理解される(ユーザー名及びパスワード、並びに/又はバイオメトリック)。あるいは、乗客は、アプリケーション460とやり取りして1つ以上の承認データオブジェクトを受信するためのリクエストを送信できる。承認データオブジェクトは、モバイル通信装置450のメモリ452に保存される。アプリケーション460を実行しているプロセッサー451は、キューデータ構造で承認データオブジェクトを保存でき、そこでは、最も古い承認データオブジェクトがキューの先頭に保存される(先入れ先出しデータ構造)。承認データオブジェクトが使用される場合、最も古い承認データオブジェクトがタクシーメーター301に送信されて、支払いを承認する。
乗客がプロセッサー451によって実行されるアプリケーション460を介して利用運賃の支払いを承認する場合、承認データオブジェクトがプロセッサー451によってモバイル通信装置450のメモリ452から取得されてタクシーメーター301に送信される。そして、使用された承認データオブジェクトは、承認データオブジェクトキューから消去される。好ましくは、送信された承認データオブジェクトは暗号化される。そして、タクシーメーター301は、承認データオブジェクトを復号化して時間的な検証プロセスを行い、当該承認データオブジェクトが時間的に有効であるかどうかを判断する。具体的には、タクシーメーター301は、承認データオブジェクトによって示される有効期限をクロック336によって示される現在の時間と比較する。承認データオブジェクトが期限切れである場合には、タクシーメーター301が期限切れメッセージをモバイル通信装置450に送信して、時間的に有効な別の承認データオブジェクトを装置に提供することを要求する。
いったん時間的に有効な承認データオブジェクトがタクシーメーター301によって識別されると、当該タクシーメーター301は、乗客の口座が適宜課金されるように処理するため、当該承認データオブジェクトをサーバー処理システム410に転送してもよい。サーバー処理システム410は、サーバーデータストア415を更新して、乗客に発行された承認データオブジェクトの1つが使用されていることを記録する。取り引きが正しく完了されたかどうかを示すため、タクシーメーターによって、取り引きメッセージがサーバー処理システム410から受信されてもよく、そこでは、当該タクシーメーター301がディスプレイ328を介して当該取り引きメッセージを表示する。
特定の状況では、タクシーメーター301は、サーバー処理システム410とデータ通信接続を確立できない場合がある(すなわち、受信が悪いため)。あるいは、タクシーメーター301は、当該タクシーメーター301とサーバー処理システム410との間でセキュアなデータ接続が確立可能な後の時点で承認データオブジェクトを処理するため、要求だけするように設定してもよい。こうした場合では、タクシーメーター301のプロセッサー302は、承認データオブジェクトをメモリ306に保存して、当該承認データオブジェクトを後の時点で処理できるようにする。こうした状況では、取り引きは、有効であると想定され(承認データオブジェクトの期限の分析が正しい場合)、タクシーメーター301によりディスプレイ328を介して支払いが成功したことを示す。
この例で、乗客のモバイル通信装置450がタクシーメーター301との無線データ通信セッションを確立する場合、当該モバイル通信装置450が正しいタクシーメーター301と無線データ通信セッションを確立することが重要であり、さもなければ、当該乗客が、別の乗客の運賃を支払うことになってしまう。この問題は、タクシー乗り場や、顧客が次々と乗客を降車させるエリア(すなわち、空港)などといったエリアでは、モバイル通信装置450の無線に近接した範囲内に複数のタクシーメーターがあるため、特に問題となる。この問題を克服するため、モバイル装置450のプロセッサー451は、タクシーネットワーク識別子に従って無線装置のリストをフィルターしてから、各無線装置に対する受信信号強度インジケーターに少なくとも基づいて残りの無線装置のリスト内で識別する。
具体的には、モバイル装置450で受信された各広告メッセージは、UUIDといった装置識別子を含み、タクシーネットワーク識別子を示すことができるものである。モバイル装置450は、タクシーネットワーク識別子をメモリに保存しており、リストの各無線装置が分析されて、当該タクシーネットワーク識別子を含むかどうかを判断する。当該タクシーネットワーク識別子を示さない無線装置の広告メッセージは、リストから削除される。
そして、モバイル装置450は、残りの各無線装置にリクエストを送信して1つ以上の属性を要求する。要求された属性の1つは、無線装置301のステータスを示す動作ステータスコードの可能性がある。ステータスコードの例を以下に示す。
Figure 2016501407
ステータスコードは、モバイル装置450のプロセッサー451によって使用でき、アプリケーションを実行してリストをさらにフィルターする。具体的には、アプリケーション450は、装置からの応答でメーター実行中(MR)又は今すぐ支払い可能(PN)を示すステータスコードがないものをリストから削除する。
プロセッサー451によって実行されているアプリケーション460によってフィルタリングプロセスがいったん行われると、リストは、無線装置のリストに単一の無線装置のみを含む場合がある。この場合、Bluetooth(登録商標)接続といった無線接続が、モバイル通信装置450と無線装置(タクシーメーター301)との間で自動的に確立できる。あるいは、乗客は、モバイル装置450の入力装置を使用してアプリケーション450を介して接続の確立を確定する必要性があってもよい。いったん接続が確立されると、乗客に表示するため、移動の詳細をタクシーメーター301からアプリケーション450に送信できる。そして、乗客は、上述のように利用運賃を支払う選択ができ、そこでは、上述のように支払いを承認するため、承認データオブジェクトがタクシーメーター301に送信される。
複数のタクシーが無線に近接した範囲内に位置する特定の状況において(すなわち、空港の降車ポイント)、応答している装置のフィルター済みリストが、タクシーメーター301の可能性がある装置を依然として複数含む場合がある。こうした状況では、アプリケーション460を実行しているプロセッサー451は、各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断する。そして、アプリケーションを実行しているプロセッサーが、受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、当該無線装置の1つをそのタクシーメーター301であると判断する。たとえば、各受信信号強度インジケーターは、メモリ452に保存された受信信号強度インジケーターと比較できる。あるいは、フィルター済みリストの各無線装置に対して特定された受信信号強度インジケーターを使用して、得点がモバイル装置450のプロセッサー451によって計算されてもよい。そして、アプリケーション460を実行しているプロセッサー451は、乗客がモバイル装置450を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーター301であると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にする。
アプリケーション460を実行しているモバイル装置450のプロセッサー451は、識別プロセスを助けるため、各無線装置の送信パワーレベルも特定できる。たとえば、送信パワーレベルは、モバイル装置のメモリ452に保存されてもよく、そこでは、プロセッサー451がメモリ452から送信パワーレベルを取得する。あるいは、モバイル装置450は、各無線装置にリクエストを送信して、それぞれの送信パワーレベルを要求してもよく、各無線装置が応答して、送信パワーレベルを示すデータをモバイル装置450に送信する。一形態では、アプリケーション460を実行しているモバイル装置450は、識別プロセスを助けるため、各無線装置の較正済み送信パワーレベルを特定する。たとえば、応答は、較正済み送信パワーレベル、又はモバイル装置450のプロセッサー451が使用して較正済み送信パワーレベルを特定するための較正係数を含む。特定のタクシーメーター及び関連アンテナがさまざまな場所にいるタクシーに取り付けられているため、あるタクシーメーターが他のものよりも無線データをより効率的に送信することになり、複数の無線装置の中から正確に識別してそのタクシーメーター301であると判断するには、受信信号強度及び送信パワーレベルの調節が必要となる場合がある。この問題に対処するため、タクシーメーター301は、当該タクシーメーター301の報告送信パワーレベルを調節するための較正係数を示すデータをメモリに保存しているか、又は、別の方法として、当該タクシーメーター301は、報告可能な較正済み送信パワーレベルをメモリ304に保存することができる。そして、モバイル装置450のプロセッサー451は、報告された較正済み送信パワーレベル及び各無線装置に対する受信信号強度インジケーター(1つ以上のしきい値との比較など)を使用して、どの無線装置がそのタクシーメーター301であるかを識別できる。
加えて、又は別の方法として、モバイル装置のプロセッサー451は、複数の無線装置から受信される広告メッセージと、当該モバイル装置450が当該広告メッセージの少なくとも一部を受信した時刻とを示すデータを、モバイル装置のメモリ452にログする。モバイル装置450のプロセッサー451は、各無線装置が当該モバイル装置450にブロードキャストしている期間を特定でき、そしてこれらの期間を使用してどの無線装置がそのタクシーメーター301である可能性が高いかを判断する。たとえば、2つの無線装置が存在するリストの場合、モバイル装置450のプロセッサー451は、1つの無線装置が1分間だけブロードキャストしているのに対して、もう一方の無線装置が5分以上ブロードキャストしていることを識別する場合がある。この比較に基づくと、広告メッセージが移動全体で受信されているため、5分間ブロードキャストしている無線装置がそのタクシーメーター301である可能性が高いとして識別される。
アプリケーション460を実行しているプロセッサー451は、メモリ452に保存された1つ以上の得点ルールをフィルター済み装置リストの各無線装置に適用して、各装置に対する重み付け得点を特定してもよい。そして、各装置に対する重み付け得点は、プロセッサー451によって使用されてフィルター済み装置リストの順序付けを行い、重み付け得点が高い(すなわち、最も好ましい)装置がプロセッサー451によって乗客のタクシーと関連するタクシーメーター301である可能性が高いと考慮される。
関連付けられた重み付け得点のある得点ルールのリスト例が下に提供される。
Figure 2016501407
好ましくは、この得点ルールを使用して、モバイル装置450のプロセッサー451が、無線装置をそのタクシーメーター301であると識別でき、セキュアな無線データ通信セッションを当該タクシーメーターと自発的に確立できるようにする。上述のように、無線データ通信セッションは、Bluetooth(登録商標)プロトコルを使用して確立されてもよい。そして、支払いの承認は、上述のように装置301への承認データオブジェクトの送信と関係して、実施できる。
あるいは、アプリケーション460を実行しているプロセッサー450は、ランク付けされた装置リストを示し、ランク付けされたフィルター済み装置リストでは、最も高い重み付け得点のある装置がその他の装置よりもアプリケーション上で大きく描かれるようにする。たとえば、最も高い重み付け得点のある装置に対して大きな確定ボタンを示してもよく、こうすることで、対応する装置が最も可能性の高いタクシーメーター301として考慮されることを示す。ランク付けされたフィルター済み装置リストのどの装置がタクシーメーター301であるかを示す入力が乗客から受信されると、無線データ通信セッションが当該タクシーメーター301とモバイル通信装置450との間で確立される。そして、支払いの承認は、上述のように装置301への承認データオブジェクトの送信と関係して、実施できる。
金銭取り引きが完了すると、レシートが乗客に提供される。一形態では、プリンター348を使用して物理的なレシートが印刷される。印刷されたレシートは、移動識別子を含んでもよく、乗客はこれにより、端末480を使用して移動に関する追加情報を含む電子レシートを取得できる。具体的には、乗客は、ウェブブラウザー490を介して乗客ポータルにアクセスでき、そこでは、当該乗客が移動識別子を入力でき、ウェブサーバー440に送信される。そして、ウェブサーバー440は、サーバーデータストア415に問い合わせて、移動識別子によって識別された移動に対する移動データ366及び関連支払いデータ358を取得する。移動データ366の視覚的表示が、移動の開始ポイント、移動の終了ポイント、及びルートを示す地図の形式でサーバー処理システム410によって生成されてもよく、当該地図は、電子レシートの一部として示される。発生した通行料、及びオプションとして適用されたレートの情報と合わせて、移動に対してかかった料金が取得され、この追加情報が電子レシートの一部として示される。
別の形態では、支払いがアプリケーション460を介して成された場合には、電子レシートは、モバイル通信装置450を介して取得できる。具体的には、支払いの際に、乗客は、アプリケーション460のレシートセクションを選択でき、そこには、支払い済みの移動に対するレシートのリストが表示される。乗客は、アプリケーション460を介して移動の1つを選択でき、そこでは、移動の識別情報を示すレシート要求がプロセッサー451によってトランシーバーを介してアプリケーションサーバー430に送信される。上記の状況と同様に、移動と関連する追加情報がサーバーデータストア415から取得されて、アプリケーション460のインターフェイス内で表示するためモバイル通信装置450に送り戻される。あるいは、移動の支払いが完了した際、電子レシートがモバイル通信装置450によってストレージのために送信されると、将来においてレシート要求がサーバー処理システム410に送信される必要がなくなる。
別の実施態様では、アプリケーション460は、金銭取り引きを完了させる前に、タクシー運転手が通ったルートをユーザーが確認できるようにする。一形態では、タクシー運転手は、タッチスクリーンディスプレイ328を介して、移動データ366、又はそれを表すものを表示するため、タッチスクリーンディスプレイ328又はコントロール318を介して装置301とやり取りしてルートレビュー要求を発行できる。具体的には、プロセッサー301によって地図が生成されるか、又はサードパーティー処理システムから要求されて、移動によって示されるルートを示してもよい。別の形態では、乗客が所持するモバイル通信装置450からルートレビュー要求がサーバー処理システム410に送信されて、移動に関連する移動データ366を取得する。あるいは、モバイル通信装置450は、装置301と通信して移動データ366を取得してもよい。そして、地図がアプリケーション460を介して表示されて、乗客は、ルートを見直して、タクシー運転手が適切なルートを通っていたことを確かめることができる。乗客は、移動中にアプリケーション460を介してリアルタイムでルートを確認できることが理解される。加えて、タクシーメーターのメーターアプリケーション312によって計算されている運賃は、モバイル装置450とタクシーメーター301との間の無線通信を介してリアルタイムでアプリケーション460によって表示できる。
視覚障害のある乗客の場合、タクシーメーター301によって音声出力が提供されてもよい。具体的には、タクシーメーター301は、スピーカー319を含み、利用運賃料金、及びオプションとして運賃の内訳(通行料、運賃レートなど)を示す音声出力を発する。加えて、スピーカー319は、移動データ366に基づいて、通ったルートを示す音声出力を発してもよい。乗客がモバイル通信装置450を利用する場合、音声出力は、アプリケーション460からの制御で当該モバイル通信装置450から発せられて、利用運賃及び/又は移動で通ったルートを示してもよい。
タクシーメーター301は、メモリ304に記録された移動データをストレージのため定期的にサーバー処理システム410に送信できる。この送信は、無線で行うことができる。送信に成功すると、タクシーメーター301は、さらなるルートのために追加の記憶スペースを提供するため、メモリ304から移動データを消去できる。
装置301の加速度計324を使用して、タクシー内に配置されたタクシーメーター301が受ける固有加速度を検出できる。固有加速度は、定期的に感知されて、タクシーメーター301によって定期的に記録されてもよく、又はオプションとして固有加速度のしきい値を超える固有加速度の場合のみが運用データ360の一部として記録される。固有加速度は、サーバー処理システム410によって使用されて、タクシー運転手による衝突や不規則な運転などといった異常な運転イベントを判断する。このデータは、タクシーのオーナーによるか、又はサーバー処理システム410のウェブサーバー440と通信するコンピューター端末480を操作する別の認定オペレーターによるアクセスが可能である。
加えて、タクシーメーター301のプロセッサー302は、加速度計324によって感知される固有加速度を使用して、1つ以上の外部カメラ353及び当該外部カメラ353によってキャプチャーされた画像/ビデオのストレージの操作をコントロールできる。具体的には、タクシーが関与する事故が生じた場合、画像/ビデオデータがタクシーメーター301のメモリに保存されて、事故の過失を判断するため、このデータを後で使用できる。画像/ビデオデータをキャプチャーするレートは、事故を示すしきい値を固有加速度が超えたことを検出したのに応答して、プロセッサー302によって増加できる。
タクシーメーター301のプロセッサー302は、地理的位置情報ユニットによって取得される地理的位置を使用して較正確認プロセスを行うように動作可能であり、エンコーダーから受信されるエンコーダー信号が正確となる。較正確認プロセスは、タクシーメーターによって行われるようにスケジュールできるか、又はサーバー処理システムから較正要求を受信することによって、要求に応じて行うことができる。具体的には、タクシーメーター301がエンコーダーから受信されるパルスごとの移動距離を示すエンコーダー較正値をメモリに保存している。エンコーダー較正値は、タクシーメーター301のプロセッサー302によって使用されて、受信したエンコーダー信号を使用して移動距離を計算し、エンコーダーに依存した距離がタクシーメーターのメモリ304に保存される。プロセッサー302は、移動距離を特定するために地理座標も使用し、地理的位置情報ユニットに依存した距離がタクシーメーターのメモリ304に保存される。そして、プロセッサー302は、一定時間の距離間での不一致を判断する。そして、プロセッサー302は、当該不一致がタクシーメーターのメモリにセットされた不一致しきい値に等しいか、又は超過しているかを判断し、肯定的な結果に応答して、プロセッサー302は、対応するタクシーメーターシステム300が再較正を要すると判断する。この場合では、プロセッサー302は、ディスプレイを制御してタクシーメーターの再較正が必要であることを示すメッセージを表示する。加えて、再較正データは、タクシーメーター301によってサーバー処理システムに送信されて、対応するタクシーメーターシステム300の再較正が必要であることを示す。タクシーは、再較正のため運転手によってタクシー車庫に返還できる。プロセッサー304は、距離を計算して比較する際の精度を提供するため、タクシーの固有加速度が加速度しきい値を超過していることを示す固有加速度データとは時間的に関連しない距離と比較するように構成できる。特定の実施態様では、プロセッサー302は、較正のために運転手がタクシーを返還することを強制するため、再較正を要すると判断した後ではメーターアプリケーションの動作(すなわち、利用運賃の決定)を防止するように構成できる。特定の実施態様では、プロセッサー302は、タクシーメーター301が再較正を要すると判断した後では、時間的しきい値がメモリ304に保存された後、メーターアプリケーションの動作を防止するように構成できる。
タクシーメーター301は、メモリ304に保存されるエンコーダー較正値を特定するため、自己較正プロセスを行うように構成できる。具体的には、プロセッサーは、移動距離を地理座標に基づいて特定してから、この期間に受信したエンコーダーパルス数で当該距離を割って、エンコーダー較正値を特定し、メモリ304に保存する。自己較正プロセスは、タクシーメーター301が行うスケジュール作業としてもよい。
別の仕組みとしては、サーバー処理システムは、タクシー団の各タクシーメーターシステム300に対して較正確認プロセスを実施するように構成できる。具体的には、地理座標データ、加速度計データ、及びエンコーダー信号に基づいてタクシーメーター301によって計算された距離データが、各タクシーメーター301によってサーバー処理システムに送信される。そして、サーバー処理システムは、上述と同じ確認プロセスを行って、地理座標データに基づいたタクシーの移動距離と、エンコーダー信号に基づいた移動距離との間の不一致を判断する。サーバー処理システムが、当該サーバー処理システムのメモリに保存された不一致しきい値を超過する不一致を検出する場合、当該サーバー処理システムは、対応するタクシーメーターシステム300が再較正を要すると判断する。結果として、サーバー処理システムは、対応するタクシーメーター301にリクエストを送信して、上述のように再較正が必要であることを示す。
上記のように、通行料が乗客に生じたかどうかを判断するため、地理的位置情報ユニット337を利用できる。地理的位置情報ユニット337は、タクシーメーター301が動作中にタクシーの現在位置を定期的に検出するように構成される。タイムスタンプ済み地理座標が、データストア306に記録される運用データ360の一部として保存される。保存されるタイムスタンプ済み地理座標は、乗客のためにタクシー運転手が通ったルートを識別するため、移動データ336の移動識別情報と関連付けられてもよい。
タクシーメーター301は、インターフェイス338と結合するポータブル設定装置342を使用して更新できる。一般的に、設定装置342は、認可された人員によって使用されるものであり、装置301及びシステム300を設定するタスクが与えられる。一般的に、設定装置342は、USB記憶装置であるが、その他のタイプのポータブル記憶媒体を利用することもできる。設定装置342は、認証目的で1つ以上の暗号キーをそこに保存させることができ、そうして、装置301を設定モードで配置することにより、タクシーメーター301の設定又は再設定が可能となる。オプションとして、設定装置342は、タクシーメーター301を更新するための運賃データを含んでもよい。設定プロセス中には、認可された人員が、設定機器を使用して、タクシーメーターのアンテナがタクシー内に配置されたモバイル装置450にデータを無線で送信する効果を判断できる。上記のように、タクシー内のアンテナの場所は、タクシーメーター301を識別するための識別プロセスに大きな影響を与える可能性がある。そして、認可された人員は、較正係数をタクシーメーター301のメモリ304に保存できる。
タクシーメーター301は、1つ以上の対応する暗号キー368をデータストア306に保存している。設定装置342をタクシーメーター301のインターフェイス338に結合すると、オペレーティングシステム317は、設定装置342の暗号キー及びデータストア306に保存されたものを使用して認証プロセスを行う。認証に成功すると、オペレーティングシステム317は、設定アプリケーション309を起動し、そこでは、設定インターフェイスがタッチスクリーンディスプレイ328上に表示される。そして、認可された人員は、設定アプリケーション309とやり取りして、データストア306に現在保存されている運賃データ354を、較正装置342に保存されているか、又はサーバーデータストア415などといったリモート記憶装置にリモート的に置かれている新しい運賃データで更新できる。
加えて、設定アプリケーション309は、認可された人員がタクシーメーター301及びタクシーメーターシステム300を較正できるようにする。たとえば、データストアに保存された設定データ370を更新して、エンコーダー352から受信された信号間の移動距離を示してもよい。いったん設定が完了すると、認可された人員は、設定アプリケーション309を閉じることができる。あるいは、認可された人員は、設定装置342をUSBインターフェイス338から切り離すことができ、そこでは、オペレーティングシステム317が切り離しを検出して、自動的に設定装置309を閉じる。
装置410は、サーバー処理システム410を介してリモート的に構成されることが可能であり、そこでは、設定データ又はインストラクションがサーバー処理システム410からタクシーメーター301に送信されて、データストア306に保存された設定データ370を更新できる。具体的には、サーバー処理システム410は、タクシーメーター301によって使用される1つ以上の暗号キーを備えて相互の認証プロセスを行い、そうして、タクシーメーター301を設定モードで配置する。そして、サーバー処理システム410は、新しい運賃データを装置301に送信して、装置のメモリ306に保存された古い運賃データを置き換えることができる。
データストア306に保存されたデータの少なくとも一部をコピーするため、タクシー運転手は、USB記憶装置などといった記憶装置339をインターフェイス338に結合できる。具体的には、タクシー運転手は、特定のシフトでタクシーを運転している間に行った移動と支払いのコピーを保管することを希望してもよい。タクシー運転手は、USB記憶装置339をインターフェイス338と結合してからタッチスクリーン装置でやり取りして、データをUSB記憶装置339にコピーすることを選択する。このタスクを行うには報告アプリケーション314を使用でき、当該報告アプリケーション314は、306に保存されたデータ(運転手がコピーできる)を示してもよい。特定のデータは、タクシー運転手にとって適切でない場合があるため、報告アプリケーション314は、データの一部のみをコピーできることが好ましい。たとえば、タクシー運転手に関連する支払いデータ及び/又は移動データが報告アプリケーション314によってUSB記憶装置339にコピーされてもよい。
装置301が動作している間、報告アプリケーション314は、さまざまなデータをデータストア306からサーバー処理システム410に送信し、そこでは、サーバー処理システム410がこのデータをサーバーデータストア415に記録する。ある形態では、報告アプリケーション314が定期的にデータをサーバー処理システム410に送信する。たとえば、現在のタクシー運転手、運用データ360、検出データ372、及び移動データ366と関連する支払いデータ358がサーバー処理システム410に送信されてもよい。一般的に、前には送信されていない新しい記録のみが報告アプリケーション314によってサーバー処理システム410に送信される。
乗客の移動中、タクシーメーター301は、システム300のビデオカメラ332からビデオフィードを受信できる。装置301は、メーターアプリケーション312のメーターインターフェイスを同時に使用して、タッチスクリーン装置328上にビデオフィードを示すビデオフレームを表示する。ビデオフィードは、タクシー運転手への暴行や支払わずにタクシーを降りるなどといった不法行為を乗客がしないようにするための抑止力として働く。プロセッサー302は、少なくともビデオフィードの一部をデータストア306に保存してもよい。
乗客検出センサー346を使用して、乗客がタクシーを乗り降りしたことを検出できる。一形態では、乗客検出センサー346は、タクシーのドアが開閉されたことを感知するための1つ以上のドアラッチセンサーでもよい。加えて、又は別の方法として、乗客検出センサー346は、乗客がタクシーに着座した際の圧力を検出するための1つ以上の圧力センサーでもよい。プロセッサー302は、圧力検出センサーから受信される1つ以上の信号を使用して、タクシーに乗客がいるかどうかを判断する。肯定的な判断の場合、プロセッサー302は、インスタンス及び検出時間を検出データ364としてデータストア304に保存する。検出データ364は、サーバー処理システムに報告を返して、運用データ360及び支払いデータ358と組み合わせて使用されて、タクシー運転手によって無料移動が提供されているかどうかを監査する。
タクシーメーター301が動作している間、通信装置320は、1つ以上の通信ネットワークのGPRS信号強度を示す信号強度データを測定及び保存する。信号強度データは、運用データ360の一部として保存されるものであり、サーバーデータストア415でのストレージのため、装置301からサーバー処理システム410に定期的に送信される。
装置301のセキュア暗号プロセッサー334は、いたずら防止アセンブリーで構成される。具体的には、タクシーメーター301のハウジングが開かれた場合、いたずら防止アセンブリーが作動して、セキュア暗号プロセッサー334がメモリからすべてのデータをダンプしてセキュアキーが不正な目的で使用されないようにする。いたずら防止アセンブリーは、メモリからデータをダンプさせるために使用されるバッテリーを含む。
移動中、乗客は、目的地に到達する前に前納を手配できる。具体的には、乗客は、モバイル通信装置450のアプリケーション460を利用して自動前納を手配してもよい。承認データは、モバイル通信装置450から(可能性としてタクシーメーター301を介して)サーバー処理システム410に送信されて、タクシーメーター301によって計算された最終利用運賃の支払いを承認する。加えて、承認データは、目的地点又はエリアを示してもよく、タクシー運転手が移動の終了を記録しない場合でも、タクシーメーター301によって移動が終了したことを確実に記録する。サーバー処理システム410によって承認が受信されると、タッチスクリーンディスプレイ328を介して、支払い承認が受信されたことを示す確認メッセージがサーバー処理システム410からタクシーメーター301に送信される。加えて、確認メッセージがアプリケーション460を介してモバイル通信装置450に送信されて、支払い手続き及び移動識別子(後で電子レシートのコピーを取得するために使用できる)を示す。目的地に到達した際、タクシー運転手は、タッチスクリーンディスプレイ328又はコントロール318を介して装置301とやり取りして移動の終了を記録する。支払いが承認されているため、合計利用運賃がタクシーメーター301からサーバー処理システム410に送信されて、そこでは、サーバー処理システム410が適宜支払いを可能にするが、必要な場合には、支払い処理システム470への支払い要求の送信を含む場合がある。支払い手続きにより、タクシーメーター301は、支払いデータ358の利用運賃をデータストアに記録する。乗客は、電子レシートのコピーを取得するため、支払いの確認に応答して示される移動識別子を使用できる。これは、上記のように、アプリケーション460を介するか、又は端末480を介して達成されてもよい。支払い手続きは、タクシーメーター301とモバイル装置450との間で直接手続きできることも理解される。具体的には、支払い手続きに関して承認データがモバイル装置450からタクシーメーターに送信される。そして、目的地に到達した際、合計利用運賃がサーバー処理システム410に処理のため送信される。
タクシーメーター301はまた、ニュースアプリケーション316もメモリ304に保存している。ニュースアプリケーション316は、メーターアプリケーション312が動作している間、同時に表示されるインターフェイスを含む。ニュースアプリケーション316は、サーバー処理システム410又はサードパーティー処理システムの何れかからアクセスされる最近ニュース情報を表示する。ニュースアプリケーション316は、ニュースティッカーの形態で表示されてもよい。
タクシーメーター301は、インターフェイス338を介して着脱自在に結合される追加のPINパッド340を備えることができる。特に、特定のタクシー業者は、PINパッド350が処理できないその他の金融器具での処理を希望してもよい。そうした場合、その他の金融器具を処理するため、インターフェイス338は、第二又は代替のPINパッド340を装置301と着脱自在に結合できる。
本発明のオプションの実施態様は、本発明で参照又は指示される部品、要素及び特徴で幅広く構成されるか、個別又は集合的に、部品、要素又は特徴の2つ以上の一部又はすべての組み合わせで幅広く構成されるとも言え、そこでは、特定の整数値が言及されるとしても、本発明が関与する発明の分野において、同等であることが理解され、かかる同等の発明が、個々に規定されるものとして、本発明に組み込まれると見なされる。
好ましい実施態様は、詳細に説明されているが、本発明の範囲を逸脱することなく、数多くの修正、変更、代用、代替が当業者には明らかであることが理解される。
本発明は、完全なハードウェアの実施態様、完全なソフトウェアの実施態様、又はソフトウェア及びハードウェアの観点を組み合わせた実施態様の形態をとってもよい。
100 処理システム
102 プロセッサー
104 メモリ
106 入力装置
108 出力装置
110 バス又はバスのグループ
112 インターフェイス
114 記憶装置
116 データベース
118 入力データ
120 出力データ
200 ネットワーク型通信システム
202 ネットワーク
204 シンクライアント
206 処理システム
208 処理システム
210 ノートブックコンピューター
212 メインフレームコンピューター
214 PDA
216 ペンコンピューター
218 サーバー
220 有線通信手段
222 無線通信手段
224 データベース
230 ネットワーク
232 セルラーフォン
234 PDAタイプ装置
236 無線通信手段
238 送受信基地局
240 ネットワーク
242 衛星信号受信器
244 衛星
246 衛星信号送信器
248 処理システム
250 ノートブックコンピューター
252 衛星電話
260 ローカルネットワーク
262 イーサネット(登録商標)
264 端末
266 サーバー
268 データベース
270 プリンター
300 タクシーメーターシステム
301 タクシーメーター
302 セントラルプロセッサー
304 メモリ
306 データストア
308 アプリケーションストア
309 設定アプリケーション
310 支払いアプリケーション
312 メーターアプリケーション
314 報告アプリケーション
316 ニュースアプリケーション
317 オペレーティングシステム
318 触覚入力コントロール
319 スピーカー
320 無線通信装置
324 加速度計
326 光センサー
328 タッチスクリーンインターフェイス/ディスプレイ
330 NFC(近距離通信)リーダー
332 ビデオカメラ
334 セキュア暗号プロセッサー
336 クロック
337 地理的位置情報ユニット
338 インターフェイス
339 記憶装置
340 PINパッド装置
342 設定装置
344 地理的位置情報アンテナ
346 乗客検出センサー
348 プリンター
350 PINパッド装置
352 エンコーダー
353 外部カメラ
354 運賃データ
356 通行料データ
358 支払いデータ
360 運用データ
362 運転手データ
364 検出データ
366 移動データ
368 キーデータ/暗号キー
370 設定データ
372 検出データ
390 バス
400 コンピューター ネットワークシステム
410 サーバー処理システム
415 サーバーデータストア
420 データ処理システム
430 アプリケーションサーバー
440 ウェブサーバー
450 モバイル通信装置
451 プロセッサー
452 メモリ
453 入力装置
454 出力装置
455 トランシーバー
456 バス
460 モバイルコンピューターアプリケーション
470 支払い処理システム
480 コンピューター端末
490 ウェブブラウザー

Claims (81)

  1. タクシーで使用されるタクシーメーターであって、前記タクシーメーターは、複数のコンピューターアプリケーションを保存しているメモリを含む処理システムを備え、前記処理システムは、
    利用運賃を決定するため、乗客を輸送している間にメーターアプリケーションを実行し、そして
    利用運賃の電子支払いを可能にするための支払いアプリケーションを実行するように構成される、タクシーメーター。
  2. 前記タクシーメーターは、タッチスクリーンディスプレイを含み、複数のコンピューターアプリケーションの1つ以上のインターフェイスを表示し、複数のコンピューターアプリケーションの少なくとも1つを操作するための入力を受信するように動作可能である、請求項1に記載のタクシーメーター。
  3. 前記タクシーメーターは、1つ以上のセンサーを含むか、それらと通信可能であり、そこには、感知した信号を示す運用データを保存するためのメモリが配置されている、請求項1又は2に記載のタクシーメーター。
  4. 前記1つ以上のセンサーが加速度計を含み、前記運用データは、タクシーにおける前記タクシーメーターの固有加速度を示す、請求項1から3の何れかに記載のタクシーメーター。
  5. 前記運用データは、固有加速度しきい値を上回る前記タクシーメーターの固有加速度を示す、請求項4に記載のタクシーメーター。
  6. 前記1つ以上のセンサーが1つ以上の乗客検出センサーを含み、タクシーを乗り降りする乗客を検出するように動作可能である、請求項3から5の何れかに記載のタクシーメーター。
  7. 前記1つ以上の乗客検出センサーが1つ以上のドアラッチセンサーを含む、請求項6に記載のタクシーメーター。
  8. 前記1つ以上の乗客検出センサーが1つ以上の圧力センサーを含み、タクシーの乗客席に座っている乗客を感知するように動作可能である、請求項6又は7に記載のタクシーメーター。
  9. 前記タクシーメーターがNFCリーダーを含み、NFC有効化装置と通信するように動作可能である、請求項1から8の何れかに記載のタクシーメーター。
  10. 前記NFCリーダーは、NFCチップを含む支払い機器と通信するように動作可能であり、そこでは、前記支払いアプリケーションが、前記支払い機器から感知されたデータに基づいて利用運賃の支払いができるように動作可能である、請求項9に記載のタクシーメーター。
  11. 前記タクシーメーターが光センサーを含み、支払い要求を示す記録媒体をスキャンするように動作可能であり、そこでは、前記支払いアプリケーションが、利用運賃の電子支払いを可能にするため、前記支払い要求を使用するように動作可能である、請求項1から10の何れかに記載のタクシーメーター。
  12. 前記記録媒体は、
    活字メディア、又は
    電子的に表示されたグラフィックである、請求項11に記載のタクシーメーター。
  13. 前記タクシーメーターは、地理的位置情報ユニットを含み、移動中のタクシーの地理座標を提供するように動作可能であり、そこでは、前記地理座標がタイムスタンプされてメモリに記録される、請求項1から12の何れかに記載のタクシーメーター。
  14. 前記メモリは、有料エリアの関連出入口エリアを示す通行料データを保存しており、そこでは、処理システムが記録された地理座標を使用して、タクシーが有料エリアの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出するように動作可能であり、そこでは、検出に応答して、対応する有料エリアに関連する有料金額を含めるため、前記メーターアプリケーションが利用運賃を修正するように動作可能である、請求項13に記載のタクシーメーター。
  15. 前記処理システムは、検出された出入口エリアをタクシーが通過した時間長を1つ以上の時間的しきい値と比較して判断するように動作可能であり、前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、前記メーターアプリケーションがその関連有料金額に従って利用運賃を修正するように動作可能である、請求項14に記載のタクシーメーター。
  16. 前記時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記処理システムが判断したことに応答して、前記メーターアプリケーションが有料金額で利用運賃を適宜修正するように構成される、請求項15に記載のタクシーメーター。
  17. 前記タクシーメーターは、タクシーのタイヤと関連したエンコーダーからエンコーダーパルスを受信して、前記タクシーメーターは、
    地理座標を使用してタクシーの第一移動距離を特定し、
    前記エンコーダーから受信したパルスを使用して第二移動距離を特定し、そして
    前記第一距離と前記第二距離との不一致に基づいて、不一致しきい値を満たしているかどうかを判断し、肯定的な判断に応答して、前記処理システムは、前記タクシーメーターが再設定を要することを示すメッセージを出力するように構成される、請求項13から16の何れかに記載のタクシーメーター。
  18. 特前記タクシーメーターは、前記タクシーメーターのインターフェイスに接続可能なポータブル設定保存装置によって設定されるように動作可能である、請求項17に記載のタクシーメーター。
  19. 前記タクシーメーターは、1つ以上のリモート装置との無線通信を可能にするように動作する通信装置を含む、請求項1から18の何れかに記載のタクシーメーター
  20. 前記タクシーメーターは、乗客が所持するモバイル装置とのデータ通信接続を確立するように動作可能であり、利用運賃の支払いを可能にするために使用される、請求項19に記載のタクシーメーター。
  21. 前記データ通信接続が確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から利用運賃の支払いを認める承認データオブジェクトを受信するように動作可能であり、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつサーバー処理システムによって管理される口座と関連しており、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信するように動作可能である、請求項20に記載のタクシーメーター。
  22. 前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行うように動作可能であり、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す、請求項21に記載のタクシーメーター。
  23. 請求項1から20の何れかに記載のタクシーメーター、及び
    前記タクシーメーターとデータ通信するサーバー処理システム、
    を含むシステム。
  24. 前記サーバー処理システムは、前記タクシーメーターによって記録された移動データ及び支払いデータが保存されているサーバーデータストアにアクセス可能であり、前記サーバー処理システムは、
    要求している装置から移動に関する電子レシートのリクエストを受信し、そして
    要求している装置に前記移動に関連する移動データ及び支払いデータを示す電子レシートを送信し、前記移動データ及び支払いデータが前記サーバーデータストアから取得されるように構成される、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記電子レシートは、移動のルートを示す、請求項24に記載のシステム。
  26. 前記移動のルートが地図で示される、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記サーバー処理システムは、タクシーのタクシーメーターによって記録されて前記サーバーデータストアに保存されたデータの少なくとも一部を報告するための報告ポータルをホストし、前記サーバー処理システムは、
    要求している装置から、対応するタクシーに関連するタクシーメーターによって記録されたデータの少なくとも一部を報告するためのリクエストを受信し、
    前記サーバーデータストアに保存されたデータに基づいてレポートを生成し、そして
    要求している装置に前記レポートを送信するように構成される、請求項24から26の何れかに記載のシステム。
  28. 前記システムは、乗客が所持するモバイル装置において実行されるモバイルアプリケーションを含み、そこでは、乗客が前記モバイルアプリケーションとやり取りして利用運賃の支払いを可能にし、前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションの制御下で、前記タクシーメーター及び前記サーバー処理システムの少なくとも一方と通信して利用運賃の支払いを可能にする、請求項24から27の何れかに記載のシステム。
  29. 前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションによって、
    受信した無線信号に基づいて、前記モバイル装置と通信可能な複数の無線装置のリストを生成し、
    各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断し、
    前記受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断し、そして
    乗客が前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーターであると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にするように構成される、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションによって、
    各無線装置に対する送信パワーレベルを特定し、そして
    各無線装置に対する前記送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように構成される、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記モバイル装置は、前記モバイルアプリケーションによって、
    各無線装置に対する較正済み送信パワーレベルを特定し、そして
    各無線装置に対する前記較正済み送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように構成される、請求項29又は30に記載のシステム。
  32. 前記データ通信接続が確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から利用運賃の支払いを認める承認データオブジェクトを受信し、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつサーバー処理システムによって管理される口座と関連しており、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信する、請求項29から31の何れかに記載のシステム。
  33. 前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行い、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す、請求項32に記載のシステム。
  34. タクシーに関連するタクシーメーターでの利用運賃の支払いを承認するため、乗客が所持するモバイル装置のメモリに保存されたコンピューター実行可能なインストラクションであって、前記モバイル装置は、前記メモリと通信するように動作可能なプロセッサー、及びトランシーバーを含み、前記モバイル装置のプロセッサーは、
    受信した無線信号に基づいて、前記モバイル装置と通信可能な複数の無線装置のリストを前記モバイル装置のメモリに生成し、前記無線装置の1つがそのタクシーメーターであり、
    各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断し、
    前記受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断し、そして
    乗客が前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーターであると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にする、コンピューター実行可能なインストラクション。
  35. 前記モバイル装置のプロセッサーは、
    各無線装置に対する送信パワーレベルを特定し、そして
    各無線装置に対する前記送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように動作可能である、請求項34に記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  36. 前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から送信パワーレベルを受信するように動作可能である、請求項35に記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  37. 前記モバイル装置は、各無線装置に対する較正済み送信パワーレベルを特定するように動作可能であり、各較正済み送信パワーレベルは、較正係数に従って調節される対応する無線装置の送信パワーレベルを示す、請求項34に記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  38. 前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置の較正済み送信パワーレベルを受信するように動作可能である、請求項37に記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  39. 前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から較正係数及び送信パワーレベルを受信するように動作可能であり、そこでは、前記モバイル装置のプロセッサーは、
    前記較正係数及び前記送信パワーレベルを使用して較正済み送信パワーレベルを特定し、そして
    各無線装置に対する前記較正済み送信パワーレベルに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように動作可能である、請求項37に記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  40. 前記モバイル装置のプロセッサーは、複数の無線装置から受信される1つ以上の広告メッセージと、前記モバイル装置が前記広告メッセージの少なくとも一部を受信した時刻とを示すデータを、前記モバイル装置のメモリにログするように動作可能であり、そこでは、前記モバイル装置のプロセッサーは、
    各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間を特定し、そして
    各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間にさらに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断するように動作可能である、請求項34から39の何れかに記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  41. 前記モバイル装置のプロセッサーは、前記モバイル装置のメモリに保存された1つ以上の得点ルールを使用して、各無線装置に対して得点を生成して複数の無線装置間で識別するように動作可能であり、そこでは、それぞれの得点に基づいて前記無線装置の1つがそのタクシーメーターとして識別される、請求項34から40の何れかに記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
    [請求項41]
    前記モバイル装置のプロセッサーが前記タクシーメーターとのセキュアな無線データ通信セッションを確立できるように動作可能である、請求項34から41の何れかに記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  42. 前記モバイル装置は、受信した無線信号に基づいて、各無線装置に関連する装置識別子を判断するように動作可能であり、そこでは、前記モバイル装置のメモリがタクシーネットワーク装置識別子をそこに保存しており、前記モバイル装置のプロセッサーは、前記タクシーネットワーク装置識別子に一致しない装置識別子を有する1つ以上の無線装置をリストから削除するように動作可能である、請求項34から41の何れかに記載のコンピューター実行可能なインストラクション。
  43. タクシーが使用するためのシステムであって、前記システムは、
    請求項34から42の何れかに記載のコンピューター実行可能なインストラクション、及び
    タクシー内に実装されたタクシーメーターを含み、前記タクシーメーターは、トランシーバーと通信するプロセッサーと、前記プロセッサーを設定して利用運賃の電子支払いを可能にする実行可能なインストラクションを保存するメモリを含み、そこでは、前記タクシーメーターは、
    前記タクシーメーターのトランシーバーを介して広告メッセージを無線でブロードキャストして、前記タクシーメーターが無線データ通信セッションを確立可能であることを示し、そして
    乗客が操作するモバイル装置から利用運賃の電子支払いの承認を受信するため、前記モバイル装置との無線データ通信セッションを確立できるように動作可能である、システム。
  44. 前記タクシーメーターは、地理的位置情報ユニットを含み、前記タクシーメーターのプロセッサーと通信するように動作可能であり、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーは、移動中に前記地理的位置情報ユニットから複数の地理座標を取得し、かつ前記複数の地理座標を示す移動データを前記タクシーメーターのメモリに記録するように動作可能であり、そこでは、各地理座標がタイムスタンプされる、請求項43に記載のシステム。
  45. 前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記地理的位置情報ユニットから取得した地理座標の1つを前記タクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較するように動作可能であり、前記地理座標が実質的に同様である場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記タクシーメーターのメモリに取得した地理座標を記録しないように動作可能である、請求項44に記載のシステム。
  46. 前記モバイル装置は、前記モバイル装置のプロセッサーと通信するように動作可能である出力装置を含み、無線データ通信セッションが前記タクシーメーターと前記モバイル装置との間で確立した後、前記タクシーメーターは、移動のルートを示す移動データを前記モバイル装置に無線で送信するように動作可能であり、かつ前記モバイル装置の出力装置は、前記移動データを使用したルートを表示するように動作可能である、請求項44又は45に記載のシステム。
  47. 前記タクシーメーターのメモリは、1つ以上の有料エリアの関連出入口エリア及び対応する1つ以上の有料金額を示す通行料データをそこに保存しており、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーが記録された地理座標を使用して、タクシーが1つ以上の有料エリアのうちの何れか1つの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出するように動作可能であり、そこでは、検出に応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが対応する有料金額を含めるため、利用運賃を修正するように動作可能である、請求項44から46の何れかに記載のシステム。
  48. 前記タクシーメーターのプロセッサーは、
    検出された出入口エリアと関連するそれぞれの地理座標のタイムスタンプ間の時間長を特定し、
    前記時間長を前記タクシーメーターのメモリに保存された1つ以上の時間的しきい値と比較し、そして
    前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、その関連有料金額に従って利用運賃を修正するように動作可能である、請求項47に記載のシステム。
  49. 各時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記タクシーメーターのプロセッサーが判断したことに応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記関連有料金額を含めるため、利用運賃を修正するように動作可能である、請求項48記載のシステム。
  50. 前記モバイル装置のメモリが承認データオブジェクトをそこに保存しており、そこでは、前記承認データオブジェクトがサーバー処理システムによって生成されて前記モバイル装置に送信され、前記無線データ通信セッションが確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から前記承認データオブジェクトを受信して利用運賃の支払いを認めるように動作可能であり、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつ前記サーバー処理システムによって管理される口座を示し、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金することを承認するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信するように動作可能である、請求項43から49の何れかに記載のシステム。
  51. 前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行うように動作可能であり、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す、請求項50に記載のシステム。
  52. 前記システムが前記モバイル装置を含む、請求項43から51の何れかに記載のシステム。
  53. 乗客が前記乗客の所持するモバイル装置を介してタクシーメーターからの利用運賃の支払いを承認できるようにする方法であって、前記モバイル装置が、メモリと通信するプロセッサー、及びトランシーバーを含み、前記方法は、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、受信した無線信号に基づいて、前記モバイル装置と通信可能な複数の無線装置のリストを前記モバイル装置のメモリに生成し、前記無線装置の1つがそのタクシーメーターであり、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する受信信号強度インジケーターを判断し、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、前記受信信号強度インジケーターに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断し、そして
    前記モバイル装置のプロセッサーは、乗客が前記モバイル装置を介して利用運賃の支払いを承認できるようにするため、そのタクシーメーターであると判断された無線装置との無線データ通信セッションの確立を可能にすることを含む、方法。
  54. 前記方法は、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する送信パワーレベルを特定し、そして
    前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する前記送信パワーレベルをさらに使用して複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断することを含む、請求項53に記載の方法。
  55. 前記方法は、前記モバイル装置が前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から送信パワーレベルを受信することを含む、請求項54に記載の方法。
  56. 前記方法は、前記モバイル装置が各無線装置に対する較正済み送信パワーレベルを特定し、各較正済み送信パワーレベルは、較正係数に従って調節されるそれぞれの無線装置の送信パワーレベルを示すことを含む、請求項54に記載の方法。
  57. 前記方法は、前記モバイル装置が前記モバイル装置のトランシーバーを介して、前記較正済み送信パワーレベルを受信することを含む、請求項56に記載の方法。
  58. 前記モバイル装置は、前記モバイル装置のトランシーバーを介して、各無線装置から較正係数及び送信パワーレベルを受信し、前記方法は、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、前記較正係数及び前記送信パワーレベルを使用して較正済み送信パワーレベルを特定し、そして
    前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置に対する前記較正済み送信パワーレベルにさらに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断することを含む、請求項56に記載の方法。
  59. 前記モバイル装置のプロセッサーは、複数の無線装置から受信される広告メッセージと、前記モバイル装置が前記広告メッセージの少なくとも一部を受信した時刻とを示すデータを、前記モバイル装置のメモリにログし、前記方法は、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間を特定し、そして
    前記モバイル装置のプロセッサーが、各無線装置が前記モバイル装置にブロードキャストしている期間にさらに基づいて複数の無線装置間で識別を行い、前記無線装置の1つをそのタクシーメーターであると判断することを含む、請求項53から58の何れかに記載の方法。
  60. 前記方法は、前記モバイル装置のプロセッサーが前記モバイル装置のメモリに保存された1つ以上の得点ルールを使用して、各無線装置に対して得点を生成して複数の無線装置間で識別するように動作可能であり、そこでは、それぞれの得点に基づいて前記無線装置の1つがそのタクシーメーターとして識別されることを含む、請求項53から59の何れかに記載の方法。
  61. 前記モバイル装置のプロセッサーが前記タクシーメーターとのセキュアな無線データ通信セッションを確立できる、請求項53から60の何れかに記載の方法。
  62. 前記広告メッセージがタクシーネットワーク識別子を含み、前記モバイル装置のメモリが前記タクシーネットワーク識別子をそこに保存しており、前記方法は、タクシーメーターのプロセッサーが前記タクシーネットワーク識別子を示すことができない1つ以上の無線装置をリストから削除することを含む、請求項53から61の何れかに記載の方法。
  63. 前記方法は、
    前記モバイル装置のプロセッサーが、受信した無線信号に基づいて、各無線装置に関連する装置識別子を判断し、そこでは、前記モバイル装置のメモリがタクシーネットワーク装置識別子をそこに保存しており、そして
    前記モバイル装置のプロセッサーは、前記タクシーネットワーク装置識別子に一致しない装置識別子を有する1つ以上の無線装置をリストから削除することを含む、請求項53から62の何れかに記載の方法。
  64. 前記タクシーメーターは、トランシーバーと通信するプロセッサーと、前記プロセッサーを設定して利用運賃の電子支払いを可能にする実行可能なインストラクションを保存するメモリを含み、前記方法は、
    前記タクシーメーターのトランシーバーが、広告メッセージを無線でブロードキャストして、前記タクシーメーターが無線データ通信セッションを確立可能であることを示し、そして
    前記タクシーメーターのプロセッサーは、乗客が操作するモバイル装置から利用運賃の電子支払いの承認を受信するため、前記モバイル装置との無線データ通信セッションを確立できるようにすることを含む、請求項53から63の何れかに記載の方法。
  65. 前記タクシーメーターは、地理的位置情報ユニットを含み、前記タクシーメーターのプロセッサーと通信し、前記方法は、
    前記タクシーメーターのプロセッサーが、移動中に前記地理的位置情報ユニットから複数の地理座標を取得し、そして
    前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記地理座標を示す移動データを前記タクシーメーターのメモリに記録し、そこでは、各地理座標がタイムスタンプされることを含む、請求項64に記載の方法。
  66. 前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記地理的位置情報ユニットから取得した地理座標の1つを前記タクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較し、前記地理座標が実質的に同様である場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記タクシーメーターのメモリに取得した地理座標を記録しないことを含む、請求項65に記載の方法。
  67. 前記モバイル装置は、前記モバイル装置のプロセッサーと通信する出力装置を含み、無線データ通信セッションが前記タクシーメーターと前記モバイル装置との間で確立した後、前記方法は、前記タクシーメーターが前記モバイル装置にルートを示す移動データを無線で送信し、そして前記モバイル装置の出力装置が前記移動データを使用したタクシーのルートを表示することを含む、請求項65又は66に記載の方法。
  68. 前記タクシーメーターのメモリは、1つ以上の有料エリアの関連出入口エリア及び対応する1つ以上の有料金額を示す通行料データをそこに保存しており、前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが記録された地理座標を使用して、タクシーが1つ以上の有料エリアのうちの何れか1つの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出し、そこでは、検出に応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが対応する有料金額を含めるため、利用運賃を修正する、請求項64から67の何れかに記載の方法。
  69. 前記方法は、
    前記タクシーメーターのプロセッサーが、検出された出入口エリアと関連するそれぞれの地理座標のタイムスタンプ間の時間長を特定し、
    前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記時間長を前記タクシーメーターのメモリに保存された1つ以上の時間的しきい値と比較し、そして
    前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、前記タクシーメーターのプロセッサーが、その関連有料金額に従って利用運賃を修正することを含む、請求項68に記載の方法。
  70. 各時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記タクシーメーターのプロセッサーが判断したことに応答して、前記方法は、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記関連有料金額を含めるため、利用運賃を修正することを含む、請求項69に記載の方法。
  71. 前記モバイル装置のメモリが承認データオブジェクトをそこに保存しており、そこでは、前記承認データオブジェクトがサーバー処理システムによって生成されて前記モバイル装置に送信され、前記無線データ通信セッションが確立した後、前記方法は、
    前記タクシーメーターが前記モバイル装置から利用運賃の支払いを認める前記承認データオブジェクトを受信し、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつ前記サーバー処理システムによって管理される口座を示し、
    前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金することを承認するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信することを含む、請求項64から70の何れかに記載の方法。
  72. 前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、前記方法は、
    前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行い、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、そして
    前記承認データオブジェクトが期限切れであると判断した場合には、前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示すことを含む、請求項71に記載の方法。
  73. タクシー内に搭載されたタクシーメーターであって、前記タクシーメーターは、トランシーバーと通信するプロセッサー、地理的位置情報ユニット、及びメモリを含み、前記メモリには、乗客の利用運賃を計算するために前記プロセッサーを設定する実行可能なインストラクション、1つ以上の有料エリアの関連出入口エリアを示す通行料データ、及び対応する1つ以上の有料料金、及び前記関連出入口エリアに対する1つ以上の時間的しきい値が保存されており、
    そこでは、
    前記タクシーメーターのプロセッサーは、タクシーの乗客に対する移動中に前記地理的位置情報ユニットから複数の地理座標を取得するように動作可能であり、そこでは、前記地理座標がタイムスタンプされており、
    前記タクシーメーターのプロセッサーは、取得した地理座標を使用して、タクシーが前記1つ以上の有料エリアのうちの何れか1つの関連出入口エリアを通過しているかどうかを自動的に検出するように動作可能であり、
    前記タクシーメーターのプロセッサーは、検出された出入口エリアと関連するそれぞれの地理座標のタイムスタンプ間の時間長を特定するように動作可能であり、
    前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記時間長を検出された出入口エリアに関連する1つ以上の時間的しきい値と比較するように動作可能であり、
    前記時間長が前記1つ以上の時間的しきい値を満たす場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、その関連有料金額に従って利用運賃を修正するように動作可能である、タクシーメーター。
  74. 前記タクシーメーターは、
    前記タクシーメーターのトランシーバーを介して広告メッセージを無線でブロードキャストして、前記タクシーメーターが無線データ通信セッションを確立可能であることを示し、そして
    乗客が操作するモバイル装置から利用運賃の電子支払いの承認を受信するため、前記モバイル装置との無線データ通信セッションを確立できるように構成される、請求項73に記載のタクシーメーター。
  75. 前記タクシーメーターは、乗客のルートの地理座標を示す移動データをメモリに記録するように構成される、請求項74に記載のタクシーメーター。
  76. 前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記地理的位置情報ユニットから取得した地理座標の1つを前記タクシーメーターのメモリに保存されている最も新しく記録した地理座標と比較するように動作可能であり、前記地理座標が実質的に同様である場合、前記タクシーメーターのプロセッサーは、前記タクシーメーターのメモリに取得した地理座標を記録しないように動作可能である、請求項75に記載のタクシーメーター。
  77. 無線データ通信セッションが前記タクシーメーターと前記モバイル装置との間で確立した後、前記タクシーメーターは、乗客に表示するため、移動のルートを示す移動データを前記モバイル装置に無線で送信するように動作可能である、請求項75又は76に記載のタクシーメーター。
  78. 各時間的しきい値は、時間的範囲であり、前記時間長が前記時間的範囲内であると前記タクシーメーターのプロセッサーが判断したことに応答して、前記タクシーメーターのプロセッサーが、前記関連有料金額を含めるため、利用運賃を修正するように動作可能である、請求項73から77の何れかに記載のタクシーメーター。
  79. 前記無線データ通信セッションが確立した後、前記タクシーメーターが前記モバイル装置から承認データオブジェクトを受信して利用運賃の支払いを認めるように動作可能であり、そこでは、前記承認データオブジェクトが、乗客と関連しかつサーバー処理システムによって管理される口座を示し、前記タクシーメーターは、利用運賃に従って乗客の口座に課金することを承認するため、前記承認データオブジェクトを前記サーバー処理システムに送信するように動作可能である、請求項43から49の何れかに記載のタクシーメーター。
  80. 前記承認データオブジェクトは、有効期限を示し、そこでは、前記タクシーメーターのプロセッサーが前記承認データオブジェクトの検証を前記有効期限に基づいて行うように動作可能であり、前記承認データオブジェクトが期限切れであるかどうかを判断し、前記承認データオブジェクトが期限切れである場合には、前記モバイル装置にデータを送信して前記承認データオブジェクトが期限切れであることを指し示す、請求項79に記載のタクシーメーター。
  81. 前記タクシーメーターは、タクシーのタイヤと関連したエンコーダーからエンコーダーパルスを受信して、前記タクシーメーターのプロセッサーは、
    地理座標を使用してタクシーの第一移動距離を特定し、
    前記エンコーダーから受信したパルスを使用して第二移動距離を特定し、そして
    前記第一距離と前記第二距離との不一致に基づいて、メモリに保存された不一致しきい値を超過しているかどうかを判断し、肯定的な判断に応答して、前記プロセッサーは、前記タクシーメーターが再設定を要すると判断するように構成される、請求項73から80の何れかに記載のタクシーメーター。
JP2015544275A 2012-11-30 2013-11-29 タクシーのためのタクシーメーター、システム及び方法 Active JP6356690B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2012905266A AU2012905266A0 (en) 2012-11-30 Device and system for a taxi
AU2012905266 2012-11-30
AU2013901235 2013-04-11
AU2013901235A AU2013901235A0 (en) 2013-04-11 Device and system for a taxi
PCT/AU2013/001388 WO2014082134A1 (en) 2012-11-30 2013-11-29 Taximeter, system and method for a taxi

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016501407A true JP2016501407A (ja) 2016-01-18
JP2016501407A5 JP2016501407A5 (ja) 2017-01-12
JP6356690B2 JP6356690B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=50826966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015544275A Active JP6356690B2 (ja) 2012-11-30 2013-11-29 タクシーのためのタクシーメーター、システム及び方法

Country Status (9)

Country Link
US (3) US10354299B2 (ja)
JP (1) JP6356690B2 (ja)
CN (1) CN104956406A (ja)
AU (4) AU2013351922B2 (ja)
CA (1) CA2932019C (ja)
HK (1) HK1214880A1 (ja)
NZ (3) NZ720857A (ja)
SG (1) SG11201504183SA (ja)
WO (1) WO2014082134A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101864191B1 (ko) * 2017-09-25 2018-06-04 (주)이니어스 위치정보에 기반 한 복합 요금계산 기능을 갖는 스마트 에코(Eco) 택시운행 서비스 시스템.
KR101873012B1 (ko) * 2016-06-29 2018-07-02 김철호 차량의 후방 안전 알림 표시 장치
KR20190090860A (ko) * 2016-12-09 2019-08-02 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 지불 페이지를 디스플레이하기 위한 방법, 클라이언트 컴퓨팅 디바이스, 및 전자 디바이스

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130253999A1 (en) * 2012-03-22 2013-09-26 Frias Transportation Infrastructure Llc Transaction and communication system and method for vendors and promoters
CN104599117B (zh) * 2013-11-19 2017-04-12 腾讯科技(深圳)有限公司 一种通过客户端完成支付的方法、相关装置及支付***
TW201541393A (zh) * 2014-04-21 2015-11-01 Wei-Yen Yeh 計程車管理設備及計程車管理系統
US10769611B2 (en) * 2014-06-06 2020-09-08 Geoinvoice, Inc. Location based system and method for calculating sales and use tax
FR3022381A1 (fr) * 2014-06-11 2015-12-18 Automatisme Et Tech Avancees Ata Taximetre a organe de telecommande
WO2015196236A1 (en) * 2014-06-26 2015-12-30 Parousia Investments Pty Ltd A method and system for enabling a payment
EP3161762B8 (en) 2014-06-26 2020-04-29 Parousya Technologies Pty Ltd A method and system for enabling a payment
FI20146117A (fi) * 2014-12-19 2016-06-20 Semel Oy Taksamittari ajoneuvolle ja vastaava menetelmä
US10997570B1 (en) 2015-07-10 2021-05-04 Wells Fargo Bank, N.A. Context-aware, vehicle-based mobile banking
CN105590343B (zh) * 2015-12-18 2019-06-11 昆明理工大学 一种智能型多功能出租车合乘计价***
CN105608749B (zh) * 2015-12-18 2019-07-05 昆明理工大学 一种智能型多功能出租车合乘计价实现方法
WO2017111271A1 (en) * 2015-12-23 2017-06-29 Lg Electronics Inc. Mobile device and operating method hereof
US10861019B2 (en) 2016-03-18 2020-12-08 Visa International Service Association Location verification during dynamic data transactions
US10927590B2 (en) 2016-04-07 2021-02-23 Ford Global Technologies, Llc Enhanced service
WO2018063157A1 (en) * 2016-09-27 2018-04-05 Ford Motor Company Methods and apparatus for securely transporting passengers and bicycles
US11288716B1 (en) * 2016-11-04 2022-03-29 Jpmorgan Chase Bank, N.A. Systems and methods for digital wallet transit payments
CN107016736A (zh) * 2017-05-03 2017-08-04 上海毕咨信息技术有限公司 一种出租车计价器
CN106991724A (zh) * 2017-05-03 2017-07-28 上海毕咨信息技术有限公司 一种出租车计价器
US10969782B2 (en) * 2017-09-28 2021-04-06 Uber Technologies, Inc. Systems and methods for matching an autonomous vehicle to a rider
US10816348B2 (en) * 2019-01-04 2020-10-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Matching a first connected device with a second connected device based on vehicle-to-everything message variables
CN112785294B (zh) * 2019-11-08 2023-07-18 腾讯科技(深圳)有限公司 业务处理方法、资源展示方法、装置、计算机设备及介质
US20230214822A1 (en) * 2022-01-05 2023-07-06 Mastercard International Incorporated Computer-implemented methods and systems for authentic user-merchant association and services

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198418A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Denso Corp 携帯通信機および携帯通信機用のプログラム
JP2010146243A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Futaba Keiki Kk タクシー用印刷装置、及びタクシー用印刷制御システム
JP2012037943A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 It Cars Co Ltd 車載用業務支援装置およびこれを使用したタクシー業務支援システム
JP2012216042A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置および電子レシート管理システム

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3553442A (en) * 1967-08-01 1971-01-05 Efficient Instr Corp Taxi passenger detection arrangement
US4387299A (en) 1979-06-25 1983-06-07 Yazaki Sogyo Kabushiki Kaisha Travel-distance signal generator for vehicles
KR100423779B1 (ko) * 1998-10-09 2004-03-22 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 과금장치
CA2261370A1 (en) * 1999-02-05 2000-08-05 Donald James A system and method for transferring data and control signals between a taximeter and a remote location
CA2384697A1 (en) 1999-09-17 2001-03-22 Ascom Hasler Mailing Systems, Inc. Payment system and method
FR2818782B1 (fr) 2000-12-22 2003-10-17 Claude Ricard Taximetre electronique
KR20040050957A (ko) * 2002-12-11 2004-06-18 씨엔씨엔터프라이즈 주식회사 부가서비스를 제공하는 택시요금징수단말기
US7215255B2 (en) * 2003-01-21 2007-05-08 Bernard Grush Method and apparatus for a satellite positioning-based metering system for use in transport-related applications
EP2495704A2 (en) 2005-07-01 2012-09-05 HORIBA, Ltd. Driving recorder
AU2007201029B2 (en) 2006-03-10 2012-06-14 Bregifer Pty Ltd Automatic extras recording on taximeters
US20080114707A1 (en) * 2006-11-13 2008-05-15 Centrodyne Inc. Taximeter using digital speed or distance as input
US9009210B2 (en) * 2007-08-15 2015-04-14 Sony Corporation Distribution of multimedia files using a transportation provider wireless device
CN101419726A (zh) * 2007-10-22 2009-04-29 朗讯科技公司 计程车费用支付***及方法
US20090254270A1 (en) 2008-04-02 2009-10-08 O2Micro, Inc. System and method for tracking a path of a vehicle
CN201226156Y (zh) * 2008-04-28 2009-04-22 交通部公路科学研究所 一种新型公路不停车收费***
CN201196801Y (zh) * 2008-04-28 2009-02-18 交通部公路科学研究所 基于卫星定位道路收费的车载设备
US8112066B2 (en) * 2009-06-22 2012-02-07 Mourad Ben Ayed System for NFC authentication based on BLUETOOTH proximity
DK2312536T3 (da) * 2009-10-15 2013-10-14 Kapsch Trafficcom Ag Køretøjsapparat til et vejafgiftssystem
AU2010325793B2 (en) * 2009-12-04 2015-03-12 Uber Technologies, Inc. System and method for arranging transport amongst parties through use of mobile devices
US20120032834A1 (en) * 2010-08-09 2012-02-09 Weeks Steven V Use of accelerometer and ability to disable power switch for tamper protection and theft tracking
US20130132246A1 (en) * 2010-12-06 2013-05-23 Uber Technologies, Inc. Providing a summary or receipt for on-demand services through use of portable computing devices
US20120303533A1 (en) * 2011-05-26 2012-11-29 Michael Collins Pinkus System and method for securing, distributing and enforcing for-hire vehicle operating parameters
CN202230521U (zh) * 2011-10-08 2012-05-23 陈先俞 出租车拼车计费***
CN102496188A (zh) * 2011-11-29 2012-06-13 浙江工商大学 私家车合乘计价方法及合乘计价器
US9898728B2 (en) * 2011-12-19 2018-02-20 Gfa Worldwide, Inc. System and method for one-time payment authorization in a portable communication device
WO2013155536A1 (en) * 2012-04-13 2013-10-17 Mastercard International Incorporated Systems, methods, and computer readable media for conducting a transaction using cloud based credentials
US20140067195A1 (en) * 2012-08-30 2014-03-06 Frias Transportation Infrastructure Llc On board diagnostic (obd) device system and method
US20140074757A1 (en) * 2012-09-07 2014-03-13 International Business Machines Corporation Estimating taxi fare

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198418A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Denso Corp 携帯通信機および携帯通信機用のプログラム
JP2010146243A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Futaba Keiki Kk タクシー用印刷装置、及びタクシー用印刷制御システム
JP2012037943A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 It Cars Co Ltd 車載用業務支援装置およびこれを使用したタクシー業務支援システム
JP2012216042A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置および電子レシート管理システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101873012B1 (ko) * 2016-06-29 2018-07-02 김철호 차량의 후방 안전 알림 표시 장치
KR20190090860A (ko) * 2016-12-09 2019-08-02 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 지불 페이지를 디스플레이하기 위한 방법, 클라이언트 컴퓨팅 디바이스, 및 전자 디바이스
US11282065B2 (en) 2016-12-09 2022-03-22 Advanced New Technologies Co., Ltd. Automatically displaying payment pages based on proximity to a payment device
KR102491415B1 (ko) * 2016-12-09 2023-01-20 어드밴스드 뉴 테크놀로지스 씨오., 엘티디. 지불 페이지를 디스플레이하기 위한 방법, 클라이언트 컴퓨팅 디바이스, 및 전자 디바이스
KR101864191B1 (ko) * 2017-09-25 2018-06-04 (주)이니어스 위치정보에 기반 한 복합 요금계산 기능을 갖는 스마트 에코(Eco) 택시운행 서비스 시스템.

Also Published As

Publication number Publication date
NZ720857A (en) 2018-02-23
JP6356690B2 (ja) 2018-07-11
SG11201504183SA (en) 2015-06-29
US20220020067A1 (en) 2022-01-20
US10354299B2 (en) 2019-07-16
HK1214880A1 (zh) 2016-08-05
AU2013351922A1 (en) 2015-06-11
CA2932019C (en) 2023-01-03
WO2014082134A1 (en) 2014-06-05
US10937072B2 (en) 2021-03-02
CN104956406A (zh) 2015-09-30
AU2013351922B2 (en) 2017-10-26
AU2017279737A1 (en) 2018-01-25
AU2021240129A1 (en) 2021-10-28
NZ736945A (en) 2019-04-26
US20190385201A1 (en) 2019-12-19
CA2932019A1 (en) 2014-06-05
AU2020201789A1 (en) 2020-03-26
US20150310510A1 (en) 2015-10-29
AU2017279737B2 (en) 2019-12-12
NZ630116A (en) 2017-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6356690B2 (ja) タクシーのためのタクシーメーター、システム及び方法
US10719996B2 (en) Determining vehicle occupancy using sensors
US9996831B2 (en) Mobile wireless payment and access
US20120254040A1 (en) Mobile wireless payment and access
KR102131441B1 (ko) 통행료 결제 시스템 및 그 방법
JP2016501407A5 (ja)
US20140316992A1 (en) Method for charging an onboard-unit with an electronic ticket
CN103886453A (zh) 一种利用人体生物特征确认的支付***和相应方法
KR20130110437A (ko) 주차관리 시스템
JP2008181197A (ja) Etcアダプタカード、etc車載機、携帯端末および課金処理システム
CN109598803B (zh) 高速公路收费方法、服务器、***和存储介质
JP6190129B2 (ja) タクシー決済端末、および、タクシー決済方法
KR101555993B1 (ko) 차량탑재 단말을 이용한 차량의 주차 요금 정산 시스템
JP2017097788A (ja) 料金収受システム、および料金収受方法
AU2016101587A4 (en) Device and system for a taxi
KR100820133B1 (ko) 휴대전화를 이용한 도로 통행료 후불제 징수시스템
AU2016225875B2 (en) Device and system for a taxi
AU2013203727B2 (en) Device and system for a taxi
JP2005084995A (ja) 通行料金収受システム
JP2015011466A (ja) 携帯通信端末、コンピュータプログラム、および通信システム
WO2008053566A1 (fr) Dispositif de gestion de communication, terminal de communication, procédé de gestion de communication, procédé de communication, programme de gestion de communication, programme de communication et support d'enregistrement
WO2014021747A1 (en) Flexible payment in pricing system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6356690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250